柳沢峠越え

望みもしないが、もっと休めと仕組まれていた9月の連休、ちょこっと休める時間を得たので、せっかくだから混む道と混む山を避け、急遽、かねてから課題の自転車走り旅を計画した。
私の知る限り最強のバックパッカーにして自転車も強者の村上さんから、入門編として奥多摩のツーリングでもやったらどうかと以前の自転車記事へのコメントで水を向けられていたのだが、真夏の炎天下では脱水の熱射病が懸念されたので涼しくなるまで待っているうちに英国仕込みのバッグ類も揃ったし、程良く育成された太股もその真価を試す時だろうから行かない理由はない。使える時間はいつものごとく一泊二日、時間的に裕福でないが奥多摩くらいならやれるだろう。けど、ここで奥多摩だけをやって下って帰ってきたのでは村上さんの言う奥多摩入門編を脱することはできない。いつまでも入門編では面目もないから、もう一ひねり要る。どうすんべと思ったとき、大げさだが考えが飛躍した。奥多摩を区切る峠を越えて向こうの土地へ行ってみるか...奥多摩からは延々と辛い登りの連続になる。登って来た帰りの下りを期待してせっせと高度を蓄えるのも楽しみだが、同じ下るなら向こう側へ越して行くが前向きな姿勢だろう。輪行袋も使ってみたいし、帰りは甲府あたりから電車の世話になればいいか。途中野宿もしてぇの!イエーィ、行って戻るよりずいぶん楽しげなプランじゃないか。
調べて知ったが、奥多摩と甲州を仕切るその峠は柳沢峠(1472m)という言うらしい。

奥多摩駅までは空荷で往復したことがある。丹波へは丹波天平の帰りにバスで通ったことがあるので、とりあえずは既知のエリアだ。泊まるなら丹波より向こう未知の場所にしたい。で、翌日は柳沢峠の1472mを越えて甲州へ下るという漠然とした計画を立てた。杉並の自宅の標高が40m程であるから1400m余の高度を稼がなければならない。キツそうだ。が、怯んでいたら向こうへ突き抜けることができない。ま、自動車も通る道だし、人家もあるから、お山へ行くときほど神経を使わなくて済むのが自転車の良いところ。ひたすらペダルを踏んで、嫌になって敗退しても稼いで貯めた高度を引き出して下って帰ればよいから気が楽だ。

泊まりの道具として
Hennessy Hammock ULTRALITE BACKPACKER A-SYM
Thermarest Neo Air Pad Short
BPL UL60 Quilt
を核にして軽量コンパクトを指向した。湯を沸かして茶が飲めるくらいの道具も持った。救急系は山のもの流用。その他パンク対応くらいの修理道具・工具をCarradice SuperC SaddelBagに押し込んで、見た目はゴテゴテしないようにパッキングができたのは常日頃から軽量道具を蒐集した成果だろう。自転車野郎の世界にウルトラライトという分野があるかどうか分からないが、自分的にはULサイクル野郎の出来上がりである。
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このくらいあれば泊まれる。

前夜は部屋に自転車を上げて念入りにブレーキの調整、で眠れず。翌日9時過ぎゆっくり目に自宅を出発し、一旦甲州街道に出てから多摩川サイクリングロードに出るのはいつもと同じ。ひたすらR411の青梅街道というのも一貫性があって良いが、都市部は気持ち良く走れないので避けた。多摩川も今回は長丁場なのでスピード控えめ25km/hくらいでユルユルと走る。というか、台風一過で時折風が強く、出だしから時間と体力を使ってしまった。午後には風も弱まるだろうと期待して進む。
羽村から青梅街道へ上がり、やがて吉野街道に分岐して多摩川右岸を奥多摩に向かった。この道は空荷で夏前に一度来た事があるが、今回はちょうど祭りの時期か、半纏を着て髪の毛を上げて結ったおねいさんたちを見た。艶やかなり。道々、彼岸花が満開だ。彼岸花以外でも道ばたには多くの花が植えられている。手入れして育てた人たちの優しさが嬉しい。それらの花を愛でながら走るのは自転車が一番良いな。幌を開ける車より楽しめる。

あちこちに彼岸花、心の中で手あわす...彼岸かなと思い奥多摩路でULG詠む

奥多摩ではいつも山帰りに寄るバスターミナル脇の食堂でカツ丼を食った。この先コンビニはないし、飯が食えるのは先の温泉の食堂しか知らない。あまり腹は減っていないが食えるときに食っておくことしした。その先、行きがけに氷川の三本杉の八百屋で大きな梨を一つ買い、フロントのバッグに納めてイザ上り坂の巣窟へ向かった。
覚悟はしていたが、結構辛いものがある。途中、上り坂への恨み節を書いていたのでは次に進まないので割愛するが、お祭り過ぎてからの平均7%くらい2km余りの登りは心肺に堪えた...悔しいので梨を食ったが全体が軽くなる訳でもない。でも、荷物として鎮座する梨を胃の腑に納めたので恨む相手もなくなってからは無心で踏んだ。
14:14 奥多摩駅前、カツ丼をインストールして出発
15:16 鴨沢通過
15:53 のめこいの湯着
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さて、この先良さそうな場所があれば宿泊体勢に入ることにして
16:13 のめこいの湯出発
16:20 奥秋あたりに公園発見したが、まだ走れるので通過
16:40 この辺りは、片側が落石頻発の急傾斜、反対側が川に半分突き出した道路でハンモックを張れる程良いアンカーが2カ所取れない場所ばかり。ビビザックにした方がゴロ寝できて良かったか...日のあるうちに峠まで行ける気がしなかったので引き返すことにした。引き返し、泊まれそうな場所を探りながら走ったが、相変わらず張れそうな場所は無い。かといって丹波までは引き返したくないし、困った...と思った時、川に降りる道を見た。行くと水源公園とある。公園にしては分かりにくい入り口だな。先に何があるかは分からないが、公園と言うくらいだから泊まれそうな気がして谷の底まで降りてみることにした。ここはあまり利用されていない公園らしい。かなりさびれた感じがするが、人も来ないだろうから泊まることにした。河原に降りられる階段を少し下ったところに按配の良い対の木を見つけたので、通路を横断する形でハンモックを張った。一安心。
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寝間着に着替えてみたが、脱いだ自転車着は上着は見事にあばら骨の模様に塩を吹き、下も白い粉が多数浮いている。これでは汗の吸収が悪いので翌日に備えて川でゆすいだ。ここでの川の水は透明で美しい。河原から見た水面目線の景色がいい。道路は遙か切り立った崖の上にあり、車の音も気にならない。夜は河原に降りて小さな焚き火を燃やして過ごした。立ち枯れたナラの類の木はよく燃えて、炭の原料になるくらいの木だから燠火もよく保つ。炎が静まっても一息吹けば盛り返し、そんなことをして遊んで2時間ほど過ごしていた。谷底の空は狭隘だが星が美しい夜であった。
今宵の寝姿は、ウールの股引にパタの長袖シャツ、モンベルのインナーダウン上下に薄い化繊Quiltとした。ハンモックにしたのは地面の虫や湿気から逃れるためだが、ハンモック内で寝袋をちゃんと袋として使うのは至難の業なので袋はQuiltとし、それを補う形で寝姿が決まった感じ。やはり河原の明け方は背中が冷え気味で、Neo Airは小さく畳めて良いのだが断熱性能は今ひとつ頼りないな。
翌朝5時くらいに目を覚ましたが、しばらくうたた寝を楽しんでしまった。7時過ぎに起き出して川で顔を洗いカルデラコーンストーブに固形燃料で湯を沸かして珈琲を飲んだ。
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今回は4gEsbitを直接地面に置いて燃やしたが、燃料と鍋底の距離が取れたからか、鍋底にはネバネバは付かず煤が薄く着いただけでよく燃えた。
朝飯は昨日買った握り飯。2個を胃の腑に納めて、残り1個は予備に持った。
川砂で食器を洗おうとして目を見張った。昨日焚き火をしていた一面が金色に光っているではないか..金?Goldなの?その場所はちょうど川が湾曲した外側で流れが遅くなる場所で砂金が堆積するには好都合だし、甲斐の国だから金の鉱脈を川が舐めていても不思議はない。金かもぉ!という期待は否応なく高まる。
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あああ、自転車旅なんてどーでも良いから、ここで一山当ててお金持ちになろうかしらとも思った。金を掬い残そうと、暫く濯いで遊んでいたが、どーも光る粒は水の中をヒラヒラ舞うように流れ行ってしまう。ちょとおかしい。金ならヒラヒラせずに沈むはずである。大きめの粒を指先に拾って眺めてみたが、直径1mm程でよく分からないが、どうも粒と言うよりは剥離片のようだ。たぶん雲母か何かの剥離片だな。にしては金ぴかだが...今この場では道具もないし、とりあえず先へ進んでから考えることにして撤収し戻り始めて20mの所に看板があった。
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どーやら昨夜は昔の砂金の採掘遺跡の上に寝ていたらしい。
戻ってサンプルを取ろうかとも思ったが、山師達の巣窟になっていないことを考えればやはりアレは雲母片なのだろう。少し後ろ髪を引かれたが、どーしても執着するなら道具を持ってまた来ればよいので、とりあえず豪華な一夜に感謝して遺跡を後にした。

この稿続く...


金だったかなぁ?ま、いいや。アレを掘るより携帯電話を集めて抽出した方が割に合いそうだ...


Click なお 

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# by ulgoods | 2009-09-22 22:49 | 自転車とか

Smallest Fline Starter Waterproof Lighter

香港モノの防水小型オイルライター

先日、細々ついでに注文したもので、5個入りで$7.8也。送料は他の物と合わせたので安かった。
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このライター購入のきっかけは、水濡れに強い発火システムを考えた流れでrwalker氏の薦めもありマグネシューム入り発火棒を探していたときにUSのサバイバル屋の発火キットの中に見つけたのが発端。アメリカのサバイバル屋がなかなか送ってこないので嫌になっていたとき、香港のチタン物屋さんに置いてあったライターが目に留り、アメリカサバイバル屋の物と見比べた結果、同じ物と断定して取り寄せてみた。そう、あの店が自分の所で作っている訳がないのだ。どっかから買うとしたら香港だろう...
なんしか、1個200円しないのが嬉しい。
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元々は汎用のクロームメッキの防水ピルケースで、それに合うようにライター部分を作った感じ。ちょっと精度が出ておらず、振るとカタカタするのが残念だが。
重量は25g、ケース部分がずっしり重い。ケース以外の中身重量は8gと嬉しい軽さなので勿体ない。ラーター部は石の交換もできる作りなので、使い捨てではない。
アメリカのサバイバル屋は、このライターを核として木屑とワタ屑をセットにして$9くらいで売っている...なかなかの商売人である。

防水と謳っているのでしばらく水に浸けてみた。数時間、もー、こんなに水に浸かったらザックの持ち主が保たないだろうというくらい漬け置いたが、水面に油の浮いた痕跡はない。
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引き上げて拭き、少し強めに閉じておいた蓋をネジ開けてみたが水漏は無く、当然一発点火した。水圧を掛けていないのだが...軽く水没くらいの範疇なら大丈夫そう。

火花系発火具ではSpark-Lite Firestarter+WetFire+ワセリンコットンボールを持つことにしたのだが、このオイルラーターがあればだいたい置き換えが効く。寒冷高所でガスライターが駄目なときでもフリント式オイルライターなのでOKだ。しかも、普通のオイルライターは自然とオイルが蒸発してしまうが、こいつはオイルの蒸発切れは起こるまい。し、象が踏んでも壊れないくらいの頑丈さがある。土の上なら車に轢かれても大丈夫かもしれない。さすがUSのサバイバル屋が目を付けただけある。

ということは、非常時発火系の構成が
Spark-Lite+WetFire+ワセリンコットンボール

Smallest Fline Starter Waterproof Lighter + ワセリンコットンボール
ということになりそうだ。一品減る!
当分燃料を入れて閉じておいて、開けたときに変化が無くて一発点火だったら制式採用だ。着火剤も小分けのZippoチューブオイルを1つ持てばテクニック要らずで無敵な感じがしてきた。サバイバル屋の流儀に付き合って悲壮感を楽しむこともないだろう。これで1000回も発火しようとは思わない。無人島に流されることは想定していないから2,3回確実に火が点けばOKだ。
ああ、中身だけをビニールチューブに端を熱で閉じて封印しておけば10gくらいになるかな。非常時は切り開いて使えば良いか...って、いざというときに切っていられないからこのままかな。きつく締めると表面が滑って開けにくいので輪ゴムでも巻いておこうかと思う。

その他、3 Watt CR123 Luxeon LED Flashlight Torchというのが$4だったりしたのでお願いしてみた。本体はアルミ削り出しっぽいく軽くて堅牢。点けてみたが、さすが3W LEDだけあって驚くほど明るい。真っ暗な6畳間全体が活動に困らないくらいの明るさになる。
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CR123電池付きで400Yen切ってこの明るさとは、畏れ入った。
しかし、Luxeon って...ああ、最近じゃLuxeon も国内同士で恐ろしく安く融通しているということか。なる。
点滅モードとかないし、スイッチはねじり式だし、防水とも書いていない。水没を試してみようとも思わないけど、車のグローブボックスに軍手と一緒に放り込んでおくか...

USとかで買う前に香港方面も探さないと。製造元から離れるにつれて値段は全くいい加減だ。

香港というか中国は製作機材があるのでワザと機能や材質を落としてパチを直販している感がある。ライトの点滅させるくらいの激安IC屋も近くに在るんだろうがね...


ちょっと安っぽいけど良いモノあります。


Click なう 

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# by ulgoods | 2009-09-18 23:13

香港チタンペグ

チマチマと小物ネタ続きで何だが、こんなご時世、予算削減中なので...

UVライトの記載を訂正しました。
確認不足反省です。


先日、eBayでTitanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stoveを取り寄せてみたが、他にも同じ売り手さんで気になる品物があったので幾つか追加した。そのショップは概ねチタン製品で、Vargo社の製品と酷似しているものだ。Vargo社も製造元は中国であるだろうから、何らかの経路で訳あり品が安く流れてきているのか?以前は中国品と言えば模造品が主で、モラルと品質には目も当てられなかったのだが、モラル方はさて置くと、最近は中国が製造元なのだから、製造技術と製造設備は本物である可能性が高い。
酷似していたのは
・Vargo Titanium Triad Backpacking Stove $29.95 + Titanium Ti-lite Mug $49.95のセットが$30程度!
・Vargo Titanium Nail Peg @$3.95*6 = $23.7が$16
・Vargo Titanium Tent Peg @$2.75*6 = $16.5が$9.99
など。
ちなみにネイルペグは国内ではVargo製が580円程度で売られており、6本として3480円、今のドル換算レートはいくらだろう?仮に95円とすると$36程度。香港物は送料$5.8だから本体$16と合計して$21.8で2071円、一本あたり345円となる。ああ、国内物は別途送料とか買いに行く手間とか要る。

とりあえず、Nail Pegとその他小物を買って、ペグは手持ちのVargo社製と比べてみることにした。
あれこれ買って送料$20は勿体ない気もしたが、USから買うとつまらない物でも$30以上を平気で請求することが多いので、それを考えるとお安いと言える。
製品は5日程度で郵便で届いた。

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早速ペグを見比べた。香港物は微妙に細くて長い。重量は6本計測して本数で割ったところ、15.17gと出た。本家は3本で48g、一本16.0gであった。香港の方が若干軽い。釘の部分は本家がφ4.85mm、香港は4.80mm(百均ノギスにて)だが、触った感じではもう少し差があるように感じられる。長さは本家が160mm、香港物が165mmであった。
というわけで、全くのホンモノが流れてきている訳ではない。
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細かい所を比べると、
・紐の結びが、本家はねじれが無くきれい、香港は無造作
・先端は本家が鉛筆削器状、香港は角度が浅く削りが長いが、先端近傍は別途角度を付けて鈍角に尖らせている。本家のオリジナルの先端構造は摩滅のため不明...
・紐を通す穴は本家は小さな角の面取り単純穴だが香港は大きく面取しており、明らかに一手間多い。紐が摩擦で痛むのを防ぐ効果が高い気がする。
・紐の質は本家が高級、香港は普通の細引きを流用。しかし、香港物は光を反射するので良いかも。
・ヘッドの形状は微妙に違う。香港の方が段差が少なく太い。削って作るなら香港の方が作成が容易っぽい。
・ヘッドと本体は溶接と思われるが、本家は凹型、香港は凸型に盛られている。
となった。
材質に関しては...私は試験の方法を知らないので、チタンと言えば焼き色だろうから、金属細工用の高温バーナーで炙ってみた。両者ともきれいなチタンの焼き色を得たのと、重量比較的に香港物もチタンであると思われる。

これらのことから、
・チタンの溶接は簡単ではなく無酸素の雰囲気中で行うため専用の設備が必要であり、少なくともこのペグを作ったメーカーも保有している。
・各部が微妙に異なるが、同じ材料、同じ程度の技術で製造されたように思える。
・紐が必要以上に安っぽいのは、カムフラージュっぽい気がする。
・本家にはない工夫が盛り込まれている。
という感触を得た。

独断的な推測だが、Vargo社の製造を請け負っている会社の下請け工場がその設備と技術を使って作ったような気がしてならない。同じ物も出せるのだろうが、いろいろ都合で少しだけ変えてみた感じだ。これは偽物なのだろうか?Vargo社のマークが入っていれば偽物だろうが、同じ材料と同じ技術と設備で作られているとしたら、モノとしては偽物とは言えない。もっと金属組成的、機械的な試験をしてみないと何とも言えないのだが、次回からこれがペグ袋に混じっていても困らない感じだ。一方、デザインが酷似とか、ライセンスがどうのという話になったら偽物というのかもしれない。が、残念ながら私はそちらの方面には詳しくないので分からない。
買う事についても、勧めもしなければ止めもしない。こういうのがあったよというだけに留めておくが、eBayの販売ページにはハッキリと
Original Price USD$3.95/@
と書いてあったので、Vargoのそれをオリジナルと呼んでいるのは明白だし、販売ページの写真はVargoのペグの写真を盗用している!
その意味では予想通り偽物を掴まされたことになる。


・蓄光細引き
ペグと同じお店でφ2mmの蓄光式細引きを見つけたので、同時に注文した。
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能書きでは
・10mあたり1 oz.
・破断強度は160lb.
・もつれにくい編みと滑らない外被でしっかり結び
・ジッパータブ、寝袋、テント、カバン用に
・15分光に晒すと3時間光る
とある。
破断強度160lbs...BPLで売っている同じくφ2mm(1/8")のAirCore Plusは破断強度が1109lbsであるから、これは純粋に衣類などに付ける用途だろう。外被を少しめくって手持ちの張り綱用途と比べてみたが、
黒がExped、オレンジ色が(どこか忘れたがUL系お店)、白が香港もの、
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内部が撚ってあって糸が少ないから弱いのね。でも、正直に強度を書いてくれているのは助かる。知らずにテントとかタープに使うと大変だ。
で、確かに少し光に当てると蛍光緑に発光するのはOK!衣類用途だと50フィートもあるので、チマチマと使い切るのに大変だ。
これはこれで良い。
2つも買ったのに、オマケで付くはずのUVフラッシュライトは同梱されていなかった...やっぱり嘘くささが拭えないのは残念。まとめで送料を値切った腹いせか?

訂正
さきほど袋の底からオマケのUVライトなるものが出てまいりました!いやー申し訳ない。認識を新たに致します。申し訳ないので少し情報を漁ってみた。
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UVかどうかは分からないが紫色のボディーで紫っぽい光が出ており、青よりUVっぽい。どこの何というLEDだろう?UVということはこれで水の殺菌ができる??って、こんな剥き出しのUV光って直視しちゃ駄目だよね...
本当に紫外線が出ているか身近なモノで試してみた
パスポートのUVで浮き上がる顔写真 OK
クレジットカードの隠しロゴ OK
1万円札の特殊印刷 OK
ユーロ紙幣の特殊印刷 OK
パスポートの隠し写真は浮かびが弱いが、カードや紙幣系はバッチリ印刷が浮き出て見えるのでUVは含まれているっぽい。とあるブラックライトのサイトでは、上記の確認は375nmではOKで395nmでは駄目と出ていた。ということはこいつはちゃんとしたやつ?
UV LED の販売サイトを見ると、500個単位でも180円以上するようだ...で、やはり直視してはいけないとある。
更に探したら同じモノが1200円で売られているのを見つけた。販売は2個単位。ボディーの色は違うがキーリングの模様まで同じだ。
  搭載LEDメーカー : 日亜化学工業
  搭載LED型 番  : NSPU510CS
375nmのUVを発するLEDだ。CR2016電池2個で直接ドライブしている。
販売サイトには
☆信頼の日亜化学工業製 紫外線LED(UV-LED)使用!
☆波長375nm(ナノメーター)のホンモノ紫外線LED! 
とのこと...EC価格案内サイトで987円でした。こんなものが能書きも付けずにアッサリとオマケだなんて。$10ですぜ!....気前よすぎ、って原価いくらだ?
あ、更にUV硬化接着剤にオマケで付いて980円みつけた。単体で190円也。やっぱりそんなもんでしょ。その他蛍光ペン屋さんとか、もー、値段めちゃくちゃ。探した者勝ちだな。
値付けとは度胸と気合の高と知る。

最近eBayで香港モノを縦覧していたのだが、この手の光り物は山ほど出てくる。以前、小ネタで書いた手回し発電2LEDライトは、ORショーでUSメーカーが発表し、発売を待って苦労して取り寄せて喜んでいたが、今となればeBayの香港モノでは驚くべき安価で大量に売られている(涙


・ミニオイルライター
Smallest Fline Starter Waterproof Lighter というもので、USのサバイバルショップの火付けキットに使われているモノと同じっぽいので頼んでみた。
これは別途...




ちょうどBPLでもMade in China - A State of the Market Reportという記事をやっている
気になっている事は似ているが、向こうは広範で格調あるレポートである


「登山・キャンプ」へ+1..Clickたも!



雑記
だいぶ前に阿佐ヶ谷ガード下のワイン屋で隣に座ったおじさんから
ガイアシンフォニー、地球交響曲三番
の券を酔った勢いで安く買いも引き出しの中で忘れていたのだが、昨日ふと見ると日付が今日なので勿体ないので観てきた。
内容は星野道夫氏の追悼(撮影直前に亡くなったため)とその他の話の取り混ぜで2.5Hという長大なものだ。星野氏やワタリガラスのボブ氏や民族移動の話は書籍等で読んでいたのでアレだが、挿話の中で出たポール・スポング博士とオルカラボの話には思わず反応してしまった。カナダのバンクーバー島近くのハンソン島でシャチの研究をしている話なのだが...10数年前、ちょうど映画が撮影された頃か?とあるプロジェクトの招集があり、渋谷の某社に集められたのだが、お題は、カナダの島でシャチの生態を研究している人がいて、ライブ映像を高速な回線で伝送して世界に公開したいのだが、どーするべ?という話であった。確か記憶上の研究者の名前はMr.スポック博士、場所はハンソン島だったから映画の人だ!島には電気が乏しく、対岸とは数キロ離れており、しかも霧深く船も通るという条件でいろいろ検討した。太陽電池、山までケーブル、やぐら立てて長距離無線LANアンテナ設置の方針だったが、まー現地を見ないと分からないねという話にして出張する気満々で、さっそく現地連絡用にと海外からモトローラの小型高出力トランシーバを4台取り寄せた。国内ではたぶん違法出力なので点けていないが...結局、いつの間にか話は流れてトランシーバーだけが残った。
最近になって別なチーム(NTT)の手になる水中動画が伝送されているようだが(http://www.orca-live.net/)、うまく流れて来ないなぁ...
行けていたら住み着いてしまったかもな、あの場所ならそれも悪くはなかったろうな...
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# by ulgoods | 2009-09-14 00:28 | 宿泊系

Carradice SQR Trax 自転車バッグ

山歩きの筋肉+心肺機能養成ギブスのつもりで自転車生活を続けているのだが、英国から新たな小道具が追加された。Carradice SQR Trax、16L入りで耐荷重10kgのクイックリリースなサドルバッグである。
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夏前に同じくCarradiceのBagman QRという支持システムとSuperCという21Lのザックを取り寄せたが、思ったほどQuickではなくてバッグの脱着が手間であることがわかり、SQRシステムのバッグを即追加でお願いした。
ちなみに、Carradiceのは英国で手作りとかいうことで、こいつは在庫有りを確認してお願いしたにもかかわらず2.5ヶ月待ちになってしまった...でも、買ったお店では合計金額が50ポンドくらい以上で送料無料となり、バックオーダー品以外は即送ってくれて、遅れた物も入荷次第送ってくれても送料追加無しなのは嬉しい。長期のバックオーダーでも定期的に「お前の注文はまだ有効だがキャンセルしても良いよ」みたいなメールが来るのもちゃんと管理の俎上に載っていることが確認できて安心感が高い。催促されるまで放置の米国とは違う感じ。
あとで知ったがこのバッグは国内でも入手可能であるが、国内のお店が10%引きしてくれても英国から取り寄せる方が半額以下で済んでいたようだ。一粒で二度美味しいっていうか、同じ支出で二個買っても仕方ないので普通は浮いたお金で焼き肉でも食べることになるのだろう。
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ケリーさんが縫ってくれたっぽい。

さて、QRがQuick ReleaseでSQRはSemi-Quick Releaseということで、QR->SQRでQuick度が後退したような気もするが、実際にバッグの付け外しはSQRの方が素早くできる。Bagman QRへのSuperCの取り付けは古風な革のベルトを取り扱わなければならず、ベルトがひしゃげたりしていると35秒掛るが、SQR Trexではパッチンと止めるだけ5秒でOKだ。ブランケットの取り付けは簡単!六角レンチがあれば5分で完了する。あまり締めすぎないようにと書いてあった。いい気で締めすぎるとプラスチックが割れるんだろうね。
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タイヤとサドルの距離が必要なので、700Cとかタイヤサイズが固定であれば小柄な自転車ではタイヤで擦ってしまう。私のはぎりぎりOKな感じだ。

さて、仕事で週二回ほど片道21kmの道のりをこなし始めて数ヶ月。距離計も既に2600kmを越している。この夏も汗まみれでよく頑張った。仕事の意欲と言うよりは自転車で走りたい意欲で客先に行っている感じも否定できない。で、客先で作業するのでピチピチの自転車短パンでは無理なので着替えとPCを入れなければならず、それを収容するバッグが必要というのが発端。最初はザックを担いでいたが、長距離では担ぐには辛いし汗がスゴイから。で、SuperCは21Lもあるので容量は余裕であるが、先に書いた脱着の手間と、横幅が広いので狭いところをすり抜けるときに気を遣う、実はたぶん体の幅は超していないだろうがのだが、明日からはSQR Trexでやってみる。SuperCはツーリングの時に使う予定。涼しくなってきたからね、そろそろ自転車で。

このSQR Trexだが、困ったことがある。金具とバッグの接合にネジが使われているのだが、内部にネジが剥き出しなのだ。たぶんバッグは揺れるだろうから、PCなどを入れて走って内部をシェークすると傷だらけのPCが出来上がることになる。
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せっかく自転車用に軽量のNetBook系PCを調達(メモリー2G化、振動対策でSSD-128G換装済)して、変な色の外装を選んでDELLに1ヶ月以上待たされたのに傷だらけでは悲しいだろう。このネジ部はShooGooでも盛って内容物を保護しないと...ネジを緩めることは無いだろうが、ShooGooの乾いたゴムを切り取ればネジは使える状態のままと思う。英国手仕事もアレだが、細かな所は気を遣って欲しいなぁ。
このバッグは背負うようにも出来るらしく、専用のハーネスが売っている。半額なら製品を買うが、ハンズでプラパーツを幾つか買っても何とかなりそうだ。そうそう、SuperCの骨格というか、横に一本骨が入っているが、実は木製だ。一瞬目が点になったが、よく考えれば軽いし、転んで過度な力が掛かると折れてかえって良いのかもしれない。木製なら修理も簡単だしね。さすが、鉄と木を組み合わせた車体の自動車が走ってる国だ。

バッグを付けると反射板やリアのライトが隠されるので、Petzlのe+Liteのクリップ部を挟んで使っている。防水だしLEDだし、あれはちょうど良い。e+Liteも新型が買えるようになっているが、あれはベルト留めが笛になった以外に何か変更があるのだろうか?

2600kmも走ると体重変化以外にもいろんな事がありました...パンクは2回。二子橋上と二子橋を渡って神奈川に入ったところ。あのへんは河原で夜まで飲んでいる連中が多いので、おおかた一升瓶を担いで橋に出て割っちまうんだと思う。一度は高島屋裏の自転車屋でパッチ当て修理。2回目は外皮まで破裂し&早朝だったので高津駅前のアサヒが開くまで待って、23が無かったので25で我慢して交換してもらった。現在、前後輪でタイヤの幅が違うが、耐パンク的に調子良さそうなので、後輪が擦り切れるまで後ろは25で頑張ってみる。
気になっていた富士スピードウエイ7時間200kmは今年は見送り...下りを60km/h超でブレない車体とリムが必要だろう。

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なんだかサドルに付けるバッグは佇まいに趣があって良いなぁ。しかも英国製で手仕事となると舶来でもピカイチの感じが盛り上がる。最近はテントも英国のTerra Novaを使うことが多く、eVent使いで好感なRabも英国だし、酒はMACALLANおいしいし。意図せず英国比率上昇中の様相なことに気がついた。

ああ、寒くなると上着とか着替えが嵩張るから16Lでは足りないかも...
ま、SuperCの佇まいも良い感じだし、寒くなれば庭先で35秒作業しても蚊に食われることもあるまい。
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緑色の700-23Cのタイヤがなかったので黒にしたが、馴れると違和感ない。というか、色合せのために28Cには戻れない...



自転車に乗って車道上の最弱者になるといろいろ見えてくる景色もあり...
高速道路の解放よりはCO2削減と国民の健康増進のため、環八の三車線は左側を自転車に解放する政策をお願いしたい!
ってな...ひとまず「登山・キャンプ」へ+1..Clickたも!!

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# by ulgoods | 2009-09-10 04:09 | 自転車とか

その2 Titanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stove

この五徳、名前からするとPrimusのETA Powerでも使えるようだ。
たまたま手元に未使用のETA Powerがあるので合わせてみるか...ETAは買ってみたけど、独りでは重いのと大きな鍋を使わないから、オークションにでも出して売り払おうと未使用のままだったが、この際仕方がない。一度使うと二束三文だな。この五徳のテスト高く付く...

合せはパズルルのよう。V字型に合わせてからではバーナーの耳が差し込めないので、バラバラの状態で耳を差してからV字に組んで、んでから最後の一枚を結構無理矢理はめて三角にする。組み立ててみて、下面のギザギザは燃料パイプを旨く収納するためだったと分かった。
ちょっと無理がある感じだが何とか組み上がった。
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何も燃焼させなくても組み合わせのテストは出来たのだが、たぶんガスバーナーで湯でも沸かすと五徳にきれいな焼き色が付く期待があったので火入れをした。
こんなに立派な気化管が引き回されているから液出しもOKでしょうと思い、気化管が暖まったタイミングで燃料缶をひっくり返してみた。火勢が急激に増大するが、液出しも安定燃焼。
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寒くても缶をひっくり返せばOKと思う。

鍋を掛けてみたら炎が五徳を舐めて良い感じに赤熱している。たぶん良い焼き色が付くだろう。
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ついでだから湯を沸かして韓国ラーメンを煮て昼飯にした。
写真の鍋はTrangiaの外側アルミ、内側ステンレスの二重鍋。既に廃盤だ。軽くて熱の回りが良くて内側はごしごし洗ってもステンレスで粉も吹かないので重宝しており、普段使いにもなっている。大中の鍋とぶ厚いフライパンのセットだった。どっか他でこんな鍋セットあると良いけど。

分離式ガスストーブは、最軽量のMSR WindProを持っているので、なにもこんな無理な組み合わせをすることもないのだが、もしも野外で重量級の鍋物とかする時はWindProでは心許ないので、このままETA Powerを持って、チタン五徳と合わせても楽しいか。Eta Powerも更に軽量化版が出るらしいが、この五徳でチタンフォイル風防を巻いた方が軽いかもしれないな。仕方ない、ETA PowerはしばらくKeepするか...ETA Expressだけは処分するかな。

予想通り、焼き色が付いた!
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実は今回、この五徳を買ってみたのは少しワケがある。
eBayのサイトではVargo社のチタン製品、エクスカリバーや普通の軽いペグ、武器類、ストーブとポットなどが微妙にお安い値段で売られていた。たぶん中国で生産されて、検品で蹴られたB品か、本物製品の横流しか??型枠の所在は中国だろうから、もしかしたら所定の年数を経過したら工場から出せるような契約なのかもしれない。他にハクキンカイロの穴の模様だけ違うヤツとか、蓄光ガイラインとかが出ていた。衣類ではノースフェースの模造品がノースフェイクと言われて売りに出る市場があるとか有名で信用ないが、こういう無骨なブツは模造してもそうそう売れないだろうから、本物のB品か横流しに間違いないだろう。今後、そんな感じでブツが出てきたら...正規の販売しているお店には迷惑だろうが、工場直流しの本物であれば一消費者としては嬉しい訳で、しかもこのeBayのお店は複数買ってから送料をおまとめしてちょとメールをすると、だいぶ安めの良心的なPaypal請求書を出してくれる。アメリカから買うとつまらない物でも$30超の送料を掛けられるし、到着が遅いのを考えると香港は良い。
ちゃんと早く安く着くこと、手持ちのメーカ品と比べて同じ物であるのを確認する目的で手持ちのメーカー品と被るが小物を数点頼んでみた。来たら比べてみようと思う。
また、BPLでバカ高く売っていたペラペラなチタン鍋やチタンフォイルの製造元も執念深く探してみたら香港にあり、どーやらチタンは香港の様相...
ちょっとWatchを継続する。



テーブル以外は食べてしまうんだから、売れる物は魂だって...

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# by ulgoods | 2009-09-06 01:05 | 燃える系

Titanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stove

Titanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stove

JSBさんの所を訪問して見かけたチタン製のWestWind Stoveの類似品、eBayへ行ってみたら買える状態になっていた。情報の出所はGENさん(快速旅団)のよう。Thanks!
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チタンには目がない私なので数個お願いしてみたら5日目に届いてしまった。さすが香港は近い。最近の作りは中国でやっているから、中国から買えれば安くて早いな。

サイズはTrangiaのアルコールストーブをセットする関係で同一のはずだが、組み立て切り込み外側の耳の部分が短く作られているので少し小さい。厚みはアルミと同じ程度、1.5-2.0mmくらいでぶ厚い。チタンは実は重い金属なのでアルミと同じ厚さということは結局重い。
写真左から
アルミ 78g
チタン 88g
ステンレス 80g
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しかし、チタンは固い金属でもあるので、肉抜きすればアルミ程度の重さになるかもしれない。しっかりと厚みのあるチタンは嬉しい!しかもツヤ消しの鈍い光沢、チタンはこうじゃなくっちゃね。
組んだ剛性感はチタンがダントツ、次にアルミ、ステンレスは噛み合う仕掛けがあるがしっかりはまらないと華奢で重さが掛けられない。

Trangiaがすっぽり入るのは当然だが、ストーブを差し込んだときの密着感は緩い。少し遊びがある。この点はアルミの方が少し抵抗を伴いながらピッタリ収まるのは良い感じ。
チタンにはA,Bと書かれた切り込みが見られる。これは...手元にないので分からないが、たぶんTrangiaのガスバーナー(BG74)ヘッドが付くのではないかと予想される。その他、ガソリンストーブのヘッドだけを取り外すと案外はまるのとかね、何かと細工に便利そう。

その他Borde Stoveと書いているので、セットしてみた。Bordeもしばらく使っていなかったので、ついでだから火入れをしてみよう。
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事務所用途に借りている古い民家の風呂場は当然のことながらモルタル塗りであり、この手のストーブのテストには適している。というのも私の(旧型でもw)Bordeは尻漏れ引火するので、ちょと怖い。尻漏れ防止でゴムパッキンに替えてからテストしていないので、それも兼ねて。実は、このチタン製ゴトクにきれいな焼き色が付くのを楽しみにしている。台所のガス台で炙ればきれいな焼き色が付きそうであるが、わざとらしいのもナンだしね。鍋を掛けた方が炎が縁部に回って色が付くだろう。
以前、最初のBordeを手に入れたとき、ハンズに行ってチタン板を買って蝶版でつなげてV字型の五徳を作ったことがあったが、すぐに熱でヘナヘナになったが、こいつはぶ厚いので強い、というか焼き色もあまり付かない。
Bordeの時は五徳の天地を逆にして、Bordeの下に石でも噛ませて鍋底との距離を詰めるのが基本と思うが、風呂場で石もないので通常使用で。
今回もゴムのパッキングを噛ませても尻漏れして引火した。たぶん、屋内で無風だから尻から出て高まった濃度のガソリン蒸気に引火したんだろうな。パタパタ弱く扇いだら引火しなくなった。屋外で微風なら良いだろう。テント内では火事になる。ゴムパッキンも熱とガソリンでへたりそうだ。尻から本格的漏れたら致命的にまずいのでシリコンにしよう。

おお!衰えぬBorde Bunnerの勇姿!
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Trangia用の五徳たち
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私が骨になってもこの五徳は残るだろうな...


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# by ulgoods | 2009-09-04 22:01 | 生活系

五竜から唐松

あんな事があってから、いつかは訪れると思っていた五竜岳、機会を得たので行ってきた。

今回は同行者あり。というか、私が彼の同行者...思い切り省略してしまうことで有名な筋金入りULハイカー、MFD(Mount FUJI Designs)を名乗り、Quiltやポーチを縫ってくれたB氏から、山のお声が掛ったのが数日前、最近は忙しくて、なかなか山へ行けないBさんから引きこもりハイカーのULGへのお声掛けというのも滅多にないこと。ちょうど山へ行きたい気持ちのときだったので、日月の変則日程であったが取り敢ず行くことに前向きと言うことにしていたが、その時点ではまだ行く山は決まっていなかった。北岳、塩見岳、北穂などの名前をメールでやりとりしていたが、B氏がポツリと五竜と書くと、そうだいつかは五竜に行かなくちゃの私の気持ちが呼び起こされ、あっさり五竜に決まった次第だが、集合時間もハッキリしないまま行く朝を迎えた。奥多摩に出かけるくらいの時刻に彼を拾って関越から上信越道を通り、間抜けなカーナビに長野市内を引き回されてから五竜に着いたのは、もはや10:30くらい。地図のコースタイム的には怪しい時間帯である。にしても信州も涼しい。稲作は大丈夫かいな?と心配になる。

五竜への最初は当然テレキャビンを使う。こちとら、使えて時短になるなら何なりと使う派だ。というか、ここでこれを使わない人はいないだろう。さすがに、その上までのリフトは費用対効果的に却下。まずはユルユル歩き出した。
天気はまずまず、正面にどーんと唐松岳がキレイに見えた。こちら方面はだいぶ昔にスキーに来て以来。昔滑った八方も夏になれば気持ちよさそうな稜線に見える。
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ザックはZPacksのZ1、水筒は2Lのペットボトルを使用。食料込み水無しで出がけに量ったら5kgチョイ。

今回は初めて締めつけタイツを着用してみた。といっても数年前に買って使っていなかったユニクロのやつ。タイツに短パンはどーも気恥ずかしかったのだが、評判を聞くにつれ試してみたくなり、でもいきなり高価なのでは失敗しそうなのでユニクロ通販だったが、やはり気恥ずかしくて箪笥の肥やしになっていたのだが、最近では自転車のピッチリ短パンに馴れ、というかピッチリでないと気持ち悪いので、この歳になって無理なく山タイツ姿デビューである。
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自転車で育成された太ももを締め上げて歩いてみたが、おお、踏みしめて荷重を次の足に移したときに自動で抜重した足が引き上げられ、ヒョイヒョイと次の足が出る。歩くテンポが速くなった感じがする。と言う訳で順調に歩き
テレキャビン降り 11:11
地蔵の頭 11:30
小遠見山 12:28
大遠見山 13:27
西遠見山 14:22
白岳 15:40
五竜山荘 15:43
五竜山頂付近を横から見る。武田菱と呼ばれる模様が案外複雑な立体構造だとわかった。
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針金などをグチャグチャに曲げて、ある角度から光を当てると影がまったく別物に見える芸術というやつをTVで見たことがあるが、雪形の多くは単なる窪みではなく、夜空の星座もまた然り、枝尾根や岩峰の立体的な造形の平面投影なのだろう。
あそこか...だんだんとその場所が見えてきた。
しかし、順調だった歩みも白岳に掛ってからは心肺的に失速した感じだったのが残念。
白岳に掛るあたりで尾根の向こうに雲が湧き、こちらから射す光と相まってブロッケンを見ることができた。
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影が霧の中を遠くまで3Dで伸び、向こうの頭部に七色の光輪を作る。しばらくは後光射すありがたい自分の影を引き連れて歩いた。

五竜山荘に着いたが、風が結構きついし寒かった。
とりあえず着いて小屋でビールを買って飲んで一休みした。一日ずらして日曜だったが、小屋は結構賑わっている。小屋の酒蔵も充実!事前の調べでは小屋の水は天水と書いてあったのでセイシェル浄水器を持ったが、沢からパイプで引いているようで美味しい水がありがたい。

今日の寝床は
Rab Superlight Bivy 465g
MLD Monk Spectralite.60 Tarp 84g
Nunatak Arc Ghost Quilt (Quantum) OverFill 460g
Therm A Rest RIDGE REST 3/4 253g
Tyvek sheet 140g
という、少し頼りなさげな構成。テント場は下から吹き上げる風が強い。風速計を持って行かなかったが、旗ならバタバタと擦り切れ旗めく風速である。同行のB氏は風と格闘しながらもツェルトを張っていたが、心肺的に弱った私は即ゴロリと、放り出したBivyに潜り込んで休んだ。実は強風の予感もあり、ベッタリ地ベタに寝るのは風をやり過ごせる読みがあった。読みは成功したが、以前、硫黄岳下で野宿したときと異なって這松による風の緩和がなかったので、Bivyを舐めていく冷たい風に体温が奪われる感じだ。何とか生成熱と奪われる熱が拮抗しているようで日が射すとそのぶんだけ温かい。夜を思うと不安が残ったが、とりあえず寝た。2時間くらい寝た。
目を覚まし、Bivyから顔を出し、風でひしゃげたツェルトの中身の人に声を掛けた。B氏もよく眠っていたようだ。彼のQuiltはBPLのCocoon90、それにUL 60 Pantを穿き、UL 60 Parkaを着ていた。Quiltは同程度と思うが、私も保温材入りのズボンを持ってくるんだった。タイツのままにmontbellのwind pantを穿いただけなので寝ていて少し寒かった。
B氏の薦めもあり、暗くなる前に風よけの膜を張ることにした。張り方は出来るだけ低く、あまり風の抵抗にならず、翼のように風をやり過ごすよう心掛けた。この天場、案外にペグが素直に効いたので助かった。低く張ったCuben Fiberの薄い膜は見事に風をやりすごし、Bivyから熱が奪われるのを完璧に阻止してくれる。中に入ったが、今までとは異なり、ほんわか温かさを感じた。中間から綱を張って内部を凸型にしようとしたが、風が乱れて上縁が剥離渦でうなるので止めた。変に凝った形に張るよりは単純な面で張った方が風を乱さずに凹型で安定した。
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ポールから下げた温度計も、張り綱も風で振えている。

これで夜も大丈夫と安心したので飯にした。湯を固形燃料のカルデラコーンで沸かし、ドライカレーを仕込んだ袋飯を食った。今回は大豆肉も仕込んできたので豪華版だ。
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B氏は湯の道具を持たない人。人としてどうかとも思うが(笑)餡パンさえあれば生きて行かれるらしい。今回は私もそのスタイルを真似て、明日の朝飯は餡パンの予定だ。
簡単に飯を食い、することもないのでBivyに潜って寝た。呼気で中を濡らさぬよう、口と目を出してBivyを被っていたが、84gのCuben膜は強風を受けピタリと安定し、風を遮りよく働いてくれた。お陰で温かい。今回の功労者だ。
9時過ぎ、山荘の発電機も止まり、あるのは風の音と天の川。地ベタに寝転び、覆いもなく、風を感じながら星を眺めた。
念のため、就寝中は雷監視にStrikeAlertを稼働させて任せておいた。小屋の発電機が止まってからは電磁波的に乱されることもなく、緑の安全LEDが継続したので安心できた。
二、三度目が覚めたが、強風の中、合計で僅か540g程の膜システムに守られてよーく寝た夜。

翌日の寝床はふっくら乾いた状態、さすがeVent。4時に起きて、寝転びながら餡パンを食い、即座に五竜へ登った。温かい飲み物を採らないのはどうかとも思ったが、朝方は4度チョイの気温の冷たい風の中、飯の支度で震えるよりは餡パンを体に放り込んで水を飲んで、さっさと体を動かす方が手っ取り早くて温かい事が分かった。15分も登ると体が温まり、うっすら汗もかき、もう寒さは感じない。さすがB式始動術、朝が早い!
いずれ日も昇って急激に温かくなるはず。腹を満たすならその機会に休憩兼ねてやればよい事。

五竜山荘 04:20
五龍岳 05:09
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山頂から切り立った直下を眺めた。やっぱり落ちたら死ぬな...速すぎた彼の最後を想い黙祷す。やはり、この場に立ててよかったと思う。
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山頂ではQuiltにくるまってしばらく時を過ごした。ここでカルデラコーンで湯を沸かしてたっぷり砂糖入りの紅茶を作り、相変わらずここでも餡パンを食っているB氏に振る舞った。日頃お世話になっているせめてものお礼のつもり。再充填式のガスライターにプロパン入りのガスを継ぎ足しで詰めてきたので冷たい強風の高所でもEsbitに着火できたし、強風の中、カルデラコーンに守られたEsbitは充分に燃料を残して湯を沸かしてくれた。

降りて手早く撤収し、
五竜山荘 07:03
唐松山荘 08:57
八方池 10:45
八方山荘 11:16
あとはリフトとゴンドラを乗り継いで下りた。
白岳から大黒岳へは気持ちのよい道を軽快に歩いた。また、下るだけの唐松山荘から丸山ケルンも良い道だった。雪の残る扇雪渓で暫し休んだが、この辺に来ると観光の人も増え、八方池から先は人混みで大変なことになっていた。

まずまず、良い山歩き。B氏と同じ速度で歩けたことが嬉しかった。


やっと行くことができました...


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# by ulgoods | 2009-08-26 14:54 | 山行

Wetfire / ULTIMATE SURVIVAL

Wetfireはアルティメイトサバイバル社の固形火口で、前回の記事でも書いたがメーカーの主張としては
・1,300°F(704°C)以上で燃焼し、無毒、無臭、無煙である
・風の影響を受けず、むしろ濡れた状態の方が長く燃える
・他の着火剤のようなベタベタの燃えかすを残さない
・包装状態で最低5年、開封状態で3ヶ月利用できる
・軽量、メーカー希望重量5.67g(実測重量3.5g)/包

開封した感じでは質感は白墨そのもの。サイズの割に、え?っという軽さだった。長いのを作ってポッキリ折った感じの断面。たぶん断面が滑らかよりは火の点きが良い効果を狙って、そう形成しているのだろう。
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早速でナンだが、ORショーのビデオでは濡れに強いことを強調していたので水で濡らしてみた。さすがに表面が濡れていると着火しないが、中をほじってやると少々湿った状態でも着火に成功した。水に浮かべて燃えている絵を見たことがあるので真似してみたが、水に浮かべると上手くSparkieの火花を移せず、無駄に火花を散らせただけで最後はライターを使ったのだが、Esbitと違って爆ぜることもなく水に浮かびながら素直に燃えた。が、少し水を吸うようで、湿った状態ではメーカーの言うとおり長い時間燃えるのだろうけど炎が大きくなることはなく、立ち消えてしまった。
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無臭とのことだったので室内で燃やしたが、けっこう臭いのが籠ってしまい部屋から臭いが抜けるのに時間が掛った。どのくらいの鼻で嗅いで無臭というのかは分からない。

次に燃料として燃やしてみた。重量が僅か3g程度で、小さなEsbit(4g)よりも軽い。4gEsbitはかろうじて200ccの湯を得ることが出来るのだが、Wetfireはどうだろう?
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結果として燃焼時間5'40"、200ccは沸騰に至らなかった。こんなに軽くてガンガン湯が沸いたのではEsbitも困るだろう。サイズ的には16gのEsbitより少し小さいくらいであるから、湯を沸かすなら素直にEsbitを使うべき。
ベタベタ燃えかすが残らないのはその通りで、燃えかすは乾燥したカスのみであった。が、鍋の方に大量の煤が付着し...臭いも出たし煙も出た。無毒かどうかは確認できないが、薪の煤と違ってこの煤の着いた飲み口には唇を触れたくない。というわけで、燃料として使うのは違う気がした。
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もともと、非常袋の中の火口(Tinder-Quick)と予備のEsbitを統合してWetfireへの置き換えを狙ったのだが、少なくともEsbitの代用には辛いみたい。一方、Esbitは火花系では着火が難しく、Sparkieでは押し下げた勢いで粉々に砕いてしまったり遠くに飛ばしたりするが着火しなかったが、Wetfireは簡単にほぐせて、その小片にも簡単に着火した。ライターを使うと、即着火だ。しかし、Tinder-Quikと比べて格段に良いわけでもない。重量的はTinder-Quikの6本分くらいに相当する訳で、大きな固まりを砕いてロスを出すよりはTinder-Quikを小さく千切って使った方が、計画が立てられて好ましい。Tinder-Quikも少々の水濡れ(濡らして搾って)でも着火するし。

開封したての新鮮なWetfireをSparkieでほじってみて気がついたのだが、力を掛けると液体が染み出る。小片を指で潰してみたが、ベッタリ油が付き、嗅ぐとベンジンのような臭いがした。こやつの正体は固形燃料というよりは固形で油を保持する仕組みのようだ。道理で水に強いし、炎を近づけるとすぐ燃え上がるワケ。Tinder-Quikもシットリと油で濡れている感じがするのだが絞れるほどは出てこない。ずいぶん長く燃えるからだいぶ油が入っている感じだ。たぶん、あの燃えカス以外は油分なのだろうな。

さて、無理矢理Wetfireを導入するメリットはあるのか...着火剤コレクションにWetfireを一つ追加すれば良いという思いはある。固形燃料で湯を沸かすことがい多いので、Wetfireの小片をEsbitに添わせて着火するのは良い考え。試してみたがイイ感じの着火剤ではある。

この際だから、以前rwalker氏に教わったワセリンを試してみた。コットンボールが切れていたので、細く千切ったぼろ布にワセリンを染みこませて火口にしてみた。Spark-Liteの火花では着火し辛かったが、Sparkieで布を押さえつけるようにして発火させたら2回くらいで着火して良く燃えた。燃え具合はTinder-Quikと同程度である。触った手がベトベトするのが難だが、ワセリンは軟膏であるから布や綿に染みこませて携行すれば容器に書いてあるアカギレの他に股ズレや靴擦れ火傷などにも使えて便利。その他、兼用着火剤としては手の消毒アルコールジェルも良く燃えるが、容器に移すのが面倒だった。
ここにきていきなりTinder-Quickには申し訳ないが、ワセリンを持てばTinder-Quickは要らない雲行きになってきた。

原点に戻って、濡れた場面でしょっちゅう火口を使うか?火口を使うのココロは焚き火をしたいということであって、濡らさないように非常袋に入れた着火剤が濡れるほどでは燃やす相手の薪も濡れている気がする。達人になると濡れた薪でも焚き火を熾すというが、やはり大きなナイフで濡れていない木質を削ぎ出して着火させないと辛いだろう。私の普段のナイフはビクトリノクス・クラシック程の小さい刃しか持ち歩かないから木を削ぐなどの荒技には使えないと考えている。火口の火力で木を乾かし蒸して可燃ガスを出させるまで状態を保持しないと火は起きないわけで、Wetfireの1個くらい燃やしても仕方ない気がしてきた。雨中の焚き火を想定したらそれなりのモノを持つべきなので、救急用具で行うことはひとまず断念する。

というわけで、非常袋の着火系だが、あまり重さにこだわる部分でもないのだが、火口として
ワセリンコットンボール数個、FirstAIDと兼用
Wetfire1包
を持つことにした。
発火系は
Spark-LiteがあればWetfireの小片に着火できるので、そこから燃やし広げる事は可能なので採用する。
というわけで、Tinder-Quickが割を食った形で決着の感がある。
寒い時期にも試さないといけないが、重いオイル系ライターを省略できる可能性がある。


Wetfireを触った手であちらこちら触るとチョト痒い...

Clickたもれ!!

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# by ulgoods | 2009-08-22 00:01 | 燃える系

Sparkie & Wetfire Tinder / ULTIMATE SURVIVAL

山でも普段の着火にはライターを使っており、発火方法や燃料の違うタイプを取り混ぜ3個ほど持って行くので火が着かずに困ったことは少ないのだが、ザックの中を見ると他に非常用に着火用具一式と非常用固形燃料と燃えかけのロウソクが入っており、まー、こと炎系に関しては保険を掛けているけど少し無駄ではないかという思いがあり、この辺の整理をしたいと思っていた目で眺めていたらULTIMATE SURVIVAL社の製品が引っかかったので、発火器(Sparkie)と固形火口(Wetfire)を入手してみた。

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こやつらの売りは、
Sparkieは
・メーカー希望重量23g(実測重量27g)で、同社の従来品に比べて半分の重量
・片手で着火可能
・ゴムグリップで操作が安定
・内蔵バネで押さえられた発火棒は360度回転可能、発火棒は本体内に収納可能
・濡れても拭くくらいで使用可能

一方、Wetfireは
・1,300°F(704°C)以上で燃焼し、無毒、無臭、無煙である
・風の影響を受けず、むしろ濡れた状態の方が長く燃える
・他の着火剤のようなベタベタの燃えかすを残さない
・包装状態で最低5年、開封状態で3ヶ月利用できる
・軽量、メーカー希望重量5.67g(実測重量3.5g)/包

というのがメーカーの主張。
両者がセットになって販売されており、効能を見ていると
・雨っぽい場所で濡れても着火できる
・片手で操作でき、風のある場所でも何とかなる
と読める。
その辺の確認をしてみたい。
Wetfireだが、Sparkieには1個しか付いてこないので、別途8個入りを2個買ったので、しばらく遊べると思う。国内でも入手可能だが、国内送料と少し割高な製品の値段を足したらe-Bayで2個買って送料込みで同じくらいだったので、通関しない危険性もあったがお願いしてみたら1W程で届いたのでラッキーだった。

その他の非常系発火セットと記念撮影
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まずは発火器(Sparkie)だが、
重量実測で27gであり、メーカー希望重量23gは発火棒を除いた重量か?と思って発火棒を外して測ったら18gなので何の重量を言っているのか分からない。ちなみにLight My Fireの発火棒はブレードが付いた状態で14g。Lite My FireとTinder-Quikの6本を防水袋に入れて21gだ。また、軍で採用されているSpark-Lite FirestarterとTinder-Quik4本セットはプラスチックケースに入れ取説付きで16gと最軽量。Sparkieは重量的には美味しくない。

で終わっては私も浮かばれないので他の利点を探してみた。
Sparkieの良いところは、片手で発火できることだろう。これは先端を固い表面に押し当てて、本体内蔵のカーバイトチップを指で発火棒に押し当てながら本体を掌で押し下げることで確実に大量の火花が出る!Light My Fireの棒ではブレードを押し当てる角度によって火花が出なかったり、通常は両手を使わないとダメ(いざとなれば足や歯を使うかも..)。押し当てる対象が無くても親指でカーバイトチップを押さえ人差し指で発火棒を引き込む動作をすることで片手で発火することができ、アルコールストーブへの着火にも使える。
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Light My Fireでも押し当てる対象がない場合はブレードを固定して発火棒を引き寄せる動作をすれば火花は出るが、やはり両手が必要だし、勢い余ってアルコールストーブを遠くに飛ばしてしまう(アルコールをまき散らしながら!)危険性があり、ちょと分が悪い。この点、Spark-Lite Firestarterは片手で握って親指で回転ヤスリを回すだけなので片手でOKなんんだが、100円ライター並みの弱い火花しか得ることが出来ず、添付のTinder-Quik以外の火口を発火させるほどの力はないのは残念。棒を削る系は単に火花が出るだけではなく、大きめに削れた粒子が火口に付着して高温を発することでしぶとく着火するのであって、単なる火花系とは趣が違う。
補足的に、Sparkieの発火棒は直径6mm程度でLight My Fireの4mmと比べて太い!これは大量の火花が得られる発火方法なので細いと回数が保たない感じなためだろう。実際、10回程度発火させたら目に見えて棒の表面が削れてしまった。このままいくと面が広くなり歯と擦れる面積が広くなりすぎて発火に力が要ったり削れ面の凹凸に引っかかり擦り動作が最後までスッパっと終わらないので困っていたが、どうやら棒を取り外して角度を変えて取り付けられるらしいのでやってみたら、再度フレッシュな角を得て気持ち良く発火することができた。

他にSparkieの良いところは...無いな...
ああ、水濡れだが、発火棒系は水を吸わないので濡れても表面を拭いてやればOK!回転ヤスリ式は、100円ライターを濡らして発火しないのと同じで濡れに弱い。が、Spark-Lite Firestarterは耐水性と謳われており、実際に濡らしてもヤスリの部分を拭いてやれば短時間で発火が回復した。ただし、雨の中でやろうとすると拭く間もないし、手から濡れが移るので辛いだろう。

ということで、
重量的には
Spark-Lite Firestarter << Light My Fire << Sparkie

火花(着火能力)的には
Sparkie >> Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

操作の簡単さ(発火の確実性)では
Sparkie = Spark-Lite Firestarter >> Light My Fire

耐濡れでは
Sparkie = Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

ということになる。
総合的にはSparkieは高得点であったが、何を重視するかで制式採用するか判断しなければならない。
Sparkie 27g、Light My Fire 16gで実に10gの差!大きいか小さいか?たかが10gとか言ってると、すぐにザックが重くなるので一考すべきだろう。Sparkieを持つことで他のモノを減らせれば文句はないわけで、片手で操作できて大量の火花が得られ、濡れても発火が得られるのだから、トイレ袋に忍ばせてあるペーパー燃やし用の予備ライターを廃してSparkieを持っても不都合がないように思える。荷物の点数が減って重量が減って信頼性が高まる方向でいきたいから、もう少し吟味が要るな。ライターは燃料も含んでいて火口が不要。火花系は良い火口がないと炎が得られないが、ライターは炎を得ることができるのが魅力。2つ持てばどちらかのガスが無くなっても何とかなりそうだし、発火方式はフリント式と電子式を持つことで大概の場面で炎を得ることができる。濡れは、非常用ならそれなりの防水対策をするのであまり問題ないし。じゃー、防水マッチを持ったら?実はマッチは擦りたての火薬が燃焼している間は風にも強い。上手く風を遮れば心棒に着火して長時間燃える。が、やはり保存や着火にちょと気を遣うし、1本で1回しか使えないのは、非常の場面では焦ると思う。

次回、相棒のWetfireを書くので、それまでには結論を出しておこう。ああ、Wetfireの相棒としてのSparkieか...
ちなみに、Sparkieは秋頃に日本市場でも手に入るという噂だ。

収納状態
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1W程、子供らと夏休みしてました...山へは行けていないです。
グズグズしてたら夏山も終わるので何とかしたいとは思ってます。

たまにはClickたもーれ!


おまけ、
小川原湖、遠くに八甲田連峰を望む。
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米軍と自衛隊の基地があり、頭上をF16が絶え間なく訓練飛行している。轟音がとどろくが、住んでいれば怒りも湧くのだが、たまに行くとこの音も少し懐かしい。象の檻と呼ばれる巨大無線アンテナが見えるが、パラボラアンテナに取って代わられて解体の予定だと聞く。

航空科学館は初の太平洋未着陸飛行機 Miss Veedol号の展示に始り、航続距離記録を打ち立てた航研機やYS-11(実機)、飛ぶ原理の体験、フライトシミュレーターなどが楽しめて、なかなか面白い。
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野外には退役した戦闘機(実機!)の展示もあり、柵の向こうは米軍基地だ。その近所には寺山修二の記念館もあり、二つ周れば1日はもつ。

今年の航空祭には米本国から神業アクロバット飛行隊のサンダーバーズが来るらしいので...混むだろうなぁ
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# by ulgoods | 2009-08-18 07:04 | 燃える系

雨のBivy泊と露天風呂

夕方から降り出した雨、通り雨ではなく腰を据えて降る気を見せている。大きな木の下で雨の直撃は避けているが、濡れきってしまう前にBivyを用意しないといけない。先ずは大きな石を抱え、雨風しのげる木の根元に置いて居場所とした。

Bivyの設置は、普通なら地面に置いて潜り込むだけでOKだが、今回のはポールで空間を張るタイプなので少し作業が必要だ。が、所詮はBivyであるから、立ったままBivyを捌きながら作業ができる。1カ所、頭骨の縦棒だけはジッパーを開けて骨を通さなくてはいけないが、これもBivyを被るように底を上に向けて頭を突っ込んで作業すれば内部を雨に晒す必要はない。ものの2分で骨入れが完了し、最低三本のペグで地面に留めればBivy空間が立ち上がった。Epicの撥水でビーズのような雨の小玉がベッドライトの光に映える。胴体にカマボコ型の空間が張られているので空気の断熱層が保持されており、長時間雨に打たれてもヘソの上に水溜まりができるようなことはなく、お腹も冷えない。
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更にこの上に自作の小型タープ(Ultralight Solo Micro Tarp)を張ろうとしたが..この組み合わせは事前のテストをしていないのが悪かったが、もともと単純袋状のBivyの保護のための習作のタープであったから、今回は空間的にキャノピー部分が邪魔で張れなかったし、時折強風ではためいて2本では手の数が足りない。ここは潔く露天Bivyで過ごすことにした。Bivyもタープも悪くはないが、無駄な組み合わせを担いできたのは残念だ。

続いて飯の準備、お待ちかねのドライカレーである。湯はBPLの550ccチタン鍋をCaldera Cone Stoveを風防&ゴトクとして使い、16g固形燃料で沸かす。
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小石を拾って燃焼台として、強風の小休止を狙って火を点け鍋をセットしたコーンを被せる。時より強い風が吹くが、コーンの内部は静穏らしく、炎は確実に鍋の底を舐めているようだ。湯が沸く前に、着替え袋から睡眠時用のPossum Downの靴下を取り出し飯袋を押し込んでおく。こうしないと注いだ湯が熱くて持っていられないし、湯を入れた後は保温してくれて温かいおマンマにありつくことができる。靴下が3倍便利に働いてくれるのだ。何も靴下で無くとも良い。ちゃんと保温袋を持てばよいが、それが他の用途でも使える物でなければ持つ意味は少ないと考えているだけのことだ。
カルデラコーンは風の影響を受けにくいので400cc程の湯もすぐ沸いた。鍋の取っ手に炎が当たらないので鍋掴みの類も不要、即熱い湯を使えるのがありがたい。三脚型ストーブでは接地が不安定だったり、畳んでいた鍋の取っ手が加熱されていたりで慌てて湯をこぼし、途方もなく悲しい気持ちになることもあったのだが、カルデラは重いだけのことはあって便利。鍋をコーンごと持ち上げ、固形燃料の炎を吹き消してから靴下を濡らさないように湯を注いだ。もう一回、スープ用の湯沸しを残った燃料で行う。ほのかなカレーの匂いが鼻腔をくすぐる。胃袋が炭水化物の期待に震えた。袋の口を軽く結んで胃袋型に膨らんだ靴下を食料庫として使っているOPSAKに入れて蒸らしを待つ。
10分も待てばいいだろうから、帳場で買ってきたビールを開け、石に腰を下ろしてゴクリとやった。19時、あたりはまだ薄明るい。向こうのテントは視界の外、川の音だけ聞こえるがもう気にならなくなっていた。大きな針葉樹の下、茶色になった針状の落葉もベッタリ濡れているが、ふっくらしており寝心地は悪くないだろう。ブナだったら..雨水は幹を流れるからこうはいかないが、雷も鳴りそうにないから、ここは悪いなりに居心地がよい。良く歩いたな...と思ったとき、悪いことに気がついた。武器がない。
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あああ、サジの類を忘れてきてるし。どーやって食うか?胃袋は早くカレーを呉れろと催促しているが、頭の方は困ったことになっていた。まー、袋ゼリーのように押し出して食えばいいか...上手くできるか心配だったが、木を削ってサジを作っても良いが、その時はその時だ。少し重い気持ちでビールを干した。
10分、胃袋との約束の刻限だが、そのまえにもう一度200cc程沸かしてスープの湯を作る。鍋ごとのコーンを被せているから燃え残りの燃料にはすぐに着火できた。やがて、少し燃料を残して湯が沸いた。いつも不思議に食料庫の中に有りながら使われることのなかったフカヒレ入り中華スープ、今日こそはスープになっていただく。
やっと夕餉の準備が済んで胃袋様をご接待するために手足が動く。歩いているときは役にも立たないが、真っ先に不平不満を言うのが胃袋様だ。出来映えはどーかな?と袋を靴下から抜き出してみる。型から出てきた飯袋は心なしか足の形を保っていた。堅さは良さそうだが、揉みが足りなかったらしくカレーが下に沈殿している。食う前に揉んで均等にカレーを散らし、先ずは一口分をつまみ出し、袋の中を上に運んで、袋から顔を覗かせてたところに食らいつく。おお、カレーは良いな...噛んでみると案外タマネギがシャキシャキして、食い応えがある。こりゃいいや!お次の団子を押し出して食らいつき..とやっていたが、本体を袋の上から握り飯にして、袋を開いてかぶりつくと、ドライカレー握り飯を食うのと同じだから侘びしさが少なくて済むことに気がついた。握り飯をこさえ二口食う度に握り直し..相変わらずタマネギの歯触りが嬉しく、高級フカヒレスープとの相性も悪くない。ワシワシ食って、最後は小さなお団子にして口に放り込んでお仕舞い。150gくらいもα米を使っているから、胃袋様も満足されたご様子だ。そういえば、持ち歩いているトレールミックスからレーズンを取り出して放り込むんだった。ドライカレーのレーズン、酢豚のパイナップル、無用のようだけどあると嬉しいよな。
袋飯との格闘が終わり、雨の中、ほーっと吐いた息が白い。

これで胃袋様は黙ったが、今度はアレを呉れろと脳味噌様が手足に命じている様子。アレとは小屋で調達したどぶろくである。500ccのペットボトルに入ってなかなか値の張る物だが、濃厚で旨いのを以前飲んで味をしめた脳味噌様は憶えていたようだ。やれやれ、下働きの手足はなかなか休むことを許されない。もろみが沈殿しており、上澄みは酢のような色だ。これを良く振って飲む...旨いね!アルコールが入り、たちまち脳味噌様が歓喜の震えで応えるのが分かる。脳が酔ってきていることを脳が認知している。酔う場所と認知の場所は別なのかしら..など別な部位が考えているらしいが、辺りはすっかり真っ暗だ。雨はなおも止もうとしない。
いい加減どーやってBivyに入るか、まだアルコールで侵されていないお味噌で考えておかなければならない頃だ。
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Bivyのジッパーを開ける、雨が入る。ダメ。傘をさすと少しよさそう。靴はどうする?あ、靴用の袋を持っていない!雨具は脱ぐか脱がないか...悩ましい。傘をさす、ジッパーを開ける、靴を脱ぎ傘でカバーする、体を滑り込ませたら雨具を脱ぐ。ああ、傘を持っているから片手で脱げるか...悩ましい。など、働きが弱くなった頭で考えていたが、どーやら酒もなくなったので、もー手足を休ませてやろう。えいー、ままよ!とBivyを揺らして雨滴を落とし、傘をさしてジッパーを開けて靴を脱いで体を滑り込ませて、気がついた。靴が泥だらけ...思うように行かないものである。仕方ないから傘を畳んで両手で靴をパンパンして泥を飛ばし、Bivyの頭部の奥に押し込んだ。雨具は脱がずに体を滑り込ませてジッパーを閉じてお仕舞い。いっぱい食べたから体と服は朝までには乾くでしょ。
今宵の寝袋は、我が友MFD(Mount FUJI Designs)製の化繊Quilt山椒魚(サラマンダー)である。雨っぽいから化繊にした。しかも厚めの。だから少し湿っぽくても心配していなかった。足元にたくし込んであったサラマンダーを引きずり上げ、体を包む。袋じゃないからそれでお仕舞い簡単。やっと手足の仕事も終わったようだ。Patagonia CAP2フリースを着ているので上半身は胸まで下ろしても寒くない。
Bivyは、このLight Sabre2007モデルに特徴的なのだが、足元にメッシュが張られているお陰で、外の風が入ってきて換気がすこぶる良好だ。容積が小さなBivyのこと、湿った体、外は雨、少し気温も下がったら結露が心配されるが、どっと風が来ると足から風が入り、頭部の庇の下に開けたジッパーから抜けていく。どーやら湿気は通気で一掃されそうな予感。足元が冷やされることでの結露だけが心配だが、化繊のQuiltだから濡れても潰れず冷えないだろう。時刻は20時前、ラジオでも聞こうかと思ったが、ドブロクに悩殺された私は眠りに落ちたらしい。
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あとは、露天風呂をできれば来た甲斐があるというもの。
夜の10時、1時に目が覚めた。雨は上がったようである。ときより強い風が吹き付けるが、この小さな頭骨で張られた空間はミシリとも言わない堅固さがある。次回、3時4時に目が覚めたら露天へ行こう。小屋も混んでいるからな...と目を閉じた。深く眠ったようだ。薄明るい中、鳥のさえずりのうるさいので目が覚めた。時計は4時半くらい。寝過ごしたかと思ったが、すぐにBivyから体を抜き出して、タオルを持ってまだ薄暗い山道を露天風呂へと向かった。

濡れて足場の悪い斜面を降りていくと、おお、何と言うこと、誰もいない!ラッキーだ!寝て乾かした衣服をポイポイポイと脱ぎ捨てて、ざぶーーんと湯に浸かった。ここの温めの湯は気持ち良いね。温いけど硫黄が濃くて暖まるのだ。見上げると爆裂口壁の中くらいから向こうは濃いガスの中だが、東を見ると雲の間から朝焼けが美しい。あー極楽極楽!
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しばらくして斜面を下ってくる人あり、髪が長い!おいおい朝からラッキー続きかよと思いながらも、あまり見てもアレなので朝日に魂を奪われたふりをしていたが、近くに来たのでふと見ると、ロン毛の爺さんだった...ガッカリしたそぶりを見て取られても不味いので、挨拶をし、再び朝日を眺めることにした。やがてロン爺もザブンと湯船の人となり、聞くところによると宿の飯は6時らしい。山にしてはずいぶんゆっくりなことだ。昨夜はそれなりに賑やかであったらしいから、皆さん飯前に風呂に入る気力もなかったのだろう。シメシメである。昨日は風で夏沢峠で引き返したとも聞く。今日は稲子湯に降りるだけ、なんとも勿体ない行程だ。世間話などしながら二人湯に浸かり、いい加減、体に硫黄臭も染みこんだので湯を出た。
Bivyに戻り、朝飯は数年前に買ったフリーズドライのラザニア。同じように湯を沸かし、袋で蒸らしたが、α米はお握り状にして切り抜けたが、ラザニアはドロドロ系で握ることはできなかった。一口分ずつ袋から押し出して半ば吸うように食う。が、これも肉の味がして、なかなか旨かった。たっぷりのカフェオレを飲みながら、最後は袋をしごき上げてドロドロ飯を胃の腑に納めた。
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長くなった...以後は記録だけ
・Bivyの通気のお陰でQuiltに湿り気は認められなかった。夏場のそこそこの雨の時は足元の通気口はプラスに効く。
・出がけに外人夫婦と赤ちゃんに挨拶を交した。おやじがフレーム入りの赤ん坊かごで背負っていたが、結構でかいテントや赤ん坊用具など嫁さんが背負うのか?いずれにしても馬力があると感心した。
・本沢温泉便所横の道から天狗岳に登り返した。標高のせいか、昨日より心拍限界は低く、150前に立ち止まる傾向。
・ドライカレーの具は相当タマネギが入っていたようだ。歩き始めて腸が刺激されてガスが生成されるが、硫黄の温泉のせいだけではあるまい、確かにタマネギの存在を確信した。被災時にみんな一斉に食すると困ったことになるかもしれない。一人で良かったとしみじみ思う瞬間でもある。
・上は強風、ガスで見えなかった。天狗に登る途中、登山道から外れた草地でうごめく人を見た。トイレかと思ったけどそうでもないらしい。降りてきた人と話したが、植物採取をしていたのかもしれない。悪い奴だ。
・東天狗岳から中山峠に下り、中山、高見石小屋、丸山経由で麦草Pが12:30。
・中山峠に向かう途中、件の凹地がよく見えた。何とか行きたいなー
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立木の具合からして、結構な広さのようだ。地図を見ると典型的な地滑り地形と思う。大きな範囲がその形を保ったまま円弧滑りをして出来た地形なのだろう。円弧の先端は崩落し、急傾斜となっているから、下から登るのは容易ではなさそう。横から攻めるべきだな。ロープが使えないと無理だ。でもいつか行きたい。既に入る道があるかもしれない...知っている人は教えてほしい。
・下りの岩道は濡れていたのでズックではカカトが出ていない分滑るので気を遣う。昔の人はワラジだったわけで、同じようなものと思い、ヒタヒタと足を着いて降りる。尻餅はつかなかったが、足を着いて靴が少し滑り岩の間に足が挟まると、靴が柔らかいから小指の辺りをギュっとやって痛いのが難点。
おつかれちゃん...
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・茅野に降りて飯を食って高速に乗ったが、まだ3時前なのに既に渋滞...みんな何処へ行ってこんな早い時間に帰るんだろう?もっとゆっくりしていらっしゃいよ。1000円で混む、早出早帰りで渋滞を避けようとするも皆同じ思いで互いに首を締めている構図。圏央道が八王子で接続され、向こうの人も大月を通って富士方面へ行きやすくなったと思うが、八王子と大月の区間は車線が増えた訳でもなく、当然渋滞の常習区間となっている感じ。バランスが悪いので、向こうの人も全然旅程時間短縮にはなっていと思われる。
・いつも思うのだが、上野原の手前から見る風景、樹木でカモフラージュした宇宙戦艦大和の建造中としか見えない。少し姿が崩れた位置からの撮影だがもう少し手前なら完璧にヤマトだ。
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・あそこの硫黄臭は一回風呂に入ったくらいでは消えない。何度も余韻を楽しめる。
・山道を半日掛けて風呂に行き、雨に濡れ、また半日山を登り返して道を戻る。風呂に入るのに一日がかりと思ったらロシア民謡、♪月曜日に...♪が出てきて歌に頭が占拠された。大らかなロシアの娘さんの歌らしいが、あちらは風呂に入るのに二日を要している。今日の私も似たような者か、シュラシュラシュラ...と占拠されたので、シュラシュシュシュと変えて違う歌に誘導しようとしたが、結局は金比羅フネフネの歌だから、切り替わってもあまり嬉しくはなかった。


雨のBivy泊、少し侘びしいけど惨めじゃない。わざわざそれをやりに行く。

北八ツはまだまだ歩いていない道がある。
好適地もたくさん見かけたし、当分楽しめそう→

Clickたもーれ!

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# by ulgoods | 2009-07-29 10:22 | 山行