犬にメガネを囓られた

夜中に山で犬にメガネを囓られた。
レンズが傷だらけである...

三連休の後二日は初冬を迎えた奥多摩の件の巨木に会いに行った。
巨木の尾根は今年に入って3回目である。しかし今回は向こうへ行かないと...団栗がのんびりアクビをしているような巨木の畝を出て、尾根を突き抜けて登り、長沢背稜へ出てからは雲取か天目山へ向かいたいと考えていた。
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夏場は暑くて敬遠したが、Mother Tree(勝手に命名)の上の梢にはまだ紅葉が残り、この老巨木が今年も葉を茂らせていたことを知る。

紀行文は省いてメガネの件、
ウトウの頭から向こうはこれまでの穏やかな山容とは一転し、これってザイルが要るかもと思われる峻烈に切れ立った岩場もありで、結構アドレナリンが出た模様。湿った日陰の鞍部には雪も残り、5cmはあろう霜柱が地面を押し上げていた。
出の日はいつも通り道具の組み合わせに悩み、ぐずぐずと出発が遅かったものだから、タワ尾根から長沢縦走路に合う辺りではもう日も暮れかかり、西の尾根でせき止められて作られた日没の影が下から上へせり上がってくる感覚に追い立てられ、数歩登っては高くなった分だけ向こうの尾根に掛かった太陽がかろうじて顔を見せているという、水平に近い影の中での行動となった。やれやれと大きな石を回り込んでふと見ると何か標識がある。行ってみるとGPSがピィと到着を知らせ、踏み跡だけの尾根筋から目的地に出たことことがわかった。
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やはり逞しい踏み跡がある縦走路は何やら人の気配も残っている気がして、こんな夕暮れ時には少しだけだが心強い。ウトウの頭を過ぎてからはまともに寝られるような平らで乾いた場所が見つからないので焦っていたが、ここは少し良さそうだ。縦走路出合から酉谷側へ数メートル縦走路を少し下がった辺りに寝ようによっては水平に近いポジションが取れる場所を見つけ、今夜のねぐらに決めた。
今夜の寝床は
屋根として MLD/MLD Monk Spectralite.60 Tarp、鞘としてTitanium Goat/Ptarmigan Bivy、袋はNunatak/Arc Alpinist Quiltで、断熱敷物はPacific Outdoor Equipment/InsulMat Max-Thermo、シートはgossamer gear/Polycryo Ground Clothとした。汗で冷えた体にはMontbell/UL Thermawrap Pantsを穿き、足にはIntegral Designs/ Hot Socksを、上はNunatak/Skaha Down Sweaterを纏った。全体として-7度(華氏20度)に充分耐えられる勘定だ。
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固形燃料で少しの湯を沸かし、夏のSierraの残り、袋に小分けしてあったアルファ米100gに注いでAntigravity gearの封筒型のCozyに袋を入れて蒸らす。袋と保温材が茶碗の変わりだ。飯を蒸らしている間だにもう一度湯を沸かし、Kuksaにフリーズドライの味噌汁を作った。飯の袋を開いて鰹節を投入、おかずはそれだけ。味噌汁を飲みながら飯を頬張る。ろくに食わずに登ってきたから充分うまい。はふはふと白い息を吐きながら一気に喰らった。ものの数分もかからずカーボンハイドレートのリロードを完了!これは今夜の体温生成の熾き火になるはずだ。
まだ夕方の6時前、向こうの尾根にかすかな残照はあるが、木の根、落ち葉の裏から滲み出た闇が辺りを満たしてとっぷり暗い。人工の明かりのない山の中では、もはや充分に夜である。6時..普段は明かりの中で仕事をし、外に出ても暗くはあるが闇のない街中の生活を思うと不思議ですらある。

おっと、犬の話を書こうと思ったが、駄文を連ねてしまった。
続きは明日...


参加中...メガネ屋に行かないと...とんだ災難だね。Clickでも!

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by ulgoods | 2007-11-26 09:55 | 山行
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