備長炭

燃える炭を間近に見ることがあるだろうか?顔面が痛いほどに熱を感じる距離だ。
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で、やはり炭は備長炭に限る。
燃やす都度に燃やしただけのものは見せて呉れる。
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極限まで洗練された繊維構造を持つ炭素の塊が長時間、徐々にエネルギーを開放して、後には灰だけが、絹の糸束を一層一層はぎ取るように、ま白な灰だけが残る。
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炎を纏った備長は僅かな気流の揺れに反応し、黄色赤色が踊り、吹けば即ち炎を発す。その熱は極めて熱くて熱くて熱い。
燃え肌の色は蛍光色に近づき、産まれた銑鉄の光にも似て、蹈鞴はかくも輝くか!と。
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備長で焚く鉄瓶の湯はチリチリ、シュウシュウと沸く。
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私は光と音に魅入ってしまって時を忘れる。


夕 焼 う つ く し く 今 日 一 日 つ つ ま し く ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-16 03:31 | 駄文系
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