<   2007年 04月 ( 7 )   > この月の画像一覧

山で遊べる

いい天気だったのに山へ行けていない。
代わりに池袋のリカちゃん展へ、娘に連れられて...リカちゃんも40歳になったそうな。

折角だからリカちゃんの今昔をご披露しよう。
初代
e0024555_2334198.jpg

近代、小顔化?
e0024555_23364844.jpg

最近、チョイ悪(もー死語か)
e0024555_23341946.jpg

懐かしい?こんな歌手がいたっけ
e0024555_23343515.jpg


もちろん、山でも遊べるね。結構軽いし。

オマケ
e0024555_23584613.jpg




参加中..リカちゃんをザックにいつも忍ばせている人はここをClick!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-30 23:38 | 駄文系 | Comments(21)

おミズの迷い

浄水器SweetWaterとセイシェルという簡易浄水ボトルで近所の公園の池の水を濾過して飲んでみた。
この池は魚なども住んでいるし、水源は湧き水と聞いている。
e0024555_20273825.jpg

SweetWater 99.99%除去
e0024555_20264931.jpg

グレーの浮きから少し離して金属の吸入フィルタをセットすることで水面のゴミを吸わないで済んだ。
Seychelle 99.8%除去
e0024555_2028032.jpg

ポンプを動かしSweetWaterで池の水を濾過し
e0024555_2029472.jpg
e0024555_20302462.jpg

源水と比較してみた。
e0024555_20311130.jpg

源水は少し濁り、池の臭いがするのだが濾過水は透明で臭いが消えている。
成功成功!

次はセイシェルに水を入れて、チューっと口から押し出して並べてみた。手前が源水とセイシェル水。セイシェルも透明無臭になった。
e0024555_20363916.jpg

右下が源水、左下がセイシェル水、上がSweetWater水である。
e0024555_20374667.jpg


源水以外を飲んでみた。
味覚はあまり鋭くない故..ま、濾過した水は両方とも飲めた。旨い水になっていた。
使えますな。
濾過後のSweetWaterの内壁には緑がこびり付いていた。あまり付くと性能が落ちるのでブラシで擦り取ってやることになる。前段にSilStopperというフィルタを付ければ5ミクロンまで濾してくれるので、この手の緑は減少するだろう。
e0024555_20504486.jpg

セイシェルのフィルタの仕込まれ方
e0024555_21202793.jpg


なぜ池の水を飲んだかと言うと...長くなるが以下の件である。


寄席見て歩きを夢想していたら、水のことが気になった。彼の地は流水や湖沼が豊富なので、水の入手には事欠かないが、公園のサイトを見ると5分以上の煮沸、あるいは濾過、薬液による処理が必用とされている。水の中にバクテリアを殺すか濾すかしろということだ。水に何か入っていると言っている。
お腹が痛くなってはたまらない。下痢だけで済まないかもしれないし。

仮に一日に3リットルを飲食用に使うとして5分の煮沸を選択した場合は、1週間ほど荒野に滞在する場合の燃料の使用量はどれだけになるだろう?計算はしていないが、燃料と煮沸に必用な時間、冷ます時間など考えると萎える方法だ。
薬液による処理は様々なものがあるが、塩素や活性酸素でバクテリアを死滅させるものだ。薬液は数滴くわえるだけの軽量で良い方法だが、濁りがある場合はそれを取り除くことが出来ないし、薬の臭いが残ることもある。反応に必用な時間も結構掛かるらしい。水温にも依るし。
残るは濾過だ。これは繊維やカーボン、セラミックなどを使ってバクテリアを機械的に濾し取る。カーボンを通過させることで臭いや化学物質を吸着させることもできるらしい。
いずれも方法も鉱毒や農薬の類は取り去ることができない。分子レベルで溶けている物を取り除くにはイオン交換膜とか、そんな背負える範囲を超えた装置が必用だ。
最近出た方法としてはSteriPenなどの電池で使える軽量な紫外線による殺菌装置もある。これはバクテリアを殺すのではなく、紫外線でバクテリアの遺伝子を破壊し、バクテリアが増殖することを防ぐという考えだ。これも採用を検討して良いだろう。

さて、全部で4つの方法だが、私の興味を引くモノとして面白さは濾過と紫外線に絞られる。水は豊富なのだから、ちょこちょと浄水しながら進めば、一番重い水を大量に担ぐことが不要になる。都度湧かしていたのでは時間が掛かりすぎる。臭いのはガッカリなので薬液も主とはしたくない。

で、濾過装置を探していた。マーケットからは米国のMSR社か、スイスのKatadyn社の物を選ぶことになる。$50-$200程度で、数種類ある。デザインでKatadynが一歩リードかと思っていたのだが、あ”?と気が付いた。そーいえば、昔買ったんだっけ。買ったのを忘れていた。持っているのはCascade Design社が出していたSweetWater Guardianを防災用という名目でオークションでお安くGetしていたのだ。
困った、最新のKatadyn Varioに傾いていた気持ちを修正しなければならない。
SweetWaterだが、現在はMSR社から発売されている。色は黒基調に変わったが、どーやら中身は同じようだ。が、SweetWaterは低価格帯のフィルターだ。高いのと安いの、高い方が性能がよいと思うのだが、明示的な比較データがない。と、SweetWaterは妙に軽量なのだ。1分で1Lを濾過する能力は最新のKatadyn Varioの2Lに比べるとアレだが、Varioもセラミックフィルタを通すと1L/minになるから同じだ。
色々調べるとKatadynは0.3ミクロン、MSR系は0.2ミクロンらしい。SweetWaterのページなど調べていると、細菌の除去率は99.99-99.9999999など、要は限りなく100%に近い。これ以上除去率はどうしようもない。SweetWaterもカーボン層を持っているので味も悪くないらしい。
どーも、SweetWaterを持っているのに他を買う理由が見つからない。
買った当時はコーヒーを濾して色が取れないとか言って非常用に仕舞っておいたのだが、今思えば色素は取れないだろう。
ということで、当時の選択に殉じてSweetWaterを使うことにする。
ま、SweetWaterはブラシが付いてきたり(他にコンなのない)無骨なのだが、海兵隊も使用したとか。プラティパスと組み合わせて重力で濾したりとか、いろいろ応用が効くだろう。それらのパーツも別々に入手することが出来るのも魅力だ。
おお、すっかりSweetWater派に修正できた!

ま、ガキの頃は沼で泳いでだいぶ水を飲んだし、海水浴場だって大腸菌がゼロな訳ではない。プールだって...
ま、これと薬液を併用すれば充分だろう。
紫外線も併用したいが高価なので買えないでいる。
今買えば$70程度だ。当時はYenでもっとお安く買ったはず。へへへ、またまたお金が浮いちゃった。
オークションでGetしたセイシェルはお留守番かな。このセイシェル、何やらスペシャル版で内部にチタンコーティングがあるらしい。光を当てると光触媒反応で活性酸素を発生して薬液消毒の効果もあるとか。へー、いずれ使うこともあるだろう。


参加中..ULGもついに池の水まで飲んだんかい!と思った方はここをClick!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-22 20:43 | 生活系 | Comments(20)

ヨセミテGPS地図事情 / Yosemite GPS Map

靴の話は一回休みで、ヨセミテGPS地図事情を記録しておく。

数年来、寄席見てーとか言っていたが、本気で歩きたくなってきたので、先ずはYosemite辺りの地図をGPSで見たいと思った。手っ取り早いのはGarmin Map Source US TOPO 24K National Park West という1/24000のGPS地図を買うことだと思っていた。
eBayで$80くらい。ちゃんと買って$100くらいらしい。送料別で。国内でも買えるようで、送料と$Yenレートを考えれば国内で買っても良いかなと、買う心づもりだったのだが、突如、この地図はヨセミテの北部方面だけで、肝心のWildaness辺りは高精度で収録されていないという情報を得てしまった。
今回興味があるのは取りあえずYosemite Valley, Tuolumne Meadows, Reds Meadowを通るジョンミューアトレール辺りで、バレーだけあっても仕方ない。Garmin 60CSxは英語版を買ったのは、JMT歩きで使いたいと思ったから。地図がないと知って、せめて軌跡が残せればと思ったが、それでは重さが釣り合わないから軽量なGekoと緯度経度を地図に落とす四角定規でも仕入れるかと一瞬考えた。
あてが外れた、困ってしまった...

GPSの地図はNASAスペースシャトルが撮影(光学かレーダかは知らないけど)したデータを基にして作成するツール類が出回っていることは知っていたが、たいそう複雑で手間が掛かる作業というのも知っていた。
一瞬、やるか!?とも思ったが、きっと世界のどこかには、この辺の地図を作って無料で公開している篤志家が居るはずだ!と固く信じて念力を込めて検索してみた。
ら、あった!落ちていた
Public Geo Data
たぶん地図好きな人が作成して、どや!見てんか!の心意気の地図を集積している場所だと思う。
その中のここにありました。robomattさん感謝!

ヨセミテと、近接するセコイアキングの地図が、JMT(ジョンミューアトレール)を含んで作成されていたのだ。もー大感謝。
ここまでできていればGPSに転送するだけ。
mapcenter.cgpsmapper.comの地図を落としてみた。
拡張子が.imgなので、このままGarminへ送れそうな気配。
送るヤツが要るなと思い、再度検索。
How to Make Custom TOPO Maps for Your Garmin Mapping GPS
GPSに地図をのせる方法
みたいなページがあって、転送ツールが紹介されていた。興味のある方はリンクを辿ってもらうとして、とりあえず、その名もズバリのsendmapというのをひっ掴んで戻った。
中身が見えないと困るのでmapeditというのもついでに拾ってきた。
で、見てみたら、
TOPOは等高線だけの地図で、地名とかそんなのが入っていない。ま、それでも良いが見ていてつまらない。
ので、robomattさんの地図置き場を漁ってみたら、TOPOの入っていない地名だけの地図も見つかった。
この二つを重ねてやれば地名入りの等高線入りの地図になるはずだ。たぶん別々に転送してもGPSが賢く重ねて呉れるのかなと思ったが、賢くないとガッカリするので、どーやらMapeditのファイルメニューを見るとOpenとAddというのがあるので、addで重ねられるかと思ってやったら見事に重なった。
e0024555_0261248.jpg

で、これをGarmin形式に変換してExportしてやれば良いのだな。
変換しようとしたらズームの設定がhogeだとかで叱られた。「GPSに地図をのせる方法」を読んだら4つじゃないとダメよとあったので4にしたら通った。
ふむふむとマニュアルも読まずに出来てしまうこのソフトは大したもんだ。もっと複雑なことも出来そう。
変換に待つこと数十分。出来た.imgファイルを転送し、めでたく地図の仕込完了!
もう少しズームの加減を調整しないと使いにくいけど、
へへへ、$100浮いちゃった!
e0024555_0263847.jpg
e0024555_0265138.jpg
e0024555_027525.jpg

POIも完備で、病院や街や駐車場や買い物、もちろん地物も名前で検索できる。しかーも!トレイルがちゃんと道として仕込まれているので、経路探索も可能だろう。もー感激である。この地図なら充分だ。TOM HARRISONの地図より縮尺が小さい。これから、ズームの辺りを少し調整して、セコイアキングも混ぜて、いつか使うであろうからmicroSDに焼いて準備しておこうっと。

貴重な労力の成果を公開・提供してくれた諸氏に感謝し、稚拙ながら使用例をUPさせていただいた。どなたかのお役に立てば幸いである。


参加中..ULGも少しはヤルじゃん!と思った方はここをClick!



お詫び訂正
合成せずに別々に転送してもGPSが賢いので全然オッケーでした。
もっと試してから書けば良かったです。ごめんなさい。
[PR]
by ulgoods | 2007-04-20 00:34 | エレキ系 | Comments(2)

高尾から陣馬で

高尾から陣馬で

少し寝坊をしてしまったのでリフトを使って時間を浮かせることにした。楽できるところは楽をする...最近思うのだが、私がやりたいのは登山よりはハイキングの範疇なのだろう。行く手に山があれば仕方なく越えるが、気持ちよく歩ければそれでよい。かな、と思っていることが自分で分かってきた。体力的にもそれが適当だろう。
この日やりたかったのは目的のある尾根道歩きであって登山ではなかった。ので、リフトは許されよう(くどいね)。桜が残る奥高尾の茶屋で酒飲むピクニックも良さそうだが、ま、一人だからトレッキングと銘を打たないと間が保たんし。

して、登山とトレッキングでの大きな違いは..全然違うのだが見た目で分かるのは足元だ。重くて堅い登山靴ではなく、最近の超軽量ハイカーはトレールランニングシューズを履くことになっている。走る訳ではないが、足の保護とか、ソールの堅さとか、ブロックパターンとか、やはりあれこれ考えられて能書きのある靴でないとイカンだろう。
実は、この夏に長距離のトレッキングを予定していることもあり、最近この種の靴選びを進めていたところ。
e0024555_172052.jpg

どれも格安で手に入れた靴だが、やっと、コレぞという靴が見つかったので、その足馴らしが目的だった。
履いた靴はMontrailのHardRock Wide。奇跡的に大手野外通販サイトのワゴンセールに合うサイズが落ちていた。40%OFF!
e0024555_0595787.jpg

複数の筋金トレッカーからお勧めいただいたモデルだ。
私この靴を履いてから、今までの靴選びの間違いに気が付いた。農耕民族の末裔であり、甲高幅広の足を有するらしい私、オークションで安く買う靴の山屋で試着をヨシとしない私、何度幅が合わずに足と財布に痛い目を見たことか。素直に靴屋で買えばよいのだろうが、安い値段を見ると一か八か賭けてしまう私って..失敗が恐くて自然と縦に長い靴を選ぶ傾向になっていた。自分でも何か履いた靴姿の縦横比に違和感を感じていたが、痛くては歩けないので少し長めになる。足のサイズは26.5だが、厚手の靴下、カカトに指一本という教え等々を加味するとUSサイズで10とか履く羽目になる。9.5でもいけそうなのだが、靴だけはテントや服と違って少しでも小さめは致命的だ。
私の足の何が靴のサイズを規定しているかというと..左足の薬指。どうやら足のサイズが左右で微妙に違うらしい。しかも薬指が少し長いか?左足の薬指なんて20本ある指の中で最も使っていなさそうなのだが、先のトンガリ気味ではこの指がイヤイヤをする。で、このHardRockの幅広木型で作られたモデルwideの靴を履いた途端、ももももおおお、と今までの間違った靴選びを悟った次第。
サイズは先達のアドバイスに従って小さめ?と思われる9.5を選んだ。10じゃなくて良かった。感謝。で、この靴、幅もさることながら、つま先の丸さがいい、件の薬指さえイヤイヤしない。空手のケリを肘で受けられ何度も突き指をくり返し、スキー靴に痛めつけられ軟骨も飛び出た可哀相なこの足が、久々に洋モノでしっくり来るあの安住のズック靴の感触に出会った。

いやしかし、この日の高尾山にはまいった。春のお祭りだというのを知らなくて...歩き始めすぐに渋滞に出会った。人の隙間を縫って前へ前へと進んだら、気が付くと周囲は着物を着て頭に”しゃなりしゃなり”な金ぴかの仏塔冠を被った稚児さんだらけ。と、ビデオカメラに釘付けの親の群れ。やれやれ、何とか稚児さんを踏みつけないように前へ出た、と思ったら、続くは裃姿の爺様の行列だ。爺様らの足を踏まぬよう、人を縫って前へ出たら、だ、今度は坊さんの行列。まだまだありそうだ。ほら今度はホラ貝ならした山伏の列、もー驚かない、何かの時代がかった行列に紛れ込んだのだ。で、お次は...あああ、ボーイスカウト達が御輿を担いでいる。発泡スチロールの保冷箱を2段重ねた御輿を数人で..箱に大きく苫小牧ホッキ貝と書いてある。先頭の二人はホッキ貝と書いた旗差し物まで立てているではないか。orz...なぜ若者がニコニコとホッキの発泡御輿か?高尾の神様はホッキ好き?謎を残したまま先へ行くと、いたっ、極めつけ。この緩いとは言え登りが続く道をブランスバンドが演奏しながら歩いていた。先頭にはお約束のドラムメジャーもいるし。しかし、冴えない全然元気が出ない売れないサーカスの詫びの効いた戦前調のメロディーでだ。ああ合点、こりゃ、この時代行列の速度を落として稚児さんがニコニコ登ってくる役目を担っている訳だ。スーザホーンの息も切れないしね。
先頭に出たのだが、後ろから迫られるのじゃ何やら恐くなり、横道に逃げてサッサと登った。

GPSに依るとリフト上から陣馬まで約12.5kmを2.5時間、陣馬から下りの藤野駅まで含めて全20.3kmを歩行時間4時間13分で歩いた。休憩はストーブのテストもしたので昼食込みで1時間程。移動中の平均速度は4.8km/hと出ている。悪くない。
e0024555_103068.jpg

これも靴のお陰だ。なんしか軽い。思わず走り出したくなるほど。実際に少し走ったが軽い靴と荷のお陰で重いこの体でも走れますな。緩い登りでおしゃべり青少年の長い列に出会ってしまい、業を煮やしたヲヤジは横の木の根が張った斜面を一気にワッシワッシと駆け抜けて追い越してしまった!1分は無理だけど30秒なら何とか..気持ちよい!

実は、この靴を買ってから試しに出られなかったのは、中敷きが気になってだ。足にフィットするように形成してもらう中敷きを試したかったのだ。山靴ではコンファーマブルを作って自分的に好評だった。ショートカットのトレランシューズも足に合った中敷きなら疲れも減って最も恐い捻挫の危険が減るだろうと。で、この日は靴に付いてきた中敷きと御徒町の山道具屋別館で作ってもらったSuperFeetのカスタム中敷きを持参した。
e0024555_174588.jpg

違いは、あった!実感した!靴のことが少し分かってきた!

ということで、残りはto be continued later !
T-z_Stoveさんのツインジェットも連れ出した。風強い陣馬山での湯沸かしテストもあるし!

萌える里は山桜の点描ありて
e0024555_114167.jpg


ああ、調子に乗って駄文長文だったけど、

参加中..まあ、次回も読むかも という人はここをClick!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-17 01:09 | 山行 | Comments(19)

T-z_Stove 薪ストーブ改1

T-zさんネタ続きでアレだが、製品化に向けた集中開発期間なので、私も頑張る。
e0024555_2256528.jpg

T-zさんから改良された薪ストーブを送っていただいた。改良の件はT-zさんのblogに詳しい。内筒が切り詰められ、吹き出し孔も捻ったタービン状になっている。空気の過給ターボ機構も組み込まれている。
これは内筒の高さが低いから181g版だろう。

五徳にも工夫が加えられ、装着しやすく、崩落しない機構になった。また、ストーブ底も2柔構造になり、熾き火落下対策と、吹き込む風による灰や火の粉の吹き出し対策が取られた。これは前回版を見てカイゼンの相談をしたのだが、すぐに形にして返してくれた。
e0024555_22572510.jpg

実は最初に送ってもらった2種は燃焼実験をしていなかった。底あり版は御徒町方面の野外道具屋さんにサンプルとして貸し出し中、もう一つの極軽量な底なし版は熾き火が落ちるので燃焼をさせていなかった。

今回はBushBuddy ULTRAと同じ条件で燃焼させてみた。
今回はホースをつないで口から過給器に空気を送った。これは着火時にに大きな効果が認められた。空気の強さにも依るが、着火直後の炎を大きく育てるには効果がある。普通の焚き火でもフウフウ吹いて空気を送るが、これは無駄なく全部の空気を缶の底へ送り込むことが出来る。ただし、あまり頑張るとヨダレも送り込まれて、ジュウジュウ音がするが..。ま、吸い込まないように気を付けてやった。
e0024555_22581166.jpg

写真のように炎が大きくなればターボは不要だが、薪を継ぎ足して火力が弱くなった時に空気を送れば、即座にストーブ内が高温燃焼して薪からガスが噴出し炎が立つ。これは湿気った薪の場合でも有効だろう。

鍋を架けてみた。
e0024555_22582763.jpg

五徳の高さは適度で良い。五徳も安定している。
が、BushBuddyとチョト違う気がした。BushBuddyは二次燃焼の空気穴が水平に上がっており、そこから吹き出る空気で起こる二次燃焼は安定し、かつ炎を収束させる効果があった。T-z式では、二次燃焼空気の吹き出し位置が低く、かつ水平方向ではないので、炎が収束しない傾向がある。また、二次吹き出しスリッドより上部は二重壁構造ではないので、炎が当たり加熱され、ストーブ全体が熱くなって手のひらに載せることはできない。ちょっと底の辺に触ったが軽い火傷をした。おそらくテーブルが焦げるほどではないが、熱効率の点からはBushBuddyの高効率に達していないと思う。暖を取るならこっちが良い。

鍋を架けた状態でターボを効かせてみた。こ、これは!地獄の業火の如く鍋底に当たった炎が渦巻く凄まじい燃焼が開始した。
e0024555_2258526.jpg

炎の色が青っぽい。みるみる風防が赤熱し、ストーブにも焼き色が付いた。すげー!面白いので息が切れるまでやった。
この過給機構はBushBuddyにはない!しかもかなり有効!是非、これを組み込んだ形でモノにしてほしい。
手軽で安全な焚き火が体験できる。息の吹き入れ強さやタイミングの加減は通常の焚き火とほぼ変わらないので、吸い込みに注意して子供たちの焚き火体験練習に使えると思う。

おNewのスノピ・チタン900に有難い煤が付いた。驚くことに、五徳跡がキレイに残っている。
e0024555_22591422.jpg

跡に切れ目や濃淡がないことから五徳の段差が全くない高精度の組み立てであることが見て取れる。

このストーブだが、二次燃焼が安定しないという傾向が見られた。それもその筈、吹き出しスリッド位置が低いから、その上側で起きる燃焼は通常の燃焼ということになり、形式的には2段重ねストーブの状態で燃焼していることになる。また、先に述べたように、吹きだしスリッド上では炎がストーブ外壁に当たり、ストーブ本体を強く加熱する。BushBuddyはこの点は魔法瓶のような構造だと言える。おまけに壁の間を吹き上がる空気によって外壁は冷却されるのだろう。

実は、このストーブと入れ違いにT-zさんにはBushBuddy ULTRAをお貸しした。分解は困るが、見る人が見れば参考になるところも大きいだろうと。案の定、燃焼させてみたT-zさん、いくつかのカイゼンを思いつかれた旨メールを頂いた。
次回作が大いに楽しみである。

些細なカイゼン提案だが、スリッドの基本構造はこのままとし、タービンの長さを長くして、傾斜を急な形状で缶の出来るだけ上に持ってくるのはどうだろう?五徳と兼ね合いが付けば缶上端のリム位置まで上げても良いのでは?とも思う。

私とT-zさんとの間には金銭や見返りや何やの関係は全くない。ストーブ好きの私がストーブ好きのT-zさんに出来るのは感想と案をお送りするだけ。T-zさんは真摯な態度でそれを受け入れてくれて、より良いモノを創り上げる意欲に燃えてる。しかも結構なスピードで進んでいる。Net時代のお付き合いの良い点が出ている。
願わくば辛口コメントでも気を悪くしないでいただけますよう。氏の寛容と熱意を願うばかりだ。


参加中..T-zさんのストーブに期待する方は、ここをClickでエールを送ろう!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-14 22:59 | 燃える系 | Comments(4)

T-z_Stove Twin Jet Alcohol stove / ツインジェット アルコールストーブ

T-z_Stove Twin Jet Alcohol stove / ツインジェット アルコールストーブ

T-z_Stoveさん作成の鎧シリーズのサンプル一式をお預かりした。
鎧シリーズの特徴は、各形式のアルコールストーブをステンレスで巻き、耐久性を高めると共に、だって空き缶でしょ?から脱却したソリッドな存在感、精度の高い工作でビルドインされた五徳と開閉可能な安定性の高い三脚にある。
空き缶ストーブが商品価値を持つアルコールストーブに昇華したと言える。

お送りいただいたお礼も込めて、できるだけ客観的に評価してみたい。

鎧シリーズは全4種類開発されおり、燃焼形式の違いを楽しむことが出来るが、最初は私も追っていた加圧式であるツインジェットを試してみた。

e0024555_2571740.jpg


比較の条件は
1 400cc水道水の完全沸騰までの時間
2 燃料1oz.での燃焼時間
とする。
燃焼は室内で行い、添付のアルミ製風防を緩く巻いた状態とする。

ツインジェットの成績は
1 6:00
2 12:30
であった。
拙作ヲヤヂ5号とほぼ同性能だ。
(ヲヤヂのテストは燃料30cc、ツインジェットは1液量ozで29ccだった)

所感は
・水平に近いツインジェットによる強力なサイクロン燃焼は炎の収束が良好であった。
・鍋を架けた状態でも不完全燃焼臭はほぼゼロ。完全に燃えている。
・燃焼は予熱時から穏やかで危なげなく、初めての人でも恐怖感無く扱うことができる。
・三脚が広く開くので安定性が抜群に良い。
e0024555_2573798.jpg

e0024555_2575621.jpg

使えますな。これ。

サイクロンを生み出すジェットのオフセットは..よーく見ると、ジェット孔を開けてから針でひねるのではなく、最初から斜めに穿孔しているようであるが、..だとすれば高等技術だ。
以前、T-zさんとお話しする機会があったが、売り物になるクオリティを追っているとのこと。さすが。

三脚や五徳は見た目の軽快さから来る華奢な印象とは裏腹に、必用充分な強度を持っている。しかも組み立て精度が高いので、鍋がガタつくことは無かった。よく見ると、五徳上面には滑り止めの筋が打たれている。細かい仕事で感心する。

予熱は缶の外側にアルコールを少し降りかけると流れ落ちたアルコールが下部に巻き付けたワイヤーに染みこみ、本体を包むように燃えるので効率よく行うことが出来る。三脚によってストーブ本体は5mm程度浮いた状態なのでその下にアルコールを撒いて一気に予熱することも出来るが、あまり一気にやると燃料の量によっては沸騰した燃料がジェット孔から吹き出ることもあるので注意が必用だ。というのも裏が結構上げ底になっており、高さの割に容量が少ないこともある。燃料の液面が見えないので計って入れるようにしたい。
e0024555_259941.jpg


燃料注入孔のネジが細くて野外では扱い難いかもしれない。ま、このネジの部分は自分で蝶ネジに変えるなりして、扱いやすさや受熱の具合を変更するのは簡単だ。受熱の具合を調整できれば、高所のアルコール沸点が低い場所では受熱を少なく、低地や寒冷時には受熱を多くするなど、実用性が増す。
欲を言えば、密閉構造的に無理だが、赤熱した五徳の熱を内部にフィードバックできれば寒冷時でも良く燃えるだろう。

五徳の止めや三脚の開脚がネジの締め付けによって行われており、適度な渋さで止められているが、使用を重ねて緩みが出ないか、あるいは緩んでも崩落しない機構的な保証がほしい気もするが..

拙作のヲヤヂに比べてジェットが大人しいので、付属の風防を使い、風のある環境でもテストしなきゃ、だ。
山に担いでいくかと言われrたら、Yes!である。山で試したい。

箱も出来上がり、アルミ箔の風防も添付された。出荷も間近いと聞く。
さて、全4種類、それぞれどんな性格なのか楽しみだ。
e0024555_2595424.jpg




参加中..鎧ツインジェットに興味がある方はClick!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-09 03:14 | 燃える系 | Comments(15)

BUSHBUDDY ULTRA COOKSTOVE / ブッシュバディー ウルトラ ストーブ

BUSHBUDDY ストーブの超軽量版、ULTRA!
BUSHBUDDYは二重壁で二次燃焼機能を実現しており、高性能だ。
このULTRAは特別仕様で超軽量!使用前の実測で146g..日本国内で販売されている通常版が275gだから、約130gも軽い。ここまで軽くなると担いで歩こうかな、という気もしてくる。
BUSHBUDDY ULTRAの開発を要請したトレッキング記事はこちら。長期間アラスカを歩くために特注されたものだ。

こんな木箱に入ってくる。雰囲気にマッチしていて良い感じ。さすがカナダ製。
e0024555_1143257.jpg

箱を燃料にすればいいか。生まれてすぐに餌にありつけるよう工夫する昆虫と同じ気遣いだ(笑

裏にはマジックで名前が書かれてあった。手作りっぽい。
e0024555_1145034.jpg


薄いステンレス製だが用途に対する強度は充分。蹴飛ばさなければ壊れないだろう。
直角の絞りとスポット溶接を多用した、ちょっと素人にはできない作りだ。道具が要るなぁ...
e0024555_1151364.jpg


このストーブ、スノピの900にピッタリはまる。カタリともしない。
e0024555_1154651.jpg

五徳は裏返してキッチリ収納される。

T-z_Stoveさんのストーブと比較しようと思ったが、訳あって、サンプルとして貸し出したので、先にBUSH BUDDYをやることにした。

テストは台所のガス台の上で直上に換気扇を回している。風に影響されずに素の燃焼能力を見たい。他のストーブと比較するために条件を決めた。スノピの900に水を400cc沸かす時間を計る。燃料は使い終わった竹の割り箸を用いる。初期は箸を4分割に折って6本分投入し、Spark-LiteのTinder-Quik1ヶで着火することにした。

で、開始した。炎はすぐにすーっと燃え上がる。
e0024555_1163751.jpg


予定では本数を数えながら、時間を測りながらであったが、炎がスゴイ!燃料を投入すると、ゴーゴーと二次燃焼が起こるのが楽しくて、写真も忙しくて、本数を忘れてしまった(笑)5分くらいで湯は沸いただろうか。
次回はちゃんと計ろう。

燃焼室の高さは低い割にきれいに二次燃焼が起きている。
e0024555_1165738.jpg

二重壁の内壁の上部の穴から熱せられた空気が供給され、その噴出に沿って炎が上がっているのがよく判る。
e0024555_117980.jpg

二重壁の間を上ってきた空気は結構な勢いで水平に噴出しており、二次燃焼炎の収束をもたらしている。
二次燃焼とは...工夫のない薪ストーブの内部で燃えて発生した可燃ガスは、その燃え切らないものは煙として無駄に放出されるが、BUSH BUDDYでは二重壁によってストーブ上部に高温の乾燥した空気を供給して発火させることで可燃ガスを効率よく燃やすことができる。ので、煙も少ない。暖炉などで行われている方法と同じ原理だ。

底が3重になっているらしく、底の吸入孔を息で吹いても炎には影響がない。冒頭の箱の写真はそのことを見せたかったのだろう。また、そのため灰や熾き火が飛ぶ事もなく、足元の乾燥した枯れ草に延焼することもなさそうだ。
熾き火が缶の一番下へ落ちる事がないので熱による地面への影響も少ない。単にクッカーとしてだけでなく、小さな焚き火としても楽しめると思う。

これを持って..と思うが、一つ気を付けなければならない事があろう。薪を拾って火を燃やす事は、元来その場で土に帰るべき枝を燃やす事であり、少なからず自然へのインパクトを与えることになる。灰が肥料になるかもしれないが、余計なお節介であり、やはり建前としては燃料は持参すべきだ。トレッキングの長さや、途中での燃料の補給を考え、固形燃料・アルコールストーブ・ガスストーブ、ガソリンストーブ、薪ストーブ...という順で選択すべきであり、薪ストーブの必然性はかなり低い。しかし、薪ストーブの使用を事前に練習する必用もあり..
ま、場所に依るな。枯れ枝がゴミとして処分されるような場所なら、そのへんを気に掛ける事はないだろう。深山では?だが、海や川や公園とか..ま、いずれにしてもこの世の中、やりすぎてはイカン。みんながみんな日常的に使い始めたら問題になりそうだが、こんな鍋が煤だらけになる代物を好んで使う人はいないだろう。
e0024555_1172980.jpg

いずれにしても、今までは困難だったことを軽量化によって使える範囲にしてくれた意味ある一品である。


参加中..Click a GOGO!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-02 01:25 | 燃える系 | Comments(15)