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少シ遠クニ居リマス

これから出て数日間、仕事でヘルシンキへ..ので、つくりモノは週明けに再開予定。

Cycloneストーブ、まだまだ廻りが足らないので練り直すこととしよう。音は、再現できるようになってきた。トランギア五徳+JetBoilでブイブイ言わすストーブ目指して。

フィンランドの荒野を歩いてみたいのだが、今回はスケジュールがタイトで無理だなぁ。
仕方ないからヘルシンキで北欧美人ウオッチングを頑張るか。

白夜らしいし、オーロラ..まだ見えないよね。
残念。
仕方がないからククサでも買ってくるか。
面白い空き缶とかないかなぁ..
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by ulgoods | 2005-08-30 05:28 | 駄文系

Cyclone Flame Alcohol Stove / 回転炎アルコールストーブ

チョト時間がないので簡単に
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かのJSBさんの回転炎(サイクロン)ストーブを真似て作ってみた。
コピーを作ったのでは工夫がないとお叱りを受けるので、ちょいと翼を付けて捻ってみたりした。しかも、できるだけ背が低いのを作りたかった。まだ構造の工夫中なので五徳も付けていない。

空気吸入口は穴ではなく、ハーモニカのリードみたいな、ナイフでコの字に切り込みを入れてリード部を少し押し込んで捻りってタービンの翼のようなカタチにした。リード部の壁は向きが缶の中央から偏心するるように斜に構えている。上から見るとヒトデみたい。
要は、空気取り入れ時の勢いを回転方向に向けて、しかも上昇してくるアルコール蒸気を翼で強制的に捻り、でもって、そこで点火させようという戦略(完全に後付でっちあげ)。

結果として、回ったーー。やっほー!いつもより余計に回っている感じ。
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しかも、JSBさんサイトで見たサイクロンストーブの動画で聞くことができるゴーッという燃焼音あるいは風切り音も発している。というか、この音を得るのも目標だった。結構大きな音。
これは素直にうれしい。

目玉焼きに注意して炎を真上から見ると確かに台風の目のような明確な構造を持っていて、この目は揺らぐけども燃料が切れるまで安定持続して存在する。試みに同一寸法の単純なカップで燃焼させたが違いは一目瞭然!細工のないカップでは炎は揺らいで燃えるだけ。コリオリの力のせい?で時々は渦巻くけど持続しない。

炎が空気を取り入れているの図
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翼の構造
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お次はもっと簡単な構造。
切り込み2カ所で翼を形成。
これでも回転する。まだ若干回転に不安定さが残るので翼のサイズを検討する必要がある。
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焦げ跡を見ると、開口部で炎が作られていることが判る。

加筆
翼のねじれの調整が上手くないと炎は回転しない。やはりキレイに均質に作らなくてはいけない。1作目も2作目も数度のテストと調整を経ている。でも、このへんは世界が認める日本のお家芸。もう少し追Qしてみよう。
1作目の音であるが、風切りではなく燃焼音だった。翼の間隔が狭い領域でスベア123の燃焼の小さい感じで激しい乱流の燃焼が起きていた。そこがバーッという音を出しているようだ。これをもっと多くの場所で作ってやればよさそう?ここで吸気流の運動エネルギーをロスすのを避けるのが良いか、強混合して高温燃焼を得るのが良いか、悩みどころかも。空間スケールが小さくて粘性の効く領域だから乱流化の方が流速への抵抗が少ない?ゴルフボールの例もあるしな..どーだろう?渦の生成がここで得た運動エネルギーに起因するのか、単にコリオリの力に起因するか、両者なのか、少し考えてみる必要がある。回転翼無しバージョンで比較するか。
2作目は燃焼音がしない。静かだ。これも翼の角度とか、隙間の調整、キャンバーの付け具合など、調整しないと回らない。

ガキのころゴム動力模型飛行機作りで培った流体感覚としつこい調整癖が役に立ってる。
ちなみに、ゴム動力飛行機は3分超は楽に飛んだ。普段はゴムがゆるむと外れてペラに絡まり帰還する仕組みなのだが、大会などで本気を出すと何度も気流に持って行かれて失ったっけ。
設計図のみ存在し、バルサ材からリブを切り出し、竹ひごをロウソクで曲げ、胴体もバルサから削り出す。木製プロペラを極限まで薄く削りラッカーで仕上げ、シャフトのピアノ線をラジペンで曲げて空転装置を形成する。翼にはガンピ紙を揉んで張る。これは紙が乾燥収縮しても反り返らないし、湿気って伸びてもシワがたるみを吸収するという工夫だ。ゴムはピレリ製の平ゴムをスーパーカントに漬けて強くする..小学校の夏休みは日の出と共に上昇気流を求めて出かけ、飛行機を追いかけ田畑の間を走り回っていたっけ。
小さく軽く高性能を追求するのはアルコールストーブでも一緒だな。ガキの頃から変わっちゃいない(苦笑。
ちなみに、設計図はYS11の木村博士の作と聞いた気がするが..記憶違いかもしれない。

兎にも角にも自然を味方に付けるには微妙なバランスとある程度の精緻さが必要だということだろう。その結果の造形は美しい。

さらに加筆
1号の音だが3,4カ所で定期的に発生する音が重なってバーッっと聞こえるらしい。定期的なのでカルマン渦の剥離のようなものかな。あるいは小さな爆発か。爆発的燃焼と酸欠の繰り返し..爆発だとしたら面白い。
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by ulgoods | 2005-08-28 14:36 | 燃える系

Exped / eVent Bivy 顛末

eBayで購入したExped / eVent Bivy だが、実はTriplepoint製だったことは以前書いた。
eVent以外は興味の対象外なので、売り手に返品を条件に返金を求めたのだが、こちらの感覚としては全額+返送料を返金して欲しいのだが、先方は帰りの送料は出せないという。事前にメールで材質を確認しているから100%先方の瑕疵ではないか。と思ったが、商習慣の相違かな?それに向こうの人は絶対にSorryとは言わないし(国民性か?)。あと、どちらが先に返送返金するかでもめた。ま、これはこちらがTrackingNumber付きで送ることで到着を証明できるのでこちらから送り返すことで合意。

送料込みで$68程度で入手したが、こちらから送り返すのに2000Yenくらい?(EMSはちょいとお高い)も持ち出したのでは面白くない。全く不満である。ま、そちらが請求した送料$18と同額を加えて振り込んでくれと伝えたのだが、「お前は余計に送料を取ろうとしているように思われる」だって、US->JPで$18を請求したのは先方なのに。EMSで不足が出らこっちで持つし。というやりとりをしていたら、先方から差額と考えられる額を返金するのでどお?いくら?と言ってきたので、正直、返送も面倒なので$20でいいよと返信した。ら、らである..その後音信無し。沈黙は悪だよ、我々は問題を解決できると思うよ、とメールしても返信無し。
$20の根拠は聞かれたら答えるつもりで
Triplepoint価格×(1-Triplepoint価格/eVent価格)+過払い送料
という式をでっち上げて計算した。
実際は送料は$13.6だが$18も取りやがった。梱包資材や手間賃を少し差し引いてやっても過払い感が残ったので..セコいが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの心情。

2回メールを送ったが返信がない。もー頭にキタ!負の評価を呉れてやっても良いのだが、それでチョンでは気が済まない。どーせ、自分の評価の名誉を$18で売るような奴だ。ここは一発、eBay世界での公的手段に訴えることにした。
その品物は最大$1,000のPayPal Buyer Protectionの対象だった。PayPalでの支払いを条件にした買い手保護プログラム。というか、これがあったので、安心して購入したわけだが。これは年間3回まで申請できる。
というわけで、PayPal Buyer Protectionのページを開いてみた。
通信欄に経緯を説明する苦情の文面を入力し、
モノは来たか?にYesと答え
状態として、売り手が非協力的をチェック
細分化された問題のケース一覧から、材質違いというところにチェック
さらに部分的返金を受け容れるかという所もチェックして$20とした。
ま、このくらい返金してもらえれば、モノは手元に残るのでヨシとししよう。これ以上はあこぎというものである。

かなり時間が掛かることは覚悟して、クレームファイルボタンを押した。

な、なんと3分以内に返信が来て
先方が部分返金に応じた。
金額は$22(1割増し!)
問題解決ね!だって。
おおおお、PayPalの自分アカウントを見てみると確かに$22が返金されているではないか。
時間的に良かったせいもあると思うが、何という早業&誠実さ。ちゃんと向こうのオペレータがやってくれたんだなと思うと感謝の気持ちで一杯。
泣き寝入りしなくて良かった。
腐っても透湿素材のbivyだから、別なモノに作り替えるにしろ、そのうち役に立つこともあるだろう。
さーて、晴れて汚して良いのでテストと思ったが、台風一過、晴天だ。
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by ulgoods | 2005-08-26 11:13 | 駄文系

mo-go-gear / ultralight pack stove 空き缶 アルコールストーブと五徳セット

mo-go-gear / ultralight pack stove
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参考用に買おうと思っていたが、先日Yahooでお安く落札できた。
$22.95だから中古を1500Yenで買えたのはラッキー。
プチトマトの容器みたいのに入ってる。付属カップは0.5液量oz、他に説明書1枚。

ストーブは
高さ40mm、重量12g。形式は気化側室付き、上面バーナー型。
缶は燃料缶が外側に来る配置で、上辺をストレッチしてバナー部を内部に押し込んである。内部のどこまで伸びているか判らないが、重量から考えるとボトムまで達していないような気がする。缶に荷重がかからないから気密ができていれば問題ない。
接合部は綺麗だ。開口部の切り口も綺麗。さすが売り物、作りの質は高い。

内筒の下部には比較的大きな切欠が3カ所あり、、気化室の内部にグラスウールが充填されているのが見える。一部内筒にはみ出しているし。切欠の大きさから勘案すると燃料を積極的にグラスウールに染みこませる作戦のようだ。私も初期の炎の噴出を早める目的で少量のグラスウールを気化室に入れた同形式のストーブを作ったことがあるが、mo-goの積極的な詰め方と異なるので燃焼特性の違いが気になる。
ノズルは16穴、径は0.6~0.7mm。径は比較的細いと思う。以前、0.5mm径で密閉式サイドバーナーを作成したことがあるが、細すぎてダメだった。恐ろしいほど火炎放射する。それ以来、1ないし1.5mmで作成していた。
16穴はBPLのアルコールストーブテストでも総合的に良い成績を収めていたことを思い出した。

どういう燃焼を見せてくれるか、早速、火入れしてみた。
まず、アルコールを入れた。かなりの量がグラスウールに吸い込まれる。点火するもすぐにはジェットに点火しない。と思ったが、何度かやるうちに息を吹きかたりすると、即座にジェットに点火することが判った。グラスウールのお陰で少しでも内筒が熱せられるとジェットが出るが内筒の炎が小さいので引火しづらいらしい。ジェットの径が小さいので炎は盛大には上がらない。誕生日ロウソク程度。内筒からの炎は前述のようにこの段階では小さい。
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暫くこの調子で推移する。実はこの状態では炎が五徳の上面まで届いていないのである..。お湯は沸かない。何故こんなに五徳が高いのか、この時点では判らなかった。

燃焼に変化が見られるのは内筒のアルコールが見えなくなってから。全燃料がグラスウールに含まれた状態になると、予想に反してノズルからの炎は小さくなり、内筒から大きな火柱が上がる。これは、小径ノズルから粘性抵抗に打ち勝って抜けるのを嫌った蒸気達が内筒壁の切欠を通して内筒内に戻っているのが原因かとも思われる。暫くこの状態で盛大に燃焼してフィナーレを迎える。
この状態では背の高い五徳が必要だ。
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このストーブを見て考えたことは、
・16穴の小径ノズルは個々の炎が独立し、充分に酸素の供給を受けるので効率の良い燃焼をするのではないだろうか。
・気化室のグラスウールから蒸発しやすいので気化熱がそちらに使われ、内筒内のアルコールは蒸発が押さえられるのではないだろうか。
という2点。

私がだいぶ昔に作成した少量のグラスウールを含むストーブ(写真左側)と比較すると、
私のは適当に開けた1mmが21穴なのだが(というか、缶の外周が21cm)、
・ノズル間隔が狭いので炎の連結が見られ、1本の巨大ロウソク化する傾向がある。
・内筒下部に敢えて切欠を設けずにできるだけシール性を高めているので初期の炎の立ち上がりこそ若干遅いが、燃焼形態は安定している。どちらかというと後半に火力が弱まるのでラーメン向き。
という違いが見られた。
21cmの1cm間隔と1.5cm間隔をいくつか試していたのだが、昔の私は炎が盛大に上がる1cm間隔を選んだのだと思う。

これによって次のストーブのデザインの方向性が決まった。
0.7mm16穴
シール性の高い内筒下部
大量のグラスウールの充填
の3点。
幸い、先日0.7mmのドリルは買ってあるので即テスト可能だ。時間があればね..


五徳の細部を見た。
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高さ80mm
上辺幅90mm
底辺幅110mm
針金はΦ2.5mm、材質は私が買ったものと同じステンレスバネ線と思われる。
重量27g。
パイプは外径5mmの肉薄アルミパイプのようだ。少し扁平させてある。上縁付近は裂け防止用?で真鍮パイプを被せて膠のようなもので接着している。2本が明確に分かれるように深く溝が刻まれている。足は自由に360度は開かない。パイプの扁平化と内部での針金の微妙な曲がりによって開きが制限されている印象を受ける。これは安全。
針金足にはステキな靴を履いている。恐らく金属製ボタンだろう。本来なら潰して止める部分がそのまま伸びており針金にカシめてある。接着剤も入っているのだろう。
パイプの足は裏に刻印があるが読めない。なにかの流用と思う。

この五徳に関してはターボ8978さんの自作五徳の方が優れていると思う。
mo-goが何故足を底部が開いたデザインにしているのか理解できない。台形は安定した形に見えるが、この場合、上面が狭くなるし、パイプに炎が掛からないためにはストーブを鍋中心から足の解放方向に偏心して置かなくてはいけない。また、直角でないから荷重がかかると足や屈曲部に曲げモーメントが働き、そのうち折れて全体が座屈することを余儀なくされる構造、あるいは地面に垂直ではないので足が開く方向の分力が発生しており(X脚の感じで接地)、各部の摩擦を使い切ると急に開脚する危険がある。鍋が落下して火のついたストーブをひっくり返すとかなり危険。
危険の芽はデザインの段階で排除しなければならない。

先日作成した二次酸素供給を狙った突貫ストーブや、実はその後に呼気強制過給式ZIPストーブ構造のアルコールストーブを作ったのだが、その辺りから方向転換して巨大なロウソク化を止めて連結しない微細炎が多数あるストーブのデザインを考えていた。各炎に充分酸素が供給され、径の小さいノズルからは高速のジェットが噴出し、すぐにジェットが乱流化、炎の高さも低いというやつ。炎が低いと五徳も低くすることができるので、足も短くて済み軽量頑丈。炎が低いと風の影響を受けにくい。
また、mo-go-gearは塗装を剥がしてあるが禅ストーブの教えによると金属表面が削れて薄くなって強度低下が見られるとあったので、剥がすのも面倒だし、塗装は残すことにする。幸い、アサヒもキリンもノズル位置には塗装はないし、何度か燃やせば燃える塗装は燃えてしまう。残った塗装の波紋も美しいし。

mo-go-gearのストーブを見て方針が明確になった。
お買い得だった

追補
コメントにも書いたが、五徳の寸法に関して。
プチトマト容器にピッタリの図を追加。まさか容器の金型は作らなかったでしょうから、容器に合うように五徳を作ったのかも。
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by ulgoods | 2005-08-25 09:34 | 燃える系

Exped / eVent Bivy 到着

eBayで仕入れたExped の eVent Bivyが来た。
さーてeVentか!と期待したのだが....やはり期待外れ。TriplePointだった。
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ま、希望小売価格は$200近いのでお買い得には違いないのだが。特段欲しくないなー
送料は前回の記述は誤りで$18だったんだけど、実際には$13.60だし。

こちらはメールで材質を確認し、'Yes it is'という答えをもらっているので、手落ちはないはず。
ということで返品交渉を開始した。戻しの送料負担でちょいと意見の相違があるが、基本的に先方の瑕疵なので引き下がるつもりはない。イザとなればNegative feedbackするよというのが武器になる。こちらは即代金払ったのでGoodの評価を貰い済みで立場的には強い。

重量は685g。スタッフザックの材質はゴツイ。この辺から僅かに残った期待感が萎えていく..
せっかくだから一度広げててみた。
うーん、作り、イマイチかな。かたちは封筒型で余分なエリアが多い。もう少しシェープして軽量化できるはずだ。頭部のHoopは極柔らかな芯で、Bivyを顔から離しておくほどの強度は持っていない。ただ蚊帳を巻き付けるだけの芯なのかな。これは吊り下げないといけないカタチだ。足部のタイループの付き方も理解できないし。ジッパー&ベルクロの付き方も複雑で中から上向きで操作すると腕が疲れる。
それぞれ適用仕様と設計思想があるのだろうが、私にはマッチしないな。eVent製でもちょっとトキめかなかったかもしれない。

と書いていたら先方からメールが来た。若干の払い戻しをするので、こちらで引き取ってくれないかと言う。先方さんはカヤック屋さんで、実のところ、戻してもらっても嬉しくないそうだ。さて、どーしようかな。実際、送り返しは面倒なので、とりあえず金額次第で考慮すると返信しよう。ま、日米経済摩擦にならない程度に頑張るつもり。

やっぱ、現物見ないとor売り手が詳しそうでないとイカンですな。
最近、失敗続きだ。

eVent製ではなかったので、コメントでお約束したメーカーページの「よってらっしゃ~い」ポーズで写真撮影しなくて済んだけど..残念
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by ulgoods | 2005-08-23 10:56 | 宿泊系

DUPONT / TYVEK

デユポン社のタイベックシート
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メーカホームページから引用すると、
デュポン™ タイベック® とは
0.5~10ミクロンのポリエチレンの
連続性極細繊維に高熱を加えて結合させたシートです。
天然紙より軽く、フィルムより丈夫で、
しかも水濡れに強いという
画期的な特長を備えています。
という画期的なもの。天下のデユポンがThe miracles of scienceと自画自賛するほどだ。ん?これは会社自体への自画自賛かな?

写真は建材で住宅外壁下地用の透湿・防水シートだが、タイベックは他に化学防護服や、埃が出ないのでIC工場の防塵服(着用経験アリ)、印刷では横断幕の生地としても使われている。あと、海外からの書籍など小物の郵送用封筒でも使われていた(強いので引き裂いての開封は無理だった)。身の回りで活躍する多彩な用途を持っている。しかも、燃焼した場合も有毒ガスを発生せず、水と二酸化炭素に分解されるという環境への優しさ(製造時はどーなのか判らないけど)を持つらしい。
良いことづくめ。
超軽量バックパッキング界でもこの特性を見逃すわけが無く、床無しシェルタでのグランドシートとして使われている。小分けで売っているがペラペラの割に安くはない。なんたってミラクルなシートなのだ!暫くWebでリサーチしていたが、これでタープを作ったり、透湿性を生かして雨具として仕立てた例も見たっけ。みんなタイベックが大好きなのである。NKH教育TVに出ていたノッポさんの工作みたいに糊とハサミでいろいろ作れそう。

無地のタイベックを入手しようとあちらこちら探したのだが、買える場所が見つからない。学校系資材を扱うページで見つけたのだが、学校関係者じゃないと取引できないと断られ(ほんの数メートルでいいんだよう。売ってくれよぅ。)、印刷垂れ幕屋さんで印刷しなくて良いからシートだけと言うつもりで調べたが結構高価で挫折。農業でも使われるらしいが、農協で売っているのかな?
仕方なく、建材用が入手し易かろうと目先を変えた。灯台下暗し、Yahooオークションに出ていた。数ヶ月暫くチェックを続けたが1mx100m、3mx50mという単位で売っていて、価格も2万円超。安くない。しかも幅が半端だ。で、アラートを掛けてしばらく放置していたが、やっとお眼鏡に掛かるシートが引っかかった。1.4mx50mが初回1競合だけでお安くで落札できたのだ。おおおラッキー!販売先とやりとりしているうちに「一本でいいの?」ということになり、行きがけの駄賃で?もう一本購入。結局1.4m幅のタイベックを100mも所有するタイベックお大尽になってしまった。
US方面の掲示板で郵便局に無造作に置いてあるタイベック封筒を失敬し集めてグランドシートにしようという不埒な書き込みが非難されていたが、私はそんな必要はないのであーる。タイベックが欲しいばっかりに無駄な買い物もしなくて済むし。なんたって100mお大尽ですから。

話は逸れるが、
昨年の10月に南ア南御室小屋でシェルパ斎藤氏と偶然にお会いして話を聞いたとき、氏の家では薪ストーブを使っており、苦労して薪を割るのだが、うず高く積んだ薪を見ていると、「これ全部俺の!」みたいな何とも豊かなな心持ちになるということだった。自分で割った薪は金を積まれても売らないそうだ(でも材料は無料調達らしい..)。そういえば南御室小屋のオヤジも人に木っ端での焚き火を頼んでおいて、木っ端が無くなったので積んである薪を売ってくれと頼んだが、絶対売らない!と言われてしまったっけ。ま、気持ち(俺の!感)は解るし、山小屋だから戯れに燃やす無駄な燃料は無いということだろう。仕方なく、暗くなってから焚き火守一同、手分けして(落ちた)枝など集めに山へ入った。実は我が家にも今は貴重な備長炭が2俵積んである。これを見て、暫く炭には不自由しないと思うと何やら豊かな心持ちになる。で、普段使うのは岩手のナラの切り炭。ナラはナラで良い炭だ。使いやすい。最悪は東南アジア方面のラワンの切れ端の炭。炭化が不足で灰が汚い。
このタイベックも..100mあれば一生使っても大丈夫だろうという気がして、買った金額以上に心が豊かになってしまった。へへへ。あー幸せ。物欲系買物依存症末期か..

しっかーし、このタイベック、印刷が派手なのである。カタカナで大きく「タイベック」と書いてあり泣かせてくれる..海外の物はもちろんTYVEKと印刷されているが、こちらはちょいと恰好イイ感じ。ま、建材でそのうち壁に隠れてしまうんだから建築中に派手でも構わないし、メーカーの宣伝にもなるし、高価な素材なので、これで建物を完全ラップするを派手派手にご近所に見せるのは施主さんも気持ち良かろうし..分かるんだけど、バックパッキング用が「タイベック」では泣けてくる..
ま、他に無いんだから仕方ない。

気を取り直して..このタイベックは幅1.4mとなかなか良い幅を持っている。先ずは床無しHex3やSilTarpの生活用グランドシート。床有りだけどLightSabreでもボトムの保護のために使う。もちろんBivyのグランドシートとして探した物だ。Hennessy Hammockの地べた設営に使える。丁度のサイズに切れるから重量も削減できるし。それと、なんとタープもこしらえようかと思う。タイベック製タープ。やっぱり文字は内側ね..でも内側に「タイベック」では気が滅入る。USの人はカタカナでタイベック、こちらは英語でTYVEKならまだマシかも。誰か交換してくれないかな。ちなみに、この写真のタープは工夫無く真四角の二つ折りだから張るとリッジラインの中央が弛んで全体にシワが出ているが、ちゃんと予めリッジラインを懸垂曲線に切って合わせてやるとシワが出ず、強風下でもハタめかないものができる。いわゆるCat Tarpね。猫ではなくCatenaryのことっす。これの試作をTyvekでやろうという目論見。先ずは接着関係を解決しないとイカンな。それとグロメットの処理。この辺ができればBivyの雨よけくらいは作れるだろう。さすがに「タイベック」柄の派手な服を仕立てる気はしないが、用途は広そう。あ、大きな袋にして行動中はザックの防水、Bivy中はザックカバーという手もあるかも。接着剤を多用すると重くなるが、裁縫は苦手だし、縫製に向いた特性かどうかも調べないとイカンね。
まだYahooに出ていと思う。欲しい方は早めが吉かも。
誰か小分けで要る?
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by ulgoods | 2005-08-22 11:01 | 生活系

Dana Design / Dry Rib

ダナデザインのドライリブ

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野山を歩いているときに頻繁に小物を出し入れしたい私。
カメラ、地図、行動食、サングラス、たばこライター灰皿、時には小銭...その度にザックを降ろすのは面倒だし、時間をロスするし。さて困った..

Backpacker MagazineのWebサイトのトップに出ているおじさん、胸に小さなザックを付けている。なんだか渋いし。BPalでもホーボージュンさんのチェストバックを見た。これだな!と思い、ホーボーバックを買おうと思ったのだが、ちょいとお高い。
周りを見渡して、使っていないユニクロの小さなザックを見つけた。サイズが良さげ。これよこれ!そいつを改造して使うことにした。先ずは100均で買った薄いポリエチレンのまな板をカットし、中に入れて剛性感を出し、揺れ止めの仕組みはホーボーバックをパクって裏の下隅2カ所にハトメを打ってそこからショックコードを出した。使うときはショックコードをヒップベルトの腹の部分に通してから上に持ち上げてバッグに引っかけて固定する。なかなか秀逸なアイディアだ。
結構物が入るので重宝したが、昨年9月黒戸尾根で雨に打たれ中まで濡れたのでそれ以来使っていない。
写真はGoLite Infinity Packと、去年の北岳広河原で。左肩にGPSも付いている。前後に背負ってチンドン屋さんみたいでもあるが、本人はまじめな軽量登山の求道者..のつもり。お山で遭っても笑わないで下さい..
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物が入りすぎて多く入れると荷重が肩に掛かり、肩が凝るという欠点があった。

一時期、チョークバッグを腰から提げて使ったが、これも濡れに弱いし、中が見えないというのも不便。

DanaのDry Ribは堀田貴之さん「バックパッキングのすすめ」で見ていたので、これこれと思い探し始めた。たぶん、脇腹にフィットするのでRibというと思う。売っているお店を探したのだが、なかなか見つからず。US方面でもなかなか買えるお店が見つからず、しばらく諦めていたのだが、仕事客先からの帰り道、なにげに入った新宿御苑に面したスノボ屋さんで運良く見つけた。ドライリブと、水筒用の別室が付いたウエットリブと2種類ある。水を入れるとまた肩こりになるので、ドライを選択。確か左右のタイプがあるとどこかで読んだのだが。お店では左からのタイプだけだった。
写真はGoLite Vision Packと大菩薩で。左脇に暗いがRibが付いている。右からはチューブ、さらに左肩にGPSも付くので、こーやって見ると結構ごちゃごちゃしている。ね。
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以来、Ribを愛用しているのだが、困った問題がある。それはザックを外したときにダラーんと垂れ下がること。車の助手席にザックを放り込んでドアを閉めたらダラーんと垂れ下がったRibがドアに噛んでしまい、行動食のカロリーメイトを粉末に粉砕。しかもサングラスも粉砕..お山のおやつ時に気が付いて、一人密かに泣きました。
もう一つ困ったことは、私、着せ替え人形のようにとっかえひっかえ使うザックが変わるのだが、そのたびに付け外しが面倒。ショルダーハーネスを左右とも完全に外さないと留め具を通せない。外せるザックはまだよいのだが、お気に入りGranite Gear のNimbus Latitudeは外せなかった..困った。そこでちょいと改造。といってもプラスチックの留め具に金鋸で切れ目を入れただけだが..
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この切れ目を通してハーネスに通す事にした。留め具の強度は落ちるが、さほど力も掛からぬので今まで問題は出ていない。しいていえば、衣服に擦れるので切れ目に繊維くずが少し溜まると言うことか。断面をキレイにバリを取ると直るだろうから問題はない。Ribにはお財布などの貴重品を入れることも多いから、ザックを放置している間でもRibだけ外して持ち運ぶことができる。

めでたしめでたしなのだが、どーしてもバックパックマガジンのオヤジさんのチェストバッグとは趣が違う。あれが欲しい(だれか知らない?)。ので、チェストバックの追跡は続いていた。で、昨年末あたり、LuxuryLite Front Pack/Hydration Packも入手した。独特の形状のアウターフレームザックと共に使ってカウンターウエイトとし、重さ感を消し去るという発想。バランスするために結構な重さを入れることになる。このザック本体は、とてもお高いので買えずにいるが、フロントだけなら$35でお安い。それとウエストベルトとの結合の仕方に興味があった。USから来たものは、マップカバーを大きくしたようなもの。結合は厚板を入れた尻尾(ビーバーテイルと呼ぶらしい)を腹とヒップベルトの間に挟むものだった。やっぱり特に魔法はない..のね。本当はフロントパックのステーをアウターフレームの先端に引っかけることでフロントパックの重量を肩に掛けない仕組みなのだが、今やアウターフレームザックは持っていないし、インナーフレームでステーを肩に掛けずに固定する方法が見つからないので、このパックはまだ日の目を見ていない。だいぶ前方向に傾くので足元が見えにくい懸念もある..ま、そのうち何とか使ってやろう。

ザックと一体化したフロントパックもある。ニュージーランドのAarn Bodypacksのザックたち。独自のザック理論でユニークな製品を作っている。このフロントバッグもカウンターウエイト効果を狙っている。一度使ってみたいが、入手が難しそうだ。
もっと腹が引っ込めば足元が見えない不安も減るかもしれないな。

腹に付けていると体温で冬でも水が凍らないかもしれない。
ODBOXさんのBLOGでDanaが買収によって消滅するかもという記事を読んだ。Ribはもう一個くらい買っておくかな。

行動中に脇目も振らねばこのようなバッグは不要と思うが、脇目だらけなので便利なチェストバッグは欠かせない。
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by ulgoods | 2005-08-20 10:57 | 運搬系

邂逅

TBいただいたページのリンク先に興味深いサイトがあり、思わず引き込まれて全部読んでしまった。読んでいるうちに、ある人の事が頭に浮かんでいた。以前、Yahooでランタンを買わせて頂いた縁で暫くメールを交換して頂いた方、
その方は、
・すばらしいナイフのコレクションをお持ちで
・カスタムナイフ作りの達人
・研ぎの達人
・ボルドーバーナーを愛し
・レザークラフトの達人でもあり
・古くから超軽量バックパッキングを実践していた
・ご自宅の離れ一棟が山道具倉庫になっている..
等々、お会いしたことはないが、深い見識をお持ちで多芸多才、全てが玄人の域と判る。
当時の私はお山を始めたばかりで頭の中が25年前に読んだ「バックパッキング入門」「遊歩大全」のまま、しかも山歩きも近所日帰りのひよこ(今も変わらぬが..)だったので、いずれは大きなザックにたくさんの荷物を詰めて歩くことしか考えていなかったが、この方のスタイルは「小さなザックに少しだけ詰めて」軽量化のために「マットレスも持たずに寝る」と事も無げに書き、既に超軽量バックパッキングを実践なさっていた。それを読んだ当時の私は「背中、痛かろうな..」と思ったが、そのスタイルがずっと頭に残っており、以来、事務所で仮眠するときは板張り床にそのまま寝てみたりしていたのだった。しかも氏はナイフ界の重鎮、研ぎはわざわざ遠方まで通って師事して会得なさった..私が気楽に研ぎの教えを請うと気持ちよいほどキッパリと断られてしまった、そんな生やさしいモノではなかったのだなと、後になって思うことしきり...何と私は無知厚顔だったのだろうと。
また他のサイトでも付けたコメントがその方と前後になっているのを発見した..この書きぶりはやはりあの方しかいない..いかに日本が広かろうと、そういう方はあの方しかいない!と思い、不躾ながら意を決してページの作者様にメールを出ささせていただくこととし、私の名字と共に「XX方面にご在住の方ではありませんか」とお尋ねしてみた。
明けがた出したメールに夕方返信をいただいた。
やはり、あの方だった!ああ、お懐かしい。覚えていて下さったようで嬉しい。
確か2003年の年末にボルドーバーナーで飯を炊いた写真を送り、コメント頂いたのだが、あまりにお褒めいただき、かえって恐縮し、失礼ながらこちらが返信せずに文通が終わったままだったことを思い出した。

またこうやってNet上でお会いしたのも何かのご縁。こういう事もあるんだなぁ..
やはり(笑)結構近いところに集まっていくものなのだと感じた次第。
氏のサイト巡回、今後の楽しみが増えました。
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by ulgoods | 2005-08-19 23:23

Exped / eVent Bivy

I.D. eVent Unishelter でジッパー漏水の懸念を抱えているのでジッパー無しタイプの入手を思い立ち、夏休み先の宿でeBayを漁ってみた。
BiblerのHooped Bivy辺りを探していたんだが、不思議に探しているときは出ているもので、地味にサムネール無しだがEXPED BIVYの文字を発見。へへへ!いいものみーつけ。さすがにちょいとBivyに詳しくなった私の目から逃れることはできないのだ。
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メーカーの写真だが、モデルの子のしぐさが可愛い...お山でこんな感じで誘ってくれればすぐご一緒したい..って、このモデルは女子だろうな。

eVentを使用したBivyはIntegral Designs社が有名(この夏のORショーでも1モデル追加してたし)だが、実は事前調査でEXPEDが出していることは知っていた。EXPEDはスイスのアウトドアメーカで小物は国内でも見かけるがBivyは入ってきていないのではないかと思う。
オークションではUSのみの発送だったが、売り手さんにeVent100%モデルか?JPへ発送可能?、もしそうなら即落価格$49.95で落としたい旨の問い合わせメールしたら、すぐにeVent100%モデル&JP発送オッケーの返信が来た。で、すかさず落札。やりとりの間に誰かが1入札入れていたが、即落で私に落ちた。送料$27$18。
このExped Bivyだが、材質に2種類あり、
100% Triplepoint製が$198.95
100% eVent製が$298.95
となっている。何とeVent製はBiblerのTripodと同じ値段だ!たかーっ
英語での情報は乏しいのだが(本社ページも(たぶん)ドイツ語だし)、オークション添付の写真がTriplepoint製で使われているものなので一抹の不安を感じつつ..でも、いずれにしてもお安いし、ここは売り手を信じてみるか。しっかーし、安すぎる。売り手もただの骨董屋みたいだし。商品知識あるんだろうか?
発送自体心配になり、先ほど売り手にメールしたら、もう送ったよん!と返信が来た。暫し待ってみるか。
Triplepointは透湿性がイマイチだというReviewを見たので魅力はないがホントにeVentなら大当たり!
不安と期待であと一週間待つことになる..

I.D.のUnishelterはもう一度耐水試験をやってみよう。あるいはeBayで売るかな..儲かるのは運送屋ばかりだ。
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by ulgoods | 2005-08-17 15:13 | 宿泊系

Integral Designs / eVent Unishelter Exp その3 Zipper Leak

Integral Designs / eVent Unishelter Exp その3
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昨夜、東京は雷雨。9時くらいから激しい雨が降ってきた..チャンス!Bivyのテストができるぞ。

既に降り出した豪雨の中、どーやってBivyを設営するか悩んだが、とりあえず傘をさして自分とBivyの出入り口を濡れから守ることにしよう。どーせ山で降られても状況は同じなんだしと、多少の濡れは覚悟して予めフレームを通してあったBivyを庭に放り出した。ヘッドライトを頼りに頭部に一本、足部に2本のペグを刺してbivyに張りを与えてシャキンとさせた。1本しかフレームがないので張力を掛けないと頭部が起立しないのである。所要時間は1分くらいか。手早く設営できた。設営というよりは地面に貼りつけたという感じか。本当はフレームの両端部もペグダウンするのだが、今回は風で飛ばされる危険がないので省略。あと、足部の上面中央に小さなタイループが付いていて吊り上げてやれば足部の末端が三角形型で切妻屋根みたいな感じになる。Bivyを体から離したい時に有効かもしれないが今回は細かな細工をする時間がないのでパス。
傘で雨が進入しないようにしてジッパーを開けて内部に滑り込み、傘を放り出して手早く閉めた。シュラフとマットをは持ち込んでいない身一つで体を横たえると下半身や腹に大粒の雨の滴がボタボタと打ち付けているのが感じられる。普段、傘を忘れて雨に濡れることはあっても、こーいう横たわって雨に打たれるということは無いので妙な感じである。海水浴の海中で放尿してしまったときのような..普段はありえないんだけど、やってしまって、でも大丈夫で安心とか、初めてアクアラングを着けて海中で呼吸をした時みたいな..大丈夫と頭で判っているんだけどヘンな感じという類の感覚だった。内部は結構広い。両肘を左右に思いっきり張り出しても壁に届かないくらい。下はボトムまでもぐって両手を頭上に延ばした背伸びの姿勢でやっと向こう端に手が届くという長さ。私、174cmですが、190cmくらいの人でもいけるかなという大きだった。内部で上を見ていると外部の光で透けて雨水が勢いよく流れているのが見える。これもヘンな感じ。蚊帳部を開けて蚊帳越しに外を眺めると結構虫が飛んでいる。強い雨だが蚊の類は飛んでいるんだな。普段はこんなに目線低く庭を見ることもないので、しかも雨の中、これも新鮮な感覚だ。ウレシイ!

さて、いきなり激しい雨に晒したのであるが、生地は防水で完全にシームシールされているので雨漏りは無し。最初濡れていた足も徐々に乾いていくようだ。ヨシヨシ。さすがeVent。と気をよくしていた。が、少し冷たいものを感じてヘッドライトを点けて室内を見回してみた。ら、らぁ、ナント、頭部キャノピーの出入り口にある垂直に立ったYKKの止水ジッパーからツーっと流れが光って見え、ついには滴となってBivy内部に落ちるではないか。え”信じられない。もっと観察してみた。ジッパーの外を水が流れていて、それがジッパーのかみ合わせから徐々に中へ回ってくるのだろう、10秒間隔くらいでツー、ツツゥーっと...次第にジッパーの下あたり、長いジッパーが通っている右側の床に水溜まりができはじめた。マジすか?生地は完璧、シールも完璧、ジッパーの縫い代も丁寧にシールしてあるのに、ジッパーから浸水なんて..止水ジッパーはザックやウエア類にも使われていて、結構信用していただけに、ショック。最近は軽量化のために止水ジッパーには雨蓋を付けないデザインが主流になっているが、内部から見るとこんなもんすか?という感じで幻滅。これじゃ困るよ。片手落ちも甚だしい。仏作って魂入れずというか、火の始末と窓も戸締まりオッケーで外出したんだけど、玄関の鍵は閉め忘れたサザエさん状態というか..ったく、連中は何考えてるんだ?雨蓋省略の微々たる軽量化に走り重大な問題を見落としているではないか。守るべきモノを守るための守れるレベルがちぐはぐなのだ。その辺のレベルを合わせるというネジが一本飛んでいる。豪雨でテストしていないんじゃないの?敵はこっちの一番弱いところを狙って来るんだから..これでは羽毛シュラフがビトビトになるではないか。濡れた羽毛シュラフは保温力を失って、状況によっては命に関わる重大な問題を起こすでしょ。これを想定の範囲内というのには無理があるぞな。

雨が強くて出るにもでられない状態なので暫く滞留した。ジッパーの反対側へ避難する。内部は広いのだ、まだ大丈夫逃げ場所はある。イザとなれば二人でハグハグしてシェルターとして難を逃れることができるかもしれない。でも私は入り口と反対を選びたいな。マットを持って入らなかったので地面からの冷えが容赦なく体を冷やす。一部、床の下に水溜まりができているようでプヨプヨした感覚が面白い、が冷える。Bivy上面からも結構冷えるし。これで風が出たら結構辛いだろう。しかも手を伸ばせば、そこには内部の水溜まり..困った。

懸案の息苦しさであるが、頭部のキャノピーは充分広いので閉所感はない。が、蚊帳部分が高いところにあるので二酸化炭素が心配だ。枕があればなんとか鼻孔を高くできるので良いかも知れない。時々脚を広げたり閉じたりしてBivyの体積を変化させて、ふいごの様に空気を吸ったり吐いたりの強制換気を行った。蚊帳を全開にできれば問題ないが雨が少し入ってくる。頭部キャノピーの張りを弱くするとフレームが前に垂れる作りなので、蚊帳を低い位置にすることもできるだろうが、雨の時は胸から蚊帳へ浸水するか..、無風の豪雨ではちょっと辛いかもしれない。シュノーケルが良いかもな。途中、気を失って2時間くらい寝たか、目が覚めても雨は降っており、内部の水溜まりも大きくなり、もう逃げ場がない。体も冷え切った。こんなところで疲労凍死しても仕方がないので、テストを切り上げて屋内に避難した。
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朝見たらこんな感じ。抜け殻のふにゃふやBivy。
内部の浸水はこんな感じ。
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ざっと、コップ一杯分くらいは溜まっただろうか。

いきなりハードなテストになってしまったが、ジッパーからの盛大な浸水についてはメーカーに問い合わせてみようと思う。やっぱり、雨の場面ではタープと併用して少なくともジッパー開閉部分は雨の直撃を避けなければならないことが判った。それと、雨が予想されるときは内部に使用するシュラフは合成フィルで耐水シェルのものを選ぶのが無難かも。
BiblerのTripodの写真を見てみたが、やはりジッパーに雨蓋は付いていない。LightSabreもだ。TripodもLightSabreも世界一のYKKを使っているんだろうから状況は同じなんだろうな..このヘンの止水ジッパーの漏水について、経験ご意見のある方が読んでくれていたら是非コメントをお願いしたい。

あるいはタープと併用が前提条件か?海外の記事を漁ったらみんなタープの併用を勧めているしなー、やれやれ、こいつの上に張るタープとEMSのQuantumシュラフを買わねばならぬか..漂泊するのも楽ではないな。ま、これも試してみないと判らなかったから、いきなりお山で降られて内部で溺死するよりはマシだろう。

追記
止水ジッパーについてYKKのページを読んでみた。止水であって防水ではないと..漏れるとあった。やれやれBivyメーカの先走りか?雨蓋は必須だろ!雨蓋無いのはタープ必須という設計思想か?雨に打たれることを想定するとジッパ無しタイプを選ぶのが良さそうだ。
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by ulgoods | 2005-08-13 10:41 | 宿泊系