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祝!JMT Thru-Hike完成

JMTを歩いていた”ぬらさん”こと土屋氏が予定通り12泊13日で歩き通し、Thru-Hikeを完成した。
残雪もあり、川の水量も豊富であろうこの時期に常人の半分の時間で歩き通したのはわたし的には偉業の部類にはいると確信している。日頃鍛えた肉体と練りに練った超軽量装備と、本人の精神力、さらに完全サポートを提供したサンフランシスコ在住BB氏との連携の賜であろう。

ぬらさんの行程表を掲載する。地名がアレだが、加藤 則芳さん著の「ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ」や清水 秀一さんの「シエラの暮らし―標高4,418メートルでメシを炊く」などの書籍と併せて眺めると対応がつくし、泊数の少なさが分かるだろう。
美しいコースゆえ、速ければ良いというわけでもないのだが、休暇が少ない我々にも一つの可能性を示してくれた例と言える。そのための手段としてのウルトラライトウエイトバックパッキング、というのも実証された。

お慶び申し上げる。


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見難いので分割拡大で
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いやいや、あっぱれ、でかした、ぬらさん!
帰りの旅が快適で安全でありますよう。
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by ulgoods | 2008-06-30 10:25 | ぬらさん

歩いている

今日もジョンミューアトレイル(JMT)を歩いている”ぬらさん”こと土屋氏の最新映像が入ってきた。
装備やらを公開したので、UL装備でもちゃんと生きて歩いているというお姿も掲載します。

中間補給地点 Muir Trail Ranchにて、母船と交信中(あるいは喜びの舞を奉納中、あるいは光合成中)のぬらさん
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サンフランシスコ在住のBBさんが完全サポートをしてくれている。

近くの風景も
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蚊と紫外線と古傷の膝に悩まされているらしい。
近いと言っても300km以上ある。行き帰り+補給で3往復。しかもだんだん遠ざかる方向に340kmも歩いて行くからサポートも大変。


いい空の色だなぁ。も一度行きたいよ...



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そろそろ終点近く、がんばれ!
一枚目の写真のタイトルを募集!「あるいはXXXXXなぬらさん」みたいな。
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by ulgoods | 2008-06-27 09:03 | ぬらさん

お針仕事

雨の日曜、午後は静かに過ごした。
というのも、石尾根の夜に痛んだ歯の疼きに悶々としており、落ち着かないのでお針仕事を思い立ったのだ。
ちなみに明日は親知らずの上下2本を処置する予定...

修理はGoliteのJam2だが、これはトップをクルクル丸めて、1本のストラップで締めるようになっており、ストラップを握って振り回さないでくれとのことではあるが、やはり握りやすいから自然と手が伸びで力を掛けてしまう。確か2月の雪の奥多摩の帰りか、TAXIから下りる時に引っ張り出して、バックルを留めるループがほつれてしまった。
ザックなら荷物が入った状態でも握れる場所は何処でも握って引っ張るでしょ。それを握るなだ引っ張るなだというのは笑止千万!アホらしいので写真も撮っていなかったが...
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繊維数本が残って辛うじてループは保持していたが、その数本が結構強くて保っていた。ということは、繊維自体は強い。ちゃんと縫製されていればある程度は強い訳で、これは縫製計画上の問題だと思う。抜けたストラップは末端処理もされておらず、単に他の生地に重ねられて普通縫いされているだけだった。100円に置いてある手提げ袋でももう少し気を遣っていると思う。

どーも私はJamのストラップを持つ傾向があるらしく、次回は完全に切れるだろうから、買い置きのスピーディー・ステッチャーを初出動させて補修しておいた。ぶ太い針で刺して、革細工用の鑞がけした強い糸で畳職人のように縫い(縛り?)上げておいたので前よりは強いだろう。
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手持ちのGolite族と比べても、Breezeは縫い付け部はしつこいほどにステッチが掛けられ、デザイン上の特徴にもなっており、縫い目から抜けるなどはあり得ない感じ。また旧Jamも生地と同色で目立たないが、きっちりステッチが掛けられており、安心できる。
結局、最新のJam2だけがステッチ処理されていないのだ。
これは何だ?工数削減で利益UP?糸の重量の軽量化?
いずれにしてもザックの姿勢としては問題がある。
ストラップなんて切れても仕方ないけど縫い目から抜けるのは許せない。布に限らず接合部が弱点にならないように特に気を付けて製造するのが物作りの基本と思う。生地が裂けてもストラップは残って欲しい。いざ滑ったらここをひっ掴んで..ということもあるかもしれないし。

Breezeのそれ
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旧Jamもそれなり
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旧Jamの別な箇所
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Janの後継Jam2やGustの後継のPinnacleは同じ作りだ。両方持ってしまっているので要補強箇所は2倍...あと何回日曜日が要るんだろうorz...

Golite、買収されて何か変わったな..



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明日、私の親知らずがGoliteのストラップ並みに簡単に抜けてくれることを祈って...くれる人はClickで応援とかも
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by ulgoods | 2008-06-24 07:22 | 運搬系

Thru-Hiker ぬらさんの一日

Thru-Hiker ぬらさんの一日

現在ジョンミューアトレイルを単独で歩き中の”ぬらさん”こと土屋氏の一日の予定表を見てみよう。
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円グラフで書くと夏休みの日課表のようでもあるが...おや?起きて直ぐ食事じゃないのね!と気付く人もあると思うが、これには訳がある。
このサイクルは夕食から見た方が分かりやすい。
・景色や条件の良いところを選んで休憩を兼ねてトレイル端などで食事を済ませてしまう。
・そこに寝ると食事の匂いにつられて熊が来る可能性があるので、そのまま立ち去って1-2時間、寝場所を探しながら歩く。
・休憩のタイミング、かつ条件の良い場所を寝床にする。トレイルからは100フィート(30m)以上離れて、しかも見えない場所であること。
・即寝る
・起きたら食事をせずに即出る。食事など生活すると辺りの植生を痛めるし。
・暫し歩いたら休憩を兼ねて景色や条件の良い場所で気持ちの良い朝食を摂る。
・あとは適度に休憩しながら歩く。
これはRay Jardineが提唱したステルスキャンプ(stealth camp)の手法だね。
食事に最適な場所と寝るのに最適な場所は違うし、食事の匂いは熊を呼び寄せるし、寝場所でごにょごにょ生活する定着型キャンプでは宿営地にインパクトが大きいというわけだ。装備や生活がシンプルだから10分もあれば設営や撤収が完了し、食事が休憩時間を兼ねるので結果として時間の無駄を省く。薄明るいうちに食事を済ませばライトの電池も節約できる。
予定表では起床から歩き始めまで1時間見ているが、実際にはそんなにすることは無いはずだ。瞑想でもするのかな?トイレなども寝場所ですると動物を集めることになるから近所ではしないと思う。ぬらさんは頭髪を省略している人なので手入れや匂い的には有利だな。

土屋氏は一日30kmの歩行を予定している。最近読んだ本だが、シベリアの収容所を脱走して印度まで歩いた脱出記の人たちも1日30km位を歩いていた。一年間続ければシベリアから印度まで行ける勘定...続けられれば、だが。

GPSが戻ってくれば何処で休んだか寝たのかが一目瞭然...

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実のところお腹が空くと思うけど...お腹が空いた熊のお腹を満たすよりはマシだ。
食事の匂い=人間が寝ているを学習されるとあとの人に厄介なのでね...
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by ulgoods | 2008-06-20 09:08 | ぬらさん

JMT Thru Hike in June 2008

このところ、リアル世界での用事が多くてblogがおざなりだった...


今この時にJMTを通しで歩いている友人がいる!
とある野外物ショップで活躍していた御徒町系渋谷怪人”ぬらさん”こと、土屋氏が退職後の起業前の時間を使って歩くというので、陰ながらお手伝いというか、装備にちゃちゃを入れて自分もJMT気分のお裾分けを頂戴して楽しんでいた。
今ごろは...なんしか時間がないと言うことで12泊13日で全長340kmのションミューアトレールを歩き通す予定だ。通常ならこの倍近く掛けて歩く道。当然のことながら装備を削りULスタイルで歩く。
サンフランシスコ在住B氏による一週間前の偵察によると..今年は雪は例年並みと言うことであるが、時期が少し早いためトレイルには残雪が多く、未だに降雪もあり一部はトレースも消えていたという。北面はまだ雪が残っているだろうとのこと。私が昨年歩いた7月中旬の気楽なハイカーの楽園とは異なり、冬のSierraの厳しさが残る中での高速ハイクとなる予想なので、急遽、装備の想定気温を氷点下に修正し、アイゼンやGPSを追加したり、出発直前まで見直しが続いた。装備は本人の物にSGT.M氏,B氏,ULGの手持ちを併せた中から本人が納得できる最善をピックアップして組んでもらった。一部、発注から納品までに数ヶ月というお品もあるので...
残雪季のJMT12泊でスルーハイクという困難な計画は経験豊富な氏ならば可能だろうが、無理せず、エスケープありということで安全に歩いて欲しい。

居残り組としては氏の工程表と装備表を眺め、どんな生活をしているか想像して楽しむことにする。
出発前夜に届いた最終装備表に依れば最終的にベースウエイトはベアキャニスタの900g込みでも4400g、US基準でも10 lb. を切っているウルトラライトだ!当初はSULを標榜し3000g台であったが、雪対策で1kgほど増えたようだ。
氏の不在中ではあるが許しを得てあるので装備表を掲載してみる。

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・やはり、ザックはZ-Packにしましたね。軽い!これは強度的に不安があるので糸と針など補修用品も持参です。
・寝袋はNunatakのArc Ghostか..華氏32度(摂氏0度)用のキルトだ。宿泊予定地の最高標高が3300m4100mなので少し寒い気もするが防寒着も手厚くしたので何とかなるかな。
・屋根は富士手芸店(MFD)製の亀の子(ケロニアン)タープに落ち着いた模様。これは氏が昨年秋の奥秩父ULハイクで実績がある。100gを切るCuben製なども検討したが、くちばしが出たスタイルは結構暖かいということだった。目止めは私が入念にやったので私も愛着がある。
・グランドシートを省略してTitanium GoatのPtarmigan Bivyを選択はさすが。このBivyは体からの赤外線を反射する生地なのでキルトと組み合わさって暖かさに寄与するだろう。
・防寒衣類系では上着はNunatak Skaha、下はMontbellのダウンインナー。積雪があるとは言え乾燥地帯なので重量優先ダウンの選択で良いと思う。
・雨具系では、一時期Cubenのタープポンチョで雨具と屋根を賄う話も出たが、ウインドシャツも兼ねてIDのSilcoat Capeという選択。もしも本当に冷たい雨が降ったら屋根と雨具兼用では辛いからね..
・靴はMontrailのHardRockという通気性の良い非ゴア靴だ。比較的ソールが堅く長距離に向く。持っていくのは履き馴らした物だが、一部ソールに割れがあると言うことだったが最後まで保ってくれればいいが..
・ストーブはエスビットね。氏の定番で私も真似している。食料的にはアルファ米やクスクス主体で少量の湯だけで調理できるのでこれで充分でしょう。いざとなれば湯じゃなくても食えるし。食料は一度ミューアトレール牧場で補給の予定。前半は米、後半はクスクス主体となる。
・浄水にはSeychelleを持ってもらった。ちょっと重いが目詰まりや濾過能力の点で少し安心。
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・GPSはJMT地図入りの状態でGarmin HCxを持っていってもらった。消費電力が少なく精度的にも充分だ。使用する地図は公式の物ではないが、昨年JMTで使った感じではトレイルはかなり正確なので、もしトレースが無くても当たりを付けることはできるだろうし、全行程のトレースが得られるのは貴重な情報になるはず。電池は軽量なリチウムが3組。寝る時に電源を落とせば保つと思う。
・トレッキングポールは氏も開発に携わったFoxtailですね。TiGのAGPもお見せしたが、やはりFoxtailにした模様。製作はシナノで精度感高く、アルミ製で充分軽いし強度もある。パラパラと手早く畳めるのでMFD製のポーチに収納すれば邪魔にならない。
・三脚は持たない予定であったが、写真撮影の時間を短縮して無駄を省くことになるので追加した物だ。
・トイレットペーパー..氏は印度旅行時代に究極の手拭きをマスターしているから、足りなくなっても問題ないでしょう。


ざっと書いたが、解釈や整合性など、本人が留守の間、装備を肴に盛り上がるのも楽しいかろと思う。突っ込みコメント乞う!


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人の褌で記事書いたぁ(笑
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by ulgoods | 2008-06-19 09:56 | ぬらさん

石尾根

こうも毎週土曜に降られたのでは、いくら引き籠もりハイカーのULGと言えど山へ行けない憂さを悪天で紛らすのにも飽いていた。
歩かなきゃ。
日曜は晴れるらしい。土曜の一日くらい雨に降られたって日曜を晴れで迎えられたら素敵だろうし、「月様、雨が...濡れて参ろう」くらいの気持ちで歩くかと思った。
というわけで、手っ取り早く石尾根。珍しくちゃんと正しくホリデー快速に乗って、鴨沢西行きのバスにも乗って下から歩くことにした。いつもは小袖乗越までTAXIでズルをするんで、下からは初めてだ。鴨沢下車は3人。カップルは雲取山らしい。
出発は鴨沢バス停トイレ横階段から。
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さて、雨なら雨で試したいことは沢山ある。
主要装備は
ザックはMLDのProphet、リッジレストを中に巻いて骨格にした。
屋根がGossamerGearのSpinnShelter
寝袋はNunatakのArc GhostというQuilt
BivyはTitanium GoatのPtarmigan Bivy
防寒上着にBozeman Mountain Worksの化繊中綿ジャケット
防寒ズボンがMontbellの化繊中綿ズボン
雨具はMontbell USA Peakshell Rain JKT/Pants
靴はMontrail Namche+ROCKY GORE-TEX Socksで耐水試験
火器はEsbitで
QuiltはBivyにセットしてeVentの防水袋に入れてザックの底へ置いた。羽毛の寝具を濡らさずに持ち上げたい。その上に別途30LのSilNylonの防水袋をセットして他の物を入れた。ザック自体はSpinnakerの目止めをしていないので漏ると思うけど中は完全防水になっている。ザックカバーは他に役に立たないので使わない。
足は通気性の良い靴にGore-Texの靴下だ。
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Gore靴もあるがチョイと古くて折れ曲がり箇所で防水が破られていそうだし、明日は晴れるから軽くて通気性の良い靴が幸せだろう。今日の防水は靴下に任せる。
ゲーターはIntegralDesignesのeVentモノで、雨具の中にした。ゲーターを外にするとズボンを伝った雨が中に入って結局は中を濡らしてしまうから。防汚効果はないが、濡れるよりマシだ。
水なし、食料込みで5.2kg。イマイチだが、運動不足の身にも苦にならない重量だ。七ツ石小屋まで水500ccくらいで登り、小屋で補給して尾根を歩くからしんどい登りは水も軽くできる算段をしていた。

鴨沢を出る時は雨は止んでいて、晴れるかも!と期待したが、やはり降ってきた。しばらく樹林帯だから雨具は上下とも前をはだけて、PitZipも全開にして歩いた。乗越まで30分。途中で汗を拭いたり、Prophetのヒップベルトが滑って外れやすいのを直しながら何やかんやで時間が掛かったが、七ツ石小屋まで更に2.5時間。結局3時間。

小屋は300円。払わない人は入れてくれない。300円300円と何度も言われ、払わない人はあっちで休んでと登山道を指差された。小銭、すぐ出ないから、払うからチョト待ってけろ、って感じ。小屋の中は途中で山菜を調達した常連さんで賑やかだった。私の居場所がない..裏では客のおじさんが薪を割っていた。斧を二丁使って、直径60cmくらいの丸太から薪を切り出している。手慣れた感じだが、あの人はあれがやりたくて登ってくるんだろうな。ま、何歳になっても元気で楽しく山遊びができるのは良いことだ。おばさん連が夕飯の仕度をしている。今夜は宴会なんだろう。私はストーブにあたってお茶をいただいて、少し暖まって辞した。

尾根に出ればこっちのもんだ。暗く湿った巻き道に入らずに広い尾根道を歩く。なかなかどうして、雨でも石尾根は気持ちよい道だ。少し冷えているからORのシアトルソンブレロも蒸れずに快適!
途中でカメラのストラップを枝に掛けてセルフタイマーで写真を撮った。
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この辺り一面ワラビが地面から吹き出てました。Montbellのブリーズドライテックの雨具、結構良いね。

高丸を越えて日陰名栗の本峰と書いたところを過ぎたあたりで、さっと自分の陰が伸びたののが分かった。おお、日が差している。僅かに水滴は落ちてくるが青空が広がっていた。ちょうど鷹ノ巣山の上に虹が架かる。
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下は雲で真っ白だ。1000mくらいか、境して下は真綿のような雲に埋もれ、向こうの山の頂が海に浮かぶ小島のようだ。鷹ノ巣避難小屋のある鞍部を白い気流がべったりと流れている。あそこは日原側から奥多摩湖側への雲の通路なんだ。お気の毒に、小屋の人はまだ天気が悪いと思っているに違いない。
おお、もうこんな時間だ。鷹ノ巣小屋は近いけど、あの絡みつくような、べったりした気流の底へ潜って下りるのはまっぴらだ。昨年、エスパースの人から教えてもらった朝日を見るのに一等地あたりにシェルターを張ることにした。もう人は来ないだろうからトレイルに張らせてもらう。トレイルは適度に踏まれているからペグが刺さりやすいし、植生も少ない。
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固形燃料で湯を沸かして、袋に小分けしたアルファ米に入れた。袋飯の予定。おかずはフジッコの塩昆布のみ。アストロフォイルで蒸らしている間にシェルターの張りの調整などし、先ほど吹き消した残りの燃料で200ccほど沸かし直して松茸の味お吸い物をカップに作った。去年の使い残しの2/3カケくらいのエスビットだが、無事に湯を沸かしてくれた。200ccくらいを湧かすだけなら固形は扱い易いからいいね。
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チタンフォイルの風防は必須。

寝床に入ったら猛烈に歯が痛くなった。金曜にアレ?と思い、久々に歯医者に予約を入れたんだが、受付のおばちゃんが私が9:30の人だと覚えていてくれて、「9:30が空いているのは水曜ね」なんて悠長なことを言う。ま、曜日と時刻を換えるのは診察すっぽかしの素なので「水曜9:30」と頭の中で3回繰り返して電話を切ったのだが、ホントはすぐにでも行くべきだった...気圧が下がって神経が膨張したのか?とか思いながら、救急セットにイブプロフェンを入れているのを思い出すこともできず、ぐががぁぁと呻いてた。薬は忘れていたのだが、チタンフラスコにバーボンがあるのを思い出し、口に含んで患部が浸るように奇妙な姿勢を保ちつつちょっとずつ飲むという麻痺療法をしていたのだが、神様の計らいか、10回目くらいでやがて気を失っていたようだ。ふと目が覚めたら2時間ほど時間が飛んでおり、おまけに歯痛も消えていた。ああ、幸せってこんなことかと、肩の力が抜けてホッと寝直した。
結露しないようにシェルターの後部を開け放ち、入り口の上部も開けたが、無風、濡れた地面に屋根を掛けたわけだから結露した。が、Bivyにくるまってたし、垂れるほどの結露でもないので気にしなければ大丈夫。最低気温は4.8度となっていた。結構冷えるんだね。

朝日がきれいに見える場所に張ったのだが、起きたら8時だった。外は良く晴れ、地面からは湯気が上がっている。まだ何処からも人は上がってこないと思う。のんびり雨具を干しながら朝飯のオートミール用の湯を沸かした。
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朝飯は袋に小分けしたドロドロのオートミールにフジッコを掛けたモノ。ま、食えるし充分。食後にコーヒーと思っていた袋がココアだったことに気が付いて、ちょとガッカリしたが2袋を300ccくらいの湯に溶いて濃厚なのなをいただいた。
いい天気だ。昨日濡れた甲斐がある。

鷹ノ巣は面倒なので巻いた。巻き道は風通しも悪いし、濡れた笹が垂れて濡らす。やはり巻き道人生いはある種の暗さがつきまとうなと思い、鷹ノ巣を過ぎてから尾根に出たら、じゃんじゃか熊鈴を鳴らす夫婦が歩いてきた。青森ねぶたのハネトじゃないんだから..勘弁して欲しい。まるで歩く神社の鈴緒状態だ。ま、神社でも鈴は鳴らすし、ねぶたも神事なんだろうし、山も信仰の対象だったから、鈴はつきモノんだろうが、よくぞ自分の頭の中が滅茶苦茶にならないもんだと感心する。ちなみに青森ねぶたではハネト(跳人?)は体中に鈴を付けて跳ねまくる。激しく振ったり、人とぶつかったりで沿道にはたくさんの鈴が撒かれることになり、一度娘らを連れて行ったが10分もすれば両手に一杯の鈴の山ができて喜んでいたっけ。

鷹ノ巣からはホントに気持ちよいナラの尾根が続く。花も咲いていた。ツツジっぽい花だね。高度が下がるとオレンジ色のが咲いていた。大概は日陰っぽい北斜面に咲いている。そんなところで見る鮮やかな花はドキッとするほど美しいと思うのは、飲みに行ってお酌をしてくれるお姉さんに通じるものがあるのかとか、愚にも付かないことを考えながら歩いていた。
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いつも六石山からが結構長い。杉林で下がぬかっていて、もう尾根の明るさはないが、時々枝打ちした杉の芳香がしていた。
廃屋をいくつか越して街が見えてくる。街が近づくと、特にその方面にチューンしたと思われるバイクや車の爆音が耳障りだ。ちぇ、とか思いつつも駅前で飲むビールのことを考えて足を速め、やがて石尾根歩きは終わる。


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いよいよ梅雨入りか...梅雨が明けたら少し高い山へ行かないと暑いな。
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by ulgoods | 2008-06-03 03:38 | 山行