<   2007年 01月 ( 9 )   > この月の画像一覧

Gatewood Cape / Six Moon Designs

奥多摩巨樹添い寝野宿で使ったGatewood Cape、
簡単だが、正月に裏庭で寝泊まりしたので写真だけUPしておく。

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約340g
雨具として着られてシェルターとして張れるので、今後はツェルト代わりに持つことにした。
少し嵩張るが、大きくて軽いザックが増えているので、問題はない。


ただ、これはUS方面の左利き文化圏のシェルターだ、入り口方向に寝袋の頭を持ってくるので右ジッパーが奥側になり、寝袋の出入りで側面に体が触れやすい。結露してると体を濡らす。
Bivy、寝袋系は右で統一してるから、こいつの入り口を左右変更しないと。

※訂正
右側にも輪っかがあるので左も開くようにはできます。開いたパネルの留め具が付いてないのとポケットがあるので、物を入れると開きにくくなる程度のことでした。
開けないと言うことは訂正します。

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収納時の袋が裏返って内部ポケットになるので便利だ。
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着た姿はjoxterさんのページで見ることができます...
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by ulgoods | 2007-01-26 08:31 | 宿泊系 | Comments(15)

奥多摩にて

雲取山の地図を見るといつも気になる尾根がある。登山道が通っていない、それでいて等高線が緩やかな尾根はのんびりと気持ちよさそうに思えていた。
それとは別に何故か急に巨木が見たくなって、良さそうな巨木の検索を始めていた。どうやら奥多摩にあるらしい。地点は巨木保護のためか、ツアープログラムの保護のためか、詳細な地点は出ていない。更に地点を検索していくと、どうやら気になっていた件の尾根の上にあるらしいことが分かってきた。
これは行かねばなるまいて。
ということで、土日で日原へ行って来た。可能であれば巨木の傍らで添い寝させて頂こうと。幸い手持ちの装備はこの季節の低山野宿なら通用しそうだし。

出発は遅かった。なんせ大した行程でもないし、急いで行っても時間を持て余すだろう。というか、例によって寝袋やザックの選定に手間取ったのだが..
大まかな装備は
寝袋:MountainEquipment / LiteLine EN Limit: -5°C
Bivy:Integral Designs / Crysallis Bivy bag
火器:FireLite / Titanium Esbit Wing Stove
ザック:Golite / Jam
シェルター:Six Moon designs / Gatewood cape
ジャケット:Paine / eVent soft shell

日原へ行くバスは便が少ない。昼頃に着いたのだが、1時間以上バスがない。仕方ない、時間を買うことにしてTaxiで日原入りとなった。
取り付きは神社の裏なのだが、厚く積もった枯れ葉に目を細めると薄っすらと道が分かる程度。Garmin 60CSxにも登山道は乗っていないので、見落とさないように歩く。トム・ブラウン・ジュニアではないが、トラッカーになった気分。
それにしても川に削られたのだろう出だしの斜面は強烈な斜度だ。尾根が緩やかな分、この斜面で高度を稼いでいる?落ち葉の道を度々ずり落ちる。アイゼンとピッケルを持ってくるんだったと思うほど。
最近、片道12kmをパパチャリで通っているのだが、お陰で太股の馬力は付いたようだ。が、ふくらはぎが着いて来ない..。なんとか大汗を掻いて尾根に出た。
そこからは地図の等高線で予想した通り、なだらかな尾根が続く。しかも地面が乾いた落葉林なのでサクサクと気持ちがよい。途中で野宿好適地をいくつも見つけたし、疎林なのでハンモックの方が良いかもしれないと思いつつ、肝心の巨木の位置は不明なのだが、そのうち出会えるだろうと歩を進めた。

途中で山の作業をしている3人に会った。標高1000m位までの尾根の南側は杉の植林なので、その作業だろう。竹で編んだ籠とか使ってました。山の人。

黙々とトレースを探して歩いていたら、なだらかな台地に出た。下を向いて歩いていたが、ふと振り返ると、なんと、そこに写真で見た巨木がいるではないか!ああ、危うく通り過ぎるとところだった。巨木様に引き留められた感じ。をいをい、オレに会いに来たんだろ、みたいな。
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来る途中でも大っきな木は何本か見たが、こりゃまた幹が太いデカい木だった。姿は何やらでんでん虫のお化けのようでもある。
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広々平坦、倒木に苔が付き、こりゃ結構天国に近い場所かも知れないと思った。
荷を置いて散策していたら人の声、を”と思い、戻ったら4人のパーティが見えた。一応、愛想よく挨拶したら、こちらへ歩いてきた。
4人は何と都のレインジャー、トレンジャー四人衆だった。噂では存在は聞いていたが、お目に掛かれるとは光栄。ここで泊まるの?と聞かれたので、咎められるかと思いつつも嘘はイケナイ、ダメなら下れる時間だし。ので、はい、テント無しで野宿しますと答えたら、凍死しないでね(@_k)と言ってくれた。レンジャーの方々も巨木で記念撮影をしていたので、私も一枚お願いした。ラッキー!
来た道を聞かれたので、神社の裏からと答えると、下りは急で危険だからと緩やかな道を教えてくれた。指さす方向、目を細めると落ち葉の堆積に微かに平らな一筋が見えた。

この場所は鞍部のような、モレーンの内側のような勾配の付き方なのだが、古い木は一様に一方向に撓んでいる。若い木は垂直だ。昔は雪が相当積もったのか、隆起したか(それはないだろう)、地滑りしたか、なんとも不思議な感じのする場所だった。

と書いていると長いので、端折ります。

・雨に備えてCrysallisを持ってきたが、やはり冬の雨では辛そうなので、Gatewoodを張った。ペグはEastonの30cmを3本あったので、要所に配置した。
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横たわると落ち葉の地面は目と鼻の先だ
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・火器はEsbitのみとした。食器はスノピの700cc、チタニュームホイルを風除けとした。尤もほぼ無風だったが、炎が揺れると極端に熱効率が悪くなるので。
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・夕食は早茹でクルルにトマトのカップスープを2袋ぶち込んでEsbit1かけら分煮込んだ。ま、食える。
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・ライトはe+Liteを主として、でもまだコイツはテスト中なのでPetzl Tikkaをサブで持ってきた。e+Liteでも生活出来るが、深山の野宿では物音の方向を照らすビームが欲しくなるので、時々はTikkaも使った。光量はe+Liteで充分。額に付けても小さく軽いので寝袋に入っても外すのを忘れていた。
・Gatewoodは結露して凍った。地面からの蒸散をトラップしたのだろう。無風だし。背面も完全にペグダウンせずに少し浮かせる張り方を練習しないと。翌朝は朝日で溶けてきたので、中が雨にならないように気を付けて外してバサバサと払ったら全部取れたのでヨシとする。
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・熊や鹿を警戒し、食料と使った食器は離れたところに置いたが、杞憂だったろうな。
・朝食はスキムミルクをまぶしたグラノーラを袋に入れて持ってきたので、湯でぐちゃぐちゃにして袋から食べた。牛乳好きなので、ミルク味が嬉しい。
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・ICI石井のバーゲンで買ったICIオリジナルeVentのソフトシェルは大正解だった。PitZipが無いが、透湿性はよく働いていたと思う。トレンジャーもDiaPlexのジャケットだったし、無理にGoreで無くてもいいかも。第一、Goreはデュポンにライセンスを払い、たぶんブランドにも払うから高価なんだろうな。
しかし、2年前の型落ちだというICIのeVent、ずいぶん早くからeVentに着目していたのは恐れいる。侮れないな。別なパーカータイプのeVentもあったから、そっちをもう一枚買っても良いかな。
・LiteLineのシェルはDriLiteLOFTだが、濡れには強くない印象。重く嵩張るだけかもの感あり。
・夜は寒暖計(小さいので誤差あるともう)-7度くらい。
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・下りは教えてもらった道で楽だった。登山道は地図には出ていないが、GPSでトラックを採取したので、次回は雪でも大丈夫だろうと思う。

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腹ポケットに色々入れているので、実物以上に出て見える、中に化繊の防寒着も着ているし。しかし、腹が出てソフトシェルのジャケットは将軍様のユニフォームのようでもあり、自分ながら何とかせねばと思う..

夜はいっとき星が出た。星が濃い。視力が悪くなって星がだぶって見えるのが悲しい。昔は北斗七星の何番目の星だっけ、視力検査に使った星が識別出来たのに、今は何もしなくても二重に見える..
でも、凛と冷たい空気の中、良い空が見られた。Gatewoodから半身を乗り出し、何故か寒さも感じずに、頭も仮死状態か、あまり物を考えもせず、じーっ目にと染み入る星を見ていた気がする。何時間でも見ていられたかもしれない。が、そのまま意識を無くして寝ても危険なので切り上げたが。

翌日は気持ちのよい朝を迎え、倒木に座って朝食とした。ビニール片を発見したので、この場所はほかの人も泊まっていたなと分かる。というか、ここが一等地。
それ以上上にも似たような緩い地形の落葉林があるとトレンジャーに教えてもらったが、目的は達成したのでこれでよい。後は次回のお楽しみと言うことで食後に下山することとした。古くから山の人が入るのだろう、こんな遺構もあった。小屋の跡かな?案外、江戸時代の賭場の跡かも。
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結構寝坊したし、バス便が乏しいし...
鍾乳洞まで下ったら道に20名ほど集まって双眼鏡をのぞく講習を受けていた。昨日のレインジャーの方もいて、降りませんでした?寒くなったかですか?など気遣ってくれる。自然教室らしいが付き添いかな?休日までご苦労さまである。ども、お世話になりましたと挨拶をして別れた。

冬の低山というのは実は初めてで、しかも登山道のない山も初めてだったが、よい山行ができた。いろんなULテクニックの練習にもなる。私の山行スタイルとしては頂上より山歩き派だから、こっちの方が性に合っているかな。
調子に乗らず侮らず、慎重に行動範囲を広げていきたい。


何 を 求 め る 風 の 中 ゆ く ...山頭火
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by ulgoods | 2007-01-23 07:36 | 山行 | Comments(24)

おはやい帰り

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てくてく歩いてバス停まで。これからのんびり帰ります。
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by ulgoods | 2007-01-21 11:31 | 山行 | Comments(4)

今宵

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雨の予報なので一応GATEWOOD CAPEを張らさせていただいた
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by ulgoods | 2007-01-20 16:24 | 山行 | Comments(7)

こよいは

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これにて落葉の中でBIVYを使って休みます
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by ulgoods | 2007-01-20 15:39 | 山行 | Comments(0)

ある夜の囲炉裏端

備長炭は面倒だ。
火の付きが悪い。火興しでガス台に載せてガンガンやると湿気った炭は爆(ハ)ぜる。曝跳というくらいで、バンと爆発し粉々に飛び散ることもある。
んなもんで毎度毎度の備長炭は面倒だから、最近はこんなことになっていたりする。
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コンロはユニフレームUS-900、カセットガス用分離折り畳みコンロ。
軽くて火力も強いので屋内外で結構重宝している(取説に屋外専用とあるが..)。

一人シャブリで牡蠣鍋をやり、座椅子で単行本を読むとこのありさまだ。
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いかんよなー

濁 れ る 水 の 流 れ つ つ 澄 む ...山頭火
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by ulgoods | 2007-01-17 00:36 | 駄文系 | Comments(10)

Golite Jam2

Jam2

Goliteの2007年モデルのザック類の販売が開始された。
http://www.backcountrygear.com/
尤も、全てBack Order状態だが..この店のことだから、いつ手に入るか分からない。当然だが旧型はセール在庫が切れた物から販売が停止されている。

Jamは今回の縞枯山スノーハイクでも活躍してくれたし、ホイホイと荷物を放り込めるので浜辺に行く時などにも重宝したので後継には興味がある。自作でフレームシートを作ったほどで、その軽量化に掛ける潔さは結構愛していたりする。
新旧並べてみるとデザイン方針の進化というか、退化というか、変化が分かって面白い。買って使った物以外は語らないことにしているが、買う前の自分の印象と思考を備忘録として記す。

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簡単にスペックを比較すると
Jam(旧)->Jam2(新)
容量2500->3000 c.i.
重量1 lb 6 oz->1 lb 5 oz
価格M.S.R.P $89->$100
だ。
Jam2ではサイズが大きくなり、重量が下がり、価格が上がった。

写真から判る範囲でデザインの細部を観察すると
・センターのデイジーチェーンの廃止
・ピッケルloopがゴム紐に変更
・ピッケル止めがベルクロからゴム紐に変更
・ピッケル止め部のデイジーチェーンの廃止
・フロントポケット部が雨蓋付きジッパーから雨蓋なしのWatertight zipperに変更
・サイドコンプレッションストラップの下段位置が下がった
・サイドポケットの高さが減少
・ヒップベルトのあて布の面積が拡大

新機能として
・容量調整のために底上げできる

今まで入手した情報によるとこんな感じ。
あと、男性用女性用と分けた展開がなされている。
色がケバくなった。

これからかGoLiteの変化を考察してみる。
まずは、Jamもずいぶんと華奢な印象を受けたが、Jam2は一層それが進んでいる。

ピッケルLoopとピッケル止めの強度が下がっていそうだし、デージーチェーンが全て廃止されている。実際はこれにピッケルを差して歩く人は少なそうなので、トレッキングポールが差せればいいということで重量優先で強度的に退化させたのだろう。
デイジーチェーンは、縞枯スノーハイクでもスノーシューを固定したり便利だったのだが一切廃止された。これも外部に物をぶら下げたりしない方針に誘導しているように思える。ザックスッキリ!は私も身上としているが、ちょっとノッペリで寂しい。
このことから、山岳でも使用可能というキャラクタが薄められ、軽量トレッキング向けにチューンされたという方向性分かる。

サイドのコンプレッションストラップの変更だが、下段の位置が下がり、それに伴ってポケットの高さも下がった。これは荷物が少ない場合でも上下均一に締めることによって、荷物のずり落ちと背面の崩壊を防ごうという意図だろう。敢えて容量を増やしたのに、ボトムの底上げ機能を導入したことを見ても、低容量から高容量まで容量の対応範囲を広げ、なおかつ荷物を安定させようという方針が伺える。これはこれで歓迎なのだが、女性用と分けたことによって何かのモデルの在庫が残りそうという要らぬ心配がある。真っ先にバーゲンに出るのは男性用か女性用か?色は?と変な期待をしてしまう。

フロントポケットのジッパーだが、軽量化のために雨蓋が廃止され止水ジッパーになっている。荷物をパンパンに入れて止水ジッパーに開く方向の力が加わると容易に雨水が浸水することが予想される。BPLで私も指摘したし、UKのグループのテストでも同じ結果だった。尤もトップが雨蓋無しなのだから、この部分だけ防水性を云々してもバランス的には無用な議論だ。

山岳系の性格を薄めることで、山岳用には新たに出たOdysseyやQuestを買ってくれと言うことなのかもしれない。夏期ならサイズの割にはフレーム系が保たないのではないかと思う。冬季に軽量で容量が大きい衣類、寝袋を持って軽量スタイルで行くなら良いだろう。Gustを担いで冬山に行く人であれば買い換え対象かもしれない。と考えると用途を特化して、軽量化を進め、用途別の購入を促進する路線に出たのかなとも考えられる所以だ。

ULからSUL(Super Ultra Light)の印象をマーケットに打ち出すためには汎用性を削ぎ落とし、強度マージンを削ぎ落とし、目的に特化せざるを得ない状態まで突き進んでいるのは明らかだ。

個人的には3050 c.i.のinfinityを持っているので、買い換えは微妙だが、まー、新シリーズのうち何個かは買わねばなるまいな、と今から新たな無駄遣いのために無駄遣いを控えているところだ。
ビルゲイツへの年貢という意味のWindows Vistaと同様で、メーカーを元気に生かしておくには時にお布施も必要だろう。

泊 ま る と こ ろ が な い ど か り と 暮 れ た ...山頭火
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by ulgoods | 2007-01-13 15:36 | 運搬系 | Comments(24)

北八つ偵察行

北八つ偵察行

12月の縞枯野宿で久々に気持ちの良い寒さを味わったのだが、やり残したことがある。
買っておいたスノーシューが2シーズン使われていない(涙)。保温材が入った山靴が1シーズン使われていない..(号泣)何とか雪のある所をこいつらをおろして歩きたかった。
それと、冬季における野宿能性の偵察もしたい。

正月は8日まで仕事は休みだったのだが、いろいろ用事で出るにでられず、やっと連休の最終日に日帰りだが何とか山へ行ける機会が巡ってきた。日帰りで雪があって、アクセスの良いところとなると、やはり縞枯しかない。というわけで、発達した低気圧のせいで北日本は大荒れという予報であったが、天気が良ければ出ようと決めていた。幸い、関東平野は朝から晴れ、荒れた感じは微塵も感じさせない。ま、小屋もあるし、坪庭を歩くくらいなら何とかなるでしょ。
ピラタススキー場は日に何度か積雪情報を写真入りで更新してくれている。前日にまとまって降ったらしく、新雪を踏む期待が膨らむ。

いつもの調子で5分前に新宿駅到着。8時丁度のあずさに無事乗れて茅野に向かった。途中寝ていたのだが甲府近くで目が覚めると、おおお、雪ではないか!茅野駅からバスでピラタスへ向かうが、車の屋根に新鮮な雪が30cmくらい積もっていた。こりゃお山はもっと積もっていそう。

と書くと長くなるので、端折って..
スキー場に近づくに連れて曇ってきて、山頂駅では視界が悪かった。気楽な快晴の関東平野とはエライ違いだ。気温は-14度。
着たのは上は
フラッドラッシュ・スキンメッシュシャツ
アウトラストの長袖下着
TNFのAPEXソフトシェル
防寒着としてPatagoniaのMicroPuff P/O
シェルとしてNikeACGのPITジッパーのあるやつ
下は
化繊ぱんつ
いつもの登山ズボン
montbell サーマラップULパンツ
TNFのGoretexシェル
ちょっと着込みすぎたかも。出がけにタイツが見つからなかったのが敗因か。
手袋は3組+Goreのオーバー手袋。替え靴下1、被り物はバラクラバとBUFF、BUFF Visor、ター帽2つ。あとはゴーグル。一応、吹雪かれることは想定しておいた。
スノーシューはMSRのDenali Evo Ascent+6"テール
靴はVasque Super Alpinista
だ。
食料お茶用にMSR WindProを持ち、ラーメン、薄餅、ナッツバー、アメ、チョコ、コーヒーも持った。
Garmin 60CSxにはエネループを入れて低温で動作するかの検証とした。
これらをリジッドレストを円筒にしてフレーム代わりとしたGoliteのJamに入れて背負った。やはり泊まり装備がないと軽い。天気が良ければマットを敷いて昼寝してコーヒーを飲もうという趣向。
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ポカリのペットボトルを2本と、テルモスに湯を入れて出発した。

スノーシューは初めて履いた割りにはストレス無く歩けた。引きずって歩けるのでアイゼンよりは楽だし、ツボ足の深さ30cmを越える踏み抜き跡の上も全然平気で歩けた。
いつもブンブン怖い風力発電が止まっていたので初めて縞枯山荘に入ることにした。薄暗い小屋の中でコーヒーを飲んで、テレマーク練習の女性と小屋のお兄さんとお話をした。雪は連休でかれこれ1mくらい降ったのではないかという話だった。あと、今年の最低気温は-28度という情報も仕入れた。うーん、この状態ではBivyで野宿は辛いかも。
小屋の中は心地よかったが、もう12時半だ。下りのゴンドラが16時でバスが16:45だからそうもゆっくりしていられない。やはり、公共交通機関での日帰りは制約が大きい。が、帰りは飲めるし、渋滞もない。どっちを取るかな...だ。
雨池峠を下って林道を少し歩いてから戻るかな、という気で山荘を後にした。のだが、やはりEvo Ascentなのだから登らなければイケナイと言う気がムラムラ起きて、雨池峠から縞枯山を登ってしまった。
幸い踏み跡があり、スノーシューの爪がサクサク決まって歩きやすい。途中でヒールリフターを上げると、足首が水平歩行状態に近くなるのでとても楽だった。これは効果ありました。
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(ここでは左右逆に履いていたっぽい)
やはり山頂付近は風が強く、ちょっとシバれる感じだったが、うちの田舎の吹雪の方がもっと辛かったっけ。なので、臆することなく前進。山頂からは来た道を戻っても芸がないので、もう少し先まで行って前回同様、茶臼山との鞍部から五辻に下りるコースを予定した。
五辻への分岐には踏み跡があったので、ありがたく進んだのだが、途中で踏み跡が消えた。どうやら前任者は戻ったらしい..前方は鬱蒼とした着雪林だ。でも、GPSでルートは分かるし、スノーシューも履いてるし、距離もさほどないし、ということで、ここは進むことにした。
積雪の分だけ木の梢が近い。
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だいたい膝上くらいのラッセルとなったが、下りなのでさほど苦ではない。GPSは感度良く、UUDの地図が示す林道も正確で、調子良くワッサワッサと下っていった。
ここまでは良かった。
最後、トレールに出る数十メートルが辛かった。というのも、少しルートを間違え低いところに下がってしまい、そこから登りになった。前方に明るい空が見えるから、もう道も近いことは分かったのだが、登りに転じた途端に胸までのラッセルを強いられることになった。あと数十メートルが捗らない。Denali Evo Ascentはヒールリフターは付いているのだが、下り時にかかとを固定する仕組みは付いていない。もう一丁もっているTSLはかかとが固定できるのだが、新雪で荷重に耐えられないと思い置いてきたのだ。雪を崩して一歩数センチを踏み出すも、うまく行かずに足を上げると足は水平で、スノーシューは垂直という状態になる。この状態で足をつくとスノーシューが地面に突き刺さる..進に進めない状態だ。困った..雪が柔らかいのでストックも効かない。足元は笹が見えていた。
こんな所で難渋して遭難しても仕方ない。幸い、携帯の感度はあるようなのだが、ここで救助を求めては、もうお山に来られない..意を決し、大汗かいて少しずつ前進し、最後はもがいて脱出に成功した。
道具系装備もナンだけど、最後は体力がないとダメだなと実感。息を荒げて窮地を脱し、少し休んだが、体のコアから離れた部分が即座に凍り付き、大汗の影響が分かった。インナー類は濡れていないのだが、MicoPuffが汗でベッタリ濡れている。昔昔オークションで買ったACGのシェルはPITジッパーを全開にしていたのだが、やはり素材の透湿性に問題があったかと思う。ここはソフトシェル地系のやつを持ってこないとダメな気がした。服にはお金掛けていなかったが、服も大事だな。あと、こんなに汗で濡れたらBivyのようなタイトなシェルターでは内部が換気できずに濡れ濡れで、シュラフが凍り付くことは容易に想像できる。換気できる空間を持ったテントでなければダメだと思う。
GPSを腕に付けるホルスターを持ってこなかったのも敗因だ。速度が1km/h以下で15秒後にGPSによる北ではなく、電子コンパスが働く設定だったのだが、胸ポケットから出したばかりのGPSは北が定まらず、最後にコースから外れた時にこの15秒が待てずに(というか忘れていて)あっちこっちと彷徨する羽目になった。車や自転車ではなく、こっちは方向が定まらない歩きなので、もっと短い時間で電子コンパスに切り替わる設定にしないとイカンと思った。

五辻からゴンドラ駅までは風に消されながらも踏み跡が識別できたし、踏まれた跡は格段に歩きやすい。時々コースを見失ったが(コースに旗が立っているとあてにしてGPSを見なかった)、踏み込んだ少しクラストした雪は一回目は保ったが、戻る時、2回目は割れた。暗い空の下、16時の最終ゴンドラと時間の勝負である。悠長にお茶などしていられない。疲れて靴とスノーシューが重かったが、GPSでゴンドラ駅までの距離を確認しつつ足を速めた。
幸い、15:40分に到着、最終の下りゴンドラの客は私一人だった。乗車した係員と少し話したのだが、この日はスノーシューの人も多かったが、おおかたは縞枯山荘までの往復だったとか。皆様、賢明です。

BUFF Visorという被り物は面白い。筒状を後ろで結んで被るのだが、薄い化繊生地で汗を吸わず、頭の汗が毛細管現象で、うつむき加減に歩くから帽子のツバ(ネオプレーン)に集まって、そこから滴となるから顔には汗は垂れない。でも、寒いとそこから汗のツララが下がり、更には氷の塊になる。ツバの付いていないBUFFはネックチューブになったり、耳掛けになったりと用途が広い。汗かきの私は重宝している。
タオルのター帽も愛用しているが、夏はよいが冬では凍るだろうな。

まとめ
・Bivyによる野宿は寒さと言うより濡れた衣類から来る制約が問題になる。濡れなければ一泊くらいならBivyでも何とかなるかも。
・前日に大量の降雪があった場合の新雪ではスノーシューでも沈む。特に登りは大変。
・衣類に気を掛けないとダメだ。素材やレイアリング次第では濡れて凍る。
・Denali Evo Ascentはかかとを固定する機構を取り入れた方がよい。
・深く冠雪した樹林帯でも60CSxは高精度でだった。エネループもよく働いた。
・踏み跡のない深雪はご遠慮した方が無難。
・ケブラーで編まれたVasque Super Alpinistaは表面がビニールでコーティングされているのだが蒸れなかったし、靴下も濡れなかった。Vapor Barrierの効果か?
・封を切らないポカリスエットは封を切ったものより不思議に凍りにくい。

ハイキングでも雪のお山をナメてはいかんよな。

雪 へ 足 跡 も が つ ち り と ゆ く ...山頭火
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by ulgoods | 2007-01-12 01:03 | 山行 | Comments(22)

ある種の空き缶ストーブ / Fire from a Can of Beer

無人島に流された、道具はない。しかし、運良く歯磨き粉がポケットに入っており、しかも、海岸に空き缶一つ漂着..
さてどうする?
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空き缶を凹面鏡として集光し発火させる..こんなページを見つけてしまったので試してみた。

先ずは缶の底面をビガビガに磨く必要がある。
ま、正月の夜、DVDを見ながら小一時間、検証に捧げるつもりで気長にやった。
ページではチョコレートで磨くとあったので、先日の山行の残りで磨いてみたのだが、これがチョコの質が違うのか、室温が暖かいのか?磨けずに溶け出して、甘い匂いがするばかり。缶底の印刷も消えてくれない。
小一時間捧げるにしても成果が欲しいので、チョコは見切りを付けて歯磨きペーストを使った。これは少し効いたようだ。印刷が段々薄れていくし、匂いもさわやかで良い。小一時間捧げてやろうと気になる。
が、!と閃いた。昔、金管楽器を磨いたピカールというもの、くすんだブラス楽器をパレードの前日にピカピカに磨いたあの白い液体、アレが効く筈!幸い数年前に懐かしく思い立って近所の荒物屋で買った物が手つかずで置いてある。わはは、夜中であってもやりたいことができる材料が手元にあるのは嬉しい。
さすがにピカールというだけあって、どんどん磨ける。あっという間にピカピカになってしまった。ウエスに黒い金属がベッタリ付く。こうなるとウエスの磨き傷が気になる。最後は指でなでて磨いた。
確か、車を磨くコンパウンドがあったはずだが..夜中なので見つからなかった。あれの仕上げようでやればもっと良いと思う。
磨き前と磨き後
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さて、磨けたのだが発火するのだろうか?冬で光も弱いし..と数日放置しておいたのだが、今日は良い天気なのでやってみた。

驚くことに!黒っぽい印刷の新聞紙は2秒後に煙を上げて穴が開いた。
少し束ねてやるとモクモクと煙が出る。固定できないので、膝で挟んで片手で写真を撮ってみた。
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ちょっと焦点がズレているのだが、それでも煙が立ち、立派な火種ができた。
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煙草をかざしてみたが、15秒ほどで吸えるようになった。

うーむ、たかが空き缶なれど侮れない。
アルコールストーブの底面をビガビガに磨くと緊急時の発火用具に使えるかもしれない。球面の一部なのか、放物面なのか分からないが、結構、塩梅のよい曲線になっているようだ。
が..そんなサバイバル物が必要になる場面は概して暗くて湿って寒くて..という場所。果たして小一時間を捧げた御利益は得られるのだろうか?

磨いた小道具達
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そういえば、昔の少年マンガの裏表紙の通販広告に太陽マッチとかいって凹面鏡で発火させるのが出ていたっけ..お金を出して買っていたら今頃後悔したんだろうなと思った。
磨いた空き缶面に影で太陽方向が分かるような棒を立てて、焦点位置に火種を巻き付ければ一石二鳥だ。商売になるかなぁー(笑)案外、空き缶のリサイクルとエコ発火装置と言うことで売れるかもしれない。はぁ、我ながら山は山でもこんなショボイ山っ気では情けない...

先に紹介したページはこれ以外にもサバイバルテクニックを紹介しているが、氷をレンズにして発火させたのには驚いた。何事もやってみなきゃ分からないな。
それにしても、いろんな人が居るもんである。


歩 く ほ か な い 草 の 実 つ け て も ど る ほ か な い ...山頭火
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by ulgoods | 2007-01-04 13:49 | 燃える系 | Comments(23)