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ハクキンカイロBM ZIPPO HANDY WARMER

敬愛する100名山まっしぐら娘、TiCAさんのサイトでZIPPOのHANDY WARMERのお話が出ていたので便乗。

左Zippo Handy Warmerと右ハクキンカイロBM
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のっけからナンだが、両者、酷似している。サイズ的には全く同じ。歴史的には圧倒的遙かさでハクキンカイロが古く、大型の物は極地探検に愛用されていると言う。こりゃ外遊びに良いかと数年前に小さいのを購入してみた。一方ZippoのはハクキンカイロのOEMかしら?4年くらい前、Zippoの出始めはお高く&店にも無かったので狂ったように探し通販でやっと手に入れた。2、3年ほど前からはオークションサイトでも見かけるようになり、今ではだいぶお安く買える。ハクキンカイロはオークションで探すとエライ年代物が出てきたりして面白い。ハクキンカイロは薬局で買えるが、Zippoは煙草屋なんだろうな。

両者とも燃焼の仕組みは同じ。プラチナを触媒とした緩やかな酸化の化学反応で発熱している。ハクキンカイロに関してはWebを検索すると燃焼原理の化学式から、アルコールを燃料にした例など、詳しい情報を得ることが出来るので、こちらでは語らないし私は詳しくない。

この両者、サイズは同じなので、蓋を入れ替えても当然ピッタリはまる。本体はZippoの刻印が派手だが、蓋は本家のピーコック模様が派手だ。だからといって派手同士を使ってはいけない。わたし的には地味な本家のボディーとこれまた地味なZippoのキャップを選ぶ。
下は蓋と本体を入れ替えた写真
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どー違うのか説明しよう。
本家には火口の横にZippoライター式の発火装置と、内部のベンジンを吸い上げる芯が付いている。これで点火するとZippoも驚くライターになる。当然、本体を傾けると容易に火口に点火できて便利だ。芯からの蒸発は..気にしないことにする。
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一方、Zippoだが、当然ZippoファンはZippoライターを持っているだろうからという理由か?発火装置は省略されている。高所や冷えでライターの調子が悪かったりすると結構点火し辛く困ることがある。そのせいか、Zippoの火口は切り欠きが付いていて、Zippoライターからの火を付けやすくしているように思える。しかし、点火域が狭いので、そこの綿がすぐに痩せて火の付きが悪くなるという印象を持っている。本家は一発で全面を発火させることができる。

蓋は?というと本家は伝統の美しいピーコック柄だが特に工夫はない。一方、Zippoは温度で色が変わる塗料が側面に塗布されている。だからどーと言うことはないのだが、色が変わるのは面白いし、手袋を外さなくても元気なのかそうでないのかが目で判る(ちょいと利便性の説明には辛いが...)。
なので、組み合わせを考えるとしたら本家の本体とZippoの蓋ということになる。

フリースの入れ物はどちらが良いかは意見が分かれるだろうし、どちらでも構わない。紐が付いている方がいいかな?と思う。
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保守品はZippoのものは調べていないが、ハクキンカイロは豊富だ。とりあえず、取換綿、火口、フリースの入れ物は換えを確保してある。それと、特製のハクキンベンジンを3本。
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ベンジンは後で通販で本家から買ったが、払いは後でと請求書が同封されてきた太っ腹さに惚れてしまった。しかも、時代を感じるベンジンのおじさんの満面の笑みについついこちらもホカホカしてしまうのだった。
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この絵はボンカレーの絵が代わった今でもこのままでいて欲しい。当然、本家にZippoのオイルでもオッケーだ。分子量が違うと発熱量やが違うらしいし、臭いも微妙に違うが、たいした違いではない..電車に乗ればどちらも臭い。電車に持ち込まれたフライドポテトとイイ勝負だ。

Zippoは燃料の販売促進用でハクキンカイロからOEMを受けているのだろうが、最近じゃ燃料は100Yenで買えるのでアテが外れているのかもしれないな。

以前書いたナショナルの暖房ベストの発熱体も触媒燃焼を採用しており、それを精密に制御する仕組みが付いている。ハクキンカイロの進化型というべきか。こちらの取説には高所の酸素の薄い場所では燃焼を保証しないと書いていたが、ハクキン系はどうだろう。以前、オーレン小屋キャンプでシュラフの足元に2個同時に入れておいたが、酸欠か、燃料蒸発用の熱供給不足か、朝には両方とも冷たくなっていたっけ。

発熱体を身につけているのは心強い。使い捨てを選ぶか、ハクキンを選ぶか..臭いと重量がキーポイントになりそうだが、悩ましいな。

ああ、燃料系を統一しようとしてメチルアルコールを燃料にしてはいけない。激しく不完全燃焼臭で頭がおバカになりそうだった。


この記事を読んで
1:少し役に立った
2:もう一歩
3:だめだめじゃん
by ulgoods | 2006-01-18 01:50 | 燃える系
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