Ray式タープ製作その1、裁断

Ray式タープ製作その1、裁断

■事の起こり
こうも毎晩の雷雨では山へ出かける気も起こらない。まったく、歩き屋泣かせのゲリラども。他に泣いている業種も数知れず...
が、おかげで機は熟した。雨にも負けて、子供らの夏休みの宿題の追い込みにも刺激されて?やおら裁断場所の確保のために部屋の掃除を始めのが8/31の夕方だった。広くもない家のことだから、一汗かいて、なんとか畳三枚分くらいの面積の床を露出させることに成功した。
長らく手を付けていなかったが、Ray式タープの裁断をするのだ。
さて、1枚モノのSil-Nylonの布から部材を切り出さねばならない。
先ずは寸法を決めた。2人用を切り出すのだが、教本に記載されている寸法はインチ単位であるから、便宜的に1インチを2.5cmとして電卓を叩く。日本人は連中に比べて小型なんで問題なかろう。で、インチで見ているときはそうでもなかったが、換算後のメインの部材は一枚が2700mm×1375mm..でかい。二枚を縫い合わせて使うのだ。
作業開始して直ぐに気づいた。頼りにしていた1mのカネの物差しが見あたらない。買ってきたペン式チャコが発色しない。安物の鋏ではすいすい切れない...ああ、課題が山積みだ。が、今夜で切り出しを完了し、明日からはミシン掛けの練習をするためにも乗り切らねばならない。背中に戦慄が走った。やってやる!初めて本マグロの解体を任された新米の魚担当店員のような心境(ありえないか..)だ。

■窮すれば変ず
幅1.375m、長さ2.7mの部材を切り出すためには..先ずは直線を出さねばならぬ。何か使えるモノをと部屋を見渡したとき、を”っと発想がわいた。布の下が板床なのだが、床板の板が直線だ。しかも板の継ぎ目が小さな溝になっている。これは使える!しかも、Kitで来た布の幅は1.7m程だが、これは1.3mを測るより残りの40cmを測った方が布の伸びによる誤差が少ないはずと気がついた。最初の端だけ長さを測り、床の上に静置し、余りは床板の幅4つと2.5cmと割り出した。板に沿って布のずらしつつ、板4枚と2.5cmに側面を合わせ、床の溝の沿ってどんどん油性ペンを走らせると、どんどん線が量産できるはず!方針は決まった。大汗をかきながら、牛乳をほぼ1L消費して大まかに2枚分、5.4mの線引きを実行した。これでいいのか?心配であったが。幅は多少アレでもビークが付く範囲内であればタープとしては問題なかろう。私も直ぐに悟った。
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切り出しは..安物の鋏を当てて直ぐに判ったが、すーーーっとは切れないのである。仕方ないので、カッターナイフで30cmずつ、根気よく切れ目をつなぐ作業をした。開始から小一時間も使っただろうか、何とか大物の部材を切り出したときには完全に牛乳を1L消費していたが、ああ、明日の朝の牛乳が無いな、と少し後悔した。
その後、タープのスタッフザック、ペグ入れもの袋を切り出す。これは裁縫店で買った型紙用の大きな方眼紙が役に立った。細かな寸法は無視!cm単位に丸めてさっとけがいて切り出した。たぶん最初に縫うのはこの袋たち。
残る大物はタープのクチバシ部分の部材である。おおよそ、143cm、47cmの直角三角形を4枚切り出す。この頃は作業机に移っていたのだが、このときは作業机の幅が150cmであることを利用した。端を合わせると反対側から7cm戻ったところに143cmがあるはず。もう数mmの細かいことを気にしても始まらない。直角だけ気をつける。ことにする
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最後は何とか現物合わせできる縫製手順なのだ。気にせず線を引いてさくさく切り出す。案外、肩に力が入らない方が正確だろう。直角三角形の斜辺は、机の対角にKit付属のガイラインを張り、それに合わせて印を付けて、30cm定規を当ててカッターで切り出す。ああ、カッターの刃も錆びていて、ササクレや切り残しの糸が残る。すっぱり切れないのは気持ち悪いが、どうせ縫い込まれて見えなくなる部分だし。気にしないことにする。でも、Kitはもう一つあるから、次回は鍛冶屋さんが手作りした業物の裁ち鋏があったらどんなに気持ちがいいだろうな...

てな具合で、夜の1時を回った頃には全部の部材が切り出せた。
やった..これだけでかなりの達成感だ。

■さて
お次はミシンだ。糸も針も滑りの良い抑え具も買ってある。が、ミシンは小学6年生の家庭科の授業以来なので、いきなりは無茶だ。ミシン自体は昨年の子供の学園のバザーで売れ残ったモノを破格で買った物だ。まだ電源も入れていない..どうも昔からお釜から下糸を出す辺りが判らない。
ま、良い!端材が沢山出たからスタッフザックを何個か縫おう。
Ray式タープは完成品が売っていないのだから、ミシンにお金を掛けても心がけ次第で元を取ったと思えるはずだ(泣


■付録
土屋さんのお店、Hiker's Depotが9/5に開店なので、委託品部門にお願いする品物を持って三鷹へ行った。知らされた住所へ行ってみると、何ともおしゃれなお店が軒を連ねるファサードの端っこ、階段の上に作業中の人影があった。おお、山屋になると言われなければ何屋か判らない。洗練された感じの店内だ。ちょうど最後の掃除のあたり、終わりかけにお邪魔して、委託の品を託し、先に来ていて掃除に余念がないBBさんとお話をすることができた。
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床張りから什器なども自作と言うから驚きだ!
BBさんも委託を出している。おお、これは!もはや買うことができないレアなお品、しかも未使用品が何点か持ち込まれている。さすが、底なしのデッドストックULハイカーBB氏だ。私も何点かレアなモノは持ち込んだ。
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注文しても数ヶ月待ちのあのガレージメーカーの未使用品とか、12/1までお店をcloseしているあのメーカのお品など...陰干し中。ああ、史上最軽量の水筒のデッドストック品とかもある。
興味ある方は9/5、三鷹へGo!
開店後?続々と商品入荷の予定らしいので開店時は少し寂しいかもしれないが、目利きのヌラさんが始めるお店、何とも楽しみだ。たまり場の予感..
お店は
〒181-0013東京都三鷹市下連雀4-15-33 日生三鷹マンション2F
TEL 0422-70-3190
FAX 0422-70-3191
にある。JR三鷹駅の南口を下っていったところ左手。
こちらもいよいよだ。

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ついに禁断の縫い物に手を出しました。ちゃんと縫えるようになるまで止めません..
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by ulgoods | 2008-09-01 10:27 | MYOG
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