<   2006年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

Integral Designs Crysallis Bivy

Integral Designs Crysallis Bivy
e0024555_23543636.jpg

連日の雨続き、何もかもがジメジメしている。

昨夜、雨の中、庭のウッドデッキ上、目止めが済んだCrysallisに潜り込んでみた。こいつは、ペグ用のタイループなど持っていない。放り出して潜り込むのが正しい使い方だ。
放りだし&完全防水仕様のこのBivyは昨年から続く「行き倒れ野宿用のBivy」探しの最終章を飾るか!という期待があった。

予めマットとシュラフを仕込んでおいたBivyを庭に投げ出し、雨の中、エイヤッ!と躊躇無く素早く潜り込む。こいつの特徴は完全閉鎖とヒョットコな換気口だ。が、だ、ものの30秒で息苦しさを覚えた。蒸し暑かったせいもあるが、+自分の呼気で蒸されるのは結構辛い。針金のフープで顔の前に少し空間ができるのだが、頼りないフープなので張られる空間も頼りない。メーカが出している写真のようにパイプ型で鉄人28号のような顔面型には膨らんでくれないのだよ。壁が近いので、口からの排気が即座に反射して目と鼻を直撃する。あ、暑いし喫煙を後悔したり..
仕方がないので足を開いて閉じてBivy全体をフイゴのように動かしてヒョットコから給排気する運動をした。うーん、こんなことして一夜を明かすのはどーしたものだろう?仕方がないので、横を開けて顔を向け、フレッシュエアを取り込むことにする。これで呼吸の問題は減ったが、時々雨しぶきが顔に跳ねる。これもオチオチ寝てられない。横を閉め、再びヒョットコに鼻を当てるポーズを模索したり、なんやかんや内部で運動するとますます蒸れて..イヤここで止める訳にはいけない。何しろ最終章なのだ。気を取り直して内部の顔前面の蚊帳を閉める。ヒョットコ口には蚊帳がついていないので、これを閉めないと蚊の餌食だ。狭い空間で蚊に飛ばれた日には気が狂うかもしれない。蚊帳は全くフリーなので、すぐに口と鼻を被う。蚊帳も目が詰んでいると気流に対してものすごい抵抗なので、即座に口からの排気が顔面を被うことになる。同じIntegral DesignsのUnishelterはヒョットコに蚊帳が張ってあるが、どーして同じようにしてくれないんだろう?不満だ。
もーローとする頭の中で、ヒョットコにどこでもベープのファンを取り付けて強制吸気する幻想を見た。
い、息が苦しい、む、蒸れる..となると途端に軽いパニックになってジッパーを探すも、すぐには見つからず、、、もーこうなるとダメだ、もがいて、ああ、溺れるってこんな感じか?と、やっとジッパーを探し当て、頭を突き出した。
暑い季節に試すBivyではないな。

雨の日中、庭に放置して先ほど回収した。
シュラフを引き出すと何やら重い。マットを見ると濡れているし、黒い斑点まで浮いている。げげ!漏れではないだろうが、発熱体を欠いた袋の中はたいへんな状態だったのだろう。中に居なくて良かった。こやつの素材のTegraltexは見た目触った感じはTripodのToddtexとほとんど同じではないだろうか。Tripodは10日放置も中はDryな感じだったから、やはり空間が張られるのといないのでは大きな差があるようだ。
e0024555_23332156.jpg

というわけで、Crysallisはタープなどの屋根無しでも雨天快適Bivyか?と言われると否である。USではこいつの迷彩色が軍用で使われているようであるが、支給される兵隊さんもご苦労なことだと思う。

1年間Bivy探しをしてきたが、そろそろ総括せねばなるまい。
重量を無視すればTripodが良い。足元のフレームを張らなければペグ無しでも頭部に広い空間が得られる。ま、三本足だから当然だが。ま、無雪季ならこれでもいいでしょう。雨にも耐える。足のフレームが張れればボディーにも空間が張れて、空気層により寒気にも強いだろう。が、重い。約1.0(メーカー希望重量)実測でペグ無しで1.24kgだ。
軽さと頭部空間の広さではeVentのUnishelterが良い。が、こやつジッパーに雨蓋が付いていないので雨には弱い。軽さを追求しすぎたか、画期的な防水透湿素材の割には防水の対処がちぐはぐだ。し、こやつは頭と足にペグを打たないと頭部のフレームが起立しないし、蚊帳も小さい。これは実測で0.96kgノーマルのUnishelterはジッパに雨蓋も付いているし、蚊帳も大きいんだが、これは重いのでダメ。
VaprBivyはいかに目止めしたとしても生地の耐水圧が雨天曝露用ではないと思っている。
Expedのやつは使う前から問題あるし..
Crysallisは書いたとおり、ちょっとガッカリだ。実測で0.97kg

うーむ、やはりBlackDiamondのLightsabreをやってみないとイカンだろうな。EPIC生地は撥水だけど防水じゃないし。結露もしやすいときている。が、Tripod同様に頭部に空間が張れて、しかも元々足のフレームがないからペグ無しでオッケー、しかも567g。これはこれで魅力イッパイ。どんなbivyでも弱点はあるのが判ったから、LightSabreのこの構造でこの重量ならBivyの決定版かもしれないという気がしてきた。

でも、Bivyってやはり雨天や湿気った気候で使う道具ではないのかもしれないな。満天の星の下、蚊も居なく、風は穏やかで..という理想的な条件で使ってみたい。

追記
各Bivyの実測重量を文中に追記した。
それぞれ買った重さ(ペグ無し、スタッフ込み)。Tripodなどはメーカー希望重量1.0kgだが、どー測っても1.24kgだ。
なんだ、この違いはははは
[PR]
by ulgoods | 2006-07-24 23:33 | 宿泊系 | Comments(24)

Bibler Tripod Bivy / トライポッド

かれこれ10日くらい、BiblerのTripod Bivyを庭に張ったままにしていた。
e0024555_0174886.jpg

雨を待っていたのだ。もーいい加減片づけないと生地が紫外線で劣化するかと思っていた週末、雷付きの大雨がやってきた!去年、eVent-UniShelterを試したのと同じくらいの強さだ。しめしめ!しかし、雨の中、タープも張っていないBivyにどーやって潜り込むのかは未だに悩む。大きめの傘を差して開口部を保護してエイヤッと潜り込み最後まで傘を離さず、最後の最後に傘をポイと放って、どーやら濡れずに入ることができた。お目当ての漏水は..をを!中は乾いている。漏水無しだ。
Tripodのジッパーは防水ではない。当然の漏れを覚悟していたのだが意外だった..
雨音を聞きながらeVent-Unishelterとの違いで理由を考えてみた。
第1に庇の大きさが挙げられる。庇が大きく突き出ているのでジッパーの立ち上げ部分を水が走るのを防いでいる。Unishelterの垂直に近い立ち上げ部は恰好の水の通路になって、長時間大量の流水に曝されるのが敗因だと思っている。
その2として、Tripodジッパーの裏側には高さ4cmくらいの雨樋機能のあて布(Baffle?)が付いている。当然、漏水を考えてその部分も目止めしておいたのだが..読みは当たっていた。手で探ったら、bafflとジッパーの間に少し水が溜まっていたのだ。このBaffleはジッパーの立ち上がり部にも付いているが、完全に頭部までと言う訳でもなく、冷気侵入阻止というよりは明らかに防水用だろう。外の圧力水頭と釣り合うくらい溜まれば(baffleの高さ以内でね)結果として内部に漏れてこない勘定だ。
e0024555_0181299.jpg

昨夜も涼しくて雨だったので仕事で帰った夜更けにBivy内で寝ていた。このときは足元が濡れている!と思い、持ち込んだバスタオルを足元に放り込んで、がっかりしながら、原因を考えながら足で拭き拭きしたのだが、朝、バスタオルを回収してみると全然濡れていない事が判明した。どーやら、Bivyの底面に水が溜まって水の感触だたのと、地面が冷えているので少し結露していたのだろう。案の定、すっかり体が冷え切った。
窒息はしなかったから、出入りと重量を別にすればTripodは雨の中でも使えるBivyということになる。
と同時にeVent-Unishelterのジッパーの外側に雨蓋を付ける構想を実現しなくてはなるまい。重量的にはUniが300g以上軽いし、頭部のクリアランスはTripodがシェープされた形状なのに比べるとUnishelterは広く感じられ、顔と壁の距離が遠くて、生活性はUniが勝っている。ただ、足元のフレームのお陰でTripodは大雨でも体に雨を感じない。中に入っていると、棺桶ってこんな感じだろうか?と思うほど、空間がキッチリ張られている。冬などは空気の断熱層を期待できる..か、あるいは外の生地の張りが強いのでシュラフのロフトを潰すかも..暑い季節なので、厳冬期シュラフを持ち込んで試す気にはなっていないが、気になってきた..
TripodのデザインでeVentを使ってポールをScandiumにしてくれたら売れるだろうが..世の中、うまくなっていないもの。
Tripodの生地はToddTexという生地で、通気性がある。裏面は不撚布の様な感じ。厚みはありそうだが、結構小さく収納できる。

Integral Designs のCrysallisが来た。珍しく注意書きが入っていたので読んでみると、工場出荷のテープによるシームシールは防水を保証しないとあった。ので、SeamGripが付いてきた。もちろん、シンナーで薄めて注射器で目を止めたのは言うまでもない。
Crysallisも少し内部に入ってみたが、蚊帳をフープに密着させるためにはベルクロを縫い付けないとダメかなと思っている。Crysallisは公開されている写真が少ないので、今度UPしようと思う。ま、何のことはない、袋だが。
[PR]
by ulgoods | 2006-07-19 00:22 | 宿泊系 | Comments(2)

MSR ZOID1

春先にMSRのZOID1で遊んでた時期があった。
残念ながらデジカメのメディアが破損していまい、手元に数枚の写真しかない..
e0024555_22502927.jpg

掲載の写真はZOID1のFast&Flyスタイル。要は軽量化のために内張無しで、専用のfootprintを使って張った姿だ。ただし、虫や雨の吹き込みを考慮してVaprBivyを用いている。ZOID1の付属のペグや張り綱を含むパッキング重量は1530g程だが、その中で内張は530gある。それを180gのVaprBivyに置き換えて350gを稼ごううという張り方だ。
春先の数日間、雨の中に張りっぱなしにしていたが、さすがに工場でシームシールされたフライは雨漏りは見られなかった。内張使用時には狭いと感じた前室部分も仕切無く一体化するので内部はとても広く使える。ストーブを使っても心配ない(と思う)。

元々、BDのFirstLightでの山行では雨天時に前室が無く濡れ放題だった&別売の前室を持つとそれなりに重いのがイヤ、という不平不満の代替として購入したのだが、結局、ZOID1は完全自立ではないので、お山に連れ打出せないでいた。これは最低2本のペグで起立するが、耐風を考えるとフレームの根元を留めるのにもう4本のペグが欲しい。それと張り綱を取るともう3本..イワイワの幕営地では、そんなに良い場所にペグは打てないものだ。土の上に張れるならZOID1でこのスタイルは重量的にも有効だろう。理想的にペグが打てれば、低い姿勢と相まって、かなりの耐風性を発揮すると思われる。

合計1.2kgで屋根と前室付きか...手持ちのBiblerのTriPod Bivyは重量1.24kgだから重量的にはほぼ互角ということになる。Tripodもペグが最低で3本は要る。Bivyは雨のことを考えると、更に何らかの屋根を持たないといけないし、Bivyではパンツの履き替えができない。しかし、Zoid1のこのスタイルであれば重量的にはさほど損失せずに生活の自由度は飛躍的に高まっている。
Integral DesignsのUniShelter eVent軽いタープの組み合わせでも重量的に同じくらいなるかな。でもパンツが...雨っぽい日本ではBivy単体での使用よりはFast&Flyスタイル+超軽量シュラフカバーの組み合わせの方が実用的かもね...
BigSky Internationalの軽いテントを見てから次回の岩天場での幕営スタイルに結論を出そうと思う。
あ、ペグ不要でフレームが入って、雨対策されたBivyとしてはIntegral DesignsのCrysallis がある。これもどーしても気になっているBivyだ。どーやって空気を吸うのか?ちょっと心配なんだけど。

Warlusの流れを汲むちょっと面白い形状のMSR ZOID1、不遇のテントになりそうだが、Bivyとの比較用にもう少し手元に置いておこう。
[PR]
by ulgoods | 2006-07-06 23:09 | 宿泊系 | Comments(5)

Seam seal / TarpTent Rainbow

数日前に室内で3度目の目止めを行い、庭にRainbowを張って雨を待っていた。
幸い今日は雨の日曜、昼頃から待望の雨を得た。

雨に曝されたRainbow、懸案の三角窓の底辺部分から室内への雨漏れだが、今回は縫い目を全方位から閉鎖したお陰で完全に浸水を止めることができた。
心配でメールを呉れたヘンリーさんにも、たぶん次回は大丈夫だろうと返事しておいたが、
Hi Henry,
I caused you worry about leak problem. But Now I have no leak!
Thank you!

シリコンがシンナーで溶けるなら、シリコン含浸素材のシリコン部も多少は溶けるんだろうな。と思い、最初はシンナーの量を多くして、しゃぶしゃぶのシリコン剤を縫い糸に浸透させ土台&下地処理とし、2回目に濃いめのシリコン剤でストレスが掛かっても破れないように縫い目を閉鎖する2段処理を行った。

e0024555_15171222.jpg

やはり、この箇所は雨水が溜まる傾向にあるので、シールが破れると真っ先に漏って来そう。構造的に問題があることは変わらない。実は換気用に工夫された?三角部の多くの面積が雨水でメッシュとピッタリくっついてしまい、換気に有効な面積が稼げていないし..

シリコン材をシンナーで溶いてから注射器で縫い目に染みこませる感じで目止めをするのは効果があるし、作業も速くでき、仕上がりもキレイだ。
というわけで、こーなると、手持ちの膜様体のもの全部に施したくてウズウズしている。
既にVaprBivyは完全なSeamSealが完了した、お次は何だ?!

というわけで、昨日届いたBibler TripodをSeamGripで目止めしておりました。SeamGripもシンナーで溶けるので快適に作業が進んだ。
e0024555_15313233.jpg

BlackDiamondは律儀に注射器を付けてくれるので、これで3本になった。SilNet用とSeamGrip用で分けて使おう。
[PR]
by ulgoods | 2006-07-02 15:17 | 宿泊系 | Comments(9)