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Continuous baffles / 連続隔壁構造の寝袋


今回のハイキングではWestern MountaineeringのSummerliteを使った。
セ氏0度用と言われているが、耐寒は人それぞれだし、食事や体調にも依る。私は今回は化繊の綿入り上着(Patagonia Micropuff p/o)を着たこともあり0.2度でもあたたかく寝ることができた。

このSummerliteは軽いくせにbaffle構造を持っており、しかもContinuous baffles。寝袋が面の内外で潰し縫いではなく隔壁材を介して縫われ、なおかつ隔壁区画が寝袋の裏表に連続して作られている。要はジッパーの反対側が縫われていない。隔壁間の羽毛の移動はないが、隔壁内では移動させることができて、意図的に上面に羽毛を寄せたり、下面に寄せてみたりできる。どうせ下面は体重で潰れて羽毛の保温が期待できないから寒い時は普段不遇な羽毛達を上面に寄せてロフトを嵩上げしたり、暑い時は保温の寄与が少ない下面に寄せて体重で潰して寝て寝袋の保温性を下げるなどできるという算段だ。
今回は行く前に上面に寄せてロフトを嵩上げしておいた。どのくらい変わるかというと、

昔の写真だが、通常


出発直前の乱雑な背景で申し訳ないが
今回寄せた上面はぶりぶり!
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寄せられた下面はやせ細り...
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適度に振れば羽毛が移動する。ここでも寄せて上げるは有効?だ!
元に戻すのが大変そうだが...几帳面に戻す必要もあるまい。
完全に寄せてTopBag(元々下面に羽毛がない寝袋)的に使うこともできそうだ。RabのQuantumなTopBagを買おうかと思っていたが、これでいいな。得した!
が、あまりやりすぎて、表面の生地の遊び弛みの分以上寄せてもあまり意味がない。

背中に羽毛がないと..寝返って横寝すると背中が寒い。寝返りをしないか、寝袋の中で体だけ寝返れば良いが、これには修練が必要。

寝袋と切っても切れない縁の敷物のこと、疎かにはできない。
羽毛寝袋の適用温度はロフト高で決められることが多い。当然、厚い寝袋ほど暖かいとされる。羽毛量ではなく、あくまでロフトの嵩高だ。所定の嵩高を作るのに高級羽毛は少ない羽毛で膨らむから軽いということ。で、厚いロフトは中から外への寝袋断面内の熱の対流輸送を軽減すると理解しているが、ある程度暖まった寝袋の表面からの放射損失は仕方ないとして、主に地面に対してだが、熱の伝導によるロスを忘れていけない。寝ると地面に熱を奪われて背中が冷えるでしょ。そこは別な方法で手当てしたい。敷物だ。
通常はマットを敷いて寝心地を良くするが、わたし的には寝心地は二の次で断熱の役目が重要だ。厚くて羽毛が入ったマットが良いのだが重いので困っている。某AR氏の体験では、相当寒い場所でもマットがしっかりしていれば寝袋はさほどでなくても安眠できるそうだ。伝導による損失の寄与割合は結構大きいと判る。
今回は試みとして、通常のRidgeRestの上にアルミ蒸着プチプチであるアストロフォイル(上の写真の背景にある)を敷いてみた。体が一つなので同時に比較できないのだが、アストロフォイルは今回の雪の夜を暖かく過ごせた一要因だと思っている。事前に何度か庭で試したのだが...Quiltで完全にアストロフォイルに背を着けて寝ると、普通に敷いた場合では金属面を伝って熱が逃げやすい。アストロフォイルを凹型にして、両脇をQuiltの中に入れ、体を包むようにしたら、ホカホカ暖かかった感じだ。アストロフォイルで包んで保温調理するのもアルミ面での内側への熱の反射を使うのだから、布団のように敷いただけではうまく保温できないことは容易に想像できる。
体の包み焼き状態、包むの肝要!かと考えているところ。冬が来るまでにもう少し試してみたい。

でも、今回は面倒だったのでアストロフォイルは敷いたが..アストロフォイルは凹型にして寝袋の中の背中が触れる部分に仕込むのが正解かと思っている。
Pacific Outdoor Equipmentのように、RidgeRestに体の接する部分だけアストロフォイルにするのも手軽で良いかも。
ハイブリッド化だな。
ホントは羽毛を遙かに超える超軽量高ロフト人工素材の開発が待たれる。


参加中... こ こ に か う し て わ た し お い て ゐ る 冬 夜 ...山頭火
..そんな気がする。今年も雪野宿するぞ!景気づけにClick!

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by ulgoods | 2007-10-31 08:40 | 生活系 | Comments(9)

雨、そして雪

台風の雨を冒して北八ガ岳辺りを歩いてきた。
例年の誕生日山行である。日は選べない。

前の晩、予報を追っていると台風の速度が増していることが読みとれたので、土曜の夜をやり過ごせば周辺の高気圧で晴天が得られると踏んだ。山の北面は雨もさほどではないか?という読みが的中し、林道歩きでは風もなく、傘を使って悠々歩くことができた。
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2100m付近の日没近く、雨が長く尾を引いていると思ったら、それはミゾレに変わっており、やがて雪になった。結局4cmほど積もったが、夜中には晴れて森は明るい月に照らされた。

屋根はHex3、土間があるので雨の出入りに便利だ。
最低気温はシェルター内0.2度。
WMのSummerLiteにmontbellのブリーズドライBivyであたたかく寝た。

翌日は予想以上の抜けるような快晴を得て、黄金に輝く木々を堪能することができた。
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秋から冬へ、山の懐でそれの一端を見た。
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梢は輝く。
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そう、ハイキングでいいじゃないか。
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参加中... 雨のハイキングもまた佳し。森は私を守ってくれる...Click!

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by ulgoods | 2007-10-29 08:53 | 山行 | Comments(25)

Bozeman Mountain Works Stealth 0 NANO (6x8) Catenary Ridgeline Ultralight Backpacking Tarp

Bozeman Mountain Works Stealth 0 NANO (6x8) Catenary Ridgeline Ultralight Backpacking Tarp

名前が長い...
BPLから入手し、稜線をシームシールして出番を待っていた。昨日まではMLD Monkが張られていたんだが、小雨の今朝、撤収して張り直した。

重量82g、縫製はOwareだ。OwareのCatTarp 1.1より少し長さが短いが翼の長さは同じだった。
重量はほぼ1/3。やはり素材の威力だな。
MLD Monkよりでかくて同じ重量。トリックは、生地が一段と薄い。薄々なのだ。

目標は頭骨ありBivyに濡れずに出入りできる屋根を100gで立てること。
とりあえずやってみたが、人が出入りするには結構な高さが必要だ。変則的に張ったが、これでは風に弱そう。
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横に綱を取れば皺は消えるだろう。
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本来なら側縁は地面に平行になるべき。だいぶ無理して前を上げている。
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出入り口側にオフセットして張り、片翼を持ち上げたいが、短いポールがもう一本要るか...
Gossamer Gear Mariposa Plusのザックのカーボン骨が使えるかも!
当然、雨は弾く。
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懸垂曲線(Catenary)タープの皺はペグダウンの位置に敏感だ。自由にペグが打てる草原向きだろう。草原に張るならMFDの亀の子の方が空間が広く、暖気の保持も期待できる。御徒町系渋谷怪人とUL修道戦士Bによる先週の秩父奥多摩でのテスト結果ではだいぶ暖気が滞留するとのこと。
組み合わせの再考が必要だ。
自由にタープが張れない地面では..頭骨入りBivyに速やかに出入りする練習を積んだ方が良いのかもしれない。

MLDのMonkをトレッキングポール二本で長い方を真ん中で折ってΛ型に張れば良いのだが、一人ではなかなか上手く行かない。風があれば尚更お手上げだ。

IDのSilDomeがもう少し軽ければ..あるいはmontbellのモノポール ダイアをFast&Lightモードで張るかだな。あのポールをカーボンにすれば更に80g程度の軽量化ができるだろう。

Lightsabreもカーボン化したいが、エルボ部分はアルミでないと保たないし、元々ポール長がないから、劇的な軽さは期待薄。


ちなみに、MLD Monk の場合
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自分の備忘用なので、ちょこちょこ写真を追加したり加筆修正しています。


参加中... 何でこんな事で悩んでいるんだろう。可笑しいね...苦笑しつつClickでも!

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by ulgoods | 2007-10-26 08:15 | 宿泊系 | Comments(21)

JSB式 Tyvek Hammock Ver. 1.3

JSB式 Tyvek Hammock Ver. 1.3

先の吉祥寺UL’er Meetingの席で、手仕事巨匠、JSBさんからTyvek製手作りハンモックを手渡された。
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これは周囲で秋祭りが盛んな頃にJSBさんからの素材提供要請を受け、自転車を飛ばしTyvekを二人前届けたものがハンモックになって帰ってきたものだ。なんせ、100mのTyvek大尽たるULG、ハンモックの二つや三つ分お安いご用である。

作り方自体はさほど複雑にあらず、Tyvek紙をはりせんチョップの要領で長手方向に折り畳み、両側を折り返して縛り上げる。中央部を開くとハンモックになっている。水戸の藁納豆のようなもの。人間藁納豆容器をTyvekで作ろうと言うところがさすがに巨匠だ。折り返しの縛り具合も厳しく些かも手抜きはない。はりせん折りの折り幅も按配よろしい。しかも、パリパリ音がするほど堅いTyvekがしなしなと肌触りが良くなるまで揉んである。
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早速、天気を読み違えて谷川岳に行きそびれた鬱憤を晴らすべく公園で吊してみた。子らが無限プチプチが欲しいというので買った帰りである(どーしても写し手が要るのでね)。

Hennessy Hammockのウェッビングストラップを使い、提供を受けた径5mmのザイルの細引きで吊ってみた。JSBサイトでは破けた写真も見ているし、私はJSBさんより重そうなので、恐る恐る尻を乗せて、エイと体重を預けてみる。おおお、さすが我がTyvek!無事に我が身を受け止めて、ぶらーんぶらーんと何ごともなく揺れている。ハンモックの定石に従って斜めに寝ると背中も伸びて気持ちよい。心持ち幅が不足な感もあるが、公園での一時を過ごすには充分使える。
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エッジの部分から裂けないか心配したが、充分に持ち堪えている。Hennessy Hammockのようにリッジラインを張って、タープを掛ければ雨でも使えそうだし、リッジラインにハンモック自体を掛ければ屋根にもなる。揺れ止めや屋根時の開き用にサイドから綱を取りたいが、ハトメなどで細工をするとそこから裂けそうな気がして、発展させるのに戸惑っている。巨匠の仕事の進みを待って真似しよう。

子らが二人乗っても大丈夫。ネコ鍋状態で気持ちよさそうだ。揺らして呉れろと言うので揺らしたら喜んで無限プチプチをやっている..
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JSB巨匠、火遊び以外にもTyvek使いになりつつあり!


参加中... 誕生日が近いので恒例、年に一度の点呼です。訪問がロボット巡回でなければClick!, thank you.


10/23 人間は20人くらいだったのか...
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by ulgoods | 2007-10-21 21:31 | 宿泊系 | Comments(30)

吉祥寺で

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カワサキ、べー、ぬら、JSB、SGT.M,T_Z Stove,ULG@吉祥寺

雨の秩父、奥多摩を2泊3日で80km以上歩きぬいてきた、ぬらさんとベーさんの帰りを捕まえて吉祥寺で飲みました。
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by ulgoods | 2007-10-18 22:12 | Comments(15)

MLD Monk Spectralite.60 Tarp

MLD Monk Spectralite.60 Tarp

Mountain Laurel DesignsのCuben Fiber Tarpはサイズ125 X 245cmの一枚布であるが、本体重量は84g!と、ほほう!と、うなる軽さだ。
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素材のCuben Fiberはヨットの帆に使われる布で、spinnaker生地と同様に超軽量布として屋根材に使われ出した。元がヨットの帆であるから、伸びたり裂けたり(帆としての使い方での裂け方)ということには強いはず。濡れて重くなることもない。反面、通気性ゼロ(だと思う)。通気しててはヨットが進まないのだ。
透けているので衣類には使いにくい気がする。雨具のrain chapsにspinnakerが使われているくらいか。
生地は織って作ったと言うより、荒目の繊維の布をフィルム材に浸した?ような感じ。縫えるので布なのだろうが、フィルムと言う方が感覚的には近い。
一部、接着されている。
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この素材が登場してから、わたし的には屋根系に動きが出た。なんしろ軽い。BivyとTarpを併用すると下手するとテントくらいの重量になるという不満が、100gタープの出現でBivyに優位性が出てきたと思う。

このくらい軽い屋根であるから張り綱も軽くしたい。というわけで、BPLのAirCore NANO Dyneema Guylineを併せてみる。100% Spectra な紐だ。重量は1m当たり0.97g、Breaking Strength 200 lb(90.7kg)とあるが静的荷重だろう。
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細くて扱いにくいが、こんな用途には使える。主索に10yd、その他5yd2本を使い、これまたCuben製のスタッフザックと併せて98gだった。
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ま、ヤードポンドの国で作られた品なので100gに拘っても仕方ないが、わたし的には許せるのは100gまでだ。これでスタッフザックに0.3 oz/sq/yd のCubenを使ってくれると軽くて助かるのだが...

さて、一枚布、どー張るか?布の中程に一つループが縫い付けてある。これがヒントだな...
というわけで、MLDサイトにある分かりにくい写真を念頭に張ってみた。
一枚布だが、けっこう立体的に張れるものだ。風を防ぎ、雨をしのぐ形ができた。
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こんな屋根の下なら、頭骨が入ったBivyはやりにくい。やはり潔くオロク袋型Bivyを使うべきだと思った。
もすこし、いろんな張り方もできそうだ。長手方向1/4の位置にループが一対あれば...と思う。

最近はBPLではCuben Fiberを使った製品をUltra super Lightという言葉は使い切ったのでNano xxxxと名付けるようになっている。「ナノ軽ぅいーーー」とか、つい口をついて出るような日は...来ないと思うが。
次回はBPL の懸垂曲線Nano Tarpの予定。


参加中... ふ っ と 影 が か す め て い っ た 風 ...山頭火、本家は味があるなぁClick!

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by ulgoods | 2007-10-17 09:33 | 宿泊系 | Comments(15)

MFD Chelonian Tarp / 富士手芸店 亀の子防水布

MFD Chelonian Tarp / 富士手芸店 亀の子防水布

秋だし天気も良い。
が、私はお山へ行かれず....仕方ないからblogでも書く。

MFDこと富士手芸店(Mountain Fuji Designs)の二代目が秋休みで帰国している。彼は今日は南ア辺りを歩いているのだが(六本木じゃないよなぁー)、来週某山域で使う予定の亀の子防水布、Chelonian Tarpの目止めを頼まれたので庭に張って遊んでいた。

Chelonian TarpはRay Way TarpのようにBeak(くちばし)とサイドのリフターを持っているが、重量削減のために後縁側が細い台形となっており、終端にもBeakを持ちGolie HutやLair のように閉鎖性が強まっている。MFDによるとシェルターとタープの中間を狙ったとのこと。
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Beakによって耐候性とプライバシーの保護が得られる。サイドリフターによって内部の空間が広く使える。台形にすることで足元は狭いが寝るだけだから重量が削減できる。リッジラインは懸垂曲線ではないが、一枚布で作っているため縫い目が無いから防水性が良くシームシールしない分軽量。後発だけあって良いとこ取りタープだ。
ちなみに来週のテスターは某御徒町系渋谷怪人が務める予定。

Chelonianの重量は160g。Beakなどの造作が多いしSpin素材なので重量が嵩んでいるがLair 1 は12 oz.(340g)だから充分軽い。ちなみに激軽なのはCuben Fiberを使ったタープで80g程度。Cuben Fiber のTarpもいくつか入手済みなので近いうちに試してみたい。

縫い目に張力が掛かった状態でシリコン剤を塗りたいのでキッチリ張った。一枚布平面タープと違って張り姿は一種類しか取れないが張り方の悩みが減るので良いかも。Beakがあるので開き角度も自ずと限定されてくる。これは懸垂曲線を使ったタープも同じで、作り手の意図した角度に開かないと皺が寄る(でもないか、Beakは開きすぎなければ屋根の角度に追従する感じ)。張り方の多様性より耐候性を取っているので仕方ない。
このの手のタープは初めてだったが5分も掛からずにピッチり張ることができた。Spin生地の特性か、MFDがリッジラインにアイロンを掛けたか、リッジラインはピンとするどく角が出ている。

サイドリフターを吊ると、ほうら、亀の甲羅のような六角形が現れる。
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天井高が少し犠牲になるのだが、横が広くなるので寝袋が触れにくい。ほんの数センチの広がりであるが、この幅をサイドリフター無しで作るためには一回り大きなタープを高い位置に張らないと無理だ。それでは無用に広く重くなる。Chelonian Tarpは側縁にもループが付いているのでこれをペグするとハタめかず耐風性が上がる。
内部はこんな感じ
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このタープ、たしかMFDの第一作目だ。これまでQuiltは2つ作ってもらったが、作る毎に腕を上げるので2,3作目になったら、わがまま仕様でお願いしようと思っている。
Cuben Fiberを使って100g未満は必須だな..

今日は天気も良く、シール剤も良く乾いた。ただし、サイドリフターの取り付け部は念を入れて裏からもシールしないと、どこからか糸の繊維を伝って水が来る。表に現れている縫い目はもちろんだが、あて布と屋根材の狭間にも僅かだが縫い糸は露出している。雨の夜、ポタリポタリではさすがに空気抵抗が少ない髪型の某渋谷怪人も可哀相だ。裏は今夜やらないと本番に間に合わないか。繊維を伝ってくる雨水を長時間に渡って完全に止めるのはなかなか難しいのだよ。



参加中...

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落 葉 の 花 梨 ゴ ロ ゴ ロ と 今 年 も あ っ た ...ULG、御粗末、わははClick!
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by ulgoods | 2007-10-13 16:43 | 宿泊系 | Comments(29)

Black Diamond Spot Headlamp

Black Diamond Spot Headlamp

ブラックダイアモンドの軽量ヘッドランプ、スポット。同クラスと思われるペツルのTIKKA XPより少し軽いので入手してみた。
昨年入手したPETZL TIKKA XPとの比較で語ってみたい。
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・重量
Spotは単4電池3本で85gとのことであるが、リチウム電池を使った実測では76gであり、同様にリチウム電池を3本使ったTIKKA XPの81gより5g軽量となっている。
このくらいの重量差では実質的に差がないので特に重量的には比べても面白くないのだが、その他の使い勝手の差に興味があった。

・スイッチ
Spot 1個
TIKKA 2個
Spotはスイッチが大きく、手袋をしたままでも操作ができる。TIKKAのスイッチは小さいので手袋では判別しにくいが、間違って押してもさほど問題ないし許せる。Spotは操作ミスが起きやすく、消灯させると同一モードへの復帰に手間取る。

・LED数
Spot 1x1W LED、小 LED x3
TIKKA XP 1x 1W

・集光、拡散の切り替え
Spot レンズで集光する1Wが1発と、拡散する小さいの3発の構成
TIKKAは拡散させたい時は拡散用のレンズをLED前面にセットする。

・モード遷移
Spot OFF->強中弱->点滅->OFF(1W、3LED共)、ただし、どこからでもOFF可能
TIKKA OFF-> 強中弱+点滅->OFF、別途どこからでも押してる間はBOOSTで、離すと元のモードへ戻る。

・スイッチ操作
両者とも1つのスイッチを押すことで順に切り替わるのだが、TIKKAは小さなスイッチだが確実なクリック感を伴った操作ができる。
一方、Spotは半押しを要求される。

・LEDの遷移
SpotはOFF->ON->OFF->ONで1Wと3LEDを切り替える。

・ヘッドバンド長
SPOT ヘルメット上からも装着できるくらい長い
TIKKA ヘルメットでは辛い

・電池寿命
Spot
1W
High Med Low
20 60 120 hr

3LED
High Med Low
100 120 145 hr

TIKKA
High Med Low
60 80 120 hr

Spot1W < TIKKA < Spot3LEDとなっており、順当だ。


・到達距離 0, 0.5, 10 hrの順
Spot
1W
H 43m 33m 17m
M 17m 16m 15m
L 8m 7m 7m

TIKKA
H 35m 30m 20m
M 27m 25m 19m
L 18m 17m 15m

Spot 3 LED
H 19m 14m 10m
M 14m 14m 7m
L 10m 10m 7m

TIKKA
BOOST 50m

光量の切り替えはSpotの方が強弱のメリハリがあり、調整範囲は広い。

その他、
TIKKA XPはバッテリーインジケータが付いている。


と、数字を比べるとこんな感じだが使った感じでは更に性格の違いを感じた。
Spotは大きなスイッチ1個なので手袋のまま操作ができるが、1スイッチで2系統のライトを操作するため好みのモードに到達するのに煩雑であった。例えば、テント内で3LEDのLOWモードを使う時、一旦消灯すると次回は1WのHighモードから始まるので更に1回押して1Wを消灯してから再び押して点灯し3LEDモードに移してから2回半押しという操作が要求される。この半押しはクリック感を伴わないため、押しすぎると消灯となり、次回点灯すると1Wモードの強となり...はっきり言ってウザイ。だいいち、手袋したままではこの半押しが難しいと思う。で、目が順応していない状況でいきなりTIKKAより強力な1W強で始まる時は辛かった。ライトを手で被った。今のモードを頭に入れておかないとモード遷移ができない。
一方のTIKKAはスイッチが小さいので手袋時の操作はし難いが強度の切り替えはクリック感を伴った操作が可能で指先が分かりやすい。しかし、消灯まで順にモードを替えないといけない。拡散モードへは拡散板のスライドで行うので、物理的に分かりやすい。
どっちもどっちだ。
Spotは冬の手袋している時にモードがどうのと面倒なことは言わずにON/OFFできればいい様な時には便利。
TIKKAは非降雪季にそれなりのモードがすぐ得られるので便利、しかもBOOSTモードは強力だ。
それぞれ、設計思想と想定適用分野の違う事がモード遷移とヘッドバンド長から伺える。
見た目、車に例えると、Spotはビガビガな目を持つホンダ車、TIKKAは独逸車の感じがする。

光は..ま、それなりに。光の色や拡散範囲に差がある。実生活でさほど支障がある差とは思わない。
Highモード
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TIKKAの方が色温度が高いようである。
Spotの方が集光はシャープである。レンズと反射板の作りの違いと思う。

Highの拡散モード
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3LEDで拡散させているが、中心部に明確なスポットが見られる。
明かりのことについては探せば正確な比較のページが見つかると思う。

わたし用途の使い勝手的には総合的にTIKKA XPが勝ると印象だ。あえて使い分けるならトレッキングにはTIKKA XP、冬山歩きにはSpotという使い分けをすると思う。

両者のいいとこ取りの設計はできないだろうか。例えば、Spotのスイッチを2個にして本体の左右あるいは上下に振り分け、それぞれ、1W,3LED用とする。モードは共用で押された方のLEDに遷移するだけ。とか、TIKKA XPもスイッチを左右に振り分けるなど、アフォーダンス感を強めることは可能だろう。
また、初っぱなが強から始まるか、弱から始まるかの設定も変更できると嬉しいかも。


参加中... な に か 足 ら な い も  の が あ る 落 葉 す る...山頭火、侘び...Click!

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by ulgoods | 2007-10-08 18:28 | 生活系 | Comments(10)

Titanium Goat Adjustable CF Trekking Poles

Titanium Goat Adjustable CF Trekking Poles
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Titanium Goat製、カーボンファイバーのトレッキングポールで、1本の重量は94g!軽い。
昔買ったLEKIのSuper MAKARUが堂々の1本270gだから1/3弱だ。どんくらいの軽さかというと、手首で振っても手首に負担が掛からないくらい、突きたいところに瞬時にスパスパ決まる。
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以前のバージョンは1本物だったが、さすがに持ち運びに不便ということか長さ調整が可能になった。といっても2分割なのでそれなりに長いのだが、ザックに差しても刀のように見えない範囲なので許す。
長さ調整は小さなゴムのパーツがネジで圧縮変形し、上のポールの内面に摩擦で頑張ることで留まっている。上半身の体重を掛けたくらいではストッパーは滑らないようだ。
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これはゴルフクラブのシャフトを流用したものか、とてもしなやかである。入手直後、輪っかを付けずに山へ持っていったが、ちょと岩の間に差してしまい、抜けずに力が掛ったのだが、びょーんと撓って手を外れ反動で反対側へ飛んでいった。今のところ折れる気配はない。とはいえ、カーボンだから少し心配。気を遣う。低温の時とかはやめとこかしら。

まだシェルターの支柱に使ったことはないのだが、無茶に荷重を掛けなければ大丈夫だと思う。
欠点として、ロック機構のネジが、調子に乗って弛めすぎるとゴムの部品を中に残してネジが全部抜けてしまう...2回ほどやった。ま、残った側を地面に叩きつけたりすると次第にゴムが口のところまで出てくるのだが、野外で無くすと使えない棒になってしまう危険がある。と思っていたら、奥からゴムがもう一個出てきた。予備を詰めているのか、製作段階でゴムを残して抜いてしまったので、回収が面倒でもう一個使ったか...後者な気がする(コメント頂き、前者であることが判明)。

OdBoxのFoxtail(135g@120cm)も持ってはいるが、Titanium Goatの方が軽量だ。ただし、FoxTailは4分割、長さ調整はできないけれど折り畳みに1.5秒、組み立てに4秒という機動性がある。岩っぽいトレッキングでは面倒がらずに肩から提げたポーチに出し入れができ、両手が自由になるので安全に岩場を通過できた。トレッキングポールを手首で引きずったまま手で岩を掴んでの上り下りは危険だしね。Titanium Goatのはその辺の機動性に欠けるし手首の輪っかも無いので落とすと回収不能になるかもしれない。紐でも付けるともう少し重くなってしまうだろうな。

いっそのことトレッキングポールを持たないという選択肢もあるが、シェルターを張るのに使ってしかもベースウエイトにカウントしないでいいと言う数字のトリックの重要なネタなので持たないわけにもいかない(何か変だぞ!)。

輪っか、キャップの類はLEKIの物が流用できる。それらを装着すると1本113g、振り回しもだいぶモーメントが大きくなる感じで残念だ。ま、フィールドでは気にならない程度だと思う。

場面に応じて持っていくポールを選ぶ事になる、か...またパッキングに時間が掛かってしまう訳だ。ああ。


参加中... 噛 み し め る 飯 の う ま さ よ 秋 の 風 ...山頭火、わははClick!

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by ulgoods | 2007-10-04 01:10 | 生活系 | Comments(19)