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Ti-Tri Caldera Cone Stove System / チタンのカルデラ

Ti-Tri Caldera Cone Stove System

Trail Designs の新作でTitanium Goat製になるチタン製のカルデラコーンストーブを入手した。ファーストロッドだと思う。
チタンで耐熱性を得たカルデラコーンは薪を燃料とすることもできて、アルコール、固形燃料、薪の3種類の燃料を選ぶことができる。

セット内容は
コーン 48g
ポッド 98g、(78g w/o Lid)
チタンペグ2本
アルコールストーブ
アルコール燃料ボトル
アルコール計量カップ
Esbit燃焼台(スチール)
Esbit燃焼下敷き(アルミ)
Esbit3個
収納カップ
収納メッシュスタッフザック
で構成される。
Ti-Tri Caldera Cone Stove System / チタンのカルデラ_e0024555_19342372.jpg


ポッドはBrasslite 0.9 Liter (900 ml; 30 oz) Titanium Mug/Cook Potと思われ、ペコペコの薄いチタン製だが、蓋に湯切り穴があるとか使い勝手は良さそうだ。

別途SnowPeak900用のアルミカルデラを持っているが、そちらは
コーン 43g
ポッド 104g (w/o Lid)
となっており、コーン自体は若干軽いがポッドが重すぎてどしようもない。カルデラ自体はチタン製の方が若干背が低く表面積が小さいが、シッカリしたチタンが使われており、それなりの重量になっている。
やはりチタンは丈夫そうだ。JMTをアルミのカルデラで過ごしたが、帰ってきたらボコボコになっていた。チタンならそれもあるまい。尤も、現在カップとセットの900版しかないので、200ccあれば足りる食生活にはちょとだけデカイ。個人装備にどうだろうという議論もBPL辺りでなされていたが、薪で燃料節約を確実に期待出来るのであればデカくても構わないと思う。

さて、早速燃焼実験を行った。
アルコール、Esbitでの燃焼経験はあるので、薪を試す。
場所はいつものキッチン。T-FALのフライパンをひっくり返して燃焼場を用意した。
溝を通し円錐台を立ち上げ、チタン版で追加された上縁の穴にチタンペグを貫通させる。このペグに鍋を載っけて下で薪を焚く。通常アルコールで使用する際にポットの取っ手を出す切り欠きが薪投入窓となる。炎のクリアランスを大きく取れるので一石二鳥だ。
点火は..ちょと難しかった。今回は手の消毒用のアルコールジェルを着火材にして、使い古した割り箸を薪とした。ので、着火は一発!すぐに安定して燃えだした。
Ti-Tri Caldera Cone Stove System / チタンのカルデラ_e0024555_1935967.jpg

やはり、カルデラ形は煙突効果に優れている。底面付近のエアインテークからの空気流入が炎の動きで判る。広い底面のあちこちで起きた炎は収束しながら上に抜け、着実にポッドの底面を舐めてから切り欠きから抜ける。ポッドはキッチリはまっているので炎がポッドの側面を舐めることはなく、ポッドが汚れないのはいいことだ。
やがて湯は沸く。
これなら、薪の加減をしてやれば煮込みも可能だ。アルコールやEsbitでは煮込みは出来なかった。せっせと拾えば薪は集まるから、燃料を気にせずラーメンを煮ることができそうだ。

が、重大な問題がある。これは直火なのである。地面を焦がす。問題だ...
岩や砂地なら問題ないが草地では困る。尤も、カルデラ体があるので草地でも延焼は防げそうだが、カルデラ内は黒焦げだろう。
で、出るよ出るよと聞いていた頃からTDのRandやTGのDJには何か燃焼台が要るかもしれないよ、と言っていたが、ま、彼らはあまり興味ないようなので、それは私が工夫しますと言ってしまった。たぶん、100Yenへ行けば何、メッシュの鉛筆立てとか、ラーメンの湯切り笊とかあるだろうから、そういうのを使おうかなと思っている。重量がどうなるか、BushBuddyの146gより軽くないと嬉しくない。
ま、ぼちぼち探してみよう。アイディアも募集します。

BusshBuddyは薪ストーブだが、Esbitも燃やせるだろう。でもアルコールは無理っぽい。BushBuddyには風防が要る。軽量な燃焼台が確保出来れば風防込みのチタンカルデラの方が優位と思う。二次燃焼はないけど煙突効果と上縁を絞ってある効果で充分に湯が沸く。燃料の投入も容易だ。なんしか、燃料が落ちているわけだから燃費を気にしても仕方ないし。

キャンプファイヤーモードで燃やしてみたが、結構盛大な炎が上がる。
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相変わらず収納に問題はあるが..
こんな感じで収納するが、アルミと違ってチタンは堅いのでベコベコになることは無さそうで安心している。
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鍋は底だけが煤汚れるだけなので、ラーメンを直接食べても唇が汚れずに塩梅よさげ!
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薪の炎に炙られて、(イマイチ高温にしなかったのでキレイじゃないけど)チタンにも焼き色が付きました。

カップだが、BPLでは刻印を追加してFire-Liteと言って売っている。BrassliteではBrassliteチタンマグと言って売っているが、同一シリーズだ。BPLのは微妙に50ccくらい小さくして、軽量感を演出&刻印で差別化という感じか。ま、SnowPeak製のフライパン蓋や、気の利かないステンレス蓋のやつに比べると薄いながらも軽量でULハイカーには嬉しい作りになっており、各種サイズ揃えようかという気になる。


追記
Trail DesignsのRandさんに写真を見せたら、串は奥まで刺した方が少し安定性が増すよというアドバイスをいただきました。

One thing you
will want to do is make sure the stakes are pushed
in all the way. I noticed on your second picture
that the stake is not all the way in. This will
make it a little less stable.

次回からは奥までシカと刺します!




参加中...ずいぶんと更新をサボりました。すんません。戻りはここからClickで!

by ulgoods | 2007-08-22 19:43 | 燃える系
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