BlackDiamond / FirstLight

このテントを知ったのは雑誌ビーパルに出ていたORショーの速報だった。
2ポンドという軽量さに惹かれて販売開始と共にUSへ2004年4月に発注。どーせ欲しくなるのは判っているから別売の前室とグランドシートも買った。
シングルウオールで2人用。EPICという透湿・超撥水生地を使用している。どうやら完全防水ではないらしい。
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2004年7月 北岳にて

生地の特性上、工場でのシームシーリングができないということなので目止め剤と針のない注射器のような注入器が付いてきた。早速、部屋で張って目止めを施し、庭に張り雨を待つ。庭で試した限りでは雨漏りは出なかった。生地は水をよくはじく。撥水性はコーティングではなく生地自体に織り込まれた特性なので洗濯しても撥水剤なしで撥水性は失われないということ。
軽さは..確かに幕体は軽いのだが、フレームやグランドシートを含めると1.6kg程度か。ま、二人用で広々しているので一人で担げる贅沢御殿ということで総合的には満足。
弱点は..入り口の庇が小さいので、雨天の出入りで内部を濡らしてしまうこと。前室を付ければ濡れは防げるのだけれど前室込みだと2.1kg程度になってしまう。前室との結合方法もイマイチ強度的に不安(ベルクロだし)。幕体を軽量化はできないが、カーボンファイバー製のフレームに替える若干の軽量化が可能だ。約100gの軽量化でで$100USD。$1/1gか..どーせ100g位と思い、何とか我慢で思い止まっている。

なんだかんだと言いながら稜線上に出るときはこいつが頼り。
USのMoonTrailでは強度的には4季用に分類されていたりする。内部にフレームがあるので、もしフレームがひしゃげるような強風だったらセンターにトレッキングポールで柱を立て縛ってフレームと結合し、外側は前室固定用のバックルから追加の張り綱を左右に出そうかと思っている。

活躍履歴
・2004年7月 北岳
このテントの山岳デビュー戦だった。Golite Infinityザックを使ったが、テント自体は嵩張らないからパッキングは楽だったっけ。ガレ地への設営では付属できたYペグでは打ち込めないことが判ったので後に細身のチタンペグに変更することになる。この日は風もなく寒くもなく快適な一夜を過ごした。1枚目の写真はこのとき。

2004年9月 黒戸尾根から甲斐駒 7合目キャンプ場にて
この日は夕方から雨..前室を持っていかなかったので出入りでテントが濡れることを実感した。雨漏はしないのだけれど、気温も下がったので結露が発生。テント頂部と内部のフレームに結露。ま、いくらEPICといえど外部より湿度が下がるはずも無く、気温も低いので結露は当然ですな。拭けば済むのでヨシとする。テントを張ったまま甲斐駒山頂往復後に撤収。やはり頂部の直下に水が垂れていた..シュラフを除けておいたので濡れずに済んだが、注意が必要。撤収後の濡れたテントはグレゴリZパックの正面メッシュポケットに放り込んだ。濡れ物を放り込めるメッシュポケットは便利だ。

・2004年10月 鳳凰三山 南御室小屋
穏やかな天候だった、にも関わらず前回の反省で前室持参。無駄だった..しかも、前室で湯を沸かした後、前室の扉のファスナーがストーブに触れ、少し熔けてしまった。幸いジッパは熔けた場所の左右にあったので、熔けた箇所を境に開くことが出来き、実用上問題なし。前室を持つと重量が嵩むし、かといって雨天では必需だし..ちょいと前室付きの軽量1人用を買うかと物欲が出るきっかけとなる。
キャンプ場で小屋のおやじに言われて焚き火の番をしていたところ、男女2×2のパーティと仲良しになって会話が弾んだ。日暮れ頃、突如シェルパ斎藤がやって来たので会話も盛り上がり焚き火を囲んで楽しいキャンプとなった。後日、フリー雑誌に記事が出ていたっけ。
翌朝、斎藤さんがラジオで聞いたと中越大地震を知らせてくれた。

・2004年12月末 南ア オーレン小屋
雪中キャンプとなった。元々テントの保温性には期待していないのでFirstLightを持参。
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本当はHex3を持ちたかったのだけれど6本全部ペグダウンできる保証が無かったので自立式のFirstLightとした。テント内は-10度まで下がったけれど、テント自体は問題なし。マウントフライ製特注シュラフで快適な一夜を過ごした。
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EPICといえども透湿する暇なく凍結するので、テント内はキラキラの霜が付く。湯沸かし時にはベンチレーションに気を付けないとね。

・2005年5月 北ア 蝶ケ岳
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夜半風が出たが快適に過ごす。前室がバタバタはためいてうるさい。一人では充分広いテントなんだけど、前室付きで1.5kgのMSRのZOID1を購入しようかなという意識が具体化してきた...やっぱり買ったけど(^^;;これは別項にて。
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by ulgoods | 2005-07-13 10:11 | 宿泊系 | Comments(2)
Commented by supica-hosi at 2005-07-13 21:02
はじめまして。
山やさんのブログに出会えて嬉しいです。
雪中キャンプは経験ありません。道具がものを言う気がします。
お金も要りそう・・でも興味深深。^^
これから楽しみにしています。またきますね。
Commented by ulgoods at 2005-07-14 14:46
見てくれてありがとう。初めてのコメントでうれしいです。
装備の軽量化で財布も軽量化...体重を減らした方が安上がり。
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