IWATANI PRIMUS ULTRA GAS 250U

IWATANI PRIMUS ULTRA GAS 250U

イワタニプリムスから出たウルトラガス250Uを入手した。
缶の色も何やらUltra強そうだ。
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成分はプロパン30%とイソブタンである。
これがどういうことかというと、沸点を比較すると判るが、
ブタン0.5℃
ISOブタン-12℃
プロパン-40℃
だから、この燃料だと普通燃料のブタンが沸騰しなくなる0℃をさらに下回り、-12℃まではイソブタンが沸騰してガスを供給してくれ、更にプロパンが30%も入っているのでプロパン無くなるまでは火力が大きいことが期待できる。今までの冬季用燃料として出ていた普通ブタンにプロパンを混ぜたものは氷点下ではプロパンのみが燃えることになり、役立たずであったが、こいつぁイイ。-12℃以下なら今まで通りにプロパンに頼るしかないが、通常のキャンプのレベル(-12度でキャンプする人は並の人ではないよね)でのショボイ火力低下を避けることができる。極端に寒くなければガソリンストーブの出番が減る訳だ。
夏辺りから冬のことを心配して倒立液出しとかやっていたが、イワタニさん、見ていて心配してくれたのかも!
この気温領域では倒立液出し無用だ。
しかもMSRのIsoPro-Premium Blend Fuelよりもプロパンが10%多いのはうれしい。何とか入手したかったのだが、キャニスタ缶は飛行機に載せてくれないのだ。

プロパンを多量に含むとなると外殻の強度が心配だ。その辺の手当がなされているのだろうか?というわけで重量を測定してみた。
重量は375gで通常のPrimus Winter Gasと同じだった。??と思い、よく見てみると、中身が
Winter Gas 230g
Ultra Gas 220g
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であり、中身が10g減っている。この辺になにかからくりがあるのかも知れない。缶が空いたら分解してみよう。気化促進機構内蔵なる文字が書いてあるが、これは不織布を缶内に貼りつけているだけ、手で暖めれば気化し易いという事か。ヲヤヂストーブのヒゲと同じだな。不織布で10gというのは考えにくいから、外殻が強化されているのか..いや、強化されていてほしい。この辺、メーカーさんはもっと技術情報を出して欲しい。なんせ、命が掛かる道具なのだから。

コイツを困らせるような試験をしようと思ったら..-20℃へ行かないとダメか..
-20℃ではイソブタンといえども液体のままだが、プロパンが30%も入っているから倒立液出しの気化管予熱にはとっておきのプロパンを気兼ねなく使える。もう燃料缶をシュラフに入れて夜を過ごさなくて良いのは福音だ。

ただ、気化促進機構なるものが倒立液出しにどのような影響を与えるかは室内試験をしてみないとね。というわけでMSR WindProで倒立液出しをやってみた。ま、不織布だし、特に問題なく燃焼した。
値はちょいと張るが(Uは550Yen、Wなら440Yen)、これなら倒立技と組み合わると一層安心して-20℃ underの世界に持ち込める。
火力の比較なども行いたい。どなたか、既にお済みでしたらお知らせ下さい。

追記
快速旅団のGenさんからご指摘をいただきました。
*(スノピの略)のガスは..イソブタンで35/65%すね。持っているけど不覚にも認識不足!MSRとの比較のみが頭にあったので、最近JPネタはチェック不足で舶来礼賛傾向にあったかと反省。
したがって、気化促進機構がどれだけ効果があるか、これがUガスの真価だというご指摘、ありがとうございました。
気化促進機構はEPIも似たようなことをやっていますね。うーむ... 何を今更系のネタでした。

あと、雪の温度は-6℃なので、状態によっては埋めた方が外気より暖かだというご指摘もいただきましたナルホド..かまくらや雪洞と同じですな。

倒立で使うぶんにはプロパン豊富な*で良さそうですね。

実際、*好きの方で冬季キャンプでは火力が出ないと言っていた人がいますから、ISOブタンも額面通り-12℃というのを期待していきなり寒い所へ行くのは考え直してみます。
Genさんありがとう!凍えずに済みました。
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by ulgoods | 2005-12-21 16:38 | 燃える系
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