Fibraplex Replacement Carbon Tent Pole

Fibraplex社製の置き換えカーボンテントポール。
Blackdiamond社のOneShot用のもの。
色はちょっとグレーっぽい。接続部は削り出しなのか、組織の模様が浮き出ている。
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ま、こいつは外観を見比べてもしょうがない。
重量比較すると、
オリジナル 387g
カーボン 217g
その差170g!丁度6oz.の差がある!持った瞬間に明らかに重量感を裏切る軽さだ。
これをテントと一緒に計ると、
テント膜体と3ピースのポールで合計が944gとなる。
をを!1kgを優に切ってる。スタッフザックの重さが42gでこれを加えても986g!このテントは縫い目の閉鎖のためにSilNetを1本近く使っているので、今までの経験では20g程重くなっているはずで、それをしなければスタッフ無しの最小重量で920g程度になると思われる。これは心情的に画期的!あれほどの空間を張るテントが1Lペットボトル茶未満の軽さなのだ。
ちなみにオリジナルはスタッフザックなしで1126gだった。このくらい超過すると、もう1kgという感覚はないな。1.1kgだ。一方、1kgを少し切れば、そりゃ、だいぶ印象は違う。ま、ポンドオンスで計るとあまり有難い数字でもないんだけど。面白い。それと、スタッフザックの重さがばかにできない事が分かった。ポール用はカーボン保護のために必要な気はするが、膜体はザックの底にでも放り込んでおけばいいから、それを省くと25gの儲け。

Fibraplexを買った事をBPLのフォーラムで臭わせたら、早速、BenさんからPersonalMessageで注意を戴いた。
・継ぎ目がしっかりつながっていることを指を滑らせて確認してから使うように。
・突然折れる傾向があるので、補修用スリーブ2本とダクトテープを携行するように。
・折れたらメーカーに送れば無償修理してくれる。
とのことだった。
貴重なアドバイス感謝!

なんでも、彼は2回、破損の経験があるらしい。結構高頻度?
修理用スリーブったって、中のショックコードが外れないから、ピッタリのものは挿入できないのでは?ショックコードを切断するの?と聞いたら、少し太めで良いそうだ。ダクトテープで太さを調整すれば端で応力集中することもないかな。どのような破断の仕方をするのか、写真があったら送ってくれるように頼んだが、写真は来ていない。破断箇所の様子が分かれば直し方も分かるんだが..

テスト!といっても、この手のものは限界まで応力をかけて破壊試験しないことには書くことがない。弾性具合とか、塑性変形具合とか、さらに風の場を想定して動的に荷重を掛けたりと、いろいろ考えられるのだが、できません...せめてもと思い、一週間ほど部屋の中で張りっぱなしにして、曲がり癖の付き方でも、と思ったが、先ほど外してみたら、まったく曲がり癖が付いていない。
本家のポールは最初から若干の曲がり癖が付いていることからも、カーボンの方がしなやかであることが分かった。が、たぶん、限界まで力が掛かると脆いんだろうな。ベキッみたいな。脆性破壊しそう。紫外線とかも弱いんだろうな、寒いと余計に弱そうだな、とか、とか。強度に関しては不安はある。あまり厳しい場所へ(私も行かないし)このポールで行くことはないだろう。
BenさんはOneShotを持っていないようなので、他のテントでの経験だろうが、Oneshotは小さくて背が低い。同じ径のポールを使うと相対的に固いテントになる筈だ。地震の時に便所が強いのと同じで、狭いところに柱が4本だから、結構イケそうな気もするが、こればっかりは嵐の中でベソをかかないことには、何とも...。補修材がないうちは森林限界より上に担ぎ上げるのは止めようと思っている。補修材は付いてこないから、内径が丁度のアルミパイプを見つけないといけない。

Oneshotの庇であるが、強風時には凧のように風をはらんで不利だと思う。逆に風が弱い時は風を集めてテント内に導くように思える。強風時には横桁の短いのを外すか、横桁の両端からも張り綱をとらねばなるまい。この場合は両側のチャックを頂上で開けて、風通しを良くしてやれば(中にある程度の風雨は入るが)庇の凧化の影響は軽減できそうだ。と頭の中で算段している。

暖かくなってテントを使うことが無くなったので(冬でもBivyだが)、まだテストできていない。
夏場の高いところで試したい。

一般にサードパーティ製のポールは本家より短めで携行性をアピールすることもあるが、Oneshot用は同一の長さだった。
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その他、畳んだポールがバラけ無いようにまとめるゴム輪が付いている。ま、端っこ踏むとやばいんだろうな。



訂正と補足
・最小半径は1.5mで、これ未満になる曲げを受けると破壊する。風で揺れてこれ未満の半径にならぬよう。
張り綱を適切に取る。特に横桁から取って押しつける形が有効ではないか。

・低温には比較的強いが、摂氏65.6度以上にならぬよう。エポキシ樹脂が緩む。
応力の引張側を炭素繊維が、圧縮側をエポキシ樹脂が担っている。


参加中..やっぱ、1kgはテント重量の壁だよねぇ..と、このリプレースに賛同の人はここをClickね!

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by ulgoods | 2007-06-06 00:50 | 宿泊系 | Comments(21)
Commented by べー at 2007-06-06 03:29 x
170グラムも軽量化するんですか!いいなあ。

それにしてもBDのスタッフザックは軽いようで重いですよね。スーパーの袋に入れておけば良いかなと思いました。

この間、Oneshotを使いましたが、相変わらずの静電気でした。うーむ。
Commented by アフー at 2007-06-06 05:44 x
こんにちは~。
BDテント・・・ほすぃです。ちなみに、HEX3をツェルトがわりに
持って行ったアホーですが・・・重くて却下です。軽いツェルトを
探す旅に出てきますV(^0^)
Commented by ulgoods at 2007-06-06 07:26
べーさん、スタッフザックが重いのに驚きました。底材と同じ素材ですよねぇ...律儀に入れることもないかな。
スーパーの袋では、余計に静電気かも。
女性のスカートにシュッとやって静電気を防止するのありますよね。あれ、効かないかしら?
Commented by ulgoods at 2007-06-06 07:34
アフーさん、おはようございます。
アフーチームは2馬力だから、共同装備で少し楽できそうで良いなぁ
Hex3をツェルト代わりですか...ツェルトって緊急用のっていう意味合いのですよね。うーん、ちょと重いかな(笑、デカいし。
ツェルト新調の旅、ゴアとかに捕まらないように!
定番のメーカー以外にファイントラックなんかもチェックしてみると面白いかも。blogが楽しみ。
Commented by ベー at 2007-06-06 07:51 x
本体が軽い分だけ、ポールやスタッフザックの重さが気になりますよね。
EPICタープなんてできないかしら。。。
Commented by ulgoods at 2007-06-06 08:12
EPICタープですか..MLDやOWare辺りで作ってくれそうですが、MFDでもいかがっすか!
Bivyになるタープ!って思ったけど、一緒に使う物だからダメですね(笑

ああ、タイベックで試作&型紙作らないと...
リッジラインをカテナリーにした展開図が考え切れていない..ああ、CADで起こせばいいのかな。T_zさんに相談しよっと!
Commented by べー at 2007-06-06 09:02 x
EPICなら結露を気にせずに、低く張ることができます。地面すれすれに張って、入り口も締め切ることができれば、BIVYなしでも大丈夫でしょう。(HUT1は結露が多すぎます!)

カテナリーの型紙をいただければ、MFDに発注をかけますよ。
Commented by ulgoods at 2007-06-06 09:12
思考実験しかしていないのですが、適当なカテナリーの切断面を持つ2枚を合わせて適当な角度に開くと、どーも頂部が中国の寺院の屋根のように尖りすぎる気がするのです。開く角度を決めて、そのときのリッジラインがカテナリーになる型紙..布用のCADソフトを探したのですが、適当なものもなく、忘れたことにしていました。
ちょっと思い出してやってみます。型紙というか、数式ができたらMFDへ発注をお願いするかもしれません。
Commented by べー at 2007-06-06 11:50 x
開き加減というのもポイントなんですね。
ベストポジションから下げすぎると、だらりとしてしまう可能性がありますね…。
まぁ、実際に縫うとなるとカテナリーには縫えませんので(笑)。
Commented by ulgoods at 2007-06-06 11:57
はい。細かく言うと、タープを張る時は前と後ろの高さを変えるので、その場合の懸垂曲線を求めて(下の方に垂れ気味になるでしょ)、張った時にその曲線になるように裁断して縫い合わせ、張るときもそれを再現しなきゃイカンのかなと思う次第。
あんまり細かいこと言っても仕方ないけど(笑
で、手が付けられていなかったんです。
Commented by べー at 2007-06-06 12:17 x
そうなると、MLDのタープなどは、開く幅がほぼ決まっているのですね。
ピンと張って耐風性はアップできても、応用力は減ってしまうのですねえ。

風の強いときは、低く設置しないとカテナリーと言えども、入り口から煽られます。そうなると、吹きさらしのカールなどでは、オーソドックスなタープの方が気象条件に対応しやすいのですね…。
 うーん、そうなると、EPICレインポンチョなんて欲しいですね。
(EPIC素材が、ONESHOTの様に静電気を帯びやすいと困りますが…)
Commented by ulgoods at 2007-06-06 12:51
ども!
カテナリタープは開き角度が合わないとシワの原因になると思います。でも、カテナリ無しは張ると自動で弛んでシワが出ます。普通に張れるならカテナリがよいですよね。平面で張るならカテナリ無しじゃないと塩梅悪い。
EPICポンチョは..ポンチョ状態で透湿性を求めるか、という点を考えないといけないと思います。実は雨の中、ポンチョで歩く機会に恵まれていないので分からないですが、隙間が多いので蒸れないかなと思っています。
張った時はEPICはドリッピーですし...傾斜を付けて結露をやり過ごすしかないかと思っています。
スピネッカーは風が吹くとうるさそうなので、ポンチョタープの究極素材は今のところCuben Fiberかと。
やってみますか?
Commented by ulgoods at 2007-06-06 12:56
$26/Yd ....高い>Cuben Fiber
Commented by カワサキ at 2007-06-06 14:58 x
EPICは、内側が何かに接触していると、そこが濡れてくると言います。
EPIC テントやタープは壁に触れられないと言う事では無いでしょうか。
ポンチョにはやはり不向きかと思っているのですが。。。

Patagonia の EPICと同等の素材のぺらぺらジャケットを来て、雨中行動した事がありましたが、1時間しない内に、濡れてしまいました(^^;)
Commented by ulgoods at 2007-06-06 16:55
カワサキさん、こんにちは。
そういえば、最近はEPICのジャケットを見かけない気がします。テントでもBDのみが頑張って採用し続けていますね。数年前、カワサキさんからEPICはドリッピーよ、とアドバイスを貰いましたが、今ではFastLight,OneShot,LightSabreと私の宿泊系の主力素材になってしまいました。まだ、湿気日本でのEPICの優劣は論じられるほど使用頻度がないのですが、最近はeVent派になっています。ま、eVentは北米でテントとしての使用が禁止されたのは残念。
カワサキさんちのGoGoの素材はどんな感じですか?
Commented by ulgoods at 2007-06-06 21:45
訂正と補足
・最小半径は1.5mで、これ未満になる曲げを受けると破壊する。風で揺れてこれ未満の半径にならぬよう。
張り綱を適切に取る。特に横桁から取って押しつける形が有効ではないか。

・低温には比較的強いが、摂氏65.6度以上にならぬよう。エポキシ樹脂が緩む。
応力の引張側を炭素繊維が、圧縮側をエポキシ樹脂が担っている。

よく調べなきゃ...
Commented by JSB at 2007-06-08 00:28 x
>応力の引張側を炭素繊維が、圧縮側をエポキシ樹脂が担っている

   風の便り、で 風神へ 届くといいですね

自転車フレームでも、この塩梅は重要であり
圧縮力が架かりやすいトップチューブをガンガンに強く作り上げると
ウイップ現象には耐えられるようになるが、乗り手が悲鳴を上げてしまう
ことになります。
とかく、軽く作ろうとすると 柔軟性が犠牲になりやすい(笑)
Commented by ulgoods at 2007-06-08 01:26
JSBさん、ありがとうございます。すいません、ちょと飲んでいます...
応力の話しは、鉄筋コックリートの構造と同じでして、それぞれ引っ張りと圧縮に適した材料があるというわけです。炭素繊維が圧縮に抵抗することは無理なわけで、かといって使用される面を規定できるわけでもないので、両側に練り込んでいるわけで、半径1.5m未満になると引っ張りで炭素繊維が切れるんだなと。で、暑すぎると圧縮側のエポキシが保たなくて、引っ張りだけになって繊維が切れてしまうこともありそうで、結構気を遣う複合素材素材です。
使われる局面を考えると繊維と樹脂の均一なパイプが妥当かと。トラスやラーメン構造を考えてみましたが、ねじれもありそうだし、テントを張るたびにできませんからパイプが適当ですね。
無理に剛構造にすることもない。古来の柳に風が一番かも。
だから、折れないように考えて使いたいと思っています。
Commented by tarlanpa at 2009-10-30 13:50 x
初めまして! ワンショットの検索でたどり着きました。
よろしくお願いします。
昨日も晩秋の八ヶ岳でワンショットに犬といっしょに入って寝てきました。
床の長さがあって、なかなか気に入っております。

ところで、実はぼくもワンショット用のカーボンポールを入手したばかりなんですが、メインの2本のポールのみが届いて、庇用の短いポールがなかったので、あれ? と思っていました。もしかしたら梱包しわすれたのかなと、不安に陥っております。そちらはちゃんと3本セットで届きましたか?
もしよろしければご教示いただけますと助かります。

Commented by ulgoods at 2009-10-31 00:47
tarlanpaさん、こんばんは。
私のOneShot用カーボンは3本組で、一番上の写真の左端にある段の付いた先端チップのやつが横骨です。

Fibraplexでしょうか?問い合わせてみてはいかがでしょう?
ちなみに横骨はアルミで54g、カーボンで31g、約1 oz.の差でした。
Commented by tarlanpa at 2009-10-31 08:28 x
ulgoodsさん

ありがとうございました。
Fibraplexから通販したものなので、さっそく問い合わせメールしてみますね。

カーボンは釣り竿などでもおなじみなので、アルミよりもしなやかさがあるようです。強度はたしかに不安ではありますが、やっぱり軽さの魅力にはかないません。次の山行からカーボンポールで登ろうと思ってます。
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