T-z_Stove 薪ストーブ改1

T-zさんネタ続きでアレだが、製品化に向けた集中開発期間なので、私も頑張る。
e0024555_2256528.jpg

T-zさんから改良された薪ストーブを送っていただいた。改良の件はT-zさんのblogに詳しい。内筒が切り詰められ、吹き出し孔も捻ったタービン状になっている。空気の過給ターボ機構も組み込まれている。
これは内筒の高さが低いから181g版だろう。

五徳にも工夫が加えられ、装着しやすく、崩落しない機構になった。また、ストーブ底も2柔構造になり、熾き火落下対策と、吹き込む風による灰や火の粉の吹き出し対策が取られた。これは前回版を見てカイゼンの相談をしたのだが、すぐに形にして返してくれた。
e0024555_22572510.jpg

実は最初に送ってもらった2種は燃焼実験をしていなかった。底あり版は御徒町方面の野外道具屋さんにサンプルとして貸し出し中、もう一つの極軽量な底なし版は熾き火が落ちるので燃焼をさせていなかった。

今回はBushBuddy ULTRAと同じ条件で燃焼させてみた。
今回はホースをつないで口から過給器に空気を送った。これは着火時にに大きな効果が認められた。空気の強さにも依るが、着火直後の炎を大きく育てるには効果がある。普通の焚き火でもフウフウ吹いて空気を送るが、これは無駄なく全部の空気を缶の底へ送り込むことが出来る。ただし、あまり頑張るとヨダレも送り込まれて、ジュウジュウ音がするが..。ま、吸い込まないように気を付けてやった。
e0024555_22581166.jpg

写真のように炎が大きくなればターボは不要だが、薪を継ぎ足して火力が弱くなった時に空気を送れば、即座にストーブ内が高温燃焼して薪からガスが噴出し炎が立つ。これは湿気った薪の場合でも有効だろう。

鍋を架けてみた。
e0024555_22582763.jpg

五徳の高さは適度で良い。五徳も安定している。
が、BushBuddyとチョト違う気がした。BushBuddyは二次燃焼の空気穴が水平に上がっており、そこから吹き出る空気で起こる二次燃焼は安定し、かつ炎を収束させる効果があった。T-z式では、二次燃焼空気の吹き出し位置が低く、かつ水平方向ではないので、炎が収束しない傾向がある。また、二次吹き出しスリッドより上部は二重壁構造ではないので、炎が当たり加熱され、ストーブ全体が熱くなって手のひらに載せることはできない。ちょっと底の辺に触ったが軽い火傷をした。おそらくテーブルが焦げるほどではないが、熱効率の点からはBushBuddyの高効率に達していないと思う。暖を取るならこっちが良い。

鍋を架けた状態でターボを効かせてみた。こ、これは!地獄の業火の如く鍋底に当たった炎が渦巻く凄まじい燃焼が開始した。
e0024555_2258526.jpg

炎の色が青っぽい。みるみる風防が赤熱し、ストーブにも焼き色が付いた。すげー!面白いので息が切れるまでやった。
この過給機構はBushBuddyにはない!しかもかなり有効!是非、これを組み込んだ形でモノにしてほしい。
手軽で安全な焚き火が体験できる。息の吹き入れ強さやタイミングの加減は通常の焚き火とほぼ変わらないので、吸い込みに注意して子供たちの焚き火体験練習に使えると思う。

おNewのスノピ・チタン900に有難い煤が付いた。驚くことに、五徳跡がキレイに残っている。
e0024555_22591422.jpg

跡に切れ目や濃淡がないことから五徳の段差が全くない高精度の組み立てであることが見て取れる。

このストーブだが、二次燃焼が安定しないという傾向が見られた。それもその筈、吹き出しスリッド位置が低いから、その上側で起きる燃焼は通常の燃焼ということになり、形式的には2段重ねストーブの状態で燃焼していることになる。また、先に述べたように、吹きだしスリッド上では炎がストーブ外壁に当たり、ストーブ本体を強く加熱する。BushBuddyはこの点は魔法瓶のような構造だと言える。おまけに壁の間を吹き上がる空気によって外壁は冷却されるのだろう。

実は、このストーブと入れ違いにT-zさんにはBushBuddy ULTRAをお貸しした。分解は困るが、見る人が見れば参考になるところも大きいだろうと。案の定、燃焼させてみたT-zさん、いくつかのカイゼンを思いつかれた旨メールを頂いた。
次回作が大いに楽しみである。

些細なカイゼン提案だが、スリッドの基本構造はこのままとし、タービンの長さを長くして、傾斜を急な形状で缶の出来るだけ上に持ってくるのはどうだろう?五徳と兼ね合いが付けば缶上端のリム位置まで上げても良いのでは?とも思う。

私とT-zさんとの間には金銭や見返りや何やの関係は全くない。ストーブ好きの私がストーブ好きのT-zさんに出来るのは感想と案をお送りするだけ。T-zさんは真摯な態度でそれを受け入れてくれて、より良いモノを創り上げる意欲に燃えてる。しかも結構なスピードで進んでいる。Net時代のお付き合いの良い点が出ている。
願わくば辛口コメントでも気を悪くしないでいただけますよう。氏の寛容と熱意を願うばかりだ。


参加中..T-zさんのストーブに期待する方は、ここをClickでエールを送ろう!

[PR]
by ulgoods | 2007-04-14 22:59 | 燃える系 | Comments(4)
Commented by T-z_stove at 2007-04-15 07:36
おはようございます。

おおっと新品のチタン900を・・・

鍋無し炎綺麗ですね。

>地獄の業火の如く鍋底に当たった炎が渦巻く凄まじい燃焼・・・炎の色が青っぽい
そこまでターボは聞かせなかった。禁煙すればもっと吹ける?

掲載ありがとうございます。記事を読んでulgoodsさんに頼んで良かったと思っています。_あらためて感謝でござる。

今日は最新バージョンを持って多摩川へ
http://alcanstove.exblog.jp/5146802/
Commented by たけぱぱ at 2007-04-15 15:33 x
あしあとからたどってまいりました。
もっぱら軟弱な山登りばかりやっております。
またお邪魔しにきますので、よろしくお願いいたします。
Commented by ulgoods at 2007-04-15 21:57
T-zさん、ども!
鍋無しの炎、我ながらキレイに撮れました!
ターボの威力は凄いですね。で、火興しは面白い。

今日は、ツインジェットを持って陣馬山で使いました。後ほどレポートします。
Commented by ulgoods at 2007-04-15 21:59
たけぱぱさん、ようこそ。
ミク辺りで繋がっているようであります。
blogは時々拝見しております。インスパイアされた訳ではないのですが、今日は私が陣馬へ参りました。

コメントいただけるのが何より楽しみです。今後ともよろしくお願いします。
<< 高尾から陣馬で T-z_Stove Twin ... >>