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Aqua Star / アクアスター 紫外線浄水器

Aqua Star / アクアスター 紫外線浄水器
お水系第二弾

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とりあえず浄水器はSweetWaterで行こうと思っていたのだが、本当にホンの少しだけ0.01%位の濾し漏れで残るであろう微生物のことが気に掛かっていた。
こうなればあの必殺の細胞破壊光線のことを考えないわけにはいかない。必殺光線といえ100%の殺菌率ではないが、フィルター類と組み合わせれば、かけ算で限りなく100%に近づけることが出来るだろうという目論見。

再掲になるが、必殺の細胞破壊光線とは紫外線のことで、
水中の細菌やバクテリアの類の遺伝子を紫外線で傷つけ、それらから増殖能力奪うことで安全な水を作る。菌自体は居るのだが、増えなければ悪さはしないだろうという仕組み。である。

紫外線で殺菌する物として入手できて持ち運べる物にはSteriPenとAquaStarがある。SteriPenは若干高価($129.95)で発光部分が短いので光線が行き届かない心配があった。その代わり、専用ケースに入って持ち運びに気を遣わない。一方のAquaStarは発光チューブがむき出しなのでナルゲンボトルとセットで使わなければならないという弱点はあるが、SteriPenと比較して$40程度お安い($89.00)!と、チューブが長いので、漏れなく光線があたりそうな期待が持てる。しかも、照明用LEDが付いており、夜間の照明に使えるというオマケが付いている。あの国らしい.95みたいな半端な価格が付けられていないところも気に入った。1Lの殺菌時間もAquaStarが少し短い(80sec)。というわけで、目標はAquaStarをeBayで少し安くGetすることになった。eBayでは$79.95、結局はあの国らしい.95の値段なのだが..。SteriPenもeBayで見かけるが、だいたい$110位で、やっぱりAquqStarは安価だ。

さて、選ぶにあたって当然ながら重量の事は考えた。わたし的には何より重量が肝心なのだ。
AquaStarは実測で付属のナルゲンボトルと電池込みで237g、一方のSteriPenは110gであり、思いっきり軽さでは負けている。が、だ、殺菌するには水を何かに入れなければならない。SteriPenの写真ではガラスのコップに入れて殺菌している姿が見られるが、山じゃコップじゃないだろうし、少量を都度殺菌していては手間が合わない。プラティパス袋なら確かに軽いが、光の影が出来そうな気がして、しかも口から短い発光部を挿入したのでは充分に光を当てることが難しそうだ。光線を使うならナルゲンボトルを併用だろう。発光部の重量は共に110g程度で同じである。重量的には互角と考える。
SweetWaterはブラシ+SiltStopper+Platypus2L(38g)も加えた全重量で396gだった。ケースに入れれば400gを越す。ということはSweetWaterはこの時点AquaStarより159g重い。

AquaStarはナルゲンボトルに栓ができるので、説明書にあるようにひっくり返したり、振ったり、転がしたりと、長い発光チューブを使って、思う存分に遍く光を当てることができる。実際の殺菌操作ではSteriPenよりAquqStarの方がやりやすそうだ。

光線系では濁りは除去できないのが難点だ。ので、ここはSeychelle(115g)で濾してから殺菌処理をすることにする。Seychelleも99.8%位の濾過能力だ。これで、SweetWaterセットより若干軽く、殺菌の信頼性は飛躍的に向上した浄水システムを得ることができるわけだ。

AquaStarには浮遊物を濾すネットが付いてくる。
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このネット単体でどのくらいの濾過能力があるか、例の如く瓢箪池で試してみた。
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左が濾過あり、右が原水。結果は、目視では分からなかったが、写真では若干濁りが薄くなって見える。少しは効果があるようだ。

ということは、このネットをSeychelleの尻に付けて大きなゴミを濾過し、Seychelleで濾した水をナルゲンに注ぎ、でもって、紫外線を浴びせると、をを!完璧ではないか。万が一AquaStarが故障してもSeychelleでそれなりに安全な水を得ることができる。Seychelleが目詰まりしても、AquaStarで安全な水を得ることができる。腹を痛くしたくない。ここは奮発して保険の付いた(信頼性の高い)それなりに軽量な浄水システムを採用する。

オマケのLEDだが、15分で自動消灯する。もちろん、途中で消すことも出来る。どのくらい明るいか、暗闇の中で試してみた。
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手元の地図を見るくらいなら充分使えそう。このライトがあるからと言ってヘッドライトを持たないことはしないが、これも一種の保険ということが出来よう。水を通して来る光は何やら優しそうな感じだし。

ひとつ、欠点がある。どーも発光部である蓋が緩い。蓋を横にしておくと僅かだが水が漏る。ザックの外のポケットに入れて持ち運ぶのが良さそうだ。

細部の写真を何枚か掲載する。

発光ユニット
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電極辺り。下の方にも同様なフィラメントがあり、その間を放電して発光しているようだ。
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暗がりでの紫外線
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水とナルゲンボトルを通過する紫外線は安全ということになっている。



参加中..へー、水を通って来る光ってきれいだよねぇ。回りくどいけど安全第一!と思った方はここをClick!

by ulgoods | 2007-05-28 02:12 | 生活系
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