その2で縫ってみた

縫ってみた

学校のバザーで売れ残り、最後に800円の値札が付けられたミシン。昨年仕入れておいたのだが、初めて電源を入れてみた。おお、手元のライトが点灯するではないか。率直に感激だ!母の足踏み式にはそんな装備は付いていなかったぞ。最初からこれでは私も出世したものである。箱のポケットを開けたら、おお、説明書が出てきた。ありがたい!が、なんやらデザインが少し古めかしい。こいつは昭和の時代な感じがするな。取説あれば何とかやれる予感だ。
電子ミシンとある。どこが電子なんだろう?電子ビームで溶着するのかしら?なわけない。何でも電子と書けば格好良かった時代のミシンだ。

先ずはボビンへの糸の巻き取り、へへへ、二回目で成功!
お釜のセット、下糸引き出し..これは少し苦戦した。説明書を見なおす..と、糸の通し方が少し間違っていたらしい。なるほど、お釜の気持ちは繊細だと知る。正しくセットして手動で回すと、何やら糸が出てきたぞ!細い棒で引っ張り出したら正しく下糸が引っ張られた!まずは良い調子っぽい。
しかし、何で糸が通って縫えるんだろう?不思議だ。

で、端切れで縫い始めた。普通に何か縫えた。やたーって感じ。でも糸の調子が合っていないらしく、片方に寄っている。調整したらますます悪くなった。変だなーと思っていたら、らだ..説明書がわざわざ表裏をめくった図で調子の説明をしてやがる。表に見えているのが裏の絵だった。もーややこしい。自分は逆の調整をしていた訳だ。しかもミシンは糸を切る刃が向こう側に付いている。いちいちかがみ込むのは面倒だし、糸を多く引き出さねばならないぢやないか。もっと見えやすい場所に付けられないのかな?針の上げ下げも向こう側のレバーだし..縫い屋さんの感覚って表裏前後逆の世界なのだろうか?そー言えばライトも漫然と照らしているだけで影ができる。もう少し細部を詰められると思うんだが...糸の調子調整とかも気に入らない。素人考えだが、もっとデジタルに、革命的に根本から何とかならんものかなぁ。極小のプラスチックのリベットの溶着で止めていくとか...超音波か蒸着か、何でもいい、糸と針はやめたい。せめて、電子ミシンというなら糸の張力くらいセンスして自動調整して欲しいな...
と、悪態ついても始まらない。道具を作る道具は崇高な道具と思う。

気を取り直し..最初と最後は反対方向に縫うんだなと、レバーを逆転にしたときだ、何やら一瞬訳の分からないことになって、がががと慌てて止めたら、釣り針のように曲がった針が出来上がっていた。んんん?と思って眺めてみたが一向に判らない。何か訳がありそうで、説明書を見たら押さえにも種類があるようなんだな。なになに、と、初めての秘密のポケットを開けたら、おおお、数種類の押さえやボビンや針が出てきたぞ。そーか、ジグザグ用の押さえを使っていたわけだと直感し、直線縫いの押さえに交換した。以後リバースでも釣り針を製造しなくなった。私にはジグザグは不要だ!直線一発あればよい。
ジグザクの押さえが装着されているときはリバースに入らないような設計が必要だ。と思ったが、最初の一回きりだ。何度もやるようでは自分のお味噌の設計を疑った方が良い。
しかし、針、折れずに曲がるとな!焼き入れしていないのかしら?表面だけ焼き入れ?ま、折れて飛ぶよりはましだ。ああ、糸が通ってるんだ。飛ばないや。じゃ、折れた方がいいかな。
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このマシンと一体になるにはもう少し時間が必要。

しかし生地が滑る。まち針で止める段階で滑ってる。思ったより厄介だ。最初は何度か耳を等幅に残して縫う練習をした。しかし、寄ったり、詰まったり..うまくいかない。小一時間練習して、何とか縫えそうな感じがしたので練習を兼ねてスタッフザックの縫製に取りかかることにした。そう、私は気が短い。幸い、スタッフザックがあと4つくらい取れそうなくらいに切り残しがある。
実際のモノを縫うときは、生地をあっちに向けたり裏返したりと、練習時より格段に難しい。縫い跡がパラパラと外れてくる。ミシンが縫ったふりをしているだけだ。なんでだろう?もう見た目はいいから、解けたところは解いてしまって上から何度か重ね縫いをした。途中からヒゲが飛び出してる。そういえば、そんな風に縫われているのを見たことがあるなぁ。プロでも大変なんだなぁと、いろいろ得心した。難しいのだよ、ね。
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小さな袋に小一時間..汗は一升もかいただろう。大量の糸くずにまみれて、やっと袋が縫い上がったらしい。口に付属の紐を通してロックをかませて出来上がりだ!物を詰めたが、かろうじて袋の用を成している。
ま、少し嬉しいかな(照
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どーも糸が細すぎたようだ。細い方が良かろうと#60を買ったのだが、身の回りのSilNylonモノを見ると糸はもそっと太い。太い糸で、上下の張りを強くして細かな目で縫わないとダメっぽい。
糸と針とチャコを買い直しだ。それと、手元に恐ろしく切れる鋏を置いておかないと。ああ、まち針は頭が小さいの、必須。
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緩い縫い目。駄目ダメ。

明日は新しい糸針セットで調子を合わせて、ペグ入れの小さな袋を縫ってみよう。
Flat Felled Seam縫いなんてできるんだろうか?心配になってきたが..どーやら手芸屋の会員カードを作った方が良さそうだ。


追記
糸を#50に換え、お釜のねじを締めて下糸を強くし、上糸も調子を合わせていったら結構強めの位置で調子が合った。目を細かくし、ゆっくり縫ったら良い感じに縫えたので、ペグ袋を縫ってしまった。目がしっかり詰んでいる。ユルい駄目ダメは無くなった。
今度はflat felld や端の始末を練習してから本番に望む予定。
調子があると、ミシンはカタカタと軽快な音で縫い進む。
縫うのも結構楽しいな。現実逃避にはもってこいだ!

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縫えるようになったことを家人に悟られてはいけない。雑巾や何やらやらされる...
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by ulgoods | 2008-09-02 02:28 | MYOG
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