2009年 07月 12日 ( 1 )

自転車雑感

もうすぐ夏になるのだろう。今年の梅雨はそれなりに降ったし、もう凌霄花(のうぜんかずら)も咲いており、異常といわれる季節ではあるが私の日常よりは正確に年を回っているらしい。

今月JMTを通しで歩きに出かける人を二人知っている。Red's Meadows辺りからYosemiteまでの区間の道を私が歩いたのはもう2年も前のことで、今年こそはと思いつつ、やはり果たせず机の前に膠着している。しかし自分でも不思議なのだが、あの道を歩く人の話を聞きくも羨ましさは感じず、埃と馬糞の乾いた道沿いに展開される青い空に映えるインディアンペイントブラシの朱やルピナスの紫、氷河からの清冽な流れに泳ぐトラウト、そして神の御業を思わせる大地の彫刻群と卓越した審美眼で配置された針葉樹の荒野、それを歩いた幸せな記憶が蘇るのみである。
2007年Lyell Forkにて北を望む。
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氷河のU字の底は草原となり、透明な川が蛇行している...天国だが熊の影多し。


既に歩いている単独行の女性二人、PCTに出かけた人の話も聞いた...
歩く人の無事と想いの成就をと、遠い目をしながら願う。
しかし、あの地の岩だけの峠に花の咲くのは実は荷運びのPack Trainが置いていく馬糞が肥料として大きな役割を果たしているのではないかと未だに思っているのだが...

6月も見事に土日は片方が用事で取られ、7月もかなりの頻度で同様であり、とても泊まりで山には行かれない雰囲気なので仕方なく自転車で遊んでいる。
自転車の雑感を少し記録しておく。

・山のトレーニングとして
友人がハートレートモニターを買い換えたのでお下がりが来た。胸にセンサーを巻いて、無線で腕時計型の表示部に心拍が出るもの。最近は男性用のブラもあると聞いたが、締めつけ具合はこんな感じなのかしら?と、乳の下、みぞおちの位置に巻き、左腕に時計と右腕に表示部を巻いて走っている。
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それ自体には眺めていてもトレーニング効果はないのだが、運動中に体に掛っている負荷を知らせる唯一の客観的指標として活用中だ。
昨年4月に五竜での無念の事故であの世にまでも滑って行ってしまった故・新井裕己氏が雑誌山と渓谷2005年9月号に書いた「ランニング登山の理」を何度も読んでいる。AT値(無酸素性運動閾値)を上げるためにはタイムや速度ではなくAT値程度強度の運動を持続することとあり、山を歩いていても急勾配の連続では心臓がバクバク言うのでAT値UPはトレールランナーではない私にとっても良いとことは間違いないだろう。AT値の目安としてはHRmax(心拍数の最大心拍数と安静心拍数間での割合)、要は心拍数で見当を付けるのだ。AT値は、ややきつい~きついと感じる強度がそれに相当するとある。
年齢的には心拍数で見ると
年齢       :40歳 50歳
ややきつい55%  :126 121
きつい  70%  :144 137
かなり  85%  :162 154
非常にきつい 100%:180 170
とされており、歳を取るほど低い心拍数で限界に達すると理解される。私の年齢は40と50の間にあるのだが、端数切り捨て当分は40の値で頑張ってみたい。
で、しばらくの間ハートレートモニターを付けて走っていたが、今では走行速度と心臓バクバクの度合いでだいたいの見当が付くようになった。40歳できついとされる144では平地での速度は25km/h程度で持続可能を確認済み。ATはもう少し上だろう。平地で35km/h程度を持続、あるいは瞬間的に40km/hを出すと160台まで上がるが、これはあまり持続できないので無酸素状態でありATはもう少し下にありそうだ。
てな具合で今では平地で25km/hで走り続けること、それを下回らない強度で日々走るようにしている。次回の山行では装着して心臓をモニターしてみる。
尤も、喫煙に侵されているので心肺能力が低いはず。ちなみに過去最高は185だから40最大の100%を越えている。上限が高めなのかな?小さなエンジンをギュンギュン回している感じ。体重と喫煙を何とかしないと。
11月に富士のレースコースを7時間で200km走るという会に友人から誘われている。平均30km/hで走らないと間に合わない。自分の改造と自転車をランクアップしないと難しいだろうな...

ハートレートモニターを下賜してくれた友人が言ったのだが、心拍をパソコンCPUのクロック数のようなものと考えると、例えばF1レーサーはスタート直前に心拍が200にも上がるらしいから単位時間内の処理能力は高く、あれだけのスピードで運転して相対的に物事の経過はゆっくりなのかもしれない。それを意図的にコントロールして継続できるのが資質なのだろうね。また、人は事故の際などに走馬燈のように人生を回顧する聞とくが、その刹那に極限まで心拍が上がってアドレナリンも放出されるとすれば情報処理量としては実は長い時間に相当するのかもしれない。
電車で座って読書も良いが、最近はそんなことを考えながら汗だくの自転車で走っている。

・キャンプ道具として
こうも暑いと無理そうであるが、やっと装備を詰めるカバンの類が揃った。リアは村上さんを手本にUKのCarradiceで揃えてある。23Lで500g代のSuperCというカバンとクイックリリース付きのBagman金具で構成した。Bagmanは最初お安いクイックリリース無しを買ったが、やはり不便でクイックリリースを追加したのだが、そっちは高さが足りないので両者を組み合わせて使っている。無駄な買い物は一切無い。100円で買ったゴム紐を常備し、買い物にも対応だ。
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これでウルトラライト的な装備で臨めば23Lザックで外にマットと寝袋を縛り付ければ足りるだろう。ハンモックと薄いQuiltが良いかなと思っている。
Carradiseは手作りらしく万年在庫無しであるが、イギリスのお店は入荷順に小分けで送ってくれ、しかも送料追加がないのが嬉しい。到着も普通郵便で1WかからないのはUSより良い。
SuperCだが、幅が広いので狭いところをすり抜けるのは危険。幅の狭いQRシステムのバッグは縫製中なのだろうか、別便で遅れて来る予定。
あと、サドルのポストに付けていたリアライト類を隠すので、カバンにPetzl E+liteをクリップで留めて赤色点滅で使っている。これは高い位置にある方が良いだろう。

・走っていて
現在1700km走りタイヤが擦り剥けたので交換した(同時に28->23化)。市街地走行が多いのでブレーキの機会が多いからだろう。歩道を走ると急な飛び出しなどで危険なので車道を走っている。歩道は不意に飛び出てくる人や自転車で危険だ。右折の自転車も無意識に最短距離を採るので右端から出てきて見えにくい。人は良いとして、自転車は左側通行だからそうはならないはずであるが...また、夜間無灯火で右側走行してくる人も怖い。多い順はおばちゃん、おじょうちゃん、おにいちゃんの順。車の免許とか持っていない層に重なるのかしら?あるいは最短距離を極める人たちか?まー、歩行の延長としてユルく乗っているのだから車両の意識もないと思う。
次に怖いのは交差点を出てこようとする自動車。自転車の私のことは見えているのだろうが、衝突の危険のあるタイミングでも出てくる。相手が自転車で避けてくれると高を括っているのか、こちらの速度を読み違えているかのどちらかだろう。
いずれにしても、こちらも原チャ並の速度で走っているのが危険の一因でもあるから、危険を避けるように自動車の運転以上に「かもしれない運転」をする必要がある。
で、万が一の転倒を考えるとヘルメットと手袋は必需品。最初は気恥ずかしかったが、転んで掌が擦り剥ける恐怖、頭を打って逝ってしまう恐怖があるので、今では手放せなくなっている。メットは取り敢ず安物を買った。前傾姿勢では肩が凝るのでもう少し軽い物が良いかもしれない。手袋は夏になり指先が出るモノを使っているが、これは脱ぐときに裏返しになって次にはめるとき面倒だが、USのバッタ屋で買ったCasterriの安物だが、人差指と中指、薬指と小指の間にループが付いていて脱ぎやすく、次回も指穴を直さないで済むので手袋が億劫にならずに済む。寒い時期に使っていた長指のはマウンテンバイク用と思うが、パッドが入って安心感が高い。これも安かった。ガンダムカラーでお気に入り。
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短いの、同じ手袋だろうか、近所のショップで見たが、バッタ屋価格の3倍で売っていたのは驚いた。一つ買えば送料入れても元が取れるので二つかった。
自転車衣類は上下と手袋類全部をUSバッタ屋で買っているのでだいぶ節約かと思っている。



半端な休日、やはり今日も自転車だな。
ハートレートモニターも装着してタイヤを細くした効果を確かめてこよう。
私のお山はなお遠い(来週も×で涙) 慰めるならClickで...

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by ulgoods | 2009-07-12 11:52 | 自転車とか