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Alcohol Jet Stove / ヲヤヂ5号

ヲヤヂ続きでナンだが、一気に片付けてしまわないと気が済まない質。

庭を探すとウッドデッキの下などに空き缶ごろごろ。誰だBBQ行儀の悪いヤツは!でも感謝。宝の山を掘り当てた気分。というわけで5号まで進んだ。
4号、5号ではヒゲは裏カシメ、キャンディー縛りとした。
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5号ではジェットは0.7mmに絞った。

JSBさんのコメントで他のストーブでの沸騰時間をいただいたので、比較するためにジェットボイル鍋ではなく、普通鍋でタイムトライアルを行った。

鍋:EPIのチタン、底アルミ蒸着のやつ。
水:400cc
燃料:30cc
五徳:トランギア

オヤヂ5号
5分40秒で完全沸騰(予熱時間含む)
13:40秒まで燃焼
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参考タイム
パイトーチ: 1000ccBEER缶(アルミ)で点火から7分間で完全沸騰
ESBIT4g*4個:6分40秒ほどで完全沸騰
サイクロンストーブ:8分間弱ぐらい

なぜか、1号に比べて燃焼時間が短いが、結構いい線いっていそう。あとはヒゲの分量やら缶の高さとか、炎の捻り具合とか、そーいう微調整かな。
1号の長時間燃焼の秘密に迫りたい..バラすかな。バラしてわかるかな?
5号ではちょいと不完全燃焼臭を感じた。これが短時間の原因か?

同じテストをJetBoil鍋で行った。
ら、なんと、完全沸騰まで6:10..こりゃ予想外。なべ底まで遠いのが原因だろうか?悩みは尽きない。
しかし、沸騰は17分まで続き、小さい泡が出ている状態は18分まで、消火は18:20。これも1号に負けずに長持ち。どーやら平鍋ではJetBoil鍋に比べてなべ底が近いので、炎と鍋底からの輻射熱で躯体が加熱されて蒸発が増えていることが予想される。
炎はよく収束する。小さい径の鍋でも良いだろう。

6号は裏カシメにワッシャーをかませて更なるヒゲへの熱伝導を狙う。

週明け、なんとか山に行こうと画策中。2泊取れれば穂高、1泊なら塩見かな...それでも厳しい。とりあえず荷造りしようと思うが、穂高と塩見では装備に差が出るので、2つザックをこしらえるか。
あ、荷物選びでまた悩みそう。
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by ulgoods | 2005-09-30 16:16 | 燃える系

Alcohol Jet Stove / ヲヤヂ3号

怒濤の三連作。
2号までの考察を基に3号を作成した。
幸い、裏庭にBBQをしたときに捨てた空き缶2本を発見!やった、これで作れる、と相成った次第。
やったことは
ヒゲ束ねなしでブラインドネジリベットに絡めた。
裏からリベットをカシメた。名付けて裏カシメ、、そんな酒があったような。
0.8mm6穴、捻りアリます。
これだけ。
工具があれば従来の2重壁ストーブ作りより遙かに簡単に工作できる。

裏カシメ状態のヒゲ
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結果は..大成功!
少ない予熱で即座にジェット噴射開始。
炎は大きく力強い。しかも良く回転している。
予想外だが、裏カシメのお陰でネジをより高く突き出すことが出来た。そのため、ネジ頭は赤熱するほど加熱された。
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まだラーメンテストに供していないが、よさそうな気がする。
タイムトライアルは夜にでもやろう。アルコールが無いのよ...

今回の裏カシメヒゲ縛りではネジの熱が直接ヒゲに届く。これは効率良いだろう。これは重要で冬季など缶が冷やされる状態でも影響が少ないことが予想される。外気温の10度や20度の差なんて赤熱するネジ頭から見れば些細なものだ。

4号も開発決定。
今度は裏カシメられヒゲを捻りン棒ではなく、リベット左右に分けてキャンディー縛りにしようか。その方がリベットの円周を無駄なく使えて厚みも減る。
炎が収束しすぎで収束場所で酸欠を起こしている可能性があるので、穴を調整して炎が離れるようにする。
それができたら量産体制に入ろう。
五徳はトランギア五徳がベストの気がする。予熱時のアルコール皿の役目も果たすから。下部に穴を追加して空気を増量し、上部の開いている谷の部分をアルミ板で塞いで防風性も持たせよう。一挙両得だ。アルミは、普通のリベットでカシメれば簡単だし。いい道具は大枚はたいた甲斐がある。

赤熱するネジ
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追記
3号のタイムトライアル結果
燃料30cc、水400cc、トランギア五徳、ジェットボイル鍋
沸騰開始まで 6:30
沸騰終了まで 16:40
完全消火まで 18:20
沸騰までの時間が遅いことが判った。
これはネジが赤熱するまでに時間が掛かることが原因と思われる。スロースターター、始めちょろちょろ中パッパ型か?あるいは炎が集結して酸欠で燃焼温度が下がっているか。
4号では一工夫要りそうだ。

炎漏れてませんの写真
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by ulgoods | 2005-09-28 16:27 | 燃える系

Alcohol Jet Stove / ヲヤヂ2号改

2号を葬るに忍びなく、少しいじってやった。
燃料ネジを長いものに変更し、少しだけ締めてネジ頭を高く立たせる。
ネジの近くにネジを加熱するようにJetを追加し2穴とした。

ヲヤヂ様、近くでく炎に舐められて奮い立ったか、1号ほどではないが使える炎を吐くようになった。
2号改の勇姿!
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ネジとの炎色反応か、ネジを舐める炎は赤いが臭いはないので不完全燃焼ではないだろう。炎の回転は良好!ネジ近くの2本のジェットが強く上昇方向の流れを作るせいか、周辺の4ジェットも中央に収束してくるようだ。

穴の配置はこれで決まりだな。加熱翼は要らないか。ネジの締め具合でネジ頭の上下を調整すると火力調整ができるかもしれない。
もう少し太いネジを使いたいが、リベッターのネジは5mmまで。
これでヒゲのカシメが解決すると...へへへ空き缶拾いに行こっと。
をっと、ヲヤヂに振る舞いすぎてアルコールも切れてきた。
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by ulgoods | 2005-09-28 11:33 | 燃える系

Alcohol Jet Stove / ヲヤヂ2号

実はヲヤヂ2号を作っていたが、イマイチ稼ぎが良くない。
今回は奮発して雌ネジをカシメることができるブラインドリベッター(8652Yen也)を購入し、勇んで作成に臨んだのだが..
今回のミソはネジリベッターで燃料注入孔とヲヤジ固定ネジを一元化し、見た目スッキリ重量セーブ、しかも接着剤を使わずに工作時間を短縮することだった。もちろん、更なるヒゲの気化能力UPも狙った。今回使用したヒゲはグラスウールをサンドイッチし、グラスウールで大量のアルコールを吸い上げ、それに接するスチールウールで速攻蒸発させようという魂胆があった。しかもジェット孔をΦ0.7mmとし、ジェット圧の向上も狙ってみた。
高機能を狙ったヒゲの写真
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リベッターに噛みつかれたヒゲの写真
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結果は..このヒゲヲヤヂ殿、控えめな働き。お鍋様を蹂躙するような地獄の業火を吐き出すことができなかった。

いろいろ考えたが、カシメがうまく行っていないことがヲヤヂの仕事をサボらせていると見た。どーやらヒゲを束ねるアルミ板を貫通した雌ネジリベットが外側でなく、缶との接合面の1枚でカシメられているみたい。ヒゲはスチールウールをアルミ缶の切れ端で束ね、万力で潰して薄く作った。リベッターの雌ネジが短いものしか入手できないので、カシメる母材の厚さは1.5mm程度と書かれているので、薄く仕上げなくてはいけない。断面で考えるとリベットは缶上面材、缶内側のヒゲ押さえの1枚目、ヒゲ、外側ヒゲ押さえの2枚目を貫通している訳だが、カシメた姿を見てみると2枚目のヒゲ押さえにはカシまった形跡がないのである。これではヒゲの加熱が1カ所だけになり、ヲヤヂ様も存分に熱くなることができないだろう。
Φ0.7mmも微妙に細すぎた。しかも4穴。点火時に周囲でアルコールを燃やして加熱するも、ジェットが早すぎ、炎が立ち消える。速きゃイイってもんでもなさげ。
カシメ厚に恐れおののき、ヒゲの分量を減らしてしまった。

どーやら、金をかけ、洗練した分、軟弱でぐーたらなヲヤヂに仕上がってしまったようだ。
やはり、ヲヤヂは野太くあらねばならぬ!

か細いジェットの写真、ネジ加熱用に1穴追加後
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ここに即座に3号開発が決定した。
3号の作成に臨み、
・ヒゲと缶の接合部分はネジで行う。広いワッシャを噛ませて広い面でヒゲを加熱する。ヒゲ周辺の缶底を叩いて平面にするのも有効だろう。
・穴は0.8を6穴とする。
・ヒゲ増量する。
・ヒゲは伸ばしすぎない。
・ヒゲ束ねを短くする。
・グラスウールは不要だろう、たぶん。

とりあえず、元気なヒゲヲヤヂを再現してから、洗練するのはそれからにしよう。開祖である1号の偶然の出来が良すぎたのは幸運だった。最初から2号の性能なら諦めているかもしれない..
ををっと重大な障害が発覚!
缶がナイ...普段は夜なべ仕事に備えて晩酌をしないので空き缶が生成されないのである。他の材料工具は買えても空き缶は売っていない...今までは春の花見時期に集めた空き缶で賄ってきたが、1ストーブ2缶で消費するのでもう無くなった。火曜の資源ゴミから拾うのは..これは御法度だというし、何故か皆潰している。公園でも巡回するかな。ああ、情けない私。

追記
リベットを裏からカシメれば全て解決しそうな予感。ブラインドネジリベットにスチールウールを巻き付けてカシメれば完璧か。
あーー空き缶欲しい。
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by ulgoods | 2005-09-28 10:49 | 燃える系

Alcohol Jet Stove / 高圧力型 ジェット ストーブ

高圧力型のストーブ試作第3弾、くらい。

空き缶アルコールストーブは燃料蒸発、燃焼、燃料を加熱、燃料蒸発...のサイクルが維持されないと立ち消えてしまう。それではストーブとは言えない。ので、そのサイクルを如何に維持するかを考えなければならない。盛大に炎を上げるとストーブも暖まるから心配は要らないが効率化を求めると不要な火柱は避けるべきで、なおかつ熱サイクルの維持を必要とする。兼ね合いが難しい。

そこでぢゃ。今回は今まで温めた構想を具体化した秘密兵器、ついに!特製アイアンひげヲヤヂを投入してみた。
アイアンひげヲヤヂの写真。
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ひげヲヤヂの実体は、スチールウールをアルミで束ねたものである。この束ねアルミ部に穴を開けてストーブ上面の内面にネジ止めする。ストーブ上面の熱をアルコールに届るのがヲヤヂの役目だ。スチールウールはグラスウールとは異なり熱伝導も良い。グラスウールほどではないが細い繊維状だから表面積も大きく、毛細管現象も期待できるから充分に加熱されればアルコールをガンガン蒸発させてくれるだろう。と言う目論見。
計画倒れに終わったらアルミ部で鼻を挟んでヒゲダンスでもしようかと思った..ってウソ。私、元々ヒゲづらなので..いつもドタバタとヒゲダンスしているようなもの。
ストーブは前作のような内側側面からの水平噴射をやめ、中央部2カ所と缶底の縁の内側4カ所から上にガスを吹くようにした。4カ所の穴は穴と周囲の壁の向きを少し横向きに捻って炎が中心向きでなく、オフセットさせることで渦巻くサイクロンの形成を狙った。この炎にはフォトンストーブのようにストーブ躯体を加熱する効果も期待した。初等の流体力学で習うパスカルの原理によると、圧力は均等に壁面に垂直に働くから、穴ではなく、周辺の壁を捻ってやればその面の垂線方向にジェットが出ると思った。JSBさんのサイクロンストーブのエアインテークホールのオフセットで思い出させてもらった。
ストーブ躯体は空き缶の底部を2つ合わせたいつもの作り。Φ0.8mm穴が6カ所しかないので高温になるとかなり内圧が高くなるジェットストーブである。あまりのジェットの速さで炎が消えてしまうこともある。缶の接合には、ここでもJSBさんの焼き鈍し術を利用させていただいた。おかげでキッチり漏れない圧力ストーブが作れる。感謝。
最初は2穴だったが、缶の温度を維持するのが難しかったので4穴追加した。ジェットも弱まり取扱も容易で塩梅良い。純粋な?ジェットストーブと普通のストーブの中間くらいか。
ドキドキしながら流し台で着火の練習を何度かした後に、いつもの試験台であるトランギア五徳&ジェットボイル鍋にセットした。
ちょいとジェットの試運転にも慣れた。Φ0.8mm穴が2つも開いていれば、どんなに加熱しても充分爆発しないでいてくれるようだ。しかし、急速に加熱すると沸騰して?液体アルコールが噴出し、着地&燃焼することもあるので気が抜けない。火事になる。

与えた燃料はいつもと同じ30cc、水は400ccである。
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湯沸かし試験結果は
沸騰に要した時間 5:30
沸騰終了までの時間 16:00
消火までの時間 18:30
(前の燃料が残っているとズルいのでガス火にかけてカラカラに乾燥させてから燃料注入した。)

な、なんと超長持ち燃焼ストーブができてしまった。
初期は五徳内にアルコールを撒いて盛大に燃やして予熱するのだが、さすがにそのときは花火ほどのジェットが噴出するも、それを過ぎると炎も安定しジェットボイル鍋中心に比較的強い炎がぶち当たる。しかも、炎が中心に収束していないのでジェットボイル鍋のフィンに良い具合に絡むようだ。しかも鍋からはみ出す無駄な炎は無い。おまけに、私の嗅覚テストの結果では不完全燃焼ガスの生成は極めて少ないことが判明した。刺激臭&目が痛いの無いナイの生体に優しいストーブと評価される。
通常、盛大に炎が上がるストーブでは炎の内部は不完全ガスが渦巻き、鍋をセットすると燃え切らずに鍋と炎の隙間から漏れてしまう(と思ってる)。そしてかなりキツイ刺激臭と目への刺激がある。下手な作りのストーブだと、鍋を持ち上げると鍋底周辺に溜まった不完全燃焼アルコール蒸気(あるいは鍋底で冷やされて液体化しているかもしれない)が慌てて燃焼し、本体の炎から離しても鍋底辺りで火の玉を作って燃えていたりすることもある。いかに床無しシェルターの中とはいへ、それではかなり辛いものがある。お馬鹿になりそうなガスだ。が、このストーブ、ほぼ完全燃焼しているらしい。初期の無謀なジェットさえ着火法の工夫で何とかすれば充分使えそう。
特筆すべきは燃焼時間の長さ。10分間も沸騰状態を維持したこと(注:沸騰とは湯の表面がグラグラいっている状態)。着火から16分まで実用火力を保っているとは驚異的。普通のストーブの倍以上の燃費のようだ。これならラーメンどころか、煮込みうどんとか、ちょいとした煮物にも使えるかもしれない。しかも後半はやや火力が落ちるから煮込み系には最適だろう。
この、ひげヲヤヂの効用だが、中でブチブチ言って沸騰音がしているのはひげヲヤヂの仕事に違いない。もう少しオヤヂに熱を上手く伝えてやればもっと良いものが作れそうだ。ま、ヲヤヂはどこでもぶちぶち言うもんである。このヲヤヂだけに熱を伝えれば良く、躯体自体は加熱する必要が無いはずである。
未公開の習作で底部まで届く長いネジに加熱用に蝶ネジを3個付けたものがある。蝶ネジに炎を当てると蝶ネジは一部赤熱するも、強力なジェットを持続させることができなかった。今回の定常運転達成はひとえにヲヤヂ様のお陰と思う。

斜めに出て何か渦巻いてそうな気がする炎。パスカルさん、ありがとう。
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ピンボケで炎の構造が明瞭ではないが、実は結構渦巻いている。炎のオフセットが判りやすい一枚。
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簡単デジカメで炎にピントを合わせてもらうのは難しい..

今回は過去のストーブの残骸を再利用したので隙間のあるデキの悪いストーブだったが、高圧時に隙間から漏れた炎が缶を加熱したこともあり(安全弁効果?)、思わぬ高特性を見せてくれたので、今度はキッチリした躯体の第2弾を作ってみることにする。

炎が漏れない+不完全燃焼ガスとして漏れない=高効率
これは燃焼持続時間の長さからも言えていると思う。

追記
ラーメンテストを行ってみた。燃料30cc弱(少しこぼした)、水600cc。鍋はデカいシェラカップ、マッキンレーカップと称してICI石井で売っていたもの。トランギア五徳を使用した。
JetBoilと比較して鍋とストーブの間隔が狭いせいかストーブが過熱される傾向らしく、比較的炎が大きくなり燃焼時間も短かった。
チャルメラなら良いが煮込みを要する辛ラーメンではイマイチ時間不足。ま、600ccだし。
炎が近くても不完全燃焼臭はしなかった。
沸騰は鍋の中心辺りで起きていた。
点火に慣れれば穏やかにジェット定常状態に持ち込むことができた。

ん?消火までの時間、5分間違えていないかな?確認してみます..
2回目湯沸かしトライアル結果は
沸騰に要した時間 5:00
沸騰終了までの時間 14:00
消火までの時間 16:30
5分誤りではなかった。
ラーメンテスト以降は加熱翼を追加したり、その角度を変えたりしたせいか、少し火力が強まり、沸騰に要する時間と燃焼時間が短縮されたようだ。
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by ulgoods | 2005-09-24 13:37 | 燃える系

McNETT / Sil NET シームシーラー

前回はSeam Grip でVaprBivyの底に無駄な滴の芸術を作ってしまった。
予想どおり縫い目のシールも簡単に縫い糸のかたちのまま完全に剥がれた。タイループ側にはがっちり乾いて接着していたが、生地側がダメ。これでは全然役に立たない。

そこで手持ちのもう一種類Sil NETを試してみた。Sil NETは少し黄色みがかった色合いで何か濃そう。期待が持てる。アルコールで素材の表面をキレイにしてから使えとあるが、面倒なので省略。今回は注射器を洗うのも面倒なので縫い目に垂らしてから指で縫い目に刷り込むように、縫い目の奥の奥まで入ってほしいという気持ちで刷り込んだ。そしてBivy底面にもドットを2つ垂らして一晩待った。

現在、シール材は乾いて手に付かない状態だが、Seam Gripと違ってしっとり感が残る仕上がりである。床に垂らしたドットは剥離しない。何度も揉んでみたが全然剥がれる気配がない。べったりと膠着している。成功だ。縫い目の仕上がりも完璧。縫い目を手で広げてみるがちゃんと追従して広がる。
これなら防水は完璧でしょ。
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写真は縫い目の処理と底面のドット。

前回剥がれて残っているSeam Gripの剥がれカスはどちらかというとビニールな仕上がり。Sil NETはしっとりしたシリコンゴムな仕上がり。なるほど全然違う。

まてよ、Seam Gripは何に付いてきたんだっけかな?FirstLightの前室はSilNylonだからSeam Gripでは役に立たないはずだ。Sil PonchoはSilだし。となると異なる材質のものはMSR Zoid1のフライシートか。Seam GripはZoid1に付いてきたのかもしれない。憶えてない。うーん、これもテストしてみないとイカンな。

こうも性質が違うと、ちゃんと適用しないと用をなさないことが判った。
Sil NETで作ったドットは剥がれる気配がないから、せいぜい後で嫌悪感が湧かない程度の規則正しげに他のドットを打つことにする。
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by ulgoods | 2005-09-22 17:33 | 宿泊系

McNETT / Seam Grip Seam Sealer & Outdoor Repair シームシーラー

海外の記事でVaprBivyのバスタブフロアの四隅をシームシールしたら雨で水浸しだったけど浸水がなかったというような記事を読んだ。しかも今年の夏の日本でのことだという。庭先での弱い雨では問題なかなったが、水没となれば水圧も掛かるだろうから、ここは私のVaprBivyも日本まで来てウルトラライトしていた外人さんにまけぬよう、シームシールすることにした。
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シール材は買った訳ではないが手つかずが手元に3本残っていた。
1本はFirstLightの前室用に付いてきたもので、McNETTのSEAM GRIP。先が湾曲した注射器みたいなのも付いてきた。FirstLight本体にもシール材と注射器が付いてきたっけ。
もう一つは、たぶんMSR Zoid1に付いてきたMcNETTのSIL NET。これはもう一本あって、IDのSilPonchoに付いてきた。SolPonchoでは首周りくらいしかシール箇所はないのだが、1.5 oz. のものが入っていた。これだって買えば$6くらいはするから、IDもなかなか気前がよい。国産なら小さな醤油差し容器くらいが関の山だろう。
注射器は便利なので洗って詰まりを直して使っている。
そー言えば、昔スノピのテントに付いてきた目止め材。白い木工用ボンドのようだったが、乾くとパリパリに割れて御利益薄い気がした。濡れると白く戻って可塑性なんだが。どーいうヤツなんだろう?

手持ちシール材、2種、同一メーカのちょいと性質が違うらしい。どーやらSEAM GRIPの方が汎用と読めた。何を思ったか汎用の方が良かろうと、いうことでこいつを塗ることにした。

注射器に少し入れて縫い目に沿って押し出す。あとは丸一日くらい待つ。簡単。

ここで、!とひらめいた。実は、このVaprBivyの底材、シリコンコートされたナイロンなのだが、とても良く滑る。テントの底も同一素材だと余計に滑りまくり。当然底材の内面も滑る。幕営地に傾斜があるとBivyの中でシュラフが滑り、テントの中でBivyが滑りと、とっても夢見が悪い。結局地形の一番低いところに流され溜まる羽目になる。
それで、以前からこういうシリコン材で底材の内外にドットを付けてやって滑り止めにしようと思っていたのだが、この際ついでなのでやってしまうことにした。これも簡単、注射器なんか使わずにチューブの先からドボドボと垂らすだけ。すぐ終わった。あとで見て、いい加減な自分がイヤにならないよう、一応何か規則正しげに垂らした。
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今までなかなかコイツの改造に踏み切れないでいたのだが、シームシールも必須なら、滑り止めも健やかな夢見のためにやってあげたい。このBivy、手を入れるのをためらっていたが、もー良い方向に手を入れるのだからどのみち一緒だ。

一日待って乾いたので撤収しようと思ったとき、?に気づいた。
簡単に剥がれるのである。シールを張るときに台紙を剥がすように簡単に。ハレ?と思い、あちらこちらやってみたが、どこもかしこもいと簡単に。終いには剥がれたSEAM GRIP滴山ができてしまった。
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こりゃ、縫い目も危ないな..
シール材でアートしたいときの作業台に使うと良さそうだが。

で、2種類の効能をもう少し読んでみた。
どーやら、SEAM GRIPは汎用でSIL NETはシルナイロン用と書いているようだ。ああ、SIL NETを塗れば少しはマシだったかも。
やり直しだ。それと、必ずしも山のように盛り上げなくても良いような気もしてきた。
また剥がれる危険があるから一カ所だけテストで塗ってみようか。剥がれねばヨシ、剥がれればきれいな状態に戻るから、それはそれでヨシ。
やれやれ厄介だ。
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by ulgoods | 2005-09-21 15:23 | 宿泊系

Tracks / Sherlock Staff トラックス シャーロック スタッフ

Tracks / Sherlock Staff

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カスケードデザイングループのTracks、この会社、主に一工夫ある杖の類を作っている。
Sherlock Staffは特徴のあるポールだ。握りのノブがネジで、くるくる回して取るとポール側の雄ネジがカメラの雲台になるという仕組み。もちろん、カメラロックナットも付いている。手ぶれ防止の一脚としてしてのみならず、接地する先端は太く鋭い針になっているので、多少の砂礫地でもグサぁりと刺して自立させることができる。重量は490g。軽いとは言えないが今となっては手放せない相棒(まさしく!)である。
上の写真は最短に縮んだ状態。
下は雲台部の写真。
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このトレッキングポールは2004年3月くらいに荻窪の山用具屋で買った。以前、堀田貴之さんの「バックパッキングのすすめ」で目にしており、偶然尋ねたお店で期せずして対面した訳である。US定価$50を7000Yenを切るくらいの売価だったと思う。自分で輸入するよりは安かったか。LEKIのポールは持っていたのだが、そのときの私にはこのTracksのポールが不可欠なものに思えた。
というのもいつも一人、自分が写った写真がないのである。私も人の子、やはり山頂や景色の良い場所では自分を入れて写真を撮りたい。写真にはあまり凝らない事にしているのでカメラは小さなデジカメだが、かといって三脚なしではどーにも自分と景色を入れた写真が撮れない。腕を伸ばしても自分ばかり写って、俺が俺がみたいな写真になってしまう。あまり近接だと汗だくの疲れた写真でよろしくない。運良く岩などに立てかけても思うようなアングルでは撮れないものだ..シャッターを押してくれそうな人が来るのを待つのも嫌だし、時間もロスする、というか、日暮れまで待っても来ないなんて悲惨。というわけで、初期の山行は自分が写っていない。百名山をするつもりはないが、これでは記録証明にならないではないかっ!女房に聞かれても自分が写っていない山の写真では本当にお山?と聞かれても説明が難しい。
で、このポールが来て以来、自分が写る写真が撮れるようになったというわけだ。写真心が興ったらグサリと地面に突き刺してさっさと写真を済ませてしまう。たまにすれ違う人にはナルホドね!と感心してくれたりする人もある。エヘヘ!単独行者にとっては三脚を省略するトリクとも言えるかもしれない。ま、地面に刺してもセルフタイマーの間に少し傾いたり、立ち位置がズレたりで、このBLOGタイトル写真のような「半分の私」みたいな写真になったりするが、自分が風景に入っているというのは嬉しい。元々、あのまだらに萌える新緑の風景に入って同化したいという願望が私を山に向かわせたのだから..
地面にもよるが、ちょっと危なっかしいので軽いカメラが良いと思う。高級カメラには安心して載せられるしっかりした三脚が必要だろう。
雨傘の突端のネジがカメラネジと同じと聞いた。とっさの時には一脚として役に立つかもしれない。

このポール自体の剛性は高い。太くて丈夫そう。握り部分は厚手のフォーム材でくるまれており、その他の部分はネオプレーンのような素材が巻かれている。高さ調整はLEKIのような無段階ではなく外側のポールには1インチ刻みに穴が空いており、そこに内側の管に付いているバネで押し下げられるボッチをカチりとはめて固定する。Sure locking button というが、これが一癖ある。穴の位置がネオプレーンによって見えないので先ずは手探りで穴の位置を見つけ、内側のパイプを回転させながら少しずつ引き出してボッチを穴に噛ませなくてはいけない。ちょいと手間だ。ココ!みたいな穴位置の印が付いてはいるが、印の付いたネオプレーン自体がくるりと回ってしまうので、全然意味無い。ボッチで長さが決まったらネジを締め上げて確実にロックする。こんな仕組みで確実にロックできるのでLEKIに比べて手入れの手間はかからない。トレッキングポールをタープの支柱にするなら確実にロックできる方がありがたい。昨年、クリスマス前の積雪浅い八ヶ岳でLEKIが途中で止まらなくなり使い物にならなかった経験がある。ま、手入れが悪かったのだろうが..急傾斜地ではピッケルのように使えるので短くても良いが。あの状態でポールでシェルターを立ち上げようとしていたら、森に入って代わりになる適当な枝を探さなくてはならなかった。
これ、長さ調整が一カ所なので、あまり短くは収納できないのが残念。

ノブだが、ウォールナット製でしっくり来る大きさだ。握るほどに私の脂や汗を吸って良い色艶になることを期待している。頂部にコンパスがついたものもあるようだが、残念ながら私のには付いていない。カッコよさげではある。Yahooでコンパスが付いた比較的安価な韓国製の同様の雲台握りのポールを見たことがある。カメラネジの規格は同じだろうから、きっと差し替えが利くと思うが、時計にデジタルコンパス、ザックにGPS、別途シルバーのコンパスも持って歩くので、もう一つは過剰だな。そこまですることないし、握り感が変わりそうだし。で、コンパス握りは諦めている。
フォームやネオプレーンの握り部分は縦範囲が広いので、こまめに長さを変えなくてもだいたい対応できる。
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足だが、鋭い針はプラスチックで保護されてゴムの靴を履いている。この針は鋭いので滅多なことでは針を出して歩いたりはしない。登山道が痛むし、針も痛む。人様を傷つけたらかなり厄介だし。ので、ゴム靴は必須。ゴム靴の底にはTracksのaの字が熊の足跡?みたいな意匠に変形、ジャックウルフスキンのロゴのようなマークがエンボスで浮き出ているのだが、だいぶすり減ってしまった。荻窪の山屋へゴムだけ買いに行ったら、元々替えゴムは入れていないとのこと。げ、消耗保守部品が手に入らないものを買ってしまったのは我ながら抜かったと思うが、だからと言ってこの一脚ポールを買ったことは後悔していない。ゴム靴が要なので何とかして欲しいが、オヤジは気に留めてくれずにサイズが合わない他のゴムを勧められた。全然合わない。テープでも巻いて太さを調整してと言われたが、オヤジ判ってないな。運搬中の保護じゃないんだってば。それに、どーしても熊の足裏マークのゴム靴を履かせてやりたい。仕方ないので海外を探してShopを何件か見つけたが、モノは安いが送料が異様に高い。荻窪で本体が買えるほど高い。べらぼーめ!でも仕方ない。他のものを抱き合わせで買って見かけの送料を浮かすか、荻窪でもう一本買うかだな。突く回数を減らすのもいいかも。

これ、一本。二本セットではない。二本持っても良いが重い、と思う。でもポールは2本ないと何かと不便だったりするので、もう一本は軽量のLEKIを持つことにしている。というか、実は私、ポールをあまり使わない派なのでLEKIはザックに縛り付け、Tracksも手に持つが使わない場面が多い。どーもポールを突いて歩くと視線が下に向くし、歩く速度が落ちる気がする。突く場所探すで気も遣う。ので、ここはという箇所以外では突かない。岩場では忍者の刀のように背中とザックの間に差してしまう。握りが背中のツボにはまると凝りがほぐれるような気がする(ウソ、結構痛い)。
以前、雨の黒戸尾根の下りで私を抜いた一団、3人揃って見事な、目にも留まらぬ早業ポールさばきで高速に下っていった。あのくらいの使い手になると効果もあるんだろうな。私も抜かれて意地になりポール無しで抜き返してやったが。しんどかった。

このSherlock Staff、もう一つの使い方として..熊に遭遇して向かってこられたら..そのと
きの最後の手段は槍として使うつもりである。ナイフの尻にカメラと同じ規格の雌ネジを埋めると銃剣とか?、その他、ネジでいろんなアタッチメントが付けられそうだが、当然、売られてはいないし、差し替えていたのでは間に合わないね。

困っていることがある。実は、お気に入りのこのポールにもたれて遠くを眺めている、ありがちな自己陶酔系ポーズの写真を撮りたいのだが...もう一本持つのはアレだし、そんなポーズの写真、他の人にシャッターを頼むのも恥ずかしい..困った。

追記
以前は在庫のShopが無かったが、今日調べたらゴム靴は安く買えそうだ。送料掛けても本体よりお安いみたい。助かった。
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by ulgoods | 2005-09-18 15:14 | 運搬系

Sil Poncho & VaprBivy

先日は午後から風が強くなり、バラついた雨が降った。Sil Ponchoシェルターを撤収する前にVaprBivyとの組み合わせをテストしなくてはならない。
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このスリーピングシステムは
Sil Poncho 10 oz. 284g
VaprBivy 6.5 oz. 184g
合計で468g、張り綱やペグを入れても楽々600gで収まる。
と書くと少しばかりウソがある。今回はトレッキングポールを使っているので、フレーム有りテントと比較するならポールの重量も入れないと不公平なのだが、ここはUSの超軽量バックパッカーが言うところのトリックな部分なので重量にはカウントしない。トリックというのは、一台二役みたいな、本来は別の目的だが流用することで重量にカウントしないことを指すようだ。超軽量化の肝ですな。運良く現地で枝などを調達できればこれも不要だし、やはりここでは重量にカウントしない。
とすると、ズバリ!こりゃ超軽量だ。軽量と引き替えにある程度の快適性や適用性を犠牲にするのだが、許容の範囲内であれば問題ない。と、なると、どのくらいが許容範囲か探らねばなるまいて。

ちなみにトリック、フレーム無し軽量ザックにスリーピングパッドで仮想フレークを作って(円筒に巻いたり畳んで背面にしたり)重量削減するのもよく使われる。普通はザックを背負っているときはマットを使って寝ないので合理的だ。マットを使って休みたいときは、ザックを詰め直す必要があるが..手間を惜しまなければ問題ない。ふつーならマット別だから干渉しないで使えるが、そのぶん常に重い荷を運んでいることになる。手間と軽量快適性を天秤にかけないといけないが、手間と知恵はいくらあっても重量ゼロである。少しの知恵で少し重量を減らすことでできれば、わたし的にはハッピーということになる。
徹底的に軽量化するなら、その物が何かに拘らず、機能面から重複を省く視点が必要だ。
今回のSil Ponchoも本来は雨具のポンチョだからこれもトリック。普通、寝ているときに雨具は着ない。達人は着ているままペグダウンしそのまま身体を抜いて張ることで荷物の濡れを最小にできるという。
以前、幕営地で見たカップル、寝る前にゴアの雨具を着込んでいた。狙いは保温性UPか?でも羽毛シュラフの中に雨具というのは、あまり良いトリックとは思えない。羽毛は肌に近い方が暖かに感じられると思う。ま、いまいち親密でない場合、男子の魔の手から身を守るというトリック(トラップ?)はアリかもしれないが..私はいつも一人なので一つテントで寝るカップルのそのへんの事情はわからない。仮にDuo山行時、相方に寝る前に雨具を着込まれたら、そー思うことにする。

Sil PonchoとBivyを雨の中に長時間放置してからで潜り込んでみた。マットを中に入れ、今回は100Yenで買った平ゴムを2条にしてBivy頭部を吊った。ゴムは変に重量をケチって1条だと容易に伸びきってしまい、伸び力マージンがないので出入りの際など力が掛かると「もー伸びられません」でBivyやポール各部に変な力が掛かってしまう。ここは贅沢に2条使うことにした。
今になっての心残りだが、ゴム紐の途中に別な紐か、枝でも良いか、を垂らして、ゴム紐を伝ってくる雨水を逃がすことをすれば良かった。これでは雨水がゴム紐を伝って脳天直撃だ。
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雨はさほど強くない。バラッバラッという感じで降っていた。頭が濡れることを嫌ったので、頭上の余白を多く取ったら足がシェルターの外に出てしまったが、それは仕方ない。それ含めて検証することにした。

このbivyは底部はテフロンコーティングされた素材のバスタブ型である。TYVEKの上に水が上がり、Bivyに水が接する状態で中から水が透けて見える、が浸み漏れは感じられなかった。
Bivy上面はPartex Quantum生地だが、地面からの跳ねっ返り水や風でドライブされた雨滴、足部には直接雨に打たれたが、いずれも浸透はしなかった。縫い目はシームシールされていないが、ここからの浸水も感じられない。この程度の雨に対する耐水性に関してはまずまずだろう。
Bivy内の換気、というか呼吸の確保であるが、これも適度に風がある状態では全く問題ない。時々フゥっと風が入ってくる。蚊帳部分の両サイドは結構低い位置まで来ているし。Sil Shelterで使ったときの窒息感はゴムで吊る位置が変だった。高く吊りすぎた。Shelter内は無風だった。など、下手なセッティングが原因だったと結論する。さすがにBivy寝3発目だったので慣れたといのもあるかもしれないが。
雨の中、薄い布一枚で雨を感じながら羽毛シュラフを濡らさずに快適に横になることができた。やはり頼りない素材でもジッパがない方が雨には強いのだろう。

こんな組み合わせでも樹林帯での、シトシト雨なら充分対応できると思う。縫い目をシールするともう少し心強いか。
いい結果が出たので晴れた翌日に撤収した。他のBivy達も乾かし底を洗って各スタッフザックに収納。これにて一連のバックヤードテスト完了!
Tarp&Bivyの感触は掴めた感じがする。
あとはお山でどー適用させるかですな..こんなシステム、岩岩したお山の幕営地では風、雨に不利なので必然的にそれらを防げる森の中で寝ることになる。道具からの要求で目標が決まってしまうのね...
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by ulgoods | 2005-09-15 11:33 | 宿泊系

具だくさんAL缶ストーブ

グラスウール具たっぷりのAL缶ストーブ

以前mo-go-gearのストーブを試したときに考えたグラスウールたっぷりストーブを作ってみた。具を少し入れても顕著な傾向は判らないから気化チャンバーがパンパンになるまで詰めてみたし、ジェットもいつもより小さくΦ0.8mmを16穴とし、珍しくちゃんと間隔を計って空けた。
出来上がりのサイズはmo-goとほぼ同じ、穴の位置も同じ。違うのはグラスウールの量と気化チャンバー下部に切り欠き有り無しという2点だけ..でもないな。mo-goのジェットはΦ0.8mmのドリルでは入らないので、もう少し小さいか。
mo-goは12g、こちらは17gだった。グラスウールの量の違いと、こちらは側壁が全二重だ。mo-goは半二重と思われ。

さっそく、30mlのアルコールを入れてみた。みるみる間にアルコールが吸収され、内筒には一滴のアルコールも残らない。これこれ、最初からこの状態を狙っていたで先ずは成功。
mo-goの燃焼の遷移については以前の記事に書いたが、このストーブ、ジェットから出る炎がとっても小さい。そそ、ここは燃焼を持続させられるだけの熱が得られれば充分なのだ。で、結構大きな燃料沸騰音が聞こえ、最初から内筒から大きな火柱が吹き上がった。これはmo-goで内筒にアルコールが見えなくなってからの燃焼と同じだ。やはり、気化チャンバーで気化した蒸気が内筒に容易に漏れ戻りそれが燃焼しているのだね。シールしていないから内筒上側からも漏れているかもしれない。
最後は火勢が弱まるが、このスタイルでの燃焼がが続く。これならひっくり返してもアルコールがこぼれなくて安全。試していないが、裏返せば消火できるかもしれない。

mo-goと性能を比較してみた。
このストーブ(名前はまだない..)をいつものトランギア五徳に載せて400ccの湯を沸かす実験をした。
与えた燃料は30ml。

沸騰に要した時間 6:30
消火までの時間 10:30

ちなみにmo-goをmo-go五徳に載せた場合、
沸騰に要した時間 7:20
消火までの時間 8:00

もひとつ、mo-goをトランギア五徳に載せた場合、
沸騰に要した時間 4:30
消火までの時間 8:20

という結果を得た。
このストーブは弱火長時間という特性と言えるみたい。ラーメン向きかも。
mo-go+mo-go五徳は以前書いたが、内筒が空になるまでのジェット主体の燃焼では鍋が遠すぎて無駄な燃焼をしてしまう。mo-go+トランギア五徳では初期のジェットからの燃焼も有効に利用できるので湯の沸く速度が速い。しかし、いずれにしても8分程度で燃え尽き、このストーブの10:30にはとうてい及ばない。
ただ長持ちが良いということでもないが、無駄な炎が出ずに長持ちなら高効率ということか。でも、湯が沸くまでの時間が長いのはイマイチよろしくないな、。

たっぷりグラスウールの効果は「おだやか長時間しかも漏れない」ということ。
初期のジェット部から比較的強い炎が出て湯が沸いて、後は弱火で煮込むという特性が得られれば文句なくラーメンストーブとしてお勧めできる。グラスウールの量と詰め方の工夫で何とかなりそう。今のはジェット孔まで塞いでいるからね。内筒上端を接着剤で漏れなくするとジェットから立派な炎が上がるんだろうな。

やれやれ、AL缶ストーブは面白い。
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by ulgoods | 2005-09-13 12:51 | 燃える系