カテゴリ:燃える系( 71 )

backcountry boiler / the boilerwerks

Backcountry Boiler(BB) は The Boilerworks を名乗る Devin Montgomery 氏が UL コミュニティーの後押しを受けて推し進めたプロジェクトによって製品化した軽量の煙突形薬缶である。形態的にはKelly Kettleの小型軽量版で、小枝、松ぼっくり、アルコールストーブ、など多種の熱源が利用可能であり、その形状自体が風防の役割を果たし、煙突効果によって燃焼が促進され、炎は煙突を構成する広い面を舐めて無駄なく煙突外側の水に伝えられて湯沸かしに供される目論見。
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積極的に熱のロスを減らす湯沸かしとしてはJetBoil(JB)があるが、JBも仕組み自体は新しいものではなく、古くからそのような熱交換器を鍋に巻く試みは(MSRとか)行われていたが、小型軽量化したために爆発的に受け容れられた。BBもKelly Kettleの絶望的重さ(800g)から300g以下になったのでULコミュニティに迎え入れらることになった。製品化は、Devin氏がデザイン試作し、100セット分の事前予約を集め資金を確保して地元の工場に発注して行われた。作成の主な技法は金属のヘラ絞りで行われている。町工場がロケットの部品を作っていると紹介されたあの技法、回転する金属板にヘラを当てて飴細工をするように延したり縮めたりする熟練の技法であり、従って一つ一つ手作業で仕上げられたものだ(あー、量産では機械が使われているですね)。ので、重量は多少のばらつきがある。パーツは大きく三つ、煙突、外筒、燃焼皿、これらが絞りによって作られており、可能な限り継ぎ目が無い見事な出来映えだ。
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構成は、
本体 193g
コージー 27
シリコン蓋 14g
燃焼台 47
スタッフ 8g
説明書
説明書にはお茶とコーヒーの袋が留めてあった。先ずは梱包材を使って火を熾せとある。手にしたらすぐに使いたくなる我々の心をよくご存知で。

ハードアノダイズ加工されて、トップにはレーザー光線でシリアル番号が刻印されており、私のは107番。
こーいうのも嬉しいね。
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100個予約受付だったから、予備で作った?製品だろうか。もしかしたら最後かな?だったら、それはそれで嬉しい。確認できているだけで日本国内には5本以上は入っている。
なお、The Boilerworksでは現在予約は受けていない。また募集があるかもしれないので、手に入れたくて、しかも辛抱強い人はチェックを続けるとよいだろう。

最低限、本体の193gがあれば何とか湯は沸かせる。湯を沸かすだけである。中に麺などを入れて調理しようとか考えると、長いことその残渣に悩まされることになるので止めた方が良い。設計上の容量は590cc(20oz)であるが、実際には沸騰させて吹きこぼれない安全容量は実測の結果、上面から-40mm、372cc(12.6oz)であった。沸騰を望まなければ二人分のコーヒーを作ることができる。いちばん容積に寄与する上部が実際の湯沸かしに利用できないので、容量的には辛いものがある。
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もうひとつ考慮すべき点は、これは薬缶であるから、湯を注ぎ入れる器が別途必要と言うこと。その器は火に掛けないから、プラスチックや木製でも構わないが、その重量を入れると、高々400ccに満たない湯を沸かすだけであれば、例えば、EsbitのWingStoveとチタンの風防の25gに550ccのカップと蓋81gで106gでOKだ。同じカップを使う場合、ちゃんと燃焼皿を使うと193g+47g+81gで321gとなり、差し引き215g、その重量はEsbitの14gが15個分となる。贅沢にも日に二個使うとして一週間以上の旅でやっとBBが軽くなる。それ以下なら固形燃料を使うのが得策だ。また、Bush Buddyはストーブのみ146gであったから321-146-81でBBより94g軽い。また、Trail DesignsのCaldera Ti-Tri ULCを使うと400cc程度の湯を沸かす用なら50g程度で済み(鍋サイズによってコーン重量が変わる)、こちらも薪、固形、アルコールなど使用でき、値段も安いし遙かに軽い。
カップの煤汚れが許せなくて長期間に渡って燃料の補給無しで歩きたい人にはBBは良い選択となるが、煤汚れさえ許せば、もう少し軽くて簡単な調理が可能なストーブを選ぶこともできる。

ちょろちょろ燃えてから煙突薬缶をかぶせると風防になるし煙突でよく燃える
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とはいえ、この変な形の薬缶はKelly Kettleは重量的に買えなかったのだし、焚き火要素が大きいしで、けっこう楽しむことができる。燃焼皿は空気の流入が限られるのでどうも不完全燃焼気味な感じがするが、少し風のある環境や息を吹き込むことで煙突効果のお陰で上端から炎が吹き出るほど燃える。だが手を抜くと煙ばかりになり、更に下手をすると火を消してしまう。ガスストーブに比べると不便なのだが、大概の男子はこういう手間の掛かる自分のスキルや面倒見が結果に反映される道具が大好きだろう。
先に書いた不完全燃焼気味な件、燃焼皿に穴を追加すれば解決できるかもしれないが、せっかくのヘラ絞りの美しい皿に穴を開ける気にはなれないので、百均あたりで径の合う皿があると嬉しいのだが..

こういう煙突状のものでは、以前A-Ring Stoveってのを作ったことがある。あれは思ったほどに中を気流が通らないのと、熱暴走しやすくて手を焼いた。またその後、BBのような煙突薬缶を空き缶とアルミパイプとエポキシ接着剤で試作したこと上がるが、煙突の経が小さくて気流が抜けず、しかも接着剤だったので目的を果たせなかった。初志貫徹のDevin さんはエライと思う。

BBでは上の口からは結構な熱量が逃げているようだ。JBではフィンの周囲に手をかざしても殆ど熱を感じないほどに熱が吸収されているのが分かるが、BBの熱効率は良いのかは疑問だ。煙突内部にヒレをたくさん生やすなど進化してくれればとも思うが、そーすると空気の抜けが悪くなるので、燃焼に影響するだろう。上から逃げる熱を再利用するために上に鍋を掛ける発想もあるのだが、試して見たが、空気の抜けが悪くなって盛大な煙が出ることと、上の湯が沸く前に本体の湯が沸いてしまうので、あまり湯量の足しにはならなかった。マシュマロを焼くくらいなら使えると言った感じ。
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めでたく湯が沸いた後だが、注ぎ口が只の穴なので、尻漏れが避けられない。コージーの重さをケチって靴下などで掴むと濡らしてしまう可能性が高い。のと、只でさえ沸騰で飛び散った湯を無駄にしてしまう。もう少し、ささやかな口を形成してくれると良かったのだが、製法を考えるととっても難しそう。

試運転を終えて室内に持ち込んだが..煙突内に付着した煤やタールの匂いがするのが少し辛い。煤汚れは煙突薬缶の内側だけで、持ち運んでも周囲を煤で汚す心配をしなくて済むのはありがたい。
など相変わらず文句が多いのだが、製品化ストーリーや出来映え、使うシーンを思い浮かべると楽しいので、手に入れられて喜んでいる。


まったく似た形状で英国製のmKettleがある。どーやらBBのパクリ疑惑が指摘されているのだが..それはそうとして、こちらは買うことができるが、重量が370gであり、最軽量のモノしか愛せないわたし的にはソソられない。


こちらもよろしく。長丁場になりますので、まだまだやってます!

いつか歩く道を想い、お心を寄せていただき感謝します

.みんなに笑顔が戻りますように
このチャレンジに寄付します!
off_nakaさん 2011-04-01 12:46:44

.Peace!!
このチャレンジに寄付します!
beyondxさん 2011-03-31 23:21:54

.Little by little, and bit by bit.
このチャレンジに寄付します!
drunkwhaleさん 2011-03-28 19:03:04

. よろしくお願い致します。
このチャレンジに寄付します!
Yohさん 2011-03-25 17:41:51

. 少ないけど塵もつもれば・・・
このチャレンジに寄付します!
Umegashiさん 2011-03-24 01:09:32


以下再掲です。

この度、東北地方太平洋沖地震の報に接し、Japan Hikers Association(仮称)の仲間であるcreep氏が募金チャレンジを始めました。
私も微力ながら募金集めの窓口となることでお役に立ちたいと願い、チャレンジに参加いたします。

ULGのチャレンジページへようこそ!

私は、『CIVIC FORCE』への寄付を集めるために、チャレンジを行います。
援先団体は先に行動を起こしたHikerたちと同調して選定しました。

【いま、知っていただきたいこと】
こういう手段を通じて気持ちを形にすることが出来る世の中です。
色濃い自然を残す地域ゆえに支援には困難が多いと思いますが、再び北の地に日の昇りますよう、お祈りしながら、思いを同じくしてくれる方のささやかな行動をお願いいたします。

【ULGの自己紹介】
青森県三沢市出身

【今回のチャレンジ内容について】
金額は問いません。東北地方を訪れるハイカーも多いでしょう。またいずれ訪れるためにも支援をお願いします。

【私の経験】
高校生の頃、フレームザックを担いでヒッチハイク&野宿で岩手県沿岸を周遊したことがああります。しかし、美しい風景の代償か、災害は過酷でした。壊滅の町の名はいずれも訪れたことがあり、その変わり様に呆然としておりました。しかし、座してTVの向こうを眺めているだけではいけません。手をさしのべましょう。

【私からのお願い】
ささやかで結構です、お気持ちを集積したいと思っています。支援してくれる皆さんは、『このチャレンジに寄付する』をクリックしてください!

応援よろしくお願いします。

募金箱http://justgiving.jp/c/2544?locale=en


Hiker達の取り組み
http://justgiving.jp/team_charity_detail?charity_id=1777
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English Quick Guide (PDF) How to donate on JustGiving
http://justgiving.jp/pdf/justgiving-english-man.pdf


去年一緒に歩いた海外のHikerからも義援金をお預かりしました!
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by ulgoods | 2011-04-01 12:06 | 燃える系

Wire Grills / Purcell Trench

こんな時にこんな記事などと言わず、最後までご覧いただければ幸いです。


この手のGrillは芦澤一洋さんのバックパッキング入門で見てからというもの、いずれは手に入れたいと思っていたお品であった。
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Purcell Trench社のGrillは数年前にはWebサイトも見つけており、買おうと思えば買えないことは無かったのだが..困った事にカード決済を受け付けてくれないので小切手とか代理輸入とかも面倒で、わたし的には買いにくい状態にあった。のだが、Twitterあたりの呟きを拾ってくれたたのか、面白いモノを多数扱ってくれているCASCADE LOOPさんが話をつけて取り扱いを始めてくれたではないか!
http://outdoorgoods.org/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=PURCELL
国内でPurcell Trenchが買えるのはありがたい。手間や送料を考えたら納得できる値段と思う。

Purcell Trenchは各種のグリルを作っているが、我々軽量指向型ハイカーが担いで良かろうと思えるのはPackers Grillであろう。Packer Frameは最軽量だがちょっと危なっかしい。ペグ2本で代用できそうだし。メッシュを張ったモノはステーキ肉でも焼くのでなければ煮炊きだけなら無駄に重い。また、複数人数でのキャンプなら少し大きなTravelers Grillも良かろう。それ以上のものは担ぐ気がしない。というツボを押さえてCASCADE LOOPさんでもPackersとTravelersの二種だけ入れてくれている。作りはステンレスパイプを曲げて溶接したモノであり、そう易々と壊れなさそうだから、無茶しなければ一生モノの部類だろうし状況に応じて使い分けたいなと、この際だからPackersとTraverlersの両方をお願いしてしまった。

さて、昨年から釣りを始めて源流域でキャンプもやったりするのだが、やはり煮炊きは流木を使った焚き火で行う。焚き火で煮炊きの場合はカマドを作る、三脚等から吊す、火の横に鍋を置くだけなど、さまざまな形態が使えるが、ちゃんとした料理をするにはGrillの類は便利である。昨年キャンプではメンバーの一人がOpen CountryのExplorer Gridを持って来てくれて、これは脚付きで鍋も二つくらい載るので重宝した。私も買っておくかと探したが、Explorer Gridも国内では扱いが無く、向こうのREIなどでも買おうと思うと不思議に在庫切れだったりと買いにくかった。仕方がないのでとりあえず似ているというか、ほとんど同じ形状のキャプテンスタッグのSecond Grillを買っておいたのだが、どーにも重くて使う気になれないでいた。

せっかくGrillが揃ったので、チクと火入れしてみることにした。実はだいぶ昔に欲しいーとblogのどこかで書いていたのを神様が見ていてくれて伸縮ができる小型グリルも手元にあったが、それはパイプも細く、伸縮するギミックの故に熱と荷重を掛けたらすぐにヘタりそうで、これまで火に掛けたことがなかったのだが、この際なので裏庭での火入れに参加させた。
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重量は
Packers Grill 99g
Travelers Grill 144g
伸縮 Grill 49g
Second Grill 563g
Explorer Grid 397g(カタログ値)
である。
火入れテスト条件としては、Packers Grill は1.5Lの水を入れた鍋、支持の間隔は目一杯を課した。伸縮Grillは間隔狭目で同1.5L鍋。Travelers GrillとSecond Grillは鍋二つが扱えることが必須とした。

焚き火は、昔キャンパー時代に使っていたSportsman's Grillを引っ張り出し、下の皿をの上で火を熾すことにした。
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このSportsman's Grilも..昔見た西部劇で開拓者が幌馬車からこんなグリルを出して豆の入った鍋を煮ていたのを見たことがあって、お店で見つけて、あ”これだ!と重いけど持ち帰ったのを覚えている。が重すぎるので車でキャンプに行くときも疎遠になっていた。こんど幌馬車を手に入れたら使いたいと思う。

課した条件では何れも大きな撓みもなく、特に心配した伸縮Grillもよく頑張って熱でヘタって折れることはなかった。

Packers Grill
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このくらいでは殆ど撓まない。

Travelers Grill
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複数鍋を掛けて、それぞれに火を加減して調理することができる。また、地面に溝を掘って炉にする時でも長さがあるので鍋を載せるのに不便なさそう。

伸縮Grillも思ったよりちゃんとしてた。
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実際、1.5Lの鍋を掛けることはないだろう。

Second Grill
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脚が付いているので重いけど文化度が高い。また、縦方向に薪をくべることができるので燃料補給的にも有利だ。Open Countryの実物は実はカタログ値より軽いらしい。

実際、焚き火できる場所は限られ、Grillを一枚持ったから全ての煮炊きを賄えるかとなると外国のロングトレイルですら疑問だが(Sierraなどは1万フィートより高い場所では焚き火禁止だし、それ以下の場所でも既存の炉以外の新設は禁止だ)、沢での一泊にちょっと調理めいたことを計画しているなら持っていけば制約少なく安全に煮炊きできる。鍋が不安定で完成間際の岩魚汁をひっくり返しては悲しすぎで危険だし、取っ手や蓋まで舐められるほど炎に入れて調理するのも良い結末を期待するには楽観的だ。


Purcell Trenchの別のレビューはralker13氏にある
http://rwalker.exblog.jp/



ここから本題
単なるbloggerなので、blogを書くくらいしか人にアピールできる能がありません。以下のチャレンジに目を向けていただきたく拙文を連ねた次第(写真はまだ平和な頃に撮影しておりました)..ご賛同下さると幸いです。

この度、東北地方太平洋沖地震の報に接し、Japan Hikers Association(仮称)の仲間であるcreep氏が募金チャレンジを始めました。
私も微力ながら募金集めの窓口となることでお役に立ちたいと願い、チャレンジに参加いたします。

ULGのチャレンジページへようこそ!

私は、『CIVIC FORCE』への寄付を集めるために、チャレンジを行います。
援先団体は先に行動を起こしたHikerたちと同調して選定しました。

【いま、知っていただきたいこと】
こういう手段を通じて気持ちを形にすることが出来る世の中です。
色濃い自然を残す地域ゆえに支援には困難が多いと思いますが、再び北の地に日の昇りますよう、お祈りしながら、思いを同じくしてくれる方のささやかな行動をお願いいたします。

【ULGの自己紹介】
青森県三沢市出身

【今回のチャレンジ内容について】
金額は問いません。東北地方を訪れるハイカーも多いでしょう。またいずれ訪れるためにも支援をお願いします。

【私の経験】
高校生の頃、フレームザックを担いでヒッチハイク&野宿で岩手県沿岸を周遊したことがああります。しかし、美しい風景の代償か、災害は過酷でした。壊滅の町の名はいずれも訪れたことがあり、その変わり様に呆然としておりました。しかし、座してTVの向こうを眺めているだけではいけません。手をさしのべましょう。

【私からのお願い】
ささやかで結構です、お気持ちを集積したいと思っています。支援してくれる皆さんは、『このチャレンジに寄付する』をクリックしてください!

応援よろしくお願いします。

募金箱http://justgiving.jp/c/2544?locale=en


Hiker達の取り組み
http://justgiving.jp/team_charity_detail?charity_id=1777
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English Quick Guide (PDF) How to donate on JustGiving
http://justgiving.jp/pdf/justgiving-english-man.pdf


海外のHikerからも義援金をお預かりしました。
なーんか、サーバがパンパンなようで見えないことが多いです。また結果の反映に時間が掛ることがあるようです。Englishページをクリックしても英語になりませんが、表示がまともになることが多いようです。問い合わせましたがお金的に変になることはないとのこと。
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by ulgoods | 2011-03-14 16:14 | 燃える系

Fire Bowlと蒸し器

実は近々、都内某所で開催される焚き火イベントに出場すべく焚き火&グリル台を調達しなければならなかったのだが、ありがちなスノーピークの焚き火台の堂々5kgとか勇ましいのは私らしくないから軽い物でと考えていたりした。笑'sさんのところに美しくて良さそうな物があるのだが...実はだいぶ昔に買ってしまっていたGrillPutという、収納すると一本の棒になる面白いグリル台が手元にあるのも何かの縁なのでそれを活かすべく下の燃やし台だけ用意することにしてみた。このGrillPutには鍋用蒸し器が火台として使えるのはよく知られているので、とりあえずアマゾンで一番大きなものを注文したのだが、同時期に別件で海外のお店で買い物をしていたらGrillPut用と書かれたFireBowlというものが$10程度で投げ売りだったので、以前から疑問に思っていたのだが、この両者何がドー違うのかという不必要な興味もあって、しかもFireBowlはカートに入れても出しても送料が変わらなかったのでそのまま注文してみた。

両方手にとってしげしげと眺めて見た感じ、ぱっと見では蒸し用の穴が空いているか無いかの違いしか分からない...ああ、蒸し器には摘んで取り外しが出来る取っ手が中心から立っているくらいは違う。
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よーく見たが、開閉の仕組みや素材感も強度感も同じである。若干の違は、手元にマイクロメーターが無いのだが触った感じでFireBowlの方が少しだけ厚手の素材かもしれない。基本の円の部分は蒸し器の方が大きく羽根は短く枚数も多い。
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開いたサイズはほぼ同じなのでFireBowlの方が羽根の長さが若干長くなっている。また、蒸し器が3本足なのに比べてFireBowlはより安定の良い4本足になっており、かつ足の太さも倍ほど太い。が、これは蒸し器の方でも底に石ころでもかませておけば安定するだろうからどうでも良いこと。蒸し器の全体に穴が空いている方が空気の供給的に魅力を感じるが、灰を下に落とすとか考えると穴がない方が良いのかも。ちなみに重量はFireBowlの286gに比べて蒸し器は325gであり、穴が空いていて羽根が短い蒸し器の方がずいぶん重いのは少し意外であった。羽根の枚数が原因か?GrillPutが567gなのでFireBowlと合せると850g程度となる。羽根の枚数が多くて羽根が短い方が、薪とかが羽根に掛ったときに強そうだ。
などなど微妙な違いはあるものの、どーも同じメーカーが作っているっぽくて小さな文字を追ってみたが、蒸し器はかの有名なパール金属@燕三条で Made in JAPANとあり、一方のFireBowlもキャンドルランタンで有名なUCOのロゴが付いており、こちらはMade in Taiwanである。が、どう見ても開閉ヒンジの機構は同じで部品の切り出しも相似形だ。特許とか効いていないのかしら?あるいは同一のOEM?にしても日本国内と台湾の二箇所に工場があるのも解せない気がする。唯一、羽根の重なりの方向がそれぞれ違うのだが、そんなのは最初の二枚をどう並べてどっち向きに重ねるかだけの違いしかないし..など、二つ並べたがばっかりに火を見る前から余計な疑問が沸き上がってしまった。

さてさて役にも立たない疑問はさておいて、先ずは焚き火会に向けて試運転してみるのだが、UCOのFireBowlはそれ用だろうから、先ずは蒸し器が使えるのかを試すことにした。燃料はオガ備長炭。おがくずを固めて備長炭式に焼いたもので、火力は備長炭に引けを取らないというので買ってみたが、燃えた灰が茶色で美しくないので、さっさと燃やし尽くしたい。が、さすがに備長炭と書くだけあって点火は難しい。別途トーチバーナーで長時間炙ったのだが、ちょっと焼き物をするくらいなら点火に使ったガスで充分に焼けるくらいの時間が掛るのが難点で、これは備長炭だからもアレだろうが、かなりのところ蒸し器に炭を直置きでは熱が蒸し器に取られてしまって宜しくないのだろう。
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暫く放置して燃え跡を見て、やはり接触した部分が燃え残っていたので、せめて100円くらいで買った網でも下に敷くべきと強く思った。やはりリハーサルしておいて良かった。会場で肉が焼けないのでは恥を掻くところだった。
結論...蒸し器もbowlも同じで、燃やす腕だけが問題だ。

GrillPut自体はさすが独逸製らしく、シッカリした精度で満タンな薬罐を乗せても危なげない。肉のかたまりを乗せても大丈夫そう。組み立てがちょっと手間だが、全てが一本に納まるところがスタッキング大好きな男心をくすぐる。が、ずっしり重いのが残念で、チタンで軽く作ってくれたら、あるいは横笛になったりしたら面白いのにぃと残念だ。
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なにはともあれ、焚き火会に参加する装備が出来たのだが、週末は雨だ...
土曜のスキーの予定がずれ込んで焚き火会には出られない模様(涙


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何か変

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by ulgoods | 2010-02-27 03:41 | 燃える系

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #3 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその3

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #3 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその3

転倒実験を行ってみたので、簡潔にメモ。

■手順は
・内側に細いカーボンフェルトのとぐろ巻きを押し込んでアルコールの吸収量をUPした。
・アルコールを入れ吸収させてからひっくり返し、こぼれ出るアルコールは捨てた。
・残ったアルコールで湯沸かしを行い、400ccを沸騰させた。
・こぼれない量の燃料で充分実用になることを確認した。
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ということは、燃料を入れて滴らない程度に容器に戻せれば転倒しても零れないはず...
湯沸かし中を想定して燃焼中にひっくり返してみた。さすがに燃料がヒタヒタの時はこぼれて燃えるが、フェルトがあるお陰で燃料は緩く流れでるので燃焼範囲が狭くて済む感じだ。燃焼が進んで液体が全部吸収された状態だとこぼれないだろう。
で、こぼれる燃料をこぼした後に再点火して星一徹の茶舞台のようにひっくり返してみたが、もはや燃料はこぼれなかった。ストーブ自体は熱くならなかったので、手づかみで五徳に戻すことができた。




■その他
・燃料にはエタノールを使用した。赤火傾向であるが火力は増大したようで、400ccの沸騰が4:45、600ccの沸騰が7:00程度となり、mt_panda氏の記事のタイムが確認できた。
・燃料を10日以上入れっ放しで蓋をして転がして置いたが、パッキンの劣化も見られずに容易に点火することができた。
・T's Stoveの固形燃料台では少し高さが足りなかった。
・あまり芯を出すと蒸発が盛んで蓋で消火ができなかった。

以上

蓋のできる物にCFを詰め込んで燃やせば何でもOKな感じ...困ったな(笑


追加
風防時の異常燃焼をテストするために、風防効果がキツいカルデラコーンストーブで湯沸かしした。
今回使ったのはBPL550鍋用



400cc+を水から沸かしたが途中で熱暴走などもなく、湯沸かし後は即座に蓋で消火でき、アルコールを無駄にせずに済んだ。
カルデラコーンで使えればOKだ。制式採用します。


なお、このテストと結果は私の個人的な体験であり、何人に推奨するもでなく、他の条件下に起きる結果に対して私は一切の責任を負いません。
何事も自己責任で、火事出さないように!火傷しないように!!



良い動画が撮れる機材を入手しないと...


Click なう... 

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by ulgoods | 2009-10-28 13:29 | 燃える系

Carbon-Felt wick Alcohol Stove #2 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその2

広口リシール缶を使ったCarbon-Feltミニストーブの第2弾。

前作では湯の沸く速度が遅くて使えなかったが、JSB巨匠から、もっと芯を出すようにとのご指摘を受けたのでやってみた。
芯を余計に出すためには炎と鍋底の距離を稼ぐのにストーブの高さを抑える必要があり、前作に比べて思い切って低いチビ缶を作成することになった。
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切り分けた缶の上下で、上側の縁を内側からペンチの背でしごいて少し拡幅し、中に入る下の部分はペンチで上部にだけ小さくひだを付けて口をすぼめ、両者重なったところを万力で少しずつ締め上げてゆっくり押し込んでいったところ、缶の屈曲シワは出来ずにきれいに重なった。とりあえず、底部は100円で買った台所水回り用のアルミテープを貼ってシールした。試験でOKとなったら内側をエポキシ接着剤で目止めしてやろうと思う。あまり本体の温度が上がらないようなので、というか気化のために本体缶の温度が上がる必要もない機構で燃えるので、接着剤の耐熱性も高くなくて良いかなと思っている。

適当に組み上げて昼頃にラーメンテストを行ったところ、無事に湯が沸きラーメンを食することが出来たので、食後に時間計測を行った。
・条件
ストーブ重量:24g
燃料:約30cc
水:400cc
鍋:スノピのチタンボウル
五徳:ミニトラ五徳

・結果
沸騰:6分
沸騰継続:11分まで
消火:13分
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初期水温など測っていないのでアレだが、これは使えるレベルの結果が出た!
消火は蓋を載せると火が消えるので、暫く放置してから締めつければOKだった。面白いのは、本体がアッチッチでも芯は手で触れる程度に低温であったことだ。本体も布を介して掴めば消火後すぐに蓋が出来るだろう。芯は内部に折れ曲がってしまうが、次回使うときは少し形を整えてやるだけで使えるので気にすることはない。

消えかけで炎が痩せるとカーボンに酸素が触れてカーボン自体が赤熱するが、繊維自体が燃えてしまうことはないようだ。
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燃焼中の臭いだが、不完全燃焼臭も殆ど無く(ゼロではなかった)、炎も青く、イイ感じだ。芯をもう少しだけ低くしてもいいかなと思った。炎と鍋の距離が開いた方が不完全燃焼は少なくなる。
途中で息を吹きかけたが、立ち消えを起こすことはなかった。風に吹かれてカーボン筒の中に入った炎が筒の内側で着火して燃え続けていることで火種は残り、風が収まると直ぐに回復する。

今回のテストで一発目に使用した燃料は、前回の缶に残っていたものを使った。5日経過したが、さほど蒸発はしておらず、山で日に二回使うとしたら使い残しに継ぎ足して使い続けることも可能だと思う。
少し工夫と言うほどでもないが、芯は丸めてステップラーで留めてある。芯の下部はイカの足のように長めに細い切れ目を多数入れた。これは無理矢理蓋をしてもこの部分で変形を吸収して欲しいココロから来ているが、燃料吸収の表面積も増加するので正解だと思う。高さを抑えたことで、T's stoveの五徳でも使えそうなので、一層軽量化が図れる。
一方、缶を小さくしたことで、30cc程度の燃料でも缶の中ごろまで来て、液面が見えているのはちょと気持ち悪い。内部にCFを丸めて入れて出来るだけ吸収を増やしてやっても燃え方に変わりはないだろうか?次回試してみよう。

これで使用回数を重ねても蓋から漏れが起きなければOKだ。日々湯沸かしなどに使ってみよう。また燃料代が嵩むなぁ..

今までいろいろな構造のアルコールストーブをやったが、これは簡単で信頼性が高い。本体もスチール缶で小さくて背が低いので丈夫だし工作も簡単だし。火力の調整をやろうと思うと、芯の柔らかいのを何とか芯を入れて?上げ下げする仕組みを作らないといけないが、湯を沸かすだけだったらこれで充分だな...どーせ煮込んだりしないしな。

アルコールストーブは風防を付けると本体の熱せられ方が変わって燃焼に変化が起こる。室内で単体剥き出し燃焼が素晴らしくても風のある屋外で風防を付けた途端に熱暴走で火だるまになることもあるので、もう少しテストして納得できたら山に連れ出そうか。あと、低温時にどんな燃焼をするのかも気になる。

ま、カーボンファイバーを使った蓋付きアルコールストーブの一例、こんなもんでも充分に湯は沸くという例にはなったと思う。
JSB師の着想とご指導に、またチビ缶とCFを組み合わせた先達に感謝する。



カーボンフェルトもアレだが、私も煮詰まってくすぶっている...残念。

Clicl なう...→

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by ulgoods | 2009-10-17 16:40 | 燃える系

Carbon-Felt wick Alcohol Stove / カーボンフェルト芯アルコールストーブ

炎の巨匠、あるいはサイクロンの魔術師とも異名を取るイグノーベル賞クラスのアルコールストーブ研究者であるJSB師によって紹介され、あっという間に世界的な注目を集めるまでになった夢の素材カーボンフェルト、私の所にもJSB師によって送り届けられ、無言で何か作れと催促されていたのだが、いきなりではおつむりの回転も悪くて世界初をひねり出す事ができず、誰かの真似では残念なので天の啓示があるまで放置されることになっていた。のだが、最近、複数箇所でカーボンフェルトを利用したチビストーブを見かけており、お山に行かれぬ三連休の公園で空き缶箱にその缶を見つけたので調達し、まずは模倣して作ってみることにした。火力具合とか確認しておかないとね...
素材の広口リシール缶は大和製罐のページに紹介が出ているが2008年国際スチールパッケージングアワード受賞品とのこと、今までの広口アルミ缶より更に広い飲み口を持った、本体と口の径がさほど変わらない面白い缶である。この缶の丈を詰めてチビとし、内部に巻いたカーボンフェルトを入れて芯としてアルコールを燃焼させるストーブを作る。
構造と工作は至極簡単、加圧も気化促進の加熱機構も必要なく、超難燃性で液体をよく吸うカーボンフェルトに吸い込まれたアルコールが即座に気化して燃焼するだけ、といっては身も蓋もないが、この缶は身も蓋もしっかりしており、蓋をすることで消火が可能&燃料を無駄にしないという従来の空き缶ストーブの弱点を克服する可能性がある。
書いているより金鋏を握って作ってしまった方が速い。
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スチール缶なので少し固いが...適当に缶の口部分と底を残して切り分け、ぎゅっと押し込んで丈の詰まったチビ缶を仕立てる。のだが、押し込むのに少し技が要る。私は中に入る方の口をラジオペンチで摘んで捻り口径を狭めてから押し込んでいる。押し込まれる方は一度バーナーで赤熱させて焼き鈍しをして柔らかくしている。押し込むのもスチール缶では力が要るので、ネジ式クランプで挟んで少しずつ、傾かないように調整しながら押し込んだ。ま、この辺はいろいろ流儀があるだろうが、ともかく手を切らぬよう気をつけることだ。
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今回は2種類、口側の筒が底側の筒の外側に来る物と内側に来る物を作製した。外側に来る物は見た目がきれいな利点があるが、(底部が絞られたビール缶の場合は)底から立ち上がる筒が上から被せる筒の絞った肩まで達していないと容易に潰れが進行するから底側の筒を長い距離押し込まなければならず、元々は同じ径の筒を無理矢理押し込むのだから途中で筒部分にシワが入って水密性が得られない場合が多く、隙間があると加圧式の場合は下向きに炎を吹くこともある。一方、底の筒を外に出した場合は押し込む長さは任意に選べるが、液体を入れるお皿としては寸足らずなので余程水密性良く上下の筒を密着させないと漏れる。
今回の作製では、口側の筒を外にした場合は、やはり底側の筒に締められて、内部に屈曲したシワができてしまった(今回は底が絞られていないので、そこまで入れる必要は無かったかも..)。で、1cm程度の押し込みなら大丈夫そうと思ったので、今度は底の筒を短めにして外に出したら屈曲無く押し込むことができた。熱して熱いうちにやったので、冷えてからは密着性も良いだろう。念のため、アルミテープを巻いておいた。大方の燃料はカーボンフェルトに吸われるだろうから、皿は背が低くても良いと思った。
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内部に巻いたカーボンフェルトを入れて完成だ。30分も掛らずに作れた。

燃焼テストだが、先ずは単体テストを行った。
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なかなかよく燃える。カーボン繊維が赤熱しているが、燃えるということはない。
息を吹きかけてみたが、筒の中に入った炎で内部のフェルトに着火するので、吹き消されることはなさそう。
着火性は素晴らしい、というかボワッと音を立てて着火するので少し怖いくらい。予熱が不要なので燃料を無駄に使うことがないのは嬉しい。

次に湯沸かしテストに移った。ストーブの高さはTrangiaと同じにしたので、ミニトラの五徳が使える筈。点火してすぐに鍋を載せてしばらく待ったが、どーも湯の沸きが悪い。今回は水400ccを沸かそうとしている。昔作ったアルコールストーブの記録を見返すと6分台で完全沸騰まで持って行くのだが、今回のカーボンフェルトでは16分経っても完全沸騰とはならなかった...あれれ、と思いながら炎をよく見たが、トランギアと同じ高さにしたのだが、カーボンフェルトを引き出しているので鍋底との距離が詰まっている。あと5~10mmくらい距離があるとイイ感じだ。と、やはりアルコールの蒸発量が少く、慎ましく燃えているようだ。カーボンフェルトをナルト状にしてやれば増えるかな?あまりゆっくり沸いても困るので何とかしたい。

最後に蓋で消火してみた。蓋の内部にはプラスチックのパッキングが付いているが、溶けずに消火でき、蓋を閉めると今のところ液漏れも起こさないようだが..あれ、ひっくり返して置いていたのだが、手で触ると微妙に湿り気を感じるな。蒸気で漏れているかな?蓋か、あるいは接合部か?接合部であれば耐熱性のエポキシ接着剤で閉じてしまう技が使えるので余り心配ないが、蓋だと辛いな。シリコンのパッキングとかいれないと...また、蓋自体の再利用に耐久性があるかは暫く使わないと分からない。

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蓋をして消火して余ったアルコールを回収できれば、フェルトに含まれている分だと深刻に漏れるまでは行かない気がする。というか、やはり適切な量を量って入れるのが基本だろう。

重量 カーボンフェルトちび:22g
トランギア:88g
火力UPと水密性向上ができれば..火力調整の余地もあり、いろいろと面白そうだ。

今回はちょっと作りを間違えたっぽい。底の皿部分の背を低くして内側に入れて、内面からパテや接着剤で継ぎ目を塞ぐ作りにすれば、底の皿はリムがあるから圧縮に強く、外側は引っぱられるから屈曲シワができずに水密性が高く作れたかもしれない。ビール缶と違って尻がすぼんでいないから、外側を底まで被せれば潰れは進行しないな。ま、今回は燃焼テストと言うことで..もう1個空き缶を調達しないと。

燃料のアルコールだが、飲料以外に暫く買っていないうちに薬品瓶の形から洗剤のような形に入れ物が変わったようだ。燃料もエタノールが25%も入ってるって!エタノールの方が火力も強いし不燃ガスも悪くないと聞いているので嬉しい変化だ。
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JSB師からもらったカーボンフェルトを使わなきゃと思って公園を歩いていたら、思いが通じたのか、偶然にもツェルトを試しに来ていたJSB師に声を掛けられてしまった。うひょ!びっくり!以前、馴染みの公園の張りやすい場所を紹介しておいたので来てみたら私が居た!ということだった。
試すツェルトはアライのシングルツェルト。私も昨年改造したりして使っていた物だが、JSB師はポールなしで張るためのガイラインの長さを調べたくてのご出陣だとのこと。
この張り方は一本の立木があれば張れて、ミニカラビナを使うのがミソらしい。
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どうもシワが寄るので何度かご指導申し上げたが、この方法は自由度が高すぎて位置が容易に決まらないので設営に時間が掛るようだ。後ろを適切な高さにするには長い距離の索を伸ばす必要があるのも難点。後ろくらいは枝などで吊り上げるのが良いと思うし、稜線に力を掛けるのがシワ無く張れてわたし的には好ましい。

もちろん、あのポーズでの撮影を依頼された。
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オリジナルは↓
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偶然行き会ったのだが、オリジナルと甲乙付けがたい渋い佇まいの撮影をお手伝いができたのはうれしい!
オリジナルの張り方より出入りはし易そうだが、風が吹くと左右に振られると思う。



やっと連休もお仕舞い
天気が良くて、山は良かったろうな...

山にも行かれずに残念な私にはClicl でも...→

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by ulgoods | 2009-10-12 22:53 | 燃える系

その2 Titanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stove

この五徳、名前からするとPrimusのETA Powerでも使えるようだ。
たまたま手元に未使用のETA Powerがあるので合わせてみるか...ETAは買ってみたけど、独りでは重いのと大きな鍋を使わないから、オークションにでも出して売り払おうと未使用のままだったが、この際仕方がない。一度使うと二束三文だな。この五徳のテスト高く付く...

合せはパズルルのよう。V字型に合わせてからではバーナーの耳が差し込めないので、バラバラの状態で耳を差してからV字に組んで、んでから最後の一枚を結構無理矢理はめて三角にする。組み立ててみて、下面のギザギザは燃料パイプを旨く収納するためだったと分かった。
ちょっと無理がある感じだが何とか組み上がった。
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何も燃焼させなくても組み合わせのテストは出来たのだが、たぶんガスバーナーで湯でも沸かすと五徳にきれいな焼き色が付く期待があったので火入れをした。
こんなに立派な気化管が引き回されているから液出しもOKでしょうと思い、気化管が暖まったタイミングで燃料缶をひっくり返してみた。火勢が急激に増大するが、液出しも安定燃焼。
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寒くても缶をひっくり返せばOKと思う。

鍋を掛けてみたら炎が五徳を舐めて良い感じに赤熱している。たぶん良い焼き色が付くだろう。
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ついでだから湯を沸かして韓国ラーメンを煮て昼飯にした。
写真の鍋はTrangiaの外側アルミ、内側ステンレスの二重鍋。既に廃盤だ。軽くて熱の回りが良くて内側はごしごし洗ってもステンレスで粉も吹かないので重宝しており、普段使いにもなっている。大中の鍋とぶ厚いフライパンのセットだった。どっか他でこんな鍋セットあると良いけど。

分離式ガスストーブは、最軽量のMSR WindProを持っているので、なにもこんな無理な組み合わせをすることもないのだが、もしも野外で重量級の鍋物とかする時はWindProでは心許ないので、このままETA Powerを持って、チタン五徳と合わせても楽しいか。Eta Powerも更に軽量化版が出るらしいが、この五徳でチタンフォイル風防を巻いた方が軽いかもしれないな。仕方ない、ETA PowerはしばらくKeepするか...ETA Expressだけは処分するかな。

予想通り、焼き色が付いた!
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実は今回、この五徳を買ってみたのは少しワケがある。
eBayのサイトではVargo社のチタン製品、エクスカリバーや普通の軽いペグ、武器類、ストーブとポットなどが微妙にお安い値段で売られていた。たぶん中国で生産されて、検品で蹴られたB品か、本物製品の横流しか??型枠の所在は中国だろうから、もしかしたら所定の年数を経過したら工場から出せるような契約なのかもしれない。他にハクキンカイロの穴の模様だけ違うヤツとか、蓄光ガイラインとかが出ていた。衣類ではノースフェースの模造品がノースフェイクと言われて売りに出る市場があるとか有名で信用ないが、こういう無骨なブツは模造してもそうそう売れないだろうから、本物のB品か横流しに間違いないだろう。今後、そんな感じでブツが出てきたら...正規の販売しているお店には迷惑だろうが、工場直流しの本物であれば一消費者としては嬉しい訳で、しかもこのeBayのお店は複数買ってから送料をおまとめしてちょとメールをすると、だいぶ安めの良心的なPaypal請求書を出してくれる。アメリカから買うとつまらない物でも$30超の送料を掛けられるし、到着が遅いのを考えると香港は良い。
ちゃんと早く安く着くこと、手持ちのメーカ品と比べて同じ物であるのを確認する目的で手持ちのメーカー品と被るが小物を数点頼んでみた。来たら比べてみようと思う。
また、BPLでバカ高く売っていたペラペラなチタン鍋やチタンフォイルの製造元も執念深く探してみたら香港にあり、どーやらチタンは香港の様相...
ちょっとWatchを継続する。



テーブル以外は食べてしまうんだから、売れる物は魂だって...

「登山・キャンプ」へ+1..Clickたも!!

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by ulgoods | 2009-09-06 01:05 | 燃える系

Wetfire / ULTIMATE SURVIVAL

Wetfireはアルティメイトサバイバル社の固形火口で、前回の記事でも書いたがメーカーの主張としては
・1,300°F(704°C)以上で燃焼し、無毒、無臭、無煙である
・風の影響を受けず、むしろ濡れた状態の方が長く燃える
・他の着火剤のようなベタベタの燃えかすを残さない
・包装状態で最低5年、開封状態で3ヶ月利用できる
・軽量、メーカー希望重量5.67g(実測重量3.5g)/包

開封した感じでは質感は白墨そのもの。サイズの割に、え?っという軽さだった。長いのを作ってポッキリ折った感じの断面。たぶん断面が滑らかよりは火の点きが良い効果を狙って、そう形成しているのだろう。
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早速でナンだが、ORショーのビデオでは濡れに強いことを強調していたので水で濡らしてみた。さすがに表面が濡れていると着火しないが、中をほじってやると少々湿った状態でも着火に成功した。水に浮かべて燃えている絵を見たことがあるので真似してみたが、水に浮かべると上手くSparkieの火花を移せず、無駄に火花を散らせただけで最後はライターを使ったのだが、Esbitと違って爆ぜることもなく水に浮かびながら素直に燃えた。が、少し水を吸うようで、湿った状態ではメーカーの言うとおり長い時間燃えるのだろうけど炎が大きくなることはなく、立ち消えてしまった。
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無臭とのことだったので室内で燃やしたが、けっこう臭いのが籠ってしまい部屋から臭いが抜けるのに時間が掛った。どのくらいの鼻で嗅いで無臭というのかは分からない。

次に燃料として燃やしてみた。重量が僅か3g程度で、小さなEsbit(4g)よりも軽い。4gEsbitはかろうじて200ccの湯を得ることが出来るのだが、Wetfireはどうだろう?
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結果として燃焼時間5'40"、200ccは沸騰に至らなかった。こんなに軽くてガンガン湯が沸いたのではEsbitも困るだろう。サイズ的には16gのEsbitより少し小さいくらいであるから、湯を沸かすなら素直にEsbitを使うべき。
ベタベタ燃えかすが残らないのはその通りで、燃えかすは乾燥したカスのみであった。が、鍋の方に大量の煤が付着し...臭いも出たし煙も出た。無毒かどうかは確認できないが、薪の煤と違ってこの煤の着いた飲み口には唇を触れたくない。というわけで、燃料として使うのは違う気がした。
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もともと、非常袋の中の火口(Tinder-Quick)と予備のEsbitを統合してWetfireへの置き換えを狙ったのだが、少なくともEsbitの代用には辛いみたい。一方、Esbitは火花系では着火が難しく、Sparkieでは押し下げた勢いで粉々に砕いてしまったり遠くに飛ばしたりするが着火しなかったが、Wetfireは簡単にほぐせて、その小片にも簡単に着火した。ライターを使うと、即着火だ。しかし、Tinder-Quikと比べて格段に良いわけでもない。重量的はTinder-Quikの6本分くらいに相当する訳で、大きな固まりを砕いてロスを出すよりはTinder-Quikを小さく千切って使った方が、計画が立てられて好ましい。Tinder-Quikも少々の水濡れ(濡らして搾って)でも着火するし。

開封したての新鮮なWetfireをSparkieでほじってみて気がついたのだが、力を掛けると液体が染み出る。小片を指で潰してみたが、ベッタリ油が付き、嗅ぐとベンジンのような臭いがした。こやつの正体は固形燃料というよりは固形で油を保持する仕組みのようだ。道理で水に強いし、炎を近づけるとすぐ燃え上がるワケ。Tinder-Quikもシットリと油で濡れている感じがするのだが絞れるほどは出てこない。ずいぶん長く燃えるからだいぶ油が入っている感じだ。たぶん、あの燃えカス以外は油分なのだろうな。

さて、無理矢理Wetfireを導入するメリットはあるのか...着火剤コレクションにWetfireを一つ追加すれば良いという思いはある。固形燃料で湯を沸かすことがい多いので、Wetfireの小片をEsbitに添わせて着火するのは良い考え。試してみたがイイ感じの着火剤ではある。

この際だから、以前rwalker氏に教わったワセリンを試してみた。コットンボールが切れていたので、細く千切ったぼろ布にワセリンを染みこませて火口にしてみた。Spark-Liteの火花では着火し辛かったが、Sparkieで布を押さえつけるようにして発火させたら2回くらいで着火して良く燃えた。燃え具合はTinder-Quikと同程度である。触った手がベトベトするのが難だが、ワセリンは軟膏であるから布や綿に染みこませて携行すれば容器に書いてあるアカギレの他に股ズレや靴擦れ火傷などにも使えて便利。その他、兼用着火剤としては手の消毒アルコールジェルも良く燃えるが、容器に移すのが面倒だった。
ここにきていきなりTinder-Quickには申し訳ないが、ワセリンを持てばTinder-Quickは要らない雲行きになってきた。

原点に戻って、濡れた場面でしょっちゅう火口を使うか?火口を使うのココロは焚き火をしたいということであって、濡らさないように非常袋に入れた着火剤が濡れるほどでは燃やす相手の薪も濡れている気がする。達人になると濡れた薪でも焚き火を熾すというが、やはり大きなナイフで濡れていない木質を削ぎ出して着火させないと辛いだろう。私の普段のナイフはビクトリノクス・クラシック程の小さい刃しか持ち歩かないから木を削ぐなどの荒技には使えないと考えている。火口の火力で木を乾かし蒸して可燃ガスを出させるまで状態を保持しないと火は起きないわけで、Wetfireの1個くらい燃やしても仕方ない気がしてきた。雨中の焚き火を想定したらそれなりのモノを持つべきなので、救急用具で行うことはひとまず断念する。

というわけで、非常袋の着火系だが、あまり重さにこだわる部分でもないのだが、火口として
ワセリンコットンボール数個、FirstAIDと兼用
Wetfire1包
を持つことにした。
発火系は
Spark-LiteがあればWetfireの小片に着火できるので、そこから燃やし広げる事は可能なので採用する。
というわけで、Tinder-Quickが割を食った形で決着の感がある。
寒い時期にも試さないといけないが、重いオイル系ライターを省略できる可能性がある。


Wetfireを触った手であちらこちら触るとチョト痒い...

Clickたもれ!!

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by ulgoods | 2009-08-22 00:01 | 燃える系

Sparkie & Wetfire Tinder / ULTIMATE SURVIVAL

山でも普段の着火にはライターを使っており、発火方法や燃料の違うタイプを取り混ぜ3個ほど持って行くので火が着かずに困ったことは少ないのだが、ザックの中を見ると他に非常用に着火用具一式と非常用固形燃料と燃えかけのロウソクが入っており、まー、こと炎系に関しては保険を掛けているけど少し無駄ではないかという思いがあり、この辺の整理をしたいと思っていた目で眺めていたらULTIMATE SURVIVAL社の製品が引っかかったので、発火器(Sparkie)と固形火口(Wetfire)を入手してみた。

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こやつらの売りは、
Sparkieは
・メーカー希望重量23g(実測重量27g)で、同社の従来品に比べて半分の重量
・片手で着火可能
・ゴムグリップで操作が安定
・内蔵バネで押さえられた発火棒は360度回転可能、発火棒は本体内に収納可能
・濡れても拭くくらいで使用可能

一方、Wetfireは
・1,300°F(704°C)以上で燃焼し、無毒、無臭、無煙である
・風の影響を受けず、むしろ濡れた状態の方が長く燃える
・他の着火剤のようなベタベタの燃えかすを残さない
・包装状態で最低5年、開封状態で3ヶ月利用できる
・軽量、メーカー希望重量5.67g(実測重量3.5g)/包

というのがメーカーの主張。
両者がセットになって販売されており、効能を見ていると
・雨っぽい場所で濡れても着火できる
・片手で操作でき、風のある場所でも何とかなる
と読める。
その辺の確認をしてみたい。
Wetfireだが、Sparkieには1個しか付いてこないので、別途8個入りを2個買ったので、しばらく遊べると思う。国内でも入手可能だが、国内送料と少し割高な製品の値段を足したらe-Bayで2個買って送料込みで同じくらいだったので、通関しない危険性もあったがお願いしてみたら1W程で届いたのでラッキーだった。

その他の非常系発火セットと記念撮影
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まずは発火器(Sparkie)だが、
重量実測で27gであり、メーカー希望重量23gは発火棒を除いた重量か?と思って発火棒を外して測ったら18gなので何の重量を言っているのか分からない。ちなみにLight My Fireの発火棒はブレードが付いた状態で14g。Lite My FireとTinder-Quikの6本を防水袋に入れて21gだ。また、軍で採用されているSpark-Lite FirestarterとTinder-Quik4本セットはプラスチックケースに入れ取説付きで16gと最軽量。Sparkieは重量的には美味しくない。

で終わっては私も浮かばれないので他の利点を探してみた。
Sparkieの良いところは、片手で発火できることだろう。これは先端を固い表面に押し当てて、本体内蔵のカーバイトチップを指で発火棒に押し当てながら本体を掌で押し下げることで確実に大量の火花が出る!Light My Fireの棒ではブレードを押し当てる角度によって火花が出なかったり、通常は両手を使わないとダメ(いざとなれば足や歯を使うかも..)。押し当てる対象が無くても親指でカーバイトチップを押さえ人差し指で発火棒を引き込む動作をすることで片手で発火することができ、アルコールストーブへの着火にも使える。
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Light My Fireでも押し当てる対象がない場合はブレードを固定して発火棒を引き寄せる動作をすれば火花は出るが、やはり両手が必要だし、勢い余ってアルコールストーブを遠くに飛ばしてしまう(アルコールをまき散らしながら!)危険性があり、ちょと分が悪い。この点、Spark-Lite Firestarterは片手で握って親指で回転ヤスリを回すだけなので片手でOKなんんだが、100円ライター並みの弱い火花しか得ることが出来ず、添付のTinder-Quik以外の火口を発火させるほどの力はないのは残念。棒を削る系は単に火花が出るだけではなく、大きめに削れた粒子が火口に付着して高温を発することでしぶとく着火するのであって、単なる火花系とは趣が違う。
補足的に、Sparkieの発火棒は直径6mm程度でLight My Fireの4mmと比べて太い!これは大量の火花が得られる発火方法なので細いと回数が保たない感じなためだろう。実際、10回程度発火させたら目に見えて棒の表面が削れてしまった。このままいくと面が広くなり歯と擦れる面積が広くなりすぎて発火に力が要ったり削れ面の凹凸に引っかかり擦り動作が最後までスッパっと終わらないので困っていたが、どうやら棒を取り外して角度を変えて取り付けられるらしいのでやってみたら、再度フレッシュな角を得て気持ち良く発火することができた。

他にSparkieの良いところは...無いな...
ああ、水濡れだが、発火棒系は水を吸わないので濡れても表面を拭いてやればOK!回転ヤスリ式は、100円ライターを濡らして発火しないのと同じで濡れに弱い。が、Spark-Lite Firestarterは耐水性と謳われており、実際に濡らしてもヤスリの部分を拭いてやれば短時間で発火が回復した。ただし、雨の中でやろうとすると拭く間もないし、手から濡れが移るので辛いだろう。

ということで、
重量的には
Spark-Lite Firestarter << Light My Fire << Sparkie

火花(着火能力)的には
Sparkie >> Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

操作の簡単さ(発火の確実性)では
Sparkie = Spark-Lite Firestarter >> Light My Fire

耐濡れでは
Sparkie = Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

ということになる。
総合的にはSparkieは高得点であったが、何を重視するかで制式採用するか判断しなければならない。
Sparkie 27g、Light My Fire 16gで実に10gの差!大きいか小さいか?たかが10gとか言ってると、すぐにザックが重くなるので一考すべきだろう。Sparkieを持つことで他のモノを減らせれば文句はないわけで、片手で操作できて大量の火花が得られ、濡れても発火が得られるのだから、トイレ袋に忍ばせてあるペーパー燃やし用の予備ライターを廃してSparkieを持っても不都合がないように思える。荷物の点数が減って重量が減って信頼性が高まる方向でいきたいから、もう少し吟味が要るな。ライターは燃料も含んでいて火口が不要。火花系は良い火口がないと炎が得られないが、ライターは炎を得ることができるのが魅力。2つ持てばどちらかのガスが無くなっても何とかなりそうだし、発火方式はフリント式と電子式を持つことで大概の場面で炎を得ることができる。濡れは、非常用ならそれなりの防水対策をするのであまり問題ないし。じゃー、防水マッチを持ったら?実はマッチは擦りたての火薬が燃焼している間は風にも強い。上手く風を遮れば心棒に着火して長時間燃える。が、やはり保存や着火にちょと気を遣うし、1本で1回しか使えないのは、非常の場面では焦ると思う。

次回、相棒のWetfireを書くので、それまでには結論を出しておこう。ああ、Wetfireの相棒としてのSparkieか...
ちなみに、Sparkieは秋頃に日本市場でも手に入るという噂だ。

収納状態
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1W程、子供らと夏休みしてました...山へは行けていないです。
グズグズしてたら夏山も終わるので何とかしたいとは思ってます。

たまにはClickたもーれ!


おまけ、
小川原湖、遠くに八甲田連峰を望む。
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米軍と自衛隊の基地があり、頭上をF16が絶え間なく訓練飛行している。轟音がとどろくが、住んでいれば怒りも湧くのだが、たまに行くとこの音も少し懐かしい。象の檻と呼ばれる巨大無線アンテナが見えるが、パラボラアンテナに取って代わられて解体の予定だと聞く。

航空科学館は初の太平洋未着陸飛行機 Miss Veedol号の展示に始り、航続距離記録を打ち立てた航研機やYS-11(実機)、飛ぶ原理の体験、フライトシミュレーターなどが楽しめて、なかなか面白い。
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野外には退役した戦闘機(実機!)の展示もあり、柵の向こうは米軍基地だ。その近所には寺山修二の記念館もあり、二つ周れば1日はもつ。

今年の航空祭には米本国から神業アクロバット飛行隊のサンダーバーズが来るらしいので...混むだろうなぁ
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by ulgoods | 2009-08-18 07:04 | 燃える系

ガスストーブ 試作1号

ガスストーブ 試作1号

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6月末の燃える系ビルダー集会で刺激的なストーブに触れたのが発端で、私もガスストーブをでっち上げることにした。
方針は、
・精密な工作機械を持たないので、あり物を組み合わせて何とかする。
・火力調整が効くようにする。
の2点。

火力調整のアイディアは、対象を既製の部品と限定したお陰で良い物を思いついた。それは...ガキの頃遊んでいた模型飛行機に積む小さなエンジンのキャブレター部のニードルバルブ。液体燃料の調整用だがライターガスくらいなら何とかなるだろうという根拠のない勝算があった。小学生の私が持っていたのはENYA09という小さなエンジンだった。まぁまぁ安いので田舎のはな垂れ小僧でもお年玉で買うことができた。FujiやOSなどのメーカーもあったが私は何故か無骨に角張ったENYAが好きで、あれは何度も分解掃除をしたから構造やサイズ感も憶えている。ちょうど09用のサイズで良いんではないかなぁとWebで検索したら、幸いなことにENYA社はまだ模型エンジンをやっていて、日曜の夜中であったが09用のニードルが通販で買えたのは二重に嬉しかった。これで面倒な工作の40%は節約できたかなと思った瞬間、小遣いを握りしめて通った鈴木模型店の酒焼けしたオヤジと無愛想なおばさんの顔が朧げながら脳裏に浮かんだのは少し悲しいが、とりあえず3本調達。ENYA社は埼玉にあり、二日後には手元に届いた。
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バネ先端の竜頭を回すとねじ込まれた針が動いてジェットから出る流量を調整する仕掛け。

とりあえず、どんな感じのジェットが出るかテストしなければならない。手元にあったシリコンチューブをはめ、ニードルを閉じ、ガスを送ったら、ポンと音がしてチューブが外れた。ガスを出し、チューブを押さえ、火も点けて...って手は三本も無いからどれかを固定しないとダメだな..と思う間もなくゼムクリップを伸ばして針金化し、チューブの両方の口を縛り上げてガスの方もガス管の蓋を裏返して固定モードにして送り込んでみた。が、みるみるチューブ管側の根元がプーッと膨らんで破裂してしまった。
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ちょっとガッカリしたが、これによってニードル側の気密は結構あることが分かったのは収穫。次にニードルを開けてガスを噴出させて種火として置いておいたロウソクにかざして点火した。かなり絞られた強い炎が出る。ガスが強いとすぐに消えるほど速い。ニードルを絞ってみたらちゃんと火力調整も効いているようで、思わずニンマリ...ほぼ完璧だ。ニードルを絞って消すと僅かにネジ部からガスが漏れているようで、火が移るのだが、本番ではニードルと燃焼位置は離れるから余り問題にはならないが、ニードルを閉じて消火したらすぐにガス缶側も外すことが必要だな。

チューブが破裂するのは盲点だった。やはり最初はニードルを閉じた状態で開始したい。対策はホースの補強しかない。最初はバネを外側にはめて膨らむのを防ごうかと思ったが、ガス缶側だけやったのでは、いずれ他の弱いところが膨らむだろうから(細長風船を膨らますときと同じ)、強度のあるホースが必要である。半田を吸い取る銅の編んだヤツを被覆にしてと思ったが、手持ちの物はチューブ状じゃなかった。みたいな感じでWebを探していると...ありました!ラジコンカー用の耐圧ホース!ステンレスを編んだヤツで被覆されている。即座に注文して、それも2日後には届いた。模型系のお店は送るのが速いと感心している。

ストーブだが、仕組みは市販のガスストーブと同じ。パイプ内に仕込んだノズルから出たジェットを燃えやすい比率で空気と混合させて先端部に送り出し、バーナーヘッドからまんべんなく押し出して燃やす。バーナーヘッドの形状は宿題として、予めうまく空気と混合させることが必要だ。これはパイプ側面に穴を開けてジェットの勢いで空気を吸い込ませてパイプの中で混合させるのが常套。この部分の工作は、09のニードルに合わせてφ10mmの金属管となる。そんなパイプは新宿ハンズの6階だな!というわけで今日はハンズに行ってきた。真鍮か銅かで悩んだが、銅管の90度エルボーをキセルの雁首のように使いたかったので、ロウ付けするなら同じ素材がよいかと思い銅にした。真鍮の方が肉薄のφ10mmがあったのだが...実はロウ付けも初めてなので、そこで失敗したくないの心で銅管とした。銅管と内径φ10mmのエルボー、これはガスの配管用だと思うが、調達。ロウ付け用のロウ材、フラックス、バーナーと耐熱断熱材も調達。失敗に備えて小さなタッピングビスも調達。
銅管をパイプカッターを使って適当な長さに切り、小さな径の電気ドリルで一見無造作に穴を開けたが、気持ちとしては少し工夫がある。精密に直角じゃなく、わざと斜に入れることで、ガスを管に当て、ニードルのシリコンチューブ側を冷却すると共に内部に螺旋の気流を作り出せればと思っていた...ま、適当にやってみた。穿孔跡をニードル外形4mmに合うように穴を開け直した。その穴と直交して位置的に少し向こう側には空気取り入れ用の大きな穴を開けた。細いドリルで開けて、順に径を大きくしたドリルで開けて、最後はリーマで仕上げた。ボール盤じゃないし万力も使わないし、少しずつ工作するしかないからね..

てなわけで、何とかカタチが出来たのでテストした。
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バリ取らないと...
先ずはニードルを閉じ、燃料管に圧を掛けてみる。ステンレスの被覆をシッカリ縛り付けてあるので中のシリコンチューブは膨らまない。これ成功!
次は点火せずにガスだけ出してみたら、側面に開けたエアインテークから空気が吸い込まれている音がするではないか!少し嬉しい。
最後に、ロウソクを種火にして管の先端を近づけてみた。おおお、理科室のガスバーナー並みに炎が吹き出す。先端に少し赤火が出るのはエアインテークの面積か形状位置の問題か。もう少し調整が要りそうだが、結構イイ感じだ。エアインテークの吸入音もステキ!ニードルも効いていて火力調整ができる。現状では全開にすると炎が立ち消えるが、適当なバーナーヘッドを付ければ解消するだろう。
ニードル部分は手で触っていられるほど、殆ど温度上昇がなかた。これならホースも溶けないだろうから肉厚のゴムホースで良いかも。
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いやー、2週間、悶々と頭上演習した甲斐があった。とりあえず試作一号はこのままバーナーヘッド装着まで進むことにしよう。
次の工作は雁首部分の固定、バーナーヘッド作成と固定、燃料管側の押さえ、ゴトク。バカブンドさん程やるとしたら吸熱仕掛けのお鍋まで...ああ、まだまだ先は長い。



久々に燃える系工作モード入り
このストーブの名前..やっぱりキセル野郎だろうな...

頑張りまーす!のでClickぺんぺん!!

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by ulgoods | 2009-07-05 03:09 | 燃える系