BUSHBUDDY ULTRA COOKSTOVE / ブッシュバディー ウルトラ ストーブ

BUSHBUDDY ストーブの超軽量版、ULTRA!
BUSHBUDDYは二重壁で二次燃焼機能を実現しており、高性能だ。
このULTRAは特別仕様で超軽量!使用前の実測で146g..日本国内で販売されている通常版が275gだから、約130gも軽い。ここまで軽くなると担いで歩こうかな、という気もしてくる。
BUSHBUDDY ULTRAの開発を要請したトレッキング記事はこちら。長期間アラスカを歩くために特注されたものだ。

こんな木箱に入ってくる。雰囲気にマッチしていて良い感じ。さすがカナダ製。
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箱を燃料にすればいいか。生まれてすぐに餌にありつけるよう工夫する昆虫と同じ気遣いだ(笑

裏にはマジックで名前が書かれてあった。手作りっぽい。
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薄いステンレス製だが用途に対する強度は充分。蹴飛ばさなければ壊れないだろう。
直角の絞りとスポット溶接を多用した、ちょっと素人にはできない作りだ。道具が要るなぁ...
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このストーブ、スノピの900にピッタリはまる。カタリともしない。
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五徳は裏返してキッチリ収納される。

T-z_Stoveさんのストーブと比較しようと思ったが、訳あって、サンプルとして貸し出したので、先にBUSH BUDDYをやることにした。

テストは台所のガス台の上で直上に換気扇を回している。風に影響されずに素の燃焼能力を見たい。他のストーブと比較するために条件を決めた。スノピの900に水を400cc沸かす時間を計る。燃料は使い終わった竹の割り箸を用いる。初期は箸を4分割に折って6本分投入し、Spark-LiteのTinder-Quik1ヶで着火することにした。

で、開始した。炎はすぐにすーっと燃え上がる。
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予定では本数を数えながら、時間を測りながらであったが、炎がスゴイ!燃料を投入すると、ゴーゴーと二次燃焼が起こるのが楽しくて、写真も忙しくて、本数を忘れてしまった(笑)5分くらいで湯は沸いただろうか。
次回はちゃんと計ろう。

燃焼室の高さは低い割にきれいに二次燃焼が起きている。
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二重壁の内壁の上部の穴から熱せられた空気が供給され、その噴出に沿って炎が上がっているのがよく判る。
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二重壁の間を上ってきた空気は結構な勢いで水平に噴出しており、二次燃焼炎の収束をもたらしている。
二次燃焼とは...工夫のない薪ストーブの内部で燃えて発生した可燃ガスは、その燃え切らないものは煙として無駄に放出されるが、BUSH BUDDYでは二重壁によってストーブ上部に高温の乾燥した空気を供給して発火させることで可燃ガスを効率よく燃やすことができる。ので、煙も少ない。暖炉などで行われている方法と同じ原理だ。

底が3重になっているらしく、底の吸入孔を息で吹いても炎には影響がない。冒頭の箱の写真はそのことを見せたかったのだろう。また、そのため灰や熾き火が飛ぶ事もなく、足元の乾燥した枯れ草に延焼することもなさそうだ。
熾き火が缶の一番下へ落ちる事がないので熱による地面への影響も少ない。単にクッカーとしてだけでなく、小さな焚き火としても楽しめると思う。

これを持って..と思うが、一つ気を付けなければならない事があろう。薪を拾って火を燃やす事は、元来その場で土に帰るべき枝を燃やす事であり、少なからず自然へのインパクトを与えることになる。灰が肥料になるかもしれないが、余計なお節介であり、やはり建前としては燃料は持参すべきだ。トレッキングの長さや、途中での燃料の補給を考え、固形燃料・アルコールストーブ・ガスストーブ、ガソリンストーブ、薪ストーブ...という順で選択すべきであり、薪ストーブの必然性はかなり低い。しかし、薪ストーブの使用を事前に練習する必用もあり..
ま、場所に依るな。枯れ枝がゴミとして処分されるような場所なら、そのへんを気に掛ける事はないだろう。深山では?だが、海や川や公園とか..ま、いずれにしてもこの世の中、やりすぎてはイカン。みんながみんな日常的に使い始めたら問題になりそうだが、こんな鍋が煤だらけになる代物を好んで使う人はいないだろう。
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いずれにしても、今までは困難だったことを軽量化によって使える範囲にしてくれた意味ある一品である。


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by ulgoods | 2007-04-02 01:25 | 燃える系 | Comments(15)
Commented by joxter at 2007-04-02 07:55 x
手元にあるのは330gバージョン_イカン、スノピとセットで欲しくなってしまいました。(笑)
しかしまさにulgoodsさんのおっしゃるように
実際に使用するシチュエーション等々を想像してみると二の足を踏んでしまいます。

ウチのの出番は友人とのBBQの時などの炭熾しが一番多いです。(照
Commented by ulgoods at 2007-04-02 09:48
joxterさん、330gバージョン!重厚な作りなんでしょね。それこそ、炭を熾し続けてもびくともしないような..
今回BUSHBUDDY ULTRAを手にして、SierraStoveを持ち歩こうと思っていた昔の野望は消えました。SierraStoveは炭熾しに回します(笑)
炭用にすることでお蔵入りだったSierraStove用の風防付BBQグリルも生きることでしょう...
Commented by カワサキ at 2007-04-02 11:59 x
ulgoodsさん、こんにちは。BushBuddy Ultralite もゲットされたのですね。(^^)

ところで、薪燃料に関して、エコロジー的考察は結構あちこちで行われていて、、、、薪燃料が発生させる熱量とCO2は、元々は太陽エネルギーから来ている、従って、燃やして発生させるCO2と熱エネルギーは、エコロジカルにはプラマイゼロとして換算する様です。
一方化石燃料は、燃やせば燃やすほど、地球温暖化に貢献してしまう。
なので、最近の考え方では、薪エネルギーを利用する燃焼機関はもっともローインパクトである、と考えられています。

固形燃料とアルコールに関しては、それを作成するパスが問題です。
これを作るのに化石燃料を燃やして作っているのであれば、これはハイ・インパクト。一方有機アルコールの様に、発酵を使って作られていれば、ロウ・インパクトと言うことの様です。

http://www.shizenkikyu.com/column/index.html
Commented by ulgoods at 2007-04-02 12:24
カワサキさん、今日はゆっくり?
BUSHBUDDYはULTRA以外は触手が動きませんでした。
おかげでSierraStoveはお蔵入りだし、それのチタン版を買うこともなくなり、太陽電池での充電も考えなくて良いから悩みが減りましたよ。

薪ストーブはCO2的にはニュートラルですが、最終的に分解されるまでの過程が違うので、森にある資源を早急に灰にしてしまうという意味でインパクトとしました。
分解過程のスカスカの枝は、ホントに燃えない..燃える分はもう利用された後なのでしょうが、その残りをまだ利用したい微生物などもいるんでしょうね。

大きな火でキャンプファイヤーにしてしまうのは論外ですが、自然の中で、ちょろちょろと焚き火を楽しむ自由というのもあっても良いですよね。
これは軽くて持ち運びがしやすいので、どう使うか(使いたい)新たな悩みが生じます(笑
Commented by T-z_stove at 2007-04-02 15:17
こんにちは

無風状態ではテストしていませんが、凄い勢いで燃えてますね。
室内では躊躇します。

風の影響と灰のことは再考します。

伊豆へ家族でキャンプへ行き卓上でのプチ焚き火(小さなキャンプファイヤー)をしましたが、これが結構楽しく何を語るでもなく時を過ごせました。
薪となる小枝が夜の雨で濡れるので、昼間は薪割りをしましたが、今度は100斤の割りばしで試そうと思います。
Commented by ulgoods at 2007-04-02 16:34
卓上焚き火は良いですね。子供に焚き火熾しを体験させるには良い道具です。
割り箸は良く乾燥していて火の付きは良いのですが、長持ちしません。
先ほど、公園で松ぼっくりと桜の枝を拾ってきて(だってサクラは薫製に使われるくらいだから..)湯を沸かしましたが、太めの枝が燃えるまで(太めの枝から出た可燃ガスが二次燃焼する温度になるまで?あるいは二次燃焼空気の温度が高温になるまで?)は煙もうもうです。息で吹いたりしましたが、T-zさんの過給装置があれば初期の燃え上がりはだいぶ良さそうな気がします。熾き火ができたら燃料は二次燃焼孔より下に落ちる様にし、熾き火で蒸してガスを出させてやると煙が少ない燃焼をします。
いくら眺めたりいじったりしても飽きることがないですね..
T-zさんの底なしSUL版がありますので、鍋の蓋を底にしてテストしてみます。
Commented by JSB at 2007-04-02 17:47 x
>手元にあるのは330g、、、、←充分に軽いと思っていたのにぃ
JSBの手持ちもソレです、、、、以下同文 です(笑)

今日、例のMSRボンベ 無事到着! 感謝しています。

 T-z_stoveさん
>これが結構楽しく何を語るでもなく時を過ごせました

焚き火の誘惑に、気づいてしまいましたね、ふふふふ
データには載らない詩情溢れるものが 焚き火にはありそうです。

軽量化も本気でやるなら
自分の体重をダイエットするのが あんがいと早道かも?(爆)

Commented by ulgoods at 2007-04-02 17:51
>自分の体重をダイエットするのが あんがいと早道かも?(爆)

お言葉ですが、経験上、それが一番コストが掛かります...orz
Commented by JSB at 2007-04-02 18:23 x
あはは、バレバレでしたか!

>こんな鍋が煤だらけになる代物を好んで使う人はいないだろう
蛇足ながら、細かいメッシュ金網を敷いたら、少しは「真っ黒け」が
減少すると共に、熱コンデンサー機能で熱効率が良くなるのか?
@¥20000/146g= 考えると、、、、、恐れ多いことですが

ダイエット負け組みの一人として、進言を(笑)
Commented by ulgoods at 2007-04-02 21:58
煤とどう上手くつき合うか、やってみたいと思っています。
昔はチタンの鍋釜にはガスで焼きを入れていましたが、煤の方が使い込み感を込められて良いですね。他に煤が移らない程度に落ちれば、きれいに洗うのをやめました。

BPLでのJSBさんの投稿は良い反響のようです!
Commented by JSB at 2007-04-03 00:44 x
お恥ずかしい。 あれはulgoodsさんが
JSBのものはともかく、日本の素晴らしい新作stove群を
紹介しやすいように 「露払い」 のつもりです
思ったより、性能は大したことなくガックリと、、、、笑

余計なことを!  とおっしゃらずに マキstoveなど、、、
どうぞよろしく

ps。 オキツモ(耐熱塗料)←ターボーさん、ご紹介のもの
   吹き付けるのも、ちょいとシャレているかも
Commented by ulgoods at 2007-04-03 06:50
露払いなんて..いきなり山が動いたのでビックリした次第。
最近、BPLでもアルコールストーブの話は出てこなかったので、極東で未だカイゼンの動きがあることを知らせて上げるのは良い事です!

耐熱塗料ですが、以前、黒を試しましたが、思ったようなつや消し黒にならずにガッカリしたっけ...でも、OdBoxで舶来品を見ましたが、同じような感じでした(笑)

Commented by JSB at 2007-11-29 18:25 x
先日のキャンプで、燃えている最中に手の平に乗せてみました
コレ!大丈夫です!おっかないような嬉しいような気分でした
でも
社の似たものを二つ買える余裕は無いし、、、、(涙)
Commented by ulgoods at 2007-11-29 19:20
JSBさん、ども!
手乗りストーブをやりましたか。
これは二つ目を買う意義はありますよ!なんせ、手の上で調理できますから(笑
中にJSB式ガスストーブを仕込むとか
Commented by ishigoro at 2012-07-25 10:32 x
はじめまして。最近こちらのブログのことを知りました。私は、薪を燃やす方がどちらかというと好きで、いろいろアウトドア用品を調べているうちに、最近ブッシュボディストーブの存在を知ったばかりです。
ulgoodsさまが紹介されている、ブッシュボディストーブを私も手に入れたいと思っているのですが、入手方法をご存じでしたら、何卒教えていただけますでしょうか。よろしくお願い申し上げます。
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