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MLD Monk Spectralite.60 Tarp

MLD Monk Spectralite.60 Tarp

Mountain Laurel DesignsのCuben Fiber Tarpはサイズ125 X 245cmの一枚布であるが、本体重量は84g!と、ほほう!と、うなる軽さだ。
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素材のCuben Fiberはヨットの帆に使われる布で、spinnaker生地と同様に超軽量布として屋根材に使われ出した。元がヨットの帆であるから、伸びたり裂けたり(帆としての使い方での裂け方)ということには強いはず。濡れて重くなることもない。反面、通気性ゼロ(だと思う)。通気しててはヨットが進まないのだ。
透けているので衣類には使いにくい気がする。雨具のrain chapsにspinnakerが使われているくらいか。
生地は織って作ったと言うより、荒目の繊維の布をフィルム材に浸した?ような感じ。縫えるので布なのだろうが、フィルムと言う方が感覚的には近い。
一部、接着されている。
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この素材が登場してから、わたし的には屋根系に動きが出た。なんしろ軽い。BivyとTarpを併用すると下手するとテントくらいの重量になるという不満が、100gタープの出現でBivyに優位性が出てきたと思う。

このくらい軽い屋根であるから張り綱も軽くしたい。というわけで、BPLのAirCore NANO Dyneema Guylineを併せてみる。100% Spectra な紐だ。重量は1m当たり0.97g、Breaking Strength 200 lb(90.7kg)とあるが静的荷重だろう。
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細くて扱いにくいが、こんな用途には使える。主索に10yd、その他5yd2本を使い、これまたCuben製のスタッフザックと併せて98gだった。
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ま、ヤードポンドの国で作られた品なので100gに拘っても仕方ないが、わたし的には許せるのは100gまでだ。これでスタッフザックに0.3 oz/sq/yd のCubenを使ってくれると軽くて助かるのだが...

さて、一枚布、どー張るか?布の中程に一つループが縫い付けてある。これがヒントだな...
というわけで、MLDサイトにある分かりにくい写真を念頭に張ってみた。
一枚布だが、けっこう立体的に張れるものだ。風を防ぎ、雨をしのぐ形ができた。
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こんな屋根の下なら、頭骨が入ったBivyはやりにくい。やはり潔くオロク袋型Bivyを使うべきだと思った。
もすこし、いろんな張り方もできそうだ。長手方向1/4の位置にループが一対あれば...と思う。

最近はBPLではCuben Fiberを使った製品をUltra super Lightという言葉は使い切ったのでNano xxxxと名付けるようになっている。「ナノ軽ぅいーーー」とか、つい口をついて出るような日は...来ないと思うが。
次回はBPL の懸垂曲線Nano Tarpの予定。


参加中... ふ っ と 影 が か す め て い っ た 風 ...山頭火、本家は味があるなぁClick!

by ulgoods | 2007-10-17 09:33 | 宿泊系
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