NEMO GOGO

NEMO GOGO

長らく悩んで買えないでいたNEMO GOGOを少し安く買える店があったので、悩んだ末に空気梁の按配を体験せねば!ということでお取り寄せすることになった。

というのは、金属やカーボンのテントポールは許容半径より小さく曲げられると折れるが、空気梁は折れても復元して壊れることがない。実はこれの大きなテントも取り寄せてあるのだが、仮にポールが撓るほどの強風に煽られても空気梁なら撓んで折れても破壊されることはないので、もしかしたら山岳向きではないかと思っている。

で、とりあえず、いつものように畳マットの上で張る練習をしてみた。
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GOGOの詳細はNEMOのページにあるが、手に取った感じ生地が写真で見ていたより透き通った緑色で私好み。この生地は日本製でeVentと同等の透湿効果を持つと紹介されていた。eVent好きの私としては試さないわけにはいかない理由の一つ。内側は外側と滑りや光沢が違うので、コーティングされている感じだ。
(追記:eVent並というのは怪しいです。コメントに追記しました)

張るに先立って、分離して付いてくる萎んだ空気梁を本体にベルクロ止めで取り付けなくてはならない。これは最初の一度だけ。次回からはベルクロ固定したままで収納して良いとのこと。とりあえず仮止めしてポンプのプラグを差し込んで..付属のポンプはマウスピースから袋に息を送り、袋を握って片方向弁を通して梁に空気を送る仕組み。肺活量が無くても少しの握力があれば膨らますことができる。息の湿気も袋に付くのだろう、袋には湿気逃がしの口が付いている。

尻尾とクチバシをペグで固定した後に空気を送って梁を立ち上げることになる。ポンプの袋を3,4回握ったくらいからモソッモソッっと動きだし、やがてムクムクと梁が立ち上がってくる。10回も膨らましただろうか、ムックリ、シャンと空気梁が立ち上がった。堅い外皮の中にビニールのチューブが入った構造で風船ではないのでどんどん膨らむものではない。今までと違う抵抗を感じたら膨らますのを止めるよう書いていた。張った梁は結構堅い。で、立ったところでベルクロを調整してやる。

尻尾だが、最新のモデルは枝などで支柱を入れ、斜め後ろに2本のガイラインを兼ねた構造をペグ止めすることで起立させる。
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絶妙の角度で起立するよう仕込まれていた。
実は、最初のモデルは終端がただの袋で、生地もTegralTexやTodTexのような内張がなされていないので、寝袋を濡らしそうで敬遠していたのだ。尻尾で立つようになって少し居住性が上がったかなというのも興味の対象だった。ただ、ペグが2本要るのは残念だ。とりあえず、起立オッケー!

最低3本のペグで張れるが、梁の両端と胴体の中間辺りに張り綱を取る輪っかが付けられている。岩の上などでペグが使えない場合は、クチバシの先端に重い物を載せて、あとは内容物(人間)の重量で先端部の空間だけ張るように書かれている。ま、最悪eVentほどの透湿性があるのなら被って寝ても良いのだけれど。これはまだ試せていない。

居住性だが...思ったほど良くはなかった。たぶん尻尾に入れる枝が手頃なのが無くて長いアルミチューブペグで代用し、少し長さが足らないせいもあるかもしれないが、断面が三角に近いのは足が壁に触れやすい。
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同じように足に骨を入れるTriPodは角形で足元も余裕、LightSabreも半円で足元はまぁまぁ良かったのだが、三角ではイマイチだ。頭部の広さはIDのUnishelterより少し広い感じ。だが、座れる高さでもなく、UniShelterのように外に上半身を起こすことも出来ないので結局は寝たきりを強いられる。

だが、外張りを巻き上げて蚊帳モードにすると頭部全面が蚊帳になり、寝たまま空を見上げることが出来る。
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これが他のBivyには無い画期的な開放感!UniShelterもTriPodもLightSabreもみな庇が邪魔で真上が見えないのだ。これは流れ星観察の時は良いね。

また床のクチバシをたくし込むと土の前室が現れる。
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煮炊きはどーかと思うが靴などを収容することもできる。Bivyの胴体がかなり長いので、床たくし込みモードでも足を伸ばして寝る場所は確保されている。

もひとつのイマイチ点、Bivyに入り込む時の姿勢がアレだ。高さがないからORの鰐口Bivyに喰われてはいるように、手を地面について足から体を押し込まないといけないのがちょと憂鬱だ。というわけで結構からだを前後する動作を強いるので、グランドシートが無いと底が石だと簡単に穴が開きそうだ。床材は特に強そうな繊維ではなかった。

重量的には、PackedWeight1.0kgとあるが、実測で1.023g(ペグ抜きポンプ込み)。ペグを入れると1.1kgくらいになりそうだ。ULとはとうてい言えない。

GOGO、どんなときに使おうかな。不意な来客の時、ホレ空気入れると面白いだろ、な!とか言って騙して庭に寝かせる....とか?やっぱ、天体を見る時か。うーん、買う前に考えるんだった。第一、Bivyの頭骨なんてどんなに風が強くたって、そうそう折れる物じゃない。空気梁でなくても良かったんだ。

収納は結構小さくなる。
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専用のスタッフザックも重量化に貢献しているが使いやすい。これは薄手の奴に交換出来るかな。金属ポールでないので撤収は楽だ。空気穴を保護するようにプラグを挿すと空気が抜けて、そのまま袋に押し込んでギュウギュウ空気を抜いて締め上げれば出来上がり。この辺の扱いは新次元うれしい。
畳むと小さいのは公園ステルスにも良いかもしれないな。

ちょっとクセはあるが楽しいBivyだ。どー使うかよく考えないと...先ずは庭で結露を試すか。

別便で来る予定のテントは梁も長大だが、そんな時にそんな所へ行くかは分からないけど、折れない恩恵が得られそうで期待している。



参加中...Click'n GOGO!



メーカページでは見られないおまけ写真
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by ulgoods | 2007-09-05 03:49 | 宿泊系 | Comments(22)
Commented by カワサキ at 2007-09-05 07:05 x
あ! 生地が違っていますね。
ぼくの持っているやつは、これほど透明感が無くて、リップストップのグリッドが見えない。

ほんと、これで軽かったらなあ、、、と思うのですよ。
そしたら、ペグを打てない場所で行き倒れビバークの定番にしたのに、、、てな感じです。僕のは足下が自立しないので、縁日で売っている、細長い風船を入れようかと、、、BPLでどなたかやってましたね。あの、お茶の師匠の、、、
Commented by べー at 2007-09-05 07:57 x
透湿素材だったのですか!触った感じがシルナイロンみたいでしたので、「あれ、変わったのかなぁ」と思っていました。
 色がいいですねぇ。

ペグがないと綺麗に張れなさそうなのは、私には向きません。
アドバンストビビで我慢しようかしら...。
Commented by ulgoods at 2007-09-05 11:51
カワサキさん、生地が違うですか!
そういえば最後の写真はタダのリップストップですねよね。気になって過去に遡って生地のことを調べてみました。

最初が黄色で
2006年から緑 伊藤忠の生地
2007年でリップストップナイロンPUコーティング
の変遷かしら...
2006版についてはカワサキさんの問い合わせへの返信メールが昨年の記事
http://ulgoods.exblog.jp/4171896/
につけてもらっていますね。これはeVentに匹敵すると聞いていたのですが、一部では透湿性がeVentの18%という実験結果が出ています。
2007については30DリップストップナイロンPU漬けとなってますね。
どーもイマイチはっきりしないです。ファイントラックの生地と似た印象を持ちました。

足元に風船で丸く膨らませられればいいかもしれません。長さはたっぷりだし、ポンプは携行するんだし。三角屋根よりよさそうです。
Billさんも風船好きですよね。UKだったか、商用で風船入りマットが売ってたっけ。
あの人達の見た目滑稽、だけどまじめ合理的に追求する姿勢が何ともいいです。
Commented by ulgoods at 2007-09-05 11:54
べーさん、
一応防水透湿らしいのですが、eVent並というのは怪しそうです。
eVent Uniと並べてテストしないと...何とも言えません。

新しいのは常に良くなっていくという先入観があるのですが、そーでもないのかも。
Commented by ulgoods at 2007-09-05 12:12
例えばSierra DesignesがSingle wall テントに使っているDriZoneという生地はリップストップのPUコーティングですが、透湿性はJIS 1099 testにおいてeVentの28,000 g/m2/24 hr に迫る27,826という数字を主張しています。

並べて試さないと分からないですね。久々に蒸気通過テストをやってみますか。
Commented by べー at 2007-09-05 12:41 x
ビバノラックに使われている透明のPUコーティングがGOGOと似た印象ですね。
そういえば、ビバノラックも不思議と結露した記憶がありません。

でも、なんと言ってもEventが良い数字ですね。
Commented by ulgoods at 2007-09-05 15:02
ビバノラック&RAKUというのも最強の組み合わせかも!
Commented by JSB at 2007-09-05 15:32 x
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshi2754jp/35424077.html

hiroshiさんのblogにあるのは、姉妹品となるのかな?
両方とも購入したわけか!大人買いしている(笑)

目まぐるしく素材が変化していくのは、内心穏やかではいられない
今までは、シェルター系は金属ポールと繊維で語れたが
風船系も増えて、賑やかな揃えに発展しましたね

接着剤は、経年変化も大きくて油断できないです(苦笑)
自作のkayakも、作って数年経ていて水に浮かべるたびに
  今度が潮時かなぁ? なんてスリルが頭をよぎります
Commented by ulgoods at 2007-09-05 16:55
GoGoをhiroshiさんがお持ちなのは御徒町の人(現在渋谷)に聞いて知っていました。確かHiroshiさんがお店に持ってきたらしいのですが、その時の会話で濡れっぽい素材ということでしたので、見送っておりました。私が買った大きい方はHyonoExです。廃盤らしくかなり安く買えましたw
風船系、どーしても試してみたかったので...やるなら2発という心境は同じです(笑

カヤックは沈まないうちに対策しないと!海外では木の骨にTyvecを張っているやつを見ましたよ。
Commented by JSB at 2007-09-05 21:36 x
Tyvek
いま、薄いものでハンモック作りを無縫製で実験しようと思っています
ハンモックがもしも破れた時は、恐れ入りますが
3m長ほどを、お譲りしていただけたらありがたいのですが、、、、
キャノピーはイケると予想しています(皮算用です)
ps
Tyvekは伸びない素材みたいですね。そちらのものはどうなので
しょうか?
epicやevent、など素材の知識も 追いつかないです(苦笑)
そういえば、竹篭にTyvekを張ったkayakも作りたいなぁ!
カーボン釣竿使うほうが、ここで相談しやすいかも(爆)
Commented by カワサキ at 2007-09-06 00:08 x
うーん、FineTrackの ツェルト2 に内部に Nemo から Air Beamだけ補修部品として買って、組み合わせた方がいいかも。
Commented by ulgoods at 2007-09-06 09:13
JSBさん、ご入り用ならTyvecでよければご用立ていたします。
縫わなくても長手方向に折り畳んで両端を縛り上げて中を開くとハンモックになりますよね。
JSB式Tyvecハンモック、ポンチョやタープに化けるヤツ、お願いします。あるいは二重底の冬用とか!

洗ってから使わないと、ゴワゴワ五月蠅いかも(笑

Commented by ulgoods at 2007-09-06 09:30
カワサキさん、それは良いかも!空気梁は使えると思いました。居住性ならツェルト2の方がまだマシですね。
でもGoGoのやつでは短いですし、テント用は取り外し出来ないし。やっぱ、風船ですかね?
Commented by オカバ at 2007-09-06 10:50 x
こんにちは。以前mixiでコメントを送らせていただいたオカバと申します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

GOGO、非常に気になってました。
真上が見られる事と、前室が作れるのは非常に魅力的ですね。
少し屈辱感のある(笑)入り方も、この二点のおかげで我慢できそうですね。
これで雨に強ければ言うこと無しなのですが…(無いものねだり)

今夜は台風だそうで。
対候テストなんて無茶はしないでくださいね(笑)
次回の更新も楽しみにしております。
それでは。
Commented by ulgoods at 2007-09-06 11:34
オカバさん、ども!
うーん、台風の中での対候試験、期待されているような...
きれいなまま置いておくか、風雨に晒すか(笑
Commented by JSB at 2007-09-06 23:23 x
>Tyvek、ご用立て
ありがとうございます!実はそろりとハンモックカゴに載ったのですが
降りるときに油断して、端部をギュッと握って引っ張ってしまいました
その部分から、破断しました(涙)
すみませんが、バクアップ用に、3m長をお願いいたします。
上代は、郵便振替などで、宜しいでしょうか?
Commented by JSB at 2007-09-06 23:35 x
空気梁で思い出しました。kayakの種類の中で、横腹部分に
細長い空気の風船を挿入する機種があります。ダッキーとかファルトとかいうタイプです。特にファルトは、骨組みと張り布との間をムッチリさせる
立役者であり、グラマラスなボディ作りに欠かせません!
(決して、モッコリではない、笑) ポンツーンと呼ぶこともある?

あれを、2本買って、FineTrackのツエルトに入れるのも楽しそうです!
腕ぐらいの太さで3m長ぐらいです。
手動ポンプは今が、夏の終わりで、チャンス!(苦笑)
雑学が役に立てば、、、、
Commented by 出がらし紋次郎 at 2007-09-07 09:48 x
JSBさんのHPより参りました、出がらし紋次郎という
関西在住のバックパッカーの若造にござんすm(__)m。

10年前に、ORのアドバンス・ビヴィを入手し、5年ほど愛用した後
スタッフバッグに入れたまましばらく使わないでいたら、内側の
コーティングが剥がれて生地に引っ付き、ものすごい悪臭で
使えず、最近になって泣く泣くお釈迦にしてしまいました。

今使っているシェルターは、モンベルのブリーズドライテック・
モノフレームシェルターのダイヤです。
南ア北岳で張りましたが、激しい雨にやられると、やはり内側に
水滴が引っ付きます。初めて使ったときは、結露は殆どなかった
んですが。
モンベルモノフレームシェルターは、総重量1.1kgの軽量テント
ですが、行き倒れ野宿が楽しいような、軽いビヴィサックも見て
おきたい、と思います。
ツェルトは、あっし的には使いづらいです。

Commented by at 2007-09-08 00:08 x
嵐の東京出張から漸く帰宅しました。
折角のお泊まりだったのですが6日でしたのでご連絡を控えました。
また是非お付き合いをお願い申し上げます。

今日アポの合間に立ち寄った御徒町のお店にhiroshiさんのとは違うテントが展示されていましたが、
一方のチューブが室内、もう一方が室外_
ulgoodsさんがお取り寄せのブツと同型でしょうか。
Commented by ulgoods at 2007-09-08 08:41
JSBさん、実は私JSBさんのご住所を知らない気がします。
Blogのmemo欄に書いてあるメアドまでお知らせ下さいませ。
まだ50mも残ってる御大尽です(がはは!)
Commented by ulgoods at 2007-09-08 08:47
出がらし紋次郎さま、JSBさんの所で拝見してました。お立ち寄り下さりありがとうございます。
時々、虫干ししないとダメですか..私の所も箪笥の肥やし状態のビビやらテントが多いので気を付けます。
ブリーズドライのダイヤ、気になっておりますが、イマイチ画期的に軽くないのが難です。よく言いますが、ビビ好きの人に悪い人は居ませんよね(笑
最近はブリーズドライのビビ180gを買いました。それとCubenFiberのタープで最軽量屋根系を作ろうと思うのですが、Cubenタープは納期2ヶ月で、じっと我慢で見ています。
軽さのためなら見栄えや快適性を犠牲にしてもヘンなモノに突き進みますので、今後ともよろしくお付き合い下さい。
コメントお寄せいただければ嬉!
Commented by ulgoods at 2007-09-08 09:09
★さん、お泊まりの時は拙宅の庭を提供しますので、次回はご連絡下さい。
御徒町でご覧になったのはオレンジ色のHypnoですね。PQかな?私のはEXです。素材は緑色。よろしければ次の台風、庭で被験者として...
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