栃本から梓山への峠道

■口上
連休中の陽気で一気に季節も更新したが、その僅か一週間前(4/24-25)に名残雪を得た十文字峠を抜けて栃本から梓山へと歩いてきた。
秩父は盆地だけあって何処へ行くにも峠を越えなければならない。その峠道の数は100を下らず200とも言われており、峠道の宝庫といったところである。峠だらけで大変ではあるが、見方を変えると奥多摩、甲州、信州、上州、児玉や入間などへは峠を越えることでどこへでも最短距離で届くことになり、十文字峠は信州と江戸を結ぶ最短経路として甲州街道や中山道の裏街道的側面を持つ。古来から信仰の道、交易の米の道、馬産地からの馬の道であり、嫁入りの道でもあったという(山村と峠道/飯野賴治)。また別な本で同氏が書いた栃本辺りの木地師の生活を読んだこともあり、ナマの人々がさまざまな用事を抱えて往き来した峠道にふと温かみを感じていた。また、栃本、十文字、梓山の地名は田部重治の著書にも良く登場し、ワラジ履きの彼らが驚異的な速度で縦横に歩き回った山域の一端を歩いてみたいと思い始め、昨年は甲武信岳や奥秩父主脈縦走などをし、どちらかというと地味な山域ではあるが、やはり秩父側へいかなばなるまいという機運が醸成されていた頃のこと、同時に日本のULハイカーにとって峠越えは格好のフィールドではないかとも感じており、かつての峠越えは追いはぎや山賊や狼も出るから夜間に通ることは稀で、大体は明日は峠越えともなれば麓に一泊し翌早朝に大きな握り飯を持って歩を急いだというが、交通が発達しているので前泊までする必要はなく、朝一に都内を出ればバスで最奥地の峠の登り口に着くのはだいたい10時を過ぎで、この時点で4,5時間の遅れであるから、走る人や夜歩き系でなければ挽回するのは困難であって、お陰で按配良く途中で一泊する行程を考えることができる。道の多くは樹林帯であり、険しいところを避けて付けられた道であるし、張るにしても峠道は結構立派な道幅だったり、昔の休憩所や中継ぎ場の跡などはBivyを広げるくらいの場所が見つかるとくれば好都合。こんな道はデカいザックに重登山靴などという、おおよそ古人の格好から乖離したアルピニストの孫請けのような装備より、ズックと軽量装備で歩を進めるべきだろうし、可能である。泊まるにしてもBivy、ツェルトやタープなら古道の雰囲気にマッチするんじゃないかと思っている。
全くの負け惜しみであるが、山の高さや連泊数を誇るでもなく、普段の生息の場から手軽に移動して誰もいない山で充分に心細い一夜を思い知らされるような、そんな一泊山っ気補充型な過ごしをしたい恰好の場所として価値が高いのではなかろうか、と考えることにしている。

■装備(※は新規投入品)
最高所1800mm付近の最低気温は八ヶ岳の予報を参考に-5℃と見積もった。これを基に
屋根
・BlackDiamond Lightsabre Bivy
寝姿
・Nunatak Arc Alpinist Quilt
・POE Peak Oyl Mtn 2/3
Snow Crash PossumDown Haramaki
・BPL COCOON 60 Parka Pertex Endurance,full zip.
・Montbell Down Inner Pants
その他
Caldera Cone Stove, BPL 550 Pot, w/Esbit
Aquamira Frontier Pro Filter
・Six Moon Designs Swift pack'09※
・Montrail Hardrock Mid GTX
・Kahtoola KTS Crampon
・CyberShot DSC-HX5※
極力無駄な物を持たなかったので、そこそこ軽い荷で収まった筈。

■登山口まで
池袋から西武新宿線で秩父まで行って御花畑で乗換えて三峰口からバスってな感じだよねっていい加減に時刻表を引いたのが失敗だった。池袋を7:35発に乗ってから何気にiPhoneで確認したのだが、三峰口発9:35発バスに対して、秩父鉄道急行秩父路 1号で三峰口着が9:40で5分の遅刻となる事が判明。えっ?これってデスマーチ進行なの?急行と接続しない訳ないしとか思っていたけど、やはり秩父1号の到着時にはバスは出た後であった。このバスに間に合うためには池袋を7:30発の西武特急ちちぶ5号から秩父鉄道快速急行に乗り継がねばならなかったらしい。なんということ!閑散とした駅前で臍を噛んだも後の祭りである。ぽかぽか陽気になった駅前で暫し思案する。駅を一つ戻れば熊倉山から酉谷峠を経て日原へ下りる峠道も選べるのだが、GPSはあるが楽しむべきコースの下調べができていない。ちょっと考えがまとまらなかったので、客待ちのタクシーに栃本までナンボと聞いたら六千円ほどだという。安くはないなと思いつつ、先ずは駅前うどんを食ってから考えることにした。で、天ぷらの出来はアレだがうどんは安いなぁと感心していたら、せっかくうどんが安かったのでタクシーに乗ろうという気になった。次の使える休みが来るまで暫く間が空くし、酉谷も嫌いではないけれど、せっかく盛り上がった十文字の機運を没にしたくないしで。というわけで、場所が変わっても例の如くTAXIで時間を買うことにした。が、乗ったTAXIの運転手はいい人で、山歩きする人なので周辺の山の話も聞くことができたし、秩父往還を栃本関所までと走ってもらって5750円。流石プロである見積もりはかなり正確だった。メータを上げてから運転手曰く、先日雪が降ったので奥まで道を確かめたいので入るけど良かったら乗って行くかい?と言うことなので、有難くその上の栃本広場まで乗せていただいた。ラッキーであった。

e0024555_19444620.jpg

■歩き
11:00 栃本広場には立派なトイレが建っており水道もあったので水を補給した。途中の水場を知らないので、とりあえず無補給で行けるだけ3Lを補給し、フワフワしていたザックも落ち着いて安定が良くなった。実は前日に降雪があったので、充分な雪があったら水を捨てて広口のPlatipusに雪を放り込んでAquamira Frontier Pro Filterで吸いながら歩こうと思っていた。さて、本来なら栃本関所跡から両面神社方向へ行ってから一里観音で尾根道に入るのであろうが、今回は有難いことに楽をして栃本公園まで行ってしまったため、先ずは公園から見えている尾根に短い急登をして登ってしまった。実はこの辺は道が入り組んでいてよく分からない。歩き始めて、途中倒木や荒れて心細い道もあったが、一里観音に合流してからの道は流石に昔から踏まれた道らしく、時に軽トラックなら通れるくらいの幅になったりで歩きやすい。が、新旧取り混ぜた鹿の落とし物だらけなのには参った。下手に避けて転んでも運がないので、まだつやのあるヤツはアレだが、きな粉状の古い物は踏んで歩くことにした。JMT馬糞街道に比べたら小粒でかわいいモノである。暫くは南面に付けられた暖かな道を歩いたが、そこから見える向こうの山の北面はまだ雪で真っ白であり、なんでもその前の週にも降雪があり、三峯で50cmとか言っていたからこちらも北面に入ればそれなりかもしれないが、今回はズックに付けられるKahtoola KTS Cramponを持って来ているので安心することにしていた。
やがて東京大学の演習林の標高1500mくらいからか、日陰に昨夜の降雪の残りが現れるようになったが水を作れるほどは採取できないが、梢からは雪解けの滴が落ちてきて時に首筋に心地よい。昔の人ならいざ知らず、あまり急いで歩いて今日中に向こうへ突き抜けてもつまらないのでユルユルと歩く。

e0024555_19455790.jpg

13:42 いよいよ白泰山に掛るところで道は北面を巻くようになると、鬱蒼とした奥秩父の樹林帯の中、昨夜の雪の下に先週の雪も残っていて一変して冬の道となった。雪面を嘗めて谷から吹き上げる風は冷たく、手の指もかじかんでくる。Cramponを着けるほど凍結はしていないが、無造作に足を置くと滑りそうな箇所も増えて来た。早くも南面の春が懐かしい。白泰山山頂への分岐に差し掛かったが、看板によるとヤブで眺望もないとのことなので先を急いだ。二里観音まで歩けば南面に出られるはずである。

14:08 二里観音は残念ながら観音様は見つからなかったが立派な避難小屋が建っていた。奥の暗さの予感で少し躊躇われるような重い扉を開けてみたが、中にはストーブが据えられていて板間も小綺麗な感じでわるくない。
e0024555_19464496.jpg

のぞき岩の展望台でDSC-HX5でスイングパノラマ写真を撮ってみた。確か雁坂嶺方面である。
e0024555_19473155.jpg

一切の編集なしで下手くそな私が撮ってもパノラマ写真になるのは素晴らしいが、270度のパノラマになるので、けっこう腰をひねらなければならない。

その後も何度か春と冬を行き来したが、15:50、三里で観音様の姿を拝むことが出来た。文献によると「大村久兵衛、上田平右衛門、従梓山三里六丁」と刻まれているらしい。
e0024555_19484151.jpg

手がふさがっているので詫びるように片手で拝して礼をした。
黒戸尾根の様に所狭しと奉納されたお地蔵さんだらけというのも私念が渦巻く感じで薄ら気味悪いのだが、公に全ての旅人を想って建てられた里程ごとの観音様にはそれもなく、建立者や維持してきた人々が有難い。この少し先に昔の中継小屋跡(電波ではなく米とかの中継)があるらしいのだが、歩いているときは気がつかなかった。あるいは道が付け変わっていたかもしれない。1860mの南面を巻くように歩くと、岩の斜面に水が表れたのでAquamira Frontier Pro Filterの出番である。ホースを窪みに伸ばすことで無理な姿勢にならずとも冷たい水を腹いっぱい飲むことが出来るのは嬉しい。
e0024555_19494671.jpg


あまり急いでも十文字小屋に着いてしまうが、この辺りになると道幅も狭く寝床にするには頼りない感じだったので、17時まで歩いて良さそうな場所があったら少し戻ってでも泊まることにして、水が出ていればすすったりしながら歩を進めたが、四里観音様のお導きか刻限の17時丁度、目の前に避難小屋が現われた。とりあえず覗いてみたが、ここも小綺麗なログハウス造りである。水場も近いし、どーすんべ?と思ったが、17時を過ぎていること、あと一時間も頑張れば十文字小屋に着いてしまうこと等勘案し、とりあえずここで晩飯にして、18時を過ぎても誰も来なかったら避難小屋のお世話になると言う方針を立てた。
e0024555_19503672.jpg


今日は賞味期限を迎えそうなので連れてきたアルファちらし寿司である。Caldera Cone StoveにEsbitを使って湯を沸かす。付属の袋のままだったので保温用の靴下には押し込めなかったが、ちらし寿司などは冷たくても構わないだろうと暫し放置とす。
e0024555_19514328.jpg

延焼しないように石ころを台にしてEsbit燃やしている。
スープは..おお!食料庫の底から冬におでんをやったときのヒガシマル粉末出汁が見つかったので、そいつを飲むことにした。申し訳程度の乾燥ネギではあるが、ちょっとうれしい。

■泊まり
18時、他に人の来る気配がないので予定通りに小屋で寝ることにし、防寒着を着けて寝床をしつらえた。泊まりのBivyは担いできてあったが、ま、この状況で外で寝るのも変だろう。小屋の中の物干し紐に化繊の夏用の封筒型シュラフが干してあったので有難く敷物として使わせてもらった。Quiltにくるまり、でも背中が露出して冷えない様にPossumDownの腹巻きをして、スキットルからジンをストレートで飲みながら熊谷達也の短編を読んでいた。山の日はすぐに暗くなる。そうなると、こういう広い屋根を持つ建物っていうのはテントと違って音に敏感になる。というのも屋根の面積が広いので、時々どこかに落ちた松ぼっくりの音なども屋根全体に響いて驚かされるワケだ。夜も更けてジンも空になった頃、どうやら木の実や風の音以外にも何か生き物の音も聞こえてきたが、観音様の御利益があろうから気にせずに眠ることにした。マットをQuiltの底に巻き込み正しくCocoonモードにセットアップして肩グリも絞ると温かい。防寒着、マット、Quiltを一体にすることで無駄なく軽量で窮屈のない寝姿が得られる。Quiltの場合、肩と首が少しでも外気に触れると寒さを感じるので、フード付き防寒着とニット帽を着用するのがよい。今回は腰回りの腹巻きがあったので、更に按配が宜しかった。私の郷里の言葉で言うと、あずましいということになる。一度起きて屋外の気温計を読んだが予想通りの-5℃であった。

■翌朝
e0024555_19535136.jpg

7時くらいに朝日で目が覚めてから二度寝を楽しんで、でも仕方なく起き出して土間で湯を沸かして2杯分の珈琲を飲んだ。
e0024555_19582859.jpg

飯は握ったレーズンパンである。スティック状のレーズンパンは湿り気もあって良く握れる。体積も小さくなり、具のレーズンも嬉しいし、安いが朝飯にするには充分な量だし、いざとなったら火や水が無くても食えるので少し重いが重宝する。
腹巻きは、Quiltで寝以外でも無造作に背中が出ないのが嬉しいな。
e0024555_19545412.jpg

贅沢な腹巻きを...Snow Crashさん、ありがとう。
e0024555_19563743.jpg


8:30 サクっと撤収し、床を掃いて小屋を出た。ここから十文字までは小一時間で着くだろう。等高線に沿った北面の雪道をそろそろ歩き、どこが峠だったか分からないままに小屋が見えてベンチに腰掛けたのが9:30、丁度一時間だった。十文字小屋はまだ開いていないらしく人の気配がないが、登って下りた長靴の足跡があったので、小屋の人が昨夜は詰めていたのかもしれない。
e0024555_19595563.jpg

10分ほど休んでいよいよ信州側への下りに掛った。いままでの鬱蒼とした樹林帯から世界が変わり、明るい唐松の八丁坂をどんどん下る。千曲川の源流部であるから、やがて水の音も聞こえてきて顔を洗った。チョロチョロしていた流れが源流と合流する辺りに五里観音が立っており、これが見えれば梓山も近い。

10:56 橋を渡って毛木平の駐車場に入ったが、ここも立派なトイレが建ち自動販売機が置いてあった。いつもの習慣で、山を降りたから炭酸系でも飲もうかと販売機の前まで行ったのだが..実はお腹が千曲川の源流で満たされており、何も人工の物を詰め込むことも無かろうと腹が言うので買わずに済ませた。毛木平から梓山までは、田部重治の頃は見渡す唐松の林であったらしいが、同時期には既に都会の資本に買われてしまったとも書いていた。現在では切り開かれて高原野菜の産地になっているが、遠く八ヶ岳を正面に望み地面のうねりのままに真っ直ぐに伸びた道も気持ち良く、こんな景色も悪くない。
e0024555_2024566.jpg


一本道を歩き、だんだんと畑仕事の人たちを見かけるようになったら川を渡って梓山に入る。
e0024555_2005319.jpg


11:54 清冽な梓川にかかる橋の横に白木屋旅館を見つけた。田部重治や木暮理太郎ら縁の宿である。浴衣が干してあるから泊まり客も居たのだろう。私も今後何度かこの地に来たらお世話になることもあるかもしれない。
あと一時間、白木屋横のバス停の場所を確認し、千曲川の向こう側に細い橋で渡って鳥居の下の芝生の公園で寝転んでバスを待った。暖かで明るい光と心地よい水音に誘われ、不思議に満ち足りた気持ちで少し微睡んでから10分前にバス停に向かった。
e0024555_204496.jpg

時刻表が調べてきたものとチョト違い10分遅くなっている。小海線の電車との接続が怪しいのでバス停に寄ってきた少年に尋ねると、ちゃんと接続は考えられているから心配ないと思うとのこと。なるほど、そうだよなぁと納得して行き過ぎてから先の広場でUターンしてきたバスに乗り込んだ。停留所でお年寄りが乗ってきては皆顔見知りなのだろう、四年ぶりの御柱祭りの話に花が咲いているご様子。互いにどこで降りるのかも知っているのだろう、名残惜しむ訳でもなく畑の真ん中から乗って来て林の真ん中で降りてゆき、未だ頂の白い八ヶ岳に向かってバスは走る。
田舎道、バスに揺られて帰り道...梓山の帰り道ULG詠む
信濃川上駅には定刻に着いたのだが、お婆さんが急いで降りていったのを見て、電車の時刻が変わっていない予感がした。とすれば接続は2分しかない。私も続いて降りるが..SUICAが使えない。お婆さんは切符売り場の人と世間話などしながら切符を買っている。一万円札のお釣りもゆっくりだ。そのうち踏切が鳴り出して電車が入ってきた。とりあえず近場までの切符で乗り込もうとしたが、切符売りのおばさんにどこまでかと尋ねられ、東京と言うとご親切に新宿までの料金を調べ始めて..もう電車がそこに入ってるし、後ろにもう1人居るし、全然急ぐ気配がないのには参った。発車ベルをホームで聞いたが、外に出ていた車掌にもう1人いる旨を伝え電車に飛び乗った。あら、電車にバスと同じ整理券発行機があるじゃないの!おばさん、無理に窓口で買わせなくても列車内で買えるとか教えて行かせてくれればいいのにね。
その後は沿線に咲く桜を眺め、いや桜以外も一斉に咲いていおり見事であった。小淵沢に着いてホームで蕎麦を食ってカップワインを買い込んで、ゆるりと鈍行で帰って参りました。
e0024555_21102944.jpg


週末とは言え、山の中では誰にも会わなかった。
突然笹藪に飛んでいったあの大型獣は、たぶん鹿だよね。
峠道で一泊か。良いじゃないか。



にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村 ...Click Thank you!!



こっちは、たぶん押してもらった1/100くらいしか反映されない模様...
[PR]
by ulgoods | 2010-05-10 20:14 | 山行 | Comments(39)
Commented by yasler at 2010-05-11 01:07
峠、腹巻、避難小屋と田部重治もかくやと思わせるここ最近で一番のヒットな名紀行文を読ませていただきました。
先日は富士山に登りたいと言っていたフランス人に奥秩父を勧めておきました。

ちなみに自分はスティックのチョコパンをよく持参します。
潰して行くと乾パンぽくなりますけど、水分と一緒に摂ると腹が膨れるので具合が良いです。

今週の奥秩父はどこを攻めようか思案中です。


Commented by ulgoods at 2010-05-11 08:04
yaslerさん、書きなぐりのまま、文章が練られていなくてすいません。
フランスの人、いきなりで奥秩父の渋さを分っていただけるか少し心配です。富士とセットで歩くと良いかもしれないですね。
潰しパン、いろいろ種類を作れそうです。順に試してみましょうか。

週末、良い山歩きができますよう。
Commented by 村上 at 2010-05-11 16:14 x
パンぐらい自分で焼けよ。PCTのmailing listでトレールミックスのケーキなんて投稿があったな。少ししか読まなかったが、トレールミックス+ホットケーキミックスで、そこそこ美味しい食い物ができると思うぞ。
Commented by ulgoods at 2010-05-11 17:41
いずれ村上パンが市販されたら買います

PCTの靴の議論、MLは追っていませんが、下り坂なら重い靴は人が履いていなくても落ちていきますし...平地でもあまり差はないかもしれないですが登りでも変わらないというのでは合点しにくいです。軽い荷と軽い靴なら余計な筋肉も使わないのかと。
話がまとまったらサイエンスでおしえて下さい。
Commented by 村上 at 2010-05-11 20:53 x
今日、思いついてもう一度検索をかけた。4つか5つ論文があるだけ。bootsの1ポンドの重さが背中の何ポンドかに相当するという論文は80年代。中身は分からないが、非科学的論文だろう。簡単には信用はできない。なお、登り坂での実験はないので、まあ、直感の世界だ。つまり、正しい保証はない。最近は、酸素消費量などを測定したトレッドミルの実験が主流だ。荷物などの重量の要因を含めた実験があるようだが、論文要約では分からないので、取り寄せ中。追ってまとめる。
Commented by ulgoods at 2010-05-11 23:29
村上さん、調べて頂いてありがとうございます。
今後、有酸素運動の心理的影響の研究で、登り場面に於ける重登山靴の憂鬱仮説を計測できる設備が増強されましたら是非ともモルモットとして私をお使い下さい。文句が多いので計測しやすいかと。
ついでに、荷重とビブラムソールによる斜面掘削能力の関係も気になっているところです。こちらは土木工学科ですか

靴の重さが荷物の重さナンボの話は昔の本にありましたね。米軍の研究結果かと。解り易いモデルで納得しやすいので信じておりました。一石を投じていただきたく
何をどのように計測して判じるか難しいけど、客観的尺度と実験するためのモデル化ができれば良いのですが
Commented by BB at 2010-05-12 00:02 x
SWIFTですね!
うちのコメットさんと背負い心地を比較してみたいですねぇ。
Commented by ulgoods at 2010-05-12 00:54
BBさん、おいでまし。
この背負う三段ボックスみたいなザック、持ってませんでしたっけ?背負心地は悪くないけど、トップの巻がダメですね。巻き骨の幅が狭すぎて、内圧に耐えられません。終売で安くて買ってみました。トップの巻以外は悪くありません。
MHWのマンテコアJKT色が良いです。腐っても勿体無いので着てみました。

山、いきましょ!
Commented by chiyo at 2010-05-12 00:55 x
滑り台でお昼寝。気持ちよさそうです。
腹巻き、良いなぁ。
冬、就寝時はダウンジャケットの後ろがペロンと上がってしまうことが多いのでダウンパンツをたくし上げるのですが寝ているとまたペロンとなるんですよねぇ。腹巻きか!と妙に納得しました。虫が出る前に自分もここら辺の静かな山歩きをしたいです。
Commented by 村上 at 2010-05-12 09:45 x
仕事しないといけないなあ。仕事しないで、びっくり論文を発見してしまった。足に重りをつけて歩かせる実験。実験条件は両足で0、2、3、6キロ。0、2、3キロ条件では有意差なし。6キロの場合のみエネルギー消費が急上昇する。被験者は平均172センチ62キロの青年8名。2004年のApplied Ergonomicsに載っていた。上り坂条件を除外すると、片足1.5キロまではどんな靴でもOKということだ。直感と反するが、これは、直感が誤っているということ。 
Commented by ulgoods at 2010-05-12 10:17
chiyoさん、山腹巻としてはモンベル(montbell)
ジオラインL.W. ウエストウォーマー てのがあるので、背中だし防止に使えるかと。
私も暑くなる前にあの辺はも一回くらい行くと思います。
Commented by ulgoods at 2010-05-12 10:53
村上さん面白いの見つけましたね。っていうか、面白いことやっている人がいるものです。
これは鉄下駄屋さんが重い下駄を売るときに使えそうなお話ですね。3kgではダメだと...私も一時期は足首に重りを付けて生活していましたが、2kgくらいなら気にならなくなりました。
エネルギー消費よりも乳酸値の方が気になる運動強度の強い領域では少し話は違いますよね。

片方1.5kgの靴で山を登りたくない私の直感が誤っているとは、まだ思えないのです...比較的平坦な長距離をゆっくり歩く場合は重さ云々よりも他の条件で靴を選ぶ余地があるという解釈で良いですか?
Commented by 村上 at 2010-05-12 13:18 x
論理的には、1.5Kg以下なら好きな靴でよいという帰結になる。1Kgでも1.5Kgでもお好きな方をどうぞ。でもエネルギー消費は同じですよということなんだろうな。1.5Kgで重いのなら、お前の体力は172センチ、62キロの青年より劣るということだな。
Commented by zzz_bear at 2010-05-12 14:27
踏み台昇降運動や階段の上り下りで比べたらどうなりますかね?
Commented by ulgoods at 2010-05-12 14:37
村上さん、
上り坂条件除外が前提ですよね...

たぶん、私の身長では標準体重がそのくらいかと。無駄に太っていることは認めますw

こんなのもありました。
400gと1200gの靴の違いで心拍数が10-20%高いそうですが、8週間の重い靴着用後で体力や筋力の変化は認められなかったそうです。
http://www.descente.co.jp/ishimoto/24/pdf24/19.pdf

こんな靴もありますね。
http://www.rakuten.co.jp/wide/627207/481618/731194/
確かに着用時の心拍は上がっていますが、酸素摂取量はたいして違いが無いようです。でもエネルギー消費が25%UPと謳っており、よくわからないです。
Commented by ulgoods at 2010-05-12 14:59
こんな論文もありました
http://ci.nii.ac.jp/els/110001943385.pdf?id=ART0002248607&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1273642720&cp=

シューズ重量によるエネルギー消費の変化は少ないが、下肢筋の局所的な疲労は認められるそうです。感覚的には納得できる説明です。ターミネーターモードに入った村上さんには無用な心配ですが...エネルギー消費で語り尽くせない疲労とか故障とかの要素があるようです。
また二酸化炭素排出量が増えるらしいですから、最近では目の敵にされかねません。規制が掛かるとか、エコシューズとか出てきかねませんね。

こんなとこでいかがでしょうか
Commented by ulgoods at 2010-05-12 15:05
zzz_bear やまも終盤になると踏み台昇降状態ですからね。エネルギー消費が変わらないと言われても足に重りを付けて体力測定をやるのは真っ平御免です。
下り局面なら重い重戦車のような靴が欲しいかも。地面に対する衝撃は重量に比例、速度の自乗に比例ですから、重い靴でもゆっくり足を着けば問題なさそうです。
Commented by 村上 at 2010-05-13 20:45 x
靴の重さの論文をいくつか読んで謎が解けてきた。経済的な歩行速度は4-5Km/hr, この速度程度だど、靴の重さの影響力が小さくなる。それで酸素消費量は少しは増えるが、誤差の範囲程度となる。歩く速度が大きくなると、急速に靴の重さの影響力が増える。70年代以前の研究は被験者が5名と少なく(現在でも10名)、サンプル誤差の影響も受ける。昔は重めの靴を使っていたので、影響力が大きめに出たのだと思う。実験では10Km/hrなんてのもあって、この場合は、靴が重ければダメージが大きい。当たり前だわ。逆に4-5Km/hrの経済速度で歩けば、靴の重量の影響力が誤差範囲に収まる。Ultra lightの信奉者は、1ポンドの重さが荷物の5ポンドに相当するという昔の定理を振りかざすのだが、背後に調整変数としての歩行速度があり、これがMaxの場合、そうなる。しかし、だれもそんなに速く歩けない。だから靴の重さの過大評価が混入している。まあ、靴を軽くするなら裸足という手もあるが。今、忙しいが、暇を見つけて、どこかにまとめておく。
Commented by ulgoods at 2010-05-14 11:55
経済速度というのを導入した考察、私もどこかで見ました。えーと、ググると結構多いですね。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/abeeiji/abe106.htm#abe8
とか、
http://www2.tokai.or.jp/ryu/walk/walking1.htm
ですね。
しかし、これも平地の場合です。靴の運動が重力と振り子の原理内であればとありますから、上りの場面では腿による持ち上げが必要になるので前提が崩れてくるような気がします。
最初のURLにある裸足が一番エネルギーを使うの部分ですが、重さというよりソールの硬さも影響するのではないでしょうか。また、硬いソール&ハイカットの場合、荷重をかけただけで脛の傾斜によって踵が浮きますから脹ら脛の筋肉が楽になるとか。
私は軽くてムレなくてソールが硬目、荷が重いときはミドルカットの靴を選んでいます。

また、重い靴を履いてダイエットなりトレーニングをしたい場合は、経済速度より速く歩かないと効果は期待できないワケですね。
Commented by ulgoods at 2010-05-14 14:12
歩行の原理でググていたら
http://ci.nii.ac.jp/els/110001850141.pdf?id=ART0002014772&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1273812618&cp=
という論文もありました。
Commented by 村上 at 2010-05-14 14:13 x
登り、下り、その他、不整地での研究が必要だが、現実にはあまりない。階段のようなところなら軽い靴が有利だろうが、山はそんな所ばかりではない。不整地では靴の硬さ(足首の固定)が有効という論文がある。そうすると、現実は不整地の登りだから、軽い靴が有利か重い靴が有利か、ちょっと予測できなくなる。まあ、大事なことは、物事を単純化しすぎて考えないことだ。俺は荷物が多いのでハイカットが疲労が少ない。ミドルカットは疲れる。1.2キロのシリオから1キロのアゾロに変更すると、砂浜ハイキングでは問題なかったが、熊野古道ではデメリットが勝ってしまった。コースによって靴を使い分けないといけない。結局、軽い靴探しで10万円程度すった。PCTのUltra Lightの信者さんは自分の価値観を押し付ける傾向がある。いろいろなハイキングがあるし、それを許容しないといけない。まあ、あいつらは朝から晩まで、ぶっ倒れるまで歩くんだから、1gでも軽くしたいのだろう。でも、みんながそんなハイキングをしている訳ではない。
Commented by 村上 at 2010-05-14 14:17 x
俺の読んだ論文については、メモを作ったから、今日中に公開する。仕事に戻れ。
Commented by 出がらし紋次郎 at 2010-05-14 15:18 x
木枯し紋次郎ならずとも、峠越えは味わいがあっていいですなぁ。
♪いく~つ~ とう~げを~越えた…
栃本から十文字峠をへて梓山までは、あっしも密かに狙っていた場所であります。

春先に(しょうもない理由でw)左足首をくじいてしまったので、4月の例の旅は、SABINO TRAILで歩きました。
今はかなりマシになりましたが、捻挫防止のため、山はミッドカットの靴で歩くことにします。
来週も例の旅を行ないますが、今度は旧街道を野宿しながら歩きます。
Commented by ulgoods at 2010-05-14 21:01
村上さん、ありがとうございます。
お陰さまで歩行と靴について考えることができました。
様々な歩き方があり、尊重するのはもちろんですが、自分がやっている細かなことにいちいち納得したい思っています。
ULも買い物段階は済んだので、歩く方をやらないとと思っています。JMTは通しで行けるかどうか..食料を送るならそろそろ決めないとだめですよね。
Commented by ulgoods at 2010-05-14 21:03
出がらしさん、
そっち方面には高い山は少ないですが、峠道はいっぱいあるので、たくさん歩いてください。
ローカット、慣れないとグッキってやりますよね。
捻挫、気をつけて、お大事に!
Commented by 村上 at 2010-05-15 07:35 x
おまえ、JMTはPermissionを取るのが先決だよ。Red MeadowからWhitneyは抽選があってむずかしい。取る場合はTuolumneからが有利。とれない場合は、VVRから我が奥様と入れ替わる手はあるが、日時は限定される。俺はVVRからLone Pine は無補給でゆっくりと歩くし。12、3日間だよ。食料は1日1キロ必要(米でもシリアルでも100グラムで約350キロカロリー、1日4-5000キロカロリー必要)。その時は覚悟せい。
Commented by ulgoods at 2010-05-15 16:52
Yosemiteで二日くらい居れば取れるくらいに考えていました..
MammothからYosemiteは歩いているので時間がなければ続きをやってもいいですが、Thruな人にはなれないので、Tuolumneを本拠地に周辺を歩きまわるのもいいかな。
一日1kgも食べたら太って帰ってきます。軽荷で歩きたいです。
Commented by zzz_bear at 2010-05-15 19:44
去年は早朝並んで取る方法で、6時くらいだっけな?ちょっと並んでましたが一発でいけましたヨセミテ。まだ7月中旬でしたけどね。
Commented by 村上 at 2010-05-15 21:45 x
日程が決まれば、Permission ReservationはFaxで取るのが簡単。http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/wpres.htm 。手元に資料はないが、1日のthru-hikeのpermission はヨセミテからが8名くらい、Tuolumneからは10から20だったと思う。permissionは先着順。どこかのブログで読んだが、思い出せない。数が少ないので、ヨセミテからのpermissionはgolden ticket と呼ばれている。
Commented by 村上 at 2010-05-16 06:21 x
Yesemiteの公式ページにQuota(割り当て人数)が記載されていて、Happy Isles to Sunrise/Merced Lake (pass-through)のreservable は6、first-come, first-servedは4。たぶん予約可能なのは6名まで、当日の早い者勝ちが4名という意味だろう。計10名が1日のpermission。 Tuolumneのtrail headのLyell Canyonでは24と16。したがって当日の許可はTuolumneの方が取りやすい。8月中旬以降は空いているが、北アルプスと同様、花が無くなるし、ヨセミテ滝も無くなる。まあ、カットオーバー次第だな。俺は3年前のカットオーバーをまだ更新中だから平気。
Commented by ulgoods at 2010-05-16 13:24
村上さん、
当日、先頭に並べばOKなわけですよね。並ぶのは得意じゃないけど、吉祥寺の羊羹屋で練習しておきます。
8月も中旬過ぎると秋の気配だとか。花がないのは寂しいですね。
3年前のカットオーバーをまだ更新中というのは流石ですね。見習いたいものです。
宜しければ日程表をお送り下さい。餃子を食いにお連れする都合もありますので。
Commented by 村上 at 2010-05-16 14:18 x
9月がよいとMLで言っていたヤツはいたが、やっぱり花が無いときに行ってもなあ。保証はないけど。ヨセミテから入りづらい時はTuolumneからの可能性を相談すればよい。まあ、TuolumneからでもThru-Hikerになれる。俺の日程表はFace bookの特定の場所に特定の人間用に公開しているが、だれも見ない。できるだけ山の中にいたい。町にでると、一日150ドルくらいかかるからな。我が奥様は厳しくて、大阪の王将より劣るとおっしゃった。アメリカから帰ってくると、東京の王将でも天国の味だったが。次回は餃子だけで行こう。他の物は塩辛かった。
Commented by Vagabund at 2010-05-16 23:26 x
あらら。。。 ガス欠を心配してビクビク走ったあの道 風景が走馬灯のように駆け巡った今日この頃でした。  (実は。。。内緒ですけどZOOKのフレーム折れちゃったんですよ 可愛そうに。。。)
あ~~ 私はどこに向かってくんでしょう~~~ww 
Commented by ulgoods at 2010-05-16 23:52
メモ拝見しました!
私の心づもりとは一ヶ月もズレているので、行けるとしてもご一緒できないのが残念です。お帰りの時は確実にJPにおります。前回しくじった道も次回は大丈夫でしょう。
餃子は確かに大坂の方が旨かったような(20年前ですが)気がします。王将の餃子だけで宜しければナンボでも!
大阪で餃子と言えば上六の南海飯店もよく行ってました..なつかしい。

Toulumne,住み着いたら離れないかも(笑
Commented by ulgoods at 2010-05-16 23:54
Vagabund さん、最近ご無沙汰ですいません。もつ焼きは近場でよく行っております!
フレーム、どこで折れたんですか?腐食で?
どこへ向かうのでしょうって、フレームを溶接ですよね!100Vの溶接機なら持ってますので言って下さい。あああ、重いので担いでいけませんw

サコッシュKit買おうと思ったら品切れでした...

Commented by Vagabund at 2010-05-20 21:13 x
フレームは腐食していた所に 過度の使用でしょうね。。
体重か?? 溶接も考えていますが なかなか時間が。。。

もつ焼きや 行きましょうよ! なかなかお声がかからないから
いじいじと友人と飲んでます いろいろお話もありますしね~~ww
ではでは
Commented by ulgoods at 2010-05-21 12:25
かわいいzookは生き返らせて欲しいものです。
そろそろそちら方面に再遠征いたしますので!
Commented by BB at 2010-06-01 23:32 x
さりげなくHX5ですね!
わたしもTX5を買いました。
バッテリーが小さいさせいで電池の持ちが心もとないですが、
小さいのはよいことです。
こんど、撮り比べをしましょう!
Commented by ulgoods at 2010-06-04 17:59
BBさん、
電池は香港方面から上位の互換品を1/3ほどのお値段で3個買ってあります。Sierraの風景を多数パノラマで撮れたら良いなと思って..
行ける目処は未だ厳しいですがw
山行きましょ!
<< TERRA NOVA SOLA... Aquamira Fronti... >>