懐中しるこ

週末は丹沢を歩いた。
本当はもっと高くもっと寒い所へ行きたかったのだが、結局時間が取れずに、さりとて何処かお山へ行きたくて。それで丹沢。

ザックに日帰り道具を詰めてみたが、どうもスカスカで気持ち悪い。あまり軽くなくても大丈夫だろうし、鈍っ体には少し重量を掛けるべきだ。そこで小型ガスストーブをやめてSVEA123を詰めてみた。0.1mm厚のアルミ板で作った風防とセットにしSVEA123の専用ケースに収めた。コイツを連れ出すのは久しぶり。ついでに昼食は90秒ゆでのクルル&トマトスープにしよう。小分けしたまま機会が無く冷蔵庫で長期保存していたが、そろそろ食べないと悪くならないかと心配だった。更に、ついでと言うことで、これまた出番がなかった懐中しるこもザックに投げ込んだ。
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この懐中しるこ、行動中の糖分補給にと思って買ってはみたが、賞味する機会がなかった。冬山へは足を踏み入れたことはないが、残雪程度のお山に行く時は就寝前の熱源としてフリーズドライの安倍川餅を食べることにしている。ネトネトの餅になるのだが食べられないことはない。それよりマシならと思い買ったまま持ち出す機会がなかったのだ。なぜ懐中なのか?深い由来があるのだろうが、特に懐手に握って懐中になければいけない理由もない。単に携帯しやすいということだろうか?最近ならモバイル汁粉のココロだろう。
懐中しるこでググって見たら、世の中にはキッチリした方がいらっしゃるもので、種類別に特徴を書いたサイトが見つかった。懐中汁粉と呼べるのものは複数あるらしい。敬意を表し正確に「文明堂の懐中しるこ」56g、スーパーで100円程度と書かなければならない。
要は乾燥したあんこを最中でくるんだもので、湯を掛ければお汁粉になるらしい。他のものは知らないが文明堂のものは最中がお椀の形をしていてお茶目である。ということは、湯でふやけた最中を食べることになるのか、うーん、金魚すくいでダラダラになった最中を想像して、少し萎えた。
180ccのお湯に、ということだったので、SVEA123でシエラカップに所定の分量の湯を沸かした。
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シエラカップはスノーピークのワッパーコンボに入ってきたものだ。柄が収納できるので便利で使っている。先割れスプーンは100Yenスプーンから削り出したもの。へばり付いた餡をさらっても嫌な音がしないので救われた。
湯を注いで最中を砕くと、ぷわん~と玉が二個浮かんできた。餅だろうか。餡の溶け方はイマイチで粒子が荒い感じ。何分待ったら良いのか判らなかったので、早速食べてみた。玉は、アラレですな。米の味がするが、餅ではない。最中は、やはりダラダラだった。餡を溶かそうと掻き混ぜるほどに自動的にダラダラになる。
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味は..上澄みはあっさりだが、底の方に濃厚な餡が残り、かなり甘い。どちらかといえば私には甘すぎる。できれば上澄みが甘く、最後は薄口でしめたいのだが。これは食べた後に濃い緑茶が欲しい。堪らず、水を追加して(洗う意味もあるし)飲み干した。
確かに糖分は豊富なようだが餅が入っていない。わたし的な山食としては致命的だ。しかも胸焼けを誘発する甘さ。同じ糖分を摂るならチョコレートのサラっとした甘みの方がいいな。純粋な糖分ならブドウ糖のカケラも持ち歩いているし。お腹のためには素直にフリーズドライの安倍川の方が餅が入っている分だけ満足感がある。餡もフリーズドライの方が溶けが良いだろう。
もう一つ買い置きがあるのだが、今後はお山には持っていきそうにない。さりとて、わざわざ家で食べる出番も無さそうだ。騙して子供に食べさせることにしよう。

SVEA123は良く燃えた。平地で燃料を詰めて登ったせいもあり、塔ノ岳の頂上では相対的に予圧状態だから、暖めななくても予熱用のガソリンがビュっと吹き出た。燃焼のビード音も豊かに、他のガスストーブの方々とは明らかに違う小気味良い燃焼だ。
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懐中しるこの話とは時間は前後するが時間的には先に昼食だった。メニューはクルルという90秒で茹で上がるというマカロニを粉末スープで煮込んだもの。JetBoil用の超速メニューとして考えたが、山渓あたりでもレパートリーが紹介されていた。まあ、食える。スープを2袋入れて濃厚にするのがミソだと思っている。長期保存のし過ぎで酸化したのか、マカロニ表面の色は飴色っぽく変色していたし、煮込み時間も90秒ではまだ堅かったが、腹が痛くなることもなかった。どなかた良いレシピがあれば紹介していただきたい。
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山行自体は大倉から塔ノ岳で金冷シへ戻って鍋割山へ歩いた。雪が残っていたが気温も高く、金から鍋への稜線では雪解けから芝が出ており、ちょうど春先の山のようだった。こちらまで来る人は少ない(だって大倉へ戻るのが大変..)ので、静かにのどかな山歩きを楽しむことが出来て、これはこれで満足だった。
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久々に電車バスで行ったので帰りに渋沢駅近くの海鮮居酒屋で熱燗を3合引っ掛けて..薩摩揚げが旨い店だったな。お陰でご機嫌の帰還と相成った。

1泊スノーハイクを予定してあれこれ考えてみたが丹沢だったということは、雲ノ平を数日歩きたいと思ったらヒマラヤ遠征に行く気持ちでいればいいだろう。従ってジョンミューアトレールを歩こうと思ったら宇宙旅行に行くくらいの気概が要るということか..気が遠くなる。



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1:しるこ、試してみたい
2:むぐ、胸焼けが...
3:こいつは手放せません..
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by ulgoods | 2006-01-31 13:49 | 生活系
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