山財布

こんなに天気が良いのに、行楽日和とニュースが言うのに、例年この連休は外出できないことになっている...
仕方がないのでミシンで遊んでいた。
今回作製したのはTyvek製の山財布だ。

■なぜ山財布か
山に持って行く財布を普段の物と分ける派は多数だと思う。理由として、山財布は汗や何やらで濡れたり過酷な状況が予想されるので高価な革製などはもったいないし、普段は大量のカードや領収書入れとなっている財布だが、軽量化のために必要なカードのみ残して抜くと普段の財布はユルくなって何やら不安げ。中身の入れ替えは財布の底に沈んだ領収書類を掘り出すチャンスでもある。
一方、普段持ち慣れた財布を別の物に変えると、手に馴染まず、いつもの定位置に入れないから紛失の危険(ザック内紛失も含む)が増す気がしてならない。というデメリットがあるのも確かだ。
自分的には昔から財布はコードバン(馬の尻の皮)と決めていた。が、財布の浮気をすると財布や中身の一部を紛失するというジンクスを持っていたので、山でも普段用を使っていたのだが、定位置の尻ポケでは激しく歩くと財布も汗で濡れ、後々白く塩を吹いたりして、堅さ自慢のコードバンも次第に柔くなり、縫い目が切り取り線状態になって分解してしまった。悲しかったので、それ以来、財布に入れる程度の所持金より高価な財布は持たない。財布を買いに行って所持金より財布が高い、財布を買っても中身が無くなるのはとても悲しく空しい感じになる。装飾や風水のために高額な財布を持つ感覚は私には無い。
というわけで、私は普段から山財布を使うことにしている。カード類も極力持ち歩かない。某神田方面山道具屋の会員カードが通常のプラスチック製で厚いため、それを嫌って持ち歩かなくなり、自然とその店では買い物をしなくなってしまったほどだ。会員カードごとき、薄いカードなら持ってやっても良いが、厚いのは御免だ。私の財布に収蔵されているカード類は厳選されている果報者たち。

■山の財布
昨年、1週間JMTを歩いたときのお財布はZiplocの袋だった。山に入ってしまえば金は使えないからZiplocに封入してザックの底に入れておいたが、防水だし、それで充分だった。しかし、国内では行き帰りの交通機関や小屋などでも小まめにお金を遣う機会が多いのでZiplocでは少々不便だろう。軽くて、濡れなくて、腐らなくて、紛失しにくくて..と見ていった結果、この数年はSimblissityの財布を愛用している。
実際のところ、山では財布は10%くらいは紛失の覚悟をすると思う。現金は減らすとして、運転免許証、保険証、キャッシュカードとクレジットカードの1、2枚くらいはどーしても必要だ。再発行が面倒なカード類は極力入れたくない。で、Simblissityに共通しているのが紐でグリグリっと巻くスタイル。なんか、財布をどこかに入れる前に巻くという動作が、財布を無造作に放り込むことを防止してくれるような気がしている。どーしても神経質なときは、紛失防止として紐で首から提げたり、ベルトやザック内に結んでおくこともできるので安心だ。

■Simblissity三態
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初代は写真左、X-Pacで作られたLiteFOLD XP Ultralight Bi-fold/Tri-fold Walletというもの、11gと軽い。1年ほど尻に敷いて使ったが、だんだんとヨレヨレを通り越して、ある種の迫力が出てきて、支払いの度に年季の入りように無言で感心されるので強制引退させた。だんだん伸びてカードの収容枚数も増して良い感じだったが..形が伸びて馴染んだ財布というのは切り替え時期が難しい。
二代目は写真無しだが、ALL-ETT Traveler Billfoldという別メーカーのSilnylon製で6gというものだが、これは財布と呼ぶには極限に低機能であり、おまけに滑る素材なので、財布尻ポケット派としては歩いている間にニュルッと抜けそうで怖いのですぐに退役させた。
三代目は写真中央、Simblissity LiteFOLD B-Line™ Ultralight Bi-fold / Tri-fold Walletというやつで、ちょっと重くて25gだが、Dyneema製で耐久性がありそうだ。
右側のはSpinnaker製だが、使う前から諦めているので使っていない。

■作り物
写真中央のダイニーマ製が気に入ったので手持ちのTyvekでコピーを作ってみた。
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Tyvekは防水性が高いからシリポケでも湿らないだろう。
パターンは、勿体ないので現物を解かずに、あれこれ透視したりして割り出したが、なかなか作りやすい構造で関心関心!
Tyvekを切って、折り目は傷を付けてきっちり折って、あとは縫うだけ。至極簡単。
一作目は縫う順序を間違えて失敗したが、多くの経験を得た。で、二作目はいきなり使える物ができてしまった。これとてベルクロの位置がずれているのだが..使えないことはない。
Tyvekも4重くらいになると頼りがいのある素材だと思う。質感も悪くない。この財布は重量も15g(ただし、紐類含まず)で軽い。なんしか、Tyvekを2ロール買ってあるので、追加で100円屋のベルクロを買うくらいで済むのが嬉しい。
しばらく耐久試験を行い、そのうち量産して大金持ちになろうかと考えているところだ。

Tyvekも結構キッチリ縫えますね。何でも作れそうな気がしてきた!

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その後、何個か作ったが、カードを入れるときの微妙な抵抗感の再現が難しい...

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by ulgoods | 2008-10-13 00:28 | MYOG
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