雨雪の奥多摩に遊ぶ

三日目、雨なので行動中の写真は無い。

07:30 雁坂小屋
08:07 水晶山
08:28 古札山
09:22 雁峠
11:26 唐松尾山
12:27 将監峠
12:39 将監小屋
16:17 飛龍山

沿面距離 17.3km
行動時間 09:17

7時チョイ前か、お隣が出立してからBivyから体を抜き取り、撤収して歩き始めが7:30であった。小屋の客もさっき出立したらしく私で最終である。シメシメ、暫くは静かな山歩きができるというもの。小屋は旨い水が豊富に出ていたので2L程汲んだ。出がけに小屋のご主人と少し立ち話をしたが、ストーブのことは根に持っていない様子なので安心して小屋を後にすることができた。しばらくトラバース道を歩き、雁坂トンネルの真上を通り、水晶山へと続く機能分岐した先の縦走路へ出る。雨は細かな霧雨であり、背の低い笹原では風も強い。気温は3、4度台。モンベルのブリーズドライテックの雨具の上のPitZipを開け(US版には付いている)、下はTシャツで熱の収支が拮抗して汗をかかずにちょうど良かった。ミスト充満の天候だったので、荒い呼吸を続けても喉が渇くこともない。手はフリース手袋の上にeVent製のRain Mittをはめているので温かく濡れていないし、袈裟懸けにしたCuben Fiber製のサコッシュも、脇の下に位置するのが良いのだろう殆ど雨の侵入もない。また、靴は非防水だが、Goreの靴下を履いているので足は濡れていないし冷たさも感じなかった。今のところ全て順調だ。ただ眺望が利かないことを除いては...
やがて雁峠へ下りていったが、晴れていれば気持ちの良い笹原なのに勿体ないな。あの景色に結構そそられていたのだがね、仕方ないからまた来よう。で、どーも奥秩父の甲武信からこっちは、要所要所の看板がやたらとデカい。記念写真用のサービスだろうか?有名観光地の案内板でもあんなにデカくはあるまい。かといって下が開いているので風除けににもならず、私にはあまり有難味はなかった。あんなに大きくなくとも地名は分かるのにね。もう少しヒッソリして欲しいかな。
雁峠へは水晶山とか古札山とか通過するが、両者ともさほど高低差もなく一気に雁峠へ下るという感じ。水晶に古札と来れば何やらお金持ちになれそうな気もするが、うっかり見逃しそうな小ピークである。雁坂峠(かりさかとうげ)、雁峠(がんとうげ)と、どうも名前がややこしいし。
ここで向きを変え、笠取小屋へは寄らずに笠取り山方面へ歩く。笠取山直下の水源公園へ通じる道は整備されて広く、ここも天気が良ければと悔やまれる道だ。笠取山は巻き、途中から唐松尾山を通る尾根道になった。気温は下がっている感じ。時々小物の出し入れで不用意に防水手袋を脱いだせいか、古くなってフェルト状に潰れたモンベルのフリース手袋は冷たい水を吸ってしまって指先が痛くなった。辛いのでPossumDownの手袋に交換し、指先をマッサージして血行を戻した。緩い防水手袋のインナーとしては厚みのあるウールが良いようだ。この手袋は濡らさぬように気をつけなければならない。
唐松尾山からは高度を下げて牛王院平へ出た。緩コンター好きとしては堪らない等高線の間隔、一度来てみたかった場所だ。武田の時代には金の採掘もされたというが、今は背の低い笹に埋もれている。さて、喉が渇かなかったし、将監小屋にも立ち寄りたかったので途中で水を1L程捨てたが、将監峠からのスキーのゲレンデを思わせる広大で急な刈り払いの斜面を見た時に後悔した。地図上ではさほどではない気がしたが、水を捨てた罰で風雨に身を曝しながらだいぶ下る羽目になった。こんな天気でも小屋からは煙が立ち上る。温かさげな感じは端から見てもホットする。天場には昨夜見たテントを含めて2張り張られており、寝袋で温々しているんだろうなと思いながら手を切るように冷たい水を2L程補給した。小屋の外に流れている水は豊富で清冽、旨そうだ。まだ12時、沈殿するには早すぎるので先へ進む。下がったからには登り返さなければならない。水を粗末にすると汗をかく羽目になる。下ったのと違う道で縦走路に戻った所で顔を上げたら人が居てびっくりした。そこで結構大きめの荷物のお兄さんに将監小屋へ行ったものかと尋ねられた。水があるなら寄ることはあるまいと答えたが、どーやら売店に立ち寄りたいようなことを言っていた。将監小屋に売店はあるのだろうか?分からないけど期待薄と思うと感想を伝えた。何か要る物があるのかと尋ねたが特に無いと言うし、よく分からない人だった。冷たい雨に打たれて人恋しくなったか?ま、こんな天気でも歩いている人が居たのは私も少し元気づけられた。ここからは飛竜山目指して歩を早めた。というのも夜間の氷点下が予想されたので充分に明るい時間帯にキャンプの準備を済ませたかったから。張る場所は見当を付けてある。とにかく急がねば。
16:17に予定地に到着。まだ歩けるがこの先は痩せた道で張れそうな場所の記憶がなかったので、ここまでとした。17.3kmか、まずまずの稼ぎである。と座って湯を沸かして一休みしたときに、またもや尾根を登り切って来た青年に会った。どーも道を間違っちゃって..と言う。どこで間違ったか分からないが、降りればよいものをここまで登って来た様子。で、どーするかね?と尋ねたら、こーなったら三条の湯へ行くと言う。時間的には日没を越すだろうが、日のあるうちに三岩の分岐まで行けば何とかなるだろう。ま、ザックはデカかったから色々入っているだろうし、最悪ここに人が居ることは分かっているから少しは安心だろう。しかし、道を間違うとは..サオラ峠で三条の湯へ行く道と間違ってそれでも登って来たのだろうか?私も万年初心者だが、私も心配になるくらいの元気者が多い。
湯を飲んで体を温め防寒着を着てBivyの設営に移った。ああ、冷えてガスライターは役に立たなかったので、香港モノの小さなオイルライターと小さく切ったTinder Quickで固形燃料に着火した。持ってて良かったという感じ。また、雨具は撥水剤漬けの高温乾燥後だったので良く水を弾いて面白かった。
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幸い、その場所は真っ平らなのでシワ無くきれいに張ることができたが、少し湿っぽいのが気になっていた。これが後の敗因か?その後、やはり袋のαドライカレーを食い、今夜の雪に備えて防寒ズボンも穿いてBivy内に横になった。この時、ドロ靴を入れる袋がなかったので靴を外に出して置いたのだが、翌朝はやはり凍り付いて紐を緩めるのに固形燃料で炙る羽目になる。ビニール袋を余分に持って靴は枕にするんだった。
17時を過ぎ、日も落ち雨も強くなり時々突風も吹いて天気が荒れてきたが、頭骨入りのLightsabre Bivyは狭い空間を3本のポールで張っているので突風が吹いてもミシリともしない。また、ペグが良く効いたので思いっきり張力を掛けて張った胴体部分も風で拉げることもなく、居住空間は完全に確保された。これからすべき事、どんどん体温を生成して湿ったダウンQuiltをふっくらさせなければならないが、どーも熱が袋に回らない様子だ。背中が冷たい。やはり冷えて湿った場所にRidgeRestマットだけでは地面に熱が奪われて上まで熱が回らない。せめてProLite4くらいにするんだったな。背中が冷たいので半身になって接地面積を減らしたが、微妙に体温生成が追いつかないらしく、定期的に体が震えた。
ふとBivyの側面がピカリと光った。ヘッドライトの電源でも入ったかと確かめようとしたとき、ゴロゴロおいでなすった。まさか雷まで、しかも側面で鳴るとは..前線でも通過するのか外は大騒ぎである。彼らの饗宴を覗いて見る気にもならなかったが、やがてカサカサと乾いた音が耳に入り、どうやら雨は雪に変わった模様。もーこうなったら朝まで体温が保つことを頼んでじっとしている他はない。しかし、寒くて寝られないのは困ったモノだ。同じ方向では接地面が冷えるので頻繁に寝返る。朝までウトウトしながらも寝た記憶がない。かと言って時間が退屈だったこともなく、半寝半覚醒状態で時間だけが過ぎていく感覚を味わった。少し悟りの境地に近づいたかしら?
とかしているうちに外に明るさが認められた。風は既に収まっている。ジッパーの隙間から覗いてみたら向こうの空が赤黒い。それから安心して少し寝たのだろう、次に外を見たときは日も充分に昇り、やはり周囲は一面真っ白であった。Bivy内温度は零度、風雨の吹き込みを避けるためジッパーを閉め気味にしていたせいで結露が凍っていた。中で暴れてBivyの雪を払いのけ、ジッパーを開けて上半身を起こした。やれやれ、ホントに降りやがった、雪だよ...先ずは半身を起こした状態で湯を飲まねば、あらら、外に置いたペットボトルはかなり内部まで凍っているじゃないか。ペットボトルにパンチを3,4発見舞って氷を砕き液体の水を得た。ま、Bivy内にはセイシェルの水を500cc程度Keepしていたのだが、これは末期の水のつもりで滅多に手を付けないことにしている。Bivyを開けたせいか、温度計は外気温のマイナス2.5度を指しており、日が昇ってこれだから昨夜はもっと冷えたのだろう、靴はガチガチに凍り付き、履こうにも紐が緩まない。
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参ったなぁ。仕方ないので固形燃料で鍋を空焚きし、その熱気で上の数段だけ紐を溶かしてGore靴下の足を押し込んだ。Gore靴下の中は昨夜厚手のPossumDownの靴下に履き替えていたお陰で氷の靴に足を通しても冷たさを感じなかったのは幸い。その他は昨日雨で濡れたから、Bivyに入れなかったあらゆるものが凍り付いていた。
最後の餡パンを食って、トレールミックスもボリボリ食って、たくさんお湯を飲んでやっと体温が戻った気がした。人心地付くまでは寒かったのでQuiltを身に巻き付けた。たぶん見た目はアレだろうが誰が居る訳でもなし、たっぷりのダウンが入っているのだ、別途ダウンジャケットを持つような贅沢は出来ないし。

今日も先が長い、あまりゆっくりもしていられない。寒いの嫌ならとにかく動くことだ。7:30撤収完了し四日目を歩き始めた。今日は雲取を越えて、できるなら石尾根経由で奥多摩駅まで歩きたい。飛竜から雲取は昨年に逆回りで村上さんと歩いた道だ。昨年は温かくて乾いていたのだが...でも足跡のない雪道を歩くのはガキの頃から好きなことの一つだ。少し嬉しい。
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08:44、三岩の三条の湯への分岐で四角いフットプリントがあった。おそらく昨日のお兄さんだろう。ここで無事に過ごしたかよかった。でもここも吹き曝しだから難儀したろうな。足跡からすると三条の湯に降りずに雲取へ向かったらしい。
雪は1,2cmくらい積もったようだが、地面はまだ凍えていないので日の当たる南面に付けられた道は一部雪も溶けかかり、不安無く歩くことが出来た。にしても昨日の夜が嘘のように素晴らしい天気だ。水蒸気が全て落ちたせいか、展望のある場所からは富士山はもちろん、海も見え、おそらくあれは相模湾、また東の方のグルリの海岸線は東京湾だろう、であれば富津岬まで見えたことになる。おそらく駿河湾で湧いた呑気なマッシュルームのような雲が順に風に流され次第に成長している様子も見て取れた。
09:43狼平通過。吹き曝しで一面雪であるが、小動物の足跡が付いているのがほほえましい。みんな夕べは大変だったな。
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さて、凍った靴であるが未だ溶ける様子はないし、靴には雪が付着しており、しかも中敷きなしであるが、Gore靴下とPossumDown靴下のお陰で全く冷たさは感じない。
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よく考えればGoreの皮登山靴とてさほど保温性がある訳でなく(ホントに寒いときは革ジャンじゃなくてダウンを着るだろ)、保温は専ら靴下に頼る訳だから、ズックにゴア靴下+保温靴下でも遜色がある訳でも無かろう。むしろ、Goreブーティーが破れ掛った靴よりはマシだと思う。それと、安いゴア靴などは足裏部分にはゴア膜が無く、しかも側面とは一体ではなく縫い付けられているので、どこかしらから水が回ってきて靴下が湿って冷たい、あるいは雨なら時間と共に濡れは免れないが、この仕組みでは足裏もゴアであり、全く濡れないので余計に有利かもしれない。靴が濡れないように外側に近い場所で防御するのよりは、本当に守るべき近傍で完全に防御する方が簡単なのかもと、つま先を見ながら考えた。また、自転車で育成した足の筋肉のお陰か、ボリボリ食ったアミノ酸のお陰か、足の筋肉が痛くなく通常戦力で四日目を歩けていることは嬉しかった。
10:23 三条だるみで大休止。お約束だから富士山の写真も撮る。
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11:27 雲取山。既に山頂には大勢の人が休んでおり、静かな場所もないのでそのまま下りに掛った。予定では石尾根から奥多摩駅に下ろうと思っていたが、寝坊をしたせいで時間が怪しい。日没に掛る危険があった。食料もまだあるし標高も低いから心配はないが、明日の午前の仕事に穴を開けてまで石尾根を歩く気は無いからそのまま鴨沢に降りることにした。そうと決めればサッサと降りる。結局、2.5時間で鴨沢まで降り、5分差でバスに間に合い、奥多摩のそば屋で一杯やって岩魚の燻製も食って天ぷらも食って田楽も食ってホリデー快速に乗って帰途についた。
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酒は澤ノ井の一番汲みというのが季節限定で出ていたので720ml瓶を一本買ったが、飲みきれずにザックに挿してある。

結局山ではチタンフラスコに詰めた酒は飲まなかったので運良く座れた電車の中でフラスコから直接飲み、まだ凍っているペットボトルの水をゴクゴク飲んでいたら、隣のおじさんに声をかけられた。その水は凍らせて持って来たんで?と言うので、昨夜のいきさつを話して応えたが、それにしても良い匂いの酒ですなと...おお、お判りで!せっかく担いでくるので今回は近所のスーパーで一番お高いニッカの竹鶴12年を仕込んであったのだ。とは言え、口を付けて飲んでしまったのでドーゾとも言いにくく、先ほどの余った一番汲みをセイシェルのカップに注いで味見して頂いた。一番汲みもアルコール度数は19%でけっこう旨い。期せずして山のお話など伺い、結局三杯ほど献上させてもらったが、最後におじさん一言、そっちの酒も...わはは、気になさらない方のようなので、チタンフラスコから酒を注いで飲んで頂いたのは言うまでもない。いや愉快愉快。山へ持っていく酒は奮発するのが正解だ。


長々と書き散らしました。読んでくれてありがとう。
何か情報として残ると幸い&こちらもね→


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# by ulgoods | 2009-11-16 02:33 | 山行

二日目、大弛から雁坂峠まで

二日目の記録

11月1日、
大弛峠発 06:02
国師ケ岳 07:03
両門ノ頭 09:47
甲武信岳着 11:35
甲武信岳発 12:02
甲武信小屋着 12:12
甲武信小屋発 12:31
破風小屋 13:27
破風山 14:41
雁坂嶺 15:54
雁坂峠 16:30
雁坂小屋 16:41

沿面距離18.933km
所要時間 10:39

なんとか波乱の初日をやり過ごし、本来の山歩きに移ったのは11/1の06:00であった。こんな時刻であるが峠の駐車場はほぼ満車である。車道にはテントも張られ、少し年季の入ったカップルが朝餉の最中であった。また、6時丁度に活動開始を予定していた人もいたようで、青年が独りディパックを担いで金峰山方向へ向かっていったりと、日の出後の切りの良い時刻には人の動きががある。タクシーで時間とお金をやり繰りした私も歩き始めることにした。
大弛小屋は峠から梢越しに赤い屋根の見える小屋である。幸いタクシー仮眠所で水を汲んで来たので、ここは小屋のラジオ体操組みに軽く会釈をして素通りした。小屋の前からは夢の庭園と名付けられた木道の階段が続く。出だしから木道は少し萎えるが、峠に来た山の用意のない人でも展望を楽しめるようにと整備されたのだろう、立派な階段だ。カツカツと乾いた音を立てて夢の庭園へと向かったが、樹木が繁茂して展望は今イチと思う。
大弛から甲武信岳までは一旦国師ヶ岳2591.8mに上げられ、国師のタルまでは下降一辺倒、400mも下げられるのは悔しい。辺りは数日前に降ったという初雪が所々に残り、水の流れる場所は凍結もしており、ガシガシ下るには少し気を遣う。国師ヶ岳に登るのに軽く汗をかいたが、それ以降は気温が低いので汗もかかず、また平坦な道や陽の差す開けた空間もあり、気持ち良い尾根道歩きができた。歩が捗る。
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途中、両門ノ頭という絶壁の上に出る。眼前の塩山(これが塩山の由来?)と両門ノ滝の上流部である西俣がキラキラ光った筋に見えて美しい。
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あの先に両門ノ滝やナメ滝の宝庫がある。下から入るにしろ多少なりとも沢屋さんの真似をしなければ辿り着けまいが、それだけに全くの平和な土地のように見えた。
途中で膝や脹ら脛に違和感を覚えた。もしやアレか?と思ったが、甲武信岳に着くまで靴の点検は見送った。やがて千曲川源流への分岐辺りから空荷の人々も増え、おばさま方の途切れることのない声が明瞭になってくるその先の開けた空を目指して岩場をひと登りすると、そこが甲武信岳の山頂である。私もMariposa Plusの背からリッジレストを抜き取って敷き、大休止をとった。
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山頂というより、各方面の分岐として重要な場所だ。
靴を脱ぎ足を乾かし、トレールミックスを囓って水を飲んだが、やはり...靴の中敷きが無い。忘れ物をするのにも程がある。クッションの無いせいと踵が沈み込んでいるせいで脹ら脛と膝に違和感を生じたのだろう。困った...かと思ったが、実はあまり困っていない。クッション性の高い土の道だし、踵の沈み込みと言っても傾斜ばかりで基準になる水平が希な道を歩くのだから問題ないはずである。その昔、ワラジで歩いた人々はいかばかりであろうかと思えばゴア膜もない現代ワラジでこの道を歩くのも一興である。何より軽いじゃないか!中敷きがないことが分かった以上は、意識してヒタヒタと足と地面に優しく歩くことにして、筋や腱に障害が出るようなら下山することにした。ああ、飯と中敷きに敏感な村上さんに更にお目玉を頂戴しそうな気がする。
甲武信岳から国師岳や金峰山は見上げる形になる。ざっと一回り見てみたが、この辺の山は金峰山頂の五丈岩ばかりでなく、頂に小さな岩の突起を持っている山が幾つか確認できた。みな似た成因の似た風化過程を経てきたのだろう。
天気も良いし山頂は賑やかだ。今回は高さに満足せずに距離を稼ぎたい。木の実を食い水をゴクゴクと飲んだ私は早々に山頂を辞して甲武信小屋に向かった。途中、警察のパトロール隊とすれ違ったが、山を登る時くらいは暴走族の特攻服みたいな服から解放されて欲しいと思った。暑いだろうと思う。いついかなる時でもあの服のあの靴でヤル!という訓練なのだろうか?そういえば上高地でもJ隊の登山訓練に会ったことがあるが、軍靴だった。軍靴は万能なのか、軍靴で何処でも行けるようになる訓練なのかは分からない。下で会って、翌朝奥穂の上で寝て起きたら丁度登って来たところだったので、さほど歩みは速くないようだが。いずれもご苦労様である。

下った小屋ではご主人の徳さんが大工仕事に精を出しておられた。入り口の左側一階を全面改装中。屋根を支える?つっかえ棒が新しくなっていた。以前伺ったときは徳さんは休暇で下山しており、小屋番の爪さんだけだったので徳さんとは面識がない。水を汲ませて下さい。ああ、50円ねと、大工仕事の手も休めずに最初はちょっとぶっきら棒であったが、以前来たときにお会いできなかったこと、爪さんに大いに飲ませてもらったことなどから話しが始まった。前回買い忘れた25周年記念の手ぬぐいが欲しいと言ったら、残念ながら先日売り切れたからこれでよいかと「日本百名山甲武信岳」と無骨に書かれた手ぬぐいを渡してもらい、更に小屋で作ったDVDも前回は品切れだったので在るかと聞くと、ここがツボだったのだろうか、奥から出してくれ、表面の印刷がないからマケとくよ!とか、いろいろ説明をしてもらった。と奥からギターの音が聞こえてきた。昼休みの爪さんが弾いているのだという。邪魔しても悪いので小屋を出ようとしたら徳さんが、おーい、○×さんが来ているぞー、と声を掛けてくれた。ら、ギターの手が止まり、ああ○×さん!と爪さんが出てきてくれたのは嬉しかった。一泊、しかもテントで小屋泊まりではなく、そのくせ図々しく飲ませてもらったのだが、覚えてくれていたのだ。本来なら芋焼酎の1本でも担いできたかったのだが、今回は先を急ぐのでまた次回と気の利かなさを詫び、でも表まで出てきてくれた爪さんを交え、徳さんも大工の手を休め三人で歓談した。爪さんは徳さんに私が道具マニアだと紹介してくれたが、何か話が合わないので良く聞くと徳さんは大工道具の人だと思っていたようで笑ったり、自転車でダイエット頑張って入ると話したら、自分の足で歩けるなら少々肉が付いていても良いんだよ、と言ってくれた。徳さんは膝を悪くして、ちょっと辛いと言うことだった。11月も末になれば小屋を閉めて下界に下りるだろう。爪さんの帰路の冒険が安全に成功するよう祈っている。このまま泊まろうかとも思ったが、次回ゆっくり飲もうと約束し、小屋を背にして再び歩き始めた。ああ、爪さんと徳さんと写真を撮っておくんだった。次回お願いしよう。
甲武信から破風山への鞍部の小屋辺りまでは更に300mも下げられる。ああ勿体ない勿体ないと言いながら降りた破風小屋は改装工事中で壁のみ、屋根のない状態で、中には朽ちた薪ストーブがそのまま置かれていた。
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甲武信に行くにも破風山に行くにも気持ちの挫けた人には重要な休憩所になる場所だから早期の完成が望まれる。後で聞いたが、ここは雁坂小屋のご主人が管理しているらしい。
破風山に登り返す途中でシャリバテを自覚。急に動悸が速くなり足が重くなるのだ。登る気が失せる。そーいえば炭水化物も採っていなかった。先は急ぐがカーボン系の食料をインストールし、飴をなめた。また、今夜に備えて甲武信小屋で3Lほど調達した水も、この先の雁坂小屋で汲みなおすことにして1Lを残して廃棄した。腹も張ったし、急に身軽になったので歩く気が戻り、もはや夕方が意識される刻限なので先を急いだ。黒い雲が甲武信岳方面に沸いてきている。雨になるかもしれないと思って歩いていたら、丁度、雁赤嶺頂上ベンチの辺りで雨になった。本降りになりそうなので雨具装着。今夜はここで張るかと思いふと見ると頂上看板の裏で張っている先客が居た。細い尾根道が続くが、支尾根を発する頂上箇所は平坦地もあり、なかなか良い場所なのだ。同じ場所に二人はアレかと思い、私はこの先の張れる場所を探すことにして、更に歩いた。良い一夜を!
水を捨てた罰なので小屋に寄らなければならない。雨は止まず日も落ちてきた。雁坂峠も雨でかすんで何も見えやしない。
小屋へ向かう途中キョーンと鹿が鳴いた。私も負けずに鳴き返したら鳴き返され、しばし鹿とコールのやりとりをしながら暗い道を小屋へ急いだ。今夜は小屋の天場にお世話になるか。
小屋に入るとオヤジがまだ来ぬ4人組みを気遣いながら待っており、私の鹿とのコールを客の到着と思ったらしく、天場を貸してくれという私と暫し話しが噛み合わなかったが、やっと話が通じ、天場は裏の方、雨だから宿泊棟の土間で暫し安めと言ってくれた。宿泊棟には側面が破れた薪ストーブがあり、来る客のために火を落とし気味にしているのか、濛々と煙が漏れている。写真はだいぶ明るく撮ってあるが本当はヘッドライトが必要なほど薄暗い。
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煙に燻され続けて黒光りした木材に裸電球が一点、心細く灯っていた。が、少しでも火の気があるのは何より嬉しい。宿泊棟は先客があり、ちょっと品の良いおばちゃま、自炊素泊まりらしい。私もせっかくなので土間でαドライカレーを食い、Bivyまでセットアップして天場に持って行った。反則かもしれないが、こんな雨の夜だ、使えるモノは有り難く使わせていただく。
土間で休んでいるときに、先客のおばさんが少しストーブの火を大きくしてくれくれないかと、壁に立てかけてあった火掻き棒とちりとりを持って来た。ストーブに触るのは憚られたが、そーお願いされたらせぬ訳にもいかず..といじり始めたらオヤジが入ってきて、「山のストーブに触るもんじゃねぇだ」とこっぴどく叱られた。おばさんは..知らん顔である。確かにいじっていたのは私なので弁解もせず、頭ごなしに叱られるに任せたが、そう悪い気はしなかった。こんなお願い、次回からは断るか、それとも見張りに立ってもらおうか。
天場はもう暗かった。50張り可と地図にあるが、雨で視界も悪く、奥にどれほど開けているのかは分からない。小屋側の良い場所は占拠されていたが、もう暗くて見えないので先客のテントから2mほどの空いた場所に張り、雨の中、エイヤとBivyに潜り込んだ。暗くなってからゴソゴソしたので天場の先客は少し迷惑だったろう。この夜テント3張り、Bivy1張りであった。さすがに10時間も歩くと疲れたようだ。酒も飲まずラジオも聞かず、筋肉の超再生用にアミノ酸錠剤をボリボリと食って寝た。気温がさほど低くないのでよく寝むれた。
翌朝は雨は小康で霧雨状態だった。Bivy内は結露あり。床に垂れていたが、さほど深刻ではない。Bivyの中で餡パンをかじっていたが、撤収前に体を温めたく、Bivyから上半身を起こして傍らのカルデラコーンで湯を沸かし、少し雨風に吹かれながら珈琲を飲み熱源を体に入れた。
撤収の図。Bivyに入りきらない荷物は防水スタッフザックに入れて、一晩横に転がして置いた。
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いよいよ3日目は雨あり雪あり雷まで来た夜を迎える
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昨日、Hiker's Depot主催のタープ・ツェルト教室にちょっとだけお邪魔した。
なかなか盛況!
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奥多摩の紅葉も過ぎつつあり

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# by ulgoods | 2009-11-15 14:26 | 山行

プランBのそのまたB

...続き

長いです。
山行とは殆ど関係ありません。どーでもいい話なので読まなくても山歩きの記録には支障ありません。

■荷造りの続き
で、問題だったのはNunatak Sukaha Plus Down Sweterが見つからないと言うこと。軽くて温かく、これまたEPICシェルで手の保温用にカンガルーポッケ付き。土屋さんのJMT thru Hikeにも同行した遠征経験を持つ果報者ジャケット。このくらいの季節にちょうど良いだろうと、屋根が決まる前から登板が予定されていた。確か、去年の11月末頃までは見た記憶があるのだが、その後の記憶が途絶えていた。だいたいダウン物は寝袋袋に一緒に入れて押し入れに突っ込んでいるはず、ということで押し入れをふっくら占領している寝袋袋を一つずつ開け始めた。この時点で夜中の2時。朝一のあずさ1号まではまだ時間があるから余裕である。が!一通り袋を開けたけど無い。おかしいなー?ともう一度寝袋の中まで開けてみたが無い。部屋には寝袋や防寒ジャケット類がうずたかく積まれ、ダイブしてもふんわり受け止めてくれそうな堆積を作っていた。というか、作業場所がない。仕方がないので順に袋に収納し、押し入れの隅も探し...この辺で顔が青ざめてきた。やっぱり無い、のである。まー、たまに袋を全開にすると離ればなれになった寝袋とスタッフザックのペアが完成していくのは嬉しいのだが、ああ、こんな袋も、という冷遇されきった袋を発見したりと、それはそれで意義があるのだが、大山鳴動させても肝心の探しているモノがピンポイントで見つからないのは気持ち悪い。というのも、道具の管理がちゃんとできていない訳で、そんな状況で山へ行ったら無くすは壊すわ事故るは、というのは火を見るより明らかだ。お山の第一歩は正しい道具管理から始ると常日頃から固く信じている次第。よって、山心がだいぶ萎えてきた。この時点で4時。こんなカルタ大会のようなペアを作る作業に喜々としている場合ではないことがジワジワと心に突きつけられてきた。Sukaha、昨年の11月末に一度外に持ち出している所までは記憶がある。家の中から勝手にジャケットが歩いて出る訳がないので、そのとき置き忘れてしまったか...とか考えている場合ではないが、どーも気になって荷造りの手が止まってしまった。
山より道具としては、道具が揃わないと山へは行けない。道具揃えが60%くらいの比重を占めており、山を歩くのは道具を味わい、ついでに体力のチェックと野宿生活術の経験値を増すくらいのこと。まじ困った...行くべきか止めるべきか。繰り返しだが、道具揃えで一つケチが付いて、まぁいいやと安易に片付ける心が山での安全を脅かすのだ。
暫し放心状態であった。が、EPICなBivyにEPICなQuiltでEPICなジャケットというのも芸がないなぁーと無理矢理気持ちの向きを変えるのに成功したようで、再度手を動かし始めた。ジャケットはBackpacking Light PRO 60 Parkaを持つことにした。Pertex Quantum EnduranceシェルのPolarguard Delta化繊綿で濡れには強いだろう。
あー、疲れた。
続いて飯の支度が必要。晩飯は考えるのも面倒なので各回ともα米にフリーズドライのドライカレー具を調合したもの。朝飯は餡パン。行動食は先日サンフランシスコ旅行の土産に頼んだTrader Joe'sのトレールミックスにマーブルチョコをまぶしたモノとカロリーメイトで済ます。湯を沸かすだけで飯が食えるが、湯沸かしは先日作ったCarbob-FeltアルコールストーブではなくエスビットをCalderaCone Stoveで使うことにした。鍋はBPLの550ccである。なぜ固形かというと、高々3,4泊では固形燃料の方が軽いから。アルコールはストーブ本体の重量+アルコール容器の重量が余計に要り、燃料も多めに持つ傾向があり、しかも栓が甘いとアルコールを失ってしまうという危険性を伴っているので雪の季節にはちょと躊躇した。16gの固形燃料を1日2個使えば豪勢な湯沸かしができるのは保障されているし、踏み砕いたところで固形なら燃える。
さて、準備も進んだが外も白んできた。7時新宿のあずさ1号に乗るためには6時には杉並を出ないと間に合わないが?...もー駄目だ。間に合わねー。10/31の予定は10:30くらいにバスで瑞籬山荘前に着き、金峰に登り、大弛を少し越えたあたりで野宿の予定であったのに、もー無理だ。次善の策として、次のバスに間に合う電車で出て金峰山頂泊まりとし、翌日頑張るというのがある。まだ諦めない。
もーこうなってくると小物の選択はいい加減だ。が、やはり発火キットはちゃんとしたい。以前調べたフリント発火棒とTinder Quick+Wet Tinderを用意し、香港モノの小型防水オイルライターを抱き合わせた。ああ、水も!セイシェルを出して来て水道水で通水チェックをしてザックに詰めた。あああ、防水カメラが見つからない。数日前に部屋を片付けて置き場所を変更したのだが敗因だ。しかたがないからGX100を果物緩衝材に押し込んでジップロックに詰めて代用する。あれもこれも、あれもこれもと、ここからの働きは鬼神の如くである。
おっと、足回りも疎かにできない。靴は今回はミドルカットのMontrail Namche、もう半年くらい陰干しにしてあるヤツを玄関に放り投げ、雨雪なのでGore-Texの靴下で防水する。最後の砦にPossum Downのソックスを忘れる訳にはいかない。おっと、MLDのeVent Rain Mittも必需品だった。
てな具合に荷造りが完了したのはもはや絶望的な時間である。高尾山へ行くにしても遅いくらい。次次善の策として、大日小屋辺りまで到達すれば、翌日残業して遅れを取り戻せるだろうか?ええい、ままよ!ザックを担ぎ自転車に飛び乗ってJR駅へ向かった。何とか次次善策の電車には間に合いそうな希望が残っている。とにかく山へ向かわないことには、この努力は水泡に帰す。すでに山行の60%以上の労力は注ぎ込んでいるのだから勿体ない。

■荷造りの後
しかーし、商店街に差し掛かったとき、嫌なことに気がついた。4日間も駐輪場に置く自転車であるがチェーンロックを担いできていないではないか。長くパパチャリ生活だったから、自転車に鍵は付いていて当然の習慣が抜けきっていないのだ。戻るにしても行って帰って20分のロスでは絶望的だ。次次次善の策は無い。その時!!と閃いた。時計を見ると10時を回っているので100円のお店は開いているだろう。100円屋さんには自転車の鍵が売ってるね!3分でお店に行けて3分で買えればまだ希望はある...前へ前へと進むのだという道具たちの声に後押しされて最後の策に打って出た。勝手知ったる100円屋である、速攻首尾良く鍵を手に入れて、万年満杯の駐輪場の空きをウロウロと探し、総武線に乗り込んで(阿佐ヶ谷は土日は快速が停まらないので)、もう時計は見ない。ひたすらあずさ号が遅れる天佑を待って三鷹で乗換えて立川へ急いだ。立ったドアは階段の前だ、幸先がよい。猛然とダッシュし、こういう時に軽荷はありがたいなとか思いながら階段を駆け上がり、中央本線のホームになだれ込んだ。妙に閑散としたホーム、もうこんな時間だから山行きの人が居ないのは当然と言えば当然、案内板には目指す電車の案内は無い。遅れていることを祈って5分、10分。やっと策が潰えたことを認めるに至った。

■戦い終わって
策がない訳ではない。韮崎まで電車で行ってタクシーで瑞籬山荘まで行けば良いのである。大日小屋までは届くだろうし、念願の心細い野宿もできる。あの辺は泊まれそうな平地もあったし...が、ふと考えた。こんなにトラブル続きということは心構えというか、非物質的な部分で完全に破綻している。よしんばタクシーを急がせたところで良からぬ事の起きる予感がする。おまいさん、ちょっと落ち着きなよと、私のゴーストがそう囁く。ここは出直すべきだろう。とは言え、帰ればあのダウンの山に埋もれて寝てしまい、明日まで目を覚ますことはあるまい。それと全体行程への影響だ。遅れに遅れて無理に律儀に金峰を踏むとしたら、まるまる1日ロスだから、雲取山までは足がとどかない。それでも金峰か?と自分の心に小一時間問うてみた。ら、飛躍した。今晩じゅうに塩山へ行き、いつかwebで見たタクシー会社の仮眠所に泊まって明日の未明にタクシーを走らせて日の出と共に大弛峠に立っていれば、遅れを取り戻して平然と以降の行程に影響ないことになる。全て丸く収まるというもの。金峰は数年前の残雪季に登り済み。金峰から大弛まで歩けないのは残念だが、また行く機会もあるだろう。大弛まで車で行けばホンの散歩程度で往復できるらしいし。
考えがまとまった。とにかくこのズタズタの状態で行くのは止めにして、時間を調整して仕切り直してユルユルと鈍行列車にでも乗って塩山まで行くことにした。

■塩山タクシー仮眠所
あれやこれやの後に塩山タクシー仮眠所に着いたのはもうトップリと日も落ちた時刻である。電話で予約しておいたので営業所のオヤジに名前を言うと仮眠所を案内してくれた。タクシー社屋の三階、上がって右の畳の部屋を使ってくれとこのとであった。階段は暗いスイッチは分からない。が、こちとら野宿の装備を持っている。胸から下げた肌身離さずの三点セット(ライト、ナイフ、笛)のライト(PHOTON Freedom Micro Doug Ritter's Limited Edition)を点灯して迷わずドアを右に畳の間に着いた。
畳は...年季が入り滲みもあり、独房チックであることは否めないが、しかし湿ってはいないので痒くならないだろう。タダで泊まれるだけ有り難い。荷を解き寝床をこしらえてから階下に戻りオヤジに酒が買える店を聞くと向かいの自販機だという。コンビニは歩いて7分らしい。面倒なので、どうせ飲んで寝るだけだから向かいの自販機でカップ酒2本を購入して落ち着いた図が1日目の写真である。
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こんな写真ばかりですいません...
しかしここまで長かった。

タクシーの三階で眠りについことした時だ、手洗いでも済ませようとヘッドライトを付けて向こうの空間に行ってみたら、コンクリ床だが柔道場が開けるくらい広く、奥にトイレ洗面流し台完備、しかも壁際にセミダブル大のソファベットがあるではないか!
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もちろん即座にシミの畳から引っ越しして独り宴会のやり直し!と言うことで7分のコンビニまで行って酒をとつまみを買い足した。しかし、田舎のコンビニのおでんは買う人も居ないのか、ウインナーなどはこれでもか!と言うほどクタクタに煮込まれており、すっかり脂肪分や燻製っ気が抜け落ちた得体の知れない肉の集合体が皮に包まれているだけな事だけは悲しかった。
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ラジオを点けて、ソファに横になって、おでんを食いながらアルパチーノ(アルコール8%柑橘系酒)をのみつつ...わはは愉快!こりゃ明日からは何か良いことありそうだ。こんな写真ばかりですいません。
で、いつしかよく寝た。
翌朝は4:30起き4:45に階下に降り、待っててくれた担当さんと未明のドライブに出た。
大弛峠に行く途中では道に霜が降り滑り易いのでゆっくりしたが、当初話した金額に納まって、時刻も予定した6:00丁度であった。

天気は良いし、曲がり形にも二日目が始る運びとなったのは目出度いことだ。
短縮バージョンではあるがニ泊三日で奥多摩目指して歩き始めた。



たまには道具の名前を列挙しないと、本当に忘れてしまう...
今日も読んだよ、おむつテンテンClickなんてーちー

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# by ulgoods | 2009-11-13 00:48 | 山行

プランBでの奥秩父主脈縦走


地図を眺めては奥秩父主脈縦走路を歩いてみたいと思ったのはずいぶん前からのことであった。関東近郊にありながら通しで歩くとすれば結構な手応えのあるルートだ。派手さはないので優先順位的には後ろの方であったが潜在的には憧れており、やっと機会を得たというか、恒例の誕生日山行の誕生日も過ぎてしまったので無理矢理都合付けて歩いてきた。
予定では10/31から三泊四日で瑞籬山荘から奥多摩駅まで石尾根も繋いでやることになっていたが、初日から躓いてしまい、最初と最後は割愛することになってしまったのは残念だった。

忘れないうちに、同じ轍を踏まぬよう記録しておく。ああ、歩きの記録ではない。道具の記録。
まとまった時間が取れないので細切れUPで加筆などもあると思うが...

■荷造り
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前日、仕事系の現場作業から帰宅が22:30、予定外に時間が掛ってしまい&帰りがけに品川駅構内の薩摩系居酒屋で一杯やったのでもうヘロヘロだった。まだ全然荷造りはできていない。今考えると、今回の山歩きではこれが最大の敗因となった。一週間も前から荷造りに励めばよいのだが、そこは山より道具であるからギリギリまで荷物の組み合わせを考えていたりする。屋根、ザック、袋やマット、この季節なら防寒着など、膨大な組み合わせの中から決めなければならないのは楽しくも辛い脳内作業なのだ。で、10/31、2時間ほどの仮眠の後、夜中にムクと起きて、この数日温めていたプランBの実装に取りかかった。
何故プランAでないかというと、この数日に確度を増してきた現地あたりの天気予報に依る。道中に想定される予報では
・10/31は快晴
・11/1から雨風
・11/2は低温、2000m程度で-3度程度か?
というおとになっており、片足を棺桶に突っ込んだような予報になっている。雨から氷点下で雪というのは途中に霙を経るわけで、北国育ちのわたし経験的にも霙は最も忌むべき天候である。雨で濡れたところに気温急降下で霙が付着して風に吹かれでもしたら...かなり危ない。そんな天気は寝て過ごすとしても耐候性のある屋根が要るので最もULなプランAで済ませるにはいかなくなってしまっていた。
で、屋根で思案していた。昨年から幕物コレクションにTerraNova Laser Photonなる800gを切る二枚壁AKTO型のテントが入った辺りから余計に話がややこしい。以前なら1kgを切るならBivyサック&Tarp系しかないと考え、それらを蒐集していたのだが、耐候性のテントであるPhotonの800g切りはその全てを雲散霧消させるインパクトがある。あれやこれや組み合わせても思い切ったULスタイルを採らないと800という数字を切るのは容易ではない。一方、歩き方であるが、できるなら田部重治と木暮理太郎の奥秩父歩きを偲んで自由快活に歩くとすれば、心細げな野宿も取り入れなければならないだろう。というか、距離を稼ぐなら明るい時間から小屋の天場に寝ている訳にはいかなくなってきて、かねてから標榜していた行き倒れ型ビバークというか、ステルスキャンプを取り入れる必要があるのだが、運悪く痩せた尾根筋ではテントを張るのはできまい。そういう面からはBivyサックでゴロ寝が有利、しかし耐候性が要る...と思案が交錯して決めかねていた。フットプリントが最小かつ耐候性のある幕モノ、いつまで悩んでも仕方ないのでBlackDiamondのLightsabre Bivyというところで決着させた。さて、別途Tarpを持つかについてだが、森林限界を超えることはないだろうから、適当な樹林帯で大まかな降雨が避けられればOKだろう。湿雪になったら薄膜の屋根など役にも立たないから持つ必要は無いということで却下。これでPhotonの800gを切ることができる。ああ、ここまで決めるのが辛かった。山に行く前から疲れ果てた。
で、やっと-3度をBivyで乗り切るための袋モノの選定に移った。幸い押し入れの中には-40度から夏場の薄々まで途切れることない温度帯の寝袋を取り揃えている。で、何を持つか、だ。夏用の零度程度の袋Western Mountaineering SummerLiteに少し着て寝る案、-7度用と言う主張のNunatak Arc Alpinist Quiltでやるか、-6度のISUKA AIR 450を連れ出すか..いや、濡れるだろうからMFD(富士手芸店)製の化繊Quiltにするべきか悩ましい。ドカンと暖かいヤツにすればいいのだろうが、それでは軽くない。ここは、EPIC外皮のNunatak Alpinist Quiltで重量を稼ぐことにした。ああ、Bivy一緒でEPIC素材が重なっているが..寒けれりゃBivy内も結露だろうからQuiltがEPICでも良いだろう。
これらを納めるザックは、余裕を持ってgossamer gearのMariposa Plusにすればいいだろう。マットは..まだRidge Restでいいかな、これをMariposaの背に入れて脱着可能にしとけば休憩の時に便利。
あとは防寒着、防寒着はNunatak Skaha Plusで決めていた。これもEPIC外皮なんだが雨や霙には少しは有利だろうという思惑。で、探しに掛った。のだが、、この辺から予定が狂い始めるとは、思ってもいなかった。



少し忙しくしておりました...
続きも読むよ、おつむテンテンClickなんちーてー

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# by ulgoods | 2009-11-12 07:30 | 山行

一日目

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某駅前タクシー仮眠所
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# by ulgoods | 2009-10-31 21:44

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #3 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその3

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #3 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその3

転倒実験を行ってみたので、簡潔にメモ。

■手順は
・内側に細いカーボンフェルトのとぐろ巻きを押し込んでアルコールの吸収量をUPした。
・アルコールを入れ吸収させてからひっくり返し、こぼれ出るアルコールは捨てた。
・残ったアルコールで湯沸かしを行い、400ccを沸騰させた。
・こぼれない量の燃料で充分実用になることを確認した。
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ということは、燃料を入れて滴らない程度に容器に戻せれば転倒しても零れないはず...
湯沸かし中を想定して燃焼中にひっくり返してみた。さすがに燃料がヒタヒタの時はこぼれて燃えるが、フェルトがあるお陰で燃料は緩く流れでるので燃焼範囲が狭くて済む感じだ。燃焼が進んで液体が全部吸収された状態だとこぼれないだろう。
で、こぼれる燃料をこぼした後に再点火して星一徹の茶舞台のようにひっくり返してみたが、もはや燃料はこぼれなかった。ストーブ自体は熱くならなかったので、手づかみで五徳に戻すことができた。




■その他
・燃料にはエタノールを使用した。赤火傾向であるが火力は増大したようで、400ccの沸騰が4:45、600ccの沸騰が7:00程度となり、mt_panda氏の記事のタイムが確認できた。
・燃料を10日以上入れっ放しで蓋をして転がして置いたが、パッキンの劣化も見られずに容易に点火することができた。
・T's Stoveの固形燃料台では少し高さが足りなかった。
・あまり芯を出すと蒸発が盛んで蓋で消火ができなかった。

以上

蓋のできる物にCFを詰め込んで燃やせば何でもOKな感じ...困ったな(笑


追加
風防時の異常燃焼をテストするために、風防効果がキツいカルデラコーンストーブで湯沸かしした。
今回使ったのはBPL550鍋用



400cc+を水から沸かしたが途中で熱暴走などもなく、湯沸かし後は即座に蓋で消火でき、アルコールを無駄にせずに済んだ。
カルデラコーンで使えればOKだ。制式採用します。


なお、このテストと結果は私の個人的な体験であり、何人に推奨するもでなく、他の条件下に起きる結果に対して私は一切の責任を負いません。
何事も自己責任で、火事出さないように!火傷しないように!!



良い動画が撮れる機材を入手しないと...


Click なう... 

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# by ulgoods | 2009-10-28 13:29 | 燃える系

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #2 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその2

広口リシール缶を使ったCarbon-Feltミニストーブの第2弾。

前作では湯の沸く速度が遅くて使えなかったが、JSB巨匠から、もっと芯を出すようにとのご指摘を受けたのでやってみた。
芯を余計に出すためには炎と鍋底の距離を稼ぐのにストーブの高さを抑える必要があり、前作に比べて思い切って低いチビ缶を作成することになった。
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切り分けた缶の上下で、上側の縁を内側からペンチの背でしごいて少し拡幅し、中に入る下の部分はペンチで上部にだけ小さくひだを付けて口をすぼめ、両者重なったところを万力で少しずつ締め上げてゆっくり押し込んでいったところ、缶の屈曲シワは出来ずにきれいに重なった。とりあえず、底部は100円で買った台所水回り用のアルミテープを貼ってシールした。試験でOKとなったら内側をエポキシ接着剤で目止めしてやろうと思う。あまり本体の温度が上がらないようなので、というか気化のために本体缶の温度が上がる必要もない機構で燃えるので、接着剤の耐熱性も高くなくて良いかなと思っている。

適当に組み上げて昼頃にラーメンテストを行ったところ、無事に湯が沸きラーメンを食することが出来たので、食後に時間計測を行った。
・条件
ストーブ重量:24g
燃料:約30cc
水:400cc
鍋:スノピのチタンボウル
五徳:ミニトラ五徳

・結果
沸騰:6分
沸騰継続:11分まで
消火:13分
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初期水温など測っていないのでアレだが、これは使えるレベルの結果が出た!
消火は蓋を載せると火が消えるので、暫く放置してから締めつければOKだった。面白いのは、本体がアッチッチでも芯は手で触れる程度に低温であったことだ。本体も布を介して掴めば消火後すぐに蓋が出来るだろう。芯は内部に折れ曲がってしまうが、次回使うときは少し形を整えてやるだけで使えるので気にすることはない。

消えかけで炎が痩せるとカーボンに酸素が触れてカーボン自体が赤熱するが、繊維自体が燃えてしまうことはないようだ。
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燃焼中の臭いだが、不完全燃焼臭も殆ど無く(ゼロではなかった)、炎も青く、イイ感じだ。芯をもう少しだけ低くしてもいいかなと思った。炎と鍋の距離が開いた方が不完全燃焼は少なくなる。
途中で息を吹きかけたが、立ち消えを起こすことはなかった。風に吹かれてカーボン筒の中に入った炎が筒の内側で着火して燃え続けていることで火種は残り、風が収まると直ぐに回復する。

今回のテストで一発目に使用した燃料は、前回の缶に残っていたものを使った。5日経過したが、さほど蒸発はしておらず、山で日に二回使うとしたら使い残しに継ぎ足して使い続けることも可能だと思う。
少し工夫と言うほどでもないが、芯は丸めてステップラーで留めてある。芯の下部はイカの足のように長めに細い切れ目を多数入れた。これは無理矢理蓋をしてもこの部分で変形を吸収して欲しいココロから来ているが、燃料吸収の表面積も増加するので正解だと思う。高さを抑えたことで、T's stoveの五徳でも使えそうなので、一層軽量化が図れる。
一方、缶を小さくしたことで、30cc程度の燃料でも缶の中ごろまで来て、液面が見えているのはちょと気持ち悪い。内部にCFを丸めて入れて出来るだけ吸収を増やしてやっても燃え方に変わりはないだろうか?次回試してみよう。

これで使用回数を重ねても蓋から漏れが起きなければOKだ。日々湯沸かしなどに使ってみよう。また燃料代が嵩むなぁ..

今までいろいろな構造のアルコールストーブをやったが、これは簡単で信頼性が高い。本体もスチール缶で小さくて背が低いので丈夫だし工作も簡単だし。火力の調整をやろうと思うと、芯の柔らかいのを何とか芯を入れて?上げ下げする仕組みを作らないといけないが、湯を沸かすだけだったらこれで充分だな...どーせ煮込んだりしないしな。

アルコールストーブは風防を付けると本体の熱せられ方が変わって燃焼に変化が起こる。室内で単体剥き出し燃焼が素晴らしくても風のある屋外で風防を付けた途端に熱暴走で火だるまになることもあるので、もう少しテストして納得できたら山に連れ出そうか。あと、低温時にどんな燃焼をするのかも気になる。

ま、カーボンファイバーを使った蓋付きアルコールストーブの一例、こんなもんでも充分に湯は沸くという例にはなったと思う。
JSB師の着想とご指導に、またチビ缶とCFを組み合わせた先達に感謝する。



カーボンフェルトもアレだが、私も煮詰まってくすぶっている...残念。

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# by ulgoods | 2009-10-17 16:40 | 燃える系

Carbon-Felt wick Alcohol Stove / カーボンフェルト芯アルコールストーブ

炎の巨匠、あるいはサイクロンの魔術師とも異名を取るイグノーベル賞クラスのアルコールストーブ研究者であるJSB師によって紹介され、あっという間に世界的な注目を集めるまでになった夢の素材カーボンフェルト、私の所にもJSB師によって送り届けられ、無言で何か作れと催促されていたのだが、いきなりではおつむりの回転も悪くて世界初をひねり出す事ができず、誰かの真似では残念なので天の啓示があるまで放置されることになっていた。のだが、最近、複数箇所でカーボンフェルトを利用したチビストーブを見かけており、お山に行かれぬ三連休の公園で空き缶箱にその缶を見つけたので調達し、まずは模倣して作ってみることにした。火力具合とか確認しておかないとね...
素材の広口リシール缶は大和製罐のページに紹介が出ているが2008年国際スチールパッケージングアワード受賞品とのこと、今までの広口アルミ缶より更に広い飲み口を持った、本体と口の径がさほど変わらない面白い缶である。この缶の丈を詰めてチビとし、内部に巻いたカーボンフェルトを入れて芯としてアルコールを燃焼させるストーブを作る。
構造と工作は至極簡単、加圧も気化促進の加熱機構も必要なく、超難燃性で液体をよく吸うカーボンフェルトに吸い込まれたアルコールが即座に気化して燃焼するだけ、といっては身も蓋もないが、この缶は身も蓋もしっかりしており、蓋をすることで消火が可能&燃料を無駄にしないという従来の空き缶ストーブの弱点を克服する可能性がある。
書いているより金鋏を握って作ってしまった方が速い。
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スチール缶なので少し固いが...適当に缶の口部分と底を残して切り分け、ぎゅっと押し込んで丈の詰まったチビ缶を仕立てる。のだが、押し込むのに少し技が要る。私は中に入る方の口をラジオペンチで摘んで捻り口径を狭めてから押し込んでいる。押し込まれる方は一度バーナーで赤熱させて焼き鈍しをして柔らかくしている。押し込むのもスチール缶では力が要るので、ネジ式クランプで挟んで少しずつ、傾かないように調整しながら押し込んだ。ま、この辺はいろいろ流儀があるだろうが、ともかく手を切らぬよう気をつけることだ。
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今回は2種類、口側の筒が底側の筒の外側に来る物と内側に来る物を作製した。外側に来る物は見た目がきれいな利点があるが、(底部が絞られたビール缶の場合は)底から立ち上がる筒が上から被せる筒の絞った肩まで達していないと容易に潰れが進行するから底側の筒を長い距離押し込まなければならず、元々は同じ径の筒を無理矢理押し込むのだから途中で筒部分にシワが入って水密性が得られない場合が多く、隙間があると加圧式の場合は下向きに炎を吹くこともある。一方、底の筒を外に出した場合は押し込む長さは任意に選べるが、液体を入れるお皿としては寸足らずなので余程水密性良く上下の筒を密着させないと漏れる。
今回の作製では、口側の筒を外にした場合は、やはり底側の筒に締められて、内部に屈曲したシワができてしまった(今回は底が絞られていないので、そこまで入れる必要は無かったかも..)。で、1cm程度の押し込みなら大丈夫そうと思ったので、今度は底の筒を短めにして外に出したら屈曲無く押し込むことができた。熱して熱いうちにやったので、冷えてからは密着性も良いだろう。念のため、アルミテープを巻いておいた。大方の燃料はカーボンフェルトに吸われるだろうから、皿は背が低くても良いと思った。
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内部に巻いたカーボンフェルトを入れて完成だ。30分も掛らずに作れた。

燃焼テストだが、先ずは単体テストを行った。
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なかなかよく燃える。カーボン繊維が赤熱しているが、燃えるということはない。
息を吹きかけてみたが、筒の中に入った炎で内部のフェルトに着火するので、吹き消されることはなさそう。
着火性は素晴らしい、というかボワッと音を立てて着火するので少し怖いくらい。予熱が不要なので燃料を無駄に使うことがないのは嬉しい。

次に湯沸かしテストに移った。ストーブの高さはTrangiaと同じにしたので、ミニトラの五徳が使える筈。点火してすぐに鍋を載せてしばらく待ったが、どーも湯の沸きが悪い。今回は水400ccを沸かそうとしている。昔作ったアルコールストーブの記録を見返すと6分台で完全沸騰まで持って行くのだが、今回のカーボンフェルトでは16分経っても完全沸騰とはならなかった...あれれ、と思いながら炎をよく見たが、トランギアと同じ高さにしたのだが、カーボンフェルトを引き出しているので鍋底との距離が詰まっている。あと5~10mmくらい距離があるとイイ感じだ。と、やはりアルコールの蒸発量が少く、慎ましく燃えているようだ。カーボンフェルトをナルト状にしてやれば増えるかな?あまりゆっくり沸いても困るので何とかしたい。

最後に蓋で消火してみた。蓋の内部にはプラスチックのパッキングが付いているが、溶けずに消火でき、蓋を閉めると今のところ液漏れも起こさないようだが..あれ、ひっくり返して置いていたのだが、手で触ると微妙に湿り気を感じるな。蒸気で漏れているかな?蓋か、あるいは接合部か?接合部であれば耐熱性のエポキシ接着剤で閉じてしまう技が使えるので余り心配ないが、蓋だと辛いな。シリコンのパッキングとかいれないと...また、蓋自体の再利用に耐久性があるかは暫く使わないと分からない。

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蓋をして消火して余ったアルコールを回収できれば、フェルトに含まれている分だと深刻に漏れるまでは行かない気がする。というか、やはり適切な量を量って入れるのが基本だろう。

重量 カーボンフェルトちび:22g
トランギア:88g
火力UPと水密性向上ができれば..火力調整の余地もあり、いろいろと面白そうだ。

今回はちょっと作りを間違えたっぽい。底の皿部分の背を低くして内側に入れて、内面からパテや接着剤で継ぎ目を塞ぐ作りにすれば、底の皿はリムがあるから圧縮に強く、外側は引っぱられるから屈曲シワができずに水密性が高く作れたかもしれない。ビール缶と違って尻がすぼんでいないから、外側を底まで被せれば潰れは進行しないな。ま、今回は燃焼テストと言うことで..もう1個空き缶を調達しないと。

燃料のアルコールだが、飲料以外に暫く買っていないうちに薬品瓶の形から洗剤のような形に入れ物が変わったようだ。燃料もエタノールが25%も入ってるって!エタノールの方が火力も強いし不燃ガスも悪くないと聞いているので嬉しい変化だ。
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JSB師からもらったカーボンフェルトを使わなきゃと思って公園を歩いていたら、思いが通じたのか、偶然にもツェルトを試しに来ていたJSB師に声を掛けられてしまった。うひょ!びっくり!以前、馴染みの公園の張りやすい場所を紹介しておいたので来てみたら私が居た!ということだった。
試すツェルトはアライのシングルツェルト。私も昨年改造したりして使っていた物だが、JSB師はポールなしで張るためのガイラインの長さを調べたくてのご出陣だとのこと。
この張り方は一本の立木があれば張れて、ミニカラビナを使うのがミソらしい。
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どうもシワが寄るので何度かご指導申し上げたが、この方法は自由度が高すぎて位置が容易に決まらないので設営に時間が掛るようだ。後ろを適切な高さにするには長い距離の索を伸ばす必要があるのも難点。後ろくらいは枝などで吊り上げるのが良いと思うし、稜線に力を掛けるのがシワ無く張れてわたし的には好ましい。

もちろん、あのポーズでの撮影を依頼された。
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オリジナルは↓
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偶然行き会ったのだが、オリジナルと甲乙付けがたい渋い佇まいの撮影をお手伝いができたのはうれしい!
オリジナルの張り方より出入りはし易そうだが、風が吹くと左右に振られると思う。



やっと連休もお仕舞い
天気が良くて、山は良かったろうな...

山にも行かれずに残念な私にはClicl でも...→

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# by ulgoods | 2009-10-12 22:53 | 燃える系

Hiker's Depot UL Cuben SACOSH


SACOSH、サコッシュとは、ロードレースでレーサーに補給食や水筒などを渡すための簡易バッグ...だが、最近は山歩きで使っている。当座の行動食、カメラ、地図、防虫剤、日焼け止めなど、取り出しにくいと面倒で最後まで使わなくなりそうなものを出し入れするのに便利というのが理由だ。
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このスタイルを最初に作ってくれたのは当時サンフランシスコ在住だったMFD(富士手芸店)2代目のBBさんだった。2007年にJMTの一部を一緒に歩いた時のこと、自作のサコッシュを袈裟懸けにし、その時に必要な物を立ち止まる事無くサッと取り出して使い、かつ仕舞ってしまうのが格好良く、ほ、ほすい!と下山後にお願いして私にも作ってもらった。私の物は丈夫なクロスダイニーマを丁寧に縫ってくれたのでまだ現役だ。
2年ほど使ってみたが、小物の出し入れが億劫でないというだけでなく、ザックを背負う前に袈裟懸けにしておくことでザックを下ろしてもサコッシュは残り、ウエストポケットに入れたカメラを地面に激突させることもなくなったし、財布や鍵などを入れておけば小屋に入るにもそのままOKで重宝した。だいたい、ザックの小物は出し入れが多いと入れた場所が分からなくなったり、あるいは入れたかどうか怪しくなってしまって歩いている途中に無性かつ急激にザック内の点検をしたくなったり、ザック内紛失したり、また本当に紛失したりと...私のような粗忽者は肝を冷やすことが多いのだが、そういうものをサコッシュに移すことによってザックを下ろす回数を大幅に減らす利点があった。
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写真は2008硫黄岳、無駄にブラブラしないよう紐部分をミニカラビナでショルダーハーネスに留めている。
一方、強い生地で作ったので、雨の日とかはジャケットやパンツに擦れて雨具の表面起毛がやられ撥水性が損なわれる気がしたり、雨が入って内部が濡れたりする。濡れに関しては小さな防水袋を中に入れることと、カメラと携帯は防水にすることでほぼ解決したが、擦れに関してはそういう生地なので仕方なく、ちょっとイヤな感じがしていた。BBさん自身はSilNylonかSpinnaker製だったので、そういう問題はなかったと思うが、Spinnakerだと生地がヨレるまではカサカサと煩そう。

やがてBB式サコッシュはHiker's Depotの土屋さんもお気に入りとなり、BE-PAL10月号に載っているMount Whitney山頂での写真もBB式サコッシュの袈裟懸け姿で写っているし、持ち物ページにも出ている。最近はサコッシュLoveなので、良い材料が手に入ったときは自家縫製でお店にも出しているようだ。先日、赤とオレンジの厚手のSilNylonが補給されたから縫い上がっているかもしれない。縫製もプロの手で職業ミシンで縫われたものだから縫い目の質はもとより、メッシュやマジックテープなど細部の処理も良い。

で、私のサコッシュ弐号だが、いい生地が手に入ったので厚手のCubenで作ったらどんなんかな~とHiker's Depotに話を持ちかけて作ってもらった試作品である。Cubenであれば滑りがよいから雨具との擦れも少ないだろうという思惑。2個分の生地を提供して縫ってもらい、1個は店主に手間の代わりに奉納した。共に使って更なる品質の向上も狙っている。
重量は22gで軽い...壱号はクロスダイニーマで70gあったので、48g、約2oz.もお得!
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最近のは角マルになっているんだ..隅っこに綿ぼこりが溜まらなくて良いかも。いや待てよ、綿ぼこりは着火の火口に使えるというrwalker氏の教えもあるしな...悩ましい。

使ったCuben Fiberは米国のZPacks.comが切り売りしていた1.5 oz/sqydの厚手の、しかも青色である!これはZpacksのBlast Cuben Fiber Backpacksに使われており、SilNylonよりも重いけど耐擦過性と耐打抜性は高くて当然防水だ。厚手なので生地にはコシもある。Cuben Fiberといえば今までは白ばかりで汚れが目立ち、生地の質感敵的には工事現場のガラ入れ袋を彷彿させていたが、透ける青は雁皮紙のように美しく惨め寂しさはない。赤もあるが買っておらず、黒いメッシュから透ける赤は刺激的かもしれない。この青は以前3ydほど買い、鋏を入れずに熟成させておいたもの。ZPacksも6/15からはオーナーのJoeさんがCDTを歩きに行ってしまったので12月に戻るまでは店仕舞いで購入できない。それまで弐号を鍛えて、細部ジオメトリとギミックの熟成を行うつもりである。現時点ではキー等を下げておく小さなループと底部に水抜き穴を追加とか、内部にポッケがあっていいかもとか、雨蓋も欲しいかな、など思っている。ああ、雨蓋で防水できるなら縫い目をシールしてバケツ代わりにする手もあるかな!

これの縫いに際しては、力が掛かる箇所は4重6重に生地を重ねて、できるだけ細い針で縫い目を細かくするようにお願いしてみた。この生地で目が細かいのは吉凶どちらになるだろう。
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だいぶ軽快な印象の仕上がりに満足している。牛乳パックがちょうど3本入るから3Lね。

オマケでHiker Joeもやって来た。
Joeマークは二重に折っているので、このループも何かに使えそうだ。取り敢ずここのバータックくらいは自分で掛けるか...
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変な格好に見えるかもしれないが、
Cubenな頭陀袋の袈裟懸けはULバカ一代の心意気と言うことで...

久々にClicl など、たも~れ→

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# by ulgoods | 2009-10-08 00:18 | 運搬系

柳沢峠2

二日目は金山の色気に後ろ髪を引かれながら、高低差40mの遊歩道を自転車を押し上げるところから始った。
8:22 出発 高度638m
しばらくは緩い道で軽快。2,3個トンネルを越えた辺りから登りの宝庫が牙を剥いた。といっても、柳沢峠まで14km、高低差700mであるから平均斜度5%なわけだが、わたし的には踏んでも踏んでもまだ登り、専ら多摩川サイクリング道や市街地を走っていた軟弱チャリダーが体験する初めてのヒルクライムの類である。今までは山のトレーニングのつもりでモモに負担を掛けるよう重いギアで走っていたのだが、ここに来て軽めのギアでクルクル廻す筋肉の必要性が分かった。フロントのギアを3枚目に落とすのは初めてだし、後ろも8枚のうち4枚くらい、時速にして8km/hを切るくらいでしか継続的に漕げない。これ以上速度を落とすと転倒しそうなので、それなりの高速回転で速度の維持が必要だ。廻す筋肉は養っていなかったので乳酸的に辛い。
9:26 藤尾のキャンプ場前自動販売機でコーラ
短い休みを取りながら登って来たのだが、自動販売機にコーラを見つけたので大休止とした。自転車の良いところはコーラが容易に手に入ること。よほど人家が疎らでも立派な自販機が並んでおり、冷えたコーラを定価で買えるのは超ありがたい。ここは橋の向こうがキャンプ場らしく、道路側には自販機と食堂がある。飯を食おうかと思ったが、ここで食ったらあとで口から直噴しそうなのでコーラで糖分と水分を補給するに留めた。
この辺まで来ると丹波川もかわいらしい小川であり、道と川の間に疎林や草地もあって野宿には良さそうだ。降りて川に足を浸したら気持ち良かろうと思いながらペダルを踏むが、あちらこちらの駐車可能スペースは駐車が多く、車で来て川に降りたり山に入っている人も多いように思う。皆さんそれぞれ穴場をお持ちのようだ。地図で見るとこの辺は多数の点線が交錯しており、古くからよく利用されている山なのだろう。上の方には笠取山があり、交錯した山道は雁峠で集約されて古札山、水晶山を通り、やがて雁坂峠からは秩父へつながる道となる。

やはり上り坂は少しよろよろ登っていくのだが、後ろからのエンジン音には気をつけてシャキッと走るようにしている。よろめいていては自動車の人も怖いだろう。この辺でも道幅は充分だし対向車も少ないので普通の運転者は大きめに迂回して走ってくれるのだが、中にはギリギリ通過するのもいて、こっちは後ろが見えていないから肝を冷やす。また、バイクは必要以上に騒音とガスを浴びせかけ、なおかつギリギリをいく輩がいたのでこちらも負けずにF**k You!○○たれーーーと大声で罵ってやったら少し気が晴れた。ガソリンを焚いてCO2と騒音を散らして行くよりも、こちとらいつもより少しだけ余計なCO2と時折メタンガスを出すくらいで走ってる人力でい!ホンの少しは敬意とまでは言わないが、直接浴びせかける排ガスや騒音には配慮を払ってもらいたいものだ。
ハンドルに付けたGPSガーミン60CSxは一応ルートを選択して示してくれるのだが、何故か自転車モードだと車道を避けて選択する傾向があり、腕時計の高度計もそろそろ1300mを指し、もーそろそろと思っても大迂回ルートを示していてまだ6km以上あるようなことを言って当てにならない。時計の高度計以上に役立たずだったので自動車モードにしてルートを再探索させたら、なんと峠へはあと600mとか言うではないか!行けども行けども登りの絶望が一転して終わりの近い希望へと変わり、心なしか傾斜も緩やかになった気がした。
やがて、ふと顔を上げると道の向こうに空が見え、あの先には登りが無いことを示していた。
10:19 柳沢峠 1472m(GPS的には1473m、ああ地面からの距離が1mくらいか)
着いた...と言っても何の変哲もないので少しガッカリしたが、山梨側に少し下ったところに峠の茶屋があった。持参の道具で湯を沸かしても良いのだが、ここは茶店の世話になる。
バイクや車の人が多い。自転車は私一人だった。
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皆さん富士山を見に来るようだが、当日は自転車に嬉しい曇天であり、それでもガソリンな人たちは向こうに微かに見える富士の下辺りの稜線を一生懸命探して眺めて満足していらっしゃったようだ。
茶屋でとろろ蕎麦と味噌おでんを食い、残して置いた握り飯は外で食べた。さすがに少し気温が低い。冷えないようにモンベルのウインドウジャケットを着て、いよいよ下りに移った。
10:47 ダウンヒル開始 蓄えた位置エネルギーを解放す。
この自転車、後ろのリムが少し歪んでいるようなので余り上げると振動が来るなと思って控えめにしたが、メータ目視の最高速度は58km/hだった。だいたい50km/hを越えると路面の反射塗装の凹凸が怖い。道と橋の継ぎ目も怖い。カーブを曲がりきれなかったり小石など踏んで前輪がはね飛ばされたら深い谷に落ちてお陀仏だ。し、50を越えるとウインドウジャケットのフードが風をはらんで膨らんで首を締めに掛るのには参った。ちゃんと心のブレーキになっている。
11:02 裂石、大菩薩峠への分岐 922m
15分で見覚えのある裂石の看板まで500mを降りた。ここまで降りると空気が変わる。温かくて春のような心地がした。
その先は、果樹園とワイン工場の桃源郷を下る道となる。塩山駅はバイパスしたが、柳沢峠からならペダルを踏まなくても塩山駅に行けるだろう。
暫く走り、その名も休息という土地の販売所に入った。葡萄を食うためである。こぎれいな販売所に入り、葡萄を一房だけ呉れろと頼んだが、「うちは安くしているから箱単位じゃないとね..」と譲らない。ちょっと間違った店に入ったようだ。が、大きな梨は1個100円でばら売りだったので、またしても梨を買ってむしゃむしゃ食った。ナイフの刃を突き立てた所から果汁がほとばしる程のみずみずしいの、旨い。でも葡萄を食わないと...
梨を食って少し下るとぶどう園が広がり、どこでも何とか園と名乗って葡萄狩りをさせている。この時期こーいう派手な看板はボルのかなと思いつつも行過ぎては葡萄が食えないので、繁盛していそうな園に自転車を滑り込ませた。聞くと一房OKである。2、3試食して甲斐路に似たカタカナ名の葡萄を一房買った。テーブルに茶を出してもらい、さらには試食で出ている全種類をそれだけで満腹になるほど別な皿に出してくれて..
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忙しくしている割には愛想がよく気持ちの良い対応をしてくれる。食ったら出ようと思っていたが買った一房も食いきれないが、さらに自宅に一箱発送までしてしまった。
昔、子供が小さかった頃、毎年この時期は勝沼を訪れていた。勝沼ワインクラブというワインのオーナー制度で割り当てられた葡萄農家を訪れ収穫したり、低農薬葡萄でワインをケースで2ダースほど作ってもらうのだ。で、農家さんから葡萄の食べ方を指導されたのだが、葡萄は皮も種も食べるべし!サクサクと皮ごと噛む食感がみずみずしいのだ。が、やはり園では皮種を出す皿が用意されており、皆様べったりと唾液の付いた皮を盛り上げていらっしゃる。農家さんも諦めなのだろうね。
その後、食いきれなかった葡萄をフロントバックに納めて笛吹川沿いからR20へ入って尻も痛くなったころ、当初漠然と設定した目的地の甲府駅に着いた。あとは電車で帰るだけなので、ここまで無事で一安心。駅前のプランターの草に分水嶺でもある峠の向こうで汲んだ原泉の残り水をやった。
初めて袋を開く輪行袋はモンベルの前輪だけを外すタイプ。初めての割には無事に袋も被せ、問題なく改札も通過し、鈍行列車の最後尾に席を取った。
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走り出してからは紙カップのワインを飲みつつ、残しおいた葡萄をむしゃむしゃ食った。種と皮を吐き出さないスタイルはどこでもキレイに葡萄を食えるので良い。
やがて人も増えたが、鈍行の最後尾というのは不思議と輪行野郎が溜まる場所だと知った。途中から輪講袋を下げてきた人と話をしたが、彼は大月から山中湖を往復してきたのだが、途中で3回もパンクに見舞われたらしい。一度は釘の串刺しだったとか...お祓いが要るかもしれないねなど話しつつ、私もサイクル野郎の端くれくらいになった気がした。途中でまた一人輪行野郎が乗ってきた。
電車も混んできたので自転車を立てた。乗り換えの移動も面倒なので最寄り駅のだいぶ前で降りて自転車で走って帰り、私のサイクル野郎化も完了となった。



人力移動バンザイ!!

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知らない街を自転車で走るのが好きだ。あそこは何だろうという好奇心に動かされ、そこに着くまでの空間のつながりを楽しみ、やがて近づいて見えてくる細部を確認しながらその場まで乗り付けるのが良い。向こうに見えたその場所に近づくには歩きでは早まる心の速度に足りないし自動車は捨て置く訳にいかないから厄介だし時空の連続も裁たれる。貸し自転車でパリの街、セーヌ川沿いやブローニュの森や凱旋門の下や路地の裏を走ってそう思ったのはもうだいぶ昔の観光旅行。知らない街に着いたなら地図をポッケにペダルを踏むのが良い。
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# by ulgoods | 2009-09-24 01:36 | 自転車とか