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最近のこと 2010暮れ

ずいぶん長い間blogの更新をサボっていた。これまで多くの時間をblogに注ぎ込んできた反動だろうか、いやー、書かないって自由!ってのはアレだが、昔はコミニュケーション手段としてblogを利用していた側面もあるが、最近ではもう少し手っ取り早い手段が発達してきたので、こちらがお留守になっていた感がある。しかし、自分自身への日記的な記録という面ではblogが優れているので、最近のことを記録しておくことにした。

・グレン隊のこと
グレンさん始め、ULハイカー達とのその後には長文を書いたのだが結局UPしていない。私は用事で二泊目は甲武信小屋の天泊で翌日下山したので、自身の行動としては特筆するモノがないので、雨の中を長駆活躍した方々にお任せである。
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彼らは最終日の雨の中を破風小屋から飛龍経由で丹波まで歩き!、グレンさんと温泉に浸かり、共に湯上がり気分の奥多摩線で帰る栄誉を得ている。

私はというと..壊れた足で参加してくれてもう保たなくなった隊員二人と甲武信小屋残留を決め込んだのだが、まだ日は高く、しかし寒いので、畑を造成していた小屋番の爪ちゃんを手伝って一汗かき、その功績で小屋にあがって暖かな土間ストーブ脇で熱燗を許され、そのまま夜の宴会になだれ込み、爪ちゃんやJさんのギター競演を聴き、小屋にお泊まりの人たちとみんなの歌など唄い、気持ち良くテントの中に果てた。来期稼働予定の甲武信小屋の畑には数滴だが私の汗も混じっている。
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これでは歩き続けた本隊に申し訳なくって..その後の話は今になるまで書けなかった。
下山して二日後くらい、三鷹のHiker's Depotのパーティーでグレンさんのお話を聞き、その後30名近くの大所帯で居酒屋に流れてグレンさん奥方様交えて大いに呑んだのは楽しかった。
グレンさんからは帰国後、お手製の誕生日カードを頂戴した。マメで律儀な方である。今後とも交流を深めていきたい人である。

・グレンさんの真似
真似という訳ではないが、グレンさんの被っていた帽子が格好良いので同じ物を探して手に入れた。Tilleyというメーカーであるが、確かに彼が言うとおり被るだけで男前が0.5UPするような気がして嬉しい。
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ついでに彼が帽子の鍔に挟んでいたLEDライトも買って、頭だけグレンさんの出来上がりであるが、真似してみて、このライトで少し考えたことがある。
Fenix L0DはAAAバッテリーの超小型のくせに5段階の発光モードを持つ芸達者であるが、最強モードで75 Lumensの高輝度を発揮するも1時間しか保たず、最弱の7.5 Lumensは8.5時間とあまり長く続かない。重量的には利点があって本体重量14.5gでLi-Ion電池を入れると合計で20.5gであり、Petzl e-Liteより6g少ない。照射時間はe-Liteは最長45時間と比ぶるべきもない。また一見安物と区別が付かない姿だが高機能なので国内では5000円以上の値札が提げられ、これはちゃんとしたヘッドライトが買える値段であったりもする。この辺を勘案すると、おそらく夜でもツバ広のTilleyを放さない彼には鍔が垂れ下がらない6gの差が重要で、最弱で8時間というライトは、暗くなる前に飯を済ませ、暗くなったら即寝て極力灯りを使わないという彼の行動パターンに適合する必要かつ十分なものであり、オマケ的に他に光源を持たないから瞬間的にはハイビームも欲しい、というココロであろう。自分に必要な性能でかつ最軽量を選んでいる姿勢がそこからも見て取れた。
ちなみに私は無造作にパッキングした旧版のPetzl Tikka XPの90gであったので、この時点で70gも負けている..これはイカンと思った。二三泊なら20gで充分なのである。
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グレンさんの雨具について、前の記事に装備の一覧を挙げたので彼が不織布製の、いわゆる使い捨てっぽい雨具を愛用し、かつ下はスケスケのCubenで作ったChapsを穿き、足は濡れるに任せている事は分かると思うが、その運用については..彼にその雨具は使い捨てかと聞いたところ、ななんと2シーズン使うらしい。毎回キレイに拭いて保管しているとのこと。その勿体ない精神には敬服である。不織布の雨具は私も数着持っており、重量的にはGoreとか何とかのものより遙かに軽量なので絶対雨が降りそうに無い日のザックの肥やしにしているが、実線投入は未だ無かったが、彼はウインドブレーカーとして雨具として着続けており、たぶんザックが重ければ短時間で肩から切れてくるだろうから、2シーズンってすごい。ULを極めてなせる技である。
幸い押し入れに在庫があったので、後日のHiker's Partyの時は手持ちの不織布ジャケットを着て行ったのは言うまでもない。私が着て行った旧版は彼の着ていたものより数グラム軽いのは彼も知っていたので、ささやかながら一矢報いた?
今後は不織布の雨具を見ても貧乏だからとか思ってはいけない。ま、適用限界は低いので、その辺を誤らないようにしたい。これでCuben Chapsを何とかすれば雨の日のグレンさんの劣化コピーが出来上がる。

など、グレンさんの装備を改めて味わうと、避けていた大量の文章書きが必要なので、彼の装備表を眺めて思いを巡らせるに留める。


・毛鉤と燻製の迷宮
今年に入って渓でも過ごすようになり、少し古風な感じのするテンカラ釣りを始めた。しかし10月にもなれば禁漁期間が始るので渓流で釣ることが出来ない。そこでOFFの間に毛鉤くらいは自分で巻こうかと思い立ち、今まではハマる怖さから手を出さなかった毛鉤巻きを始めた。道具は通販の一番安いヤツ。テンカラ毛鉤は羽毛と木綿糸さえあれば素手で巻けるくらいなので安いヤツで充分なはずであ..ったが、少し巻けるようになれば手先の練習にと洋風のフライも巻きたくなるのが人情であろう。フライ巻きの手本を取り寄せ、鳥やら獣の毛やシンセ素材を買い足していつの間にかフライも巻くようになってしまった。洋物を巻くとアレコレ素材の使い分けが要るので素材箱はいつしかパンパンである。
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なかなか、難しいのです..
巻いていて、目のピント合せに難が出ていることを悟り、眼鏡屋に○×両用眼鏡を作りに行くはめにもなった。
春用には思い切り小さいのを巻かなくてはならないのだが、やはり安物のバイスではあれやこれや不満が出てきているのは認めざるを得ない事実だったりもする。最初から高価な良いモノを買う度胸がないのは全ての趣味事に共通な弱点であるーるるるるる。

巻くとそれで釣れるのか?確かめない訳にはいかないだろう。ということで、竿と不細工な毛鉤を担いで近所の管理釣り場に初めて向かった。1回目は無残に二匹のみ。しかし自分が巻いたフライを魚が食ったのは嬉しかった。2回目は..前回釣れてた人に聞くと黒系の沈めるニンフが良いと言うのでドライフライ巻きを中断してテンカラとは無縁である沈むヤツをせっせとこしらえて行き、制限の10匹超を釣り上げた。これは嬉しい!って、思い浮かべればこの辺から道が逸れ始めた気がする。なんせ、ニンフを巻く度に釣れますか?ってお魚に訊ねに行かないと確信が持てないのは全く困ったことであるが、下手のせいか鉤のせいか、判別出来るまでは暫く時間がかかりそうだ。とんでもない沼に足を突っ込んだものである。唯一の救いはフライフィッシュに手を出していないこと。しかし、それさえ時間の問題だと言う人もいる。

釣った魚、キレイに掛けて素手で触らず優しくリリースするほどの腕がないので、専ら水から引き抜いて撲殺してお持ち帰りするのだが、そんなにたくさん食べられる訳も無く、その保存に頭を悩ませたところ、ふと十数年前に血道を上げた燻製の道具が仕舞ってあるのに気がついた。ほこりを払って古い箱を開けると..おお中からスモーク材が出てくるではないか!こんな事を見越してかの過去の自分からプレゼントをもらった気持ち、これは燻さねばなるまい..そこから燻製作りが始った。燻製箱のくんちゃん、久々の活躍である。チップは遺産のヒッコリーの他に公園で拾った桜の枝も使っている。最近は桜オンリーなので、公園に行けば無限に手に入る。
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当初の崇高な目的がどーして燻製に行ったのか、今思うと自分でも頭をヒネるばかりだが外道はその後も続いた。

さて久々に燻したのだが、昔取った杵柄的に案外上手く出来て、キャンプの時に配布したら評判も上々だったのに気をよくしてフと考えた。テンカラで釣ることのできる池の魚は小さいが、ルアーで釣れる池の魚は標準で二回りくらいは大きいようだ、どうせ燻製するなら大きめの魚の方が食い応えがあるだろう..ということは、ルアーで数を釣ってからテンカラの練習をするのが全ての面に於いてステキなのではないだろうか..それはいいアイディアだ!というわけで、今度はルアー釣りを始めなければならないことになった。
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最初、だいぶ昔にSierraで使ったペン形極小竿とリールで臨んだが糸絡みで釣りどころではなく意気消沈し、ルアー釣りの人に相談して少しマシな竿とリールを手に入れた。早くルアーの腕を上げないとテンカラの練習や毛鉤の出番がないので困っている。ああ、その前に自前のルアーを作らないと...これではもーなかなかテンカラに戻れない。キッチリと型にはめられてしまっている。

で、燻製と言ってもそう長く保つ物でもないので、保存用に真空パック器も調達した。今では燻製を真空パックし知人に配布して好評を博している。曰く売れるんじゃないのと。それに気をよくし...嗚呼。
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真空パック器であるが、これはちゃんと山でも使い道がある。担いで行っても役に立たないのだが、行動食のトレールミックスを小分けして湿気と食べ過ぎを防ぐとか、帰りの下着を思いっきり真空パックして容積の削減と万が一の水濡れを防ぐとか、ロールパンを真空パックして極限まで小さく携行するとか..ちゃんと山でのことも考えた上での選択であったことは言うまでもない。

今後どこまで道が拡散発展するのか、自分でも怖いようで楽しいようで困っている。



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# by ulgoods | 2010-12-15 04:32 | 駄文系

グレンさん軽荷の中身 Glen's Gear List - Chichibu Trail (Japan)

Glenさんのお許しもらったので彼のGear Listを掲載します。
Thank you, Glen-san!

クリックするとデカく見えます
グレンさん軽荷の中身 Glen\'s Gear List - Chichibu Trail (Japan)_e0024555_181634100.jpg


あ、靴下のメーカー同じだとかいろいろ分かって有り難い..

いわゆるベースウエイトでいうと2114g
着ているもの、帽子の重さまで..1977g
食料燃料込みで5363g
って、超絶

食料の重さも彼が言っていた一日の必要量×日数になってる
毎回ギアリスト見習いたい習慣。
コメント欄で意見交換して味わいたいですな


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# by ulgoods | 2010-10-21 18:30 | 山行

進めULグレン隊

進めULグレン隊

Glenさんに会えてそれだけで嬉しかったが、やっぱり挨拶や写真が済んだら歩き始めなければならない。そ、歩きに来たんだっけ。
コースの段取りは
DAY1 瑞籬山荘から金峰山を越え大弛小屋泊
DAY2 大弛を発して甲武信経由雁峠泊
DAY3 雁峠から雲取
DAY4 雲取から石尾根で奥多摩駅
皆さん歩く人たちなので妥当な距離割りか。
私はDAY3に東京で外せない用事があるので早朝に下山することになっている。
さてDAY1、歩き始め10:20頃。金峰山は山歩きを始めた年の雪の残る時期に歩いて以来だから久しぶりでだ。昨年は行こうと思うも道具迷いのせいで塩山からTAXIで大弛に入ってしまいパスしているし、金峰山から大弛峠までは歩いていない区間なので期待が膨らむ。
さすがに皆ペースが速い。
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Glenさんは長身で足が長く、汗もかかずにゆったり歩いているようでもちゃんと速い。普段は単独の人たちであるが、ネットで親交のあるULナカーマと会ったもんだから、途中で写真を撮り合ったりと、まるで修学旅行気分で楽しい山歩きとなった。

富士見平小屋11:11で水補給。Glenさんには日本の水は安全だと伝えてあったので、彼もフィルター無しで水を補給した。

大日岩12:36に大休止。岩に駆け上る人有り、腹にカーボン補給する人有り。Glenさんは車中で配給された?人生初の魚肉ソーセージと、大判のクラッカーのようなのにMiguelさんから差し入れのシシャモを乗っけて食べていた。この時取り出した行動食を見せてもらったが、これは1日分かと尋ねたらこれで4日分と言う。
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体がデカイ割りに食い物が少ないな..後でHiker's Depotで行われた講演で聴いたが、ハイキングに出る前と帰ってから食料の重量を量って、平均一日の炭水化物消費実績をチェックしているらしい。数多くの山歩きを経験して割り出した重量だから信頼性も高いだろう。私は食料に関してはいい加減、というか、あれば食う、無ければ食わない、不安だから多めに持つ感じだが結局は残して帰ることが多い。道具を揃えて軽いよねーとかの段階を過ぎたら、自分の体のことを(体重含めてね)管理しないと、その先には進めない気がした。

13:01出発、15:06金峰山着。ガスが掛かり眺望は無い。
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Glenさんと土屋さんはコマーシャル系の撮影で金峰山頂から狙う望遠レンズに合わせて何度か急登を行ったり来たりでちょっと気の毒であった。仕事の二人と大弛から登って来た撮影スタッフを残し、ここからは適当にバラけて大弛小屋を目指す。金峰から大弛を歩いたの初めてである。金峰周辺はかろうじて森林限界上の風景であったが、進んで鉄山、朝日岳あたりはお馴染み奥秩父的な森歩きとなる。
大弛峠16:48 いきなり立派な舗装道路に出るので少し興醒めであるが、大所帯だし水があってテントサイトも多いから野営場所としては適当。小屋もお留守だったので幕営代をポストに入れて(釣り銭がもらえないのでお札で..)各自設営に掛った。
各自のんな幕を張ってどんな寝姿なのか、興味津々である。

大弛ULテント村の様子

Beyond Integral Designs SilTarp2 充分長いので低く張れば吹き込みにも対応でき、雨天時の宴会用にと応用範囲は広い
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Tsuchiya FineTrack ツェルト2 堅い選択。どこで張っても安心感がある。軽いって自由!
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Chiyo Six Moon Designs Gatewood Cape 私もお気に入りの屋根。ただ、奥秩父で雨具にするには不安があるので、別途雨具を持つならと私は持ってこなかった。
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Glen GG cuben Wedge 77g サイドを折って耐候性を上げてある片屋根式住居。さすが本家で軽さはダントツ。
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Yaslow Golite Poncho Tarpであろうか?色が違うかな.. お馴染みの張り方。張る用に必要な1本ポールで歩く人。傘も利用して張っている。
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Jotaro Locus Gear Khufu Culen Shelterは Ryan Jordan氏も絶賛、美しく耐風性も高い
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Miguel GG SpinnShelter 暗くなってから張った割にはシワもなくきれいに張れている。シートもポールもGG製で揃えてきた感じ
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zzzBear MLDのCuben Poncho Tarpであろうか。スケスケで良い感じ
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Bmp ID SilPoncho改 リフターを二カ所追加してあるとのこと。入り口を狭めて風除けフォーメーション
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ULG アライのシングルツェルト 足元に換気口を付けてある
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写真上手く取れなかったのが残念だけど、FukushiさんはAnti Gravity Gear TarpTentという渋い選択であった。

設営と仕事が終わったので皆で夕食を摂ることにした。火器とメニューのチェックも面白い。
全体的にアルコールストーブ派が多いような気もしたが、私もGlenさんもEsbitとCaldera Cone Stoveである。Esbitは鍋底が汚れるのが難だが、収納時、他に汚れが移らない工夫をしていれば何の問題もないと思っている。
食い物は、私はずいぶん前に買って放置していたMountain Houseの野菜ラザニアを消費してしまわないとイケないので持って来て、野菜だけではアレなので、沖縄のハムやさんが作っているタコライスの具、レトルトの味付き挽肉をぶち込んで湯を入れた。一袋二食ぶんなので、夕飯と翌朝の朝食のつもりであったが、旨いので少し頑張って平らげてしまったが、ここでも食料計画が破綻していたことになる。
Glenさんは、CousCousのような顆粒状にアレコレ手間を掛けて数種の具を足し煮込みて、最後に大量にガーリックオイルを掛けて食べていた。重量削減と朝まで温かく眠るのに必要な体温生成のカロリーを得るの両立には油分を多く摂るのは正しい。私もCousCousの時はオリーブオイルを入れるが量が違う。馴れないと下痢するかもと思った。同じオイルでもガーリックオイルの方が食欲が増進するだろうから見習う。食事の仕方も、少しずつ時間を掛けて、慎ましい感じで食べていたのが印象的である。海外で食事をするときに見掛けるのだが、大柄な男性でも肉を小さく切り分けてホンの小指の先くらいに小さく切ってゆっくり食べていたっけ。ゆっくりの方がお腹によいのはもちろんだが、何というか、慎ましく食料を大事に摂り込んでいるという感じが印象的だ。
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他のメンバーの食料もα米が多いのだが、最近は無印のやつがイケるらしい。味見をさせてもらったが旨かったので今度試してみよう。
食事の方法であるが..Glenさん以外は皆でワイワイ食べることを見越して、上下の防寒着を着用し、そのぶん寝袋を軽めにする方向だったと思うが、Glenさんは正しいUL手法に則り、防寒着は薄手のベストのみで、集まっての食事では寒そうにしていた。というのも、正しくは、というか、心底重量を削減しようと思ったら防寒着は少なくして、飯を食ったら即寝袋に入るのが正解。あるいは日があって暖かいうちに夕飯を済ませてからまた歩いて日暮れと共にサッサと寝てしまう、これはキャンプサイトに食料の匂いを充満させて熊を引き寄せる心配が少ないし、夕食と夕方最後の休憩を兼用できるので無駄時間の削減もできる上手いサイクルだ。寒い中でキャンプサイトで座って話そうと思ったら、寝袋を着て防寒着にするのも見た目は怪しいのだが使える手だ。Jacks R Betterというハンモックの底に付けられるQuitで有名なメーカーがあるが、そこでは積極的に着られるQuiltを作っている。見た目は不思議だが、山の中で誰が見る訳でもなく、見られているとしても兼用マジックを進めて軽量化を図るUL的に正しい。また、 防寒着、寝袋と分けて重量が嵩むよりは防寒着を省略してその分をの重量を寝袋に与えるのが就寝時に得られる暖かさは大きい。このことは後のHiker's PartyでGlenさんが実例を挙げて説明してくれたが、Glenさんは実践で見せてくれた。今日くらいはイイかとかの甘えがない姿勢に三度の感心である。


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# by ulgoods | 2010-10-20 16:32 | 山行

ULグレン隊 集結す

ULグレン隊 集結す

Glen Van Peski氏と言えばご存知Gossamer Gearの創設者であり、World Wide有名な筋金入りのUL Hikerであるが、この度、機会があって来日の運びとなり、コマーシャル系の用事の合間というか、こっちがメインかもしれないが日本のTrailを一緒に歩く機会を得た。タイトルのグレン隊とは、Glen氏を囲んで軽荷で野宿散歩の会を意味しているつもり。
今回は平日含む3泊4日で奥秩父主脈を縦走するという課題が勧進元の一人Hiker's Depot店主である土屋氏から与えられ、平日を含むこともあり堅気系の仕事に就いていなさそうな?メンバーが招集された。
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写真左から
Miguel
ULG
zzzBear
Glen(Gossamer Gear)
bmp
jotaro(Locus Gear)
Tsuchiya(Hiker's Depot)
Chiyo(Moonlight Gear)
Yaslow
Beyond
Fukuchi(Evernew America)
それぞれUL道具の蒐集とそれを用いたハイキングの実践に一家言持つUL Hardcore系を自認するHikerである。
GlenさんとFukuchiさん以外とは既に夜の巷での濃い面識はあったが、基本的にSolo Hiker達なので私含めて一緒に歩くのは皆初めてであったと思う。

韮崎駅からバスに乗り着いた瑞籬山荘前で別働隊含めて全員集合となったのだが、早速Glenによる重量チェックが待っていた。
私は出がけに量ったところで食料水抜きベースウエイト5kg(4.5kgから快適方向に振って5.0kgを作った)であったが、現地で食料とbooze(酒、ですな)込みで16lb.(7.25kg)と計測された。
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私の主要装備を紹介すると
ザック MLD Prophet pack
寝袋 Nunatak Arc Ghost Quilt Down 2oz.増量済み
屋根 Arai single Zelt
マット Therm-a-Rest Ridge Rest 3/4
防水 Sea to Summit Ultra-Sil Pack Liner
火器 Trail Designs Caldera Cone for BPL FireLite 550 w/Esbit
防寒上着 BPL cocoon
防寒ズボン Montbell UL Down inner pants
雨具上 OR Helium Jacket
雨具下 Montane Featherlite Pants
水筒 2Lペットボトル
といったところ。
その他、救急箱、補修箱、雪隠具、替えの下着靴下、MLD eVent Rain Mitts、快適睡眠用にBPL PossumDown Beanie, gloves, socks
要らなくて重い物だがGarmin 60CSx、カメラ、iPhone+電池など。
だいたい気温で零度、樹林帯での小雨程度の天候に対応できる装備を作ったつもりである。Gossamer Gearはいろいろ持ってはいるのだが、直前になって天の邪鬼が顔をもたげ、GG以外で構成してみることとした。ああ、ザックの腰ベルトはオリジナルは薄くて滑るのでGG Murmur の物に交換してあるのと、ウエストポーチとシェルターに敷くポリクロシートはGossamer Gearであった。
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ここでGlen氏のザックを小指に引っかけて持たせてもらったのだが..軽い!とんでもなく軽いのである。ちゃんと4日分の食料も入っているらしい。その軽さと実際の生活術を拝見するのが今回の目的であったので、こりゃーすげぃ、何が入っていて何が入っていないのか、どういう生活を送るのか?歩きながら、泊まりながら拝見することになる。


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# by ulgoods | 2010-10-14 01:44 | 山行

渓流歩き岩魚釣り / TENKARA fishing

渓流歩き岩魚釣り

■口上
テンカラで岩魚をと思い、今期は釣れるまで尾根には出向かない願掛けをしていたのだが、幸運にも3回目の自然渓への釣行でやっと岩魚と出会うことができた。
結果として2回釣れた。1回目は5寸程度の小岩魚だったので撮影後にリリース。2回目は塩焼きにして充分サイズであったが、手にする直前に糸から針が外れて痛恨のエラーであった。針がついたまま逃がしてしまったので、あの魚も長くは生きられまい。ちゃんと取り込んで引導渡して骨まで食べてこの身にしたかったのに残念である。
今回のメンバーは総勢4名。前回の南ア釣行のメンバーにもう1人、西丹沢の猛者、その名も玄倉川の別名である丹沢黒部を名乗るT氏にも参加いただけた。いずれの方も経験豊富なULな渓流爆釣請負人である。テンカラは私一人で他はリール付きの洋式フライ竿。

■遡行開始す
行った場所は南ア深南部、東京から6時間車を走らせて干上がったダム湖が出発点となる。全長200mを越す針金と羽目板で作られた吊り橋を渡って向こうの世界に踏み出すのは結構勇気が要る。
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揺れるというか、裏返りそうでちゃんと怖い。
湖底に下りるとそこは干上がった別世界であった。ああ、今年は渇水なんだねって納得し掛ったのだが、肝心の水が流れていないではないか!川はどこだ?自分が降り立った異次元に一瞬たじろぐ。

とりあえず上流を目指して砂漠のようなダム湖底を歩き出した。10分くらい歩いたところか、微かに水音が聞こえた。音はすれど姿は無し。
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どうせ水まみれだろうからと飲料水を担いでいないので朝飯も食えずに、更に進むこと10分程か、水溜まりがあり、そこが川の終点になっていた。どうやら水が無い訳ではないらしい。気を良くして100mも上がると流れが現われ、更に行くと結構な渓流が出現したのは嬉しかった。おそらく渓流部分は生きていて、ダム湖の堆積部分で全部染みこんでいたものと考えられる。水を得たので安心して朝飯を摂った。

砂地を離れて岩の河原を進む。まだ若い角が多い岩だらけだ。この日の足こしらえは前回同様の沢足袋で足裏や爪先の保護が無いに等しい。次第に足裏のツボが刺激されというか、すぐに痛くなってしまった。たまにある数歩の砂地がオアシスに思える。その辺りは既に釣れそうな雰囲気もあるのだが先頭の人は更なる上流を目指し決して歩みを緩めない。ほどなく足裏に加えて爪先も泣きだした。2時間程か、予定通り最初の沢が差すところまで進んで竿を出した。1人J氏はは支流へ、残るT氏N氏と私は右岸左岸に分かれて追い越しながら釣り上がって行った。先ずは師範達の竿捌きやポイントの選び具合など見て、竿を振る練習などして後に続いた。
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ザックはGossamer GearのMariposaである。荷が軽いので担ぎながら釣り上がる。

しばらくは何でもなかったが、師範達もどうにも釣れない模様。そういえば来る途中でまだ新しい足跡を見た。神経質な岩魚のこと、先行者が居るとなると一気に難しくなるらしい。結局T氏とN氏が普段は放す骨酒サイズを一尾ずつキープするのみで3kmほど釣り上がり、14時くらいにビバーク予定地点に到着した。最初の沢で分かれた爆釣野郎AチームなJ氏も追いついて合流したが手ぶらである。ま、魚影さえ見ない私とは違ってアタリはあったらしいが、水量が少なく岩魚が警戒しているとのこと。今夜の岩魚尽くしの宴会計画に赤信号が点った。最悪、飯と塩昆布はあるが、何とか岩魚にはお出まし願いたいところだ。

■遊んで食う寝る
我々はビバーク予定地は支流が2本差すので三股と呼んでいたが、さっそく荷を置いて身軽になって散ることにした。確保の上限は一人4匹までとされた。私はしばらく泊地前で独り竿を振っていたが、岩魚の居ないことが明白なのでいよいよ渓を進むことにした。既にメンバーが入っている沢なので、彼らに釣り漏らしは無いはずであるが、もしもということもあるから釣れぬなりに丁寧にフライを流したつもりである。やがて行く手に釜が現われた。どうしたものかと思案したが、結局は竿を畳み胸近くまで浸かってヘツって突破した。ら、先行のJ氏が戻ってきた。どうやら滝がキツいらしい。高巻きは残置ロープで登れるが向こうに降りられないと。もちろん沢登りの技術が皆無な私には手も足も出まい。再び胸まで浸かって戻ったら、頭上の岩をJ氏が歩いていた。なるほど、ここは上を行くのか...少し沢歩きの技術がないと釣りにならぬと実感した構図の対比であった。

泊地まで戻り、J氏はもう一度釣り下がるという。ほどなく本流を行っていたT氏も戻る。泳ぎが必要な釜があるらしい。この時点で3尾程度の岩魚があったと思う。人数は4人。私は釣っていない。せめても薪集めで貢献することにした。1.2mスリングを2本、小学校の校庭の二宮尊徳のように薪を背にして対岸とこちらを何度も徒渉して薪を集積した。急峻な斜面に横たわる長さ10mくらいの猿梨の木も川の中を引きずって持って来た。タープの支柱が要るはずである。続いてT氏が魔法のザックから取り出した鋸で猿梨を切り、二間四方の農ポリシートを100円荷造りロープで立てる作業に入った。さすがは丹沢黒部氏である、全てが手馴れたものである。J氏も戻り支柱を建て終わったその瞬間、ザーーっと大粒の雨が落ちてきた。間一髪とはこのことか、とすればまだ天には見放されていないはずだ。
そんな折、独り沢に入っていたN氏が戻ってきた。どうやら腰の袋に膨らみがある。堂々5匹余の釣果らしい。いつもはこんなに確保はしない氏であるが、本日の状況に鑑み奮闘してくれたらしい。救われたと拝見したら..おお、尺ものも居るではないか。これだけあれば宴会はなる。
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早速T氏がガムテを着火剤にたちどころに火を熾し、続いて河原で岩魚を捌き始めた。あまりの手際の良さに私は火を育て飯を炊くことくらいしかできなかった。農ポリも2m程の高さに張っていたのでアホ程大きな火を立てねば溶けることもなく、渓の奥は余程のことがない限り風は穏やかだと言う。この環境であればこの屋根が最も理に適っている訳だ。
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やがて料理も出来上がり。
尺岩魚の刺身
岩魚ナメロウ
皮と臓物のバターソテー
岩魚骨酒
岩魚塩焼き
岩魚あら汁
飯4合
という豪華な夕餉になった。
刺身やナメロウも岩から出ている葉っぱを敷けば彩りも美しく、小さな演出であるがこの上ない清涼感と高級感を醸し出す。
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しかし、T氏の経験に裏打ちされた渓での確かな生活術とマメさにはほとほと脱帽した。いずれはああ在りたいものだ。

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酒も進み、飯も進み..4合の飯はあっという間に平らげられて、その夜のうちに更に4合を炊くことになった。飯炊きは私の担当だが、どうにも飯を失敗する気がしない。2回ともふっくら焦さず炊けて好評であったのはBOZEな私にはせめてのも救いであった。

ビールで始り骨酒で一升、仕上げはモルト酒1本と調子よく酒も回って、私も昨夜から寝ていないので急激に眠気が襲ってきた。予定の寝姿はGatewood Capeで屋根をこさえて薄手の化繊QuiktをPertex QuantumなBivyでくるむ予定であったのだが、まー、農ポリタープもあることだしと半袖姿でゴロリとリッジレストに横になった3秒後から記憶がない。夜半目が覚めたら皆様Bivyにくるまってちゃんと寝ていらっしゃる。私も慌てて寝具を整え、薪を足してから再び眠りに落ちた。
不思議なことに渓に充満する流れの音は気にすると聞こえるのだが気にしなければ3秒で消えるものだ。人間の耳というか脳は巧く出来ている。

翌朝、目を覚ますと既に明るく、T氏が朝餉の準備に取りかかっていた。岩魚は釣らないは、飯は喰らうは、酒は一人前だわ、朝は起きないでは立つ瀬がない。未練のQuiltから体を抜いて支度に掛った。
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朝はソーメン、揖保の糸を9束茹でるのが私の当番。そう、私は前回に引き続いて炭水化物担当を言いつかっている。火は既に熾きていた。ビリ缶に湯を沸かしてソーメンを茹で、バグネットに放り込んで川に晒して出来上がり。バグネットに移すときに間抜けにこぼさなければ失敗のしようもない簡単なお仕事だ。N氏が薬味を刻む、T氏が残り飯に岩魚の身を解いて混ぜて飯を握る。昨日の残りの岩魚汁も湯と味噌を足して温めた。まだ暗い渓にたなびく焚き火の煙に日が差して美しい。
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朝飯終えて、竿を損傷したT氏を残して三人が散った。私はN氏と交互に釣り上がっていくことにした。J氏が昨日岩魚を見たというポイントに岩陰から忍者のように忍び寄り、昨日の傾向から流心の白泡切れ目が狙い目だとアドバイスをもらってフライを流してみた。実は昨日の段階で軽いアタリは得てあり、フライの流し方など魚が居れば絶対掛ると言っていただいていたので、岩魚が居ると信じて2度3度流してみた。スゥうっとフライが沈んだので慌てて上げたが、どうやら早すぎたようだ。魚が掛るのは思ったより静かでささやかなサインでしかないと思った。TVで見るカジキマグロの1本釣りのような派手なジャンプなどはないのだ。1度失敗したので駄目かと思ったが、居ると分かったら勿体ない。もう一度フライを流したその時だ、再びフライが不意に水中に消えたではないか。キタ!と思ったが、そこは待ち、1、2秒後に竿を引き上げると、グビグビと竿に振動が伝わってきて魚が掛っていることが分かった。小さな魚だろう、針を掛けるに引き上げた反動でもう陸に引き抜かれていた。
よほど腹が空いていたのか、テンカラによる渓流岩魚の初釣果はかわいらしい小さな岩魚。これはキープサイズではないねとN氏に確認し、幸いにも返しのない針だったのですぐに針も外れたので放すことにした。
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小さいとは言え、引き抜いてから着地までのほんの数秒間、竿を介してだがその躍動感をこの手に感じることができたのは嬉しい。

その後、頭上の木を釣って針を無くしたので、ティペットと針を交換して先行するN氏を追った。その時点でN氏は一匹確保。さすがである。ここは試したので上へどうぞと言われて進んだポイントは、こりゃ釣れなきゃ嘘でしょという見事な一級ポイントに見えた。どうやら岩魚が居るかしら?とか半信半疑で臨んではいけないのである。先ほどの釣果でこれまでの確信の持てぬ気持ちが切り替わり、岩魚は居ると信じてフライを流すことが出来たその気が功を奏したか、3度ほど流してまた先ほどと同じように、フゥっとフライが消えたのを視認した。2秒待ち竿を引き上げたら、な、なんと水から揚がった岩魚は今度は塩焼きに充分なサイズ、腹の黄色も見て取れた。が、ここで慌てた。テンカラの場合は一気に引き抜くのが正しい揚げ方と後で聞いたのだが、こんなの初めて的なうぶな私のこと、岩魚を一旦水に落とし、ラインをたぐり始めた。今度は岩魚の振動と重さが直接指先に伝わってくる。私も狩猟本能が喚起される。ようやくラインをたぐり寄せ、水面から揚げようとしたときだ、それは不意にすっぽ抜け、揚げたのは針のない糸であった。糸が切れたのではない。縮れ具合からも糸が解けて針から外れたことが分かる。私も拍子抜けして立ちすくんだが、針を刺したまま逃走した岩魚も哀れである。今回はJ氏が巻いてくれた最後の1本、返しの付いた針であるから外れることもない。長くは生きられないだろう。ちゃんと釣らずに申し訳ないと詫びた。
件の釜まで進み、どうやらその上は岩魚の楽園なのかもと思ったが、登ってしまえば容易に戻れず、撤収時刻に遅れるので、余裕と余韻を残したまま引き上げることにした。
N氏の一尾をTさんが捌いてくれて、皮はソテーして、イクラも出来、再びソーメンを9束茹でて、残りのビールで乾杯して銘渓と別れの昼食とした。
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帰りは意気揚々とは行かないのは足のせいである。往路に増して足裏の刺激は許容量を超え、爪先をぶつけるのでおそらく内出血してるだろうと思いながら腰の引けた歩きをするものだから、みるみる遅れてしまった。休憩の度に追いつき、短い休憩での後、痛みに半べそをかきながら後を追うことになる。
やがて懐かしい足裏に優しいダム湖底に戻り、ほっと安堵して歩いたが、埋没していた石にけつまずき、涙ぐみながら石に悪態をついてしまった。やっぱ靴にするか。テンカラには足袋が似合いそうだが、こう痛いと釣りに障る。
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足裏と爪先を鍛えて思ったスタイルを通すのか、普通に靴を履くのか..どうしようか思いながら帰途についた。
数日経った。まだ足の裏に刺激は残り、足裏が厚くなった気もする。

さて、秋は尾根に戻れるな。今期中に釣れて良かった。


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こっちは、たぶん押してもらった1/100くらいしか反映されない模様...いいかげん謹慎を解いてもらいたい


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# by ulgoods | 2010-09-11 04:44 | 釣りとか沢とか