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Bibler Tripod Bivy / トライポッド

かれこれ10日くらい、BiblerのTripod Bivyを庭に張ったままにしていた。
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雨を待っていたのだ。もーいい加減片づけないと生地が紫外線で劣化するかと思っていた週末、雷付きの大雨がやってきた!去年、eVent-UniShelterを試したのと同じくらいの強さだ。しめしめ!しかし、雨の中、タープも張っていないBivyにどーやって潜り込むのかは未だに悩む。大きめの傘を差して開口部を保護してエイヤッと潜り込み最後まで傘を離さず、最後の最後に傘をポイと放って、どーやら濡れずに入ることができた。お目当ての漏水は..をを!中は乾いている。漏水無しだ。
Tripodのジッパーは防水ではない。当然の漏れを覚悟していたのだが意外だった..
雨音を聞きながらeVent-Unishelterとの違いで理由を考えてみた。
第1に庇の大きさが挙げられる。庇が大きく突き出ているのでジッパーの立ち上げ部分を水が走るのを防いでいる。Unishelterの垂直に近い立ち上げ部は恰好の水の通路になって、長時間大量の流水に曝されるのが敗因だと思っている。
その2として、Tripodジッパーの裏側には高さ4cmくらいの雨樋機能のあて布(Baffle?)が付いている。当然、漏水を考えてその部分も目止めしておいたのだが..読みは当たっていた。手で探ったら、bafflとジッパーの間に少し水が溜まっていたのだ。このBaffleはジッパーの立ち上がり部にも付いているが、完全に頭部までと言う訳でもなく、冷気侵入阻止というよりは明らかに防水用だろう。外の圧力水頭と釣り合うくらい溜まれば(baffleの高さ以内でね)結果として内部に漏れてこない勘定だ。
Bibler Tripod Bivy / トライポッド_e0024555_0181299.jpg

昨夜も涼しくて雨だったので仕事で帰った夜更けにBivy内で寝ていた。このときは足元が濡れている!と思い、持ち込んだバスタオルを足元に放り込んで、がっかりしながら、原因を考えながら足で拭き拭きしたのだが、朝、バスタオルを回収してみると全然濡れていない事が判明した。どーやら、Bivyの底面に水が溜まって水の感触だたのと、地面が冷えているので少し結露していたのだろう。案の定、すっかり体が冷え切った。
窒息はしなかったから、出入りと重量を別にすればTripodは雨の中でも使えるBivyということになる。
と同時にeVent-Unishelterのジッパーの外側に雨蓋を付ける構想を実現しなくてはなるまい。重量的にはUniが300g以上軽いし、頭部のクリアランスはTripodがシェープされた形状なのに比べるとUnishelterは広く感じられ、顔と壁の距離が遠くて、生活性はUniが勝っている。ただ、足元のフレームのお陰でTripodは大雨でも体に雨を感じない。中に入っていると、棺桶ってこんな感じだろうか?と思うほど、空間がキッチリ張られている。冬などは空気の断熱層を期待できる..か、あるいは外の生地の張りが強いのでシュラフのロフトを潰すかも..暑い季節なので、厳冬期シュラフを持ち込んで試す気にはなっていないが、気になってきた..
TripodのデザインでeVentを使ってポールをScandiumにしてくれたら売れるだろうが..世の中、うまくなっていないもの。
Tripodの生地はToddTexという生地で、通気性がある。裏面は不撚布の様な感じ。厚みはありそうだが、結構小さく収納できる。

Integral Designs のCrysallisが来た。珍しく注意書きが入っていたので読んでみると、工場出荷のテープによるシームシールは防水を保証しないとあった。ので、SeamGripが付いてきた。もちろん、シンナーで薄めて注射器で目を止めたのは言うまでもない。
Crysallisも少し内部に入ってみたが、蚊帳をフープに密着させるためにはベルクロを縫い付けないとダメかなと思っている。Crysallisは公開されている写真が少ないので、今度UPしようと思う。ま、何のことはない、袋だが。
by ulgoods | 2006-07-19 00:22 | 宿泊系
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