再び

1週空けて前回と同じルートを辿って巨樹に再会してきた。出不精な私が同じ場所に、しかも短いインターバルで訪ねるのは初めてのことが、普段の生活の中、あの場所に再び身を置きたいという欲求の募ってくるのが分かっていた。
今回はいろいろ試したい道具を担いだので軽量装備にはならなかったが、お陰で楽しくキャンプをすることができた。

2週間ぶりで巨樹に着くと先客がいた。ほお..と思い挨拶をしてからEsbitでお湯の準備をしていると、こちらに近寄って来て声を掛けていただいた。ら、何と、年末に北八つでお会いし、Blogにもコメントをいただいたshimonさんではないですか!あいにくコンタクトでもよく見えていないので気が付かず、失礼なことをしてしまいました。しかし、奇遇も奇遇、こんなこともあるんだなと驚き!引きこもりがちな裏庭キャンパーの私が2度も同じ方に出会うとは余計に奇遇。
shimonさんはトレイルランニングをなさるという。走り屋さんのウエアがかっこいい。尤も最初の1時間の急登、あれでは走ることはできなかっただろうが..
しばし再会を喜び道具談義などしたが、下る予定を聞くと登った道を降りる予定だという。あれでは傾斜がきつくて走るどころではなさそうなので前回トレンジャーに教えてもらった緩い道をお勧めした。shimonさんは「をーー」という雄叫びを上げながら颯爽と落ち葉を舞上げて走り去って行かれた。九十九折りの道なのであまりスピードは出せないだろうが来た道よりはマシだと思う。
またの再会を楽しみにしております。

今回のシェルターはHex3にした。この風景の中で張った姿を見てみたかったのだ。
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前回のGatewood Capeでは結露が見られたが今回のHex3では結露もなく壁面も朝まで乾燥したままだった。やはり、地面からシェルターを浮かして張ったためだろう。Hex3は背が高いので煙突効果で換気が期待出来る。
Hex3は窮屈さもなく、のびのびと過ごせるので全く快適だ。壁にあるループからキャンドルランタンを吊したHex3は真っ暗な闇の中、ほのかな暖かな光を放つ我が家となった。
三脚があれば長時間露光で内部のキャンドルで輝くHex3を撮れただろうが、ちょっと残念。新しく手に入れたデジカメのシャッター時間は最長8秒なので、いずれにしても露光時間不足だと思う。
夜中に数回ゴーという音と共に突風が来たが、Hex3は揺らぎもせずに薄い膜一枚で私を守ってくれた。

今回はINNOVATIVE PRODUCTS, INC.のPocket Cooker

という小さな折り畳み薪ストーブを持参し、小指ほどの枯れ枝を使って小さな焚き火をさせてもらった。このストーブ、日本で売っているところは知らない。USでもeBayで見る程度。別段軽くもないのだがパタパタと組上がった姿が薪ストーブらしくて好きだ。
ストーブの傍らにエアマットを敷き、寝そべりながら小枝をチョロチョロと。小さいながらも炎に照らされるのは何とも至福の一時、もちろん湯を沸かして焼酎は湯割り。

Nationalの暖房ベストを担ぎ上げたのだが、これは調子が悪かった。燃焼が持続せずにすぐに消えてしまう。何度も点火したり電池も交換したが働いてくれなかった。精密な電子機器で構成されたカイロなのだが、そんぶん動かなくなるとお手上げだ。空気の薄いところでは燃焼に懸念があったのだが高々1000m位の標高である。長野オリンピックではもっと高いところでも使われただろうが..ま、大勢には影響なかったのだが厳しい場所ではこういうギミックに命を預けてはいけないのだろう。同じ重量なら羽毛服やハクキンカイロなどを使うべきだった。
試しに戻ってからチェックしたが点火後に強にすると数分で消えた。弱、中で我慢していると持続した。お山でもすぐに強にしたのが拙かったか..結構重いので次回どこかで再テストするかどうかは不明。

前回チェックしておいた水場で水を汲んだ。片道20分くらい掛かるのだが、麓からの急登を水を担ぐよりも少しはマシだ。幸いチョロチョロと流れていたので必要な水を確保することができた。そのまま飲んでも腹は痛くならない。


翌日はもう少し上まで歩いてきた。地図で見るとおり落ち葉の緩やかな傾斜の尾根が続く。
途中、変わった形の枯れ木を見つけた。翼竜のようだ。
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1400m付近では雪もあり、軽アイゼンを使った方が良さそうなので今回はそこまでとした。だいぶ状態が把握出来たので、次回は向こうの尾根まで行ってみよう。

奥多摩の駅前で、いい蕎麦屋を見つけて飲んだ。


だ ん だ ん 似 て く る 癖 の、 父 は も う ゐ な い ...山頭火
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by ulgoods | 2007-02-07 08:25 | 山行 | Comments(8)
Commented by shimon at 2007-02-07 14:42 x
ども、こんにちは。御一緒させて頂いた時間とても素晴らしい一時でした。ありがとうございます。ほんと不思議でした。普段は、dayhikeで昼過ぎから入山などしないですし、その場所に一時間近くのんびりしている事もないので。。しかもあのみずならの巨木のある場所で。。。自分にとっては嘘みたいなほんとの話状態でした。教えて頂いたルートはふかふかの落ち葉トレイルで快走して下山できました。あの日の月夜は、ランプなど必要ないぐらい明るかったんじゃないですか?とても綺麗でしたね。今度は、ulgoodsさんのように森の中で抱かれて一晩過ごしてみたいです。あと踏み固められてない尾根を縦横無尽に駆けてみたいです~。 
Commented by ulgoods at 2007-02-07 18:47
shimonさん、こんばんは。
よくも時間と場所のタイミングが一致したものです。またどこかでお会いしそうな予感が..

あの巨樹の上の尾根は傾斜も緩く厚い落ち葉の堆積でしたよ。縦横無尽に疾走を楽しめそう。是非SUL装備で野宿兼ねてお訪ね下さい。私も雄叫びが聞こえてきたらshimonさんだと思うことにします。
今後ともよろしく!
Commented by Gen. at 2007-02-08 12:54 x
ご無沙汰でした。
夜の撮影は2~4秒で大丈夫ですよ(キャンドルでも)。
どちらかというと暗めに撮影しておいてフォトショ等で補正した方が結果としてはイイ感じです。
8秒開くということになると星の写り込みを期待する、というレベルになると思います。

Gen.
Commented by at 2007-02-08 13:28 x
やはりHEX3の佇まいはいいですねー。
タープだとあたりに色々なものが散乱していて写真映えしないんです。
私も今度は雪のHEXを撮ってみます。
Commented by joxter at 2007-02-08 18:54 x
小生のブログの方では大変失礼しました。 livedoorは時々ああなるので、時間ができたら引っ越したいと思っていました。
懲りずにたまには寄ってくださいまし。m(_ _)m

驚かされたり、心を洗われたり_ほんと、自然の造形力にはかないません。
自分の場合、人工の造形を見る時、その裏にある意図やらしくみやらを探ろうとする下心がイケナイのか_
自然には無心に正対してしまい、その時点で『負け』が決まってしまうのか_これだけ生きてきてもよーく解りません。。。
Commented by ulgoods at 2007-02-09 18:49
joxterさん、何か長いコメントはアウトのようでした。
前回の写真の巨樹の背骨といい、翼竜の化石といい、見る角度やこちらの感じ方で見えたり見えなかったりするんだろうと思います。心が洗われる感受性を持っているということは、それだけ生きてきたので得られたと思えば負けるが勝ちで連敗も楽しくなるのではないでしょうか。
Commented by joxter at 2007-02-10 09:38 x
全くその通りですね_負けが楽しくってしようがない。(笑)

でもここんところ(嫁の体調の具合もあって、ぢゃあちょっと行ってくる、と言いづらい環境にあり)なかなか楽しむ機会も持てません。。。
ulgoodsさんや皆さんのこうした記事を拝見して、いいな~、とか思いながら、フィールドに思いを馳せる時間が救いです。
Commented by ulgoods at 2007-02-14 07:50
joxterさん、私もお家の事情でなかなか休み全開でお山へ行くわけにもいきません。ので、道具に走る?
貴重な機会、行った時はあれこれ試したいですよね。
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