A-Jetで行こう / Take the A-Jet with Svea 123 Alcohol Jet

スベアのA-Jetを試してみた。
A-Jetは通常のガソリン用Jetに比べてオリフィスの径が大きく、Jet上面にもすり鉢型の凹部を持っている。ガソリン用の上部は平面で穴があるだけだ。上面の凹はスプレーを広く拡散させるのかしら?
残念ながら上手くマクロで寄れるカメラがないので写真は無し。

燃焼であるが..クセがある。とってもとってもクセがある。
オリフィスの径が大きいのは熱量がガソリンの半分しかないアルコールを大量に燃焼室に送るためと思われるが、それが仇になっている。というのは、通常はガソリン蒸気が赤熱した天板に衝突して引火し燃焼を続けているが、揮発性の低いアルコールを大量に吹き出しているので、なかなか天板が赤熱しない。すぐ冷やされてしまのだ。だましだまし調整しながら天板を赤熱させると、こんどは高温になって燃料タンクの内圧が上がり、大量のアルコールが吹き出てくる。しかも完全に蒸気気化せずに霧で出る。やっぱりオリフィス径が大きいせいだ。こうなると大きな炎が上がり、しかも液体のアルコールを辺りにまき散らし、とっても始末におえない。近くに手をやると時々液体アルコールの付着を感じるくらい。そーしているうちに今度は天板が冷やされ炎が立ち消えし..アルコール量を絞りつつライターで何度も再点火して、やっと天板が赤熱を始め..すると大火事が起きて..この繰り返し。加圧すると初期は安定するようだが、目が離せない。とっても、お山じゃ使えない。
珍しい赤熱状態
e0024555_2142852.jpg

大火事状態
e0024555_2144417.jpg

どーやらA-Jetに乗ってお山へ行こうとは考えない方が良いようだ。行ってからこれじゃ飯も食えない。

しかし、アルコールの混合燃焼への興味が尽きたわけではない。たまたまMiniBull Designで凄まじい燃焼のビデオを見た。このおじさんもアルコールストーブに血道を上げている有名人。商業アルコールストーブ製造業者様。時々日本のYahooオークションでも誰かが出していたりする。
この燃焼、以前からそんなんできないかな?とイメージしていたが、今まで恐ろしくて試したことがなかった。が、やっている人がいるのでなんとかなるかも!と思い、やってみた。
まずは、密閉容器を作る必要がある。これは何とかなるだろう。で、小さなジェット孔、適当にΦ0.8mmにするか、を3つ近接して穿つことにした。燃料の蒸発を維持するには燃料缶内部に熱を持ち込まなければならない。これは、蝶ネジをジェットの近くに置いて、炎を衝突させて加熱し、その熱を燃料までアルミ板で伝える。という作戦を取った。MiniBullさんの内部は判らないが、似たようなことをやっているのだろう。彼のJetは2穴、径も少し大きめのようだが。
フタの部分を裏から見た写真。
e0024555_2153376.jpg

おもての作り。
このストーブは作ること自体は簡単。写真は改良後でジェットの方向転換板が付いている。ジェット孔は蝶ネジ手前にほぼ水平にあり、燃焼ガスが蝶ネジに衝突するようにした。
e0024555_2171123.jpg

燃料注入口も密閉の必要があるからネジにしてナットをJBボンドで固定した。
JSBさん直伝?の焼き鈍しを外缶に施し中身の入った缶でストレッチしてからこのジェット部を挿入すると、おお、すんなりピッチリ入るのね。これ、耐圧の気密性もあった。外缶と内缶はあえて接着はしない。これは異常な高圧になったらガスが隙間を作って漏れるだろう、と勝手な推測に基づく(結局、何にも基づいていないね..)。ま、安全弁代わりだ。これ、実際にはボンドの硬化に12時間以上放置した(ホントは24時間だけど、イラチな性格なもんでね)。

爆発、コワイので少し燃料を入れ、トランギアの五徳にセットしてアルコールを垂らし、流し台の上で予熱してみた。ら、きゃーコワイ。真横にジェット噴射。20cmくらいは吹いていた。音もすごい。ジェット噴射じゃーーー、思わず消火器に手を伸ばす。
e0024555_216760.jpg

暫く、肩に力が入った状態で見ていたが、ふーっ、何とか爆発はしないようだ。容器も保っている。一発目は緊張しますな。その後、数度のテストでストーブ上面にアルコール池を作って点火すると徐々に予熱されて無謀なデカジェットがでないことが判った。やー、飛んでいくかと思った。あと、ジェットが真横過ぎるのでアルミの厚板で方向転換させることにした。
となると、お約束、JetBoilをセットして湯を沸かしてみるでしょ。
e0024555_2162882.jpg

ま、昔イメージしていた強い炎がJetBoilに直噴するのだが、イマイチ湯の沸きに感動的な速さが無い。
蝶ネジの方向を変えると燃料缶に伝わる熱量の変化で燃料の蒸発量も変わって火勢の調整ができるかもと考えていたが、実際は難しそう。
もう少しジェット孔や蒸発用加熱板を調整すると何とかなるかもしれない。

3つのジェット孔から噴出したガスが蝶ネジ辺りで混じり合う..これってどこかで見たと思ったら、昔、おやじが持っていたカーバイトトーチランプとそっくりだ。カーバイトは臭いけどね。

あーあ、アルコールはゆるゆると表面燃焼させるのが良いのかもしれないなぁ。
しっかし、怖かった。おねしょしなきゃいいけど。
[PR]
by ulgoods | 2005-09-11 02:25 | 燃える系
<< 具だくさんAL缶ストーブ Integral Design... >>