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Moonstone 800 Abruzzi Ridge -40o sleeping bag

Moonstone 800 Abruzzi Ridge -40o sleeping bag

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どうも暑い季節には厳冬を夢見てシュラフを買う傾向がある。今年もやってしまった。
昨年の11月に初冬の縞枯山でのフォーカストビバーグで使ったMountFlyシュラフと比較するために比較対象が要るなと考え(ることにし)たが、どうせなら強力なヤツがよいと思い、最初はWestern MountaineeringのPuma Super DryLoft-20ºF(-29.8ºC,$640!)に目線を合わせてeBayなどでWatchを掛けてみた。Pumaも時々出るのだけれど、右ZIPモデルのレギュラーサイズにはなかなかお目に掛かれない。向こうさんは左利きが多いし、レギュラーサイズは実質175cmくらいの身長用なので、USEDで出るのはロングサイズ、左ZIPが多いのだ。しかし、WMのシュラフはUSEDでも良い値が付く。
WMの最強はBison-40ºF(-40ºC,$755.00)というとんでもないやつ。most extreme points on Earth用だという。民生用では最強だろう。が買えない。お高い。今のレートなら送料込みで9.5まんYenくらいするだろうか。いくらMountFlyのオヤジを愛していても比較用に勝手に自腹を切るには辛すぎる。Bisonは-40ºC用でロフトは10インチ、850+FPでということになっている。10インチって25cm?!すげー、ということになって、いつの間にかPumayよりBison派になっていた。
-40ºC用の民生品にはMoonstoneの800 Abruzzi Ridge -40o sleeping bagもあることを知っていた。こいつはMoonstoneが買収されてから値崩れし?BackcountryGear.comでは$590.00->$442.50、MoonTrailで$439。まだそれなりに高い。が、探したらSierra Trading Postでは何と$349.95!しかもR-Zipレギュラーサイズで!これってモンベルのU.L.スーパーストレッチ ダウンハガー EXP -23ºCより温度価格比でお買い得ではないかっ。というわけで、almost goneだというし、迷わず注文してしまった。その後見たら載ってなかったから最後のお品だったのだろう。
Moonstoneは850FPの薄いダウンジャケットを持っているが、暖かいし軽くて小さくなるので街着に重宝している。好きな部類のメーカーだが、最近はサイトも閉鎖して何やら、コロンビアが買収したのだとか。ま、もはやMoonstoneもブランド名だけ売買される対象だったらしい。JPでもどこかがライセンスを買ってMoonstoneの名前で出すのだろう。誰が作ろうと品質で印象が裏切られなければ何も言うことはない。ダナデザインの買収もあったっけ。業界も開発費の高騰に耐えかねて再編なのかな?それともブランドイメージで成功したメーカーがM&Aで買い漁れる規模に成長したか?
Sierra Trading Postは2回目だが、バッタ屋のようなぺージの雰囲気に反して、なかなかしっかりしており好印象。暑い最中に届いた箱はデカかった。だけどシュラフを買うといつも思うのだが、圧縮してもよいので運賃を安いのにしてほしい(サイズより重量?)。

で、Abruzzi Ridge、さすが-40を謳うだけあって分厚い。厚みを測るためにビール缶でリンボーダンスをさせてみた。
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一番厚いのは首の前。ビール缶3本より3cm低くて12.5インチもあった。ま、ここは内部にチューブ等の仕掛けがあるので厚いのだが..
足元で9.5インチ。
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平均して10インチはある勘定だ。
ダウンは800+FP、Bisonは850+と言うことだが、充填量1190gで全重量2.1kg,Abruzzi Ridgeは充填量1200gでほぼ同重量の全重量2.2kg。何か少し計算が合わないような、それともBisonのロフト10"というのは控え目なのかな?

カンカン照りの真夏にガンガンにクーラーを効かせて潜り込んで見たが、30秒で蒸し上がった。やはり厳冬を待つしかなさそう。長さは身長174cmの私にピッタリ!これでUSのレギュラーサイズ(6ft)?ま、シュラフでピッタリなのは雨具がピッタリなのよりは喜ばしい。
MountFlyの98%ダウンの900g充填シュラフもすごいなと思ったが、Abruzzi Ridgeも実物を見ると重力を無視した羽毛の盛り上がりがすごいの一言。Bisonでなくてもいいや(当面ね)。

で、ハタと思ったが、果たしてお山に担いでいけるのかと。重量的には何とかなりそう。サイズが問題だ。なんせほとんど羽毛布団なのだ。
付属のスタッフザックに押し込んでみた。押し込んでいる途中は壷から出てきた魔法使いみたいに、この中にこれが?みたいな半信半疑なのだが、さすが800+FPだけあって、押し込む時、押し込めれば、押し込めるだけ、押し込まれる。でもまだ大きいので手持ちの圧縮袋でさらに絞り上げてみると、Sサイズの圧縮袋なのだが、それこそ魔法使いのように納まってくれた。
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試しに押し込んでみるとGraniteGearのVapor Trailのボトム部に横置きでぎりぎり収納できた。が、安心してはイカンらしい。一晩はいいとして、二晩三晩くらい?使った後で果たしてこのサイズに納まってくれるか?納まらないと悲劇だ。引きずって歩くわけに行かないし、冬なら尚更そのために他の装備も捨てられない。

内部に少し仕掛けがある。黄色い部分だ。
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首ドラフトの他に丁度、尻の下あたりにもドラフトチューブが付いていて絞り込めるようになっている。体のコアをとことん保温するつもり&ロフトの嵩上げらしい。
耳元に時計用の小さなポケットがある。ここにアラーム時計を入れておいたら、鳴った時絶対起きる。逆に外部だと鳴っても聞こえないかも。
フルサイズのジッパーに付いているバッフルもズ太いしジッパが底に近い部分を通っているので寒気の流入は少なそう。

さて、こいつを試すには...マグロ倉庫かな?
by ulgoods | 2006-10-22 23:48 | 宿泊系
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