Western Mountaineering SummerLite / ウエスタンマウンテニアリング サマーライト

Western Mountaineering "SummerLite"
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裏切りとはネガティブな語感だが、こと軽量グッズの世界では好ましい裏切りが時々起こる。このSummerLiteもやられたぁーの一品だった。だいたい、人間の手は手に取った時にこのくらいの重量?と無意識にそれに備えて筋肉を緊張させるのだが、こいつは持った瞬間に筋肉が肩透かしを喰らい、ホエ?という軽量さに裏切りを味わうことになる。
レギュラーサイズで1 lb. 3 oz.(539g)、で構造的にはフルサイズのジッパーとバッフルを持ち、850+ Fill Downを9oz詰めた32°F(0℃)対応となっている。Western Mountaineeringが軽量さへの拘りを見せる最新作だ。2006年の春先にデビューし、一部のショップでのみ販売され、一般には2006年の秋から販売と書いており、BPLでも冬に続き、今夏のORショーでも速報している。
本当はWestern MountaineeringのHighlite(35º F)を探していた。Highliteはとっても美しいし、35°Fは夏の高所でも使えるだろう。Regularサイズで16 oz.の重量というのもステキだ。が、この春先あたりはどこにも在庫がなかった。そして探しているうちに目に付いたのがSummerLite。
比較すると、
Highliteはハーフレングスのジッパーで重量を稼いでいるが、ハーフレングスジッパーでは暑い時に足元を開けられないし、ジッパーを全開にしてキルトのような使い方ができない。一方、SummerLiteはトラッドな形状なのでその辺は問題ない。
Highliteは表裏直縫い?と思われるが、SummerLiteはしっかり隔壁を持ったこれまたトラな作り。
しかもSummerLiteはジッパーに沿ってフルレンフスのバッフルまで持っている。インナーを足すと氷点下でも使えそうな構造を持っているのだ。
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これでHighLiteとの重量差が3 oz.というのは驚きだ。SummerLiteの方が進化していると思う。
春には限定販売店のみで数量限定販売と言うことで流通量は少ないはずだがgoogleで探すと
運良くSummerLiteのRegularサイズの右ジッパーの在庫を持つ店を1つだけ見つけることができた。ま、USでは6ft. R-Zipperというのはマイナーなモデルだったので残っていたのかも。Webサイト的には妙にケバイ感じのする??というショップであったが、在庫確認と日本への発送を問い合わせると即座にOK返事が来て、しかもしっかりした文面のメールだったので、お願いしてみることにした。期待は裏切られず、着実に荷は届き、そして手にした重量は私の感覚を裏切って呉れた訳だ。
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グレゴリーのザックをザックのロールスロイスと言った人がいたが、最近のグレゴリーはどーなのだろう?ロールスは止めてリンカーン位に言っていれば良いのでは?という気もするが、WMのシュラフはシュラフ界のホームラン王かもしれない。上質な羽毛と超軽量のシェル素材。縫製も良いし、羽毛抜けなど皆無であり、サイズもゆったりしていて窮屈さは感じない。しかも軽いと来ている。あと財布が許すなら厳冬期用にPuma Super DryLoft-20ºF($640!)を買い足したいくらい。WMには惚れました。

WMのシュラフ、無料で数oz.位の羽毛増量に応えてくれる店がある。
http://store.hermitshut.com/wesmounmegba.html
MegaLiteでは2oz.増量で5°Fの儲け。冬用では4oz.ほど増量してくれる。ただし、DryLoft系のシェルでは増量サービスは無いようだ。
ガキの頃、米軍基地の中では大きな缶コーラと小さな缶コーラが同じ値段で、当時の感覚からは不思議な気がしていたのだが(この5年くらい?日本でも大きい小さいはあまり値段に関係なくなり、沢山で残す人は小さいのにしてね!的な合理性が見られるのは好ましい)、無料増量というのも気前が良いというか、嬉しいというか、太っ腹さに懐も緩んでしまいそう。

市場には900 Fill Powerのシュラフも見られるが、BPLで読んだのだろうか、湿度の関係で使用に際してはFill Powerは850位が上限ではないかというのを見た。montbellもしばらく725FPだったがORショーでは800FPを発表したようだ。国内でも800FPを出すのだろうか?ちょっとWatchしたい。

寝袋とは関係ないがmontbellもUSとJPではサイズ以外にも異なるモデルを出しているようだ。
US版の脇の下ジッパーが付いたブリーズドライテックのPeak shell雨具が欲しくて国内で手に入らないかmontbellに問い合わせたのだが、JPでは販売しないので不可!というツレナイ返事をもらった。少しくらい重くなっても良いので透湿素材でチマチマやるよりは脇の下一発で換気したいのだが..USから買うとIngegral DesignsのeVent雨具と同じくらいの値段になってしまう。
脇の下が開くUS版軽いけど脇の下が開かないJP版
国内ではそういう機能より、軽量化合戦を優先していると言うことか?あるいは欧米人ほど
脇の下の臭いに気を遣わなくて済むので無用としているのか?は定かではない。雨具の話はまた後ほど。

先日、バーゲンで買ったCrysallisだが、希望していたeVent版が発表されているし..ORショー前のバーゲン品は型落ち予告ということかな。ま、Crysallisは素材がどうこうではなく、形状が
あーだこうだの部類なので、もー買うことはないだろう。実は最近手に入れたLightSabreが個人的には最優秀夏用Bivyということになっている。これも後ほど。

今夏のORショーでは軽量Soloテントが豊作のようだ。BigSkyも出ているが、こやつ、約束違反でまだ納品されていない。7末発送というので確認してみたら、あと30日くれ!とぬかす!
度重なる遅延にヲイヲイと言ったが、工場の能力が云々だと。ま、都度返事が来るようになった
だけでも態度が改善されているので、怒らせてリストから外されてもつまらないので、男の約束で30日!と念押しして置いた。たぶん、ORショーの会場でチクチクやられているのではないかと思う。
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by ulgoods | 2006-08-16 02:46 | 宿泊系 | Comments(21)
Commented by ベー at 2006-08-17 11:25 x
WMのシュラフはいいですよね!私も6月にウルトラライト(20F)買いました。ロフトの反発力が強すぎて袋に入らないという、割とイライラする嬉しい悲鳴をあげました。+BDのウィンタービビ+シルポンチョの組み合わせでヨセミテを歩く予定です。
Commented by ulgoods at 2006-08-18 11:00
べーさん、いよいよですか。
お気を付けて!
おみやげ(話し)お待ちしております!
Commented by Yoshio at 2006-08-18 20:19 x
SummerLite(Reg)のサイズは,6ft.(183cm)ですが,バッグが『全長』6ft. ということなのでしょうか。それとも『身長』6ft. まで使用できると言うことなのでしょうか。

個人的には,フードレス(Tamarak, WM, 425g, one size)が興味ありますが,『全長?』5ft.(153cm)というビミョーなサイズなので却下気味。立って寝れば大丈夫かも(デへへ)。
Commented by オムライス at 2006-08-19 20:56 x
お久しぶりです、ulgoodsさん。
EMのシュラフのお話なので、口を挟ませて下さい。
Tamarakを持っています。但し、重量は実測19oz(530g)でしたよ。
当初は15ozでしたが、いつの間にか19ozに改正されていました(怒)。
サイズ的には身長170cmで、肩までは覆えるので少し短めですが
十分使えると思います。
自分の使用目的は、ハンモックの軽量トップ・キルトなので駄目元で購入しました。
Commented by ulgoods at 2006-08-20 01:15
Yoshioさん、ども!
6ft.はlengthなので、袋の長さですね。実際、そのくらいの長さでで、身長174cmですが、丁度良いです。
Commented by ulgoods at 2006-08-20 01:25
オムライスさん、コメント歓迎です。
SummerLightは今日の実測(湿度高し)で555g 1 lb. 3と5/8oz.でした。
Tamarakはbackcountry.comでは15oz. fill 8oz. 本家のスペック表では19oz. fill 9oz.ですね。 fillが1oz.増えてシェルが3oz.増えるというのもヘンな話。 この程度で4oz.違うと詐欺だなぁ(笑

WMのシュラフ、シュラフ界のホームラン王で良いでしょうか?何か気の利いた称号があればお寄せ下さいませ。
Commented by Yoshio at 2006-08-20 20:05 x
ulgoods さん,もう一つ英語の講義を。『Height』 → ユーザー身長,『Length』 → 製品全長。ならば,『Fits to Height (6') 』→ ユーザー身長(183cm)まで適応,ですよね。では,『Fits to Length (6') 』→ 製品全長まで適応?つまり,製品全長(183cm)以内の長さである(誤差アリ?),ということなのでしょうか。

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Tamarak,サイズ的には大丈夫のようです。しかし,425g → 530g となると随分見方が変わってきます。却下気味→却下決定。Arc Edge(Nunatak, Small, 284g, 0.85 oz Rip-Stop Nylon)が急浮上。東京・御徒町の OD BOX で販売予定があるようですが,メチャクチャ高いそうです。
Commented by ulgoods at 2006-08-21 00:51
シュラフの場合、通常は製品長よりは適合する身長で表示(してほしい)するものだと思います。アルクの辞書で身長を調べたら
body length // height と出ていました。lengthでも身長なんでしょうかね?
手元に巻き尺がないので正確な寸法は測れないのですが、伸びるものですから、どー測るかにも依りますが、私は足裏部分を垂直に立てて測りましたら約180cm少し超です。
WMのHPではインチ表示のページではlengthと,cm表示ではsizeという表現になっています。Tamarakは150cmという表記なので、これは最大身長じゃないですよね。
backcountry.comのHighLiteのページではMax User Height [Reg] 6'となっており、これは最大身長6ft.までと読めますが、WMのサイズ表ではlength 180 cmとなっています。
頭部が立体裁断で絞っても長さ的に縮まないので長さ=最大身長ということになるのでしょうか。
入ってたくし上げた印象では身長180の人はギリギリ使える袋だと思いました。
Commented by ulgoods at 2006-08-21 01:02
頭無しの袋ならRabのQuantum topbagとか、Bozeman Mountain Works のQuantum Arc Xなどもよいかと思いますが、いずれも入手困難です。
キルトタイプなのunatak Arc Edgeは$283ですね。さて、いかほどの値札が付くのやら??

Commented by オムライス at 2006-08-21 12:46 x
Tamarakはお店でサイズを確認して、使えそうだったので購入しましたが、
表示重量(店頭表示420g)より100g重いのは参りましたよ。
軽量化の為の買い物ですが、NEST(20oz)と変わらないのでガッカリです。

>シュラフ界のホームラン王で良いでしょうか?
ホームラン王と聞くと「ナボナ」を思い出しますが(笑)。
EMのシュラフですが、ひと言で言うと「シュラフ界のサプライズ」ですね
(まだ怒っていますので~)。
Commented by ulgoods at 2006-08-21 15:40
オムライスさん、

>>シュラフ界のホームラン王で良いでしょうか?
>ホームラン王と聞くと「ナボナ」を思い出しますが(笑)。

早速、正しい反応、ありがとうございます(笑

重い方に裏切られると根は深いですね..
Commented by ベー at 2006-08-29 01:45 x
ハイシエラで、WMのウルトラライト+BDウィンタービビ+IDシルポンチョの組合せを使ってきました。霜が降りたり、結露が凍ったりの環境でも快適に眠れました。ブリーズにベアキャニスターから何から全て入れて歩いていたら「荷物が少ない」ということでレンジャーから呼び止められ、道具点検&道具談義に花が咲きました。私は普通のトランギアのアルコールストーブですが軽量かつ燃料もそれほど使わないということでメモってました(笑)。
Commented by ulgoods at 2006-08-30 15:51
べーさん、おかえりなさいませ。
ハイシエラのレンジャーに荷物が少ないと心配?で点検されるとは、ある意味、勲章モノですね ;-)

ご無事で何より

Commented by ベー at 2006-08-31 10:23 x
レンジャーは、ビブラーのビビは重いし嵩張ると言っていました。
アルコールストーブが認められて嬉しかったです。
ブリーズは3日目くらいから肩が痛み始めたので、片方ずつ背負いでした。レイジャーディンのスタイルというより苦肉の策じゃないか!と発見しました。
Commented by ulgoods at 2006-09-18 17:26
BiblerのBivyで嵩張るというのはTriPodのことでしょうか?畳み姿はそんなに大きくないですよ。確かに重いけど..LightSabreは良いです。
レイジャーディンのスタイルで歩いたのですね(笑
新品のBreezeが売るに出ていたので、とりあえず買っておきました。コレクターの様相を呈してきた感もあり(笑
Commented by カワサキ at 2006-09-19 00:55 x
こんにちは。ぺーさんはまさしくレイウェイでハイシェラを歩かれたのですね。8月後半だと、霜が降りることもありますか。
やはり高地ですねー。僕が行ったときは、もう暖かくて、多分10度近かったんではないかな。
BPL のQuantum Arc X と、 TorsoLite Pad でした。
Commented by べー at 2006-09-20 02:51 x
>ulgoodsさん
レンジャーはBDのwinter bivyと比べていたのだと思います。雨が降らないから撥水で十分ね、って言っていました。私も2代目のInfinityをセールで買ってしまいました。ゴーライトはラインナップが大きく変わりそうで心配です。

>カワサキさん
 私はUber Micro sleeping padを使いましたが、小さく、薄すぎて、朝起きると必ずずり落ちていました。先週は、Zレストを使ったのですが、寝るにはいいのですが、ザックの中では嵩張ります。悩みは尽きません(笑)。
Commented by カワサキ at 2006-09-21 01:23 x
本当ですね。悩みはつきません。サンライズキャンプでは、気持ちの良いサイトは下が花崗岩でしたので、結構ごつごつしてしまいました。やはり寝心地は大事ですね。TorsoLight Pad はインフレータブルですが、小さい為立ったまま手で丸めて収納できるし、扱いがとても楽。ほんで厚さも 2.5cmあって、このサイズのインフレータブルマットとしては、厚く、R-Value も 3.5と高い(Prolite3のR-value 2.3),,,,のですが、気持ち良く眠るにはもっとクッションが欲しいなあと思ってしまいました。
 でも、本来のステルスキャンプの技術から言えば、花崗岩のサイトを選んだ時点で、ダメダメなんですよね。(^^;)

でも、気持ち良い場所で寝たいしなあ、、、ダメダメな夫婦です。
Commented by ulgoods at 2006-09-22 07:28
Uber Micro と比べると以前書いたüber mtnは厚みもあるので絶対ずり落ちそう。
以前、ターボーさんはマット無しで寝ると仰っていて、私も床の上で寝る修練を積みましたが..やはりマットは欲しいですね。大きめ軽量ザックでRidgRestを骨格にするのが正統なのではないでしょうか。

カワサキさん、何はともあれ気持ちの良いところでキャンプできるのが一番なのではないかと。
Commented by kama at 2007-11-13 04:22 x
私の住んでみいる街San Joseの製品で(工場も近所)愛用の寝袋の話題で盛り上がっているのを見、嬉しくもちっよと寂しくSierra Nevada.
Commented by ulgoods at 2007-11-13 23:30
kamaさん、San Joseからコメントありがとうございます。WMの近くですか。工場はどんな感じなんでしょうね。写真とかでも見る機会がありません。
WMの製品には大きく Made in USAの銘がありますね。ちょっとお高いですが、価格に見合う高品質。国産を誇って良いと思います。
このblogも時々寄て見て(Yosemite)!
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