穂高余録

撮りきりカメラを現像し、フィルムスキャンでCDに落として貰い、やっとUPできる画像が手に入った。が、撮りきりカメラは意図したように写っていないし、フィルムスキャンで画質は更に低下してしまった。
レトロな感じで1980年代の山行記録に出る写真のようだ..ま、雰囲気だけ。

涸沢ヒュッテ直前。
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穂高岳山荘への途中、奥に常念が見える。
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モレーンの紅葉のヘリにカメラ屋さんが群がっている。上の小屋で知り合った人に聞いたが、人が多いのでコースだと思って登って行ったらカメラの砲列の前を歩く羽目になり、中でもフードを被った御仁から、ずいぶんな雑言を浴びたそうだ。カメラな人々、良いポジションを求めて登山道にも三脚を置くし、登山道以外にも分け入っていたりする。自分らは特別だの念が強いのかもしれない。好天がなかったから殺気立っていたか?ま、お互い様なのだろうが、いささか迷惑な話だ。

テント場の幅はこんなもん。後から来たカップルは私の奥にテントを張った。小屋へ行く度、幅30cmのキャットウオークを行く羽目になる。しかもガイライン2カ所跨ぎ。もしかしたら一番の難所だったかもしれない。倒れるなら下ではなくて私のテントにね!と言ったがテントへはかすりもしなかった。さすが慣れた山屋さんよ。
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翌朝、奥穂へ登る途中。棚田状の天場(小さな赤い屋根の上)はマチュピチュの空中遺跡のようでもある。
この登り、素手で掴んだ岩は冷たかったし、土のあるところは霜柱が吹き出していた。
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奥穂途中顔を出す槍。来年は槍から北穂をせねば。
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前穂から上高地&穏やかな山容の乗鞍方面
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一応、証明写真。珍しくシャッターをお願いした。
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・テントについて
FirstLightを張ったが、山行記事にも書いたが、近所のテント住人からテントについて声を掛けてもらった。単独のお兄さんはゴアライト、もう一方はカップルでTNFテント。共にFirstLightに興味があるらしく、重量と結露の程度について聞かれた。持っている道具を褒めてもらったりすると何か嬉しい。南アではほとんど天場でも一人、会話がない山行をしていたので、話せるのも楽しかった。
結果論だが、今回の穂高岳山荘ならテントは要らなかった。石垣からタープを片屋根に出して張り、その下にVaprBivyで良かったなぁ。

・今回使わなかったモノ
雨具
700gのゴアの雨具は出番がなかった。とはいえ、河童橋辺りでは雨だったから使っても良かったが、SoftShellのジャケット(TNF APEX)で充分だった。
山から戻った翌日、BPLへ発注していたDropStoppersという不撚布にウレタンコーティングしたような使い捨て雨具が届いた。特許を取った素材で防水、防風、通気性を確保している。縫い目はなく、超音波による接着なのでシームシールも不要で軽い。ちゃーんとしたジャケットとパンツセットで約300g。これで約$15のお安さ。山岳用には向かないが岩場藪こぎの無いトレッキングコースを晴れ狙いで出るならば、高価なゴア雨具をザックの肥やしにするよりは使い捨て(1シーズンくらいは繰り返し使えるらしい)の超軽量のこんなやつでも良いのかもしれない。
アマチュア無線機
あんなに人通りが多ければ伝言リレーでも小屋と話がつながりそう。
ラジオ
小屋に天気が貼り出されているし、雷の心配もないし、その気になれば無線機でラジオは聞けた。
雉打ち小道具
あんな痩せた岩綾では身を隠す場所がない。
トレッキングポール
結局、登りも下りも使わなかった。撮りきりカメラはカメラネジが無いのでTracksも出番がないし、だいいちセルフタイマーがないんだからネジがあっても仕方ない。横尾までの道でダブルで使ったら水膨れは起きなかっただろうか?
デジカメ
SDカード忘れなので使うに使えない。予備電池も持ってきたのに。しかも撮りきりカメラ購入で重量増。しんどいときは憎かった。
ブラスのキャンドルランタン
5分だけ使った。コテチと寝たので無くても良かった。
エマージェンシーキット
お陰様で使ったことがない。
かといって削れるモノは少ないなぁ...

・ザックについて
重太郎新道から暫くご一緒したおばさま、年に2,3回穂高の20年というベテラン。かわいらしい声で話しも楽しい..でもさすが、歩くの速い。岳沢で分かれたが風穴でお休みの所で追いついた。おばさま曰く、ステキなザックねと。ずーっと注目していたらしい。また道具を褒められた。GraniteGearのNimbus Latitudeは余分なポケットとか飾りが付いていないし、私も外部にゴテゴテとマットやカップををぶら下げたりしていないのでスッキリ見え玄人受けしたかしら。テントが入っていると言うと少し驚かれたようだ。そーかー、マットをくくりつけないで歩くと、単に荷物過剰の小屋泊まりに見られるのか..穂高数十回登頂のおばさまの目に留まったザックは幸せ者だ。
天場で一緒になったお単独行の兄さんのザックは水無しで17kgだと聞いた。ザックはGregoryのpalisad、これはバックパッカー憧れのザックだが、少し重いし容量も1,2泊では大きい。彼、撤収も速かったから大量の荷物を出し散らかしていた訳でもなさそうだし..私のは水無しで11kgだから、せっせと軽量化に励んで6kgを稼いだことになる。うーん、これは結構でかいぞ!
ま、ザック担いで体重計に乗れば同じか私の方が重いかも。

・デジカメSDカード忘れの収支について
横尾でカメラ購入 1200円くらいか
現像に出す これも1200くらいか、高く付く。
CDに焼く +560円、もースゴイ出費
55分現像中小腹が空いてラーメン喰う600円
まだ時間が余るので数年ぶりにパチンコ屋入る..をえ?玉の買い方が判らない。確か、磁気カードを購入するんでなかったかな?意を決して店員に聞くと各台で紙幣を受け付けるという。へー、紙幣読み取り屋の株を買っておくんだった..
北斗の拳の大当たりの絵が見たくて4000円マイナス。
仕方なくギャートルズの台へ移ったら一発で大当たり、結局2回大当たりで9500円Get。
へへ、転んでもタタでは起きないぜぃ!これで収支は+だ。
しっかし、この後がイケナイ。
Gパンポッケに穴あきで自転車のカギが見あたらず、仕方なくベルトを輪っかにしサドルに引っかけ肩で担ぎ、自転車屋まで800m位?これプライスレス、筋肉痛の足には辛かった。
自転車屋でカギの交換1260円。
ああ、少しはお金が残ったな...こんな苦労するなら二度とメディアカードは忘れないと思う。

・物価
涸沢ヒュッテであんパン&牛乳で500円也。片や生ビールおでんセットが1100円。価格比が平地と違うと思うが、高所では牛乳の方が高価と言われればそうかもしれない。
岳沢ヒュッテの物価は高いと思った。サイダーが飲みたかったが、プルトップ缶が無くて、スクリュー缶のものを買った。売店のお兄さん曰く、これペットボトル料金ですと。缶なら300円、ペットボトルなら500円くらいだったかな。我ながらセコイがスクリュー缶の容量は缶ジュースと同じだぜ。山頂ならまだしも、すぐソコが河童橋で車が入るのにお高いね。バラバラとヘリで荷揚げしていたから、山頂でも岳沢でもコストは一緒ということか。
涸沢ヒュッテのトイレは入ると100えーんという自動アナウンスが流れる。できるだけ身軽にと、飛び立つ前の蝉よろしく、念のため絞り出してみたのだが情けなく数滴だけ。1滴20円也。
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by ulgoods | 2005-10-11 16:20 | 山行
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