靴のこと2

靴のこと

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いーかげんヨセミテ歩きの靴を決めなければならなかった。靴屋でチョイと合わせて済ますには癖のある我が足ゆえ、やはり歩き込んで決めるしかあるまい。
靴の種類はMontrail Hardrockで当たりを付けてある。底が固いうえに、Wideモデルがあるので広い足でも合わせやすい。他にも良い靴はありそうだが、いろんな事情で全てをココロゆくまで試す訳にはいかない。
前回は高尾-陣馬-藤野までをWideの9.5で歩いて足に違和感が起こらないことを確認した。これで止めておけばよいのだが、もう少し小さくてもイケるかなと思った時にWideの9が赤札処分で安く買えたので試してみることにしたのだ。

靴を小さくするのは恐怖が伴う。以前、街履きで違和感のないMerrellカメレオンの9で塔ノ岳へ行った時、帰りの下りで爪先が靴に当たり、ヒイヒイ言って下ってきた覚えがある。今回届いたHardRockの9を部屋で履いた時、件の左の薬指が軽く触る感じがして、ああ、やっぱりかと思ったのだが、諦めるにはまだ早い。
靴下をsmartwoolアドレナリンという薄手にし、中敷きを先日作ったSuperFeetのカスタム(スリムRX)に変更した。この中敷きは爪先部分が標準で付いてくる中敷きより1mmくらい薄い(9.5用に作ってもらったのだが、9でも入った!!)。靴内環境の薄々化を図り、街履きで確認したレベルでは爪先の当たり感は緩和された。親指部分は少し余裕がある。街履きして、サイズが小さいと足の返りがスムーズな感じだったので、この感触でトレッキングが出来たら幸せだと思っていた。

さて、今回もテストコースは高尾とした。今回は高尾-陣馬で往復で25kmくらいになるか。念のためと比較用に実証済みの9.5Wideも持参した。ちなみにザックはGolite24Pack。Day Hikeには良い。
行きは足にストレスを掛けるために早足の時速5km/hくらいで歩き、帰りはゆっくり歩く練習とした。実際は帰りに景信茶屋でビールで大休止し、そこから日影バス停方面に下って最後は林道をゆるゆる歩くということになるのだが..ま、距離としては当初の予定通りだと思う。

Wide9の感触としては
・左の足指の微妙な当たりは歩行中も変化することもなく、とくに気にしなければ大丈夫かも。痛い目を見たMerrellカメレオンと違って、荷重が上手く足の甲に移り、足ずれの爪先当たりが起こることはなかった。
・でも、少し当たるので無駄に一部の筋肉が緊張した感じで、筋肉の緊張をかばうので足の着きが変になって?左を一度捻挫気味に痛めてしまった。本格的な捻挫にならなくて良かった..
・サイズがピッタリの方が踵の追従感が良く、早足でも踵に擦れが起こりにくいのは山でも確認できた。最上段の紐を奥の穴に通すと踵の追従は完璧だった。

捻挫の件は、普段の登山靴と違って足首が保護されていないので、無造作に足を着くのは危険だと思った。景信からの下りは、ゆるい尾根道から一転して斜度のある木の根や砕石が転がる沢沿いの山道になる。高尾も侮れない。ここで道々感じたのだが...足首まである登山靴は着地時の衝撃を足首の曲がりに変え登山靴から脛に伝えることで吸収している構図があって、ローカットで衝撃や静的荷重を脛に移せないと足の甲や側面で受けなければならず、足の骨が痛い。こんな山道の重荷&ローカットで足首が弱いと捻挫の危険がある。イワイワの山岳へはローカットで行くまい。捻挫は何より恐い。どーしよう。と考えながら歩いていた。
ま、ガレた山道はたぶんヨセミテには無いと思うし、もっとゆっくり歩くんだし、荷物(体重も)も軽量化を図ってバネ下荷重(靴)の軽量化に繋げたい。非ゴアテクスのズック靴は通気性も良いのでマメも出来にくく、軽量なので足も軽く運べるだろう。

9.5Wideでは余裕がありすぎると思ったが、厚手の靴下でクッション性を高めた構成にするか、9Wideに薄手の靴下で軽い足の運びと蒸れない足環境を実現するか、二通りのシナリオが考えられるが、9Wideでは少し足の当たりが意識されたから、連日の長距離歩行で無駄な筋肉の緊張から来る種々の障害が起こることも懸念され..あーどうしよう..というわけで、こーなったらとことん、9.5のノーマル+薄手の靴下の組み合わせを試さなければならないだろう。最近、出戻り品のストックを格安で入手の手筈なので届いたらも一度、高尾か。涼しいうちに済ませたい。

まだまだ終わらない靴選び。


付記:アルコールストーブのある風景(写真無しでゴメン)
今回はT_zさん作成の鎧シリーズのチビを持っていった。鍋はスノピのチタン700、蓋はアルミホイルで代用した。
実は、景信からの下りの分岐で道迷いしかかった二人組に出会ったのでバス停までご一緒した。その道は高尾といえども頼りないほど細い道だったので、いったん進んだが、心細くなって戻る途中とのことだった。のどかな高尾の尾根道から急変して小さな滝もある沢沿いの山道を下り、長い林道も歩き、疲れてバス停に着いて時刻表を見ると..ああ、残念ながらバスは約一時間先!落胆したがバス停脇に腰を下ろし待つことにした。
ここで、ザックから鎧チビを取り出し、空き缶?という目線を感じながらゆっくり無音で湯を500cc沸かし(燃料30cc)、Java Juiceを2袋で作ったコーヒーを振る舞った。行動食のナッツバーも分けて食べた。ご一緒の方には、そー言えば、こんなにゆっくりと、落ち行く日を見ながら路傍に腰掛けて珈琲を飲むなんて、何とリッチ!と喜んでいただけた。
確かに待ちの時間の空気が変わった。たかが湯を沸かすくらい、鎧のチビで充分!固形燃料のような汚れも付かないし、キャニスタストーブのような轟音もない。鳥の鳴く声を聞きながら、普段より少し長く待てば湯が沸く。バス待ちの、日頃は無駄と思える時間が一転し、野点感の漂うリッチなコーヒーブレークになった。
やがて、少し薄暗くなった山に遠くでバスのエンジン音が聞こえ、木々の間からバスの明かりが見えた時、和んで少し余裕が生まていた私たちはトトロのバス停で待つような安堵感を得た気がした。
アルコールストーブが作り出すスローなシーンがある。



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by ulgoods | 2007-05-16 00:58 | 生活系
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