計り事

計り事

山ヘモイケズ
海ヘモイケズ
サリトテ街ヘイクワケデモナク
イツモ静カニ座ッテイル...

そんな人なのだが、少し計り事をした。
以前、カワサキさんからコメントいただいた、テルモスのチタンボトルの保温力である。カワサキさんのご諮問は実際の低温環境下での値と思うが、先ずは予備実験として室温での能力を測定し、モデル毎に比較しすることとした。
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外箱にある保温力を書き出すと、
モデル名 FBA-502T FEB-500T
  重量   230g   254g
10時間 65度以上 64度以上
 6時間 73度以上 73度以上
旧版の方が10時間経っても1度温かいと主張している。
これを確認する。
手持ちのステンレス(FDM-350)350ccも参考として計る。
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試験
・できるだけテルモスの試験方法と合わせるため、ほぼ20℃の室温を保ち、各ボトルの蓋を開けた状態で数時間静置して各個体と内外の温度差を取り除いた。
・お湯を沸かし、しつこく沸かし、できるだけ熱い湯を得た。手元の温度計によると100℃である。そんなに温度が上がった?子供理科用の温度計は沸騰で100℃を示すように校正されている?と思った。
また、一部100℃を越える温度計もある..100℃を越えた温度計は除外(笑。
・湯をボトル3本ABC順に半分ずつ、戻りはCBA順に入れて満たし、素早く栓をした。湯は多めに入れて、栓する時に溢れるようにして、内部に極力空気を溜めないようにした。
・室温はほぼ20℃に保ち、3本は接触せぬようしながら同じ状態に置いた。

で、6時間放置で測定した。
温度計を入れることによって温度計に熱を奪われるし、開けた口から熱も逃げるから、これ以降は湯を入れ直して10時間しなければならないが、同じ条件を再現できることもないので、以降は参考値とすることとし蓋をして再放置。ちょっと寝てしまって14時間18分後の計測となった。

計測
・計測は同時に開栓し、温度計でかき混ぜてから温度計を紐で吊してほぼ中間の深さに入れた。
・温度を読んだ後、暖まった温度計3本を順に各ボトルに入れ、温度計の差違と誤読のないことを確認した。


結果
テルモスが書いた試験法とは条件が違うのでアレだが、わたし的には各個体の比較ができれば充分である。
で、
モデル名 FBA-502T FEB-500T FDM-350
6時間   73    77    67
14時間  64    68    58
という数値を得た。
テルモスの試験結果はXX℃以上と書いてある。その表現から言えば、6時間時点のチタン系はその表現を満たしていた。
新モデルが77℃と素晴らしい値を叩き出している。
旧モデルはメーカー値と同じであり、73℃以上だから満たしている。
350ccのステンレスは容量が小さい関係か?すでに脱落しそうな値である。

14時間時点では
すこし寝過ごしたのでアレだが、チタン系は両者とも満足できる値である。特に新版はメーカー値64℃の提示に対し68℃という禁断の4℃越えの値を示している。旧版の方も1℃下回っているだけで、定時から4時間超過したことを割り引いて10時間時点ではメーカー値65℃を満足していた可能性が高い。が、新版の方が能力が高い。控え目な申告だ。

350ccステンレスのチタン新版の-10という値は6時間時点と同じであった。割合で行けばもう少し下がっていそうなのだが..お湯を入れる時点でなんらかの差がついていたのか?追試をする気にはならないが、ちょと予想外。ま、そう言われればチタンの旧版も新版-4は6時間時点と同じだ。開栓したし、14時間の値は下限値の参考と言うくらい。

考察
テルモスの外箱値は”以上”と言う表現で下限値を保証しているが、実際はモデルによって異なる能力であるにかかわらず、個々に厳密な結果を印刷するのが面倒なので、最低値はこんくらい書いておけばウソじゃないよね!ということのようだ。
新版のチタンボトルであるが、保温力では旧版に勝っているようだ。重量24gの増加分が保温性に振り向けられている可能性がある。

ガッテン
つまり、保温に期待したい時は254gの新版を持ち、軽さ優先の時は230gの旧版を持てばよいことが判った。これで私はスッキリ!新版が重いわヌルイわ、では財布が浮かばれないのある。少し重いけど温かい湯が使えると思えば納得できるし、数度ぬるくても24g軽いと思えば気持ちが救われることもあろう。雪の中ではテルモスから白湯を飲むから、少しぬるくても気にならないと思う。あああ、どうかな?フウフウ冷まして飲むのも幸せ感がUPだし。
ということは、どちらのボトルも一長一短、どちらを出動させるか、前夜のザックの仕込に頭を悩ますことが増えたわけだ...困った。

蓋のこと
蓋の仕組みが3本とも異なっている。チタンの新版は1ピースのねじ込み型で弛めて湯を出す。のでちょとネジが長いが形はシンプルだ。新版は2ピースで中蓋を弛めて湯を出す。ちょと複雑。ステンレスのは1ピースでワンタッチで飲み口が開くヤツだが複雑な形状をしている。で、ステンレスは買って数年経ち、子供の遠足にもお供したが、毎回洗って乾かしていたつもりでも、手の届かない奥に少し汚れが見られた。奥の手の届かなさは旧版チタンも同じ複雑さだ。
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また、ゴムパッキングも溝に輪のゴムを填めているので、ゴムの裏に液体が浸透しそう。蓋の衛生上は新版の単純形に分がある。水以外を入れる場合は新版の方がキレイに洗うことができそうだ。

新版はテルモスも納得で、いろいろ都合もあって24g重量増なんだろう。
ってな事を謳ってくれないと、重さにうるさい消費者はわざわざ旧版を探し出して比べなければならない羽目になるわけで、折角工夫して改善しているんだろうから、その辺は声高らかに言って欲しいものである。>テルモス他各位


あと溜まっている計り事としては、
WM Versalite Overfillのロフト
・CO警報機を動作させる
をせねばならない。
WM Versaliteはノーマル版を買って比べれば済むのであるが、これは財政的に躊躇している。持っている人がいれば情報をお願いしたい。
CO警報機は..練炭の不完全燃焼を計画している人に貸し出しても良いが、気になるだろうから...別の方法を考えることにする。


聖なる約束の地は、常にウイルダネスの彼岸にある。...ハブロック・エリス(遊歩大全から)
「登山・キャンプ」へ、こんな駄文じゃBest3は難しいね

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by ulgoods | 2008-02-12 05:58 | 生活系
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