苦悩の日々

だいぶ間が空いてしまった。
お山道具以外にやっていることはあるのだが、このblogの駄文系にも入らないこともあり、書かない日が続いてしまった。
それと、やりたくても躊躇していることがあり、書けない日が続いている。
やりたいことを忘れないために、やるべき事を書いておく。

・Titanium Goat Wood Stove
チタニュームゴート社のチタニューム製折り畳みストーブを購入した。折り畳むとA4サイズ、重量は2lbs, 13oz for complete stove. 3lbs, 1oz for stove, storage system, and snow platform.ということだから、背負って歩ける程度に軽い。 昔はやった?ブックバンドのような収納も気に入った。
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もちろん Folding Legs も買った。なんせ、素材のチタンの価格が3倍に上がったので、在庫が切れたら値上がりするぞと書かれちゃ、買わない訳にはいかない。最近は安価なSteel製も出たようだ。こいつは$150で半値。しかし、重量は2倍近い..担ぎたくないな。
元々、カワサキさんのページで見たKifaru のストーブとティピーシステムが欲しかったのだが、どーにもお高くて二の足を踏んでいた。Titanium Goatを知ってからは手持ちのHex3とTitanium Stoveの組み合わせを考えるようになり、ようやく思い切ってストーブとテント側に取り付けるStove bootsと共に買うことができた。
が..
ストーブがあまりに美しいので、組み立てて火を入れることができない..作成者のダグさんにもBlogに書くからね!と宣伝しておいたのだが..こめんなさい。
Sorry Mr. Doug, but the dazzling luster of this stove is too fascinating to use!
それと、テントに取り付けるStove bootsはお針仕事と穴開けをしないといけないが、失敗すると穴あきのテントができてしまうから怖い、のでできない...
チタンストーブとステンレスの煙突
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これに虹色の焼き色が付くのも美しそうなのだが..



・暖房ベスト
スタパ齊藤氏も絶賛のナショナル コードレス暖房
ガスを燃料として触媒燃焼で高温を長時間発生する装置がベストに組み込まれている。買ったのは発熱体やコントローラはナショナルだが、ベストは別の会社製で、製品名にナショナルは入っていない。ま、ベストには用は無い。発熱ユニットを抜き出して写してみた。
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このベストだが、中空構造になっており、発熱体の暖気が溜まり背中全体を暖めるゾという意欲がにじみ出ている。普通に全うに使うにはこのままで最適だろう。発熱体は腰部分にセットされる、新鮮な空気を求める吸気シュノーケルが腹まで引き回されるという配置になる。

さて、発熱体。500g以下だから持って運べる重さだ。ナショナルは時にこんなお茶目な製品を出す。以前、お仕事でグループ会社の方々とご一緒したことがあるが、社員には年間何本かの特許取得の厳しいノルマが課せられているので、こういう発想も捻り出されるのだろう。
この暖房器具はハクキンカイロの大出力精密制御版と考えて良い。燃料はブタンガス。メカはしっかりしているし、制御部もLSIとか入ってる。燃焼部と制御部が離れていて、制御部には超小型のコンプレサまで付いている。写真の半透明の散弾薬莢みたいのが燃料タンクで、専用ガスボンベから10秒以内で満タンに液体ガスが充填できる。
取扱を検討している快速旅団のGenさんのテストによると一酸化炭素は検出されないようだ。ま、昨今のこの会社のリコール告知CMを見ているとそれでもコワイが..
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どー凄いのかは齊藤氏の記事が詳しいが、何せ、長野オリンピックの公式防寒着の暖房に使われた割にはその後Hitしないのは何か問題があるのかも知れない..
ま、そんなことはいい、コレは何かに使えると思った。
考えたのは
・Bivy内の暖房
Bivy内を暖房して結露点をBivy外に移動することができれば快適。
・床暖房
暖気をサーマレスト内に送り込めればぬくぬく快適。
・シュラフ内暖房
暖気をシュラフ内に送り込み、結露点をシュラフ外に移動できればシュラフ表面を防水にすれば湿気らずぬくぬく快適。冬でも3シーズン用で済めば重量は帳消しにできる勘定。
・移動中の乾燥機
上記の全てが失敗しても行動中にパッキングしたシュラフをザック内で乾燥させることができれば夜が快適。
・凍傷対策
上記の全てが失敗しても熱源があれば心強い。
いずれにせよ、冬季トレッキングの常識を変革する一大事!

というわけで、お約束通り3個まとめて購入した。
1個は実験用、もう1個は本場用、もう一つは予備。
なにせ、生産が中止されているので、これで一生を賄わなければならない。燃料タンクの予備も販売されていないから、3個買いでは3個に燃料を詰めて持っていくというワザも使える。不安なのでもう3個ほど欲しいところだ。
が、
説明書によると、高所の低酸素状態では燃焼を保証できないと書いてあった...ああ、また先走ってしまったかぁ..触媒燃焼のターボライターが高所では役に立たないというのと同じ、を先に気づくべきだよね...

とはいへ、3個も捨てる訳にもいかないので、泣きながらも予備テストを行った。
吸気がシュノーケルで離れているので吸気口を外に出し、本体を布団真空袋に入れて燃焼させてみた。目論見としては熱排気が真空布団袋を膨らませて、これをシュラフ内で抱き枕にすればぬくぬく快適というわけだ。点火するとシュノーケルから吸気が始まり、シューシューとダースベイダーのようだ。
結果は、
・排気は水蒸気を含むので、すぐに袋内が結露する。シュラフ内やBivy内で使うと、不要に結露の増大を招く。
・吸排気の量は微々たるモノなので、袋は膨らまない。
・本体は高温になるが、周囲まで暖まらない。
うーん、辛い。

お安くもない、3個もボツにはできないので工作を考えている。
・排気口からもホースを出して湿気った排気を外に捨てる。
・本体付近にファンを設置して暖気を拡散させる。
だ、ファンとしては夏に買ったどこでもベープのファンが使えそうなので、耐熱と電力消費のテストをしたいと思っている。あるいは発熱体に接続していないホースの口だけ付いている所を見ると、第3のホースを接続して空気を送り込むことを考えているのかも知れない。なんせ松下の人は基本的に関西だから奥が深いのだ。ここにホースを繋いで、ゴムボート膨らまし用のふいごみたいなポンプを付ければ..いけるかも。時々シューシューやるとクリーンな熱気だけが放散される。ああ、これでホースが3本だ。本体を3台も買った甲斐があるというもの。少し嬉しい。
しかしなぁ、排気にもかなりの熱が含まれているからもったい。
お山で使えるレベルの改造にはシッカリした工作が要求されるので、二の足を踏んでいる状態だ..なので書けない..残りの2つは手つかず新品のままだ。

その他、
・ツエルトの半自立
 こいつはすぐに何とかなりそう。
・アルコール混合燃焼ストーブ
 これはもう一息で定常運転に持ち込めそう。
・ウッドガスストーブ(wood-gas stove)の作成
予備実験の結果、青火を再現できず。ジオメトリーを煮詰める必要有り。
これ、要は、木やバイオマス燃料を蒸し焼きにして出たガスに点火しようというストーブだ。炭焼きガスや、戦時中の木炭自動車の類かな?効率が良く青火が出るらしい。いろんな燃料を効率よく燃やせれば地球に優しい。鍋にも煤が付かないかも。
すてきでしょ。

というわけで現在、プロジェクトはどれも頓挫中だ。
予定では、スノーシューで歩き、Hex3をTitanium Wood Stoveで暖房し、暖房ベストの発熱体でぬくぬくの夜を過ごす..
今年は雪も早いから、四の五の言わずにスノーシュー担いで北八つにでも行くかな。
道具いじりに躊躇するとは、私もヤキが回ったもんだ..
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by ulgoods | 2005-12-19 01:42 | 駄文系
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