イボンヌ1号 / イボ付きアルコールストーブ Yvonne-1 / Alcohol stove with wart 

イボンヌ1号 / イボ付きアルコールストーブ Yvonne-1 / A alcohol stove with wart 

2個ほど失敗(少し切れイボ)があるが何とか8個のイボを付けて火入れをしてみた。単純な密閉型でヒゲも仕込んでいない。
ジェットは円周の接線より少し内向きで、仰角は30~45度ほど何種類か開けてみた。径はΦ0.7mm。あとで針でほじったのでもう少し広いと思う。

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炎が寝ているのが判る。鍋との間隔は通常よりも1cmほど詰めている。
炎が寝ると..
・炎の鍋に対する断面積が増える。
・鍋との距離が短くても見かけの距離は長いので不完全燃焼したり、鍋底からあふれ出たりしない。
・炎の間隔が狭くても干渉せずに炎の抜けがよい。
という傾向が見られた。

鍋に接す面積は保持しながら炎の間隔を詰められるのは良い。まるで..大阪梅田の立ち飲み串揚屋のカウンターを思い出す。店がどんどん客を入れるので、混んでくると正面を向いて飲んでいられない。客はダークダックス(古いな)が歌う時のように皆で斜に構えて飲むのである。が、ちゃんと飲める。いつも行くのは松葉という店なので、松葉効果と名付ける。

先日、科学雑誌Newtonがお天気特集なので買ったのだが、後ろの方のページにロウソクの燃え方の記事があった。ガス台の燃焼は予め空気と混合された予混合燃焼で、ロウソクは拡散燃焼と言うらしい。アルコールストーブもジェットが大人しいうちは拡散燃焼だ。拡散燃焼でもロウソクの芯の部分は下から空気を取り入れて、その部分は青い炎を出すという。ジェット型のストーブが青い炎を出すのも同じと思い、ジェット付近を拡大撮影してみた。
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この部分がもっと荒れると空気を取り入れやすくならないか?微細な領域だが肝かもしれない。

あと、ストーブの自己加熱方式だが、ストーブ全体が熱くなるのは熱暴走を起こしやすいので、以前ヲヤヂストーブでやったように、一部だけが高温でストーブ自体は冷えている方が良いと思った。ヲヤジは立てている心棒だけがチンチンに熱くなってそれ以外はさほどでもない。その方が外気温に影響されない気化を持続できると思う。

A-Ringはうまく空洞に上昇気流を作って空気を内部に供給すれば鍋底環境の改善に役立つ。ただし、相当の速度がないと空洞から上がってきた空気も鍋底を感じて鍋底まで到達しない。Newtonの記事にあったが、「炎は固体を嫌う」固体から逃げるのだという。何やら紀元前の哲学者の言葉のようでもあるが真実だ。
良く酸素と混合したガスを速度がその先の障害物を感じない程度に速く(射流状態)噴出してやれば..まさしくバーナーと呼べるものになりそう。

各タイプの長所を取り入れたストーブができないものか。



闇の奥には火が燃えて凸凹の道 ...山頭火
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by ulgoods | 2006-12-08 01:58 | 燃える系 | Comments(13)
Commented by Yoshio at 2006-12-08 04:40 x
個人的には,このイボ,生理的にキツイなぁ(笑)。
それはともかく,イボに斜めに空けた穴から出る炎によるメリットはわかりました。
後は,沸騰時間や燃焼時間など,他のアルコールストーブとの比較数値が知りたいなぁ。
Commented by T-z_stove at 2006-12-08 06:31 x
角度と距離ですね。
同じ感じでオープンタイプをやりましたが・・・・こんなに違うとは(驚
うまく長所を組み合わせてできるといいですね!
Commented by ulgoods at 2006-12-08 08:21
Yoshioさん、ども!
ネーミングが良くないかも(笑
もう少しひねってみます。
性能の比較は、もう少し先になります。
最近、少し作り散らかしているので..
Commented by ulgoods at 2006-12-08 08:27
T-z_stoveさん、横に吹き出せるのはできました。
とりあえず、ヲヤヂ型と組み合わせて、小さなジェット径を多数という方向でやってみます。
万力は..挟む口が広いので穴を開けたい場所以外に干渉しますね。クランプの方がいいなぁ。
Commented by sugawaster at 2006-12-08 08:31 x
『松葉』懐かしいです。階段降りたところにある店ですね。
15年ほど前に神戸から谷九に通勤していたことがあり、仕事帰りに良く寄りました。
串カツ5本と中ジョッキ1杯の1000円コース、週3回は行ってたな。
東京にはあのスタイルのお店が無いので、久しぶりに行きたくなってきました。
Commented by ulgoods at 2006-12-08 09:08
松葉は大阪駅周辺には何店かあったと思います。階段下も行ったことがありますが、私のメインはJRから阪急へ向かう方でした。
吸い殻は床へポイ、キャベツはFree、もちろんソースの二度付け厳禁で(笑
東京では..東中野の焼きトン屋でしょうか。一串60円からあり、ビール小瓶にすると500円で何とかなります。

Commented by JSB at 2006-12-09 01:33 x
>炎は固体を嫌う
航空機やホバークラフトなどの場合に、地面効果と呼んでいるものと
符合するようですね。

kayakでは、返し波、に相当すると思います
戦艦大和~大型タンカーに採用されている
バルバスバウ(球状船首)の形は、この応用です。たぶん(!)

そういえば、往年の大型爆撃機の射座が、こんな張り出し方の窓に取り付いている写真があります、好きな方向に有効な射出が可能。

>ネーミングが良くないかも、、、、
では、、、寄せて、上げる、、、、、Dカップ(爆)

「Newton」を読んで、手頃な串焼き屋で飲むと
次のアイディアに遭遇するのかも!? (笑)
Commented by JSB at 2006-12-09 01:54 x
鍋底をタービンブレードと仮定すると、斜めに迎合するのは
むしろ当然な帰結なのかもしれません(回転はしないが)

ストーブの自己加熱方式
燃焼ガスの熱の一部を、程好く吸気側に帰還させるのは
実際には、難しいですね。
液出し、でも 最終的には、アイシング現象への有効な対策に
成功出来るかどうかに掛かっています
 未だに連続長時間燃焼の決定的な解決策を見出せない(苦笑)
Commented by べー at 2006-12-09 03:30 x
何かに似ているとずっと思っていたのですが、、、ガメラが飛ぶところみたいな噴射ですね。逆さに置いたら飛びませんか?
Commented by ulgoods at 2006-12-09 15:51
JSBさん、
バルバスバウを調べていて大和の情報を読み漁ってしまいました。よくプラモ作ったっけ..
寄せて上げるのは反則だと思うので、残念ながらDカップは不採用です(笑)ニップルというのも良さそうですが、ご婦人方から不評を買いそうなので自粛します。
粒状突起型とでもしますか。イケてないなぁ...

ときどき、立ち飲み屋へはわざわざ遠回りして行きますよ。うらびれ感を求めていくので、あそこで発想するのは難しいなぁ(笑

アイシングですが、やはり液化ガスが凍る?
Commented by ulgoods at 2006-12-09 15:54
ベーさん、ども!
ガメラですか..なにやらこのblogは昭和な雰囲気がしてまいりました。飛ばずとも回転するくらいは頑張りたいですね(笑
Commented by 『ターボー』 at 2006-12-09 18:49 x
炎が回転するとは、すごい進歩ですね。
いぼの発想は強烈です。
各タイプの長所を取り入れたストーブの完成はもうすぐですね。
応援しています。
Commented by ulgoods at 2006-12-10 00:29
ターボーさん、ども!
いやぁ、炎は回転しませんよ。滔々と斜に同じ位置に吹き出すだけです。思いっきり加熱して大火を出せば渦を描いて上昇するとは思いますが..コワイのでやりません(怖
一応各タイプの特徴を取り入れて全部入りを作ってみました。
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