カテゴリ:宿泊系( 74 )

Serenity NetTent / Six Moon Designs

Serenity NetTent / Six Moon Designs

今年も夏のSierraを歩くのかはまだ定かではないのだけれど、聞く話によると、今年は昨年に比べて水量が豊富であるという。昨年は、時期的に、コース的に恵まれたせいか、ほとんど蚊の来襲を受けなくて快適であったが、水が豊富だと蚊も豊富な土地柄だから対応が必要だ。蚊が食えれば食料を担がないで歩き通せるかもね..

蚊の帝国で寝るための準備として、昨年はTitanium GoatのEPIC Bivy ネット付きを使用した。幸いにも、実際にネットを締めて寝る状況はなかったが、サイズ的にゆるいのを選んだので内部で片肘ついて文庫本くらいは読める感じではあるが、生活をとなると、食事なども煮炊きはできないし、パンツの着替えができない。着替えをしようとなると、相当に芋虫の脱皮並のもがきが必要になる。
というわけで、欲しい時にないのは困るのでSix Moon DesignesのSerenity NetTentを手に入れておいた。これは昨年使ったGatewood Capeの内部に張る蚊帳で、これ独立して張ることもできる。
重量は8 oz.、本体のGatewood Capeが11 oz.だから併せて19 oz. で蚊帳付き、2重壁バスタブフロアー付きのシェルターができあがる。Gatewood Cape自体はレインポンチョだから、雨具も兼用で重量お得!
Gossamer GearのThe Oneも18oz.蚊帳付き二重壁シェルターで、二重壁シェルター状態では少し軽量であるが、雨具にならない。キッチリ雨具を持つならThe Oneも1 oz. 軽量な訳だが、1 oz. に$275払うのは私の費用対重量効果の原則(-100g=+$100)にそぐわないので見送ることにしている。

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とりあえず庭で単体で張ってみた。
Alphamid型というのだろうか、片面がスパっと切れたピラミッド型だ。
蚊帳だけだから頼りないが、一応は立つ。単体の場合は一本ステーを取る必要があり、付属している。
床はバスタブ型なので低いけど何となく安心だ。
ジッパーはL字型で大きく開くことができる。隙間から蚊が入ることはない。
内部は決して広くはないが、上体を起こしたり、着替えもできる。おとなしく寝るには充分だ。
足と頭は蚊帳に触れ気味だけど、蚊帳自体に結露は付かないから蹴って破かない程度なら問題ない。
まぁまぁ気に入った。

本体のGatewood Capeは、下部にガイラインを足して腰高に張ることになる。素晴らしい通気性が得られるはずだ。
本体とセットで使う場合は、蚊帳を吊り下げるためのD環が付いた新型ハーネスがあったほうが良いらしいということなので今回追加で注文しておいた。ま、D環を縫い付けても良いのだが、$5なら予備としてでも買っておいて損はない。

雨のせいか、庭に花大根がいちだんと繁茂して、実効スペースが狭くなっている。
折らないように..本体と張ってみよう。

単体用のスリーブとD環に引っかけるフック
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隅っこ。ゴムのコードが本体のステーに伸びるので、合体時は蚊帳用のペグは要らない。
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L型ジッパーの屈曲部と床の様子。
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以前、蚊帳が待てずに本体だけガイラインを付けて腰高に張ったとき。
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3年前に植木屋が入って以来、庭一面が花大根だ。おのおやじ、コッソリ種を播いたな...
花の色も綺麗だし、ミツバチがたくさん飛んでくるのは良い。
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by ulgoods | 2008-04-14 10:03 | 宿泊系 | Comments(4)

イグルー

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きたやつで作ってみた。
軍曹ありがとう。頑張ったよな。
宿泊快適!
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by ulgoods | 2008-03-16 11:31 | 宿泊系 | Comments(14)

VersaLite Super Bag / Western Mountaineering

VersaLite Super Bag / Western Mountaineering

Regular size.
長さ 180 cm
肩グリ 157 cm
腰グリ 135 cm
足グリ 99 cm
ダウン量 565 g(850FP)
合計 905 g
構造 連続隔壁、襟巻き付き(Continuous Baffle,Full Down Collar)
適用温度 -12.2℃ (10F)
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無料で羽毛2oz.(57g)増量してもらった結果、
本体の実測重量 1059g
期待された重量 962g
なんと、97gも重い...
そんだけ羽毛を入れてくれたのか、公表値に誤りがあるのか、Free Overfillがあるため解らない。同サイズのOverfill無し版の実測重量、だれか持っていないかしら?

ダウンを2oz.の増量で-15℃位を期待している。肩グリが62"あり、ゆったりしているため、内部に着込めばもう少し冷えても対応可能と思うので、このモデルを選んだ。これは三季用に分類されるが、襟巻き付き。連続隔壁なので、下面のダウンを上面に寄せて有効ロフトを増加することもできる。下面はORのDownMat7でも敷いておけば、更に暖かいだろう。
まさにVersatileな寝袋だ。

色はカタログにない、うぐいす色。渋い。
寝て眺めると光が当たった時は金色にも見える。
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ISKAのAir450(20F)と、その上のMnt.Fly HPD900との間隙を埋めるために購入した。冬の奥多摩あたりでの使用を想定している。

Western Mounaineeringは国内の取扱会社が変わるらしく、今後は値上がりが予想されると聞いたが、直接取り寄せれば注文時にFree Overfill対応してくれるお店もあり、定価販売だが値段も抑えられる。
MSRP $399
送料 $36
関税 1700yen
で、1$=107yenくらいで計算すると48000yen程度、国内の定価は+一万円くらいの値札が付いていた。

一月の8日に注文し、25日受領。右Zipの羽毛増量済みの在庫がないため、受注後に羽毛を充填して送ってくれたとのこと。送料も心配したほど高くなかった。

2oz.増量では、1クラス上の温度帯の袋になる。冬でも半袖の西洋人に比べて2oz.増量程度で私もカタログ値の温度帯で寝られるかと思う。

ジッパーが噛まないように堅い素材になっている。
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モンベルもこんな感じだったかな。


羽毛の膨らみ感は良い。
WMモノはいつも満足感が高い。が、想像以上の重量でちょとガッカリ。



自分で作り出した熱だから大事に保温したい。
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by ulgoods | 2008-01-28 09:53 | 宿泊系 | Comments(38)

Bigsky Summit Evolution 1P 1D1V shelter Rev.G

Bigsky Summit Evolution 1P 1D1V shelter Rev.G

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街に少し気の早いクリスマスが流れ始めた12月上旬、突然、BigSky InternationalのBobからテントを出荷したとよメールが入った。実は、このテントを注文したのは去年2006年の6月で、納品されたのが今年2007年12月...注文から納品まで18ヶ月待たされたことになる。

ホントに参った。
何回確認してもあと30日以内に出すとか、工場が上手く稼働していないとか、設計に問題があってパターンを作り直している等々、あらゆる言い訳で延ばされ、もう忘れたことにしていたのだが、こちらが忘れた頃にたまにメールが来て、もうすぐだ、という割に来ないので、どーなったのかメールすると、何やかんやと引き延ばし。海外のフォーラムでも納品遅れが問題になっており、訴訟するとかいう話しも流れてた。
で、このテントを手にできた人はラッキーだと言うことになっている。そう言う意味では貴重品なのかしら?

どーも最近は資金繰りに窮しているらしく、先払いなら20%OFFで来年2月の納品とかいうメールが来ていたが、もはや納期には信用ならんので無視していたが、たぶん現金化できそうなところから仕事を纏めだしたのか、白羽の矢が立ち?18ヶ月での納品となった。
ま、彼に限らず、USのメーカやお店もクリスマスというのが最終締切になっていて、これを目処に頑張るようだ。これを越えるとまたいつになるか分からない...

注文したモデルはRev.Dであったが、納品されたモデルはRev.Gだとのこと。代金も値上がりしていたが注文時の値段で出してもらった。当たり前である!そのくせ、かれこれ$90くらいのお得ですから..みたいな文面が書いてある。知ったことではない!こっちが期待させられたり裏切られて落胆した精神的疲労は$90では足りないくらいだ。しかも、さすがに18ヶ月前の関心事と今の関心事は違うから、送ったから、この年末にカードに課金したから、とか言われても予定外の出費で迷惑以外のなにものでもない気がしている。
しかも、オマケで付いてくるはずのコンプレッションバッグが入っておらず、メールで問い合わせたら、「あなたは最初は注文していなかった」という応え。確かにあの時代はオプションだったかもしれないけど、今は無料で付いてくるはずで、彼が書いた送るものお品書きにも記してあったので、あなたが送り状に書いた品目とアナタがパックした品目が一致しないのが問題だ、みたいなことを書いたら、今度は、オーすいませんすいません、みたいなメールが来た。ただし、工場は今年は閉まったので、来年、無料で出荷すると。無料は当たり前である!ストックの一つもないのか?たぶん、クリスマス前で仕事をしたくないんだろうな。
また、モヤモヤが年を越すことになる。また18ヶ月はイヤだ。
と、このテントにはぼやきっぱなしだ。

これは二枚壁の自立型で、1P 1D1Vは一人用、出入り口1個、前室1個と言うことらしい。家の間取りの説明に似ている。
とりあえず、畳で張って、それから庭で張ってみた。

重量は
外張 343g
内張 376g
ポール 211g
合計 920g
である。2枚壁の自立テントでは世界でも最軽量の部類だ。
ただしポールはオプションのFibraplexのカーボンポールをオーダしておいたので軽量。標準のEASTON 7075は337gあり、この場合は1056g。
自立テントとして国内最軽量モデルのトレックライズ0は本体、フライ、ポールで1250gであるから、カーボンポール版と比べて330g重い。Easton版と比べても約200g重い。330g減となると軽さは際だつ。
最近はトレックライズ0に大型のフライを被せるのが流行っているようだが、あれはどんくらい重いんだろう?どーせ作るなら生地を換えて本家より軽くしてもらいたかった。
価格もトレックライズ0は3.36まんえんでお安くはない。送料無しで比較するとEastonポールのならBigSKyの方がUS$249.95 で、お安くてなおかつ軽い..ただでさえ高価なトレックライズ0を買って、サードパーティのデカいけど重そうな、たぶんお安くはないフライもセットにすると...うーん、買えない私。でも、スカンジュームポールは少し惹かれる。ホントはEastonに比べるとあれって軽くはないんだよね。軽いのはあくまで当社前年比ということだ。で、全体的な強度バランスを考えるとCFでいいかな。
まあ、サードパーティ物が出てくるのは良いことだ。

居室のサイズは、
長さ 84"(212.8cm)
幅(上)36"(91.2cm)
幅(下)36"(60.8cm)
高さ 39" (98.8cm)
である。
アライのトレックライズ0より8cmも長く、幅は平均すると同じくらい(80cm)くらいか。

作りはまぁまぁ良い。パターンを作り直したと言うが、そのせいか、思ったほどシワも出ない。ま、その辺は最初の懸念からは進化したようだ。
素材は普通の30D Silnylonのようで、Gatewood Capeと同じ感触だ。今となっては特に軽量ではないはず。でも軽い...全体的に整合を取りながら無駄な安全マージンを下げて付属品も厳選して軽く仕上げている感じだ。例えるならゼロ戦の設計思想に近いと思う。
Spinnaker 生地を使えばあと100g位は軽くなるんじゃないか?

実は注文したのは1Vで、非対称、ドアの反対側は切れたフライの形状だったのだが、来たのは反対側にも前室が付いていた。やれやれ、狭いキャンプ地でも張れるようにと1Vを頼んだつもりだったが、これは1P2D2Vと同じフライじゃないか!重いし、反対側の前室は内部から手を伸ばしてアクセスできないから使いにくい。どーやら、製品ラインを縮小して利益率を上げる方向なのだろう。私としては迷惑な話しだ。
透明ビニールの窓が付いているが、これも余分。大体、こういうところから壊れてくると思っているし。片づける時に無用の気を遣う。
換気は、入り口の上に小さな換気口が付いていて、ベルクロ付きの棒で開いておく形式だ。ちょと小さい気もするが、トレックライズには付いていないようなので(持っていないので分からないが)、ま、無いより良いだろうくらいかな。

18ヶ月前、世界最軽量の二枚壁で雨でも煮炊きできるかと期待して注文したが、どーしても来なかったので、仕方なくBDのOneShotを手に入れた。今ではFibraplexのカーボンポール換装NeoShotになり、真の意味での自立型として、単壁だけど満足している。煮炊きできなければ、煮炊きしないで済むモノを食えばいいのだから..
って、軽量な固形やアルコールストーブが使えないという意味で、普通のガスキャニスタストーブなら問題なし。

やれやれ、OneShotとEvo.1Pとの使い分けに悩む。まるで、婚約者が旅先で死んだと思い、その後出会った人と家庭を築いてそれなりに幸せに暮らしていたら、ある日突然帰ってきた、みたいな、そんな感じで複雑な思いだ。
雪のあるところはOneShot、雨っぽい時はEvo.1Pという使い分けになるかな。それぞれ、オリジナルのEastonポールもあるから、更に選択肢が広がって..山行前のお道具の選定に時間を食いそう。困った。
Bobはメールの最後にThank you for your patience,と書くのが好きなのだが、ホントにこの人からは忍耐という英語の意味を教えられた気がする。

あまり細部が紹介されたことがないテントなので、撮った写真を出しておく
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前後の幅が違うのでポールの交点は足元方向にずれている。
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ポケットは頭と足側に1こずつ。結構デカイので便利そう。
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フライを留めるのはフックなので寒い時は作業しにくいかもしれない。フライとポールはベルクロ留めでOneShotやFastLightと同じ要領だ。スリーブが無い分軽量だが、設営性はイマイチか。それとベルクロの強度が足りない。フライに綱を取るとポールとの接続はベルクロなので、そこはもちょっと強力なのを使ってほしかった。
フライは綱で下に引いてフレームに被せて押さえるのが正しいのかな?フレームに直接力を掛けないのが正しい?なんせ、二枚壁のテントは初めてだから分からない..
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Silnetは指で?べた塗りされていた。
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ちなみに縫製は中華人民共和国。

私のお気に入り山道具ベスト3締切近し!よろしく。


秘密の山の上へちょっと一泊...メイビル男爵
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私のお気に入り山道具ベスト3に情報を多数お寄せ下さりありがとうございます。
近日中にまとめて公開させて頂きます。感謝!
だまいいよ...
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by ulgoods | 2007-12-17 01:50 | 宿泊系 | Comments(15)

MSR FLING

日曜は山へ行かず、子供のスケート教室につき合い、私も30年数余年ぶりにスケート靴を履いた。
小学生の頃は冬の体育の授業は田んぼでスケートだったから、多少は足に覚えはある、あった筈...のだが、ぶざまに転んだ庇い手で手首を捻挫し、キーボードを打つのが辛い。ので、今日は写真だけ。
だいいち、貸し靴がフィギュアとホッケーだけというのは納得できない。ホッケーは湾曲した歯だから前後に転ぶ。フィギュアはホッケーよりは歯が平らだが、先端のギザギザを氷りに引っかけ、前に転ぶ。昔からその二種は嫌いな靴だ。男子ならスピード靴だろうと思うが、狭い神宮のリンクはそもそもホッケー場だから望むのが間違いか。せめて、ハーフスピードの靴だったら、ギラギラと油の様に光る氷のスピードスケートリンクだったら..ぼやいても仕方ない。
子供は言わぬが、今後はお父さんの子供の頃はな..で始まる話しに疑問符が付くことになった。かな?

今日は名古屋方面からSierraを共に野宿し、歩いた友人が出張ついでに阿佐ヶ谷まで足を延ばしてくれるという。Yosemite谷で別れてぶりの再会だ。だからと言うわけではないが、庭にMSRのでかいテントを張った。気が変わって庭で寝たいというかもしれない。
MSRのFLINGというこのテント、フープが前後に2つ入ったカマボコ型の変形で、縦に一本背骨を通して張力前後への張力を与え、屋根を吊っている。背骨が無くても張れるのだが、背骨無しではGolite Den2と大して変わらないから面白くない。
スタッフザックも巨大だが、張った姿は堂々として、間口1.7m、奥行き2.0m、奥の幅1.2mもある。高いところで1.0m。巨大だ。ドアから奥へパパ、ママ、子供二人くらいの一家が寝られるかも!
素材は30DのSiLNylon1500mm対水圧、床は70Dポリウレタン5000mm対水圧。
重量は膜体が1.22kg、ポール三本で約0.59kgで結構軽い。

綱を思い切り緊張させて張った感じは結構堅い。カマボコフープの10時と2時の位置からは更に綱が取れるので、それも張れば主索を補い、風の中でも保つだろう。
結露は...まだ内部で暮らしていないけど、結構あるんだろうな。だが、換気に気を配った作りなので、入り口上を開けて、テント内で煮炊きしなければ大丈夫と思うが。結露の半分はテント内での生活様式によると思う。

テント繋がりの余談だが、先週は雪浅い北八つでNemo Hypno Exを張ったが、防水スタッフザックに入れたものを帰ってから計ったのだが、
Nemo 乾燥前 2105g
Nemo 乾燥後 1861g
だった。差は244gで、これが膜体に染みこんだ水分。
透湿素材では最初は透湿していた。ColemanのPowerMaxストーブのテストも兼ねてテント内で煮炊きし、水蒸気を盛大に上げても、側面に張ったロゴシールの裏側だけが軽く結露で、その他はサラサラだったので透湿していることが分かった。朝になると呼気に依ると思われる霜が付いて、それは払って撤収したから、膜に染みこんだ水分の重量が244gということになる。
透湿性とは言え、外気が-10度近かったが、テント隅の膜内の床は体に近いせいもあってか、以外にも最低で-4度くらいだった。相対湿度は最大で80%くらいが記録されていた。ということは、膜の極近傍で6度の温度勾配があるわけで室内の湿度が高ければ確実に結露し、かつ即座に凍結する。結露が微細孔を埋めて凍り機能を果たさなくなるのは明らかで、かえって、振り払えば氷が落ちる非透湿の方が良いかもしれないと思った。

ちなみにColemanのPowerMaxはでかくて重くて無骨者だが、プロパンを含んだ燃料の液出し仕様のこのストーブは寒冷でもよく働いた。寒冷でもテント内で不安なく煮炊きができる。

まだ、実戦に投入していないのだが、FLINGの写真を掲載する。
購入検討中の興味のある人には何か参考になるかもしれない。

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奥のメッシュはとじることができない
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サイドも重なった生地がメッシュで連結されている。横の綱を張るとメッシュが顕わになり、通気性が上がる。
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冬に暖かいテントではないと思う。
が、寝袋中綿の湿気を帯びた空気の露点以上に室温を保持できなければまずは寝袋が濡れるのだから、人間向きに半端に温かくしても仕方ないと思っている。

結露の起こる可能性があるのは二か所、寝袋内の体温に近い温度が寝袋表面で今回の場合は-4度だから10数センチの断熱材の中で40度の温度差がある。おそらく、寝袋表面付近で結露の条件を満たすだろう。次はテントの内外で、今回は6度の差があった。わずか1mmに満たない膜断面内での急激な温度勾配である。中か外かいずれかで結露し凍結するだろう。室温を寝袋内空気の露点以上に保持できれば(湿らなければ低温でもよいのでVapor barrierも有効)、寝袋表面での結露は起こらず、すべてテント壁に水分をなすりつけることができる。振り落とせばおしまいというのは楽だ。寝袋表面はもしかしたら温かいのかもしれないが、であれば近傍で急に冷やされるから結露が発生し結局は水分が寝袋表面繊維に付着するだろう。
寝袋表面と近傍の温度湿度を精密に測ってみたいな。
とはいえ、測ったところで暖房装置は持って行けないし、VB辛そうだし。極力テント内で煮炊きなどしない、水蒸気は通風で持って行ってもらう。といったところか。


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by ulgoods | 2007-12-10 09:35 | 宿泊系 | Comments(10)

SpinnShelter / Gossamer Gear

SpinnShelter / Gossamer Gear

まだ山では張っていないのだが、Gossamer GearのSpinnShelterは重量と居住性が日本的気候にもマッチする全天候保護超軽量シェルターだと思う。
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とりあえず基本形を庭に張って寝たが、思ったより快適だ。入り口の高さがるからアルコールストーブが使える。で、出入りは楽な方だ。側面の傾斜があるので二人は辛いと思うが、一人なら悠々の広さだ。奥行きも充分なので雨の中を出入りしても寝袋は濡らさないだろう。
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重量はシームシール前で9.0 oz(255g!)。軽い。
生地は名前の通りSpinnekerだ。ヨットの帆に使われるこの生地は数日張ったままでも伸びや湿気による弛みが出ていない。最初はレジ袋並にパリパリしているが、いずれ落ち着くらしい。
これのリッジラインが懸垂曲線なので壁に皺が出ず、ピンと張れる。風が強い朝にも本体部分は予想以上に静かだった。ただし、今回はBeak(くちばし部)をちょっと低く張りすぎたか張りが弱くて風ではためいた。次回はもう少しだけ高く張ってみる。
この手のシェルターは間口の開きで高さが変わるのだが、SpinnShelterは内部に張り綱を張るので、綱に長さを記憶させておくことができる。しまう時に少し狭めておけば次回は良いだろう。

終端の三角もマジックテープで留めているので、ここは開けることができ、側壁に隙間を作らなくても換気が取れる。
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もっと高く側縁を浮かせて張れば半タープのような張り方もできる。この手のシェルターとしては張り方に多様性があり、晴れた日なら片側をガルウイングとして跳ね上げれば良さそうだ。
明け方の雨に降られたが、シームシールした縫い目から漏ることはなかった。Spinn生地はシンナーで溶いたSilNetがよく効いてきれいに仕上がるので、目止め作業をしていても楽しい。

Integral DesignsのSilShelterはカタログ的には二人用であり、高さが低いので側壁を吊り上げて広さを稼ぎ出す必要があるが、SpinnShelterに比べると背が低くて居住性は劣る。また、足元を外から吊ると距離があるために剛性がイマイチで、仕方なく中に骨を立てると居住性が阻害されるが、SpinnShelterの終端はは思い切った切妻屋根なのでピッチり張力を掛けることができて剛性感が高いし、空間が分断されずに居住性がよい。これで側面を吊ればもっと広くなるのだけれど、おそらく風へのはためきを嫌って採用しなかったのではないかと思う。側壁を吊らなくても一人用としては充分な広さになるよう高さと幅を決めたのだろう、バランスがよい。側面を吊った多角形的な佇まいのSilShelterも美しいが、SpinnShelterにはそれとは異なった合理的な美しさを感じる。細部までよく考えて作られている。

IntegralDesignsの新作のSilDomeかmontbellのMONO FRAME SHELTER DIAMONDも候補に上げたのだが、SpinnShelterに比べると張るのは簡単そうだが、一人用の空間としても、重量的にもSpinnShelterを凌駕する魅力が感じられなくなってしまった...

先日紹介したMFD(富士手芸店)の亀の子タープはSilShelterが変形してSpinnShelterになる中間に位置する形状と言える。亀の子タープの側壁を長くして側壁を吊るのを前提にすれば高湿多雨的な日本の気候に合った使いやすいタープになるのではないかとSpinnShelterを経験して感じた。良いとこ取りを狙って亀の子も詰めて欲しい。

これ以前はIntegral DesignsのSilShelterがお気に入りだった。SilShelterもSilnylonを使った傑作シェルターだが、SpinnShelterも単に素材の軽さでのみならず、その性能において素材の名前を冠したシェルターとして記憶されることになるだろう。


ある日の寝床...
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SpinnShelterの中はTitanium GoatのPtarmigan Bivyだ。底部にReflect-Texを使い、熱反射を目論んでいるが、体一つでは比較のしようがない。素材のカタログ的には少し効果があるとのこと。Lサイズだが、重量が160g程度なので、冬場に使うならコレ。TiGのBivyは3つ目だ...縫製が良くて値段も手頃!

寝袋はNunatakのArc AlpinistのEPIC生地版だ。-7度対応とのことであるが、少し寒い気がしている。山に担いでいくまで、もう少し試してみる。幸い、東京もこの数日は気温が低いので、ようやく庭で試せるようになってきた。

Bivyの下はこれもGossamer GearのPolycryo Ground Clothだ。どんなもんかと買ってみたが、ただのポリエチレンな膜なので岩場では使えない。農業資材売り場で買えそうな感じがした。、ま、軽くて完全に防湿なので枯れ葉の上で寝る時には使うと思う。

Bivyの中にはPacific-Outdoor Equipmentの合成繊維入りの全身サイズ空気マットMax-Thermoを入れている。ORのDownMat7のショートでは仰向け寝の私には短い気がしたので、雪上でこれが使えないか、ちょと試し中。

これらを使って、さらにNunatakのSkahaダウンセーターを着て寝てみた。さすがに冬の低山フル装備に近いので汗をかくが、Arc Alpinistは締め付け感や密閉度を調整しやすいので、どーにもならない脱げば寒くて着れば熱いという状況には陥らずに済む。

これらは個別にもっと経験してから書きたいと思っている。


参加中...い た だ い て 足 り て 一 人 の 箸 を お く...山頭火、知足か。Click!!

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by ulgoods | 2007-11-21 01:28 | 宿泊系 | Comments(22)

Carbon fiber tent stakes / Titanium Goat

Titanium Goat 製のカーボンファイバー製ペグ、長さ9"、直径0.3"である。
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鉛筆ではない。
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重量は実測で7g!
1円玉7枚分...ウソのように軽い。

ちなみに下の写真は手持ちのペグ達で、左から
6g チタン
8g チタン
7g カーボン
16g チタン釘
18g Eastonアルミ中空 31cm
である。
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やはり中空物(カーボンと右端のEaston)は見た目を裏切って軽いな。実が詰まっていないので強度は無論弱いだろう。間違っても岩石に打ち込んではいけないと思っている。でもこのカーボンペグは結構堅い。腕力だけで折り曲げるのは私には難しそうだ(実は勿体ないので力が入らない)。

通常、テントの設営場所の状態が不明な時は8gチタンペグが主であるが、岩石貫通用にチタンのネールペグを一本持つ。地面が土(腐葉土とか)の場合は、長いペグでないと効かないのでEastonの31cmモノを2本くらい混ぜていた。
が、これからは土ならカーボンだ!記述によると2007年製からは先端にアルミチップが付いたので凍みた土にも打てるとある。仮にEastonを6本持つとして、カーボンに置き換えると66gの儲け!これはでかいぞ!

ただ、頭のプラスチックがヤワなので、石での打撃には向かないと思う。木か何か噛ませて叩かないと割れそうだ。気を遣うのはしょうがない。


ULからSULに移行しつつあり。
薄くてヤワな道具ばかり偏集中...



参加中... 今週末は晴れて欲しいよ、ね...Click!

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by ulgoods | 2007-11-13 03:06 | 宿泊系 | Comments(13)

Bozeman Mountain Works Stealth 0 NANO (6x8) Catenary Ridgeline Ultralight Backpacking Tarp

Bozeman Mountain Works Stealth 0 NANO (6x8) Catenary Ridgeline Ultralight Backpacking Tarp

名前が長い...
BPLから入手し、稜線をシームシールして出番を待っていた。昨日まではMLD Monkが張られていたんだが、小雨の今朝、撤収して張り直した。

重量82g、縫製はOwareだ。OwareのCatTarp 1.1より少し長さが短いが翼の長さは同じだった。
重量はほぼ1/3。やはり素材の威力だな。
MLD Monkよりでかくて同じ重量。トリックは、生地が一段と薄い。薄々なのだ。

目標は頭骨ありBivyに濡れずに出入りできる屋根を100gで立てること。
とりあえずやってみたが、人が出入りするには結構な高さが必要だ。変則的に張ったが、これでは風に弱そう。
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横に綱を取れば皺は消えるだろう。
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本来なら側縁は地面に平行になるべき。だいぶ無理して前を上げている。
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出入り口側にオフセットして張り、片翼を持ち上げたいが、短いポールがもう一本要るか...
Gossamer Gear Mariposa Plusのザックのカーボン骨が使えるかも!
当然、雨は弾く。
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懸垂曲線(Catenary)タープの皺はペグダウンの位置に敏感だ。自由にペグが打てる草原向きだろう。草原に張るならMFDの亀の子の方が空間が広く、暖気の保持も期待できる。御徒町系渋谷怪人とUL修道戦士Bによる先週の秩父奥多摩でのテスト結果ではだいぶ暖気が滞留するとのこと。
組み合わせの再考が必要だ。
自由にタープが張れない地面では..頭骨入りBivyに速やかに出入りする練習を積んだ方が良いのかもしれない。

MLDのMonkをトレッキングポール二本で長い方を真ん中で折ってΛ型に張れば良いのだが、一人ではなかなか上手く行かない。風があれば尚更お手上げだ。

IDのSilDomeがもう少し軽ければ..あるいはmontbellのモノポール ダイアをFast&Lightモードで張るかだな。あのポールをカーボンにすれば更に80g程度の軽量化ができるだろう。

Lightsabreもカーボン化したいが、エルボ部分はアルミでないと保たないし、元々ポール長がないから、劇的な軽さは期待薄。


ちなみに、MLD Monk の場合
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自分の備忘用なので、ちょこちょこ写真を追加したり加筆修正しています。


参加中... 何でこんな事で悩んでいるんだろう。可笑しいね...苦笑しつつClickでも!

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by ulgoods | 2007-10-26 08:15 | 宿泊系 | Comments(21)

JSB式 Tyvek Hammock Ver. 1.3

JSB式 Tyvek Hammock Ver. 1.3

先の吉祥寺UL’er Meetingの席で、手仕事巨匠、JSBさんからTyvek製手作りハンモックを手渡された。
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これは周囲で秋祭りが盛んな頃にJSBさんからの素材提供要請を受け、自転車を飛ばしTyvekを二人前届けたものがハンモックになって帰ってきたものだ。なんせ、100mのTyvek大尽たるULG、ハンモックの二つや三つ分お安いご用である。

作り方自体はさほど複雑にあらず、Tyvek紙をはりせんチョップの要領で長手方向に折り畳み、両側を折り返して縛り上げる。中央部を開くとハンモックになっている。水戸の藁納豆のようなもの。人間藁納豆容器をTyvekで作ろうと言うところがさすがに巨匠だ。折り返しの縛り具合も厳しく些かも手抜きはない。はりせん折りの折り幅も按配よろしい。しかも、パリパリ音がするほど堅いTyvekがしなしなと肌触りが良くなるまで揉んである。
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早速、天気を読み違えて谷川岳に行きそびれた鬱憤を晴らすべく公園で吊してみた。子らが無限プチプチが欲しいというので買った帰りである(どーしても写し手が要るのでね)。

Hennessy Hammockのウェッビングストラップを使い、提供を受けた径5mmのザイルの細引きで吊ってみた。JSBサイトでは破けた写真も見ているし、私はJSBさんより重そうなので、恐る恐る尻を乗せて、エイと体重を預けてみる。おおお、さすが我がTyvek!無事に我が身を受け止めて、ぶらーんぶらーんと何ごともなく揺れている。ハンモックの定石に従って斜めに寝ると背中も伸びて気持ちよい。心持ち幅が不足な感もあるが、公園での一時を過ごすには充分使える。
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エッジの部分から裂けないか心配したが、充分に持ち堪えている。Hennessy Hammockのようにリッジラインを張って、タープを掛ければ雨でも使えそうだし、リッジラインにハンモック自体を掛ければ屋根にもなる。揺れ止めや屋根時の開き用にサイドから綱を取りたいが、ハトメなどで細工をするとそこから裂けそうな気がして、発展させるのに戸惑っている。巨匠の仕事の進みを待って真似しよう。

子らが二人乗っても大丈夫。ネコ鍋状態で気持ちよさそうだ。揺らして呉れろと言うので揺らしたら喜んで無限プチプチをやっている..
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JSB巨匠、火遊び以外にもTyvek使いになりつつあり!


参加中... 誕生日が近いので恒例、年に一度の点呼です。訪問がロボット巡回でなければClick!, thank you.


10/23 人間は20人くらいだったのか...
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by ulgoods | 2007-10-21 21:31 | 宿泊系 | Comments(30)

MLD Monk Spectralite.60 Tarp

MLD Monk Spectralite.60 Tarp

Mountain Laurel DesignsのCuben Fiber Tarpはサイズ125 X 245cmの一枚布であるが、本体重量は84g!と、ほほう!と、うなる軽さだ。
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素材のCuben Fiberはヨットの帆に使われる布で、spinnaker生地と同様に超軽量布として屋根材に使われ出した。元がヨットの帆であるから、伸びたり裂けたり(帆としての使い方での裂け方)ということには強いはず。濡れて重くなることもない。反面、通気性ゼロ(だと思う)。通気しててはヨットが進まないのだ。
透けているので衣類には使いにくい気がする。雨具のrain chapsにspinnakerが使われているくらいか。
生地は織って作ったと言うより、荒目の繊維の布をフィルム材に浸した?ような感じ。縫えるので布なのだろうが、フィルムと言う方が感覚的には近い。
一部、接着されている。
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この素材が登場してから、わたし的には屋根系に動きが出た。なんしろ軽い。BivyとTarpを併用すると下手するとテントくらいの重量になるという不満が、100gタープの出現でBivyに優位性が出てきたと思う。

このくらい軽い屋根であるから張り綱も軽くしたい。というわけで、BPLのAirCore NANO Dyneema Guylineを併せてみる。100% Spectra な紐だ。重量は1m当たり0.97g、Breaking Strength 200 lb(90.7kg)とあるが静的荷重だろう。
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細くて扱いにくいが、こんな用途には使える。主索に10yd、その他5yd2本を使い、これまたCuben製のスタッフザックと併せて98gだった。
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ま、ヤードポンドの国で作られた品なので100gに拘っても仕方ないが、わたし的には許せるのは100gまでだ。これでスタッフザックに0.3 oz/sq/yd のCubenを使ってくれると軽くて助かるのだが...

さて、一枚布、どー張るか?布の中程に一つループが縫い付けてある。これがヒントだな...
というわけで、MLDサイトにある分かりにくい写真を念頭に張ってみた。
一枚布だが、けっこう立体的に張れるものだ。風を防ぎ、雨をしのぐ形ができた。
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こんな屋根の下なら、頭骨が入ったBivyはやりにくい。やはり潔くオロク袋型Bivyを使うべきだと思った。
もすこし、いろんな張り方もできそうだ。長手方向1/4の位置にループが一対あれば...と思う。

最近はBPLではCuben Fiberを使った製品をUltra super Lightという言葉は使い切ったのでNano xxxxと名付けるようになっている。「ナノ軽ぅいーーー」とか、つい口をついて出るような日は...来ないと思うが。
次回はBPL の懸垂曲線Nano Tarpの予定。


参加中... ふ っ と 影 が か す め て い っ た 風 ...山頭火、本家は味があるなぁClick!

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by ulgoods | 2007-10-17 09:33 | 宿泊系 | Comments(15)