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チタン鍋 / Backpackinglight Titanium 550

なにも大晦日に鍋釜の話でもあるまいが..普通は一年を振り返る日であるが、今年はあまり振り返りたくないので鍋話で一つ。

さて、BPLのチタン極薄鍋、いつも品切れで入手できなかったが今月初旬に入荷したようなので即座に手配した。一週間ほどで届いていたのだが、ゆっくり触っている暇がなく、湯沸かしは今日がお初。
容量550ccで蓋付きチタン鍋。重量は、
取っ手付き鍋重量81g
取っ手なし鍋重量58g
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確かに軽い。ちなみに、A&Fのチタンケトル(A&Fチタンバックパッカーのもの、廃盤)は480ccで101gあり、容量が小さいくせに重い。最近は食生活も改善され?α米にヒジキや大豆肉などの乾物を入れて食うことが多くなったから、今まで使っていたA&Fの200ccマグカップ+スノピ極の蓋の組み合わせでは一回で一食分の湯を沸かすことができなくなり、蒸らし中に更に一度湧かして継ぎ足しで不便であったので、少し大きめの鍋が欲しいと思い101gのA&F鍋にしたが、BPLにすることで容量増で更に20g~43g軽くする余地があったわけだ。何も鍋の2,30gに血道を上げなくとも良いのだろうが、たかが鍋一つの重量であるが、装備全体のチマチマした重量節約の一環であり疎かにはできない。同じ機能のモノでも注意深く重量優先で選べばザック全体として1,2kgの削減につながることになる。持たないことは難しいが、どうせ持つなら無駄なモノは極力排除したいのココロ、その現れ的に持つ価値があると思った。

この鍋の材は極薄のチタンであり、薄い故に強度が弱く、握力を掛けると容易に歪むほどである。リムの折り返し部分なども通常の鍋は強度を保つために3mm位の径があるが、この鍋は1mm程度の最小限であり、軽量化の意図が明瞭である。ここまでやってくれれば少々ヤワでも気持ちはスッキリだ。加工技術的にはどうなんだろう?薄い板をプレスして、縁も小さく丸める方が難しいのだと思うのだが、どうなんだろう?

熱伝導が悪く飯炊きに向かないチタン鍋でもこの極薄鍋は最悪だろう。一度の湯沸かしでも高温スポットの焼き印が付いてしまった。しかぁし、わたし的には最近は山で煮込むモノを食わずに専ら袋飯の湯沸かしをするだけだから全く問題はない。ここは余分な強度を削ぎ落しても命に別状のない箇所で、破れずにストーブと組み合わせた系として運搬と取り扱いが容易なら鍋焼きのアルミ箔鍋でも良いと思っているくらいだ。

取っ手有り/無し、取っ手の線とそれを本体に固定する部分の重量で23gも要しているとは驚いた。
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取っ手の材質はΦ3mm程度のチタン線だが、それで1oz近い差が出る。湯を沸かすのに取っ手は不要だが、取っ手無しでは熱い鍋を掴むことは難しく、無理にやってもこぼすか蒸気で火傷するから、何らかの掴みを用意しなければならない。手持ちの何かで代用するか、10g程度で簡易なクリップのような物を作るかだな...ワイヤーでツルを作ってもいいか。だいぶ不便にはなるが心情的には究極軽量の取っ手無しの方を使いたい。

このストーブに合わせてTrail Designs社のCaldera Cone Stoveと、今年から用意されたケースをAntiGravityに頼んでおいた。
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カルデラストーブは鍋ごとに経を合わせた物を用意せねばならずに不便だが、防風性と最適化された鍋底との距離によって高燃費で湯沸かしができる。この550鍋用では400ccを沸騰させるのに18ccのアルコールで6分ほどで、さらに数分のおつりが来る。不完全燃焼臭はしないので効率よさそう。
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昨年JMTを歩いたときもカルデラのお世話になったが、昨年まではケースが用意されておらず、付属のカップに丸めて一週間も使ったらボコボコになってしまった。薄いアルミ板で出来ており、凸凹がついたり、裾の部分が折れると強度的に急に弱くなる気がしてパッキングには気を遣った。今回のケース自体は70g程度で軽くはないしデカイが、カップとしても使えるとの主張がされている。その他の圧縮されたくない物の耐圧区画としても使えて便利だろう。熱い物を入れると持てない&何か溶け出す感じなので袋飯時の袋のガワとして使うくらいだろうが、私にとっては充分役に立つ。一台三役くらいなら工夫次第で他の物を削れば捻出できる重量だ。

ケースは径と高さで4種類用意されている。実は、カルデラは頂き物含めて5個目であり、今回はそれらを格納致したくケースは全種類を買った。使うかどうかは別として、キッチリ格納されるのは気持ちよい。
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ちなみに、この550cc鍋用としてはTitanium Goatからチタン製のカルデラストーブも出ている。高温に耐えるから焚き火用に使えるとのことだが、薪を燃やすのは日本では現実的ではないので、今回はアルコールor固形燃料だけと割り切ってお安いアルミを選んだ。焚き火で使うなら、ある程度の大きさがないと炎を継続して燃やすのが困難だから、その時は900cc用のTitanium Caldera Cone Stoveか、Bushbuddy Stoveでやると思う。

チタン550鍋は三鷹なお店にも現物限りで置いてあったのでULバカ一代的なハイカーは手にとってポコペコぶりを見ることができる。潰さぬように。

その他、年末に三鷹ついでに買ってしまったチタンは
Light My Fire Titanium Spork 20g
FireLite SUL Long Handled Titanium Spoon 10g
がある。
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Light My Fire Titanium Sporkはプラスチックでは折ってしまう人がいるらしく、多少重いがそう言う人向き(ユリゲラー以外)だろうが、金属同士ギィギィと音を立てても鳥肌が立つから、金属食器から直接食事する人は一考を要する。
長い柄のスプーンは柄が弱そうだから袋飯かドロドロ食以外には使えそうにない。ガスで焼き色を入れて楽しもうか。

これで鍋とスプーン系の蒐集も一段落した感じだ。


凹んでいた件だが、
FirstLightのポールをカーボンに換装して、もやはアルミが要らない人はお譲り下さい。
運悪くスBDトランスファーの面を紛失して柄だけ持っている人がいたら、柄をお譲り下さい。


何だかんだと言いつつも時計通りに暮れていく。
私は前に進んだか...と立ち止まっていてはイカン!


読んだついで、除夜の鐘の代わりに一撞きすると御利益がある→  煩悩多き私のために108つ...

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by ulgoods | 2008-12-31 10:34 | 生活系 | Comments(18)

第5の試練

先日、雨池峠で敗退した曳き橇試行で炎の試練四番勝負を乗り越えてきたのだが、
実は第5の試練が仕組まれていたようだ。

帰ってザックから荷物を取り出していたのだが、なんと言うことだ!
・DB Transfer 3 スコップの柄
・BD FirstLightのポール袋(ポール2本とカーボンペグ入り)
が見つからないではないかっ...orz
あ”、両方ともブラックダイアモンドか...

ザックの横のポッケに挿しておいたが、締めが甘かったのだろう。行きの縞枯小屋背景の写真には写っている。たぶん雨池峠の下り、橇が横転して私も気が動転していた時か..
あのまま進んだら、ポール無しテントにくるまって寝るしかなかったわけだ。なんてホッっとしている場合ではない。
スコップの柄が無いとイグルー作りができないよー
ポールがないと、テントが張れないよー

どなかた、見かけたらご連絡下さいませm(_._)m
嗚呼ショック(T_T)涙ぐんでも始まらないが
無くした物も痛いけど、無くした事はもっと悲しい。
寒い所に放置してゴメンよ>道具たち...



やっぱ、にわか作りは良くないね。
道具の隅々まで気が回っていなかった...

失敗続きで凹んでいる。こんな私に慰めを呉れるとしたらここをClickで→






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by ulgoods | 2008-12-29 10:38 | 駄文系 | Comments(7)

橇敗退

橇敗退

喜々としてパーツを取り付けた橇を曳いてきた。
場所は馴染みの北八ツ、ゴンドラ駅から。新しいスタッドレスの皮剥きも兼ねて空いた中央道を走った。なんせ、デカい橇をい使い、担ぎきれない程の荷物を運ぶためのテストであるから、普段馴染みの電車バスでは荷物が多すぎて移動できない。この先、どんな難関が待ち構えているのか予想はできなかった。

第一の難関は...気持ちよく走っていたらバックミラーに赤色回転灯が...orzやられた!車載レーダー感知器は無反応だったが...一縷の望みを託して減速し走行車線に戻り何事もなかったように走行してみた。赤色灯が併走し、おじさんがちょっと怖い目つきで睨みやがる。観念して誘導を待ったが(初めてじゃないしね)、少し前方に出てフロントのナンバーを確認する視線を投げた後、屋根の赤色灯が引っ込み、そのまま通過していった。ん!助かったのか?その後ゆるゆる走り、でもトンネルの中で流れに任せて追い抜いてしまい、そのうち姿も見えなくなったので流れに乗ってそれなりに走った。

第二の関門は下のゴンドラ乗り場であった。もぎりのお兄さん曰く、橇は禁制の品物と言うことだった。そりゃ、プラ橇でゴンドラ駅から滑り降りられたら危険きわまりない。ゲレンデを曳いて登るのもダメという。ああ、乗る前に敗退かぁぁぁ...
ということにならないように、事前に電話で荷物の持ち込みについて問い合わせておいたのだが、橇自体ダメよということは無かったので、XXXさんに確認済みでと、その旨を事務所にお伝えし、滑り降りるのではなく上で橇を曳いて楽しむのだと言うことを力説して、この関門も通過した。

第三の関門..もう、関門だらけだが..乗るときも大変だった。曳くつもりで普段持たないような豪華装備を詰め込んだ主に宿泊用のデカいザックの他に、行動中必要になるモノを詰めた軽いザック、スノーシューのかばん、橇、橇のポールと山ほどの道具、ボーダーやスキーヤーに混じりながらの異端のハイカーは大汗かきつつ両手背中を駆使して何とか乗り込んだのであった。

上は-9℃くらいか、まぁまぁ冷えていた。
さまざまな関門を通り抜けてやっと曳くことができると思ったら感無量である。感極まり、坪庭で休憩中の方に一枚お願いした。
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足元は昨年同様、ズック靴(Montrail Namuche)の上にネオプレーンの防寒とした。曳くなら足首のサポートも不要なので、次回は短靴(HardRock)にしようと思う。担いでいるのはGolite Vision Pack、背面にフレームシートが入っているので緩い荷物の時も便利、久々のお声掛かりだ。

とりあえず、雨池峠を通過するのが目標。その後、双子池か白駒池へ向かって天泊の予定だ。
曳いた感じは結構いい感じ。平地ではほとんど抵抗を感じない。そればかりか、慣性が付いた橇に腰を押される感じで歩が捗る。下りは楽の一言。少しもたれるように歩くと良い。上りはさすがに抵抗を感じるが荷物の重量を考えると背負う比ではない。上りも下りも腰で曳く感じ。
サクッと縞枯小屋を通過し、雨池への分岐も通過し、意気揚々とフカフカ雪が残る雨池峠にさしかかった。
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少し歩いての経験だが、曲がるときは橇を追従させるために、腰をちょいとひねって橇の先頭を逆方向に向けてやると追従の度合いが宜しいことが分かった。雨池峠の下りもいよいよ急になり、木々を縫うように忙しく腰をひねっていた時だ、橇が横転した。あらら、こっちは橇の前方1.5m、両者の間はカーボンポールであるから、手が届かない。ポールを捻って立て直そうとしたが、結局、これが良くなかったようだ。仕方なくハーネスを外して橇をなおして、ハーネスを着けて下るもすぐに横転する。???と思って橇を見てみると、ああやっぱりここか...取り付け部が破断しており、捻れ方向に力には踏ん張りが利かない状態になっていた。
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どう抜けるか、第四の関門が待ち構えていた。

とりあえず、荷物固定のストラップを使って引き千切れることだけは阻止したが、雪の斜面で、今後どうしたものかと考えた。
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こうなったら橇もろとも担いで歩いて峠を下りてキャンプを張ることはできるだろうが、帰りが大変だ。準備不備で第一の目標が失われたのだから、山より道具としては撤退して修正して再試行すべきだろう。そうと決まれば、普段持ち込まないような豪華食材や、温い寝袋での快適キャンプに未練はない。橇の割れが悔しくて眠れないはずだ...しっぽを巻いて逃げることにする。
橇の割れがひどくならないように反転させ、カーブの通過も人が轍を回り込むように歩いて峠を登り、雨池分岐にたどり着いた。ここまでくれば橇が割れようと背負って帰るにしろ何とかなるはずだ。まだ日も高い。無駄に時間はあるから縞枯の小屋でコーヒーでも飲もうか。

ちわーーと入った小屋の中はいつもながら暗く、窓からはスノーモビルに並べて停めた橇がよく見える。ストーブ脇に座り安堵したとき、小屋のお兄さんに声を掛けられた。Blogの人?若者は小屋に登る前に橇の記事を読んでくれていたらしい。わはは、敗退の事実がバレてしまった。尤も、彼の口から下界に漏れるのは春の頃だろうと言うことであったが...彼は一冬籠もってテレマーク三昧の日々を送るとのこと、うらやましい。

橇の割れだが、もともと懸念された強度不足が見た目通りに不足だったことに尽きよう。既に轍ができている道では橇は轍に沿って進しかなく、橇の進行が強制され、その度に接合部に捻れ、剪断、伸び圧縮と、あらゆる力が繰り返し作業し、千切れてしまったのだ。今思えば補強を充分に行うべきだったと悔やまれる。なんせ、時間がなかったのでヤッツケでなんて言うのはお山では言い訳にならない。早めに壊れて良かったのだ。
次回、頑張る!
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準備不足を山は見逃さない...
腰を据えてやらないとね、捻ってる場合じゃなかった。
続きを読んでみい人がいて、励ましがあるとすればここをClickで→






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by ulgoods | 2008-12-28 12:32 | 山行 | Comments(3)

Odd Job Hat / Outdoor Research

Odd Job Hat / Outdoor Research

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・odd job
辞書によると、雑務、片手間仕事、雑用、半端仕事、臨時仕事
と出ているが、雑用帽ではピンとこない感じ。

・odd-job-man
【名】
便利屋
とあるので、便利帽とでもいう感じか?

映画007のGoldfingerに出ていた筋金入りの帽子使いもOdd Jobと言うらしい。そんな物騒な帽子はアレだが、Outdoor ResearchのOdd Job Hatは山に街に便利なヘリンボーンなウールの帽子ということだ。三鷹あたりで会う洒落者達が被っているのを、お洒落に無縁な私には似合うはずもなく遠巻きに見ていたのだが、実際に被ってみたら、お”これは第四の運搬手段になるのではないかと閃いた!しかもこれ、野外研究所の手になるものであるから、格好だけの伊達でないことも分った。
・結構あったかい。
・耳当てをおろすと後頭部まであたたかい。
・栓抜きが付いている。
・OR製だから永久保障つき
・内部の素材もそれなりに機能的なモノらしいし

が、栓抜きは何故?100円ライターがあれば栓は抜けるからこれは不要だ。かといってスナフキンのように風にたなびく赤い羽根を挿すのも少し気恥ずかしいし..と悩んだ末、栓抜きは誰か一人持てばよいので他の物を挿してみることにした。

例えば、*印の柄が短い先割れサジ
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ピッタリはまる!

あるいは、先日書いたスライド式ライターSLIDE66がうまく刺さる。
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ライターを忘れても、この帽子さえ被っていれば大丈夫だ。しかも、頭の熱で保温されるから、厳寒のキャンプでも一発着火するだろう。

時にはチタンウイングストーブをあしらうも佳し
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格納場所を帽子に移すことによってベースウエイトを減らすことに貢献する。もう減らすモノがないSULなハイカーにはお勧めだ。寒いときは固形燃料で頭部を暖房することができるかも。

やはり火打ち石
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これは本命かも!

ありがちだけど、ナイフ
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...街で被るには危険かなぁ。職質に遭ったら言い訳に困る。

やはりライト、これは便利そう。
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しかし、つばの反りが邪魔で光が前に行かない...

1万円札を10枚くらい...
no photo
残念ながら原資不足で撮影ならず。


ORの人も悩んだ結果で栓抜きにしたのかな?

今宵登場した小物達
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ボギーも磯野波平も、外では帽子を被るのが大人の習わしだ。
これ、3人くらい同じ帽子を被ってカウンターに座ると秘密結社の風でよいかもね。

国内では、だいたい品切れ?本当は海外から何かのついでで買おうと思っていたのだが、最近では海外でも品薄で、サイズが合わなかったり海外発送していなかったりと、ボーっとしている間に手に入りにくくなっていた。Mかな?と思っていたのだが、あちらさんは頭が小さい奴らが多いらしく、三鷹で被ったLサイズがすっぽり填り、頭が脱ぎたくないと言うので仕方なく連れ帰った次第。

こうなったら赤いバラの花でも挿すかなww
あ、コレを被ってlinux仕事をすれば波長が合うのかも!



私に出来ること、誰かの真似すれど、今年も駄文を連ねることだけだ...
慰めがあるとすれば、ここをクリックで>>>


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by ulgoods | 2008-12-22 02:31 | 衣類系 | Comments(10)

PULK SLED 実装

この時期恒例の北八ツ定点観測に行こうと思っていたのだが、ちょっと行けていない...
ぼーっとしていてもナンなので、先日手に入れたpulk sled(曳き橇)の部品を国内で調達したプラ橇に実装することにした。
しかーし、Amazonで頼んだロングタイプのプラ橇は...そりゃ色の指定はなかったが..思いっきりのドピンクで、なんやら意欲が湧かなかったのだが、ま、やらないと部屋が片付かないから仕方ない。せめて黄色だったらなぁ...

先ず曳き部分の金具、ここは表から座金を当てて現物合わせでドリルで穴を開けた。相手はヤワなプラだからキッチリ穴は空いたのだが、ねじを締めようとして気がついた...あ、狭いorz...
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座金は裏にするんだけど裏はフランジの幅が無くて座金が入らない。ここには引っ張りだけでなく、もう少し変な力も加わりそうだから座金無しでネジ留めでは穴がバカになって抜けてしまいそうだ。別途、座金を作ればよいのだが、思うは易し作るは難しは世の常、仕方ないのでソリの側を切って無理矢理に座金を埋め込む作戦を立てた。先ずは小径のドリルで横並びにたくさん穴を開け、ニッパで切り開き、ノミで切り欠きに厚みを付けた。ねじを締めてみたが、この部分の脆弱さが気になる。
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ま、ぶ厚いアルミを噛ませているから、穴が横に引き抜かれなければ大丈夫かなぁ..次回は座金を何とか調達したい。
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フィンだが、底の凹凸の凸の上に付けたい気持ちであったがここも幅も足りない。ああ、現実は厳しい。無理にやっても引っかかりになりそうなので凹の谷の部分にネジ留めした。
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荷物留めは荻窪の山道具屋でプラパーツとウエビングを買って三カ所に付けた。これは予定通りに加工でき!
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2時間くらい掛かっただろうか、なんとか全部の部品を橇に取り付けに成功した。

早速、裏庭で全部一体にして装着してみる...
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うおお、なにやら急速に人橇の一体感が盛り上がってきたぞ!色はアレだけど、これはこれで目立つから失くすこともあるまい。不思議にそれなりに見えてきたし、何とかなりそうな気がしてきた。
さっそく雪のある所で試し曳きしなきゃ!



自分のために自分でトナカイになりまする。
雪のない所を引きずりたくないからなぁ、やっぱりあそこか...




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by ulgoods | 2008-12-20 18:19 | 運搬系 | Comments(11)

スライドライター三品

後付ですが、安全のために末尾のおまけ2の部分もお読み下さい。

普段ライターのお世話にならない人でもお山へ行くときはライターを持つと思うが、お山にはどういうライターだろうか?
私は着火を確実に得るために数種類のタイプの異なるライターを連れて行くが、スライドライターも常連の一つだ。
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このライターは圧電素子で着火するタイプだが、通常よく見かける親指を使うタバコ用ライターとは異なって本体をスライドすることで着火させる。このタイプの良い所は、
・炎と指先が離れているので長時間着火していてもやけどしない
・奥まった所に差し入れて着火できる
・スライドという大まかな動作で着火できるので手袋をしたままでも操作でき、かつ手袋を焦がさない
・炎を下向き出せるので、ストーブ系の点火には好ましい
・先端が細くなっていないのでザックやポケットの中で破壊されにくい
など。敢えてフツーのライターを持つ利点が見あたらないほど優れている。
本来はネイルアートを施した長い爪でもを痛めずに着火できるという着眼だったらしいが、お山や裏庭でアルコールストーブや固形燃料ストーブ、あるいは焚き火の点火に都合がよろしい。日本ではフジサワという会社からSlide66という名前で売られている。いわゆる100円ライターなのだが、残念ながらコンビニの店先で見たことはない。爪の長い人が多いような地域では売っているのかしら?最近ではタバコを取り出すとライターが差し出されるような社交場にも顔を出さないので、フジサワの目論見どおりに売れているのかも定かではない。
フジサワのWebページ等では一箱20本入りの箱買いが可能である。

先日、知人からライターのことで相談を受けた。何でもお灸にハマっているんだが、点火に程良いライターはないかというのだ。藻草をずらっと並べてから一気に点火して、目眩く刺激を得たいと..いう壮絶な願望の持ち主。数十秒間は点火したまま、なおかつ火を下方向に向けなければならない状況だ。チャッカマン等でも良いだろうが、火口が遠すぎても手元が震えて毛を焦がしてしまうだろうから、私はすかさずスライド式を提案した。が、私自身、売っているお店を提示できなかったので、それではということで20本入りの箱買いを共同購入することにした。
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5色4セットで20本。色合いは3系統あるが、私は野外で紛失し難いよう一番ケバい系統を選んだ。これで当分はスライドライター長者だ。

同形式のライターは海外でも売られている。
2枚目写真の手前に横たわる4本が海外組だ。一番右は、昨年JMTを歩いたときに、サンフランシスコで出迎えてくれたBB氏から頂戴したもの。JMTの道中はアルコールストーブの点火でお世話になった。サイズは日本のスライド66と同じ。手前の左側の三本はSUPER SLIDE CHILD RESISTANT REFILLABLE LIGHTERとして売られているモノ。作りが太いのが異なる。このまん丸の形状、男子の手にはこちらの方が握りやすい。SLIDE66系が指でつまむ感じなのに対して、太いSUPER SLIDEは掌で握る感じで保持できる。ガスもたっぷりだ。

海外組に共通しているのがREFILLABLEであって、かつCHILD RESISTANTということ。
再充填可能(REFILLABLE)、これはガス充填式で繰り返し使用することができると言っている。日本のモノは充填ができずに使い捨てだ。ガスの残量が減るとお山へ持って行くには不安だから自然とお役御免となるところだが、充填式なら100円で売っているガスで何度でも充填できるし、お山の時は満タンにできるから心情的に安心だ。現代においては減少しつつある”使い捨て”という風潮の中、文句を言われずに使い捨てが黙認されている使い捨てライターであるが、そんなもん買い換えたらええやん、というのも確かにアリだが、スライド66系が日本津々浦々のコンビニで手に入らない以上、エコ云々もあるが、充填式の方がありがたいのだ。

耐ガキ性能(CHILD RESISTANT)、これはスライドによる点火動作それ自体が小さな子供では困難だという所から来ているのだが(フジサワのSLIDE66もそう謳う)、もうひとつ、ガス充填孔を被う白いカバーはガス充填時に横にスライドさせて孔を露出させるのだが、これを横にスライドさせると本体の点火スライドが機械的にロックされ、点火自体が不能となる。このロックを外して点火できるくらいの知能を持っていれば不意に点火して火事を起こさないということなんだろう。充填機能と連動していて誠に結構なことだ。ザックの中での運搬中でも何かの拍子でスライドしての誤点火や、点火に至らなくてもガスの遺漏を防ぐ役に立つ。
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真ん中のライターの充填孔カバーは、ガキ並みの知能の私が大人の力でコジって壊してしまった..が、尖ったモノでスライドすることができるので、一層耐ガキ性能が高まっている(^^;;

このライターの点火方として、親指を上にスライドさせて云々とあるが、実際には人差し指側の複数の指での握りを下にスライドさせる意識で操作した方が指が痛くならずによろしいようだ。

この形式のライター、フジサワが爪の長い系女子をいたわって開発したと書いてある本もあるのだが、若干疑問があって情報を追跡してみた。
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右がフジサワSLIDE66、真ん中は海外組の細身のモノ、左端がSUPER SLIDEだが、燃料タンクの材質、親指の滑り止めの配置、上の金属のカバーのデザイン、ガス量調整レバーの材質と形状、背面も同様、どれをとっても同じである。同じ場所で?同じように量産されていることは想像に難くない。細身の海外物は製造元を表す表記は見つからないのだが、検索しまくった結果、GIBSONのPOCKET SLIDE LIGHTERだろう。本体にGEIと刻印されており、これはGibson Enterprisesと関連ありそう。太いのもGIBSON製だ。海外ではGIBSONブランドであることはフジサワのページにも書かれている。また、ライターで有名なRONSONのブランドでもRonson SLYDA ( Slide Lighter ) Refillable Piezo Lighter として売られており、デザイン、材質などは写真で見た限り同一である。これらを検索していくと、どうやら売り主は香港にあるMEYWIN LTDに集約されるようだ。これがフジサワとどうつながっているのかは不明。ちなみにSYLDAにはpatent 6655953と刻印されており、これは使い捨てライターに関するUSでの特許のようだ。SUPER SLIDEにはCHINAの刻印がある。フジサワ製も底にCHINAと書かれている。
額面通りならフジサワは世界中にスライドライターを供給している巨人なのかもしれない...


ホーボージュン氏の実戦主義道具学でも紹介されており、読み物としてはそちらの方が面白いだろう。
本の記事と似たレイアウトで海外組の写真を撮ってみた。
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これからの季節、ロウソクに点火する機会も多いと思うが、コレは便利ですぞ。ああ、お彼岸の時期に線香の束に点火する時もね!ポケットに一つ忍ばせておけば感謝されることが多いと思う。


どうしてフジサワのものは再充填式ではないのだろう?
国内でもスライドの再充填式が買えるように希望する人はClickして欲しい。
記事が目立てばどこかに声が届くかもしれない...フジサワが何とかしてくれるか、どこかが輸入するとかネ






おまけ、
複数の着火形式ライターを持つ利点
・高々度で空気が薄い場所では圧電型は着火しないことが多い。ターボ系は絶望的に着火しない。
・オイル式は着火が容易だが、炎がダラっと上がるだけだからストーブに着火し難い。
・回転ヤスリ(フリント)式は濡れると火花が飛ばない。
・どれかを紛失してもなんとかなる。
これらは組み合わせることで着火しない難を逃れることができる。以前、雨の黒戸尾根を下りてきたときのこと。中腹の小屋にたどり着いてお茶で体を温めようとしたが、フリント式の100円ライターが胸ポケット中で汗で濡れて火花が飛ばずに着火できなかった。そう、ガスでもオイルでもライターは肌身離さず暖めなければ燃料が出て行かない。さて困ったなと小屋を見回すと、残置された圧電ライターが見つかったが、これはガスの残量がゼロ。そこで、湿ったライターからガスが出た状態にして、空の圧電ライターの火花だけもらって着火に成功したことがある。それ以来、複数派になった。最近では、その他に削って火花を出すファイヤスチールと湿式の火口、フリント部分だけの火花着火用具も携行する。いかなる状況に於いても炎を得ることは生命の維持に関わるので三重以上の冗長性で保険を掛けている。ウルトラライトでも削れない部分だ。

その2
書いてから調べた
・再充填できないのはPL法対応かと思われる。付いていないのは自己責任とで使うと言うことね。山ストーブのガスはメーカが違うガスを使っただけで対象外だ。無謀な状況で使われることもあるから、メーカーも怖いだろう。豊かな国の人は100円をケチって万が一でも事故に遭ってはイケナいのである。USで安全なモノがJPに来て危険とは思わないが...
後述するが、想定外のガスを入れられたのでは責任が持てないから入れられないようにすると言うことと思われる。

・ブタンガス用ライターにはブタンガスを使うべし。プロパンガスが入った物は低温下でもガスの気化が期待できるが、蒸気圧が高いのでブタン用の外殻で保つかどうかが心配。狙い目の東京パイプの共用ガスボンベはプロパンを25%ほど含むが、プラスチック外殻のライターに使用して良いのかどうかの指針は見つけられなかった。
喫煙具協会の規格によると、圧力テストは55℃における蒸気圧の2倍の内部圧に耐えられることという計算の取っ掛かりがあるので、実際の温度を考えて、あちこち参考にして計算すると..
ブタンの55度に於ける蒸気圧は約5.74kg/cm2だから、2倍として使い捨てライター族の外殻は11.5kg/cm2程度の圧力に耐える作りと考えられるが、お山での運搬時は体温(@37度)としてプロパンの蒸気圧13.311kg/cm2に対しては明らかに強度不足。イソブタンの37度での蒸気圧は5.00kg/cm2であり、11.5kg/cm2用ブタン容器で安全係数2を確保しており何とかなりそう。ただし、それ以上に加熱されないこと。ちなみに、37度でのブタンの蒸気圧は3.54kg/cm2だから、プロパン25%として加重平均すると約6kg/cm2であり、その温度帯に於いても規格適合品の外殻は安全係数2に満たない。ので、安全係数2の根拠は判らないのだが、よい子なら共用ガスボンベのプロパン入りは避けるべきと言わざるを得ない。
Webを漁るとプラスチックの耐圧モノの安全係数は2程度の事が多いようだが、2.5ならかなり安心という記述が見られた。ライターの警告文には50度以上に置かないことが記載されているから、55度で2倍の安全係数と言うことは、使用制限の50度ではもう少し安全側になっている。そう、100円ライターはブタンを使用する限りは通常の使用に於いて充分安全に作られている。
その他、喫煙具協会の規格では
http://www.jsaca.or.jp/info/anzen.html
落下テスト 1.5mの高さから3回落下させてもガス漏れなどがないこと
温度テスト 65℃の温度環境に4時間置いてもガス漏れなどがないこと
というのもある。運搬温度に於いてそれらもクリアしていることが望ましい。落下テストだが、ぶつける対象の材質が判らないから何とも言えないが..鉄?コンクリートくらい?痴話喧嘩で相手に投げつけるくらいでは大丈夫と思われる。
温度テストだが、ブタン以外のガスが入っている場合は65度ではテストに供する前に強度の不安がある。
なお、計算結果やその解釈に責任は持たない。AT OWN RISKで頼む。
ま、冬期はブタンを体温で暖めておいて手早く使うのが吉だろう。安物ライターに高性能ガスを入れては釣り合わない。

・タバコ用は長時間点けっぱなしはダメ。線香やロウソクで長時間は危険ということか。今回の海外組でも30秒以上の連続使用はダメよと書かれている。長時間使用したいときは、複数個を使い回すこと。事故が起きて訴えるときは、30秒未満を証明できることが必要か。

やれやれ...手軽で安いモノはそれなりだということだね。



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by ulgoods | 2008-12-14 13:27 | 燃える系 | Comments(23)

冬の準備 pulk sled

冬の準備 pulk sled

いよいよ雪のお山の季節到来。アイゼンやピッケルにヤスリを当ててギィギィと研いでいる人も多いのだろうが、こちとら登山家ではなく、しがないハイカーだから、アイゼンの前爪を立てるような肝を冷やすような場所へ行かずとも、それなりに雪の中を歩ければ面目は立つ。昨シーズンは終盤、八ヶ岳の雪も重くなる頃にイグルーを作り泊まって遊んだ。今シーズンは場所を変えて早いうちからイグルー作りに精を出すのはもちろんとして、更に雪上生活を楽しむために強力な運搬手段を計画している。

雪中ミニマム装備キャンプの計画と検証は毎年行っているが、別途、雪上で楽しいキャンプを行うには、それなりの物資の投入が必要だ。イグルーの時は、普段は用いないデカいフレームザックであれやこれや持ち込んだが、今シーズンは更に増量したい。こたつとか、発電機とか..はウソだが、..しかし、雪上で担ぐには限界があるる。スノーシューを履くとしても荷物着衣含めて100kg近くては浮力が不足するし、履いたとしても雪上歩行はそれなりにシンドいのであった。
そこで目を付けたのが曳き橇(ソリ)、pulk sledである。
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極地探検などで使うアレ。pulkは北欧方面の言葉であるらしい。sledは橇のこと。犬に橇を曳かせれば楽なのであろうが、そのためだけに春夏秋と犬の世話をするのも大変だし、飼ったとしても、本邦ではそうそう雪の平原は得られないから、犬橇でビュンビュン走れたとしても数分で平地は尽きるから飼う苦労の割に合わない。DVDを観ていると、本職でも急坂は犬橇でも難しいようで、紐が絡まっても解くのが辛そうだ..ので、自分で曳くことにした。
スノーモビルは騒音だし持っていくのが大変なので却下。
橇に荷を付けて曳けば、背負う重量はゼロ!装備は全て身につける物になるわけで、数字のお遊びになるが究極のウルトラライト雪中ハイキングの出来上がりとなる筈。

というわけで夏くらいから曳き橇を探していた。市販ではGranite GearのPULK SLEDという$600というのがあるが、たいそう高価であり、橇を含めた送料はいかほどになるか?格好良いが金額的に気が遠くなったので諦めた。だいたいああいうのは自分でも作れそうである。曳き橇といっても、たいそうなものではない。橇を曳いて歩くのだが、下り坂で後ろから曳き橇に轢かれないために、紐ではなく棒で曳く。棒は腰や背中に連結して手を使わない仕組みがあればよい。斜面をトラバースすることを考えると、下にフインが突き出ていれば上等だろう。最初はプラ橇の紐部分に塩ビパイプでも通してベルトに結びつけたくらいで良かろうと考えていた。さて、雪の便りを聞くようになって製作を始めようと思ったが、なんしか寒い所へわざわざ出向くわけで、件の塩ビパイプでは曲げ荷重がかかった瞬間にパリっと割れて役に立たなくなるのは想像に難くない。腰との連結もワンタッチでないと、橇を引きずったまま藪の中で小用をする羽目になり、ヘタをすると重量な橇に引きずり込まれて滑落するかもしれない。そんな姿で逝ってしまっては後々困る。では、そのへんの細工を施せばよいのだが、あいにく工具類が不足しているし、そんな工夫をしていたのでは雪の中で暮らしているわけでもないから数シーズンを費やしてしまい、今期の雪上計画にも支障がでてしまう。い、イカン..困った。

しかーし、世の中、探せばあるわけで、skipulk.comのEdさんは私が欲しいものたちを用意していてくれたことが判った。しかも安価!何があるかはサイトを見ればよいとして、私がEdさんにお願いしたものは、
フルのハーネス
曳き棒
取り付け金具
フイン
要は橇を除いた全部入りね!とお願いてみた。
ハーネスは腰だけの簡易な物もあるが、GraniteGearのものは肩部分も付いた着用型であり、カッコ良いので是非ともこれは真似したい。ザックを一つ潰せば真似できそうだが、かわいいザック達を切り刻むのは心が痛むし..幸い、Edさんのお店ではお安く用意されていた。曳き棒はグラスファイバー製の2分割を選んだ。曲げ応力も掛かるだろうから一本物が良いが、空輸の都合もあるし、本邦の交通機関や保管のお家事情もあるので。取り付け金具はどうやらGraniteGearの物と同じ金具のようだ。フインは自作できそうだが、面倒なのでお願いした。

さて、橇は雪遊び用の大型のプラ橇を使ってみる。安価で全長120cmくらいのものが手に入るようだ。それにドリルで穴開けして金具をネジ留めすればpulk sledシステムが完成するだろう。橇は荷物固定用のストラップを取り付けるが、それらは山道具屋で手に入る。本当は救助隊が使う橇が欲しいのだが..あれは大きいし重いのだろう。だいいち、売っている所が見つからない。一般には非売品なんだろうな..人一人を山から下ろすのに数名を要するので、調子に乗って大型橇に一杯の荷物を載せたのでは一人で扱うのは無理だろうし。

届いたモノたち、
曳き棒はグラスファイバー製で剛性も高い。連結金具も橇側はボールジョイントになっており、ガタつかずに正確に橇を制御出来るだろう。
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なになに、写真では交差させて橇と連結している..これでは腰のひねり方向と橇の向く方向が反対だが..ああ、腰を左にひねると橇の頭は右を向くから円弧の上に乗るわけだ..と解釈したい。交差でなくともよいので、この辺は試してみる。でも、スキー用なのかな?ちょと長い気がする。ま、使われている部品が判ったから、似たようなのを作ればいいから、この辺も先達の知恵を拝見できるならお安いものだ。

拘ったハーネスもMサイズでぴったり着用でき、連結具も手袋のまま操作できそう。GraniteGearのPLUK SLEDではハーネスの背中からもロープで曳いているが、そのへんの仕組みを真似するのも、このハーネスがあれば簡単だ。
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フインも思ったよりも肉厚のアルミが使われており、岩に擦ってもビクともしないだろうし、万が一橇に轢かれる羽目になってもスキーのエッジのように刃物化することはなさそうで安心だ。
使われているナット類はナットの内側が樹脂で出来ており、締めたら緩まない仕組みのようだ。
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さて、あとは橇を手に入れてドリルと鋸を握るだけ..だが、少し懸念がある。背負って歩くときは斜面での休憩でも体を垂直に保てば前後への力は発生しない。が、後ろに橇を着けているときは、常に重力の斜面方向の分力が体に掛かるので、反対方向にそれなりに体重を傾けないと釣り合わないだろう。体重で分力に釣り合わないと引きずられて滑落することになる。尤もそう言う道は初めから登れないので登らないのだが、道の横が急斜面という事は良くあるが、何らかの理由で橇がそっち方向に落ちてしまったときはヤバイ。直ぐにハーネスを外すか...ま、そういう所へは行ってはいけないと言うことだな。また、休憩の時はストックを使ってブレーキが掛かるようにしないと休憩にならないと思う。
さらに一ひねり要るな。楽しい。


ガキの頃、親父にソリを作って呉れろとせがんだことがあった。廃材とミカン箱とカーテンのレールで橇を作ってくれたっけ。
今度は自分で曳き橇を作ってみまする...




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by ulgoods | 2008-12-10 07:28 | 運搬系 | Comments(26)

その後あれこれ

■カシオProTrek1300の糊の剥がれ
短気なゆえ、ベセル剥離の修理に三週間も待てないのは自分でも分かっている。
というわけで自分で修理することにした。
使うのはやはり両面テープ。接着剤でやってしまうとやり直しが利かない気がして、勇気が出なかった。
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最初は防水性第一と考えて、台所用の防水両面テープを試してみた。黒いスポンジ状で厚みが1mm近くある。根気よく作業して貼ってみたが、厚すぎで、ベゼルが浮き上がってしまった。これでは余計に引っかかりの原因になるので没。

次はは100円で買った両面テープだが、厚みが足らなさそうなので二重に折って厚みを持たせた。粘着フィルムの厚みは0.25mmくらいかな?
製品のようにキッチリ曲線に切れないので、チマチマと小さく切って並べていった。全く辛気くさい作業である...張りながら、昔のTVに出ていたお婆さんは、こんな白くて四角いのをこめかみ辺りに貼っているのが定番だったが、最近はどうなんだろうと思いながら作業を進めた。
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一回目よりも辛抱強く、隙間無くテープを並べてベゼルを載せてみた。厚みは元々より少し薄かな?飛び出しもないので、よほどコジらなければ大丈夫そうである。

問題は耐水性というか、耐お湯性能だ。山の帰りの温泉でバスの時間を気にするときに時計をしたまま入ることを想定してみた。となれば、すぐにでも風呂に入れて剥がれるか試したかったが、貼って直後では接着が馴染んでいないだろうから1週間ほど腕にはめて体温で暖めてテープと面が馴染むのを待った。こういうのは不思議と気長に待てるものだ。
本日、風呂の残り湯に小一時間漬けてみたが、ポロリとは剥がれ落ちずにくっついたままだったので一安心。念のため、細い先でコジってみたがグラついた様子もない。ま、だからといって次回の温泉で大丈夫という保証はないのだけれどね。素直に修理に出す方が良かったかもしれないけど、既に時間を浪費したので今さら出せない...様子を見てみよう。

なお、先日のHiker's Depotのパーティで声を掛けられ..同じProTrek1300のチタン版を腕にはめていらっしゃったが、試しにコジってみたけど外れませんねぇ..という情報を頂戴した。ま、滅多矢鱈と剥げるモノでもなさそうだ。
よっぽど運が悪かったのか、製造上の個体差か、想定外の力の掛かり方であったかは未だ不明だが....一件落着とする。

■固形燃料ストーブ改造版
固形燃料ストーブ台の改造、製造元のT's stoveさんから送られたオリジナルの材質で作った改造アームをHiker's Depotで受け取った。
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なるほど、先端をちょっと曲げてあるお陰で、台をスライドさせたときにキツく固定できるから、先端曲げ部分を小さくても台が回転して燃料が落下する不安がない。
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留めがゼムクリップを延ばして作った割ピンでは頼りなかったが、きっちりネジで留るようにしてくれた。
故障の少ない構造を実現してくれたと思う。
感謝。
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やっとフィールドテストに移れます。
一件落着。

■作り物
冬用の化繊QUiltを縫いたいと思っている。MLDのClimaShield XP28ozのやつを買いたいが、少しお高いのが癪なので自分で縫うことにした。
ClimaShieldは長いフィラメントで作られており、詰めた後で偏ったりしない特性なので縫製が簡単にできるメリットがある。詰めればお仕舞い(の筈)だ。シェル材はPertex Quantumとか買えれば良かったが売っていないのでMomentumを買った。ここではダウンプルーフ素材は要らないのだが、コレより軽いモノで寝具に使えそうな肌触りのものは見つからなかったので。
素材は全て輸入である。ClimaShield XPのロフトを潰さないようにと材料屋さんも気を遣って圧縮せずに送ってくれたので、巨大な段ボールの荷姿で届いた。重量はスカスカの軽さなので、送料はさほど掛からない。ほとんど箱の重さ(笑い)か?
超軽量の道具を作ろうと思っているのだから、素材からして軽くなくっちゃね。
5ozのClimaShieldXPを二枚重ねでR値を稼いで使う予定である。
買った10 ヤードのClimaShield XPを5ヤード毎に切り分けたが..
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ふんわりと嵩がすごいので、とんでもなく大変...昔、母親が布団の綿を打ち直してくれたことを思い出した。

寒くなったら、外にこの高ロフト化繊Quilt、中は羽毛着の二重構成とし、雪の中で複数日数を過ごしてみたい。目論見では湿気に強く軽い睡眠システムが仕上がる予定だ。
フットボックスの形状をどうしよう...これからが大変。

■カメラ
長く使っていたRICHOのCaplip R5の液晶パネルが割れてしまった。修理に出せば使えるかもしれないが、アルコールストーブの炎に接近しすぎた後で、レンズ筒が引っ込まなくなったり、望遠側にすると勝手に変な動作をしたりしていたし、最近では落下の衝撃でバッテリーの蓋が外れて、無理に入れたらプラスチックが変形して具合が良くないので..という理由がたったので、買い換えを検討した。いろいろ魅力的なカメラが多いのだが、防水と耐衝撃の観点で山用としてペンタックスのOptio W60を選んだ。
汗で水没させてからは携帯電話も防水を選んでいるので、防水に気を遣わなきゃならない2つが防水になって気楽に扱えるようになったのは幸せかと。
慣熟にこれからが大変。


母が打ち直してくれた布団は幸福だったなぁ..
今度は自分で山布団を作ってみまする>>>

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by ulgoods | 2008-12-02 06:42 | Comments(21)