私は寒い時期の毛糸系保温衣類としてPossumDoanの帽子、手袋、靴下を愛用している。PossumDownの衣類は軽くて柔らかくて暖かいので手放せない。肌寒い時期の就寝やキャンプ地で寛ぐ時はもちろん、靴下は時として袋メシの保温用というウルトラライトのトリックとして使うこともあり重宝している。 で、Possumって?というのはWikipedia日本語版によると.. ポッサム (Possum) はオーストラリア区のオーストラリア、ニュージーランド、ニューギニア島、スラウェシ島に生息する小~中型の樹上動物。分類学的には有袋類カンガルー目(双門歯目)クスクス亜目の複数の科にまたがっており、厳密な定義はない。云々... 写真は商品についてきたタグから複写したもの。結構可愛いが、後述するが実は曲者らしい。 このPossumからは細くて良質の獣毛(Possum fur)が採れ、これをメリノウールと混毛することでカシミアに負けない素材PossumDownになるらしい。カシミアは高価だが、こちらはそれほどでもない。 PossumDownはデフォルトで獣毛が毛羽立った感じだが、このロフト感が持続するのが特徴の一つでもある。あ、毛玉もできにくいそうだ。数シーズン使っているが、そう言われればそんな気がする。 さて帽子のこと...前から薄々は気づいてはいたのだが、どーやら私には帽子失しの才能があるようだ。先日まで被っていたPossumDownのBeanie、米国のBPL(Backpaclinglight.com)サイトで知り、軽さと保温性に優れると言うことなので靴下と手袋も取り寄せて使っていたが、やはり帽子を失してしまった。実はこの帽子の紛失は2回目である。どーも被って飲みに出るとダメな気がしている。不思議だ...もちろん夏物の帽子(OR SWIFT CAPも2個、3個)もそんな感じで、今は手元にない。 で、勧進元のBPLだが、ここの通販は殆どの目星い物が慢性的に品切れという状態が続いており、従って、紛失したPossumDownの補充が利かずに困るのであるが、まだ寒い時期だし、頭が裸では落ち着かないし、かといってPossum以外の毛糸帽は考えられないし、という身をよじるような事態になっていた。 通例だと、ここで困った...と書くところであるが、今回は困ることを見越して前の夏あたり、目先を変えて本国New Zealandで探してみたりしていた。サクっとググって一発Hit。やっぱりありました。しかも日本語での案内があるサイトが見つかった。そこにメールアドレスを登録しておくと2ヶ月に一回くらいは日本語でメールも貰える。少し怪しい日本語だだが、だいぶ怪しい私の英語よりは大部マシだ。で、こんなご時世だからNZ$も例外ではなく、通貨が円に対して一時の半値くらいに値下がっており、NZな買い物は金額的に割安感がめっぽう高い。しかも、南半球で季節が反対だから向こうのサマーセール(今が旬)などは、これから暖かくなる日本に於いては先行セール的な意味合いがあって有り難い等々、お得感満載の国を掘り当てた感じがしていた。 今回の帽子紛失事件でお付き合いを開始させてもらうことにした。とは言へ、今回はお初なのでささやかに控えめに帽子2つと靴下1で小手調べをしてみた。ら、いつ届くのか気になり始める前に届いてしまった。 届いた物の混率はメリノウール 50%、ポッサムファー 40%、ナイロン 10%となっており、これはBPL物もNZ物も同じ。というか、帽子のタグが同じ POSSUMDOWN KNITWEAR LTD製ぢゃないですか!重量もほぼ同じ44g(NZが3g軽い)。で、値段はNZの方が格段に安い。送料も安い。BPLは黒一辺倒だが、本国は色も選べる。NZは狭い国だから、すぐに集荷されて来るのも早い。などなど...大成功だった。ももももーーーPossumモノはUSから買う必要がないわけで、お安くて早い以上にBPLの慢性品切れから解放された歓びは何物にも代え難い。 帽子は、今回NZモノの方が若干ではあるが毛足が短くて薄い気がする。が、耳部分は二重になってて暖かいし、頭頂部辺りは有り難いことにまだ頭の毛があるから帽子の生地は薄めの方が嬉しいかもしれない。靴下はBPLモノよりも厚みがありリッチな感じ。こちらもだいぶ安かった。 Possumだが、実は害獣なんだそうだ。購入したサイトの説明文に依れば、 「ニュージーランドの森林22,000トンを毎夜70-90万匹のポッサムがを食べ荒らしています。ポッサムの商品をお客様がただ購入されるだけではなく、私たちの森林保存に貢献することを意味します。」 え”ホントに?という凄まじい量である。90万匹として、一匹一日24.4kg...うーん、食べそうで食べなさそうで..よく解らないけど、ペットとして飼うには1日に24kgも餌をやるのは重労働で辛そう。えさ代もすごそうだから飼育はお断りて、せっせとNZから製品を買う方が幸せだ。 Possum自体が高性能の獣毛なのか?メリノウールに混ぜると生地に腰が出るぜと悩んだ末に利用法を思いついたのかは分からないが...NZはメリノウールも本国みたいなものだから、両者の組み合わせはNZの陽と陰といおうか、鍋と蓋と言うべきか、ある意味無敵であろう。 本当に森林保護に一役買うかは分からないが、そう思うともう一回くらい帽子を失してもNZのためにと思えば+-ゼロくらいで気が楽になる。 PossumDownの腹巻きがないかと探しているが、まだ見つからない。 夏場は糸を買って編み物か→ Click! 追伸 play possum :死んだふりをする、たぬき寝入りをする
by ulgoods
| 2009-02-17 01:53
| 衣類系
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doting on ultralight gears more than mountains...
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