チタン鍋 / Backpackinglight Titanium 550

なにも大晦日に鍋釜の話でもあるまいが..普通は一年を振り返る日であるが、今年はあまり振り返りたくないので鍋話で一つ。

さて、BPLのチタン極薄鍋、いつも品切れで入手できなかったが今月初旬に入荷したようなので即座に手配した。一週間ほどで届いていたのだが、ゆっくり触っている暇がなく、湯沸かしは今日がお初。
容量550ccで蓋付きチタン鍋。重量は、
取っ手付き鍋重量81g
取っ手なし鍋重量58g
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確かに軽い。ちなみに、A&Fのチタンケトル(A&Fチタンバックパッカーのもの、廃盤)は480ccで101gあり、容量が小さいくせに重い。最近は食生活も改善され?α米にヒジキや大豆肉などの乾物を入れて食うことが多くなったから、今まで使っていたA&Fの200ccマグカップ+スノピ極の蓋の組み合わせでは一回で一食分の湯を沸かすことができなくなり、蒸らし中に更に一度湧かして継ぎ足しで不便であったので、少し大きめの鍋が欲しいと思い101gのA&F鍋にしたが、BPLにすることで容量増で更に20g~43g軽くする余地があったわけだ。何も鍋の2,30gに血道を上げなくとも良いのだろうが、たかが鍋一つの重量であるが、装備全体のチマチマした重量節約の一環であり疎かにはできない。同じ機能のモノでも注意深く重量優先で選べばザック全体として1,2kgの削減につながることになる。持たないことは難しいが、どうせ持つなら無駄なモノは極力排除したいのココロ、その現れ的に持つ価値があると思った。

この鍋の材は極薄のチタンであり、薄い故に強度が弱く、握力を掛けると容易に歪むほどである。リムの折り返し部分なども通常の鍋は強度を保つために3mm位の径があるが、この鍋は1mm程度の最小限であり、軽量化の意図が明瞭である。ここまでやってくれれば少々ヤワでも気持ちはスッキリだ。加工技術的にはどうなんだろう?薄い板をプレスして、縁も小さく丸める方が難しいのだと思うのだが、どうなんだろう?

熱伝導が悪く飯炊きに向かないチタン鍋でもこの極薄鍋は最悪だろう。一度の湯沸かしでも高温スポットの焼き印が付いてしまった。しかぁし、わたし的には最近は山で煮込むモノを食わずに専ら袋飯の湯沸かしをするだけだから全く問題はない。ここは余分な強度を削ぎ落しても命に別状のない箇所で、破れずにストーブと組み合わせた系として運搬と取り扱いが容易なら鍋焼きのアルミ箔鍋でも良いと思っているくらいだ。

取っ手有り/無し、取っ手の線とそれを本体に固定する部分の重量で23gも要しているとは驚いた。
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取っ手の材質はΦ3mm程度のチタン線だが、それで1oz近い差が出る。湯を沸かすのに取っ手は不要だが、取っ手無しでは熱い鍋を掴むことは難しく、無理にやってもこぼすか蒸気で火傷するから、何らかの掴みを用意しなければならない。手持ちの何かで代用するか、10g程度で簡易なクリップのような物を作るかだな...ワイヤーでツルを作ってもいいか。だいぶ不便にはなるが心情的には究極軽量の取っ手無しの方を使いたい。

このストーブに合わせてTrail Designs社のCaldera Cone Stoveと、今年から用意されたケースをAntiGravityに頼んでおいた。
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カルデラストーブは鍋ごとに経を合わせた物を用意せねばならずに不便だが、防風性と最適化された鍋底との距離によって高燃費で湯沸かしができる。この550鍋用では400ccを沸騰させるのに18ccのアルコールで6分ほどで、さらに数分のおつりが来る。不完全燃焼臭はしないので効率よさそう。
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昨年JMTを歩いたときもカルデラのお世話になったが、昨年まではケースが用意されておらず、付属のカップに丸めて一週間も使ったらボコボコになってしまった。薄いアルミ板で出来ており、凸凹がついたり、裾の部分が折れると強度的に急に弱くなる気がしてパッキングには気を遣った。今回のケース自体は70g程度で軽くはないしデカイが、カップとしても使えるとの主張がされている。その他の圧縮されたくない物の耐圧区画としても使えて便利だろう。熱い物を入れると持てない&何か溶け出す感じなので袋飯時の袋のガワとして使うくらいだろうが、私にとっては充分役に立つ。一台三役くらいなら工夫次第で他の物を削れば捻出できる重量だ。

ケースは径と高さで4種類用意されている。実は、カルデラは頂き物含めて5個目であり、今回はそれらを格納致したくケースは全種類を買った。使うかどうかは別として、キッチリ格納されるのは気持ちよい。
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ちなみに、この550cc鍋用としてはTitanium Goatからチタン製のカルデラストーブも出ている。高温に耐えるから焚き火用に使えるとのことだが、薪を燃やすのは日本では現実的ではないので、今回はアルコールor固形燃料だけと割り切ってお安いアルミを選んだ。焚き火で使うなら、ある程度の大きさがないと炎を継続して燃やすのが困難だから、その時は900cc用のTitanium Caldera Cone Stoveか、Bushbuddy Stoveでやると思う。

チタン550鍋は三鷹なお店にも現物限りで置いてあったのでULバカ一代的なハイカーは手にとってポコペコぶりを見ることができる。潰さぬように。

その他、年末に三鷹ついでに買ってしまったチタンは
Light My Fire Titanium Spork 20g
FireLite SUL Long Handled Titanium Spoon 10g
がある。
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Light My Fire Titanium Sporkはプラスチックでは折ってしまう人がいるらしく、多少重いがそう言う人向き(ユリゲラー以外)だろうが、金属同士ギィギィと音を立てても鳥肌が立つから、金属食器から直接食事する人は一考を要する。
長い柄のスプーンは柄が弱そうだから袋飯かドロドロ食以外には使えそうにない。ガスで焼き色を入れて楽しもうか。

これで鍋とスプーン系の蒐集も一段落した感じだ。


凹んでいた件だが、
FirstLightのポールをカーボンに換装して、もやはアルミが要らない人はお譲り下さい。
運悪くスBDトランスファーの面を紛失して柄だけ持っている人がいたら、柄をお譲り下さい。


何だかんだと言いつつも時計通りに暮れていく。
私は前に進んだか...と立ち止まっていてはイカン!


読んだついで、除夜の鐘の代わりに一撞きすると御利益がある→  煩悩多き私のために108つ...

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by ulgoods | 2008-12-31 10:34 | 生活系
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