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スイスアーミーナイフ一本で作るAL缶ストーブ / Alcohol Stove

空き缶ストーブ使ったトレッキングをしてて、運悪くストーブを踏みつぶしてしまったとき..目の前にポイ捨てされたビールの空き缶が1つあったとしましょう。しかも運良くスイスアーミーナイフが手元にあったとしたら、あなたはラッキー!その場でストーブを作ることができます。
作るのは五徳不要のサイドプレッシャー式。
使うのはこの武器たち
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先ずは、缶の肩の部分にナイフの針?を使ってジェットの穴を開けましょう。深く入りすぎないように指で針の先端を持ってホチポチと1.5cm間隔くらいで一周開けます。

次にブレードを使ってプルトップのフタを切り取ります。
バターナイフでバターをえぐるような動作でブレードの根元を使って切り取っていきます。
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力を入れすぎて缶を潰さないように。

次に部材を切り出します。
プルトップ面から37mmが外面(1)になります。そこから45mmがフーエルチャンバーの内筒(2)になり、下面から30mm程度が燃料缶(3)となります。
ほとんど無駄は出ません。(2)と(3)の間が5mmくらい余分が出るのではさみを突き刺し、気楽に紙を切るつもりでザクザクと切ります。紙を切るより楽です。
次に(2)を縦方向に切り込んでいきます。(1)の寸法まで達したらはさみを横にし缶を一周切ります。ここは内筒の上面になるのでキレイに切る必要があります。これで(1)は切り離し済み。2も切り取られたので、先ほどのザクザク切り部分をキレイに整えます。
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(3)の上面も切りそろえます。

切り取られた部材と不要部分たち
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左から(2)内筒、(3)燃料缶、(1)ジェットと外壁

(2)の下面から5mmくらの長さに1cm間隔で短冊状に切れ目を入れます。プルトップ面の経と燃料缶部のくびれの経が違うので、それを吸収するため。短冊部分は少し内側に折り曲げておきます。
(3)の上面は指でたくさんの縦折れ跡を付けます。これは缶の接合をしやすくするための下準備です。缶の側面にフリフリができたはずです。
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さて、これで下準備が終わったのでアッセンブリに入ります。
両手を使う作業なので写真は撮れませんでした..

(2)を丸めて筒状にし、(1)の内側に見える円周状の溝にはめ込みます。この溝は缶製造工程で側面とフタをつなぎ合わる際にできた溝です。

(3)を(1)の内側に入れるようにしてかぶせます。先ほど作ったフリフリがあるので楽に押し込めることができるはず。(3)が(1)にはまったら(2)が溝からずれないように気を付けながら徐々に押し込みます。最後はちょっと力を込めてもう一押しすることで液やガスの漏れない気密性を得ることができます。

組上がりはこんな感じ
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(3)がジェット穴をふさぐことがあるので、ふさがれているようなら穴を開け直すなり調整して下さい。
これでできあがり。
開口部からアルコールを注ぎ、マッチを近づけるとボッと点火します。10秒から20秒くらいで脇のジェットから炎が吹き出てくるので缶が暖まったところを見計らって上にコッヘルを置きます。充分に暖まらないと自分の炎で自分を暖めその熱でアルコールを気化して炎を吐いてその熱で自分を暖め...というサイクルが確立せずに炎が立ち消えてしまいます。

炎のサイズが不揃いですが、とりあえず湯を沸かすことができています。
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めでたしめでたし。
トレッキングを続けましょう。
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by ulgoods | 2005-07-31 17:09 | 燃える系 | Comments(4)

GOLITE / Infinity Pack

GoliteのUnlimitedシリーズ、Infinityパック。

約50Lの容量で1070gの軽さ。サイズはM
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メーカページ
ん?ちょっとだけ値段が上がったかな?これは2004年の7月に同シリーズのVision PackとあとJam Packと共にUSから購入。とりあえずInfinityは定価の$199で購入したが、その後Watchしていたら最安で$136くらいで出ていたっけ。シーズンものなので最近は強気に値を戻しているのか。Goliteのザックは何故か売り始めは大きく値引きするSHOPがあるので見かけたら悩まずに購入すべき。色目はやはりSun色は人気があるようで、切れていることが多い。今年になってGALAXY PACKが出るまではGoliteの最大容量のザックだった。神田あたりでは4万円で少しおつりが来るくらいの高値で陳列されていたけど、売れたのかしら?
このザックは、やはり軽さに惹かれて購入。他のザックに比べてザックだけで1kg程度軽量化が図れる計算だ。山用品店ではザックの重量はとりあえず無視して背負いやすさを力説し、ほーら、担いだ感じザックの重さは気にならないでしょ~みたいな勧め方をするけど、でも本当に軽くてちゃんと荷を担げるならそれが最良と思うのでザックの重量は無視しない。
このシリーズの素材は極薄のSiiLiteと要所要所に強度が高い複合素材のXPackを使っている。インナーフレーム式だが、フレームと言うよりはシートが入っている。このシート、要はプラステックでできたダンボール構造のシートの断面の穴にアルミ棒を貫通させて背中のカーブに合わせて曲げたもの。ちょいと強度的に心配。しっかーし、元々こんな軽量ザックで20kgとか担ごうと思ってはイケナイのである。こんなザックはせいぜい25~30lb(13kg)くらいを限度と考えるべきで、そうすると薄い素材や心配なフレームも必要充分の合理性を持ったハイテクの有り難いザックに見えてくるから不思議。このザックを担ぎたいと思ったらストーブ、テント、シュラフ..すべてにおいて超軽量と呼ばれるものを揃えなければいけない。このザックに惚れて最初に買ったが最後、本末転倒、奇想天外な買い物人生の幕を開けることとなる...

強度だが、藪こぎの予定があるときはこのザックは勧めない。岩場の通過もあまりザックを岩に擦らないように。XPack素材も擦れるとすぐにすり切れるし。結構気を遣うザックと思う。

活躍履歴
2004年7月 広河原、北岳ピストン
ザックを手に入れて早々に北岳へ。一泊テント行だったがこのザックで荷物は全部収納できた。今思うとフリースが嵩張っていたので薄いダウンにすればもっと容量的に余裕があったかな。あと、食料か..一泊なのにどーしても3日くらい持ってしまう。3日分で嵩張ったあげくにトドメは途中のコンビニで握り飯をさらに6個くらい補充してしまう&水がないと動けない体なので水も行動飲料+炊事で3Lくらい担ぐし。なんだかんだで15kgくらいにはなっていたかも。
全重量は腰で受けて肩には乗せてはイカンのだイカンのだと念仏を唱えながら無理して腰を締め上げると全てのパッド類が薄薄仕上げなので腰骨がチィト痛かったっけ。
なんだかんだと言いつつ、軽量化のお陰で何とか北岳を踏めたと思っている。

2004年8月 北沢峠 仙丈岳 仙塩尾根 間ノ岳 北岳
このときはテントではなくハンモックを持った。衣類も減らし軽量化を図ったのだけれど、ビバークの可能性大だったから仙塩尾根で水を確保できない不安には打ち勝てず、途中の水場から5Lくらいも担いでしまった..道具を軽くするよりは余分すぎる水食料をセーブすべきだと思うのだが、恐ろしくてできない。超軽量で山歩きしたいなら精神修行も必要か。

もっと修行したい人はGoliteのアドベンチャーレーシングシリーズのザックを選ぶと良い。ほとんど修験者の修行くらい荷物を切りつめることになる。仙人の域に達している人はDAWN PACK(400g)とか、GOSSAMERGEAR のWhisper Uberlight Pack(100g!)とかの超ウルトラ軽量ザック群が使えるはずだ。

ま、荷物を工夫してそこそこの軽量化ができればこのザックで1,2泊は可能なのである。重量減らして負担を減らして、自然を楽しみ、行動の脚が伸ばせれば言うこと無し..のはず。

実はJam Packと一緒に買ったのではInfinityやVisopn Packのインナーフレームシートの構造を真似て、フレームが付いていないJam Pack用にシートを作ったらステキだろうなと思ったから。Jam Pack用のフレームシートは..作りましたよん。またそのうちUP。
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by ulgoods | 2005-07-29 23:45 | 運搬系 | Comments(0)

ダーツで朝帰り

あー、今日は朝帰りしてしまったよぉ..
昨日、本郷方面で打ち合わせ後にお客と夕飯。その後、お客に誘われて本郷界隈のダーツカフェへ行った。うーん、飲む予定ではなかったのだけれど、飲むとその気になってしまう私..
そこには客ながらも店のダーツ担当みたいな妙に人なつっこいダーツ青年がおり、負けたらテキーラ1ショット飲む罰ゲーム付きで4人で遊びだした。残念ながら私はゲームでは罰則テキーラを飲めなかった(へへ、家にダーツあるもんね!)ので、席へ戻ってからダーツ青年にも奢って2杯飲み、しばし青年からダーツの力学的解説を受けていたら終電の時間になったのでお開き。私のお客はオフィスへ(あるいは後楽園のラクーア泊かも)戻り、私と青年とは同じ線方面なので一緒に駅へ行くも、わずかの差で終電を逃してしまう..そこから青年と二人の長い夜が始まった。
せっかくTAXIで帰るなら寄り道するかと青年に言うと六本木にアリスのきんちゃん(古っ..)の店があるので行くべということになり、2軒飲んで高い方は私の奢り、お安い方は青年の奢りと決めて六本木へと向かう。
夜の六本木は久しぶり。が、訪ねたきんちゃんの店はお休みで..仕方なく客引きに引かれてキャバクラ系のお店に落ちつき、1時間だけの予定で入れ替わりの女の子たちにドリンクを奢りながら過ごす。予定の一時間が過ぎ、イイ感じだったのだが延長はお財布に毒なので、寝込んだ青年を引きずり起こして店を出た。一眠りして復活した青年はダーツバーがあるから行こうと言うので、とあるビルのダーツバーへ入る。
青年は少々腕に覚えがあるらしく、あちらこちらの店に出没しては勝ったら1ショットGETでプレーするらしい。暫くして顔なじみの相手が来店したのでゲームが始まった。ごをを!テクニックと駆け引き満載のダーツ真剣勝負!けっこう見応えあるねぇ。青年もなかなかやる。私より少し年配の常連さんと話をしたが、この店はレベルが高いらしく、その常連さんもダーツ3本持ってダーツバーを回っては賭ダーツでタダ酒飲めると言っていた。へー、そんな世界があったのね~。私も閉店間際に店の女子と一戦し苦戦しつつも辛勝!なんでか20に良く決まる!イェー、次回来店時に1杯奢ってもらえることになった。今思うと実はその女子最高に上手なんだけど再来店客Getの店の計略かもしれないな。
閉店で店を出ると、もはや朝焼けで薄明るい。青年は更に一軒ダーツ修行に行くというので、ラーメンを奢り力づけて見送ってやった。ああ、名前も聞いていないや。
ラーメン屋から出たらもう完全に明るい。ああ、夏の朝だぁぁとため息をつきながらTAXIで帰宅。
久々の朝帰り、初対面の青年とのはしご酒、奥深いダーツの世界も垣間見た。
ちょいとダーツも練習するかな。
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by ulgoods | 2005-07-28 13:32 | 駄文系 | Comments(0)

GARMIN / eTrex LEGEND

エレキ系の第一弾はGPS。
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なんのことはないGARMINのeTrex LEGENDなのだが、幾多の山歩きを共にした戦友である。
いつも単独で山歩きするからお友達はこいつだけ..サビシーぃ。だいたい、山行前夜にカシミールでデータを作成して睡眠不足で出かけるというパターンになっている。ま、ほとんどの山は登山道を歩く限りはしつこいほどにマークがあるのでコースに悩むことはないが、現在位置や高度、設定したポイントまでの距離、速度など逐次表示してくれるGPSは良い相棒だ。ずいぶんと励まされる。もう、こいつなしでは知った道さえ歩けないくらい。

肝心の感度は、頭上の樹木の深さ、天空の開け具合、高度によって変化するが、電池の残量でも多い方がGPSは元気が良いような気がする。山頂などでは精度2,3mくらいと表示されるのでかなりのモノ。一方、深い樹林帯では20mとか..ちぃと心細い。雨の日や樹上に雪があると当然ながら電波的には辛いから、計測不能のこともあり。

山から帰ってのお楽しみはトラックデータをカシミールに表示して歩いた軌跡を地図上に再現すること。数秒、数メートル単位で時刻と位置が判るので「あー、ここで景色見ていたんだ」とかとかリアルに思い出されて趣が深い。ルートデータは写真と同様に貴重なコレクション。お山に行けない日々はカシミール見て過ごしていますな。
で、地図にプロットして判ることは、地図上の登山道と歩いた軌跡が大きく異なるケースがあると言うこと。GPSは正確だろうから地図の登山道の表示が誤っているor最近登山道を付け替えた?ということなんだろう。なので、GPSにセットした登山道を正確にトレースするのはある意味キケンを伴うことを知りながら使わなければならない。

PCから(&PCへの)のデータ転送ではUSBシリアル変換で使っているが速度が9600ボーより高いとデータ飛びが発生し、1ポイントおきで遙か彼方のポイントになってしまうので注意が必要。一回、データを確認せずに出かけたら、そんなデータで泣いたっけ。


活躍履歴
いつも一緒なので...印象的なこと
2004年8月 北岳
間ノ岳から北岳へ向かう途中、深い霧でほぼホワイトアウト。間ノ岳山頂はだだっ広いから出だしの方向を間違うととんでもない方に行きそうだった。もちろん地図とコンパスは持っているのだが、周囲が見えないのでは方向しか判らないから、ここはGPSを頼りに進む。北岳山荘に近づいたときのこと、山荘まであと5mの表示、が、何も見えない。??と思いながら一歩進んだら風で切れた霧の間から目前5mに山荘が出現した。ををっという感じ。ホワイトアウトでも心強い。

冬場
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冬季は札幌のSHOPから通販で買ったリストバンドにはめて行く。夏場は汗でグチュグチュになりそうなので使わないが、冬はリストバンドが都合良い。手袋してても操作できるし、電池が体温で暖まるせいか、ヘタらないで頑張ってくれる。腕に付けても感度低下は感じられなかった。このリストバンド、夏に買って「こんなの使えねーじゃん」と思い、Yahooに出すも2連ちゃんで売れ残り..仕方がないから冬場に使ってみて見直したという一品。やはり北海道産ですから、寒いところで真価を発揮ですな。

2004年12月天狗岳
山頂から道を踏み外し、雪の斜面の突入もGPSのお陰でルートが把握できていたのでパニックにならずにすんだ。ま、GPSがあるので戻らずに突進していったという危険な面もあるので反省。
2005年5月 蝶ガ岳
雪で赤テープ不明瞭..道を踏み外したが、GPSのお陰でルートが把握できていたのでショートカットしてルートに戻れた。
止まって歩き始めるまでは表示される進行方向が定まらないので、なのでかえって迷う場合があるのよ。

いつも悩むのはGPSを取り付ける場所。
だいたいは、ザック右肩のストラップ辺りにケースのクリップで付けるんだけど、そうするとGPSが横を向く。手にとって位置を確認したいときはGPSを横にしないと正しい進行中の方向が出ない。なんとか水平の頭前向きでセットしたいと思い、¥100ショップでクリップの類を捜しているが、いまだ決定打なし。付けやすくて外しやすくて不意に外れない&方向がぶれない良きモノはないかしら。
GPS自体への注文ぢゃが、指定ポイントや指定高度になったらアラームを鳴らして欲しいと思うぞ。この相棒には悪いが、いつもお前さんだけ見ながら歩くわけにもいかぬのでな。最近のカシオのプロトレックは指定高度でアラームが鳴るらしい。気圧頼りの高度計でもそのくらいの小技を見せる昨今、絶対高度が取れるGPSならアラーム鳴らすくらい、指定範囲内に居るかくらい、後からでもファームの書き換えで頑張って欲しいな。ん、デバイスとしてスピーカーが付いていないかも、トホ..
あと、音楽プレーヤー&ボイスレコーダとFM/AMラジオも付けて欲しい。どーもGPS作動中はラジオにノイズが出るのでその辺も何とかしてほしいかも。

最近はカラー版が出たな。カラー化のくせに電池も持ちが良いらしい。今のは1日で単三2本は使うからな..新しいのほしーなー、でも11万は高すぎる。
なんだんだと言いつつ、こいつが頼り(もつろん私、コンパスで地図は読めますが)。
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by ulgoods | 2005-07-27 15:04 | エレキ系 | Comments(2)

JetBoil + 内向きアルコールストーブ / Alcohol Stove

またまた燃える系ネタ

昨日作成した内向きアルコールストーブ、なにげにJetboilとトランギアの五徳を眺めてひらめいた。凸凹が合いそう。
で結合。
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五徳とJetboilがキッチリ結合&Jetboilの熱交換フィンの位置もアルコールストーブの炎の位置にぴったんこ。収束した炎が広がっていくところをフィンが漏れなく熱を伝えてくれるという感じ。実際湯が沸いたところを見たらフィンの位置で泡が多く発生しているので、ちゃんと機能していると実感できた。
jetboilのコッヘル込みで248g。これで風防をセットしたらちゃんと使えそうだな。風防をセットしないと風に当たると熱交換フィンから放熱しそう。

そーいえば以前、Jetboilとオープンフレームのアルコールストーブを組み合わせて、脇から漏れた炎でコージーを焦がしたんだっけ。今回は成功!ストーブとコッヘルを留めるラッチ部分をトランギアの五徳に付ければ点火したまま持ち歩けるシステムができあがりそう。それと、ストーブ内にグラスウールを詰めると気化促進&転倒時の燃料漏れ防止で一石二鳥だ。
内向き2弾作るか!
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by ulgoods | 2005-07-25 14:26 | 燃える系 | Comments(8)

内向き炎のアルコールストーブ / Alcohol Stove

燃える系続きでなんですが..
お山で使おうとアルコールストーブを作り続けているのだが、どーも根本的に炎の漏れが気に入らない。鍋が小さい場合に炎が底面からはみ出して鍋の側面を伝ってしまう。これでは鍋の加熱に使われない部分が多いような気がしてイヤだ。
元々、缶の側面や上部から炎を出すのだが、最初の出だしが広いからイカンのではないかと考え、炎が内向きに出るように変えてみた。このため、缶の上部を開口とすることができないので、完全密閉式を採用。燃料を入れる口は裏にナットをJBボンド(耐熱エポキシ接着剤)で接着し、ネジで栓をした。以前の試作では内圧の安全弁を兼ねて口をコインで押さえたりしていたんだが、ずれた箇所から内部に引火して爆発とまではいかないが、ビュッという音と共に高く火柱が上がったことがありコワイので..完全に口を閉じるのもコワイが、ジェット部が開いているので缶が破裂することはあるまい。気化チャンバーは不要なのだが、アルコールの蒸発促進のために上部の熱を下部に伝える必要があるので、一応二重壁構造とした。内壁には穴を開けて気化チャンバーで生成されたアルコール蒸気を内筒に戻している。缶の接合部は圧が漏れないように耐熱テープでシールした。

結果は、見事?内向きの炎を作ることに成功。さすがに完全密閉なので、簡単な予熱で炎が吹き上がる。
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予想したより凶悪に炎が立ち上がることもなく、炎が収束した辺りに鍋を置くと炎が無駄に広がらずにイイ感じである。反面ストーブと鍋の距離をある程度離してやらないと効率が悪いことが判った。ちょうどWestWind Stoveの三角五徳がちょうど良い高さ。ストーブと鍋の間隔が開いているとフィールドでは風の影響を受けやすいので風のある状態で風防をセットしてラーメンテストをしてみたい。
本当は渦を巻く炎を作り出したいのだが、アリゾナストーブのような五徳を乗せると回転を殺してしまうのでどーだろうと思ったり。渦を作る仕組みは、ジェット部に耐熱パテを盛り、斜に穴を開けてやると圧力から渦の運動エネルギーを与えられるのではないかと思っている。きれいな炎を見たいので、そのうちやってみるかな。
しかし、暗い所で見るアルコールの炎は美しい...
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by ulgoods | 2005-07-24 23:26 | 燃える系 | Comments(4)

空き缶 アルコールストーブ 小 加圧サイドバーナー / Alcohol Stove

アルミの空き缶で作ったアルコールストーブ

形式:加圧サイドバーナー
重量:11g

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生協で売っている200ml「ただの炭酸水」の空き缶2個使って作成したストーブ。小さいので小さい鍋でも炎が無駄にならずに高効率である..と思ってる。小さいながらダブルウオールで蒸発用のチャンバーを持っている。

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カップラーメンのお湯を沸かすくらいはお茶このサイサイ。ラーメンを煮るにも火力が強すぎないので吹きこぼれないのがほどよい。
欠点としては缶の直径が小さいので安定性が悪いと言うこと。実際、野外で使うには地面が不整だったり、草や枯れ葉で柔らかかったりすると傾いて倒れる心配があるので安定性向上に一工夫要るかなと思い、いまだ外出させていない。
ただ、このストーブはビール缶を使ったストーブの内壁にすっぽり収まるので、大鍋強火用と小鍋弱火用の2つ持つときはスペースに無駄が無くて便利だと思う。片方を踏み潰してもスペアがあると心強いし。
日帰りハイキングでラーメンとコーヒー沸かすくらいならこれで間に合いそう。燃料100ml持っても合計で100gくらいで済むでしょ。

USのMiniBull DesignのSTEALTHやTHE ELITEはこのサイズみたい。$5だって。作って売っても儲からんな..
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by ulgoods | 2005-07-22 23:11 | 燃える系 | Comments(2)

JetBoil

ジェットボイル
このストーブを知ったのもUSのWebサイトだった。即USへ発注。2004年の5月だったかな。
これもある種の革命的ストーブ。
・熱交換機を備えているので熱効率が良さそう
・コッヘルと一体で収納スッキリ
・ネオプレーンのコージーをまとい、沸騰状態でも手に持てる点が使用法を拡張するので革命的

写真は手で持ち上げた状態で沸騰させている。
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実際使ってみて..
・アルミの肉厚コッヘルなので重量的には不利
・実際に安全に沸かせる湯量は500ccくらいで少ない..ので速く沸く錯覚に陥る。マルタイラーメン1本くらいなら作れるが、普通のラーメンでは容積不足。
・コッヘルが細長いの汚れを拭き取りにくい。ラーメン味のコーヒーを飲む羽目になる。
・プラスティック部品は低温下で割れた。

海外の評価では
風のある条件に於いて、バナー周りが風防の効果があるので有利
熱効率が高いので燃料の消費が少ない
という利点が報告されている。
反面、
燃料を一缶使い切るくらいの長期間の山行でなければ燃料の効率の実利はない。燃料の残った重い缶を持ち帰ることになるからだ。余った燃料は..次回の山行では不安だから新しい缶を持つよね。長い山行では2缶が1缶で済む可能性はあるけど、ドキドキしながらそういう賭はしたくないので2缶持つと思う。


活躍履歴
2004年の山行はだいたいこいつの世話になった。主なトピックは
・2004年5月 八ヶ岳の権現岳
野外へ連れ出す最初だったので手早くできる昼食のレシピを開発して臨んだ。
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写真にある早茹でサラダクルルってスーパーで見つけた食材だけど、アルファ化してあるので90秒くらいの早茹ででOK。アルファ米のマカロニ版?これを茹でて粉末スープをぶち込んでスープマカロニの出来上がり。出来上がり写真は
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ま、見た目は悪いが、炭水化物と熱を手早く取り込めるし、なんしか、Jrt Boilの早業を無駄にしないくらい手早くできる。権現小屋では気圧が低いせいもあって、点火してから食材を準備する間に湯が沸き、スプーンを探している間に出来上がってしまった。

・2004年12月 オーレン小屋雪中キャンプ
手で持って湯が沸かせる&風に強いので、行動中は体を風防代わりにして、片手で持ち、片手でキャニスタを暖めながら立ったままで湯を沸かせた。これは他の火器ではまねできない技。夜間テント内は-10度くらいに下がったがキャニスタをシュラフ内で暖めておいて使用した。倒れては困るのでPRIMUSのキャニスタ安定三本足をはめて安定化を図った。食後、そこで悲劇は起こった。フタのプラスティック部分が低温でカチカチに固まってしまい、無理にフタをしたらヘリがバリバリに割れた...ま、フタだから以後の行動に支障は無いが、壊れたままでも困るので、戻って元日にREIへ追加のカップを発注。緑色のコージーをGet。ちょうどコンパニオンカップが単体で売り出されていたので助かった。

最近は重量的、容量的にちょっと魅力が薄いので出番が減っている。が、アルコールバーナーと組み合わせたりして遊んでいるので、それはいずれ。
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by ulgoods | 2005-07-20 22:56 | 燃える系 | Comments(4)

Hennessy Hammock / ULTRALITE BACKPACKER A-SYM

ヘネシーハンモック ウルトラライトバックパッカーA-SYM
重量は900gを切るくらい。USのROCK軍曹さんのページで紹介されていて、従来の南洋的?ハンモックの概念を覆す革命だと一人熱くなってメーカから即購入。2004年4月頃だったかな。どーせ欲しくなるのは判っているからスネークスキンという収納スリーブも購入。

どう革命的かというと、
・屋根が付いているから雨でも使える。
・蚊帳が付いているから夏の野外でも蚊共の好きにさせない。
・底部の割れ目から出入りする。出入り口がきちんと閉まる。
・横揺れ防止の仕組みがあるから船酔いしない。

百聞は一見に如かず、川崎さんの邦訳サイトがある。

到着後、早速部屋の中で張る。固定するために柱にでかいヒートンを埋め込んでしまった..初めて底部から中に入るがリッジラインで張られた蚊帳とハンモック幕体で張られた空間は思ったより広い。説明書きにあるようにセンターラインに対して少し斜に寝ると背骨も伸び、さらに荷物を置ける余裕も生まれる。自分の体も構造体の一部になるんだな。何と言っても最初不安だったのが開いた出入り口..落っこちるんじゃないかと思っていたけど、体重で張力が係ると口が閉じてベルクロが効くので後は全然心配なし。ヨシヨシよく出来ているなと関心。嬉しくて、二晩くらいハンモックで寝たっけ..
友人とのキャンプで自慢しに持っていったのだけれど、ハンモックから出てくる私を見て一言「ハンモックから生まれてきた..」と。確かにそー言われれば、まったくそのとおりでございます。中で妙に落ち着くのはそのせいか?胎内回帰願望の方にも満足してもらえると思う。
スネークスキンはまさしく蛇の抜け殻のように長ーいサックだった。が、これをセットするとハンモックの取り扱いが劇的に実用的になる。片づけ簡単。収納簡単。雨でも他の荷物を濡らさない。

張り方も様々できる。通常は2本の木に張るが、木がなくてもトレッキングポールで張って、地上シェルターとして使える..という写真があったので、やってみた。
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おー、張れるではないかっ。これなら木がなくても何とかなりそう。ただ、地面が泥だったりすると辛いから、やっぱり草地とか森の中とか..ってそーいうところはたいがい木があるもんだ。ま、張り方のバリエーションの一つとして確認しておくことは大事、でしょ。

ヘネシーハンモックを買ってからというもの、トレッキング中でも木さえあれば何処でもキャンプ好適地に見えてくる。なんしか、地面が整地されている必要がない!傾斜地でもオッケー。地面でさえある必要もなく、沼地の木で水面上に張っている写真もあったり、ピトンを打ち込んで岩場で使っていたり。さすがUSの信者の使い方は無限だな。弱点は、布きれ一枚の下が外なので背中や尻が冷えるということ。風があると容赦なく体温を奪う。マットを敷いてもなんだか冷える気がする。海外では体重で圧縮されない外面にダウンのキルトを貼り付けて冬季に使う強者もいるようだ。今年に入って本家のヘネシーからもスーパーシェルターとして二重底と蚊帳の覆いが販売された。でも、全部持つと結構な重量だし&蚊帳を覆うと絶対結露する。追加で買うべきかどうか、結構悩ましい...


活躍履歴
2004年8月 南ア仙塩尾根某所、標高2500mくらい
広河原からバスで北沢峠で仙丈岳から仙塩尾根経由で間ノ岳、北岳経由の広河原へ。で仙塩尾根の乗越を過ぎた辺りで日没となったので、フォーカストビバーグを余儀なくされた。尾根筋は風があったので風下側に少しだけ下がったところに設営。もちろん傾斜地。かなりの傾斜地よ。空中に浮くので傾斜は問題ないはずだったが、手頃な木がなく、2本の木でかなり高低差のある設営を強いられた。危うく、低い方の木では背が届かないくらい。フォールラインへ直角な線上に都合良い間隔で程よい太さの木が必要だと実感した。タープも展張しないといけないので、その分の空間が必要。後で思ったが選んだ場所はあまり良い場所ではなかったかもしれない。翌朝少し歩いたらもう少しましな場所があった。場所を見つけては歩いて、戻ることも厭わないという姿勢が必要だな。
荷物は防水対策をしてタープの下に置いた。靴は持ち込んだ。冷え対策でサーマレストを敷いたのだが、ハンモックに入って、寝袋に体を入れて、しかもマットを尻の下に敷いて..この体の運動が結構たいへん。思いっきり体重係ってるし、掴まる場所もないしで、イモ虫のように何度ものたうち回ることになる。内部のリッジラインにつり革でも付けようかと思った。おかげでトイレは億劫になる。
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夜半雨&風あり。風は尾根の影に張ったお陰で頭上をかすめて行く感じ。作戦成功!雨は..雨は防げるけれど、頭部分がタープの掛かりが少ないので時々飛沫を感た。大雨が予想されるときはタープと蚊帳の密着度を考えないといけないな。
8月末のこの夜はmontbelアルパインダウン#5では少し寒かった。
朝、ハンモックから生まれた僕はタープの下のJet Boil で湯を沸かし、幕体に座り込んでメシを食った。全て事前のイメージどおり。大成功!収納もスネークスキンを引っ張り、中に幕体を押し込むだけだから手間無く濡れずに済んだしね。
これも幕営というのかな?一応幕営か..でも地面にはテントを張った痕跡は残さない。植物へのインパクトも最小限。自然に優しいビバーグが可能。
Jet Boilならリッジラインから吊って中で湯沸かしもできるな..トイレさえ何とかなればハンモックで生活できそう..か?

さて、この夏も一発どこぞで使うかな!
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by ulgoods | 2005-07-16 00:52 | 宿泊系 | Comments(0)

Integral Designs / SilShelter

インテグラルデザインのシルシェルタ
重さ450gの床無し2人用シェルタだ。2005年5月に購入。$150なのだが、たまたま新品が$70で売りにでていたので衝動買い。
ま、ホントに薄いシリコン含浸ナイロンなので軽いし小さくなる。テントがこいつで済めば大幅な軽量化が達成できるのだが、使う時期と場所を選ばないと辛い幕営になりそう。床がないから流水や水没するような場所は避けたい。あと張り綱がないからHex3同様で定位置にきれいにペグダウンできる地面が必要..うーん、イワイワした幕営地では使うのは難しいかも。とりあえず森林限界より上に持っていくのはやめておこうか。海外では雪中で使用している写真があったけど、何とも哀れを感じる姿で..かなり乾いて寒い環境でないとすぐに濡れそうだ。

先ずは庭に張ってみた。初めての設営だったが、迷う箇所がないくらいシンプルなのですぐ張れた。後縁を2本ペグダウンし、その隅が直角になるように前部の幅を決めてを2本ペグダウンする。これで四隅が決まるのであとは前部のカップにトレッキングポールを入れてピンと張るように長さを調整すればシェルターの形が出来る。2枚が交差するように入り口を決めて、周囲を全部ペグダウンすればおっけー!全部ペグダウンすると結構ペグ数が必要だ。基本的に張り綱が不要なので設営に掛かる時間は短時間で済む。支柱の高さによって入り口が交差しないようになったりするのでその辺の感覚を覚えないといけない。
後部にも支柱受けのカップが付いているので短い支柱を入れるか、外側から吊り上げると広く使える。いろんな張り方が海外サイトで紹介されていたのでいろいろ試してみた。ま、何とか使えそうな感触。ただ、入り口は2枚が交差するようにペグダウンする図が書かれているんだけど、どーやって出入りするのか、未だに不明。片側を外して中に入ってから再度ペグに留めようとしたけど難しい...紐でスライドするようにしてみようかしら。

活躍履歴
・2005年6月 北八ヶ岳
このシェルタ以外にも軽量グッズをGolite Jamに詰めてウルトラライトトレッキングスタイルの練習で北八つへ持っていった。北横岳から縞枯山を経由して麦草峠へ抜け、白駒池へ向かう森の中で..夕方で人気が無いことを確認してからトレールを外れて森の中へ猛然とダッシュ!50mくらい森に入ったところで開けた場所に出た。夕方も近づいていたから仕方なく(^^;;フォーカスト・ビバーク(予期された不時露営) することとした。フカフカの厚い落ち葉層の上なのでペグが効かなくて困ったが、たまたま長いアルミペグを4本持っていたのでそれで四隅を決めて何とか張ったけど、あまり強く張ると保たないのでキレイに張ることができなかった。
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荷物も全て収納。
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初めてのステルスキャンプ。私がここにいることは誰も知らない。熊に襲われても誰も知らない..が不思議と恐怖感は無かった。深い森に抱かれた安堵感の方が勝っていたかな。ま、何とも幸せな場所を確保したものだと思う。
夜半、小雨が降り風も出たが、森の中では風も来ないで静かだし、傍らの大きな木が雨を防いでくれた。落ち葉の地面は雨を染みこませてシェルタ内に流れ込むこともなかった。こういう安全な場所ではテントよりこういうシェルタの方が似合っているな。
多少結露あり。雨で幕体が伸びたのか?弛んできたので後部に短くしたトレッキングポールを入れて屋根を高くした。元々2人用なので半分に寝ても充分広い。
空き缶アルコールストーブでラーメンを煮たが落ち葉の上でアルコールをひっくり返すと厄介なことになるので神経を使う。高さ的にはちょっと背を曲げないと座れないので、中で食うのは少し疲れた。次からはもう少し高く張るか。
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地面が少し傾いていて頭の方が低いポジションを取ってしまったので、なかなか寝付けなかったが夢を見た。普段は思い出しもしない古い知人が何人か夢に登場..森の精の計らいか。
マイナスイオン漬けで満足度の高い一夜を過ごした。
また深い森でステルスキャンプしてみようと思う。
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by ulgoods | 2005-07-14 14:23 | 宿泊系 | Comments(0)