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Kuskus / クスクス

Kuskus / クスクス

アルファ米ばかりでは飽きてしまいそうなので、ベーさんから聞いたクスクスを試してみた。
わたし的にはクスクスは(たぶん)初体験。これは顆粒状のパスタらしい。プレーンな素材だが、味付けが分からないので、とりあえず手に入り易かったイギリス製のスパイス入りを何種か入手してみた。本来の料理法は煮たり蒸したりで、欧米に於ける添え物ライスの使われ方と似ている。ここでは主食としてアルファ米と同様にお湯を入れて放置するだけで食べられるかを試すのが主眼。

調理には、以前禁断の調理器ベークパッカー / BakePackerの時に100枚も買い込んだ薄々の耐熱ビニール袋を使った。ジプロックの袋でも良いがもったいない。油で汚れそうなので使い捨てにする予定だ。不遇の袋もこれで日の目を見る。
で、これだけではお湯を入れた時に手に持てないし、煮ないけど、熱々で熱を通したいココロなので、御徒町方面のお店で手に入れたAntiGravityGearの保温ジャケットPouch Cozy引っ張り出して使ってみることにした。

袋に紙箱から黄色いクスクスを流し込み、スパイスを振りかけ、よく混ぜて、オリーブ油の代わりに今回はバターを1カケラ入れ、お湯を入れて放置。
保温中の姿。
Kuskus / クスクス_e0024555_741641.jpg

くるんでマジックテープで留めるだけ簡単。
5分くらいでPouch Cozyを開けると、熱々の、何やら....粟を炊くとこんな感じなのだろうか?の塊が姿を現した。
Kuskus / クスクス_e0024555_743979.jpg

出来上がりは、一応、スパイスと一緒に入っていた乾燥野菜類も戻っている模様。スパイスは完全に混じっていないので食べる時にかき混ぜないと。
ツーンと刺激的な香り、欧米人が好きそうな香りが鼻孔を刺激する。

Cozyのまま、手に持ってスプーンを入れて食べてみる。ん?スパイスも効いているが、何やらジャガイモの味だなぁ。ほおー、結構食べられるね。本来の正統調理法の味や食感が分からないのだが...ちょっと芯が残った感じだが、パスタの一族だからアルデンテと思えばこんな物かもしれない。スパイスの威力もあって食も進む。
このPouch Cozyの保温性は高い。もう少し置いておけば熱の入りも進んだと思う。ちょっと隙間が気になるので、さらに衣類でくるめば完璧かな。あ、汁がこぼれると服が臭うからやめとくか。
今回はスパイス入り150gにお湯300ccを入れてみたから、この塊は450gにもなっている。結構腹一杯だ。さすがに最後の方は辛くなった。

クスクスはアルファ米に比べて粒が不揃い(粒径分布が均等)っぽいので空隙が少なく、同じ重量で体積的に小さくなる目論見がある。これは容積が決まった熊缶を担いで歩く時により多く詰め込めるので有利だ。また、調理時にオリーブオイルを入れることになっているので高カロリーな油分が摂れて夜間の体温生成食に使えると思っている。

スパイスを入れないプレーンなクスクスと乾燥トマトも調達したが、そちらはまだ試していない。何か味付けを考えないとアルファ米以上に飽きちゃうな。小分けのパスタソースなどを絡めても良さそうだ。主食はアルファ米に梅干しと海苔みたいなメニューを考えていたが、何食かはクスクスにして変化を付けてやろう。
普通の紙箱にそのまま入ってきて防湿とか考えていない、というか不要なのだろうか、逆にビニール袋に小分けにすると暑いと中に水分が溜まらないかちょっと心配だ。
アルファ米以外にも目を向ければ、保温材と組み合わて、お湯だけで作れる食材があるのかもしれない。

ぶくぶく泡立てて煮るということに大した意味はなさそうで、要はそれなりの温度で食材に熱が通ってアルファ化されればよかろう。100度がその魔法の温度でもないし、普通沸騰させても100度にならない。今回は2500m程度での食事が必要になるので、低めのお湯でも食べられるようになるか、更に検証が必要だ。35%以上の含水比の80度以上で澱粉のアルファ化が起こるということだ。胃もたれせずに栄養を摂るためには、その温度に到達して保持できるかがカギだな。

貴重な燃料で沸かした湯、エコを言うなら保温をしっかりやって放熱での熱の無駄と、煮るという燃料消費の無駄を無くするという利用法も肝要。


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by ulgoods | 2007-07-09 07:13 | 生活系
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