具だくさんAL缶ストーブ

グラスウール具たっぷりのAL缶ストーブ

以前mo-go-gearのストーブを試したときに考えたグラスウールたっぷりストーブを作ってみた。具を少し入れても顕著な傾向は判らないから気化チャンバーがパンパンになるまで詰めてみたし、ジェットもいつもより小さくΦ0.8mmを16穴とし、珍しくちゃんと間隔を計って空けた。
出来上がりのサイズはmo-goとほぼ同じ、穴の位置も同じ。違うのはグラスウールの量と気化チャンバー下部に切り欠き有り無しという2点だけ..でもないな。mo-goのジェットはΦ0.8mmのドリルでは入らないので、もう少し小さいか。
mo-goは12g、こちらは17gだった。グラスウールの量の違いと、こちらは側壁が全二重だ。mo-goは半二重と思われ。

さっそく、30mlのアルコールを入れてみた。みるみる間にアルコールが吸収され、内筒には一滴のアルコールも残らない。これこれ、最初からこの状態を狙っていたで先ずは成功。
mo-goの燃焼の遷移については以前の記事に書いたが、このストーブ、ジェットから出る炎がとっても小さい。そそ、ここは燃焼を持続させられるだけの熱が得られれば充分なのだ。で、結構大きな燃料沸騰音が聞こえ、最初から内筒から大きな火柱が吹き上がった。これはmo-goで内筒にアルコールが見えなくなってからの燃焼と同じだ。やはり、気化チャンバーで気化した蒸気が内筒に容易に漏れ戻りそれが燃焼しているのだね。シールしていないから内筒上側からも漏れているかもしれない。
最後は火勢が弱まるが、このスタイルでの燃焼がが続く。これならひっくり返してもアルコールがこぼれなくて安全。試していないが、裏返せば消火できるかもしれない。

mo-goと性能を比較してみた。
このストーブ(名前はまだない..)をいつものトランギア五徳に載せて400ccの湯を沸かす実験をした。
与えた燃料は30ml。

沸騰に要した時間 6:30
消火までの時間 10:30

ちなみにmo-goをmo-go五徳に載せた場合、
沸騰に要した時間 7:20
消火までの時間 8:00

もひとつ、mo-goをトランギア五徳に載せた場合、
沸騰に要した時間 4:30
消火までの時間 8:20

という結果を得た。
このストーブは弱火長時間という特性と言えるみたい。ラーメン向きかも。
mo-go+mo-go五徳は以前書いたが、内筒が空になるまでのジェット主体の燃焼では鍋が遠すぎて無駄な燃焼をしてしまう。mo-go+トランギア五徳では初期のジェットからの燃焼も有効に利用できるので湯の沸く速度が速い。しかし、いずれにしても8分程度で燃え尽き、このストーブの10:30にはとうてい及ばない。
ただ長持ちが良いということでもないが、無駄な炎が出ずに長持ちなら高効率ということか。でも、湯が沸くまでの時間が長いのはイマイチよろしくないな、。

たっぷりグラスウールの効果は「おだやか長時間しかも漏れない」ということ。
初期のジェット部から比較的強い炎が出て湯が沸いて、後は弱火で煮込むという特性が得られれば文句なくラーメンストーブとしてお勧めできる。グラスウールの量と詰め方の工夫で何とかなりそう。今のはジェット孔まで塞いでいるからね。内筒上端を接着剤で漏れなくするとジェットから立派な炎が上がるんだろうな。

やれやれ、AL缶ストーブは面白い。
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by ulgoods | 2005-09-13 12:51 | 燃える系 | Comments(4)
Commented by 『ターボー』 at 2005-09-14 21:05 x
さらに進化していますね。
前回のジェットもすごいし 
今回のグラスウールを使った
mo-go比較  なんとすごいことか

欲しい 欲しい  いいな → 自分で作れ と言われそう
ulgoodsさんの 域 には到底 たどり 着けません。

今後も楽しみにしています。
がんばって ください。
 
Commented by ulgoods at 2005-09-15 07:43
ターボーさま、名前変わりましたね!
在る物は買え、無い物は作れ、が家訓です。が、ヘボな物ばかり作っています。五徳の材料のパイプやピアノ線を仕込んだのですが、アイディアを精密に作るには工作の環境が要りますねぇ..いつもアイディア倒れです。
ジェットストーブはいじりすぎて変にしたのでもう一発作ってみます。
グラスウールは、全部ウールに吸収できるので空気導孔を底部から立ち上げたいのですが..JSBさんのサイトで公開されている手を使いますか。性能を追いかけていくといつもJSB式に辿り着いてしまいます。
Commented by satoh at 2005-09-17 01:25 x
スチールウールとか伝熱性の有る物使うとどうなりますかね?
Commented by ulgoods at 2005-09-17 08:19
satohさん、初めまして。
スチールウールを使う..熱が蓄積される、高温になる、アルコール蒸発量が増える..どのくらいの温度で熱がバランスするかだと思いますが、初期は暖まりにくいかな?後半はサッパリした消えっぷりになる?
ウールを具だくさんに詰めた場合、どの辺で蒸発が起きているか判っていないのですが..スチール缶で作って具を入れなかった場合、初期の立ち上がりが悪かったように思います。
重いストーブになりそうですが、いろいろ見えてくると思うので試してみましょうか。この辺はJSBが詳しいかも。
satohさん、ストーブ動作の知見とか、予言とかありましたらお寄せ下さると幸いです。
今後ともご贔屓に。
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