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e+LITE / PETZL

USで発売間もないPETZLのe+LITEを入手することが出来た。
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重量は本体(電池込み)26g、ケースが16g。白色LED3発、赤色1発の構成でCR2032電池を2個使う。
これはヘッドライトで、頭に巻くためのゴムバンドと帽子のツバ等を挟むクリップが付いている。
IPX6 (1.0 m - 30分)の防水性能がある。

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赤いケースが可愛い。ケースは裏にベルト通しがあり、ザックに固定できるようになっている。ケースの外周はゴムバンドで締めるようになっているのだが、ケース自体は防水ではない。底に小さな孔が開いている。10年電池保証と書いており、ケースに入れて携行し、非常用具のような使い方が想定されているようだ。ザックのアクセントとして普段から着けておけばよいだろう。ちょっと可愛いので私は日常のデイパックに括り付けて歩いている。が、未だキャーカワイイ!という反応は得られていない..

実は、PHOTON Freedom Micro Doug Ritter's Limited Edition秋の山行で使ったのだが、単発では足元の照度に不安があり、かつビームが狭いので、テントサイト生活用にもう少し光量とビーム幅が多い物が欲しかった。マグライトでは両手が不自由で、仕方ないので口にくわえるとヨダレが垂れるので困っていた。そんなタイミングでe+LITEが発売されたのだが、日本に送ってくれるSHOPが見つからず、ちょっと無理をして3個を入手してもらった。日本での発売はもう少し先だと聞いている。

デザインは、何やらジオン軍のモビルスーツやラピュダの飛行ロボットの顔を連想させる非対称となっている。TIKKAからの流れなのだろうか。ま、愛嬌のある顔をしている。クリップとの接続はボールジョイントで、顔を振りやすい。何かに固定して照らす時は便利だと思う。

e+LITEの点灯パターンは白色3灯のLOWモード、HIGHモード、点滅と赤色1灯点灯、赤色点滅モードがあり、顔左側のロータリースイッチで切り替える。ロータリースイッチの中間にもOFF位置が設けられている。

明るさはLOWモードで中央部がPHOTON FreedomのMAXと同程度、ビームの範囲はe+LITEが断然広い、というか、収束するデザインでないことは明らかだ。HIGHモードでは充分明るく、夜道を歩くことができる。ただし、額に着けていると光の一部が眼鏡のレンズの内側に入り込み、まぶしさを感じることがあった。帽子のツバに着ければ良いと思う。点滅はLOWモードだろう。1秒に2回程度の点滅だ。赤色LEDは手元が明るい程度の光量だが、目の暗順応に優しいので、天体観測や暗室作業に便利だろう。赤の点滅は夜道の自転車に便利なのかな?

軽いだけあって電池の保ちは期待できない、LOWモードで45時間、HIGHで35時間となっている。照度の経時変化テストがBPLにあったが、HIGHモードは最初の30分でLOWモードと同じ程度の照度に落ち込むようだ。LOWモードでの使用を基本に考えるべきだろう。1,2泊のテント生活なら保つだろう。
ちなみにPHOTON Freedomが最大照度で12時間程度ということだが、似たようなスペックの電池だし、e+LITEが3倍以上長持ちというのも疑問だ。幸いにも替えの電池は豊富に買い貯めてあるので、暇があれば比べてみたい。でも、照度計がないとあまり意味もないが..

電池入れの部分はOリングで防水されており、1mの水圧で30分の防水性となっている。Oリングのメンテは必要だろう。
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ヘッドバンドの長さ調整をするストッパーの突起を使って蓋を開け閉めするので、10円玉を忘れてきても大丈夫だ。

クリップは華奢に見えるが、結構きつくクリップしてくれるが厚みは帽子のツバが精々だと思う。逆に衣類やストラップの類の薄い物にでもしっかり固定できそうだ。
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リチウム電池だから低温には強いと思う。こいつをメインにして、PHOTON Freedomをサブとして首から下げて冬の照明系を構成してみよう。

物 お も ふ 一 人 な り 木 影 う ご か ず ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-31 13:33 | エレキ系

定点観測

定点観測と言うわけではないが、いつもの寒いところへ行ってきた。去年より1ヶ月遅い入山。少ないと言われているが、上の方はまあまあ雪もあった。
今回の主要な試験品目は
Moonstone 800 Abruzzi Ridge -40o sleeping bagの性能評価
Bibler Tripod Bivyの性能評価、特にToddTexの低温での霜具合とか
Garmin 60Csxの冠雪した樹林帯での捕捉性能評価
・Petzl Tikka XPのテスト
・ワカンの塩梅
・しつこく液出しの動作確認

12/23 電車バスを乗り継いでピラタスロープウエイ山麓駅へ。もう昼過ぎだしバスは空いていた。高校の山岳部だろうか?先生に引率された一団と一緒。聞くと白駒池でキャンプだそうだ。スーパーの袋から長ネギが3,4本。バスの中では臭う...五辻経由らしいからゴンドラ駅で別れたら会うこともないだろう。引率の先生の靴がビニール紐で巻かれていた。聞き耳を立てると、家を出る時に崩壊が始まったという..替えの靴は無かったらしい。先生大丈夫か?

いつもながら、塙枯山荘の風力発電のブレードが勢いよく回っている横を歩くのは気持ちが良いものではない。外れて飛んできたらと思うとコワイのでさっさと山荘を後にした。

雨池峠でアイゼンを付け、ゴアのズボンを履き、ハードシェルを着て、ピッケル握って登りに掛かる。そういえば、買って3年、初めて使うピッケルだ。BDの入門用軽いヤツ。ホントはミゾーのレインボーというオールチタンのが欲しいのだがお高いから我慢。レインボーも中国のチタン不足の影響らしく、シャフトがチタンではなくなったので、もういいやと、お財布には言い聞かせている。
道は良く踏まれているのでアイゼンがよく効く。ピッケルは..氷ではないから効かない。ダブルストックの方が歩きよいな。ま、仕方ない。
TNFのゴアパンツはサイドのジッパが全開だから靴脱がないでよい、雪が入らない仕組みが心憎い、が重い。サイドのジッパーを完全に開けて知らない人に見せると、それがズボンだったと認識するのに時間が掛かると思う。最初はモンベルのピークシェルとそのパンツにしようと思ったが、行く場所は雪があることは確信できていたので、雨具では心許ない。重いのを我慢して担いできた。ので履く。そんなことしてるからザックが重くなる..
雨池峠は地形的に風の通り道か、風が強い。
そんな装備の割に塙枯山へ登るのは30分もかからない。今回の目的は登山ではないから、それでよい。
樹林帯は静かだったが、頂上では例によってゴウゴウと樹上を風が通っている。

昨年とは違う場所を選んだ。木が目隠しになっている雪原だ。3時過ぎになったから暗くなる前に不時露営の準備に取りかかった。登山道から一歩入ると膝下までの雪だった。しかも非常に軽い。バサバサと音を立てて羽毛のように吹き飛ぶ雪だ。ウサギの足跡を追って少し分け入り、開けた場所を居と決めた。

Tripodを敷く場所作りに掛かったが、書いたとおりの雪質である。踏めども踏めども発泡スチロールビーズの砂場を踏むようで、一向に締まった寝床を得ることができない。これは誤算だ。スコップで掘れば良いのだろうが、今回そこまでは持ってきていない。なんとかごまかして敷く場所を作り、Bivyを広げた。頭と足にテンションを掛けたいが特別に長いアルミパイプのペグも全然役に立たない。仕方ないので、足元はピッケル(役に立った!)頭はストックをペグ代わりに使った。
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この雪は巨大な結晶が見えるのだが、この姿で降ったのだろうか、あるいは降ってから成長したのか?

雪面への断熱はProLite4(1.5インチ厚)の3/4を上半身、下半身はRidgeRestとした。昨年は銀マットで少し冷えを感じたので、今年は上半身には厚めのマットを奢った。これは正解だった。下からの冷えは全く感じなかった。
-40度シュラフと家財道具をBivy内に放り込み、今宵の草の庵を結び終えた。
..と書くと長くなるので要点のみ。

・気象
結構寒かったと思う。昼間、ゴンドラの山頂駅で-3,4度と言っていた。夜にbivy内のポカリスエットが凍みかけたのでシュラフ内に収容した。今度は寒暖計を持ってこよう。夜半風が強く、吹かれた雪の結晶が空を舞い、ライトの光にキラキラ光る。上空はゴウゴウという風だが木に囲まれているのでほぼ無風だ。Bivyは低姿勢なので余計に風の影響を受けないとも思う。

・シュラフ
-40度用と言うだけあって、今回は寒さを感じなかった。フードを閉めると暑いくらい。重いだけある。ただし、-40で快適かは疑問。最初、PatagoniaのMicroPuffを着ていたが、暑いのと窮屈なので脱いだ。上半身はTシャツと薄手のソフトシェル、下半身はモンベルのULサーマラップパンツを履いて、足はテントシューズを履いていたのでヌクヌク。ま、着る物を工夫すれば相当の所までは大丈夫だろう。
着る物と軽いシュラフの組み合わせで乗り切るのがULスタイルだろうが、今回はコイツのテストなので重装備の投入も大目に見よう。

・Tripod
問題ない。重いだけのことはある。足元のフレームで張られた空間はシュラフが接触せず、空気の層が確保できていた。が、このTripod型、居住性が悪い。庇が大きいので頭を庇から出すためには腹筋運動が必要だ。オマケに下が柔らかいので一層腹筋には堪えた。何度か足が吊った。IDのUniはこの点楽だったなぁ。
ToddTexは不思議に霜が付かない。呼気が直接掛かる部分だけ、少し霜が付いた。体の部分は霜が付かない。霜具合はeVentよりマシ。が、たぶん内部の不撚布状素材に染みこんでいるだけなのかもしれない。さすがに量りは持っていなかったので何とも言えない。が、そんな感じ。
上部を少し開けただけだが息苦しさはない。以前書いたが、きっと暖かな呼気が溜まったら上から間欠的に抜け、下から新鮮な冷気が入れ替えに入ってくるのだろう。冷気の間欠流入さは顔で感じたし、霜の付き具合からも上からだけ呼気が抜けて換気されていたようだ。
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頭部の縦のフレームの壁の向こう側の壁付近は霜が付いていない。少し離れると霜が付き、庇は霜だらけだ。逆に壁の手前には著しく霜が付いているから、呼気(湿気)を含んだ暖気の溜まりと抜けの気流が見えてくる。
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素材の内面は僅かに霜があると言えばあるが、乾いていた。

・液出し
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少し弁が凍り付く傾向があった。弁を少し動かすと勢いが回復する。ま、使えないことはない。ガソリンに比べて取扱は容易だし。写真のとおり雪に埋もれても湯は沸いた。

・Tikka XP
リチウム電池を入れて使った。壊れることはなかった。光量はこのサイズでは十分。Bivy内では散乱光用のレンズを使い、最弱でちょうど良い。
夜中に外を照らした。空気中を浮遊するキラキラした氷の結晶の反射や、木々に付いた結晶がキラキラ反射して美しい。光が揺れると反射する結晶も変わるから点滅しているようだ。街で見る寒々しい青のクリスマスツリーより16倍も美しいと思った。クリスマスツリーの電飾が点滅するのは、北欧などのこの光景の記憶を再現しているのかと思う。この光は残念ながら写真には写らなかった。

・翌朝 12/24
夜明け頃は雲の中だったのだろうが、日が出てから晴れた。良く晴れた。
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明け方雲の中だったせいか、霧氷?で枯れ木も美しいし、ケーキに立つこんな木のプラスチックが今日は沢山売れたことだろう。
十分寝て、撤収したのは10時近かった(^^;;。登山が目的ではないので心地ければそこに留まる。体温で暖まったシュラフは、そりゃもう最高。抜け難い。
見晴らし台辺りからの景色
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南アルプス、御岳、中央アルプス、北アルプス..雲海に浮かぶ山々は地上とは別、天空の王国だ。
茶臼山との鞍部から五辻に降りた。アイゼンを効かせて気持ちよい樹林帯の下りは何とも幸福感を感じる道だった。

・ワカン
下山後、辻でマットを敷いてしばらく寝そべった。直射日光が熱いほど。誰も来ない。静かだ。
いつまでも寝ていても仕方ないので、アイゼンのままワカンを履いてみた。
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ふむ、フィット感は悪くない。浮力はないだろうが湿雪なら効くだろうし、ハイ松を踏み抜くことも減るはずだ。アイゼンの自分の足を踏むことも無くなる。
スノーシューはあるのだが、まだそこまで要らないと思ったし、重いので今回はこれで暫く歩いた。

・下山
良い天気でもったいないのでゴンドラに乗らず登山道で下りた。気持ちの良い下り道。UUDの地図には登山道が入っているから事前に用意しなくても安心だ。この利点は大きい。
下でうどんを食べているとどんどん登山者が下りてきた。スノーシューの人たちが多かったなぁ。今度は私もスノーシューにしよう。

うどんを食べていると、おにいさんが近寄ってきて声を掛けられた。
「ブログやってません?」そりゃ、今日日、石を投げればブロガに当たるのだが..「はあ、やってますが、どのブログ?」と聞いたら「山より道具」..エエ!?何で分かった尋ねたら、グラナイトギアのbelt pocketを見て確信したらしい。あらま、山行に関しては引きこもりと言われても仕方ない私だが、そんな数少ない場面でお目に掛かるとは珍しいと思う。彼は塙枯山荘泊でスノーシューイングを楽しんできたらしい。お互いに情報を交換したが、Bivyで寝たと言ったらLightSabreで?と聞き返された。おお、私の持ち駒までご存じとは。
今回は全然ULで無かったのでお恥ずかしいところを見られてしまった。
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バスで茅野まで戻り、あずさで新宿まで。残ったチタンフラスコのバーボンを飲みながらクリスマスイブの街に戻った。

・60CSx
戻ってGPSの軌跡を見たが、呆れた。帰りのバス、鉄道、全てGPSのトラックが残っていた。電車ではドアに一番近い席の後ろに放りこんで置いたのだが、しっかり位置を記録している。切れたのはトンネルだけだ。60CSx、感度がよい。樹林帯でも全然トラックが切れていなかった。リチウム電池は2日保った。夜、ワザと外に放り出していたがちゃんと動作していた。

道具達は全て予想した性能を発揮してくれた。
ま、一人だし、ピッケル、ザイルを使わない冬山歩き野宿程度を楽しむには充分だな。晴天を狙ってまた行こうと思う。

こ ろ り 寝 こ ろ べ ば 青 空 ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-25 05:27 | 山行

ぴーかん

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いい天気だ
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by ulgoods | 2006-12-24 10:57

寝る

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暗くなってきた
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by ulgoods | 2006-12-23 16:39

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36.04.29.2
138.19.59.5
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by ulgoods | 2006-12-23 16:35

備長炭

燃える炭を間近に見ることがあるだろうか?顔面が痛いほどに熱を感じる距離だ。
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で、やはり炭は備長炭に限る。
燃やす都度に燃やしただけのものは見せて呉れる。
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極限まで洗練された繊維構造を持つ炭素の塊が長時間、徐々にエネルギーを開放して、後には灰だけが、絹の糸束を一層一層はぎ取るように、ま白な灰だけが残る。
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炎を纏った備長は僅かな気流の揺れに反応し、黄色赤色が踊り、吹けば即ち炎を発す。その熱は極めて熱くて熱くて熱い。
燃え肌の色は蛍光色に近づき、産まれた銑鉄の光にも似て、蹈鞴はかくも輝くか!と。
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備長で焚く鉄瓶の湯はチリチリ、シュウシュウと沸く。
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私は光と音に魅入ってしまって時を忘れる。


夕 焼 う つ く し く 今 日 一 日 つ つ ま し く ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-16 03:31 | 駄文系

全部入り

粒状突起ジェットとA-Ringとヲヤヂの自己加熱棒と全部入りを作ってみた。
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粒状突起でΦ0.7mm6発、内筒にΦ0.7mmを2発。
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内筒では蓋の下ギリギリにJetを作ると内筒を加熱しすぎることはないようだ。

400ccの沸騰時間は5分20秒だった。
手間の割には拙作ヲヤヂ5号の5分40秒からの短縮は少ないなぁ..
時折、全穴で音を発して炎が穴から離れて(引火速度を超える)燃焼するが、何とか熱暴走せずに無事に最後まで燃焼することができた。ストーブ自体は良い塩梅の温度で熱的に平衡していたと思う。
燃費は測らなかったが悪くはない。少し不完全燃焼臭がした。もっとJet径が細くても良かったかも。
いかに酸素を炎に取り込むか、Jet孔の微細な領域になるのかなぁ。細工ができん..
Jet孔を穴をやめてスリッドにしてみようかと思う。炎の表面積が広がるはずだ。が、当然スリットの幅は0.7mmより小さい必要があり、同じ面積にして幅を3mm程度と仮定すると0.1mm程度のスリットの必要がある..ナイフで切れ目を入れてみるか。

一 つ あ れ ば 事 足 り る 鍋 の 米 を と ぐ ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-10 00:58 | 燃える系

イボンヌ1号 / イボ付きアルコールストーブ Yvonne-1 / Alcohol stove with wart 

イボンヌ1号 / イボ付きアルコールストーブ Yvonne-1 / A alcohol stove with wart 

2個ほど失敗(少し切れイボ)があるが何とか8個のイボを付けて火入れをしてみた。単純な密閉型でヒゲも仕込んでいない。
ジェットは円周の接線より少し内向きで、仰角は30~45度ほど何種類か開けてみた。径はΦ0.7mm。あとで針でほじったのでもう少し広いと思う。

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炎が寝ているのが判る。鍋との間隔は通常よりも1cmほど詰めている。
炎が寝ると..
・炎の鍋に対する断面積が増える。
・鍋との距離が短くても見かけの距離は長いので不完全燃焼したり、鍋底からあふれ出たりしない。
・炎の間隔が狭くても干渉せずに炎の抜けがよい。
という傾向が見られた。

鍋に接す面積は保持しながら炎の間隔を詰められるのは良い。まるで..大阪梅田の立ち飲み串揚屋のカウンターを思い出す。店がどんどん客を入れるので、混んでくると正面を向いて飲んでいられない。客はダークダックス(古いな)が歌う時のように皆で斜に構えて飲むのである。が、ちゃんと飲める。いつも行くのは松葉という店なので、松葉効果と名付ける。

先日、科学雑誌Newtonがお天気特集なので買ったのだが、後ろの方のページにロウソクの燃え方の記事があった。ガス台の燃焼は予め空気と混合された予混合燃焼で、ロウソクは拡散燃焼と言うらしい。アルコールストーブもジェットが大人しいうちは拡散燃焼だ。拡散燃焼でもロウソクの芯の部分は下から空気を取り入れて、その部分は青い炎を出すという。ジェット型のストーブが青い炎を出すのも同じと思い、ジェット付近を拡大撮影してみた。
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この部分がもっと荒れると空気を取り入れやすくならないか?微細な領域だが肝かもしれない。

あと、ストーブの自己加熱方式だが、ストーブ全体が熱くなるのは熱暴走を起こしやすいので、以前ヲヤヂストーブでやったように、一部だけが高温でストーブ自体は冷えている方が良いと思った。ヲヤジは立てている心棒だけがチンチンに熱くなってそれ以外はさほどでもない。その方が外気温に影響されない気化を持続できると思う。

A-Ringはうまく空洞に上昇気流を作って空気を内部に供給すれば鍋底環境の改善に役立つ。ただし、相当の速度がないと空洞から上がってきた空気も鍋底を感じて鍋底まで到達しない。Newtonの記事にあったが、「炎は固体を嫌う」固体から逃げるのだという。何やら紀元前の哲学者の言葉のようでもあるが真実だ。
良く酸素と混合したガスを速度がその先の障害物を感じない程度に速く(射流状態)噴出してやれば..まさしくバーナーと呼べるものになりそう。

各タイプの長所を取り入れたストーブができないものか。



闇の奥には火が燃えて凸凹の道 ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-08 01:58 | 燃える系

アルコールストーブのイボ付け機

アルコールストーブのイボ付けに使う工具

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袋ナットがイボ種。ナットが受け。
ナットは接着しても良いが、しなくても良くて、赤い万力はどちら方向にもイボを付けられる。
クランプの方は主に側面にイボを付ける用。

力任せだと缶がちぎれる。受けのナットの角を面取すればだいぶマシになると思っているが面倒くさい。
ナットの径を変えればイボも盛り上がりイボや、なだらかイボを作り分けられる。

他にも方法はあるかもしれないが、現状はこんな物でイボ付けして遊んでいる(泣

このイボに穴を開ければ任意の方向に炎を向けられる筈だ(喜


ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-07 01:00 | 燃える系

先週の収支

先週の収支
先週1週間のモノと情報の動き備忘録。

・BORDE Burner
尻漏れしないことを願って旧型をオークションで落札した。
試運転では尻漏れもなく、おお、さすが!と喜んだでみた。が、実際に五徳をセットし、湯を湧かせてみると..輻射熱で燃料タンクが熱せられたのだろう、見事、尻漏れ炎上した。尻から漏れたガスが試験台のガス台を湿らせてるなと思ったら、案の定、引火して炎上だ。尻漏れ炎上すると余計にガソリンの気化が進む。そのときはターボが掛かったようにバーナーも活気づいて火力が増し、力強い炎が出るのだが、どんどん元気になっていくバーナーを見ていたら行く末が恐くなったので運転を中止した。
野外で風のある状態なら尻漏れガスも拡散して引火しないかもしれない。あるいは原産国のスイスのような涼しい気候で雪崩の研究用途にマッチしている?
ま、よい。これはこれでこうなのだ。新旧二本試してみて納得したからもう大丈夫。
BORDE Burnerを使う際は尻漏れ炎上を考慮した配置を勧める。
古くなって鉛のパッキンが細ってしまったのかもしれない。交換したいが、自作するしかないようだ。予め構造が判るとよいが..

・缶のイボ付け
T-z_stoveさんのイボストーブに触発され、昔失敗で諦めたイボ付けに再挑戦。
装置を工夫してイボ付けに成功した。
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さて、どんな炎を作ろうかな..が、缶がない。

・GARMIN 60CSx
この一週間持ち出してビル街でLegendと感度を比べたりした。
やはり、衛星補足能力に格段の差がある。空が狭いビル街では感度云々というより、使える/使えないという差が出る。
が、重いしデカい..eTrexタイプで同じ受信素子版の登場が望まれる。

土曜はSHOPに出向き、腕に付けるホルスターと液晶保護パネルを入手した。お店の方に聞いたらホルスターはやはり北海道製らしい。以前Legend用を買ったが、夏場に失敗か?と思い2度オークションに出すも売れ残った強者の後継であるが、冬場はたいそう塩梅がよかったので無条件で60CSxにも着せてやることにした。
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・リチウム電池
低温に強く、電池が長持ちするリチウム電池をGPSに食わせてやりたくて、いろいろ調べたり、意見や実例を収集した。
GARMINの日本代理店のページには最新のファームウエアで使用できないリチウム電池用の設定を削除したとあるので、なぜ使えないのか悩んだ。US本家のファーム改訂履歴ではわざわざリチウム電池の初期安定性の問題に対する対処が盛り込まれているのに..また、ヘッドライトでも低温に強いリチウム電池は冬場に活躍しそうだ。が、PETZLの代理店のHPによると、リチウムはNGと書いている。
「リチウム電池は、通常のアルカリ電池と比較して、軽量かつ低温下で長持ちします。昨今のリチウム電池の性能特性の進歩(特に放電時の高出力化)は、ヘッドランプのオーバーヒートの原因となり、LEDが故障を起こす場合があります。」
ということらしい。
ところが、joxterさんが教えてくれたのだが、同じページにあるPDFの日本語の説明書によると「冬場は使ってもいい」という記述があった。冬場はリチウムも弱るので機器に悪さしないのかな?など、悶々としていたが、ベーさんからアッサリとGPSでもMYO XPでもリチウムを使っているが問題ないという実例をお寄せいただき元気が出た。メーカーが禁止する理由は分からないが、確率が低い問題に対して全面的に禁止令を出しているような気がする。というのは邪推か?
充電池の発火騒ぎの影響か?もしそーなら全ての店頭からリチウム乾電池が撤去されても良さそうだし。ようわからん。メーカー側の立場は判って上げてもよいが..ま、私は自己責任で使うことにする。

で、リチウム電池を入手しなければならないが、これ、まともに買うと結構お高い。デジカメでガンガン撮る人向けの電池らしい。が、オークションで探してみるとお安いのがあった。5年保つらしいので買い溜めしても良いだろう。
ということで、単3を24本、単4を20本入手した。1本200円未満。電力も4,5倍の時間は保つらしいので、単価はさほど変わらないだろう。
今年の冬はリチウムだ。
GPSに入れてみたが問題は起きていない。

・PETZL TIKKA XP
で、冬場はリチウム使っても良いよと書いているTIKKA XPを買った。単4を3本で90gという軽量ながら1WのLEDを積んでいる。MYO XPは3W、悩んだが、ここは軽量のTIKKAにした。
帰って暗い部屋で試したが、十分明るい。ブーストモードはもっと明るい。これなら、真っ暗闇でも先まで見通すことができる。
回路が温度管理しているらしいので、リチウムのの高起電力のバッテリーでもそれなりに制御してくれるでしょ。リチウムだからと言って2Vもあるわけではなく、1.5Vなんだし、ヘッドライトだって単に豆電球を繋いだモノでも無かろう。
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・The Kifaru Field Chair
joxterさんのページのコメントでやりとりしているうちに私の手持ちのチタンロッド1束10本とKifaru Field Chairとの物々交換の話が成立した。
joxterさんがアルコールストーブの五徳作りに乗り出しそうなので、チタンロッドの在庫あり、の話を向けたら話しに乗ってくれたのだ。で、joxterさんが提示してくれた交換のお品とは..ああ、なんで私の欲しいものが分かるのか!Kifaru Field Chairだったわけ。もー、最高!感涙の滝でございます。
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が、残念ながら金額が合わない。ざっとKifaru Field Chairの方が$20お高い。joxterさんは¥の事は気になさらないのだが、もう少し何かお送りできる物が手元にないかと見回してみた。埋め草にチタンロッドの包装の意味も込めてTyvekでいかが?と打診したところ、丁度joxterさんも取り寄せようとしていたことろらしく、これまたビンゴで交渉成立。いや愉快。
昨日私のロッドとTyvekが届いたらしく、今日Field Chairがこちらに届いた。330g。超軽量というわけではないが、サーマレストの椅子に比べれば十分軽量。これがあれば寝たきりBivy生活とおさらばできそうだ。
この椅子は、カワサキさんが寝そべっている写真(のイス)がステキだったので欲しかったのだが、これだけ買うのも何だし、テントはとってもお高くて買えないし..と涙をのんでいたモノだ。ついにうちにもKufaruものがやって来た。

・昔のアルコールストーブ
捨てたはずが隅っこから現れたアルコールストーブを1年半ぶりに使ってみた。これは缶1個で作成できる副室付きの加圧サイドバーナー。
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腐食以外に壊れる原因もないから、相変わらずちゃんと動作する。し、何の心配もない呑気な燃焼もたまにはよいものだ。が、湯沸かし鍋の泡のパターンを見て、小鍋に対する効率の悪さを改めて認識。大鍋だと不安定だし。ヲヤジストーブ作りに向かった気持ちを思い出させてくれた。たまには古いものを触るのもよい。
できるだけ、炎が上を向くように首の段々を使って穴を開けていたが、今ではイボイボのワザを身につけたので、自由なところに自由な方向のジェットを出すことができるだろう。一応、私も人に揉まれて進化しているのだ。な。

わ た し と 生 ま れ た こ と が 秋 ふ か う な る わ た し ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-03 20:05 | 生活系