igloo製造器 / ICE BOX

igloo製造器 / ICE BOX

イヌイット族の技術が無くともiglooを製造できる画期的な道具、ICE BOXである。
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熊さん達が作っているのがigloo、エスキモーの氷のお家として皆さんご存じと思う。

そろそろ冬が恋しくなって冬物の仕込に入っているのだが、昨年見かけて欲しいと思っていたigloo製造器 ICE BOXを格安で入手することができた。販売店を探していたら以心伝心というのだろうか、魚心に水心?丁度eBayに出品されているのを発見し、もう一人と競ったのだが、彼は簡単に降りてしまって、定価より$100以上安く競り落とすことができたのはラッキーだった。

これ、要は円を描くコンパスで立体的な半球面上を描き、先端に付いている箱に雪を詰めて積んでいく道具だ。
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イヌイットさんたちは堅く締まった雪をブロックに切り出して使うが、これは箱に詰め込むので緩い雪や積雪が少ない場合でもブロックを形成しながら積み込んでいくことができるのが良い。30cmx50cmの厚さ20cmのブロックをとぐろ状に積み重ねていけば半球面が出来上がるという算段。ブロック製造部分は黄色いゲートを上げて竿のレバーを解放すると内側の板が数インチ開くので型を抜きやすい工夫がしてあるし、箱自体が円周の一部になるような円弧になっている。
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頂上は底板をあてがって上に雪を積んで固めて蓋をする。大物を作る時は脚立が欲しい。入り口を掘り抜き、通路を一段掘り下げれば大人が優に立ち上がれるほどの高さになるのだ。

日本古来のかまくらでは雪山を作って部屋を掘り出すから雪が豊富でないとダメだし、余計な手間が掛かってしまう。厚みを残して掘り出すのもワザが要りそうだ。がコイツは6"位の積雪があれば雪を集めて固めてポン、機械的に労働すればきれいなドームを生み出せる点が根性要らずで素晴らしい。ドームの上に大人三人が立っている写真も紹介されている。さすが、岩で巨大ドーム建築を作り上げる人たちの末裔だ。

作れる大きさは、直径8,9,10,11 ft.で、8 ft.で2人、11 ft.では5-6人位は寝られるそうである。作成時間は1.5~3時間と書いているが、慣れないと5時間くらい要したというフィンランド人のレポートがあった。

雪洞は緊急ビバークの時に掘られることが多いと思うが、これは定住型のベースキャンとして使える。寒い季節だと春先まで保つそうだ。遙かなるデナリの本でもベースキャンプのiglooは居心地が良いと書いてあった。内部で火を使うことが出来る。もちろん換気に気を付けないといけないが、火を使うと結構暖かいらしい。表面の雪が溶けて再凍結すると強度も上がる。もちろん結露は起こらないし、表面をキレイに仕上げれば雨が降ることもないらしい。良いことずくめだ。

装置自体の重さは2.2kg、人数が増えばテントより軽いか。収納すれば薄くなり、ザックにくくり付けられるデザイン!箱の内外板にはICE BOXのエンボスと雪の結晶が薄く彫り込んである。マークはウザいが雪のマークが光に透けて見えればステキだろう。
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7月に行ったアルコールストーブな中野の飲み会でT大スキー部監督のAR氏にこれの話をしたら、なんと既に部でお持ちのようであった。さすが雪と岩で活躍している面々である。

残念なことにeBayで落として届けてもらったKitは新品未使用とあったが、11 ft.を作る用の長いポールが欠落していた。ま、10 ft.は作れるので4-5人は収容できて、たぶんそれで充分なのだが、一応どこかに落ちていないか探してもらうようメールを出しておいた。

こいつを担いで北八つ辺り、スノーシューでハイキングして良さそうな場所に構築し、遊びの基地にするのも一興だ。露出を長くすれば光り輝くドームを撮影出来るし、日が入れば結構明るいようだ。
ただ、一人で作るのは3倍しんどいようだ。初雪の便りを聞いたら隊員を募集してiglooごっこしに行きたいと思っている。どなたか、雪遊びの助っ人を頼みます。


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by ulgoods | 2007-09-10 02:14 | 宿泊系
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