山と道 U.L.Pad15s

山と道 U.L.Pad15s

今更こんなところで176gも儲けられるなんて..最初に重さを測って狂喜乱舞した。
Sleeping Padでの軽量化にも抜かりないはずであったが、これにはヤラれた。
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製品諸元
商品名:山と道 U.L.Pad 15 s
サイズ:50cm x 100cm x 1cm
重量:75g
素材:XLPEフォーム
Made in:U.K.

ちなみに手持ちの試作版の実測は
U.L.Pad 15 sは45.5cm x 106cm x 0.95cmで75g
比較するRidgeRestは49cm x 121cm x 1.2cmで251g
間違いではない。重さを何度も確認した。

今までは三季のマットにはRidgeRest 3/4を使っていた。クローズドセルであって、それが充分軽いことにあまり疑問を持っていなかった。せいぜい四隅をテーパーに切断して重量を数%節約するくらいしか軽量化の方法は無いと思い、それさえも面倒でやっていなかったのだが、それが山と道 U.L.Pad15sで一気に70%減である。サイズは少々異なるのだが、同じ重さにしようと思って切り詰めるとRidgeRestでは長さ36cmとなり、肩か尻か、どちらかにしか敷けないことになり、これで寝るには余程のUL達人でなければ太刀打ち出来ない。

産声を上げた山道具ガレージメーカー「山と道」の夏目さんと知り合ったのは昨年のHiker's Partyの二次会であった。試作のザックを見せていただき、かのビヨ氏交えて始発まで飲んだことを覚えている。夏目さんは当時でも仕事方面で名声高く成功していたはずであるが、近くそれらを畳んで山道具制作を始めるというので驚いた。それからの氏は奥様とJMTを歩き、縫製の腕を磨き、デザインを進めていたらしい。再びお会いしたのは前回のHiker's Partyの席。二次会で工夫のこもった試作ザックを見せていただき、超軽いスリーピングパッドの素材を見つけたお話を伺ったので、!と来た私は即座にマットのモニターを買って出た。その数日後には大きな円筒が届き、以来それを敷いて寝ている。送ってもらったのは10mmと15mmの二種類でいずれも驚くほど軽くて触れた感じが暖かいというのが第一印象であった。
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敷いて寝て暫くして寝押しされた型が少し付くような気がして夏目さんに尋ねた。圧縮永久歪率が7%であるという答えが即座に返ってきた。ヘタリ感はその後進行することもなく問題ないレベルである。
また、断熱性能を数値で知りたいと尋ねると、それも抜かりなくメーカーの協力を得て測定して送ってきてくれた。素材の熱伝導率的には比較用マットとほぼ同じ、正直には7%低く(熱を通しに難い)、重量比を勘案すると驚くべき性能であることが明らかになった。測定結果表が手元にあるが、あれこれ面倒になるかもしれないので私からの数値の公表は差し控える。熱伝導率の単位はW/m.Kと単位厚さで表されているから重ねて敷いて厚くすれば単純に足し算で断熱性を得られる。U.L.Pad 15 sを二枚敷けば重量的に150gでRidgeRestより尚100gも軽く、それでいて約8割り増しの断熱性(厚み差を勘案)が得られる勘定。手持ちの数字をあれこれすると2cm厚のこれは900g程度の重量をもつ某社の女性用暖かマットに匹敵するのではないかと勝手に考えている。一般に暖かさの指標としてR値が使われるが、独自の測り方もあるらしく、絶対的な数字ではないらしい..今回得られたのは二種のマットの熱伝導率だ。

私は膨らませ式のマットとは相性が悪い。ダウンマットでは何度も空気抜けを体験しており、雪山で潰れたマットで寒い夜を過ごしたことがある。夏山でも潰れたことがあり、帰ってから風呂で穴を確認して修理をしたが、山で、さて寝ようかという時にそれをやられたら穴探しも修理もやる気が起きないのである。その点、フォームのマットはパンクの心配をしなくて済むのが助かる。欠点としては嵩張るということであるが、そこはULマジック、ペナペナULザックの骨格として巻いてしまえば歩行中の姿からマットは消えるし、ザックはジャキっとするで、わたし的にはあまり問題ではないというか、フォームマットでないと困る。お泊り装備として省略しにくく、文字通り削らないと重さを削れないと思っていたから、ぶっ飛び軽いのは願ったりのマットだ。
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が、山と道マットは少し硬めのマットである。Rレストのような波波でもないので体重をかけてもクッション性は余り無い。とは言え板の上で寝るのとは違い、やはり安らぎ感は得られている。肌が全面で触れるので触れた瞬間に暖かを感じる。直接背中にマットを当てるQuilt寝では初っ端から暖かい。
岩っぽいテン場ではマットの上だけが安全地帯だ。マット以外の場所に手をついて体重をかけると手のひらに岩が刺さる。フロアレスで寝る人は尚更だろう。そういう所ではある程度の硬さは好ましいと思う。

で、山と道マットは少し表面の耐久性が弱いようである。長年連れ添ったRレストの表面は荒れていないが、山と道マットには傷が付きやすい。だがモノ的に傷がついても大いに断熱性が損なわれるとは考えにくい。もし、どう仕様も無いほどに千切れてしまったら買い換えるが、現段階ではそんな事は考えにくい。先に書いたようにザックの骨格として中に巻いて歩けば枝や岩の干渉も受けないし、残念ながらマットはあまり人様に見せる機会もないし。モノは考えよう、多少の傷は、後でしみじみ山歩きを振り返るときの思い出につながる。圧倒的な軽さに免じて消耗品であると考えることにする。とは言え、1シーズンや2シーズンでどうなるものでもないと思っているが。
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先日トある渓に釣行した際、剥き出しで持ち運びして敢えて手荒に扱った。岩に擦れたし枝にも意地悪された。

このマット、少量が三鷹のハイカーズデポで今週末販売されるらしい。価格は3200円税抜きになると聞いている。以前から100g軽量化するのに$100余計の支出に目をつぶっていたのであるが、軽いものを揃えた最近はその法則も適用が難しくなり、$100余計に払っても数十グラムしか軽さを得られなくなっていた。176gも軽くてこの値段なら、久々の満塁ホームラン商品である。こんなとこから176gも搾り出せるとは..モニターを志願して感涙にむせび泣いてこのマットとの初夜を過ごした。
Quilt寝用に少しテーパーを付けて切り取ってやれば70gを切るだろう。うへへ!先日100円屋で発泡スチロールカッターを見つけた。電熱線で切るヤツ。アレを使えば端面をキレイに処理できるだろう。

先日、某誌でUL道具ってどーよ的な記事が出るらしく、UL装備一式撮影してもらった。運良く掲載されればそれに写っているマットは山と道 U.L.Pad 15 s である。

もー他のマットのことを考えることはできなくなってしまった..今期のBest Buy三本指に入ること確定である。

夏目さん、有言実行の人。これからも期待が大です。



私儀、
昨年から釣りを始めて、今期初釣行を敢行したところ、幸運にも多数の岩魚と山女魚に恵まれました。
一冬、釣り堀で竿を振り続けた成果が少しあったようです。
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ハイカーによる東北地方太平洋沖地震支援
引き続き、息の長いご支援をお寄せいただいております。

.このチャレンジに30,000円寄付します!
Kassyさん 2011-04-17 21:42:48

.このチャレンジに10,000円寄付します!
wibaraさん 2011-04-14 19:41:47

.頑張って下さい!
このチャレンジに10,000円寄付します!
JSBさん 2011-04-14 15:41:46

.僅かですが応援させてください。
このチャレンジに10,000円寄付します!
★joxterさん 2011-04-12 23:24:04

.少ないですが、よろしくお願いします。
被災した方々に、一日も早く安らげる生活が戻るよう願っています。
このチャレンジに3,000円寄付します!
niizさん 2011-04-10 21:41:19


ありがとう!


以下再掲です。

この度、東北地方太平洋沖地震の報に接し、Japan Hikers Association(仮称)の仲間であるcreep氏が募金チャレンジを始めました。
私も微力ながら募金集めの窓口となることでお役に立ちたいと願い、チャレンジに参加いたします。

ULGのチャレンジページへようこそ!

私は、『CIVIC FORCE』への寄付を集めるために、チャレンジを行います。
援先団体は先に行動を起こしたHikerたちと同調して選定しました。

【いま、知っていただきたいこと】
こういう手段を通じて気持ちを形にすることが出来る世の中です。
色濃い自然を残す地域ゆえに支援には困難が多いと思いますが、再び北の地に日の昇りますよう、お祈りしながら、思いを同じくしてくれる方のささやかな行動をお願いいたします。

【ULGの自己紹介】
青森県三沢市出身

【今回のチャレンジ内容について】
金額は問いません。東北地方を訪れるハイカーも多いでしょう。またいずれ訪れるためにも支援をお願いします。

【私の経験】
高校生の頃、フレームザックを担いでヒッチハイク&野宿で岩手県沿岸を周遊したことがああります。しかし、美しい風景の代償か、災害は過酷でした。壊滅の町の名はいずれも訪れたことがあり、その変わり様に呆然としておりました。しかし、座してTVの向こうを眺めているだけではいけません。手をさしのべましょう。

【私からのお願い】
ささやかで結構です、お気持ちを集積したいと思っています。支援してくれる皆さんは、『このチャレンジに寄付する』をクリックしてください!

応援よろしくお願いします。

募金箱http://justgiving.jp/c/2544?locale=en


Hiker達の取り組み
http://justgiving.jp/team_charity_detail?charity_id=1777
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English Quick Guide (PDF) How to donate on JustGiving
http://justgiving.jp/pdf/justgiving-english-man.pdf


去年一緒に歩いた海外のHikerからも義援金をお預かりしました!
[PR]
by ulgoods | 2011-04-22 13:46 | 宿泊系
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