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LEDランタン追記

年の初めに100円のLEDライトのLEDを電球色に換え、更に光の拡散と防水性を付加するために100円で買ったゴム手袋の指で覆ったものをデッチ上げたのだが..ラテックス姿は一部で不評のようだった。
ま、取り敢ずは情報を投げてみた感じだが、先週のこと、投げた情報がネギを背負って帰ってきた。

先週のとある寄り合いで、blog物欲と偏執の館の主nutsclubのnutsさんとお会いする機会を得たのだが、その際、氏から見せられた物がコレ、LEDの拡散キャップ。
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こーいうのもあるんだね~、1個数円の部品であるが、、あるとないとでは仕上がりに大きな違いが出る。元々ラテックス仕様は防水というよりも光の拡散が主な目的であり、LED部分さえ覆えれば良いのでこれは最適だ。
何個か頂戴したのでラテックスから置き換えてみた。更に、キャップにも高品質の日本製と、海外の廉価版があるということで、比較するために100円LEDライトを追加して並べて点灯してみた。写真右二つは日亜の510、超高輝度広角タイプにキャップを被せた物である。
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元々鍵穴探しにと書かれて売られているのでオリジナルの光は狭くて強く直視は困難なのだが、LEDを置き換えて更にキャップをすることで直視しても大丈夫になった。寝て過ごすことが多い狭いテント内では強い光が目に入ると瞳孔が閉じて幻惑を招き、結局暗い。で、どちらのキャップが高級品かは分からない...でも、情報を漁ってみたら、更にコレをプラスチックのケースなどに仕込むと差が出るという。
暗い部屋で点灯したところ、オリジナルは前面に集中した光の輪ができるが、電球色&キャップではそのような光の集中は表れず、さらに影の出方を見ると、広い範囲を照らしていることが分かった。テント内でヘッドライトを付けなくても何とか物の在りかが分かる程度の光源としては使えそう。テント内での使い勝手をテストしたいのだが、いつもの裏庭のテスト場は周囲の明かりが入るので適当ではない。街からは鼻を摘まれても分からないほどの暗闇は一掃されている。
で、色々調べたら、蝋燭の揺らぎを再現するLEDも凄く安く手に入るようだし、もう少し遊べそうな気がする。
30時間点灯を謳っているので新品電池も100円で購入してあり、連続点灯テストに供する予定。何なら2個くらいセットしても充分軽い!

情報を発信することで受信量も増えるって連鎖、いいなー

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by ulgoods | 2010-01-26 05:03 | エレキ系 | Comments(10)

100Yen電球色LEDランタン

以前、雑誌記事に出させてもらったときに多数のLEDランタンを触る機会を得たが、一人用程度の狭いテントで補助光として身の回りを照らすだけなら小さなLEDランタンの方が眩し過ぎずに塩梅よさげな印象を持った。しかも電球色のLEDの方が暖かみがあって個人的には落ち着いて好ましく、記事中で欲しいもの第1位に押したパナソニック製の軽量LEDランタンを購入したのだが、明るさの切り替えができなくていいとか、そんなに長時間保たなくても良いとか削っていくと、100均で売っているLEDライトをチョチョっとやれば何とかなるくらいの慎ましい気持ちになってきた。
欲しいのは
・電球色であること
・防水であること
・お安いこと
・もちろん最軽量であること
である。
で、電球色LEDは探してみたら案外安価に手に入るので、導電糸を買うついでに数個頼んでみた。LEDを点けるのも電流制限抵抗など噛ませるのが本筋のようで、ちょっとググると調光回路なども得られるのだが、100円モノは電池から直接LEDで接触でON/OFFを制御するという小学3年生理科の豆電球的な単純な仕組みでも実用になっているので、その辺には凝らないことにした。

ライト本体は100均の適当なヤツ、スイッチ固定ができる物にした。
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CR2016が2個付いて100円...電池自体を買うより安い。付いてくるのは寿命が短い評価用電池なんだろう。ちゃんとした電池を入れると30時間とあるから、1日3時間程度の点灯で10泊もできて普通そんなに泊まらないから過分に充分だ。1、2泊程度ならちゃんとした電池でなくても充分だろう。電池が切れそうだったらまた百円でライトを買えば安く済むし、これの電池が切れてもヘッドライトがあるから基本の生活には支障ない。
これはネジ止めなので、組み立て分解が簡単そうだった。

LEDにも光度、指向角など種類がある。ランタンに使うならビーム照射じゃなくて広域に照らして欲しいので指向角が広い方が良いようだが、角が広いのは光度が低い。これは、元々の発光量の違いなのか、ビームを絞って集光有り無しのことかよく分からなかったので2種類取り寄せてみた。
■日亜化学工業 NSPL500S
φ5電球色LED
標準輝度:6400mcd 指向特性:15deg
順電圧:3.6V(If=20mA) 最大順電流:30mA

■日亜化学工業 NSPL510DS
φ5電球色LED
標準光度:4700mcd 指向角:50°
順電圧:3.2~3.5V 順電流:20mA

取り出した電池で点けてみた。これはNSPL500で指向角15度のもの。
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工作は簡単。LEDライトの移植だけである。が、LEDの足の微妙な接触でスイッチON/OFFしているので、電気的と言うより針金細工的に少し調整が必要であった。それとLEDの砲弾型の底に付いているコバの厚みが微妙に違うようだったが、そこは無理矢理押し込むことで解決させた。
LEDは2種類を試したが、やはり指向角が広いモノが良さそうだったが、これで完成とするにはまだ早い。防水性と防眩性を付加しなくては芸がなさ過ぎる。

最初、防水と光の拡散を狙ってフィルムの空きケースに入れてみたのだが、どーもケースの底から少し離れた位置に固定しないと、あまり拡散の効果がない感じだし重量も嵩む。スイッチの度に蓋の開け閉めも面倒で、ちょっと満足度に欠ける仕上がりだったので、何か無いかな..と見渡したら、ありました良さそうなモノ。
100均のゴム手袋。良く伸び破れにくい天然ゴム手袋と書いている。年末に換気扇でも掃除しようと買ってあった物だ。ゴムを伸ばして光を透過させてみたら、フィルムケースより調子が良さそうだったので、指の部分を切り取ってライトを入れて縛ってみた。
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直視したときの眩しさはだいぶ軽減されたし、光の拡散も促進されている。スイッチのON/OFF性も損なわれていない。きつく縛ってあるから防水性もある。コップに入れておいたが水漏れは無いようだ。
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最後に尻尾の結び目に糸か輪ゴムでも付けておけば吊るしたりするのに便利だろう。

で、こいつ、なんしか軽い。これで8gだ!パナのランタンが77gだったから69gもお得!2oz.の軽量化を300円以内で達成したのだから優秀である。
明るさ的にも真っ暗なところで70cmくらい離れて単行本の文字を追うくらいは大丈夫だった。パナのLEDランタンよりは暗いけど、昔使っていたUCOのキャンドルランタンよりは明るい。
やっぱ暗かったら、2個を背中合せで詰め込んで個別にスイッチ操作すれば強弱の切り替えもできる。それでも16gだ。
ちょっと連続点灯のテストをして保つようだったら合格。

蝋燭と比べても詫び寂び感で劣っていないし...これで充分だな。
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当初の構想よりだいぶ簡略化したが、結構使えそう
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by ulgoods | 2010-01-12 07:08 | エレキ系 | Comments(4)

iPhone対応手袋

iPhone対応手袋

最近手にしたiPhoneは実に気の利いた電子ガジェットで感心した。CP/Mの衰退後はDOSからのマイクロソフト路線で彼に上納金を納め続けている私であるが、本体実質ゼロ円キャンペーンに乗っかって手にしたiPhoneは敢えて手を出さないように気をつけていたApple文化の一端を知るには良い契機となった。今更ながらだが、気が利いたアプリが集まるのはソフト開発者に愛されてきたOSの文化の蓄積なのだと感じた次第である。
さて、UIの殆どをタッチスクリーンを介して行うiPhoneは従来のマウス系のポインティングと異なり、摺ったりマルチタッチによる摘むの操作を解し、今まで以上に豊かな操作の意図を伝えることができるのだが、それも静電容量・投影型センサーが指先を感知してこそ、防寒手袋をはめてはいては思いを伝えることは叶わない。冬の手袋姿でも電話の着信や地図での位置確認、カメラでの撮影くらいは何とかしたいでしょ、と言うわけで、既にあちらこちらのblog記事でも見かける導電糸を知人から分けてもらって縫い物に勤しむことにした。
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これはLily Pad Arduinoマイコンを布地に縫いつけ配線する際に使用されるものだが、30番手相当で10cm あたり約15Ωの抵抗値らしい。試してみたが、糸を介して結線した発光ダイオードくらいは問題なく点灯させられたので、これを手袋の指先の表裏を貫通して縫いつけ、私のエレキっ気をタッチスクリーンに伝えることで手袋のままiPhoneを操ろうという算段だ。そーいう意図の手袋としてはTHE NORTH FACE Etip Gloveという手袋があるが、私としては山で使うインナー手袋に導電機能を組み込みたい。アウターを外してサッと操作できる感じで。

縫いのパターンであるが、最初はできるだけ接触面積は少ないほうがピンポイントの操作ができるかと思ったが、そうでもないらしい。試しにチタンネイルペグをペン代わりにしてみたが、尖った側では反応せず、反対側の太い部分では操作が可能だった。指での操作を想定しているから、ある程度の広さで接しないとドライバーが無視するのかもしれない。で、縫って触れてと何度か試したが、きれいに縫ったのでは縫い目が生地に埋没して十分に接触面積を得られないらしく感度が悪い&接触する箇所の調整が微妙。
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テストで糸を使ってしまったので、新たに通販で20mほど買い足して昨日テストを行ったのだが、見た目はアレだが、わざと毛羽立たてみたら各種動作で概ね満足いく結果を得られた。
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見た目は今イチだが、金属光沢のある糸はちょっと豪華な感じ。操作時は糸の丸めが指先に感じるが、小石をつま先に挟んだような不快感は無い。
裏は表面以上に無駄な結線(それこそ結んだ)を行い、電気が行き渡るようにしてある。
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ウールの手袋に仕込んだので、指先の動きが楽でメールくらいは何とか打てる。マルチタッチ摘む動作での拡大縮小の操作は片手ではうまく接触を得られないことがあるので、左手の親指にも電極を仕込んで左の親指と右の人差し指で操作すれば確実だった。
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また、滑って落とさないように下のネジを利用したストラップを取り寄せて付けたので手袋にシリコンで滑り止めパターンを描かなくてもOKで汎用性が高まっている。

糸は20mで1000円ほどであった。この調子で2、3の手袋に仕込めば元は取れるだろう。というか、導電糸を調べていてArduinoマイコンにぶち当たったが、あれは面白そうで困っている...結局高くついてしまうのか>俺

なお、自転車用の防寒手袋は手が汗ばむと電気が伝わり、細工無しでも操作可能であった。ちなみに自転車は10ヶ月で4200kmを消化。


サンタ来たりと 喜ぶ子ら見て 我もまた ... そろそろお役御免のルドルフULG詠む

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by ulgoods | 2009-12-26 18:11 | エレキ系 | Comments(10)

LEDランタン Panasonic BF-444

山と渓谷誌の2009年12月号の「こだわり山の小物インプレッション」というコーナーに出していただき、LEDランタンを多数しかも同時に触れる機会を得たのは甚だ有意義な体験であった。
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というのも絶対感覚に乏しい&お店に出不精な私としては、このような機会がなければ好ましい物を選ぶためには結局全部通販で買って..という事を繰り返す事になり、いささか効率が悪い。で、今回、欲しいもの第1位に選ばせてもらったパナソニックのLEDランタンは少し惚れてしまったので撮影終了後即購入済みである。あれこれとライターさんに語り尽くしたのだが、紙面の関係もあり書ききれないのは仕方ないので補遺としてメモを残す。主に今まで持つことが多かったUCOの真鍮製キャンドルラタンとの比較になる。

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■良い点
・軽い(後述)
・明るい(後述)
・壊れない。ホヤが割れる心配がないので、持ち運びに気を遣わなくて済むし、豆電球のように切れる心配がない。
・防滴。雨の中でもテント位置を示すくらいには使えそう。
・電球色LED採用で優しい光を発し、蝋燭ほどの風情はないが青みがかった白色LEDの寒々しさに比べるとほんわか和む。
・光が均質なのがよい。
・蝋燭と違って逆さ吊り下げができるので周辺を広く照らすことが出来る。その際、直下に影が出来ない。

特に以下の点は私の中で蝋燭を駆逐しそうな勢い
・軽さ
LED 77g:これはリチウムイオン電池を入れた場合の重量。アルカリ電池では90gとなる。
キャンドル 339g:UCOブラスランタン、蜜蝋の蝋燭、組み立て笠、運搬用COCOON込み。
その差262g、きゃーーーと言うくらいLEDが軽い。リチウム電池での使用はメーカーの推奨ではないと思われるが、わたし的には冬期の使用を考えるとリチウムが使えないエレキ物は持ちたくないので、先ずはリチウムを詰めてみて壊れるならそれはそれで仕方ないと思っているが、このパナのランタンは私の所ではOKだったので先ずは第1段階クリアである。

・明るさ
絞りとシャッター速度を固定して同距離で単行本に光を当てて文字の見え具合を撮影した。これで測定条件は同じだよね?文庫本は寺田寅彦の随筆集。
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LEDはLOWで光を絞ってある。両者置いてみたが、LEDは高さがチビなのでちょと分が悪いが、明るさの差は歴然である。これまで山では何度も蝋燭の下で本を読んでいたが、まー読めるのだが、読んでいて目を悪くしそうなのに比べてLEDの明るいこと!また、LEDは逆さに吊れて直下に影が出来ないのが良い。

・使用中の安心
キャンドルランタンを倒すと、あるいは吊っていて頭突きを喰らわせた場合どうなるか...裸火ではないから火事になるほどではないが、炎が消えるだけでなく、溶けていた蝋が火屋に飛び散り、収納時に無理に削れて火屋を押し込むので滓が出るとか、火屋の掃除は熱湯を掛けなければならないとか、憂鬱でもって心も暗くなる。が、LEDではそんなことは起こらない。転がそうが逆さにしようがまったく平気なのは当然。
バックパッカーには有名なメイベル男爵のバックパッキング教書でも、キャンドルランタンをゴム紐で吊って必要なときには手元に引き寄せるようなことが書かれていたが、かの達人にしても勢いよく手を離して蝋を飛び散らせ、自分が嫌になったことは一度や二度ではないと思われる。

・保ちが良い
ハイパワーで16時間、ローで55時間。キャンドルランタンは9時間と言われているので、ローであれば6本に相当する。ローでも蝋燭より明るいし。で、蝋燭って結構重い。UCOの9-Hour Candleで50g、6本で300g。
エレキ物と自然物を比較する際に、使用期間が長くなるとエレキ物は電池が嵩んで結局重くなる、という結果になることがあるが、リチウム単四4本で28g、電池は電気が抜けても重さが変わらないから抜け殻を持ち歩くことを考えると相当長い日数使えば逆転も起こるが...本体重量差だけでも272g(笠とCOCOON込み)-46g=226gで、この重さを電池に割り振ると4本が8セットで440時間相当になる。440時間灯す蝋燭の重量は2444gであり、勝負しようと担いで出るには絶望的な重量だ。また、太陽電池充電で持続的に使えれば更にお得。エネループはリチウムより少し重いが、4本セットで本体込み90gとして、太陽電池Power Filmの重量が110gだったから総重量200gで電池の充電性能限界1000回まで使えることになり、地の果てまで往復してもまだ大丈夫そうだ。
で、LED自体は切れる心配は、蝋燭を踏み砕いて粉々にしてしまう確率より低いような気がする。

と、良いことづくめ。

■あまり良くない点
・吊り下げの折り畳みフックが内蔵されているのだが、その作りが残念。安易な形状なので吊り下げていて頭がぶつかったりすると即座に外れて飛んでいく。まー、どういう物にぶら下げるかを想定しきるのは悩ましいと思うが、もう一工夫の余地がある。というか、壊れやすそうな部分なので、壊れたら吊れなくなるから、穴に紐を通して、あとはミニカラビナでドーゾとするくらいで良かったと思う。
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で、面白かったのは、紙面で触った別のランタンも全く同じフックを使っていたということを発見してしまった。製造時に必要なのだろう切り欠き部分も全く同じ場所に付いている。たぶん、どこかに朝から晩までこのフックを作っている工場があって安く調達できるのだろうが、そういうところが家電屋さんだなと思ってしまった。

・電池入れ
単四を4本入れるのだが、四本を上から見て四角形に固めて入れるのだが、普通は+-が交互にセットすると思うが、このランタンは++--とセットする。しかも、最初の+の位置が中のラベルを見ないと確認できない。電池の入れ方は配線をちょっとやればいい話でアフォーダンスさに欠ける。また暗闇でも電池交換が出来るように+位置は触って分かるくらいにして欲しい。

■少しだけ気になる点
・色
最近のパナに多いシャンパンゴールド。悪い色ではない。ベッタリ黄色に塗られたり色分けしてコストが嵩むよりは、なんらしか高級感が漂って、好きな人には抵抗がないだろう。私もLumix GH1のコンフォートゴールドは実際に見てみたら悪い色じゃないなーと思ってたし。見た人が、この成金趣味野郎めと舌打ちしないことを願うだけである。

■希望
・無段階調光機能。Low Highの所を回すと無段階で蝋燭より暗い所から眩いくらいまで。
・BDのオービットのようなダブルフックがあれば無敵
・電池の入れ方改善
・そんなに長い時間保たなくても良いから電池2本でやってほしい

■その他
ランタンはパワーだけではない。狭いテントで直接光が目に入る場合、目が瞳孔を閉じるので肝心の照明対象物が真っ暗にしか見えない。


■結局
実は最近はランタンを持つことはあまり無い。ライト系はPetzl Tikka XPとPhoton Microの組み合わせで満足しており、まともなシェルターで寝る訳でもないから明かりを灯してホノボノとというチャンスもない。でも年に一二度はキャンドルランタンを持って、時には炎に見入り物思いに耽った気分を味わったりするのだが、さて、UCOのキャンドルをパナのLEDに置き換えるべきなのか?仮にLEDが気を利かせて1/f揺らぎ回路とか内蔵されたりしても炎のダイナミズムや透明感を再現することは出来ない。燃えている炎を見て楽しむという楽しみ方もあるから。し、燃焼している訳ではないので文字通りの暖かみも炎には敵わない。光が私の中で単なるモノに成り下がってしまう懸念がある。LEDの発光現象も自然の物理だから、分かってその仕組みが石に焼き付けられたらば炎が燃える原理とどっちが高級か?問われてもどっちとも言えず、LED発光を見てもスゲーと感心する人は最近では少ないから、所有する歓びとして考えると昔ながらのどっしりとしたキャンドルの方だ。使ってきた履歴を匂わせる真鍮の鈍い光沢はプラスチックに塗ったシャンパンゴールドでは表現できない深みがある。たぶん、シャンパンゴールドは使い込むほどに塗装が剥げて、はしゃいだパーティーの後のような、少し切ない気分を誘発しそうだ。
と、思考が尻切れトンボでまた悩みが増える気もするが、適材適所で余分な物は持たないという姿勢からすると、少なくとも歩きメインの単独で行く場合はランタンは持たない。たまには山で本を読みたいときはLEDを持つ。山でシミジミと人生を考えたい夜にはキャンドルランタンを灯すか。ん!そう決めた。後で悩みたくない。

なるほど、身や心が軽いほど装備も軽くできるということだ。

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持てなくなるのは少し寂しいがね..



よ び か け ら れ て ふ り か へ つ た が 落 葉 林 ...山頭火

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by ulgoods | 2009-11-20 11:16 | エレキ系 | Comments(21)

Power Film / 太陽電池のある暮らし

太陽電池というか、太陽光発電、Solar Cell。
先日JMT通し歩き旅に発った友人の装備の中にPower Film社のPowerFilm USB + AA SOLAR CHARGERがあった。軽量かつ高性能な太陽電池である。見せてもらったが、その軽量ぶりにヤラれてしまい久々に買い物をした。
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最近は、買うことによって自分のスタイルに大きな影響を及ぼしそうなものしか触手が伸びなくなってなってしまった...

さて、JMTの彼はGPSとしてiPhone+専用ソフトを使うので単3を2本に加えてUSB出力が必須であったが、私が買ったのはAA SOLER CHARGERというUSB無しモデルである。多芸ではないが単3を4本充電できて、黙々と単純な充電能力はパネル枚数が多い分こちらが勝つ。重量は本体が110g、充電用にエネループ単三4本で107gとなる。エネループを8本以上持つなら太陽電池の使用は考慮に値する。性能的には2000mAh単三電池2本の充電に要する時間が3時間20分とあり、これ、重要だが、充電しつつ旅行を続けることが可能になりそうな数値である。古くから知られている太陽電池のバイオレッタは1600mAhの純正バッテリー2本を充電するのに14時間らしく、お日様に当て続けて二日というのは申し訳ないが実際には絶望的な数日を要すると思われ、これでは充電しつつ持続的に旅行をする野望がしぼんでしまうのだ。
技術の進歩で発電機が個人徒歩旅行にも採用できる目処がついたのは朗報である。

この充電時間の短さと軽量さのお陰で実用的になる太陽電池がある暮らしの予感が始ったので、暮らしてみる前にちょと考えてみた。

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■日常生活的に
私が日常的に消費する電池の用途は自転車に付けてるGPSと照明用であり、それらは既にエネループを使うことになっている。今まではコンセントから電気を取って充電していたが、3.3時間で2本充電できるなら使用サイクル的に太陽光で間に合う。出がけに軒端にぶら下げ、帰れは満タンのサイクルが持続すると思うとお得でありエコであるので何やら気分が良い。

■長距離歩きの道具として
・照明
明かりに関しては、暗くなったら動かないということにすればヘッドライトの電池は例えばPetzl Tikka XPでは60時間保つらしいからゆるゆるJMTを30日としても1日2時間は使える勘定で、しかも掟破りのリチウムを使えば(最新のやつはリチウムが可)もう少し長い時間の点灯が期待できるから電池のことは気にしないで良さそう。あるいは積極的に明かりを使わないとしてPetzl E+Liteを持てば、とりあえず照度は落ちるが30時間は何とかなり、替えのCR2032は1個2.9gだから一組二枚で6g程度なので替えを持っても気にするほどの重量でもあるまい。しかし、野生動物のいるエリアなので、よほど胆力がある人以外は、照射もできる強力な光源が欲しいと思う。私はE+Lite+Jil Lite JCR2 HI(CR2×1)を持った。いずれも充電できないが、1ヶ月程度なら照明用の電池は充電したりで交換しないで済む方向で臨みたい。もし、太陽電池を使うなら単4エネループに単3アダプタで充電することになる。

・GPS
GPSは基本的に贅沢品で無くとも良いのだが、例えば休憩場所を探す時に、どうせ休むなら水のあるところまで行こうとか、あとどのくらいで登りが終わるとか、地図と首っ引きにならずに歩きながらでも判断できるのがよろしい。のと、歩いた軌跡を採取記録したいので使っている。2年前の歩きではVista HCxを使ったが、リチウム単三2本で3日保った。リチウム電池はエネループに比べて遙かに軽い。リチウム単三を2組4本持って61g、太陽電池110g+エネループ4本(2本使用2本充電)は217gだからリチウム単3に換算して14本分にも相当し、それならリチウムでいいじゃんとも思えるが、GPS用として7セットなので21日は保つ勘定だが30日にはやや不足。しかも最近は安価なリチウム電池は手に入りにくいので、ここはPower Filmを持つことも考えて良かろう。

・カメラ
カメラも贅沢品だが、風景や生活の記録用として持ちたいのが人情でしょ。最近ではカメラと言えば銀塩ではなくデジカメだから電池の問題はついて回る。大概のカメラは専用電池で、これらは太陽電池からの充電ができないのだが、手持ちのRICHO GX100は単3電池2本で動くので太陽電池で持続的な使用が可能になる。とは言えGX100の専用電池は26gで丁度エネループ1本しかない。電池の消費は撮影頻度やディスプレイの表示、フラッシュ具合によって変わるから一概には言えないが...単3撮影で電池に困らない生活をするためには本体に2本と充電用に2本となり、カメラに4本のエネループを割り当てると専用電池4個分、週1パック利用の頻度であれば悩ましいことになる。ガンガン撮るとすればたぶん足りない。また、専用電池は汎用電池に比べて高価なので、その辺も少し加味して考えないといけないのと、1日に2本を充電できるという前提ができれば、GPS2+カメラ2+予備2の6本(+本体で270g)でやりくりできそうで、やりくりも柔軟性が高いから、どうせGPS用に太陽電池を持つならカメラも賄おうという考えも成立しそう。

・浄水器
以前紹介した紫外線浄水器の充電用に直接充電できるか試していないが、一旦単3に移してからでもできないことはないので、これも持続可能な浄水サイクルが完成する。

・その他
単3からFOMAに充電するアダプタ18gを噛ませて国内なら電話とワンセグが使い放題とか、熊避けラジオを持続的に大音量で鳴らせるとか。

というわけで、1ヶ月程度をSUL的に過ごすならエレキ物は不要なので、太陽電池も要らない。その分の重量をリチウム電池に捧げるべきだ。
すこし文化的生活をしたい場合、1ヶ月程度なら太陽電池の使用は検討に値する。未だ充電池のエネループが重いのが足を引っ張っており、私が取れる休日の範囲内で行く国内山行ではどー考えてもリチウム電池を主体とした方が軽く済む。太陽モノは樹林帯では全く発電できないだろうし、引っかけて壊す可能性も高い。
てなことは買う前に考えておくべきだった...

ま、JMTの妄想に戻るが、備蓄の電池を気にしながら節約するのと違って、発電しながら大らかに使うというか、電池が無くなってもお日様が出ていれば大丈夫という安心感を得られるのは良い感じだと思う。もうひとりJMTに向かう人の装備にバイオレッタを見た気がするが、そんなものは捨てて、是非Power Film を採用してもらって、太陽電池のあるロングトールの暮らしがどーいう感じなのかを教えてほしい。


徒歩旅行的にはアレだが、日常使う充電には元とるまで積極利用したい
米軍も採用しているらしいし→



海の日の三連休は最初の1.5日を娘の小学校行事で取られた。いちおう、オヤジの会の会員なので、当日はカレー鍋7つを賄うU字溝の薪ストーブ係として汗の4Lも流した。ま、薪を燃やせればご機嫌なので良い。翌日は、昨年は昼から八ツへ向かったが、高速の渋滞を見て気が萎えた...
ここいらでは校庭の芝生化が進んでいるので、キャンプファイヤーもドラム缶で行う。
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東京の日食、ちょど食最大の時間帯に雲を通して太陽の形を明瞭に観察することができた。ビクセンは買えなかったが、結果オーライで少しだけ嬉しい。運良くビクセンを買った人は次回買わずに済むからそれはそれで良いことです。
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by ulgoods | 2009-07-22 13:39 | エレキ系 | Comments(13)

200Yenライターの時計

最近、コメントにフジサワの充填式スライドライターがドンキホーテに売っているとの情報が寄せられたので近所の杉並環七店に行ってみた。
ドンキは久しぶり。
相変わらずのジャングル系立体展示でライター売り場がわかりにくい。おかげでグルグルといろんなものを見ることができた。ま、ライターは何のことないレジの脇にあったのだが、残念ながら件のスライド式は見つけることができなかった。しかーし、代わりに時計内蔵200円ライターを発見せり!
以前、LED付き100円ライターのLEDを抜き出して遊んだりしたが、今度は時計付きということで期待が広がる!
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が、何の変哲もない形状で最初どこが時計なのか分らなかった...単なるLEDライター?と思いかけたとき、まさか?!とLEDを掌に照射したらだ、文字が見え!おおお、投影式の時計であったのか!ということは、LEDの前面に透明な7セグの表示板が置かれて日時が表示され、LED光の影として表示されるの?それはそれで普通の7セグが並んだ時計より素晴らしいではないか...スゲっと思い、裏にネジがあることを確認して買い物カゴに放り込んだ。
こういうモノを見たら火を点けるより先にドライバーを握ってしまう...(帰ってからやろう)。
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の前に壊さないうちに再度時計機能を見てみた。
壁に照射だが、ベタでは焦点が合わないので文字は見えないが、
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少し離すと日時が数秒間隔で切り替わって見えてくる
5月13日
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5時21分
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もう少し離して大玉のスイカくらいに拡大しても充分見える。
しかも時計と言うくらいだから日時の調整機能も付いているではないか。スゲ!
色合いも良いね。太陽の黒点がこんな模様になったら、それは世も末のカウントダウンが始まったということだ。

早速分解!内蔵を引きずり出した。
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小さな基盤の裏に日時スイッチのパターンが見える。たぶん4bitくらいのCPUというか全部入りの石が裏にあるんだろう。小さな管は水晶発振であろうか。電池はLR41が3個直列(裏面に更に二個あり)だな。で、レンズが前面に付いた筒、この中に小さなプロジェクターが入っているらしい。さすがにそこまでバラさなかった。
もちろん普通に火は点く。
ああ、電池は直列じゃないな。時刻保持用に1個使ってる感じだろうか。
スイッチを押すのに不便なので元の鞘に収め、日時を合わせて元通り。調整の操作も簡単で良い。これを別容器に入れて乾電池とかで常時天井に投影するとチョットかっこいいかしらと思う。

山で使うかなぁ...使わないか(笑)テントの外から投影して中から見えるだろうかね?ああ、逆に見えるのか...ってムードある照明なんて要らないしなぁ
もう他にやることがなければ山用のヘッドライトに投影時計機能が付いても良いかもしれない。

しかし、これで200円ちょい。コストはいくらなんだろうね?
だって、ググって出てきたPanasonicの電池LR41は1個200円もするのだ...



LEDライターも着実に進化していた模様...
うーん、この勢いだと次は投影ワンセグTV付きが出るだろうな...っていうか、お願い!>ライター屋さん
小ネタで恐縮Clickクリック!どんどんと

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by ulgoods | 2009-05-13 19:35 | エレキ系 | Comments(2)

StrikeAlert

雷警報器だ。わたし的には夏場の雷をより遠くから検知しようとしている。
だいぶ前の雑誌で見て入手をと考えていたんだが、意識中の優先順位が低くて買えないでいた。が、先日、野歩山紀行さんで記事が出ており、雷探知機の威力は・・・で、こやつらなかなかやりますとのことで、気になり度が三階級特進でUPし、ついに閾値を越えたので安いところを探した。国内でも入手可能だが、国際送料入れても安いのでeBayのお店で落札、ランチ3回分くらい安い。

本体のみ49g、リチウムの単4電池2本込みで65g。尤も、リチウム電池で壊れてしまわないかはまだテストをしていない...
どういう手法か分からないけど、雷までの距離が分かるらしく、雷鳴が聞こえた時には手遅れの危険があるヤツを聞こえる前に察知するとのこと。しかも、接近なのか離れていくのかまでLED表示で示すという。警報はLEDと音でする。ほのかに残る嘘っぽさを点き方や鳴り方のちょっとチープなガジェットとして仕立ててしまうアメっぽい感じは嫌いじゃない。

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写真では雷が接近しているように見えるが、これはカメラのズーム用のモーターの電波ノイズを拾ったものだろう。さっきまで緑で安全を示していたが、マクロで寄ってピント合わせでモーターが回ったところで、あ、雷かも!と言っている...ま、そこまで賢いとは思ってないし、山の中では主な電波ノイズ源と言えば雷だろうから、それでよいと思っているのだが、実は、買う前から気になっていたことで、他の機器、主にGPSとの干渉が気掛かりだ。GPS使用中はAMラジオにGPSがソースと思われるハム系のノイズが入るので、お陰でラジオを聞きながら歩かないんだけど、StrikeAlertもGPS雑音の餌食になって使えないのではガッカリする羽目になる。わたし的は雷に打たれるよりGPSの方がかわいい。

まずそのテストをした。室内で緑LEDが点灯する(安全状態)を確認し、動作中のGPSとピッタリ抱き合わせてみると、だいたい24-40マイル先に雷ありと出る。一番遠いレンジなので不確実性も高いだろうから無視すれば良いんだろうが、わたし的には点灯されると気掛かりで逃げモードにはいることが予想され、歩くどころではなくなる気がする。現実的には抱き合わせということはないので、少し離して置いてみた。30cm離して大丈夫なら何とか身体上に配置できそうだ。
30cmでは...微妙。たぶん、室内で換気扇とかPCとか空気清浄機とか..ノイズが多いんだろうな。緑LEDが安定しない。これはこれで、状態が安定しないのはもっと気になる筈だ。やっぱり、こんなテストは室内でやるもんじゃないんだろうな。
と言うわけで、野外でやってみた。
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30cmくらいの距離を置いて電源を入れて様子を観察したが、おおお、野外では緑LEDが安定しているではないかっ...救われた!この距離ならザックの両肩は微妙としてもGPSはザックの肩、StrikeAlertは腰あたりに付ければ大丈夫そう。途中、お腹で遮蔽されるのを期待できる。
干渉の程度はGPSの機種にも依るかな?HCxでも試しておこっと。あ、上が逆だ。アンテナの向きの影響もあるかも。HCxの時にもう一度やり直し..たぶん変化無いと思うが。

さて、いよいよ実地で試さないと。
どっかに雷ないかな...でもオヤジには反応しないと思われ。ああ、あれはもう絶滅危惧種か。
このデバイスを信じるかどうか、そのあとどう行動するか、周りの人にどう知らせるか..おおかみ少年役はイヤだし。そのとき考えたんでは遅いから今のうちに考えておかないと。そのまえに道具に対する信頼を持たないとね。
雷に遭遇しないと分からないが、お山で遭うのはイヤだから、当分はお家で観察だ。

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今年の夏にそんなところを歩く意欲の表れかなぁ>自分
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by ulgoods | 2008-05-30 09:04 | エレキ系 | Comments(10)

Carbon Monoxide Detector

Carbon Monoxide Detector

今週末も泊まりで山へ行けないので家で燻っているのだが...
燻るなら燻るなりに、燻りモノの計り事をした。

実は、昨年の夏から買って準備しているiglooキャンプだが、実行に向けて一つの障害があった。粗忽者な私のこと、調子に乗って中で暖を取ったり調理するというのは大いにありそうな話だが、そんな時に懸念すべき事として真っ先に一酸化炭素中毒が挙げられよう。一酸化炭素COは五感に対して無色透明無味無臭無刺激な認知不能な気体。二酸化炭素と違って、吸っても息苦しくなることはないが、吸って異変に気付いた時は手遅れというコワイ気体だ。血中のヘモグロビンに対して酸素の250倍の結合力を持つので、一酸化炭素と結合した血液は酸素を運べなくなり、体内組織が低酸素状態に陥って生命に重大な危険を及ぼす。貧血どころの話ではない。(運良く)気付いた時は体が動かず、回避行動が取れない。
そんなコワイもの...生身で検知するのは命がけというか、おつむが検知した時は体が手遅れなので、ここは一発エレキの力を借りることになる。そう、用心深い私はigloo製造器とほぼ同時に一酸化炭素警報機も仕込んでおいたのだ。そいつの動作を確認できない限りはiglooの宿もお預けと決めていた。
一酸化炭素のヤバさはgoogleば出てくるのでご一読。

いろいろ探した。一酸化炭素中毒を測るのに一番確実なのは、問題となる血中濃度をモニターすれば良い筈だが、その都度血を抜いたのでは痛いからイヤ。っていうか、普通に売ってないし。
で、お次は空気中の一酸化炭素を検知することになる。探したが、空気中のCO濃度が測れて数値が出る計測器は高価で買えないし、そこまでの必要もない。というか、数値を眺めながら動けなくなったらお終いだ。相当濃いCOなら一瞬でも危険だろうが、低濃度でも吸い込んだ総量、結果としての血中濃度が問題だから、ここは気体濃度の計測ではなく、危険な血中濃度を引き起こすであろうCOの積算値に対しての警報機が要る。

昨今、家庭内でも湯沸かし器やストーブの不完全燃焼による事故が多発したが、やはりそれ用の警報機は売られており、家庭用のヤツは種類も豊富だ。当然、担いで持ち歩くこと考えられていないからサイズが大きくて重い、使えない...とか、とか、思いながら検索を広げたり絞ったりしていったら、数値は出ないけどヤバそうなら警報が鳴って、しかも許せるほどに軽量小型安価なものが見つかった。
COSTAR Personal Carbon Monoxide Detector Model P-1
電池込みで142g...というやつ。
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裏にベルトクリップが付いているが、腰位置での濃度に反応しても仕方ないから、口鼻に近い胸ポケットに固定すべきだろう。

国内でも取扱は数カ所見つかったが、私は飛行機関連屋さんから買った。そこが一番安価だった。なんでも、小型飛行機のコクピットの中でも一酸化炭素の危険があり、その検知に使うのだそうだ。快速旅団のGenさんもテント内での燃やし系開発の際は同機種を用意して万全を期すという。私はと言うと、先日は不意の雪でテントの裾が埋まりかけているのも知らず、呑気にロウソクを点けたまま寝入ってしまい、後でゾッとした不名誉な経験を持つ。先日も赤岳の小屋で石油ストーブが原因と思われる一酸化炭素中毒事件が発生したとニュースで見たし、人ごとではない。

で、このセンサーを鳴らしてみなければ、ということになっていた。わたし知識的にはCOは何か燃やさないと得にくいので、夏の間はテストせずに放置してた。だって、汗だくテストは嫌だ。で、冷えてきた年末になって鳴らそうとして、小さなコンロに備長炭を熾して45Lのゴミ袋を被せて不完全燃焼状態を作ったつもりで、その中に検知器を仕込んでみたのだがこの時この装置はウンともスンとも言わなかった。ま、付いてきた9V電池が膨らんで破裂し掛かっていたので電圧がなかったかも。買ったお店の商品保管と出荷チェックが杜撰っぽい。センサーにも寿命はあるらしく、そんな管理もされていなさそうなので、もー買わないが...
で、最近、思い出して新しい9V電池を買ったし、テント内での一酸化炭素中毒の事例も聞くから、どーせやるならテントを使った方が良さそうと言うことに気が付いたので燻りついでに試してみた。

使ったテントはBlack Diamond OneShot、コイツは完全に密閉できる。使った燃料は100円で買った練炭の小さいの。いかにも一酸化炭素を吐きまくりそうな印象で今回のテストにピッタリだ。練炭はライターで簡単に着火できる着火剤が塗布されており、見るからに体に悪そうな煙を上げて短時間で着火する。
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練炭を小型コンロで燃やして、警報機を吊ったテント内に入れて密閉し、警報が鳴るかどうかというのが計り事の趣旨。鳴れば良しとする。
2個着火し、炎が回るのを待ってテントの中に入れた。火花が飛んでテントに穴が開いても困るのだが、どうやら一度着火すると後は静かに灰まみれで燃えるようだ。CO警報機は、COは空気より若干軽いらしいので、上の方にセットした。全部仕込んでジッパーを閉めて換気口も塞いで暫し待つ。
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待っている間に取説を読み直した。
この警報機が鳴るのはcarboxyhemoglobin(一酸化炭素ヘモグロビン)COHb濃度で10%に相当する一酸化炭素量で、空気中の濃度と時間で言えば、
30ppm 許容
70ppm 240min
150ppm 50min
400ppm 15min
とある。ヘビースモーカーはただでさえCOHbが10%くらいあるというから考えてみれば恐ろしいというか、安全側で鳴るのはセンサー的には適切な設定なのだろう。
400ppmってどんだけ?と思ったが知る由もないが、アラームが鳴ったら大急ぎで換気しなさいと書いてある。

テスト開始から8分くらい経過したか、あんなに狭いテント内で練炭を燃やしている割には鳴らないなと、しびれを切らして、本当に燃えているかジッパーを開けて確かめることとした。ジッパーを開けたのと同時だ、PiPiPi 4秒休み PiPiPiが聞けた。充分でかい音だ。赤いLEDも光ってるし!おおお、働いたと先ずは一安心。

このアラート、切る方法がない(一時的に切る方法はあるが、そのとおりに動作しなかった感じ)。電池を抜かないとダメだ。そもそも電源ONのスイッチがないのだ。これはスイッチ入れ忘れで痛い目を見るよりましだし、目覚時計くらい簡単に止められても困るわけだから、この場合は合理的で納得。30秒に一回LEDが光って動作を知らせることになっている。実はこの30秒に1回と書かれた動作が確認できていなかったのだ...ま、鳴ったのでよいか。
電池は1年くらい保つので入れっぱでおけーだ。

次ぎに、電池を一回抜いて、積算値をクリアしたつもりで、OneShotのベンチレーションを全開にした状態でテストしてみた。
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実は鳴らない事を期待していたのだが...今回は1分30秒で鳴った。やばい。速攻だ。ほぼ無風だったらベンチレーション効果が低かったか、さっき新鮮な空気に曝したので燃焼が盛んになった状態から始めたからか、はたまた電源を切っただけではセンサーの一酸化炭素検知能力が初期化されなかったのか、判らないが予想より短い時間で驚いた。相当な濃度が予想される。つまり、ああ、寒いなーとか言いながら火を入れて暖まる間もなく危険な状態になる。甘く見てはいけない。

何度かテストをしたが、概ね1.5分から8分の間で鳴った。
ちょっと気になるのだが、開けようとして触れた(振動が起きた)タイミングで2回鳴ったことだ。単なる偶然か、センサー辺りに気流が起きないとその気にならないのか、現在、センサーを長期休憩させて、無振動での鳴り始め時間を計ろうと思って、庭にテントを張りっぱなしだ。というのも振動(気流乱れ?)と関係あるならセンサーの設置方法を考えないといけないから。

ま、とりあえず鳴った良かった。
30秒に1回の動作確認のLED点滅だが、どうしても気になって眺めていたら、約1分で光っているのを見ることができた。時間間隔はどうやら不定。だけど、一度判れば横目でも何か光った!みたいに動作の光が目に入る。一応は動作しているから、反応の濃度も信用することにしよう。体の大きな人はそれだけ血も多いし呼吸も多い、小さな人はその逆だから、外国製でも大丈夫なんだろうな。

これ以降、できるなら鳴った姿は見たくない。室内で何か燃やしている家庭やテントにも設置を勧める。
毎回こんな重い物を担ぐのはイヤだから、テント内では火を使わないのが一番だ...が、練炭じゃなく、普通に使うガスストーブやアルコールストーブで鳴るか、それも試したい。鳴るまでテント内にいるのはそれはそれで勇気が要るな。

追記
・COSTAR P-1で検索すれば国内でも数の事例が件引っ掛かります、クリップはベルトと言うより自動車のサンバイザーに便利なようです。
・アラートは1度だけ、テストボタン長押しでキャンセルできるが、4分後でもアラートな状況だとまた鳴って、以降は米国の法律に従ってキャンセルできない仕様らしい。わたしはガチャガチャ押していたんだが、それでキャンセルできなかったようだ。
・電池が1年保つらしいので、貧乏くさく電池を抜いて保管するのはやめて、台所にでも吊り下げておこうと思う。


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庭の梅が一輪咲いたよ。ボヤボヤしてたら蛙も起きて春が来る...
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by ulgoods | 2008-02-18 00:38 | エレキ系 | Comments(30)

小ネタ2発

昨日今日の小ネタ2発

その1
Dynamo LED Flashlights
Dynamo Dyno-Mite 2 LED Keychain Light

手回し発電式LEDライトで15g(キーチェーン付き実測18g)。
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電池切れを気にすることなく、充電池がヘタるまで使用し続けることができる(筈)。
昨年のORショーで紹介されていたもので、秋頃に買えるようになっていたので数個注文しておいた。複雑な流通経路を辿るうちに(笑)里子に出され、最終的に手元に2個残ったのだが、赤と銀、どーも個体にバラツキがあるようで、残った二個では赤が暗い。銀が直視困難なほど明るいのに比べ、なんぼ巻いて発電して充電しても赤が暗い。が、赤も発電しながら点灯すると明るいから、こりゃ電池に問題ありと睨んで早速分解してみた。分解したところで電池のアレは分からないのだが、開けてみないことには気が済まない質だ。
上蓋下蓋のに別れるのだが、ネジを外して何気なく下を外しに掛かったらパカッと上が外れ、写真を撮る間もなくギアがバラけてしまった。やっちまった!いつものこと。
あれこれ組んだがどーもパズルが解けない。ギアが1個余るのだ。
ああ、もう一個あって良かった。銀もバラし、なるほど納得して組むことができた。大小のギアが組み合って、4回も速度が上げられている。歯数の比は数えていないが、発電機はかなりの速度で回るのだろう。
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肝心の暗い理由を知ることはできなかったが、内部が空中配線の雑っぽく作られていること、ダイナモもロッドによってバラツキがありそう、などが分かった。やはり、比較になるもが無いと、運悪く赤だけだと個体の不良か、全体の性能なのかが分からないところだった。たぶん、赤は電池を替えれば良いんだろうが、こんな小さな充電池、秋葉原で見つかるかなぁ。$7だしね、送り返す気にもならない。
持続可能性に富む仕組みではあるが、こんなに小さな電池ならスペアを数個持っても発電機の重さにはならないかもしれない。何泊連泊したら重量的なモトがとれるんだろう?
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2分充電して、30分くらいは保つようだ。休憩時にグリグリ巻いて、夜間少し使うくらいには大丈夫。が、ギアの作りが難なので、壊れたら元も子もない...やっぱりメインのライトに使う気にはならない。

実は、これでエネループを充電して使いたいと思っている。弾み車を着けて自動巻腕時計の要領で足の歩行動作で発電できれば...無敵だ!



その2
THERMOS TITANIUM BOTTLEその2
新作の事は書いたが、やはり、ずっと旧版が欲しいと探していた...古い広告では230gと出ているからだ。
いつものようにgoogleで探していた時のこと、見かけないお店が検索に引っ掛かった。一応チェックすると、ををを!旧版の写真、230gの表示、新版とは異なる品番表記があるではないか!残り3個だという。忽然と現れた、まるで超新星爆発にも匹敵する発見!なるほど、新版が出たのにぶつけて蔵に残っていた旧版を出して消費者の動向を調べようという気だな!と解釈した。普通されている値引きも無く定価だし、それは店主の謎掛けと思った。だって、アマゾンで買えば送料無料で、2日後には1割引で手に入るんだもん。Web上で、どー比べても高い方を買うヤツはあまり居ないはずである。
一抹の不安はあったが、時間も時間だったので、お店に確認せずに普段使いと保存用で2個を発注していた。全部ではね、ほかの人に悪いから。
で、二日目に届いたのだが、もー賢い人はお判りと思うが...ダンボールから現れた外箱にはピッケル図案化されたTの字。まさか..と思い中を取り出すと、あれれ、先日買った新版ではないか。
やられた...
凄く悲しい気分だ。一本持っているだけでも酔狂を証明するようなバカ高いボトルが手元に3本になったのだ。ステンレスボトルなら12本は買えることになる。
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もちろん、翌日電話して
「注文と違う品番が送られてきたのですが、間違って送ってません?」と聞くと店主に取り次がれ、、
「ああ、旧版はもー昔に売り切れたから、新製品を送っておきましたよ」だって。
ちょっとー、それって...残念ながら私としては受け入れがたい厚意なわけで、旧版を探していたことを説明して、全額返金、着払いで戻すことで決着した。
今日送ったのだが、早速お店のHPでは売り切れになっていたものが在庫2になり、写真が削除されて、品番が訂正されている。お店としては佐川の決済手数料と返送料で2000Yen近い赤字と思われるが、少しの手間を惜しんで昔の看板で物を売ろうとしたのが裏目に出たわけだ。
しかし、松山のお店も煩い客に見つかったものだ。

前の製品をお持ちのAZMさんから重量をメールで送っていただいた
250g。キャップ40g、中栓30g、本体150g。
とある。足し算すると..え”何回足してもやっぱり220gだぁ。
AZMさんの量りが10g単位に四捨五入されると考えてもキャップ44g、中栓34g、本体154gとしても合計は232gなわけで、230gと表示されるハズ。
各パーツの重量を比べると、新版がキャップ45g、中栓30g、本体180gだからボトル部分が重たくなっているっぽい。
本体が254gならば今のものと同じなのだが...
謎は深まるばかりだ。


お金は使わずに頭を使いなさい...メイベル男爵
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by ulgoods | 2008-01-18 01:25 | エレキ系 | Comments(23)

結露を計る / Brunton ADC pro

Brunton ADC pro
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かねがね、テント・シェルターやBivy内での結露に対する理解を深めたいと思っていた。
結露とは、暖かく湿度の高い空気がその露点以下に冷やされて保持できなくなった水蒸気を吐き出すこと、と理解している。私には気象の制御はできないにせよ、それ(主に気温と湿度、希に圧力)がどうなって「いた」かを知ることは、ちぇ!たまたま運が悪くて濡れちゃったよー、と天候や道具に毒づかないために必要なことだ。

この夏のSierraの帰りにコフランの最高最低気温を保持できるデジタル温度計(Coghlan's Time and Temperature Digital Dangler )を買ったが、昨夜の寝袋の寒暖の結果を納得するには良いとしても、それでは「日の出前が一番寒い」と言われるが、本当は何時に最低気温だったのかは分からないし、本当に気温が低かったのか?体温生成が切れて寒く感じるだけなのか?そんなことまで知りたいとしてもジッと温度計を眺めて過ごすのは、それはそれで寒いより辛いので経時変化を記録できる機能が要る、ということになった。
テントが結露したの理由をちゃんと解するには、気温と湿度の経時変化も記録できなければならない。それでようやっと点が線になり、そして面として記録される。屋根系だけでなく、Bivyサックやシェラフカバーと寝袋の濡れる関係や、衣類の中の蒸れ蒸れが場所やベンチレーションの具合でどう変化するのか?とか、知りたいからできるだけ小型軽量が望ましい。
という理由と条件で探してみた。が、湿度が測れてデータが記録できるのは結構上位機種らしく、業務用を除くとKestrelなら4000以降、Brunton(Silva)ならADC proしかない。
軽いのはBruntonだ。ボタン電池込みで55g。kestrelはいろんな重量が書いていてわからんが、単4を2本使うのでそれなりに重そうだ。100gを越すだろう。
精度は業務用に比べたら、どちらもそれなりだろうから、別に0.1度を争う状況ではないので小型軽量が優先でBrunton優勢。
風速は、わたし的にはオマケなので、プロペラが小さい方が破損がしにくいだろうでBruntonにもう一票。
価格も探せば$130100ちょっとからあるのでBruntonに利がある。
うーん最初はKestrelが良さそうだったんだが、何だかんだでBruntonか...が、ただ一点、Reviewなど読んでいて気になったのが、どうやらBruntonはデータ記録時にビープ音が鳴るらしい。例えば夜中にビッ!30分毎(1秒から設定できる)にビッ!...それって、たぶん気になる。気になって寝られない気がする。テン場でも周囲で気になって寝られない人を量産してしまうかもしれない。何かです巻にして消音すると計った気温や湿度が怪しくなりそうだ。困った...
しかしKestrelにすると、+50gは重そうなので、担いでいて絶対に後悔しそうだ。天候に毒づかなくても重さに文句を言うと思う。それはダメダメ、断じて許せない。
というわけで苦悩の末BruntonのADC proを選んだ。

ボタンが三つしかないので操作が面倒だが、慣れれば設計者の意図が分かり苦ではない。
データは専用のUSBの赤外通信デバイスを専用ソフトで駆って行う。PCに付いていた赤外デバイスが有効だと競合するようでダメだし、PCのモノは認識してくれない。ばかでかいUSB赤外は嫌いなのだが抱き合わせで買わせる作戦らしいが、無ければ結果を眺めるだけでつまらないから乗るしかない。
時計はもちろんだが、アラームとストップウオッチ機能がある。
気圧計、高度計はもちろんだが、原理はわからないけど天気予報までしてくれる。
風速の羽は一つが赤で塗られており、これは磁石になっていて方位も分かる。キャラメルのオマケ程度なのだが、風速計は周囲にコイルが仕込んであってそれをこの磁石羽が切って発生する電気パルスを数えて風速を出すんだろうから、赤く塗っただけで書ける機能を一つ増やしたことになる。
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計測時のピッは...やはり鳴った。消せない。気になる。遠慮のないはっきりした音が鳴る。ボリューム調整もできない。設定温度を下回っても鳴る。風速を考慮した体感温度も設定を下回ると鳴る。高度をセットしておいても鳴る。タイマーでも鳴る。やたらと鳴る。が、どれも音色が同じだ...この辺、あちらさんは芸がない。
メモリーは1980組しかデータを保持できない。ま、30分に1個でも1日で48組だから充分と言えば充分。
音色を設定できて赤外をやめてMicroSDに記録してくれるとステキなんだがな>Brunton殿

本当はテント内を計るにしても複数個を用意して同時に複数箇所測定したいのだが、そんなに買えないし重くなる。第一に何しに山へ行くのか分からなくなる。さらに複数個、非同期にピィが炸裂しては寝られない...ので1台だけにして、あとは最大最低を記録する温度計との併用で我慢するしかない。
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とりあえず何とか操作は会得したと思う。どうせ電源OFFスイッチがない!ので、先ずは普段の生活環境を計って遊んでいる。


参加中... この季節、乾燥するから湿度が測れると良いよ...Click!

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by ulgoods | 2007-11-19 00:22 | エレキ系 | Comments(6)